JP4658786B2 - 電源装置 - Google Patents

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    • H02M1/0003Details of control, feedback or regulation circuits
    • H02M1/0025Arrangements for modifying reference values, feedback values or error values in the control loop of a converter

Description

本発明は、マージンチェック電圧設定回路を内蔵した電源装置に関し、特に、降圧型DC−DCコンバータとして機能する電源装置に関する。
ハードディスク装置等の管理を司る情報処理装置の製造工程では、品質保証試験として電圧マージンチェックが実施される。電圧マージンチェックでは、電源装置の出力からのフィードバック電圧又は基準電圧を、上下に所定の範囲にて変化させたマージンチェック電圧を用いて、半導体デバイスの論理回路やメモリ等が正常に動作することを確認する。
特開平11−352195号公報には、電源装置と論理基板又はデバイスの間に電圧マージン試験用電源装置を挿入することによって、電圧マージン試験用インターフェースを備えていない情報処理装置において、電圧マージンチェックを行うことが記載されている。
特開平5−32197号公報には、電源電圧のマージン評価が可能な集積回路に内蔵された電源電圧レギュレータ回路が記載されている。また、特開平7−280889号公報には、テストスイッチをオンにするとテストプログラムが作動し、電源電圧の出力電圧を上限値又は下限値もしくは規定電圧に変化させることができる電圧マージン試験方法が記載されている。
特開平11−352195号公報 特開平5−232197号公報 特開平7−280889号公報
従来の電源装置では、電圧マージンチェックを行うために電圧マージン試験用電源装置を挿入する必要があり、小型化、IC化が困難である。また、電圧マージンチェックを所望の値に設定することが困難である。
情報処理装置の品質保証試験としての電圧マージンチェック試験において問題となるのは、マージンチェック電圧とパワーグッド及び過電圧検出の関係である。従来の技術では、パワーグッド信号を発生するパワーグッド回路及び過電圧検出信号を発生する過電圧検出回路は、マージンチェック電圧設定回路とは別個に設けられていた。したがって、マージンチェック電圧を変化させたとき、マージンチェック電圧がパワーグッド電圧の範囲を超える状態が生じる。マージンチェック電圧がパワーグッド電圧の範囲を超えると情報処理装置がエラーとなり電圧マージンチェック試験を実施することができなくなる。
本発明の目的は、小型化及びIC化が容易なマージンチェック電圧設定回路を備えた電源装置を提供することにある。
本発明の電源装置は、入力端子からDC入力電圧を入力し出力端子より降圧されたDC出力電圧を出力する降圧型DC−DCコンバータとして機能する。
本発明の電源装置は、基準電圧を入力して所望のマージンチェック電圧を生成するマージンチェック電圧設定回路と、該マージンチェック電圧と上記出力電圧を入力し両者の差を誤差信号として出力する誤差増幅器と、上記誤差増幅器の出力をパルス幅変調するパルス幅変調発振器と、該パルス幅変調発振器からのパルス信号より駆動信号を生成する駆動回路と、該駆動回路からの駆動信号に基づいて上記DC入力電圧を降圧して上記DC出力電圧を生成する1対の電力半導体スイッチング素子と、を有する。
本発明によると、マージンチェック電圧設定回路は、基準電圧を入力して上限マージンチェック電圧を発生する上限マージンチェック電圧発生回路と、直列に接続された複数の抵抗を含む抵抗網と、該抵抗網に接続された複数のスイッチを含むスイッチ群とを有し、上記複数のスイッチのうちの1つを閉じることによって基準電圧に対して所定の割合にて増減した所望のマージンチェック電圧が得られる。
本発明によると、マージンチェック電圧設定回路の出力端に、過電圧検出用比較電圧を設定する過電圧検出回路と、パワーグッド判定用比較電圧を設定するパワーグッド回路が設けられている。
本発明によると、マージンチェック電圧設定回路を備えた電源装置が小型化及びIC化することができる。更に、マージンチェック電圧と過電圧検出用比較電圧及びパワーグッド比較電圧との間に不具合が生ずることが防止される。
図1に本発明による電源装置の例を示す。本例の電源装置は、マージンチェック電圧設定回路12、誤差増幅器13、パルス幅変調発振器14、ドライバ15、1対のパワーMOSFET16、17、インダクタ18及びキャパシタ19を有する。インダクタ18及びキャパシタ19によってLC平滑フィルタが形成される。
