JP4660128B2 - 電光表示システム - Google Patents

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Description

本発明は、LED(発光ダイオード)等の発光体をプリント基板上にドットマトリクス状に配列し、各発光体を選択的に発光させることで文字、図形、記号、模様等を表示する表示装置と、この表示装置に表示する表示データを作成する表示データ編集装置とを備えた電光表示システムに関するもので、特にドットマトリクスの1ドット中に赤、緑、青各色LEDを備え、各色を複数段階の明るさで点滅制御することにより混色させて多色表示を可能にした方式のシステムに関する。
従来、LEDをプリント基板上に複数配置し、選択的に点滅駆動することで文字・画像等を発光表示する表示装置が知られており、また、表示内容を作成する編集装置を別設し通信網や記憶メディアを介して表示装置と接続するようにした表示システムも知られている。最初の頃は赤1色や緑1色といった単色表示機能を備えるだけであったが、現在ではLEDランプの多色化、性能アップに合わせてその表示機能も向上しており、同じ単色表示であっても色の選択範囲が広がり、また、フルカラー表示機能を備えた装置も特別な存在ではなくなった。
中でも、表示サイズで分類したときに中型以下のクラスに相当する装置において多色化の動きが目立っており、1つの画素中に光の3原色である赤、緑、青色を採用し、各色を数段階の明るさで混色することで16色、256色といった、いわゆるマルチカラー表示を可能にした装置が増えている。ビルの壁面に設置されてビデオ映像を放映するような大型の表示装置では、以前から多階調制御を用いたフルカラー表示が数多く見られたが、郊外の中型店に設置されて主に文字や絵記号を表示するような中型クラスの表示装置では、これまで赤、緑の組み合わせによる3色表示がほとんどを占めていたのである。その背景には、青色LEDのコストが関係しており、表示装置のコスト全体に占める青色LEDのコストの割合が、表示装置のサイズが小さくなるほど大きくなってしまうという事情があった。しかしながら、近年、青色や白色LEDが普及を始めたことにより青色LEDの価格が以前より下がり、中型クラスの表示装置にも青色LEDを採用する動きが徐々に活発化してきたのである。
ところで、赤、緑、青色を用いてマルチカラー表示を行うには、扱うデータ容量や各種メモリの記憶容量を大きく確保しなければならず、赤、緑色を用いた3色表示制御と比較すると、VRAMのデータ展開エリアやデータの処理能力を十分引き上げる必要があった。そこで、カラーパレット方式(インデックスカラー方式)を採用して1つ1つのデータ容量を小さくしたり、下記特許文献1に開示されているように、文字等のドットデータは単色として記憶し、文字色と背景色をキー操作で指定してドットデータをシリアル出力するようにした装置が提案されている。
特開2002−202757号
カラーパレット方式は、使用する色に色番号を与え、色番号で色を指定するものである。色番号と、その色番号が表す色を表現するための3原色の組み合わせをパレット(テーブル)に登録しておき、カラー画像データの各画素を色番号で表して、実際の表示を行う場合にパレットを参照して色を再現する。パレットに登録される3原色の組み合わせとは、赤(R)、緑(G)、青色(B)各発光素子をそれぞれどの程度の強さで発光させるかを指示するRGBデータであり、1色あたり赤3ビット、緑3ビット、青2ビットで表す合計8ビットのデータが登録される。これに対して色番号は、2色カラーパレットであれば1ビット、4色カラーパレットであれば2ビット、8色カラーパレットであれば3ビット、16色カラーパレットであれば4ビットでそれぞれ表現することができる。したがって、カラー画像データの各画素を8ビットのRGB情報で表す必要がなくなり、カラー画像データ全体を表すためのデータ容量を小さくすることができる。確かに、カラーパレット方式を用いるとデータの圧縮率が上がり、編集装置と表示装置との間で行われるデータの受け渡しが軽くなり、表示データを保存しておく際に要するメモリ容量も少なくなるという利点がある。しかしその反面、カラーパレット方式は表示処理を行う段階でデータ処理に時間を要するという短所がある。表示データの中身が色番号で表されていることから、データをそのままVRAMへ書き込むことができず、表示に先立ってまずカラーパレットのテーブルをワーク領域に読み出し、カラーパレットを参照して色番号をRGBデータに戻しながらVRAMへ展開するため、どうしてもある程度の表示処理時間を必要とするのである。
