JP4655927B2 - 無線式被ばく管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、原子力施設の放射線管理区域又は同管理区域内の特定場所への出入りの際に、無線式線量計によって被ばく線量測定データ等を入退域管理装置との間で無線通信する無線式被ばく管理システムに関する。
従来、放射線管理区域への立入り時において、無線式線量計と入退域管理装置との間で線量計番号や線量及び立入り時間警報値等を、また、管理区域からの退出時間にも同様に線量計番号や線量計測定データを無線で通信する技術が知られている。この種の技術として、特許文献1がある。特許文献1は、無線式線量計を持った者がアーチ状のアンテナをくぐる際に入退域管理装置であるゲート装置と通信するようになっている。
特開2003−98258号公報
ところで、従来の無線式被ばく管理システムにおいては、入退域管理装置が複数台近傍位置に配置されている構成が多く、このような場合に、無線式線量計と通信している入退域管理装置の電波が干渉となって隣の入退域管理装置の通信に妨害を与え、無線式線量計と適正な通信が行えなくなるという問題がある。
上記特許文献1では、アーチ状のゲートをくぐる際に通信を行うようになっているが、電波干渉については言及されていないので、上記と同じ問題が生じる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、複数台近傍位置に配置された入退域管理装置同士の通信電波の干渉を無くすことができ、これによって無線式線量計と適正な通信を行うことができる無線式被ばく管理システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1による無線式被ばく管理システムは、放射線管理区域への入退を管理する複数の入退域管理装置と、放射線管理区域への入退出時に該当入退域管理装置から無線通信による起動信号を受信した際に起動状態となって計測被ばく量を含む必要情報を無線で送受信する無線式線量計を有する無線式被ばく管理システムにおいて、前記入退域管理装置は、前記起動信号を送信する際に当該起動信号に前記無線式線量計との通信を行う際に使用する固有の無線チャネルの情報を設定し、この設定が行われた起動信号を全ての入退域管理装置が共用する無線チャネルで送信する手段を備え、前記無線式線量計は、前記起動信号を受信して起動状態となった後に当該起動信号中の設定情報に基づく固有の無線チャネルを用いて該当入退域管理装置と通信を行う手段を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、無線式線量計は、所望の入退域管理装置からの起動信号で起動した後は、その起動信号中の設定情報に基づく固有の無線チャネルで所望の入退域管理装置と無線通信を行う。従って、入退域管理装置が複数台近傍位置に配置されていても、個々が異なる無線チャネルで無線式線量計と通信を行うので、入退域管理装置同士の電波干渉が無くなり、これによって無線式線量計と適正な通信を行うことが可能となる。
また、本発明の請求項2による無線式被ばく管理システムは、請求項1において、前記固有の無線チャネルの情報を予め設定しておく操作を行うスイッチを更に備えたことを特徴とする。
この構成によれば、複数の入退域管理装置毎に固有の無線チャネルの情報を人がスイッチによって予め設定することができるので、複数人による目視確認などによって、無線式線量計が起動後に入退域管理装置と通信を行う無線チャネルを重複しないように設定することができる。
また、本発明の請求項3による無線式被爆管理システムは、請求項1において、前記固有の無線チャネルの情報を記憶手段に予め設定することを特徴とする。
また、本発明の請求項4による無線式被ばく管理システムは、請求項1において、前記固有の無線チャネルの情報は、前記入退域管理装置の固有の識別情報をもとに作成されることを特徴とする。
この構成によれば、所望の入退域管理装置が無線式線量計と通信を行う固有の無線チャネルの情報を、該当の入退域管理装置の固有の識別情報から作成するので、無線式線量計が起動後に通信を行う無線チャネルを重複しないように作成することができる。
