JP4657139B2 - 回転軸支持構造、及びそれを備えたトランスファー装置 - Google Patents

回転軸支持構造、及びそれを備えたトランスファー装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えば駆動力を伝達する回転軸をケース部材に対して回転自在に支持する回転軸支持構造、及びそれを備えたトランスファー装置に係り、詳しくは、回転軸とケース部材との間に介在されたベアリングを軸方向に対して位置決め支持する回転軸支持構造、及びそれを備えたトランスファー装置に関する。
一般に、例えば四輪駆動タイプの車輌に搭載され、トランスミッションを介した駆動回転を前後輪に分配するトランスファー装置等においては、ケースと回転軸との間にベアリングが介在されており、ケースに対して回転軸を回転自在に支持している(特許文献1参照)。このような回転軸を支持するベアリングとしては、アウターレースが軸方向一方側に対してケースに当接・嵌合されていると共に、軸方向他方側がスナップリングによって該ケースに対して位置決め支持されており、例えば回転軸に生じるスラスト力や振動等によって当該ベアリングが軸方向に移動してしまうことを防止している。
特開平11−348586号公報
しかしながら、上述のようなベアリングを軸方向に位置決めするためにスナップリングを用いると、中空状のケースの内周面にスナップリングを嵌める溝を設ける必要があり、該溝にある程度の強度を必要とするため、該ケースの内周面をベアリングの軸方向の幅の長さよりも長くなるように形成する必要がある。また、ベアリングのアウターレースの脇にスナップリングが配設されるため、該ベアリングのアウターレースの軸方向の厚みが増したのと同様であって、例えばギヤ等の相対回転する部材をベアリングからある程度離して配設する必要がある。このように、ベアリングをスナップリングを用いて位置決め支持することは、構造上軸方向に長くなり、コンパクト化の妨げになってしまう。
更に、スナップリングを嵌める溝を設けるためには、中空状のケースの内周面に略々環状の溝を切削加工する必要があり、特にトランスファー装置のようにケースの外形が複雑な形状であると、ケースの冶具として特殊なものが必要となり、また、上記内周面を環状に切削するための専用工具等が必要となる。このため、スナップリングの溝を加工することは、製造上、コストダウンの妨げにもなってしまう。
そこで本発明は、ベアリングを軸方向に対して位置決め支持することが可能でありながら、コンパクト化やコストダウンを図ることが可能な回転軸支持構造及びそれを備えたトランスファー装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1乃至図5参照)、回転し得る軸状部材(例えば7)と、該軸状部材(例えば7)の外周側に配置される中空状のケース部材(例えば11)と、前記ケース部材(例えば11)の内周面(14)と前記軸状部材(例えば7)の外周面(15)との間に介在されたベアリング(13)と、を備え、前記ケース部材(例えば11)に対して前記軸状部材(例えば7)を回転自在に支持する回転軸支持構造(S)において、
前記ケース部材(例えば11)は、前記ベアリング(13)のアウターレース(13a)の軸方向一方(X1方向)の側面(24)が当接する当接面(17)と、前記内周面(14)の一部が軸方向(X1−X2方向)に対して切欠かれた切欠部(28)を形成するように前記ケース部材(例えば11)の軸方向一端(19)から軸方向(X1方向)に穿設された穴部(29)と、を有し、
軸方向(X1−X2方向)に対する側面(16)が少なくとも前記穴部(29)の開口部分(34)の一部を覆うように前記ケース部材(例えば11)の軸方向一端側(X2方向)に固定される固定部材(例えば12)と、
前記穴部(29)に挿入され、前記切欠部(28)より前記内周面(14)の内周側に一部が突出する断面形状に形成されると共に、前記アウターレース(13a)の軸方向他方(X2方向)の側面(18)と前記固定部材(例えば12)の側面(16)との軸方向(X1−X2方向)の距離に対応した長さに形成された棒状の挿入部材(32b,35)と、を備え、
前記挿入部材(32b,35)が前記穴部(29)に挿入された状態で前記ケース部材(例えば11)と前記固定部材(例えば12)とが接合されることにより、前記切欠部(28)より突出した前記挿入部材(32b,35)の一部(32c,35c)が前記アウターレース(13a)の軸方向他方の側面(18)に当接し、前記ベアリング(13)が前記ケース部材(例えば11)の当接面(17)と前記挿入部材(32b,35)を介して前記固定部材(例えば12)の側面(16)とによって軸方向(X1−X2方向)に対して位置決め支持される、