また、特許文献1の方法は、確かに簡単な構成でカラー表示を行うことが可能になるが、それはあくまでも文字単位、あるいは文字の背景といった単位で色を指定するものであり、JIS等の文字コードで指定可能なテキストパターンに限って有効なものであった。
本発明は上記のような問題点を解決することを課題としており、高いデータ圧縮効率を備えながら、表示処理の効率に優れた表示装置を提供することを目的としている。
本発明は、上記課題を解決するために、ドットマトリクス表示画面の1ドットに少なくとも赤、緑、青のLEDを備え、1ドットごとに点滅制御を可能にした表示装置と、該表示装置の表示内容を作成する表示データ編集装置とを備えた電光表示システムにおいて、前記表示装置のドットマトリクス表示画面に表示する表示パターンを表すドットパターンデータとそのドットパターンを構成する各ドットの発光色に関するデータとを原画データとして入力する原画入力部と、前記原画入力部において入力された原画データに含まれる発光色の種類と発光色の種類の数、原画データ中に含む赤色、緑色、青色に所定ビットの情報を割り当てたRGBデータを基に検出する色情報検出部と、前記色情報検出部で検出した各発光色ごとに個別の色番号を付与すると共に、各発光色を得るための赤、緑、青、各色LEDの発光割合を書き込んだカラーパレットを作成するカラーパレット作成部と、前記原画入力部において入力された原画データを基に、原画データ中の発光色に関する入力情報を前記カラーパレットで規定される色番号で表すデータフォーマットに変換し、前記表示装置で読み込み可能な表示データとするパレット表示データ作成部と、前記原画入力部において入力された原画データを基に、原画データ中の発光色に関する入力情報を前記表示装置の1ドットごとに赤、緑、青、各色LEDの発光割合で表すデータフォーマットに変換し、前記表示装置で読み込み可能な表示データとするRGB表示データ作成部と、を前記表示データ編集装置に備え、前記原画入力部から入力された原画データを基に表示データを作成する際に、前記ドットマトリクス表示画面にフォントデータを表示する場合の全角文字サイズに対応するドットパターン単位で原画データ中の発光色の種類と発光色の種類の数を前記色情報検出部で検出し、検出した全角文字サイズに対応する原画データ中の発光色の種類の数に応じて前記パレット表示データ作成部あるいは前記RGB表示データ作成部の何れか一方を選択することを特徴とする電光表示システムを提案する。
請求項1記載の発明によれば、表示データを作成する際に、ドットマトリクス表示画面にフォントデータを表示する場合の全角文字サイズに対応するドットパターン単位で原画データの中から色の種類と色の種類数を検出し、検出した色の種類数に応じて、表示データをカラーパレットのデータフォーマットで作成するか、あるいはRGB発光情報のデータフォーマットで作成するかを選択する。原画データに含まれる色の種類数が少ないほど少ないビット数で色の違いを区別することが可能であり、つまりはカラーパレットの1つ1つの色番号を少ないデータ量で表すことができるから、原画データをカラーパレット方式でデータフォーマットすることによって、フォーマット後の表示データ全体のサイズを小さくすることができる。特に、原画データに対して色の種類と種類数の検出を行う際に、検出対象となる原画データのサイズをドットマトリクス表示面全体ではなくドットマトリクス表示画面の中に表示するフォントデータの全角文字サイズとしているため、検出する対象範囲に含まれる色の種類数が少なくなる可能性が高まり、より小さなサイズでのカラーパレット化が可能になる。ひいては、表示データ全体のデータサイズをより小さくすることができる。
そして、原画データに含まれる色数が多くなるにしたがって色番号の数を多く用意しなければならず、個々の色番号に要するデータサイズも大きくなるため、カラーパレット方式でデータフォーマットしてもフォーマット後の表示データサイズは元の原画データサイズに対して圧縮されなくなってくる。この点に対し本発明では、原画データの色数に応じてRGB発光情報のデータフォーマットで表示データを作成する。原画データをRGB発光情報でデータフォーマットすることにより、出来上がった表示データは表示処理の際にカラーパレットを参照する必要のないものとすることができ、したがって、原画データに含まれる色数が多いときはRGB発光情報でデータフォーマットすることにより、表示装置側での表示処理にかかる負荷を軽減させることができる。