上側パワーMOSFET16のドレインには電源装置の入力端子1が接続され、下側パワーMOSFET17のソースは接地されている。上側パワーMOSFET16のドレインと下側パワーMOSFET17のソースの接続点には、LC平滑フィルタを介して電源装置の出力端子2が接続されている。出力端子2に出力される出力電圧Voutは、フィードバック電圧Vfb(=Vout)として、フィードバック電圧接続端子3にフィードバックされる。
まず本実施例の電源装置が、通常の降圧型コンバータとして機能する場合を簡単に説明する。マージンチェック電圧設定回路12に、基準電圧源11から基準電圧Vrefを入力し、ディジタル設定端子6〜9にディジタルコードを設定することによって、マージンチェック電圧設定回路12の出力端子5より基準電圧Vrefを出力する。
誤差増幅器13は、正の入力端子より基準電圧Vrefを入力し、負の入力端子より、フィードバック電圧Vfbを入力する。誤差増幅器13は、基準電圧Vrefとフィードバック電圧Vfb(=Vout)の差、即ち、誤差電圧を発生し、それを増幅してパルス幅変調発振器14に出力する。パルス幅変調発振器14は、誤差電圧をパルス幅変調し、それをドライバ15に出力する。ドライバ15は、変調されたパルスをオン/オフ信号に変換し、それをパワーMOSFET16、17のゲートに出力する。上側パワーMOSFET16と下側パワーMOSFET17は、ドライバ15からのオン/オフ信号により交互に駆動する。入力端子1に印加された入力電圧Vinは、上側パワーMOSFET16と下側パワーMOSFET17によって入力電圧Vinと接地電位の間でパルス状の電圧に変換され、LC平滑フィルタによって平滑化され、出力端子2に出力電圧Voutを発生する。
出力電圧Voutは、フィードバック電圧Vfb(=Vout)として、フィードバック電圧接続端子3を経由し、誤差増幅器13に負帰還される。それによって、誤差増幅器13からの誤差電圧はゼロになり、出力端子2に生じる出力電圧Voutは所望の基準電圧Vrefに等しくなる。
出力端子2に得られる出力電圧Voutは入力端子1に印加される入力電圧Vinとデューティαに比例する。従って、次の関係式が成立する。
Vout=Vfb=Vref=α・Vin (式1)
この式からデューティαを求めると次のようになる。
α=Vout/Vin (式2)
従って、デューティαは、電圧変換率を表わす。デューティαは、パワーMOSFET16のオン/オフ時間によって決まる。
α=Ton/(Ton+Toff) (式3)
Tonはオン時間、Toffはオフ時間である。従って、デューティαは0と1の間の値をとる。
次に、マージンチェック電圧設定回路12が所望のマージンチェック電圧Vmを出力する場合を説明する。マージンチェック電圧設定回路12は、基準電圧源11から基準電圧Vrefを入力し、ディジタル設定端子6〜9にて設定されたディジタルコードに基づいて、所望のマージンチェック電圧Vmを設定し、それをマージンチェック電圧設定回路12の出力端子5より出力する。
誤差増幅器13は、正の入力端子よりマージンチェック電圧Vmを入力し、負の入力端子より、フィードバック電圧Vfbを入力する。誤差増幅器13は、マージンチェック電圧Vmとフィードバック電圧Vfb(=Vout)の差、即ち、誤差電圧を発生し、それを増幅してパルス幅変調発振器14に出力する。パルス幅変調発振器14は、誤差電圧をパルス幅変調し、それをドライバ15に出力する。ドライバ15は、変調されたパルスをオン/オフ信号に変換し、それをパワーMOSFET16、17のゲートに出力する。上側パワーMOSFET16と下側パワーMOSFET17は、ドライバ15からのオン/オフ信号により交互に駆動する。入力端子1に印加された入力電圧Vinは、上側パワーMOSFET16と下側パワーMOSFET17によって入力電圧Vinと接地電位の間でパルス状の電圧に変換され、LC平滑フィルタによって平滑化され、出力端子2に出力電圧Voutを発生する。
出力電圧Voutは、フィードバック電圧Vfb(=Vout)として、フィードバック電圧接続端子3を経由し、誤差増幅器13に負帰還される。それによって、誤差増幅器13からの誤差電圧はゼロになり、出力端子2に生じる出力電圧Voutは所望のマージンチェック電圧Vmに等しくなる。従って、式1はVrefをVmに代えることによっても成立することがわかる。
ここでは、半導体スイッチング素子としてパワーMOSFETを例に説明したが、代わりにIGBTやGaNデバイス、SiC(Silicon Carbide)デバイスなどの他のパワースイッチング素子を用いてもよい。
図1の例では、マージンチェック電圧設定回路12のディジタル設定端子6〜9にて設定するディジタルコードは4ビットであるが、必要に応じてビット数を増減することができる。