ことを特徴とする回転軸支持構造(S)にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図2参照)、前記ケース部材(例えば11)は、第1ケース(11)であり、
前記固定部材(例えば12)は、第2ケース(12)であり、
前記第1ケース(11)と前記第2ケース(12)とがそれぞれの軸方向(X1−X2方向)に垂直な接合面(38)で接合されて前記軸状部材(例えば7)を回転自在に支持する一体ケース(20)を構成し、
前記挿入部材(32b,35)が前記穴部(29)に挿入された状態で前記第1ケース(11)と前記第2ケース(12)とが接合されることにより、前記ベアリング(13)が前記第1ケース(11)の当接面(17)と前記挿入部材(32b,35)を介して前記第2ケース(12)の接合面(38)とによって軸方向(X1−X2方向)に対して位置決め支持される、
ことを特徴とする請求項1記載の回転軸支持構造(S)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図2乃至図5参照)、前記穴部(29)は、穿設された際の円形断面が前記ケース部材(11)の内周面(14)の一部に重なることで前記切欠部(28)が形成されるようにドリル加工されてなる、
ことを特徴とする請求項1または2記載の回転軸支持構造(S)にある。
請求項4に係る本発明は(例えば図2乃至図5参照)、前記穴部(29)における前記挿入部材(32b,35)の軸心位置を位置決めする軸心位置決め手段(10a,10b)を備えた、
ことを特徴とする請求項3記載の回転軸支持構造(S)にある。
請求項5に係る本発明は(例えば図4参照)、前記軸心位置決め手段(10a)は、前記穴部(29)の底部(33)に形成された嵌合穴(31)と、前記挿入部材(32b)の先端部分に形成され、前記嵌合穴(31)に嵌合する突起部(32a)と、からなる、
ことを特徴とする請求項4記載の回転軸支持構造(S)にある。
請求項6に係る本発明は(例えば図5参照)、前記挿入部材(35)は、前記挿入された状態における軸方向(X1−X2方向)に穿設された貫通孔(35a)を有し、
前記軸心位置決め手段(10b)は、前記穴部(29)の底部(33)に前記貫通孔(35a)と同径に形成された嵌合穴(31)と、前記嵌合穴(31)及び前記貫通孔(35a)に共に嵌合するピン状部材(例えば36)と、からなる、
ことを特徴とする請求項4記載の回転軸支持構造(S)にある。
請求項7に係る本発明は(例えば図5参照)、前記ピン状部材(例えば36)は、スプリングピン(36)である、
ことを特徴とする請求項6記載の回転軸支持構造(S)にある。
請求項8に係る本発明は(例えば図1及び図2参照)、車両に対して取付けられる本体ケース(20)と、
トランスミッション(10)の出力回転を入力する入力軸(2)と、
前記入力軸(2)と同軸延長上に配置された第1出力軸(3)と、
前記入力軸(2)の外周側に回転自在に配設されたスリーブ軸(7)と、
前記入力軸(2)の回転を前記第1出力軸(3)及びスリーブ軸(7)に分配する分配機構(6)と、
前記入力軸と平行な軸上に配置され、前記スリーブ軸(7)の回転を伝達する第2出力軸(4b)と、を備え、
前記トランスミッションの出力回転を前記第1及び第2出力軸(3及び4b)に接続された前後輪に分配するトランスファー装置(1)において、
前記本体ケース(20)を前記ケース部材(11)及び前記固定部材(12)で形成し、かつ前記スリーブ軸(7)を前記軸状部材(例えば7)として、前記請求項1ないし7のいずれか記載の回転軸支持構造(S)を備えた、
ことを特徴とするトランスファー装置(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、切欠部より突出した挿入部材の一部がアウターレースの軸方向他方の側面に当接し、ベアリングがケース部材の当接面と挿入部材を介して固定部材の側面とによって軸方向に対して位置決め支持されるので、スナップリングを用いることなくベアリングを軸方向に対して位置決め支持することができるものでありながら、ケース部材の内周面に溝を設けるスペースを確保することを不要とすることができ、かつ相対回転する部材とベアリングを近づけることができて、構造上、軸方向のコンパクト化を図ることができる。更に、スナップリングの溝を加工することが不要となるので、製造上のコストダウンを図ることができる。