また、本発明の請求項5による無線式被ばく管理システムは、請求項1から4の何れか1項において、前記入退域管理装置は、前記起動信号を電磁放射信号、赤外線信号、超音波信号の何れか1つで前記無線式線量計へ送信する手段を備え、前記無線式線量計は、前記入退域管理装置から送信されてきた電磁放射信号、赤外線信号、超音波信号の何れか1つの信号を受信した際に起動状態となることを特徴とする。
この構成によれば、入退域管理装置から起動信号を無線チャネル以外の電磁放射信号、赤外線信号、超音波信号の何れか1つの信号で無線式線量計へ送信するので、より適正に電波干渉を防止することができる。
また、本発明の請求項6による無線式被ばく管理システムは、請求項1から5の何れか1項において、前記入退域管理装置が前記無線式線量計を起動状態又は前記必要情報を送受信するための通信が各入退域管理装置で重ならないように指示するタイミング信号を各入退域管理装置へ送信する管理装置を更に備えたことを特徴とする。
この構成によれば、管理装置からの指示により通信タイミングが入退域管理装置同士で重ならないようになるので、自入退域管理装置が通信している時に他入退域管理装置の通信が干渉となることを完全に無くし、より無線式線量計と適正な通信を行うことができる。
以上説明したように本発明によれば、複数台近傍位置に配置された入退域管理装置同士の通信電波の干渉を無くすことができ、これによって無線式線量計と適正な通信を行うことができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。但し、本明細書中の全図において相互に対応する部分には同一符号を付し、重複部分においては後述での説明を適時省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る無線式被ばく管理システムにおける無線式線量計を収納する充電貸出装置及び入退域管理装置の外観図である。また、図1に示す入退域管理装置3の外部構成を図2に示す。
図1に示す充電貸出装置1は、多数の無線式線量計2を保管すると共に充電するためのものである。
入退域管理装置3は、図2に示すように、情報を表示するディスプレイ装置3−1と、操作スイッチ3−2と、人のIDカードを設置し、人の識別情報を読み込むIDカード読取部3−3と、無線信号の送受信を行うアンテナ3−4とを備えて構成されている。
この入退域管理装置3は内部に、図3に示すように、CPU3−6aに、無線回路3−6b、メモリ回路3−6d、センターインタフェース回路3−6e及びチャネル設定スイッチ3−6fを配線接続して各々を実装したプリント基板による入退域管理処理基板3−6を備えている。
CPU3−6aは、入退域管理装置3が行う無線式線量計2の管理処理を司るものである。無線回路3−6bは、入退域管理装置3との無線通信を行うものである。メモリ回路3−6dは、入退域管理装置3から受信した情報を記憶するものである。センターインタフェース回路3−6eは、管理センターに配置されている後述で説明するセンター管理装置6(図5参照)との接続インタフェースである。チャネル設定スイッチ3−6fは、無線式線量計2と通信を行うための無線周波数を無線式線量計毎に設定するものである。
また、入退域管理装置3は、CPU3−6aの制御に応じて無線回路3−6bから無線式線量計2を起動するための起動信号を送信するようになっている。
このような入退域管理装置3と通信を行う無線式線量計2は、図4に示すように、アンテナ2−1と、無線信号の送信/受信を行うRF(Radio Frequency)部2−2と、無線式線量計全体を制御するCPU2−3と、線量計番号、人の識別情報、被ばく量計測値などの情報を記憶するメモリ部2−4と、被ばく量を計測する計測部2−5と、ブザーやLED(Light emitting diode)などの音や光を出力する通知部2−6とを備えて構成されている。
また、入退域管理装置3は、図5に示すように、複数の入退域管理装置3A,3B,3Cが、放射線管理区域10の出入口に配列されており各々が通信ネットワーク5を介してセンター管理装置6に接続されている。各入退域管理装置3A,3B,3Cのゲートを、例えば無線式線量計2A,2B,2Cの各々を所持する者が通過するものとする。
次に、図5に示す無線式被ばく管理システムの入退域管理装置及び無線式線量計による被ばく管理処理の動作を、図6に示すシーケンス図を参照して説明する。但し、入退域管理装置3A及び無線式線量計2Aを代表して説明する。