具体的には、赤(R)、緑(G)、青(B)を組み合わせて最大256色で表示可能な表示装置を備え、表示データ編集装置で表示データを作成する際に、原画データで使用している色の数が16色以下のとき、カラーパレット方式でデータフォーマットして表示データを作成する。2色のカラーパレット、4色のカラーパレット、16色のカラーパレットなど原画データで使用している色の数に応じて複数のカラーパレットを用意し、原画データを効率良く圧縮することができる。2色カラーパレットであれば、色番号が2種類あればよく、ドットマトリクス表示画面の1ドットを1ビットで表現できるから、8ドット分のデータを1バイトのデータサイズにすることができる。同様に、4色カラーパレットであれば表示画面の1ドットに対して2ビットを要し、8ドット分のデータを2バイトのデータサイズにすることができる。16色カラーパレットであれば表示画面の1ドットに対して4ビットを要し、8ドット分のデータを4バイトのデータサイズにすることができる。
また、原画データで17色以上の色が使用されている場合は、RGB発光情報でデータフォーマットして表示データを作成する。このデータフォーマットでは、1ドットあたり、赤(R)3ビット、緑(G)3ビット、青(B)2ビットの合計8ビットでRGB発光情報を直接書き込んでおり、8ドット分のデータに8バイトのデータサイズを必要とするが、表示装置側でRGB発光情報を直接読み出すことができ、表示処理を高速に行うことができる。
以下、本発明による好適な実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は本発明実施例に関わる電光表示システムの全体構成を示すブロック図である。1は表示データ編集装置で、パソコンに表示データ編集用のアプリケーションプログラムをインストールして構成しており、後述する表示装置で表示動作を行うために必要な表示データや表示スケジュールデータを作成する。2は表示装置であり、以下その構成について説明する。3は表示画面で、プリント基板上に複数のLEDをドットマトリクス状に配列して構成する。この表示画面には複数の文字を表示したり、マトリクス面を使ってグラフィックを表示することが可能で、図示の例では、16×16ドットのマトリックスで表される全角サイズの文字が横方向に3文字、縦方向に2文字、合計6文字表示可能であり、48×32ドットのマトリックスを構成している。1ドットは、赤色LED2個、緑色LED1個、青色LED1個で構成されており、RGB各色をそれぞれ多段階の明るさで発光制御することによって、多色発光(マルチカラー表示)を可能にしている。具体的には、赤色を3ビット階調(8段階の明るさ)、緑色を3ビット階調(8段階の明るさ)、青色を2ビット階調(4段階の明るさ)で発光制御し、RGB加色混合によって1ドットあたり256色の表示を可能にしている。4はコモンドライバで、表示部3にドットマトリクス配列したLEDの行方向ラインを列方向にスキャンする。5はセグメントドライバで、コモンドライバ4によってスキャン駆動する行方向ラインにLED点滅データを与える。6はメモリで、表示装置全体の動きに関する動作プログラムが記憶された制御プログラム記憶部6aと、文字コードに置きかえられたキャラクタがドットパターンで記憶される表示用フォント記憶部6bと、キャラクタデータからなる文字・文章のコンテンツや、ドット情報の集まりで表現されるイメージデータからなる画像のコンテンツなどを複数記憶する表示データ記憶部6cと、表示データの表示タイミングを指定する表示スケジュールデータや表示装置に関する各種設定データを記憶するデータ記憶部6dとからなっている。表示データ記憶部6cに記憶する表示データには、大きく分けて「文字・文章のコンテンツ」とイメージデータからなる「画像のコンテンツ」との2種類がある。「文字・文章のコンテンツ」とは、JIS等の文字コードで指定可能なフォントを配列して構成するデータで、ユーザーが16×16ドットの点の集まりで任意に作成した「外字フォント」を含めることもできる。「画像のコンテンツ」とは、任意のサイズのドットマトリクス上にユーザーが点で描いた描画イメージや、パソコンで広く使われるいわゆるイメージ画像などで構成されるデータである。