請求項2に係る本発明によると、ベアリングが第1ケースの当接面と挿入部材を介して第2ケースの側面とによって軸方向に対して位置決め支持されるので、特に挿入部材を第1ケースに固定する特別な作業をすることなく、第1ケース及び第2ケースを接合して一体ケースを構成すると同時にベアリングを軸方向に対して位置決め支持することができる。
請求項3に係る本発明によると、穴部は、穿設された際の円形断面が第1ケースの内周面の一部に重なることで切欠部が形成されるようにドリル加工されるので、スナップリングの溝を加工する場合に比して、容易に加工することができ、コストダウンを可能とすることができる。
請求項4に係る本発明によると、穴部をドリル加工する際に切欠部を形成することに伴って該ドリルが切欠部方向に逃げるため、穴部を軸方向に対して精度良くドリル加工することは難しいが、穴部における挿入部材の軸心位置を位置決めする軸心位置決め手段を備えたので、該穴部を精度良く加工することなく、挿入部材の軸心位置を正確に位置決めすることができ、ベアリングを精度良く位置決め支持することができる。
請求項5に係る本発明によると、軸心位置決め手段は、穴部の底部に形成された嵌合穴と、挿入部材の先端部分に形成され、該嵌合穴に嵌合する突起部と、からなるので、嵌合穴と突起部とを精度良く加工するだけで、挿入部材の軸心位置を精度良く位置決めすることが可能にできる。
請求項6に係る本発明によると、軸心位置決め手段は、穴部の底部に貫通孔と同径に形成された嵌合穴と、嵌合穴及び挿入部材の貫通孔に共に嵌合するピン状部材と、からなるので、嵌合穴と貫通孔とを精度良く加工するだけで、挿入部材の軸心位置を精度良く位置決めすることが可能にできる。また、例えば挿入部材に精度の良い突起部を加工する場合に比して、挿入部材に貫通孔を精度良く加工するだけであるので、容易な加工とすることができる。
請求項7に係る本発明によると、ピン状部材は、スプリングピンであるので、該スプリングピンを嵌合穴及び貫通孔に共に嵌合させる際にスプリングを縮ませた状態で嵌合させ、嵌合した状態で解放することで、スプリングピンの付勢力により挿入部材を嵌合穴に対して容易に固定することができ、挿入部材の軸心位置を容易に精度良く位置決め支持することができる。
請求項8に係る本発明によると、本体ケースをケース部材及び固定部材で形成し、かつスリーブ軸を軸状部材として、請求項1ないし7のいずれか記載の回転軸支持構造を備えたので、ベアリングの軸方向に対する位置決め支持が可能で、かつコンパクト化やコストダウンを可能としたトランスファー装置を提供することができる。
<第1の実施の形態>
以下、本発明に係る第1の実施の形態を図1乃至図4に沿って説明する。
本発明に係るトランスファー装置1は、例えばエンジン縦置き型の四輪駆動車に搭載されるものであり、エンジンより出力され不図示のトランスミッションで変速された回転が入力され、前輪と後輪とに分配する形で出力するように構成されている。
図1に示すように、トランスファー装置1は、入力軸2と、歯車機構(分配機構)6と、リヤ出力軸(第1出力軸)3と、スリーブ軸(軸状部材)7と、カウンタギヤ部5と、フロント出力部4とを備えており、これら各部を互いに接合して一体に構成するケース20(図2参照)に収納されている。さらに、トランスファー装置1は、入力軸2、歯車機構6、リヤ出力軸3、及びスリーブ軸7が同軸上に配設されて第1軸CT1を構成し、カウンタギヤ部5のカウンタ軸5bが第2軸CT2を構成し、フロント出力部4のフロント出力軸(第2出力軸)4bが第3軸CT3を構成している。これら第1軸CT1、第2軸CT2、第3軸CT3の3軸は、第2軸CT2が第1軸CT1の斜め下方側に配置され、第3軸CT3が第2軸CT2に対して第1軸CT1とは反対側にあって該第2軸CT2と平行な位置に配置され、つまり側面視略々くの字状に配置されている。なお、これら第1軸CT1、第2軸CT2、第3軸CT3の位置関係は、車輌の搭載性に合わせて設定されるべきであって、この配置に限るものではない。
第1軸CT1は、入力軸2、歯車機構6、リヤ出力軸3、及びスリーブ軸7を同軸上に備えており、入力軸2は不図示のトランスミッションと接続され、リヤ出力軸3は不図示のリヤプロペラシャフトと不図示のリヤディファレンシャルギヤとを介して後部左右の駆動車輪に接続されている。また、スリーブ軸7は、入力軸2を被覆するようにスリーブ状に形成されており、一体に形成されたギヤ7aを有している。