無線式線量計2Aは、充電貸出装置1に保管された状態では、線量計番号(線量計識別符号)のみの情報を保持している。つまり、線量計番号以外の情報は保持しておらず待機状態にある。そして、無線式線量計2Aが充電貸出装置1から取り出されると起動待ち状態となる(S2−1)。
一方、入退域管理装置3Aでは、人が所有するIDカードがIDカード読取部3−3に提示されると、IDカード内の識別情報(ID情報)を読み取り、そのID情報を保持する(S3−1)。
次に、入退域管理装置3Aは、近くにある無線式線量計2Aを呼び出すために、無線回路3−6bを起動することによって、図7(a)に示す起動信号21を送信する(S3−2)。この際、起動信号21は、全ての無線式線量計2に対して共通の無線周波数(無線チャネル)で送信される。また、起動信号21は、同期信号21a、入退域管理装置識別符号21b、使用チャネル21c、誤り検出符号21dを備えて構成されている。但し、誤り検出符号21dの代わりに誤り訂正符号でもよい。なお、誤り検出符号21dは省略可能である。
また、使用チャネル21cは、チャネル設定スイッチ3−6fで設定された番号、メモリ回路3−6dに保持された番号、メモリ回路3−6dに保持された入退域管理装置識別符号21bをもとに作成された番号の何れか1つである。その識別符号をもとに作成する番号とは、例えば入退域管理装置識別符号21bのどこかの桁の数値、又は、入退域管理装置識別符号21bをある値(例えば8)で割ったときの余りの数値である。
換言すれば、そのような数値を使用チャネル21cとするようになっている。また、使用チャネル21cは、上記の起動信号21にて無線式線量計2Aが起動後に入退域管理装置3Aと通信を行う際に用いる固有の無線チャネルを指示するものであって、起動信号21を送信した無線チャネルとは異なる。この例では使用チャネル21cで指定される無線チャネルにも同符号21cを付す。また、その設定された無線チャネル21cで通信を行うステップを枠20で囲んだ。
即ち、先の起動信号21を受信した無線式線量計2Aは、メモリ部2−4に起動信号21中の情報を記憶し(S2−2)、起動信号21の中で指定された無線チャネル21cを用い、自無線式線量計2Aの識別符号を載せた図7(b)に示す線量計識別信号22を、起動信号21の中の入退域管理装置識別符号21bで識別される入退域管理装置3A宛に無線送信する(S2−3)。
線量計識別信号22は、同期信号22a、送信元線量計識別符号22b、送信先入退域管理装置識別符号22c、データ22d、誤り検出符号22eで構成されている。但し、誤り検出符号22dの代わりに誤り訂正符号でもよい。なお、誤り検出符号22dは省略可能である。
この線量計識別信号22を受信した入退域管理装置3Aは、メモリ回路3−6dにその線量計識別信号22中の情報を保持し(S3−3)、その中の送信元線量計識別符号22bで識別される無線式線量計2Aへ、次の要求又は設定情報等を図7(c)に示す入退域管理装置識別信号23として既に設定済みの無線チャネル21cで無線送信する(S3−4)。
入退域管理装置識別信号23は、同期信号23a、送信元入退域管理装置識別符号23b、送信先線量計識別符号23c、データ23d、誤り検出符号23eで構成されている。但し、誤り検出符号23dの代わりに誤り訂正符号でもよい。なお、誤り検出符号23dは省略可能である。
この入退域管理装置識別信号23を無線式線量計2Aが受信すると、その応答を入退域管理装置識別信号23中の送信元入退域管理装置識別符号23bで識別される入退域管理装置3Aへ無線送信する(S2−4)。
入退域管理装置3Aは、その応答を確認し、この結果の情報をディスプレイ装置3−1に表示する(S3−5)。この後、入退域管理装置3Aは、S3−4とS3−5を、無線式線量計2AはS2−4を必要分繰り返し、通信を終わる時に入退域管理装置3Aは終了の信号を無線式線量計2Aへ送信する(S3−6)。
無線式線量計2Aは、その終了の信号を受信すると(S2−5)、通信を終了する(S2−6)。なお、その通信終了は、本例のように通信終了してもよいし、無線式線量計2Aから終了応答を送信してから通信終了としてもよい。