7はCPUで、メモリ6で記憶するプログラムやデータに従い表示処理手順をこなす。8はVRAMで、表示画面3のドットマトリクス構成に対応しており、キャラクタデータ1文字分に相当する16×16ドットのマトリクスを基準にして、複数文字分のドットデータをRGBそれぞれの発光輝度に関するデータとして展開可能な記憶領域を備えている。表示データは、フォントを表す文字コードや、イメージデータに与えられたファイル名(後述するグラフィックコード)などの配列からなるデータであり、表示画面3で表示するためには表示画面のLED配列に対応したドット情報に変換する必要がある。そこで、前記表示用フォント記憶部6bから読み出したドットパターンや、ユーザーが作成した外字フォントのドットパターン、イメージデータのドットパターンをVRAM8の記憶領域に展開するのである。このとき、表示画面3の1ドットに対してVRAMの記憶領域を8ビット分確保し、確保した記憶領域にRGB各色LEDの輝度情報が格納された後、表示制御データとして出力される。9はプログラマブルロジックデバイスで、VRAM8から輝度情報として出力される表示データを受け、セグメントドライバ5にLED点滅データを出力するとともにコモンドライバ4にスキャン駆動信号を出力し、表示画面3をダイナミック表示駆動する。10はリアルタイムクロックICで、CPUから任意のタイミングで要求を受け、年・日付・曜日を出力する。11はメモリーカードで、PCカードインターフェース11aを介して表示装置に着脱され、表示データ編集装置1で作成した表示データや表示スケジュール、各種データをメモリ6に転送するための記憶媒体として用いられる。12は通信インターフェースで、信号ケーブル13を介して表示データ編集装置1に接続し、表示データ編集装置で作成した表示データや表示スケジュール、各種データをメモリ6へ転送可能にしている。また、図示しないが、通信インターフェース12にはモデム・ターミナルアダプタ等の通信機器を接続することも可能で、商用通信回線を介して表示装置2と表示データ編集装置とを接続することもできる。
次に、表示データ編集装置1の構成について、図2を基に説明する。15はパソコンであり、表示データ編集プログラム16と、フォントキャッシュ17と、EIA232インターフェース18と、データ入出力装置19と、データ記憶領域20とを備えている。表示データ編集プログラム16は、表示装置2に表示する表示データや、そのスケジュールデータを作成するためのアプリケーションプログラムである。このプログラムを起動し、図示しないキーボードやマウスを操作することにより、表示データの新規作成、作成済み表示データの編集、新しい表示スケジュールの付与、表示スケジュール内容の変更などを行うことができる。フォントキャッシュ17は、パソコンのOS(オペレーティングシステム)にインストールされているベクタ情報のフォント(スケーラブルフォント)を、ドットイメージに変換して格納する。表示データ編集プログラム16によって表示データを作成する際に、キーボードから文字が入力されると、入力された文字に対応する(ドットで表された)フォントイメージがフォントキャッシュ17から出力される。EIA232インターフェース18にはレベルシフタ21が接続され、信号ケーブル13を介して表示装置2に接続したり、モデム・TA(図示しない)等を介して遠方に設置された表示装置に接続する。22はPCカードドライブであり、USBポート等からパソコン15に接続され、各種データをメモリーカード10にリード/ライト可能にしている。また、データ入出力装置19はCD−ROMドライブ・DVDドライブ等のデータ入出力装置であり、メディアを介して各種データの受け渡しを行うこともできる。
表示データ編集プログラム16は以下の機能を備えている。
<原画入力部16a>
表示データのうちの「外字フォント」「画像のコンテンツ」の元となるドットパターンを入力すると共に、そのドットパターンを構成する1つ1つのドットに対して色の指定を行う。パソコンのモニタに表示されたドットパターン入力画面において、マウスポインタを操作して縦横グリッド線で形成された格子に「点」(ドット)で表示パターンを描き、色を指定する。色の指定は、表示装置2で表示可能な256色の中から自由に選択することができ、それぞれの色は、赤(R)3ビット、緑(G)3ビット、青(B)2ビットの合計8ビットからなるRGBデータ(RGB発光情報)のデータ形式で表される。この原画入力部では、既存のイメージ画像をドットパターンとして読み込むことも可能である。読み込んだイメージ画像が256色を超える色情報を持つ場合は、本システムに合わせた256色に減色して取り込むことができる。ここで入力したドットパターンと色情報はセットで原画データとして扱われる。