図1にて破線で示すように、マージンチェック電圧設定回路12、誤差増幅器13、及び、パルス幅変調発振器14を電源IC10として1チップに搭載してよい。しかしながら、この電源IC10にドライバ15を含めてもよく、更に、パワーMOSFET16、17を含めてもよい。
図2に本発明のマージンチェック電圧設定回路12の第1の例を示す。本例のマージンチェック電圧設定回路12は、基準電圧Vrefを入力する入力端子4と、上限マージンチェック電圧Vaを発生する上限マージンチェック電圧発生回路20と、上限マージンチェック電圧発生回路20の出力端子24に接続された抵抗101〜111からなる抵抗網と、スイッチ201〜211から成るスイッチ群と、マージンチェック電圧Vmを出力する出力端子5と、デコーダ25を有する。
上限マージンチェック電圧発生回路20は、演算増幅器21と抵抗22、23からなる非反転増幅回路によって構成されている。演算増幅器21は基準電圧Vrefを入力し、次の式によって表わされる上限マージンチェック電圧Vaを発生する。
Va=(1+R1/R2)・Vref (式4)
但し、R1、R2はそれぞれ抵抗22、23の抵抗値である。本例では、マージンチェック電圧Vmは、基準電圧Vrefの±4%〜±8%の範囲にて変化する。従って、上限マージンチェック電圧Vaは、基準電圧Vrefより8%高い1.08・Vrefに設定する。そのために、R1/R2=0.08となるように、抵抗22、23の抵抗値を設定する。
Va=(1+R1/R2)・Vref=(1+0.08)・Vref=1.08・Vref (式5)
本例によると抵抗網を構成する11個の抵抗101〜111は、それぞれ、1個又は複数個の単位抵抗から構成されている。単位抵抗の抵抗値をRとする。第1〜第4の抵抗101〜104及び第7〜第10の抵抗107〜110の抵抗値は、それぞれRであり、それぞれ1本の単位抵抗からなる。第5及び第6の抵抗105、106の抵抗値は、それぞれ4Rであり、それぞれ4本の単位抵抗を直列に接続したものである。第11の抵抗111の抵抗値は92Rであり、92本の単位抵抗を直列に接続したものである。こうして本例では、抵抗網を構成する抵抗は複数の単位抵抗からなり、レシオメトリックにn等分されている。この抵抗網の抵抗の作り方は、単位抵抗の比精度を用いるため、IC化における高精度設計に適した手法である。
単位抵抗の抵抗値Rを、基準電圧Vrefの1%に相当するように設定する。即ち、抵抗値Rによる電圧降下量が基準電圧Vrefの1%に相当するように設定する。それによって、マージンチェック電圧Vmとして、基準電圧Vrefを±4%〜±8%の範囲にて、1%単位で増減した値として得られる。
デコーダ25によってスイッチ群の中から1つのスイッチが選択され、選択されたスイッチが閉じる。例えば、第1のスイッチ201が閉じると、入力端子4に入力された基準電圧Vrefが出力端子5に出力される。即ち、マージンチェック電圧設定回路12をバイパスして基準電圧Vrefを取り出すことができる。本例では、電圧マージンチェックを行わない場合、即ち、電源装置を通常の降圧型DC−DCコンバータとして用いる場合、第1のスイッチ201が閉じればよい。
第2のスイッチ202が閉じると、上限マージンチェック電圧発生回路20から出力された上限マージンチェック電圧Va=1.08・Vrefが出力端子5に出力される。即ち、マージンチェック電圧Vmとして基準電圧Vrefより8%高い1.08・Vrefが得られる。
第3のスイッチ203が閉じると、上限マージンチェック電圧発生回路20からの上限マージンチェック電圧1.08・Vrefは第1の抵抗101を経由することにより1%低下する。従って、出力端子5から出力されるマージンチェック電圧は、上限マージンチェック電圧1.08・Vrefより1%低い、即ち、基準電圧Vrefより7%高いVm=1.07・Vrefとなる。
第6のスイッチ206が閉じると、上限マージンチェック電圧発生回路20からの上限マージンチェック電圧Va=1.08・Vrefは第1、第2、第3及び第4の抵抗101〜104を経由することにより4%低下する。従って、出力端子5から出力されるマージンチェック電圧は、基準電圧Vrefより4%高いVm=1.04・Vrefとなる。同様に、第7のスイッチ207が閉じると、上限マージンチェック電圧発生回路20からの上限マージンチェック電圧1.08・Vrefは第1〜第6の抵抗101〜106を経由することにより12%低下する。従って、出力端子5から出力されるマージンチェック電圧は、基準電圧Vrefより4%低いVm=0.96・Vrefとなる。第11のスイッチ211が閉じると、上限マージンチェック電圧発生回路20からの上限マージンチェック電圧1.08・Vrefは第1〜第10の抵抗101〜110を経由することにより16%低下する。従って、出力端子5から出力されるマージンチェック電圧は、基準電圧Vrefより8%低いVm=0.92・Vrefとなる。
