JP4656734B2 - エレベーターのドア制御装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各階床に設けられた乗り場戸とかご戸とを連動して開閉動作させるエレベーターのドア制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、エレベーターのドア制御装置は、かごが階床に到着したときその階床の乗り場戸とかご戸とを連動して開閉制御する。乗り場戸には乗り場インターロック装置が設けられており、乗り場戸インターロック装置は、かごがその階床に停止していないときは乗り場戸を施錠している。
【0003】
乗り場戸インターロック装置は乗り場戸の安全装置の一つであり、各階乗り場戸に設けられ、かごが停止していない階では鍵を用いらなければ外から開くことが出来ない施錠装置部と、電気接点を持ち各階の乗り場戸が閉じていなければエレベーターを運転することが出来ないようにするためのドアスイッチ部とを有している。
【0004】
そして、かごがその階床に停止し、かご戸および乗り場戸を開くときはかご戸係合板により乗り場戸インターロック装置を解除するようにしている。すなわち、かご戸係合板は、乗り場戸インターロック装置を解除させ、かご戸と共に乗り場戸の開閉をさせる装置である。
【0005】
図11は、かご戸1および乗り場戸2を連動して開閉するかご戸係合板3の説明図である。かご戸1には固定アングル4によりかご戸係合板3が取り付けられている。このかご戸係合板3は乗り場戸2に設けられた乗り場戸インターロック装置の係合ローラー5a、5bの間に位置するように配置されている。かご戸1は閉じた状態でかご立柱6に当接する。
【0006】
いま、かごがある階床に到着したとすると、かご戸係合板3は図示省略の乗り場戸に設けられたインターロック装置を解除し、かご戸開閉指令があると、かご戸1のかご戸係合板3と係合ローラー5a、5bとが係合してかご戸1に連動して乗り場戸2を開閉させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、利用者のいらずら等で走行中にかご戸1を開けたり、かご戸1の開閉中にかご戸1と乗り場戸2の間を広げると、かご戸係合板3が乗り場戸インターロック装置の係合ローラー5a、5b間から外れてしまうことがある。
【0008】
また、台車等で荷物の出し入れの際にかご戸1に付いている戸閉安全装置(ドアセフテイ)に台車等をぶつけたりすると、乗り場戸インターロック装置の係合ローラー5a、5b間からかご戸係合板3が外れることがある。
【0009】
図12は、かご戸係合板3が係合ローラー5a、5b間から外れた状態を示しており、図12(a)は係合ローラー5bの外側にかご戸係合板3が位置した場合、図12(b)は係合ローラー5aの外側にかご戸係合板3が位置した場合を示している。
【0010】
図12(a)に示すように、係合ローラー5bの外側にかご戸係合板3が位置した場合には、乗り場戸2が閉まるとかご戸1はかご立柱6に当接せず開いたままの状態となる。一方、図12(b)に示すように、係合ローラー5aの外側にかご戸係合板3が位置した場合には、かご戸1が閉まりかご立柱6に当接しても乗り場戸2が開いたままとなり乗り場戸2が閉じない。このため、エレベーターのかごが起動できない。
【0011】
このように、乗り場戸インターロック装置の係合ローラー5a、5b間からかご戸係合板3が外れたときは、かご戸係合板3を乗り場戸インターロック装置の係合ローラー5a、5b間に復帰させない限りは、エレベーターは起動できずに停止していた。従来においては、保守員が手動でかご戸係合板3を係合ローラー5a、5b間に復帰させていた。
【0012】
本発明の目的は、かご戸係合板が乗り場戸インターロック装置の係合ローラー間から外れた際に、かご戸係合板を自動復帰できるエレベーターのドア制御装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係わるエレベーターのドア制御装置は、各階床に設けられかごが停止していないときは乗り場戸を施錠する乗り場戸インターロック装置と、かごが停止しかご戸および乗り場戸を開くときは前記乗り場戸インターロック装置を解除するかご戸係合板とを備え、かご戸および乗り場戸が閉じたときにかごの運転を開始するエレベーターのドア制御装置において、かご戸係合板が乗り場戸インターロック装置の係合ローラー間から外れたかご戸係合外れ状態か否かを判定するかご戸係合外れ判定装置と、前記かご戸係合外れ判定装置がかご戸係合外れと判定したときは前記かご戸係合板を前記乗り場戸インターロック装置の係合ローラー間に自動復帰させるかご戸係合外れ復帰装置とを備え、前記かご戸係合外れ復帰装置としてエレベーター制御装置を用い、前記かご戸係合外れ判定装置がかご戸係合外れと判定したときは、前記エレベーター制御装置はかご自体を上下させることを特徴とする。