第2軸CT2は、カウンタギヤ部5のカウンタ軸5bを備えており、該カウンタ軸5bは一体に形成されたギヤ5aを有し、上述のギヤ7aと噛合している。
第3軸CT3は、フロント出力部4のフロント出力軸4bを備えており、該フロント出力軸4bは一体に形成されたギヤ4aを有し、上述のギヤ5aと噛合している。また、該フロント出力軸4bは、不図示のフロントプロペラシャフトと不図示のフロントディファレンシャルギヤとを介して前側左右の駆動車輪に接続されている。
歯車機構6は、プラネタリギヤで構成されており、スリーブ軸7と接続されたギヤ6aをサンギヤとして、リヤ出力軸3と接続された内歯のギヤ6dをリングギヤとして、ギヤ6bをピニオンとして備え、さらに入力軸2と接続されピニオン6bを支持するキャリヤ6cを備えている。また、該ピニオン6bは、サンギヤ6a及びリングギヤ6dにそれぞれ噛合している。
つづいて本発明に係るトランスファー装置1の動作について図1に沿って説明する。
本第1の実施の形態に係るトランスファー装置1においては、例えばエンジンより出力され、トランスミッションで変速された出力回転が、入力軸2に入力される。該入力軸2に入力された回転は、歯車機構6に伝達され、該歯車機構6に伝達された回転は、キャリヤ6cからピニオン6bと、リングギヤ6dとを介してリヤ出力軸3に伝達され、また、キャリヤ6cからピニオン6bと、サンギヤ6aとを介してスリーブ軸7に伝達される。
該リングギヤ6dと該サンギヤ6aへの回転は、通常状態では、サンギヤ6a、ピニオン6b、及びリングギヤ6dのギヤ比によって等分に分配され、リングギヤ6dとサンギヤ6aとのそれぞれにかかる抵抗が変化して差動が生じた場合には、この差動をピニオン6bに対するリングギヤ6dとサンギヤ6aとの差回転が吸収する形で分配の比率が変化する。これにより、入力軸2の回転がスリーブ軸7とリヤ出力軸3とに機械的に分配される。
このようにリヤ出力軸3に伝達された回転は、図示を省略したリヤプロペラシャフトとリヤディファレンシャルギヤを介して後部左右の駆動車輪へ伝達される。また、スリーブ軸7に伝達された回転は、カウンタギヤ部5を介してフロント出力部4に伝達され、該フロント出力部4のフロント出力軸4bから、図示を省略したフロントプロペラシャフトとフロントディファレンシャルギヤを介して前部左右の駆動車輪へ伝達される。以上の動作により、トランスファー装置1に入力された駆動回転は、前後左右の駆動車輪へ伝達され、四輪駆動状態とされる。
次に、本発明の第1の実施の形態に係るトランスファー装置1について図2乃至図4に沿って説明する。なお、図2に示すトランスファー装置1の縦断面図は、図3に示す横断面図において二点鎖線で示すB−B矢視断面図である。
図2に示すように、トランスファー装置1のトランスファーケース20は、フロントケース(ケース部材、第1ケース)11と、センターケース12a及びエンドケース12bからなるリヤケース(固定部材、第2ケース)12とで構成され、フロントケース11、センターケース12a、及びエンドケース12bがボルト25,26などにより締結されて、一体ケースを構成している。該トラスファーケース20は、概ね中空状に構成されており、その中空部分に入力軸2、リヤ出力軸3、歯車機構6、及びスリーブ軸7が回転自在に収納されている。なお、フロントケース11とセンターケース12aとは、該フロントケース11の側面19と該センターケース12aの側面16とで接合され、接合面38を形成している。
スリーブ軸7は、トランスファーケース20の中空部分において、詳しくは後述するベアリング13と、センターケース12aに嵌合しスナップリング22によって軸方向に位置決めされたベアリング21とによって、該トランスファーケース20に対して回転自在に支持されている。該スリーブ軸7の後方側(図2中X2方向側)には、上述の歯車機構6のサンギヤ6a(図1参照)が例えばスプライン係合して回転方向に対して一体に構成されている。また、スリーブ軸7のベアリング13及びベアリング21の間の部分には、上述のギヤ7aが形成されている。
リヤ出力軸3は、前方側(図2中X1方向側)が歯車機構6のリングギヤ6d(図1参照)と一体に構成されており、エンドケース12b内においてベアリング(図示せず)によって回転自在に支持され、つまりトランスファーケース20に対して回転自在に支持されている。