<色情報検出部16b>
原画入力部で入力した原画データに対して、1つの原画データの中で使用されている色の種類と数を検出する。
<カラーパレット作成部16c>
色情報検出部で検出した「色の種類」と「色の数」に基づいてカラーパレットを作成する。ここでは、検出した色の数に応じて「2色カラーパレット」「4色カラーパレット」「16色カラーパレット」の3種類を作成することができる。図3は16色カラーパレットを例示したものであり、16種類の色に0〜15の色番号を与え、1つ1つの色番号に「色の種類」とRGBデータを割り当てている。図では、色番号「0」は色種類が「白」であり、白を表現するためのRGBデータとしてR「8」G「8」B「4」が書き込まれている。この場合のR「8」とは、3ビットで表す8段階の明るさのうち、赤色LEDに対して最も明るい状態を適用することを意味している。同様に、G「8」B「4」とは、緑色LEDと青色LEDを最も明るい状態で点灯させることを意味している(ちなみに、Bの最も明るい状態が「4」であるのは、既に説明したようにRGBデータのうち青Bには2ビットを割り当てている為である)。図の16色カラーパレットでは、16種類の色番号を区別する必要があり、1種類の色番号を4ビットの情報で表現している。なお、色情報検出部で検出した色が5〜16種類の場合は全て16色カラーパレットを作成する。同じ様に、色情報検出部で検出した色が3〜4種類の場合は、全て4色カラーパレットを作成し、検出した色が1〜2種類の場合は、全て2色カラーパレットを作成する。
<パレット表示データ作成部16d>
原画データで使用されている色が16色以下のとき、原画データの色に関する情報をカラーパレット作成部で作成したカラーパレットの色番号で表すデータフォーマットに変換する。原画データでの色情報は、1ドットごとに8ビットからなるRGBデータ(RGB発光情報)で記録されているが、それを1ドットごとに4ビット以下の色番号に置き換えるのである。図4の(a)は原画データの色情報を4色カラーパレットの色番号で表した状態を表している。縦4ドット×横4ドットのマトリクスに白・水色・オレンジ・黒の4色が使用されており、それらの色を表す2ビットの色番号0〜3をマトリクスの各ドットに配置する。次に、これを基にしてパレット表示データを作成する。図4(b)に示すように、1つの表示データは、識別コードと、テキストデータ(フォントを配列した文字・文章等のデータ)と、グラフィックデータ(画像等)と、表示モードとで構成されている。例えば、表示画面3の表示面上段に「営業中」を、下段に「いらっしゃいませ」を表示させたい場合には、「営業中」と「いらっしゃいませ」のセットで1つの表示データを構成して識別コードが付与される。この場合、「営業中」と「いらっしゃいませ」は、ともにテキストデータであり、それぞれ「営」「業」「中」と「い」「ら」「っ」「し」「ゃ」「い」「ま」「せ」を表す文字コードが順番に並んで構成される。もし、JIS第一水準、第二水準に含まれない外字を含む場合には、外字に付与した文字コードと外字を表す1文字単位の画像とをセットにして表示データ中に含める。また、ユーザーが任意に描いた描画イメージやイメージ画像により静止画やアニメーションを表示する場合には、画像にグラフィックコードを与え、グラフィックコードとその内容をセットにして表示データ中に含める。このとき、グラフィックコードが付与されて管理される内容は図4(a)に示すように画像情報と、さらにカラーパレット情報も含まれる。この表示データに基づいて表示装置2で表示処理を行う際に、カラーパレットをワーク領域に読み出し、そのカラーパレットを参照しながら画像情報の色番号をRGBデータに戻してVRAMに展開するのである。また、表示データには、表示データの中身をどのような動きで表示するのかを指定する表示モード情報が付与される。この表示モードにより左右上下へのスクロール、表示画面単位あるいは文字単位での点滅、色替え、回転表示などの表示動作を設定することができる。