【0014】
請求項1の発明に係わるエレベーターのドア制御装置においては、かご戸係合外れ判定装置がかご戸係合外れと判定したときは、かご戸係合外れ復帰装置としてのエレベーター制御装置は、かご戸係合外れ判定装置がかご戸係合外れと判定したときは、かご自体を上下させてかご戸係合板を乗り場戸インターロック装置の係合ローラー間に自動復帰させる。
【0019】
請求項の発明に係わるエレベーターのドア制御装置は、請求項の発明において、前記かご戸係合外れ復帰装置によるかご戸係合外れ復帰動作を行う旨をかご内の乗客に報知するかご内報知装置を設けたことを特徴とする。
【0020】
請求項の発明に係わるエレベーターのドア制御装置においては、請求項の発明の作用に加え、かご内報知装置は、かご戸係合外れ復帰装置によるかご戸係合外れ復帰動作を行う旨をかご内の乗客に報知する。
【0021】
請求項の発明に係わるエレベーターのドア制御装置は、請求項2の発明において、前記かご戸係合外れ復帰装置は一定時間継続してかご戸係合外れ復帰動作を行っても前記かご戸係合板を自動復帰させることができない場合には復帰動作を中止し、前記かご内報知装置にその旨を出力することを特徴とす
【0022】
請求項の発明に係わるエレベーターのドア制御装置においては、かご戸係合外れ復帰装置は、一定時間継続してかご戸係合外れ復帰動作を行ってもかご戸係合板を自動復帰させることができない場合には復帰動作を中止する。そして、かご内報知装置にその旨を出力する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の参考例1に係わるエレベーターのドア制御装置の構成図である。
【0024】
かご戸係合外れ判定装置7には、かご戸1の開閉状態を示すかご戸信号aおよび乗り場戸2の開閉状態を示す乗り場戸信号bが入力され、さらにかご戸係合外れ検出センサー8からの係合外れ検出信号cが入力される。かご戸係合外れ判定装置7は、これらの信号a、b、cに基づいて、かご戸係合板3が乗り場戸インターロック装置の係合ローラー5a、5b間から外れた状態であるか否かを判定する。かご戸係合板3が係合ローラー5a、5b間から外れた状態であるかご戸係合外れ状態であるときは、係合外れ復帰信号dをかご戸係合外れ復帰装置9に出力する。
【0025】
かご戸係合外れ復帰装置9は、かご戸係合外れ判定装置7から係合外れ復帰信号dを入力したときは、かご戸係合板3を係合ローラー5a、5b間に自動復帰させるかご戸係合外れの復帰動作を行う。
【0026】
図2は、本発明の参考例1に係わるかご戸係合外れ復帰装置9の説明図であり、図2(a)はかご戸1および乗り場戸2を連動して開閉するかご戸係合板3に取り付けられたかご戸係合外れ復帰装置9の説明図、図2(b)はかご室内から見たかご戸係合外れ復帰装置9の説明図である。
【0027】
かご戸係合外れ復帰装置9は、かご戸係合板3をプランジャー10を介して吸引するかご戸係合板吸引装置11と、かご戸係合板3をプランジャー10を介して吸引したときにかご戸係合板3を案内するガイドレール12とから構成される。かご戸係合外れ復帰装置9は係合外れ復帰信号dを入力すると、かご戸係合板吸引装置11を起動しプランジャー10を介してかご戸係合板3を吸引し動作させる。
【0028】
かご戸係合板吸引装置11の内部にはコイルが入っており、コイルが励磁することでプランジャー10を吸引し、かご戸係合板3を引き付けガイドレール12でスライドさせる。
【0029】
図3は、本発明の参考例1でのかご戸係合外れ復帰装置9による復帰動作の説明図であり、図3(a)は係合ローラー5bの外側にかご戸係合板3が位置した場合、図3(b)はかご戸係合外れ復帰装置9による復帰動作の経過を示している。
【0030】
かご戸係合板3が乗り場戸インターロック装置の係合ローラー5a、5b間から外れ、図3(a)に示すように、かご戸係合板3が係合ローラー5bの外側に位置した場合には、乗り場戸2が閉まってもかご戸1が閉じなくなってしまう。この場合、かご戸係合外れ判定装置7は、かご戸係合外れ検出センサー8からの係合外れ検出信号cと、かご戸1の開閉状態を示すかご戸信号aとにより、かご戸係合外れが起きてかご戸1が閉じないものと判断し、かご戸係合外れ復帰装置9に係合外れ復帰信号dを出力する。
【0031】