入力軸2は、スリーブ軸7の中空部分に同軸状に配置され、該スリーブ軸7との間に介在するボールベアリング23によって、トランスファーケース20に対して回転自在に支持されている。また、入力軸2は、前方側(図2中X1方向側)が不図示のトランスミッションの出力軸にスプライン係合し得るように形成されていると共に、後方側(図2中X2方向側)が歯車機構6のキャリヤ6c(図1参照)とスプライン係合して、該キャリヤ6cと回転方向に対して一体に構成されている。さらに、入力軸2は、後方側(図2中X2方向側)の端部がリヤ出力軸3と回転自在となるように嵌合しており(図示せず)、リヤ出力軸3にも回転自在に支持されている。つまり入力軸2は、出力軸3及びスリーブ軸7(及びそれらを支持するベアリング13,21,23等)を介してトランスファーケース20に対して回転自在に支持されている。
一方、図示を一部省略したカウンタギヤ部5においては、フロントケース11内で第2軸CT2を形成するカウンタ軸5b(図1参照)が、ベアリング39a,39bによってフロントケース11に対して回転自在に支持されている。そして、カウンタ軸5bのベアリング39a,39bの間の外周側には一体にギヤ5aが形成されており、上述のスリーブ軸7のギヤ7aと噛合していると共に、上述のフロント出力部4のフロント出力軸4bのギヤ4aに噛合している(図1参照)。
つづいて、本発明の要部となるスリーブ軸7、ベアリング13、及びトランスファーケース20により構成される回転軸支持構造Sについて詳細に説明する。
ベアリング13は、アウターレース13aの外周面がフロントケース11の内周面14と当接し、前方側(図2中X1方向側)の側面24がフロントケース11の当接面17と当接するように嵌合し、ローラ13bによりスリーブ軸7の外周面15を支持することで該スリーブ軸7をフロントケース11に対して回転自在に支持している。これにより、ベアリング13及びスリーブ軸7は、径方向に対して位置決めされ、ベアリング13は前方向に対して移動不能に配置される。
一方、フロントケース11は、図2に示すように、後方側(図2中X2方向側)の側面19から前方向に向かって、ベアリング13のアウターレース13aの後方側(図2中X2方向側)の側面18までに亘って円筒凹状に穴部29が形成され、側面19には開口部分34が形成されている。該穴部29は、図3に示すように、その径(径方向の断面の一部)がアウターレース13aに重なるように形成されており、このためフロントケース11の内周面14の一部には切欠部28が該穴部29に沿って形成されている。
上記穴部29には、アウターレース13aの後方側(図2中X2方向側)の側面18から、フロントケース11の側面19までの長さで、穴部29より小さくその径がアウターレース13aに重なるように、円筒状に形成された円筒部(挿入部材)32bと、該円筒部32bの先端に形成された突起部32aとで構成された挿入ピンA32が挿入されている。該円筒部32bは、切欠部28において内周面14よりも内周側に突出する外径となるように形成されており、即ち該円筒部32bの前方側(図2中X1方向側)の側面にあって切欠部28より突出した部分がアウターレース13aの側面18と当接する当接部(挿入部材の一部)32cとなるように形成されている。
そして、上述のように円筒部32bを備えた挿入ピンA32が挿入された状態でフロントケース11とセンターケース12a及びエンドケース12bとが接合され、ボルト25,26などにより締結されることにより、センターケース12aの側面16が開口部分34を覆い、円筒部32bは後方側(図2中X2方向側)に移動不能となる。これにより、ベアリング13は、フロントケース11の当接面17とセンターケース12aの側面16との間で円筒部32bを介して軸方向に対して位置決め支持される。
ところで、穴部29は、図4に示すように、ドリル加工にて切削加工されるが、加工時においてドリルが切欠部28の方向へ逃げてしまうので、穴部29の内面は、その逃げた方向に湾曲するため、軸方向と平行に形成することが難しい。つまり穴部29を軸方向と水平に精度良く加工することは困難であり、また、該穴部29を軸方向に平行な穴に精度良く加工するためには、例えば加工を繰り返す等の作業が必要となり、コストダウンの妨げになる。また反対に、穴部29を精度良く加工せず、上述のように湾曲した穴部29に嵌合し得る挿入ピンA32を製造することも困難である。