ここでは、単位抵抗の抵抗値Rを、基準電圧Vrefの1%に相当する値に設定したので、108個の単位抵抗が必要である。しかしながら、単位抵抗の抵抗値Rを、基準電圧Vrefの2%に相当する値に設定した場合には、66個の単位抵抗でよい。この場合、単位抵抗の総数及び総面積は、38%低減される。単位抵抗の抵抗値Rを、基準電圧Vrefの4%に相当する値に設定した場合には、57個の単位抵抗でよい。この場合、単位抵抗の総数及び総面積は、47%低減される。
本例では、抵抗網を単位抵抗によって構成するから、マージンチェック電圧設定回路12のIC化が容易である。また、所望のマージンチェック電圧を段階的に、高精度にて設定することができる。
ここでは、マージンチェック電圧Vmを基準電圧の±4%〜±8%に設定したが、マージンチェック電圧の範囲は、これに限定されるものではなく、他の値であってもよい。
図3に本発明のマージンチェック電圧設定回路12の第2の例を示す。本例のマージンチェック電圧設定回路12を図2のマージンチェック電圧設定回路と比較すると、本例では、上限マージンチェック電圧発生回路20の抵抗22、23が除去され、その代わりに、演算増幅器21の負の入力端子が抵抗網の第5の抵抗105と第6の抵抗106の中点に接続されている点である。
第1〜第5の抵抗101〜105の抵抗値の総和と第6〜第11の抵抗106〜111の抵抗値の総和の比をγ(=R1/R2)と置くと、γは次のようになる。
γ=(R+R+…+4R)/(4R+R+…+92R)=8R/100R
=0.08 (式6)
従って、比γは上限マージンチェック電圧発生回路20の抵抗値の比R1/R2に等しい。そこで、図2の回路において、抵抗22、23を除去し、抵抗22の代わりに、第1〜第5の抵抗101〜105を用い、抵抗23の代わりに、第6〜第11の抵抗106〜111を用いる。こうして、2つの抵抗22、23を省略することができる。
図4に本発明のマージンチェック電圧設定回路12の第3の例を示す。本例のマージンチェック電圧設定回路12は図3のマージンチェック電圧設定回路12の出力側に一次遅れ回路30を接続したものである。本例では、一次遅れ回路30としてキャパシタ31と抵抗32から成るCRフィルタを用いている。
マージンチェック電圧設定回路12のスイッチの1つが閉じると、出力端子5に得られるマージンチェック電圧Vmはステップ状に変化する。それによって、電源装置の出力電圧Voutがオーバーシュート、又はアンダーシュートする可能性がある。オーバーシュート、又はアンダーシュートは、マージンチェック電圧設定回路12の出力電圧Vmの過渡変化が電源装置の負帰還制御ループ内の応答より速い場合に発生し易い。そこで本例では、電源装置の出力のオーバーシュート又はアンダーシュートを回避するために、マージンチェック電圧設定回路12の出力側に一次遅れ回路30を設け、出力電圧がステップ状に変化した時のオーバーシュート又はアンダーシュートの発生を防止して、電源装置の負帰還制御ループの動作安定性を改善している。これにより、マージンチェック電圧の切換時の電圧安定度を高める効果がある。
図5に本発明のマージンチェック電圧設定回路12の第4の例を示す。本例では、マージンチェック電圧設定回路12の出力側に一次遅れ回路30を設けるが、抵抗はスイッチ群のスイッチによって代用した。マージンチェック電圧設定回路12のスイッチ201〜211としてはMOSトランジスタが用いられる。このMOSトランジスタのオン抵抗を一次遅れ回路の抵抗として用いる。こうして本例では、図4の例のように、抵抗32を使用することなく、一次遅れ回路が実現できる。
一次遅れ時定数として数十μs以上が必要な場合は、キャパシタ31の容量と抵抗32の抵抗値を大きくする必要がある。MOSトランジスタのオン抵抗を大きくする場合には、MOSトランジスタのゲート幅とゲート長の比を変えればよい。キャパシタの値を大きくする場合には、反転増幅器を用いたミラー作用によって見掛上の容量値を大きくしてもよい。
以下では、一次遅れ回路を介した出力をマージンチェック電圧設定回路12の出力として扱うものとする。
図6に本発明のマージンチェック電圧設定回路12の第5の例を示す。本例では、マージンチェック電圧設定回路12にパワーグッド回路40及び過電圧検出回路50が接続されている。パワーグッド回路40は、電源装置の出力が規定通り所望の電圧範囲内にあるかどうかを負荷側に知らせるために用いる。そのために、パワーグッド判定用比較電圧をマージンチェック電圧設定回路12の出力端から得る。パワーグッド判定用比較電圧は通常、基準電圧Vrefを中心として上下に広がる電圧範囲である。過電流検出回路50は、電源装置の出力電圧が上昇して過電圧となったときに電子機器及び部品が破損することを回避するために用いる。そのために、過電圧検出用比較電圧もマージンチェック電圧設定回路12の出力端から得る。過電圧検出用比較電圧は基準電圧Vrefより数10%高い値である。