かご戸係合外れ復帰装置9は係合外れ復帰信号dを入力すると、かご戸係合板吸引装置11を起動しプランジャー10を介してかご戸係合板3を引き付け、かご戸係合外れを自動復帰するようにする。
【0032】
図4は、本発明の参考例1に係わるエレベーターのドア制御装置の動作を示すフローチャートである。かご戸係合外れ判定装置7は、乗り場戸2の開閉状態を示す乗り場戸信号b、かご戸1の開閉状態を示すかご戸信号a、かご戸係合外れ検出センサー8からの係合外れ検出信号cを入力し、かご戸係合外れが発生したか否かを判断する(S1)。
【0033】
かご戸係合外れが発生したと判断したときは、かご戸係合外れ判定装置7は係合外れ復帰信号dをかご戸係合外れ復帰装置9に出力する。かご戸係合外れ復帰装置9は、係合外れ復帰信号dを入力したときは、かご戸係合板吸引装置11を動作させて自動復帰を行う(S2)。
【0034】
この参考例1によれば、かご戸係合板3が乗り場戸インターロック装置の係合ローラー5a、5b間から外れるかご戸係合外れが発生した際に、かご戸係合外れ復帰装置9によりかご戸係合外れを自動復帰させることができるので、エレベーターの稼働率を上がられ、利用者の不快感をなくすことができる。
【0035】
次に、本発明の参考例2を説明する。図5は、本発明の参考例2に係わるエレベーターのドア制御装置のかご戸係合外れ復帰装置9の説明図であり、図5(a)はかご戸1および乗り場戸2を連動して開閉するかご戸係合板3に取り付けられたかご戸係合外れ復帰装置9の説明図、図5(b)はかご室内から見たかご戸係合外れ復帰装置9の説明図である。
【0036】
この参考例2参考例1に対し、かご戸係合外れ復帰装置9はかご戸係合板3を左右にスライドさせることに代えて、上下にスライドさせるようにしたものである。
【0037】
図5に示すように、かご戸係合外れ復帰装置9は、かご戸係合板3を上下にスライドさせるように構成されている。かご戸係合板吸引装置11はかご戸1の内側の下方部に設けられ、かご戸係合板3をプランジャー10を介して支持している。また、かご戸係合板3を案内するガイドレール12も縦方向に配置されている。かご戸係合板吸引装置11は、かご戸係合外れ判定装置7から係合外れ復帰信号dを入力すると、プランジャー10を吸引しかご戸係合板3をガイドレール12に沿って下方に動作させる。
【0038】
かご戸係合板吸引装置11の内部には、参考例1と同様にコイルが入っており、コイルが励磁することでプランジャー10を吸引し、かご戸係合板3を引き付け、ガイドレール12で案内して下方にスライドさせる。これにより、かご戸係合板3は乗り場戸インターロック装置の係合ローラー5a、5bより下方に位置し、かご戸1の正常位置関係から係合ローラー5a、5b間の正常な状態に復帰させる。そして、かご戸1が閉じて、かご戸係合板吸引装置11によりプランジャー10を押し出し、元の位置にかご戸係合板3を戻し、かご戸係合外れを自動復帰する。
【0039】
この参考例2によれば、参考例1と同様に、かご戸係合板3が乗り場戸インターロック装置の係合ローラー5a、5b間から外れるかご戸係合外れが発生した際に、かご戸係合外れを自動復帰させるので、エレベーターの稼働率を上げられ、利用者の不快感をなくすことができる。
【0040】
次に、本発明の第1の実施の形態を説明する。図6は、本発明の第1の実施の形態に係わるエレベーターのドア制御装置の構成図である。この第1の実施の形態は、図1に示した参考例1に対し、かご戸係合外れ復帰装置9としてエレベーター制御装置13を用い、かご戸係合外れ判定装置7がかご戸係合外れと判定したときは、エレベーター制御装置13はかご自体を上下させるようにしたものである。
【0041】
図6において、かご戸係合外れ判定装置7は、乗り場戸2の開閉状態を示す乗り場戸信号b、かご戸1の開閉状態を示すかご戸信号a、およびかご戸係合外れ検出センサー8からの係合外れ検出信号cを取り込み、かご係合外れをしていないかを判断する。
【0042】
かご戸係合外れ判定装置7は、かご戸係合外れの際にはエレベーター制御装置13に係合外れ復帰信号dを出力し、かご戸係合外れ復帰運転(かご自体を移動させ、かご戸1が閉じてかご戸係合外れがなくなると元のかご位置までに戻す運転)を行う。
【0043】
図7は、本発明の第1の実施の形態に係わるエレベーターのドア制御装置の動作を示すフローチャートである。かご戸係合外れ判定装置7は、乗り場戸2の開閉状態を示す乗り場戸信号b、かご戸1の開閉状態を示すかご戸信号a、かご戸係合外れ検出センサー8からの係合外れ検出信号cを入力し、かご戸係合外れが発生したか否かを判断する(S1)。
【0044】