そのため、上述のように湾曲した穴部29に挿入可能な真直ぐの挿入ピンA32は、必然的に該円筒部32bの断面の外径を穴部29の内径よりも小さくする必要がある。しかし、円筒部32bの外径を小さくすることは、穴部29との間に隙間(ガタ)が生じるという問題がある。このようなガタが生じると、騒音や磨耗等の問題が生じることは勿論である。
そこで本実施の形態においては、穴部29の底部33から前方側(図2中X1方向側)へ穴部29の内径よりも小さな内径で、アウターレース13aに干渉しない位置に、所定の長さに穿設された嵌合穴31を形成し、また、上述したように挿入ピンA32に該嵌合穴31に嵌合し得る突起部32aを形成して、これら嵌合穴31及び突起部32aで軸心位置決め機構10aを構成する。
該軸心位置決め機構10aは、上述したように穴部29と挿入ピンA32の円筒部32bとの間に隙間が生じていても、嵌合穴31及び突起部32aを精度良く加工するだけで、挿入ピンA32の軸心位置を精度良く位置決めすることができる。これにより、穴部29と挿入ピンA32の円筒部32bとの間に隙間があっても、ガタが生じないようにすることが可能となり、また反対に、穴部29を精度良く加工することを不要とすることが可能となる。
以上のように本発明に係るトランスファー装置1によると、切欠部28より突出した挿入ピンA32の一部がアウターレース13aのX2方向の側面18に当接し、ベアリング13がフロントケース11の当接面17と挿入ピンA32を介してセンターケース12aの側面16とによって軸方向に対して位置決め支持されるので、スナップリングを用いることなくベアリング13を軸方向に対して位置決め支持することができるものでありながら、フロントケース11の内周面14に溝を設けるスペースを確保することを不要とすることができ、かつギヤ7aとベアリング13を近づけることができて、構造上、軸方向のコンパクト化を図ることができる。更に、スナップリングの溝を加工することが不要となるので、製造上のコストダウンを図ることができる。
また、ベアリング13がフロントケース11の当接面17と挿入ピンA32を介してセンターケース12aの側面16とによって軸方向に対して位置決め支持されるので、特に挿入ピンA32をフロントケース11に固定する特別な作業をすることなく、フロントケース11及びセンターケース12aを接合して一体ケースを構成すると同時にベアリング13を軸方向に対して位置決め支持することができる。
また、穴部29は、穿設された際の円形断面がフロントケース11の内周面14の一部に重なることで切欠部28が形成されるようにドリル加工されるので、スナップリングの溝を加工する場合に比して、容易に加工することができ、コストダウンを可能とすることができる。
また、穴部29をドリル加工する際に切欠部28を形成することに伴って該ドリルが切欠部28方向に逃げるため、穴部29を軸方向に対して精度良くドリル加工することは難しいが、穴部29における挿入ピンA32の軸心位置を位置決めする軸心位置決め機構10aを備えたので、該穴部29を精度良く加工することなく、挿入ピンA32の軸心位置を正確に位置決めすることができ、ベアリング13を精度良く位置決め支持することができる。
また、軸心位置決め機構10aは、穴部29の底部33に形成された嵌合穴31と、挿入ピンA32の先端部分に形成され、該嵌合穴31に嵌合する突起部32aと、からなるので、嵌合穴31と突起部32aとを精度良く加工するだけで、挿入ピンA32の軸心位置を精度良く位置決めすることが可能にできる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態を図5に沿って説明する。なお、第2の実施の形態においては、一部の変更を除き、上記の実施の形態と同様な部分に、同符号を付して、その説明を省略する。
本第2の実施の形態に係るトランスファー装置1は、第1の実施の形態に比して軸心位置決め機構10a及び挿入ピンA32の形状を変更したものである。即ち、図5に示すように、挿入ピンA32の代わりに貫通孔35aが形成された挿入ピンB(挿入部材)35とスプリングピン36とを用いたものである。
第1の実施の形態と同様に、穴部29には、アウターレース13aの後方側(図2中X2方向側)の側面18から、フロントケース11の側面19までの長さで、穴部29より小さく、かつ切欠部28より突出する径に形成された挿入ピンB35が挿入されており、該挿入ピンB35の前方側(図2中X1方向側)の側面には、アウターレース13aの側面18と当接する当接部35cを有している。そして、貫通孔35aは、上記嵌合穴31と略々同径に形成されており、該貫通孔35aと上記嵌合穴31との両方に嵌合するようにスプリングピン36が挿入されている。