このような第1の実施の形態による無線式被ばく管理システムによれば、入退域管理装置3において、起動信号21を送信する際に当該起動信号21に無線式線量計2との通信を行う際に使用する固有の無線チャネル21cの情報を設定し、この設定が行われた起動信号21を全ての入退域管理装置3が共用する無線チャネル21cで送信するCPU3−6a及び無線回路3−6bを備えた。また、無線式線量計2に、起動信号21を受信して起動状態となった後に当該起動信号21中の設定情報に基づく固有の無線チャネル21cを用いて該当入退域管理装置3と通信を行うRF部2−2、CPU2−3、メモリ部2−4を備えた。
これによって、無線式線量計2は、所望の入退域管理装置3からの起動信号21で起動した後は、その起動信号21中の設定情報21cに基づく固有の無線チャネル21cで所望の入退域管理装置3と無線通信を行うことができる。従って、入退域管理装置3が複数台近傍位置に配置されていても、個々が異なる無線チャネルで無線式線量計2と通信を行うので、入退域管理装置3同士の電波干渉が無くなり、これによって無線式線量計2と適正な通信を行うことが可能となる。
また、入退域管理装置3に、固有の無線チャネル21cの情報を予め設定しておく操作を行うチャネル設定スイッチ3−6fを更に備えた。これによって、複数の入退域管理装置3毎に固有の無線チャネルの情報を、人がチャネル設定スイッチ3−6fによって予め設定することができるので、複数人による目視確認などによって、無線式線量計2が起動後に入退域管理装置3と通信を行う無線チャネルを重複しないように設定することができる。この他、固有の無線チャネル21cの情報は、メモリ回路3−6dなどの記憶手段に予め設定しておき、それをCPU3−6aが読み出して使用するようにしてもよい。
また、固有の無線チャネルの情報は、入退域管理装置3の固有の識別情報をもとに作成して予め設定しても良い。これによって、所望の入退域管理装置3が無線式線量計2と通信を行う固有の無線チャネルの情報を、該当の入退域管理装置3の固有の識別情報から作成するので、無線式線量計2が起動後に通信を行う無線チャネルを重複しないように作成することができる。
(第2の実施の形態)
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る無線式被ばく管理システムにおける入退域管理装置の外観図、図9は、入退域管理装置の内部構成図、図10は、無線式線量計の内部構成図である。
第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、入退域管理装置3の外面に電磁誘導部3−5を設けると共に、その内部に図9に示すように、CPU3−6aに接続して起動回路3−6cを設け、更に図10に示すように、無線式線量計2にCPU2−3に接続して電磁誘導回路2−7を設けたことにある。
この場合、前述したように起動信号21は無線チャネルに代え、後述で説明するように電磁誘導の電磁放射によって送出される。
即ち、電磁誘導部3−5は、起動回路3−6cに接続されており、上記図6のステップS3−1においてIDカード読取部3−3でIDカード内の識別情報(ID情報)が読み取られた際に、ステップS3−2において起動回路3−6cが起動信号21を作成し、電磁誘導部3−5から電磁誘導の電磁放射による起動信号21を送出する。そして、ステップS2−2において、無線式線量計2が電磁誘導回路2−7で起動信号21を受信すると起動状態となる。
なお、電磁誘導部3−5及び電磁誘導回路2−7は、赤外線方式の場合、赤外線による起動信号を送出する赤外線回路であり、超音波方式の場合、超音波による起動信号を送出する超音波回路である。
このように、第2の実施の形態の無線式被ばく管理システムによれば、入退域管理装置3から起動信号21を無線チャネル以外の電磁放射信号、赤外線信号、超音波信号の何れか1つの信号で無線式線量計2へ送信すれば、より適正に電波干渉を防止することができる。
(第3の実施の形態)
図11は、本発明の第3の実施の形態に係る無線式被ばく管理システムにおける入退域管理装置及び無線式線量計の動作タイミングを説明するための第1のタイミング図、図12は第1のタイミングに続く第2のタイミング図である。