かご戸係合外れが発生したと判断したときは、かご戸係合外れ判定装置7は係合外れ復帰信号dをエレベーター制御装置13に出力する。エレベーター制御装置13は、係合外れ復帰信号dを入力したときは、かご自体を上下させるかご戸係合外れ復帰運転を行い、かご戸係合板3を乗り場戸インターロック装置の係合ローラー5a、5b間に自動復帰させるようにする(S2)。
【0045】
この第1の実施の形態によれば、参考例1と同様に、かご戸係合板3が乗り場戸インターロック装置の係合ローラー5a、5b間から外れるかご戸係合外れが発生した際に、かご戸係合外れを自動復帰させるので、エレベーターの稼働率を上げられ、利用者の不快感をなくすことができる。
【0046】
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。図8は、本発明の第2の実施の形態に係わるエレベーターのドア制御装置の構成図である。この第2の実施の形態は、図1に示した参考例1に対し、かご戸係合外れ復帰装置9によるかご戸係合外れ復帰動作を行う旨をかご内の乗客に報知するかご内報知装置14を設けたものである。
【0047】
図8において、かご戸係合外れ判定装置7は、乗り場戸の開閉状態を示す乗り場戸信号b、かご戸1の開閉状態を示すかご戸信号a、およびかご戸係合外れ検出センサー8からの係合外れ検出信号cを取り込み、かご係合外れをしていないか否かを判断する。
【0048】
かご戸係合外れ判定装置7は、かご係合板3が係合ローラー5a、5bの間から外れたと判定したときは、かご内報知装置14にかご内報知信号eを出力すると共に、係合外れ復帰信号dをかご戸係合外れ復帰装置9に出力する。かご内報知装置14に出力される報知内容としては、例えば、「かご戸の係合外れが発生しました。復旧しますのでしばらくお待ちください。」等を報知する。
【0049】
図9は、本発明の第2の実施の形態に係わるエレベーターのドア制御装置の動作を示すフローチャートである。かご戸係合外れ判定装置7は、乗り場戸2の開閉状態を示す乗り場戸信号b、かご戸1の開閉状態を示すかご戸信号a、かご戸係合外れ検出センサー8からの係合外れ検出信号cを入力し、かご戸係合外れが発生したか否かを判断する(S1)。
【0050】
かご戸係合外れが発生したと判断したときは、かご内報知装置13にかご内報知信号eを出力し、かご内の乗客にかご戸係合外れが発生したことと復旧していることの報知を行う(S2)。
【0051】
また、かご戸係合外れ判定装置7は係合外れ復帰信号dをかご戸係合外れ復帰装置9に出力する。かご戸係合外れ復帰装置9は、係合外れ復帰信号dを入力したときは、かご戸係合板吸引装置11を動作させて自動復帰を行う(S3)。
【0052】
これにより、かご戸係合板3が乗り場戸インターロック装置の係合ローラー5a、5b間から外れるかご戸係合外れが発生し、かご戸係合外れを自動復帰させる際に、かご内の利用者に報知するので、不快感をなくすことができる。
【0053】
ここで、かご戸係合外れ復帰装置9が一定時間継続してかご戸係合外れ復帰動作を行っても、かご戸係合板3を自動復帰させることができない場合には、その復帰動作を中止し、かご内報知装置14にその旨を出力するようにする。
【0054】
図10は、一定時間継続してかご戸係合外れ復帰動作を行っても自動復帰させることができない場合のエレベーターのドア制御装置の動作を示すフローチャートである。
【0055】
図10において、かご戸係合外れ判定装置7は、乗り場戸2の開閉状態を示す乗り場戸信号b、かご戸1の開閉状態を示すかご戸信号a、かご戸係合外れ検出センサー8からの係合外れ検出信号cを入力し、かご戸係合外れが発生したか否かを判断する(S1)。
【0056】
かご戸係合外れが発生したと判断したときは、かご内報知装置13にかご内報知信号eを出力し、かご内の乗客にかご戸係合外れが発生したことと復旧していることの報知を行う(S2)。例えば、「かご戸の係合外れが発生しました。復旧しますのでしばらくお待ちください。」と報知する。
【0057】
また、かご戸係合外れ判定装置7は係合外れ復帰信号dをかご戸係合外れ復帰装置9に出力する。かご戸係合外れ復帰装置9は、係合外れ復帰信号dを入力したときは、かご戸係合板吸引装置11を動作させて自動復帰を行う。そして、この復帰動作が一定時間の間に終了したか否かを判定し(S3)、一定時間の間に終了しないときは復帰動作を中止し、かご内の乗客に注意を促す報知をする(S4)。例えば、「かご戸の係合装置の不具合が発生しました。非常呼びボタンを押してください。」と報知する。
【0058】