本例によると、パワーグッド回路40及び過電圧検出回路50は、マージンチェック電圧Vmを入力して、比較電圧を設定する。従って、パワーグッド回路40及び過電圧検出回路50で用いる比較電圧は、マージンチェック電圧Vmに基づいて設定される。言い換えれば、パワーグッド回路40及び過電圧検出回路50からの比較電圧は、マージンチェック電圧Vmにリンクしている。
本例では、パワーグッド回路40が出力するパワーグッド判定用比較電圧±Vgdは、マージンチェック電圧Vmの±14%である。
パワーグッド回路40は演算増幅器41と抵抗42、43、44からなる非反転増幅回路によって構成されている。抵抗42の抵抗値を14R、抵抗43の抵抗値を14R、抵抗44の抵抗値を86Rとする。
演算増幅器41はマージンチェック電圧設定回路12からのマージンチェック電圧Vmを入力し、次の式によって表わされるパワーグッド判定用比較電圧+Vgdと−Vgdを設定する。
+Vgd={1+14R/(14R+86R)}・Vm=(1+14R/100R)・Vm=1.14Vm (式7)
−Vgd={86R/(14R+86R)}・Vm=(86R/100R)Vm=0.86Vm (式8)
本例では、過電圧検出回路50が出力する過電圧検出用比較電圧Vovは、マージンチェック電圧Vmの+30%である。過電圧検出回路50は演算増幅器51と抵抗52、53からなる非反転増幅回路によって構成されている。抵抗52の抵抗値を30R、抵抗53の抵抗値を100Rとする。
演算増幅器51はマージンチェック電圧設定回路12からのマージンチェック電圧Vmを入力し、次の式によって表わされる過電圧検出用比較電圧Vovを設定する。
Vov=(1+30R/100R)・Vm=1.30Vm (式9)
本例によるとパワーグッド回路40及び過電圧検出回路50を構成する5個の抵抗42〜44、52、53は、それぞれ、複数個の単位抵抗から構成されている。単位抵抗の抵抗値をRとする。パワーグッド回路40の抵抗42、43の抵抗値は、それぞれ14Rであり、それぞれ14個の単位抵抗を直列に接続したものである。抵抗44の抵抗値は86Rであり、86個の単位抵抗を直列に接続したものである。過電圧検出回路50の抵抗52の抵抗値は30Rであり、30個の抵抗を直列に接続したものである。抵抗53の抵抗値は100Rであり、100個の単位抵抗を直列に接続したものである。
図7を参照して、パワーグッド回路の動作を説明する。図7は、マージンチェック電圧Vmの範囲701とパワーグッド判定用比較電圧Vgdの範囲702、703の関係を示す。本発明によると、マージンチェック電圧Vmを様々な電圧値Vm1〜Vm6に設定しても、パワーグッド判定用比較電圧Vgdはマージンチェック電圧Vmにリンクして設定される。例えば、マージンチェック電圧がVm1のとき、パワーグッド判定用比較電圧Vgdの範囲702は、電圧Vm1に基づいて設定される。従って、マージンチェック電圧Vm1は必ずパワーグッド判定用比較電圧Vgdの範囲702内にある。こうして本発明によると、マージンチェック中でも正常なパワーグッド信号が出力される。
パワーグッド判定用比較電圧Vgdがマージンチェック電圧Vmにリンクしていない場合、パワーグッド判定用比較電圧Vgdは、マージンチェック電圧Vmとは独立に設定される。例えば、マージンチェック電圧がVm1のとき、パワーグッド判定用比較電圧Vgdの範囲703が基準電圧Vrefに基づいて設定されたと仮定する。この場合、マージンチェック電圧Vm1がパワーグッド判定用比較電圧Vgdの範囲703を超える。即ち、設定電圧の逆転704が起きる。このような場合には、マージンチェック中に正常なパワーグッド信号が出力されない。
図7では、マージンチェック電圧Vm1〜Vm6とパワーグッド判定用比較電圧の関係を説明したが、マージンチェック電圧Vm1〜Vm6と過電圧検出用比較電圧の関係も同様である。
図8に本発明のマージンチェック電圧設定回路12の第6の例を示す。本例では、過電圧検出用比較電圧Vovは、基準電圧Vrefより30%高い1.30・Vrefに設定する。本例では、過電圧検出用比較電圧Vovはマージンチェック電圧Vmにリンクしていない。即ち、過電圧検出用比較電圧Vovはマージンチェック電圧Vmに基づいて設定するのではなく基準電圧Vrefに基づいて設定する。その理由は、過電圧の検出は、電源装置に接続した負荷に、負荷の許容電圧以上の電圧、例えば絶対最大定格電圧を超える電圧が印加されないことが重要なことであり、そのため基準電圧Vrefに基づいて設定することが好ましい。