第3の実施の形態の特徴は、各入退域管理装置3A〜3Cが無線式線量計2に対して通信するタイミングを、センター管理装置6から各入退域管理装置3A〜3Cに指示することにより重ならないようにしたことにある。また、第3の実施の形態に適用する無線式被ばく管理システムの構成は、上述した第1及び第2の実施の形態の構成の何れでもよい。
センター管理装置6は、所定のタイムスロット割り当てが発生した場合、図11及び図12に示すタイムスロットTS1,TS2,TS3の切替タイミングを示すタイミング信号31{図13(a)}を通信ネットワーク5へ送信する。各入退域管理装置3A〜3Cは、そのタイミング信号31を検知することでタイムスロットTS1〜TS3を認識可能となっている。各タイムスロットTS1〜TS3の切替は、時刻t1〜t12…tnで示すように一定間隔で行われるようになっている。
タイミング信号31は、図13(a)に示すように、同期信号31a、送信元のセンター番号31b、送信先のブロードキャスト情報(全入退域管理装置3A〜3C宛であることを示す)31c、信号がタイムスロット信号であることを示す種別情報31d、どのタイムスロットが始まるかを示すタイムスロット番号31e、誤り検出符号31fから構成されている。
例えば、最初に入退域管理装置3Aが人の来たことを検知して図11にT1で示す通信開始要求が実行されると、入退域管理装置3Aはセンター管理装置6に対して、タイムスロット要求信号32を送信する。このタイムスロット要求信号32は、図13(b)に示すように、同期信号32a、送信元の入退域管理装置番号32b、送信先のセンター管理装置6の番号であるセンター番号32c、信号がタイムスロット要求であることを示す種別情報32d、誤り検出符号32eから構成されている。
そのタイムスロット要求信号32を受信したセンター管理装置6は、その信号32の中の入退域管理装置番号32bを認識し、図11に示すように、その入退域管理装置3Aへタイムスロット指示信号33を送信する。タイムスロット指示信号33は、図13(c)に示すように、同期信号33a、送信元のセンター番号33b、送信先の入退城管理装置番号33c、信号がタイムスロット指示であることを示す種別情報33d、使用可能なタイムスロット番号33e、誤り検出符号33fから構成されている。
入退域管理装置3Aは、センター管理装置6からのタイムスロット指示信号33を受信し、その中の入退域管理装置番号33cが自入退域管理装置3A宛であることを確認すると、自装置3Aの通信タイミングと判断し、同信号33中のタイムスロット番号33eの図11に示すタイムスロットTS1において、T2a,T2bで示すように無線式線量計2Aに対して起動送信を行い、T3a,T3bで示すようにその無線式線量計2Aから起動応答を受信する。この起動及び応答のシーケンス動作は、上述で図6を参照して説明したシーケンス動作と同様である。
同様に入退域管理装置3B,3Cにおいても、人の来たことを検知してT4,T5で示す通信開始要求が実行されると、センター管理装置6との間でタイムスロット要求信号32及びタイムスロット指示信号33を送受信して、入退域管理装置3BはタイムスロットTS2を、入退域管理装置3CはタイムスロットTS3を確保する。
そして、入退域管理装置3Bは、タイムスロットTS2において、T6a,T6bで示すように無線式線量計2Bに対して起動送信を行い、T7a,T7bで示すようにその無線式線量計2Bから起動応答を受信する。入退域管理装置3Cは、タイムスロットTS3において、T8a,T8bで示すように無線式線量計2Cに対して起動送信を行い、T9a,T9bで示すようにその無線式線量計2Cから起動応答を受信する。
また、各入退域管理装置3A〜3C並びに当該入退域管理装置3A〜3Cによって起動された無線式線量計2は、自入退域管理装置以外のタイムスロットにおいては、T10,T11,T12で示すように信号の受信を停止して待機状態となる。例えば、時刻t1のタイムスロットTS1で起動、応答処理を行っていた入退域管理装置3Aは、他の入退域管理装置3B,3C宛のタイミング信号31をセンター管理装置6から受信すると、無線式線量計2Aとの通信を中断し、次の自タイムスロットTS1が来るまで待機状態となる。
なお、予めタイムスロット時間を決めておき、その時間になったら中断するようにしてもよく、更には、無線送信と無線受信とを1回ずつ行った際に中断するようにしてもよい。