スプリングピン36は、嵌合穴31と貫通孔35aとに嵌合させる際、スプリングを内径方向に縮ませた状態で、該嵌合穴31と該貫通孔35aとにスプリングピン36を挿入し、嵌合させる位置で該スプリングピン36のスプリングを解放することで、その付勢力により挿入ピンB35を嵌合穴31に対して固定する。このように、上記嵌合穴31とスプリングピン36と貫通孔35aの該スプリングピン36が嵌合する部分とで軸心位置決め機構10bが構成される。
以上のように本第2の実施の形態に係るトランスファー装置1によると、軸心位置決め機構10bは、穴部29の底部33に貫通孔35aと同径に形成された嵌合穴31と、嵌合穴31及び挿入ピンB35の貫通孔35aに共に嵌合するピン状部材と、からなるので、嵌合穴31と貫通孔35aとを精度良く加工するだけで、挿入ピンB35の軸心位置を精度良く位置決めすることが可能にできる。また、例えば挿入ピンA32に精度の良い突起部32aを加工する場合に比して、挿入ピンB35に貫通孔35aを精度良く加工するだけであるので、容易な加工とすることができる。
また、ピン状部材は、スプリングピン36であるので、該スプリングピン36を嵌合穴31及び貫通孔35aに共に嵌合させる際にスプリングを縮ませた状態で嵌合させ、嵌合した状態で解放することで、スプリングピン36の付勢力により挿入ピンB35を嵌合穴31に対して容易に固定することができ、挿入ピンB35の軸心位置を容易に精度良く位置決め支持することができる。
なお、本第2の実施の形態においては、この他の構成、作用、及び効果が第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
なお、以上説明した第1及び第2の実施の形態に係る回転軸支持構造Sは、トランスファー装置1に備えられたものとして説明したが、回転軸支持構造Sはケース内で回転軸がベアリングにより回転自在に支持されているものであれば良く、例えばディファレンシャル装置や自動変速装置など、どのようなものに備えられていても良く、特に分割ケースを接合して一体ケースを構成するものにあって、ケース同士の接合面からベアリングに対して挿入部材が挿入し得る構成を有するものに対して有効である。
また、本第1及び第2の実施の形態において、トランスファー装置1は、固定部材がセンターケース12aである場合を説明したが、これに限らず、どのようなものを用いてもよく、また、少なくとも開口部分34の一部を覆い挿入部材を軸方向に移動不能にできるものであれば、どのような形状であっても構わない。
また、本第1及び第2の実施の形態において、軸心位置決め手段は、突起部及び嵌合穴、或いはスプリングピン、貫通孔、及び嵌合穴で構成したものを説明したが、これらに限らず、挿入部材の軸心を位置決めできるものであれば、どのようなものでも本発明の請求の範囲内である。また特に、軸心位置決め手段は、フロントケース11に対して挿入部材の軸芯位置を位置決めするものについて説明したが、例えば固定部材(センターケース12a)に対して挿入部材の軸心位置を位置決めするようにしても構わない。
また、本第2の実施の形態において、ピン状部材としてスプリングピン36を用いて説明したが、勿論スプリングピンでなくてもよく、嵌合穴31と貫通孔35aとに嵌合し得るような、単なるピン状の部材を用いても構わない。
また、本第1及び第2の実施の形態において、歯車機構6は、プラネタリギヤとして説明したが、例えばトルセンギヤなど、入力軸2から入力した駆動回転をリヤ出力軸3とスリーブ軸7とに分配できるものであれば、どのようなものでも構わない。
本発明の第1の実施の形態に係るトランスファー装置を示すスケルトン図。 トランスファー装置の一部を示す横断面図。 トランスファー装置の一部を示す縦断面図。 図3のA−A矢視断面図。 第2の実施の形態に係る図3のA−A矢視断面図。
符号の説明
1 トランスファー装置
2 入力軸
3 第1出力軸(リヤ出力軸)
4b 第2出力軸(フロント出力軸)
6 分配機構(歯車機構)
7 軸状部材、スリーブ軸
10a,10b 軸心位置決め機構(軸心位置決め手段)
11 ケース部材(第1ケース、フロントケース)
12 リヤケース(固定部材、第2ケース)
13 ベアリング
13a アウターレース
14 内周面
15 外周面
16 (固定部材の)側面
17 当接面
18 (アウターレースのX2方向側の)側面
19 (ケース部材の)側面