本例では、演算増幅器21の出力端と第1の抵抗101の間に、抵抗値が22Rの第12の抵抗112を設ける。第12の抵抗112と第1〜第5の抵抗101〜105の抵抗値の総和と第6〜第11の抵抗106〜111の抵抗値の総和の比をγと置くと、γは次のようになる。
γ=(22R+R+…+4R)/(4R+R+…+92R)=30R/100R
=0.30 (式10)
上限マージンチェック電圧発生回路20の出力端から得られる上限マージンチェック電圧は次の式によって求められる。
Va=(1+30R/100R)・Vref=1.30・Vref (式11)
この上限マージンチェック電圧1.30・Vrefを過電圧検出用比較電圧Vovとする。本例では、図6に示したような過電圧検出回路50は不要である。パワーグッド回路40の回路構成及び比較電圧は図6の例と同様である。
図9に本発明のマージンチェック電圧設定回路12の第7の例を示す。図8の例では、過電圧検出用比較電圧として、基準電圧Vrefより30%高い1.30・Vrefを用いた。しかしながら、1.30・Vrefでは、ICの動作許容範囲を超えるような場合には、より低い比較電圧を使用する必要がある。そこで本例の過電圧検出用比較電圧は、基準電圧Vrefの半分より30%高い0.65・Vrefに設定する。この場合、図1のフィードバック電圧接続端子3に印加するフィードバック電圧Vfbは、出力電圧Voutを1/2に分圧した電圧を用いる。
本例では、第10の抵抗110と第11の抵抗111の間に第13の抵抗113を設ける。第11の抵抗111の抵抗値は65R、第13の抵抗113の抵抗値は27Rである。第13の抵抗113と第11の抵抗111の中点の電圧を、過電圧検出用の比較電圧Vovとして取り出す。過電圧検出用の比較電圧は、上限マージンチェック電圧1.08・Vrefより43%、又は基準電圧Vrefより35%低く、0.65・Vrefである。したがって、過電圧検出用比較電圧として、基準電圧Vrefの半分より30%高い0.65・Vrefが得られる。
過電圧検出用比較電圧の発生法は、以上で述べた実施例に限定されるものではなく、他の実施例も適用可能である。
以上では、過電圧検出用比較電圧Vovを基準電圧Vrefに基づいて求める場合に、マージンチェック電圧設定回路12の抵抗網から取り出した。パワーグッド判定用比較電圧を、基準電圧Vrefに基づいて求める場合には、同様に、マージンチェック電圧設定回路12の抵抗網から取り出すことができる。
図10に一次系帰還制御方式電源装置の例を示す。この電源装置は、特開2004−80985号公報の図14に記載された電源装置に、例えば図8のマージンチェック電圧設定回路12を設けたものである。
本例の電源装置は、フィードバック電圧接続端子3に接側されたキャパシタCと抵抗Rから成るCR平滑フィルタ、パワーグッド回路40、過電圧検出回路50、マージンチェック電圧設定回路12、基準電圧Vrefを生成する基準電圧源11、誤差増幅器13、パルス幅変調発振器14、過電流検出回路OC、ソフトスタート回路SS、アンダー・ボルテージ・ロックアウト回路UVLO、上下限電圧発生回路VΔ、過渡変動検出回路TVD、デッドバンド回路DBU、DBL、レベルシフト回路LS、ドライバ15U、15L、及び、上側/下側パワーMOSFET16、17を有し、これらは、1つの半導体基板にオンチップ化されている。本例の電源装置は、更に、パワーMOSFET16、17の出力側に接続された、コイル18とキャパシタ19からなるLC平滑フィルタ、過渡変動検出回路TVDの負荷変動検出のためのキャパシタC3と抵抗R3とから成るCR回路と、ダイオードDBTとキャパシタCBTから成るブースト回路を有する。
上側のパワーMOSFET16のドレインに、電源装置の入力端子1が接続され、LC平滑フィルタの出力側に電源装置の出力端子2が接続されている。
入力端子1と電源端子Vccに同一の電圧を供給してよいが、異なる電圧、例えば、入力端子1に12V、電源端子Vccに5Vを供給してもよい。パルス幅変調発振器14は、過渡変動検出回路TVDによって出力電圧の過渡変動が検出されたとき、パルス幅変調発振器14の出力のパルス幅、即ちデューティを100%、又は0%に強制的に切換えて過渡変動を抑制する。
ここでは、一次系帰還制方式の電源装置を例に説明したが、本発明は、電圧モードや電流モード等の各種電源制御方式に適用可能である。
図11は本発明による電源装置、即ち、DC−DCコンバータをHDD(Hard disk Drive)装置の管理を司る情報処理装置に適用した場合を示す。この情報処理装置は、本発明の電源装置301〜30nから直流電圧の供給を受けるCPU61、DRAM62、SRAM63、ロジック集積回路(IC)6nと、DRAM62あるいはSRAM63が記憶した情報を、図11に示していない信号線を介して読み書きする、単数又は複数のHDD等とを有する。