ところで、表示データを作成する際に外字フォントを利用することによって、テキストデータのデータ構造でありながら「画像のコンテンツ」のように表示することもできる。外字フォント1文字を16×16ドットのマトリクスと考えることにより、外字フォントを複数文字配列して全体として1つの画像を現出させるようにすればよい。例えば、図1の表示画面3では、48×32ドットのマトリクスを外字フォントが横に3文字・縦に2文字配列した面として表示することができる。そうすることにより、48×32ドットの画像でありながら、色情報検出部16bの検出対象となる原画を16×16ドットにすることができる。検出対象の原画が小さなサイズ(16×16ドット)となることで、大きなサイズ(48×32ドット)の画像と比べて検出する色の数が16色以下となる確率が高くなり、色情報をカラーパレット化しやすくなるというメリットが生まれる。すなわち、表示データ全体のサイズを小さくし易くなるという効果を得ることができる。
<RGB表示データ作成部16e>
原画データで使用されている色が17色〜256色のとき、原画データの色に関する情報をRGBデータで表すフォーマットにする。すなわち、カラーパレットは作成せず、図5(a)に示すように原画データの色情報である8ビットのRGBデータをそのまま適用する。このデータフォーマットに基づいて作成するRGB表示データは、図5(b)に示すようにグラフィックコードで管理する内容にカラーパレットは含まれず、RGBデータによる画像情報のみが含まれる。このフォーマットの表示データでは、表示装置2で表示処理を行う際にカラーパレットをワーク領域に読み出して参照する手順が不要であり、画像情報の中身を直接VRAMに展開することができる。
本実施例は以上のように構成されるものであるが、上記実施例に限定されることなく特許請求の範囲内で種々の実施が可能である。例えば、実施例では表示装置で表示可能な表示色を256色で説明しているが、1024色、4096色、1600万色など種々の表示色数を持つ表示装置にも実施することができる。
本発明実施例に関わる電光表示システムの全体構成を示すブロック図である。 電光表示システムを構成する表示データ編集装置を詳しく示す説明図である。 16色カラーパレットの一例を示す説明図である。 パレット表示データ作成部のデータフォーマットについて示した説明図である。 RGB表示データ作成部のデータフォーマットについて示した説明図である。
符号の説明
1 表示データ編集装置
2 表示装置
3 表示画面
6 メモリ
7 CPU
8 VRAM
9 PLD
15 パソコン
16 表示データ編集プログラム
16a 原画入力部
16b 色情報検出部
16c カラーパレット作成部
16d パレット表示データ作成部
16e RGBデータ作成部

Claims (1)

  1. ドットマトリクス表示画面の1ドットに少なくとも赤、緑、青のLEDを備え、1ドットごとに点滅制御を可能にした表示装置と、該表示装置の表示内容を作成する表示データ編集装置とを備えた電光表示システムにおいて、
    前記表示装置のドットマトリクス表示画面に表示する表示パターンを表すドットパターンデータとそのドットパターンを構成する各ドットの発光色に関するデータとを原画データとして入力する原画入力部と、
    前記原画入力部において入力された原画データに含まれる発光色の種類と発光色の種類の数、原画データ中に含む赤色、緑色、青色に所定ビットの情報を割り当てたRGBデータを基に検出する色情報検出部と、
    前記色情報検出部で検出した各発光色ごとに個別の色番号を付与すると共に、各発光色を得るための赤、緑、青、各色LEDの発光割合を書き込んだカラーパレットを作成するカラーパレット作成部と、
    前記原画入力部において入力された原画データを基に、原画データ中の発光色に関する入力情報を前記カラーパレットで規定される色番号で表すデータフォーマットに変換し、前記表示装置で読み込み可能な表示データとするパレット表示データ作成部と、
    前記原画入力部において入力された原画データを基に、原画データ中の発光色に関する入力情報を前記表示装置の1ドットごとに赤、緑、青、各色LEDの発光割合で表すデータフォーマットに変換し、前記表示装置で読み込み可能な表示データとするRGB表示データ作成部と、を前記表示データ編集装置に備え、
    前記原画入力部から入力された原画データを基に表示データを作成する際に、前記ドットマトリクス表示画面にフォントデータを表示する場合の全角文字サイズに対応するドットパターン単位で原画データ中の発光色の種類と発光色の種類の数を前記色情報検出部で検出し、検出した全角文字サイズに対応する原画データ中の発光色の種類の数に応じて前記パレット表示データ作成部あるいは前記RGB表示データ作成部の何れか一方を選択することを特徴とする電光表示システム。
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