20 ケース
24 (アウターレースのX1方向側の)側面
28 切欠部
29 穴部
31 嵌合穴
32a 突起部
32b 挿入部材(円筒部)
32c,35c 挿入部材の一部(当接部)
33 底部
34 開口部分
35 挿入部材(挿入ピンB)
35a 貫通孔
36 ピン状部材、スプリングピン
38 接合面
S 回転軸支持構造
X1−X2 軸方向

Claims (8)

  1. 回転し得る軸状部材と、該軸状部材の外周側に配置される中空状のケース部材と、前記ケース部材の内周面と前記軸状部材の外周面との間に介在されたベアリングと、を備え、前記ケース部材に対して前記軸状部材を回転自在に支持する回転軸支持構造において、
    前記ケース部材は、前記ベアリングのアウターレースの軸方向一方の側面が当接する当接面と、前記内周面の一部が軸方向に対して切欠かれた切欠部を形成するように前記ケース部材の軸方向一端から軸方向に穿設された穴部と、を有し、
    軸方向に対する側面が少なくとも前記穴部の開口部分の一部を覆うように前記ケース部材の軸方向一端側に固定される固定部材と、
    前記穴部に挿入され、前記切欠部より前記内周面の内周側に一部が突出する断面形状に形成されると共に、前記アウターレースの軸方向他方の側面と前記固定部材の側面との軸方向の距離に対応した長さに形成された棒状の挿入部材と、を備え、
    前記挿入部材が前記穴部に挿入された状態で前記ケース部材と前記固定部材とが接合されることにより、前記切欠部より突出した前記挿入部材の一部が前記アウターレースの軸方向他方の側面に当接し、前記ベアリングが前記ケース部材の当接面と前記挿入部材を介して前記固定部材の側面とによって軸方向に対して位置決め支持される、
    ことを特徴とする回転軸支持構造。
  2. 前記ケース部材は、第1ケースであり、
    前記固定部材は、第2ケースであり、
    前記第1ケースと前記第2ケースとがそれぞれの軸方向に垂直な接合面で接合されて前記軸状部材を回転自在に支持する一体ケースを構成し、
    前記挿入部材が前記穴部に挿入された状態で前記第1ケースと前記第2ケースとが接合されることにより、前記ベアリングが前記第1ケースの当接面と前記挿入部材を介して前記第2ケースの接合面とによって軸方向に対して位置決め支持される、
    ことを特徴とする請求項1記載の回転軸支持構造。
  3. 前記穴部は、穿設された際の円形断面が前記ケース部材の内周面の一部に重なることで前記切欠部が形成されるようにドリル加工されてなる、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の回転軸支持構造。
  4. 前記穴部における前記挿入部材の軸心位置を位置決めする軸心位置決め手段を備えた、
    ことを特徴とする請求項3記載の回転軸支持構造。
  5. 前記軸心位置決め手段は、前記穴部の底部に形成された嵌合穴と、前記挿入部材の先端部分に形成され、前記嵌合穴に嵌合する突起部と、からなる、
    ことを特徴とする請求項4記載の回転軸支持構造。
  6. 前記挿入部材は、前記挿入された状態における軸方向に穿設された貫通孔を有し、
    前記軸心位置決め手段は、前記穴部の底部に前記貫通孔と同径に形成された嵌合穴と、前記嵌合穴及び前記貫通孔に共に嵌合するピン状部材と、からなる、
    ことを特徴とする請求項4記載の回転軸支持構造。
  7. 前記ピン状部材は、スプリングピンである、
    ことを特徴とする請求項6記載の回転軸支持構造。
  8. 車両に対して取付けられる本体ケースと、
    トランスミッションの出力回転を入力する入力軸と、
    前記入力軸と同軸延長上に配置された第1出力軸と、
    前記入力軸の外周側に回転自在に配設されたスリーブ軸と、
    前記入力軸の回転を前記第1出力軸及びスリーブ軸に分配する分配機構と、
    前記入力軸と平行な軸上に配置され、前記スリーブ軸の回転を伝達する第2出力軸と、を備え、
    前記トランスミッションの出力回転を前記第1及び第2出力軸に接続された前後輪に分配するトランスファー装置において、
    前記本体ケースを前記ケース部材及び前記固定部材で形成し、かつ前記スリーブ軸を前記軸状部材として、前記請求項1ないし7のいずれか記載の回転軸支持構造を備えた、
    ことを特徴とするトランスファー装置。
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