これらのデバイスには、直流電圧を供給する電源線71とディジタルコードを供給する信号線72が接続されている。本発明による電源装置301〜30nは、これらのデバイスと電源線71及び信号線72の間に接続されている。なお、HDD装置501〜50mには本発明の電源装置とは異なる電源装置401〜40mが接続されている。
電源装置301〜30nはそれぞれマージンチェック電圧設定回路を内蔵しており、信号線72を介してディジタルコードが与えられると、各デバイスに供給する直流電圧値を同時に変化させることができる。したがって、本例では、多数のデバイスを、外付のハードウエアを使用することなく、電圧マージンチャックを実行することができる。尚、電圧マージンチェックを行わないときには、本例の電源装置は降圧型DC−DCコンバータとして機能する。
図11の例では、信号線72を介して全てのデバイスに同一のディジタルコードを付与した。しかしながら、デバイス毎に信号線を設けることにより、デバイス毎に異なるディジタルコードすることができる。それによって、デバイス毎に異なる電源電圧を付与することができる。例えば、CPU61、DRAM62、SRAM63等に接続された電源装置301〜303に、互いに異なるディジタルコードを付与することにより、これらのデバイスに互いに異なる電源電圧を付与することができる。
本発明による電源装置は、HDD装置の管理を司る情報処理装置ばかりでなく、VRM(Voltage Regulator Module)、携帯機器用のDC−DCコンバータ、汎用のDC−DCコンバータ等に適用可能であることは言うまでもない。
上述の電源装置は、非絶縁型DC−DCコンバータとして構成されているが、絶縁型DC−DCコンバータとすることもできる。例えば、一石のフォワード型コンバータ、二石のフォワード型、プッシュプル型、ハーフブリッジ型、フルブリッジ型、等の絶縁型DC−DCコンバータとして構成することもできる。
以上、本発明による電源装置の例を説明したが、本発明は上述の例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更が可能であることは当業者に容易に理解されよう。
本発明による電源装置の例を示す図である。 本発明による電源装置のマージンチェック電圧設定回路の第1の例を示す図である。 本発明による電源装置のマージンチェック電圧設定回路の第2の例を示す図である。 本発明による電源装置のマージンチェック電圧設定回路の第3の例を示す図である。 本発明による電源装置のマージンチェック電圧設定回路の第4の例を示す図である。 本発明による電源装置のマージンチェック電圧設定回路の第5の例を示す図である。 本発明による電源装置のマージンチェック電圧設定回路におけるマージンチェック電圧とパワーグッド電圧の関係を示す図である。 本発明による電源装置のマージンチェック電圧設定回路の第6の例を示す図である。 本発明による電源装置のマージンチェック電圧設定回路の第7の例を示す図である。 本発明による電源装置の一次系帰還制御方式電源装置に適用した例を示す図である。 本発明による電源装置をHDD装置を備えた情報処理装置に用いた例を示す図である。
符号の説明
1…入力端子、2…出力端子、3…フィードバック電圧接続端子、4…基準電圧接続端子、5…マージンチェック電圧設定回路の出力端子、6〜9…ディジタル設定端子、10…電源IC、11…基準電圧源、12…マージンチェック電圧設定回路、13…誤差増幅器、14…パルス幅変調発振器、15…ドライバ、16…上側パワーMOSFET、17…下側パワーMOSFET、18…インダクタ、19…キャパシタ、20…上限マージンチェック電圧発生回路、21…演算増幅器、22、23…抵抗、24…上限マージンチェック電圧発生回路の出力端子、25…デコーダ、30…一次遅れ回路、31…キャパシタ、32…抵抗、40…パワーグッド回路、41…演算増幅器、42,43,44…抵抗、50…過電圧検出回路、51…演算増幅器、52,53…抵抗、61…CPU、62…DRAM、63…SRAM、6n…ロジックIC、71…電源線、72…信号線、101〜113…抵抗、201〜211…スイッチ、301〜30n、401〜40m…電源装置、501〜50m…ハードディスク装置、701…マージンチェック電圧の範囲、702、703…パワーグッド判定用比較電圧の範囲、704…設定電圧の逆転。

Claims (17)

  1. 入力端子からDC入力電圧を入力し出力端子より降圧されたDC出力電圧を出力する降圧型DC−DCコンバータとして機能する電源装置において、