この第2の実施の形態によれば、かご戸係合板3が乗り場戸インターロック装置の係合ローラー5a、5b間から外れるかご戸係合外れが発生し、かご戸係合外れを自動復帰させる際に、かご内の利用者にその旨を報知するので、不快感をなくすことができる。また、自動復帰ができなくなったときは、その旨をかご内の利用者にその旨を報知するので、利用者の混乱を防ぐことができる。
【0059】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のエレベーターのドア制御装置によれば、かご戸係合板が乗り場戸インターロック装置の係合ローラー間から外れるかご戸係合外れが発生した際に、かご戸係合外れを検知して自動復帰させるので、利用者の不快感をなくすことができる。
【0060】
また、かご内の乗客にかご戸係合板が乗り場戸インターロック装置の係合ローラー間から外れるかご戸係合外れが起きたことを報知するので、注意を促すことができる。また、一定時間内で自動復帰できない場合であっても、かご戸係合板の自動復帰を止めるようにしているため、事前に利用者の事故を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例1に係わるエレベーターのドア制御装置の構成図。
【図2】本発明の参考例1に係わるかご戸係合外れ復帰装置の説明図。
【図3】本発明の参考例1でのかご戸係合外れ復帰装置9による復帰動作の説明図。
【図4】本発明の参考例1に係わるエレベーターのドア制御装置の動作を示すフローチャート。
【図5】本発明の参考例2に係わるエレベータードア制御装置のかご戸係合外れ復帰装置の説明図。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係わるエレベーターのドア制御装置の構成図。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係わるエレベーターのドア制御装置の動作を示すフローチャート。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係わるエレベーターのドア制御装置の構成図。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係わるエレベーターのドア制御装置の動作を示すフローチャート。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係わるエレベーターのドア制御装置で一定時間継続してかご戸係合外れ復帰動作を行っても自動復帰させることができない場合の動作を示すフローチャート。
【図11】従来におけるかご戸および乗り場戸を連動して開閉するかご戸係合板の説明図。
【図12】従来例におけるかご戸係合板が係合ローラー間から外れた状態の説明図。
【符号の説明】
1…かご戸、2…乗り場戸、3…かご戸係合板、4…固定アングル、5…係合ローラー、6…かご立柱、7…かご戸係合外れ判定装置、8…かご戸係合外れ検出センサー、9…かご戸係合外れ復帰装置、10…プランジャー、11…かご戸係合板吸引装置、12…ガイドレール、13…エレベーター制御装置、14…かご内報知装置

Claims (3)

  1. 各階床に設けられかごが停止していないときは乗り場戸を施錠する乗り場戸インターロック装置と、かごが停止しかご戸および乗り場戸を開くときは前記乗り場戸インターロック装置を解除するかご戸係合板とを備え、かご戸および乗り場戸が閉じたときにかごの運転を開始するエレベーターのドア制御装置において、かご戸係合板が乗り場戸インターロック装置の係合ローラー間から外れたかご戸係合外れ状態か否かを判定するかご戸係合外れ判定装置と、前記かご戸係合外れ判定装置がかご戸係合外れと判定したときは前記かご戸係合板を前記乗り場戸インターロック装置の係合ローラー間に自動復帰させるかご戸係合外れ復帰装置とを備え、前記かご戸係合外れ復帰装置としてエレベーター制御装置を用い、前記かご戸係合外れ判定装置がかご戸係合外れと判定したときは、前記エレベーター制御装置はかご自体を上下させることを特徴とするエレベーターのドア制御装置。
  2. 前記かご戸係合外れ復帰装置によるかご戸係合外れ復帰動作を行う旨をかご内の乗客に報知するかご内報知装置を設けたことを特徴とする請求項1に記載のエレベーターのドア制御装置。
  3. 前記かご戸係合外れ復帰装置は一定時間継続してかご戸係合外れ復帰動作を行っても前記かご戸係合板を自動復帰させることができない場合には復帰動作を中止し、前記かご内報知装置にその旨を出力することを特徴とする請求項2に記載のエレベーターのドア制御装置。
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