    基準電圧を入力して所望のマージンチェック電圧を設定するマージンチェック電圧設定回路と、該マージンチェック電圧と上記出力電圧を入力し両者の差を誤差信号として出力する誤差増幅器と、上記誤差増幅器の出力をパルス幅変調するパルス幅変調発振器と、該パルス幅変調発振器からのパルス信号より駆動信号を生成する駆動回路と、該駆動回路からの駆動信号に基づいて上記DC入力電圧を降圧して上記DC出力電圧を生成する1対の電力半導体スイッチング素子と、を有し、
    上記マージンチェック電圧生成回路は、基準電圧を入力して上限マージンチェック電圧を生成する上限マージンチェック電圧発生回路と、直列に接続された複数の抵抗を含む抵抗網と、互いに並列に接続された複数のスイッチを含むスイッチ群と、上記スイッチ群のうちの1つを選択するデコーダと、を有し、
    上記スイッチ群の各スイッチは、一端が上記抵抗網の互いに異なる所定位置のノードに接続され、他端が共通となって上記マージンチェック電圧設定回路の出力端子に接続されており、
    上記デコーダによって上記複数のスイッチのうちの1つを選択し、選択されたスイッチを閉じることによって基準電圧に対して所定の割合にて増減した所望のマージンチェック電圧が得られることを特徴とする電源装置。
  2. 請求項1記載の電源装置において、上記スイッチ群のスイッチの1つを閉じることによって、上限マージンチェック電圧は上記複数の抵抗の少なくとも1つを経由することによって増減し、上記所望のマージンチェック電圧が得られることを特徴とする電源装置。
  3. 請求項1記載の電源装置において、上記抵抗網は直列に接続された複数の単位抵抗からなり、上記複数の抵抗の各々は、1つの単位抵抗又は複数の直列接続された単位抵抗によって構成されていることを特徴とする電源装置。
  4. 請求項3記載の電源装置において、上記単位抵抗の抵抗値は、該単位抵抗による電圧降下量が基準電圧の1%に相当するように設定されていることを特徴とする電源装置。
  5. 請求項1記載の電源装置において、上記上限マージンチェック電圧発生回路は、演算増幅器と2つの抵抗を含み該2つの抵抗の中点を上記演算増幅器に負帰還して構成される非反転増幅回路を含むことを特徴とする電源装置。
  6. 請求項5記載の電源装置において、上記上限マージンチェック電圧発生回路の2つの抵抗の各々は、上記抵抗網に含まれる直列に接続された複数の抵抗によって構成され、上記抵抗網のうち基準電圧に等しい電圧を有する接続点より上記演算増幅器に負帰還されることを特徴とする電源装置。
  7. 請求項1に記載の電源装置において、上記上限マージンチェック電圧発生回路は、電圧マージンチェックを行わないときは、入力した基準電圧をそのまま上記誤差増幅器に出力することを特徴とする電源装置。
  8. 請求項1記載の電源装置において、上記マージンチェック電圧設定回路は、外部からディジタルコードを入力し、該ディジタルコードに基づいて上記複数のスイッチのうちの1つを閉じることを特徴とする電源装置。
  9. 請求項1記載の電源装置において、上記マージンチェック電圧設定回路の出力端に、過電圧検出用比較電圧を設定する過電圧検出回路が設けられていることを特徴とする電源装置。
  10. 請求項9記載の電源装置において、上記過電圧検出用比較電圧は、上記マージンチェック電圧に基づいて設定されることを特徴とする電源装置。
  11. 請求項9記載の電源装置において、上記過電圧検出用比較電圧は、上記上限マージンチェック電圧発生回路によって発生される上限マージンチェック電圧であることを特徴とする電源装置。
  12. 請求項9記載の電源装置において、上記過電圧検出用比較電圧は、上記基準電圧に基づいて設定されることを特徴とする電源装置。
  13. 請求項9記載の電源装置において、上記過電圧検出用比較電圧は、上記基準電圧の半分の値に基づいて設定されることを特徴とする電源装置。
  14. 請求項1記載の電源装置において、上記マージンチェック電圧設定回路の出力端に、パワーグッド判定用比較電圧を設定するパワーグッド回路が設けられていることを特徴とする電源装置。
  15. 請求項14記載の電源装置において、上記パワーグッド判定用比較電圧は上記マージンチェック電圧に基づいて設定されることを特徴とする電源装置。
    圧として出力することを特徴とする電源装置。
  16. 請求項1記載の電源装置において、上記マージンチェック電圧設定回路、上記誤差増幅器、及び、上記パルス幅変調発振器は1つの集積回路に搭載されていることを特徴とする電源装置。
  17. 請求項1から16のいずれか1項記載の電源装置と、該電源装置から直流電圧の供給を受けるCPUとメモリと、該メモリの情報を記憶するハードディスク装置とを有する情報処理装置
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