待機状態の入退域管理装置3Aは、時刻t4で自装置宛のタイミング信号31を受信して自タイムスロットTS1であることを認識すると、無線式線量計2Aとの間でT13a,T13bで示す要求処理、T14a,T14bで示す応答処理を行う。但し、その要求処理は図6のS3−4の処理、応答処理はS2−4の処理である。
同様に、待機状態の入退域管理装置3Bは、時刻t5で自装置宛のタイミング信号31を受信して自タイムスロットTS2であることを認識すると、無線式線量計2Bとの間でT15a,T15bで示す要求処理、T16a,T16bで示す応答処理を行う。待機状態の入退域管理装置3Cは、図12に渡って示す時刻t6で自装置宛のタイミング信号31を受信して自タイムスロットTS3であることを認識すると、無線式線量計2Cとの間でT17a,T17bで示す要求処理、T18a,T18bで示す応答処理を行う。
この処理を継続し、例えば入退域管理装置3Aであれば、時刻t7のタイムスロットTS1において無線式線量計2Aとの間でT19a,T19bで示す継続処理、T20a,T20bで示す応答処理を行う。
そして、入退域管理装置3Aが最後に、時刻t10のタイムスロットTS1において無線式線量計2Aとの間でT21a,T21bで示す終了処理、T22a,T22bで示す応答処理を行って無線通信が終了すると、入退域管理装置3Aは、センター管理装置6へタイムスロット開放信号34を送信する。このタイムスロット開放信号34をセンター管理装置6が受信すると、タイムスロットTS1への割り当てを終了する。この場合、タイムスロットTS2とTS3とが割り当てとなる。但し、その終了処理は図6のS3−6,S2−5,S2−6の処理である。
更に、入退域管理装置3Cが最後に、時刻t9のタイムスロットTS3において無線式線量計2Cとの間でT23a,T23bで示す終了処理、T24a,T24bで示す応答処理を行って無線通信が終了すると、入退域管理装置3Cは、センター管理装置6へタイムスロット開放信号34を送信する。このタイムスロット開放信号34をセンター管理装置6が受信すると、タイムスロットTS3への割り当てを終了する。この場合、タイムスロットTS2のみへの割り当てとなるので、入退域管理装置3Bのみが無線通信可能な状態となる。
この際の例として、入退域管理装置3Bは、例えば時刻t8のタイムスロットTS2において無線式線量計2Bとの間でT25a,T25bで示す要求処理を行ったが、その応答がない場合、次の時刻t9〜t11間の他タイムスロットTS3,TS1において待機状態となり、時刻t11の自タイムスロットTS2においてリトライする。この例の場合、無線式線量計2Bとの間でT25a,T25bで示す要求処理、T26a,T26bで示す応答処理を行い、以降も継続状態となる。
なお、タイムスロットの発生は、必要な入退域管理装置3A〜3Cの数だけタイムスロットTS1〜TS3を発生するようにしてもよいが、この他に、常時入退域管理装置の全台数分のタイムスロットを発生するようにしてもよい。
このように第3の実施の形態の無線式被ばく管理システムによれば、入退域管理装置3A〜3C毎に通信を実施するタイミングを制御し、センター管理装置6からの指示により通信タイミングが入退域管理装置同士で重ならないようにしたので、自入退域管理装置が通信している時に他入退域管理装置の通信が干渉となることを完全に無くし、より無線式線量計と適正な通信を行うことができる。
本発明の第1の実施の形態に係る無線式被ばく管理システムにおける無線式線量計を収納する充電貸出装置及び入退域管理装置の外観図である。 第1の実施の形態の入退域管理装置の外部構成を示す図である。 第1の実施の形態の入退域管理装置の内部構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態の無線式線量計の内部構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る無線式線量計を管理する無線式被ばく管理システムの構成図である。 第1の実施の形態の無線式被ばく管理システムにおける入退域管理装置と無線式線量計の管理処理の動作を説明するためのシーケンス図である。 第1の実施の形態の入退域管理装置と無線式線量計との間で送受信される信号の構成を示し、(a)は起動信号、(b)は線量計識別信号、(c)は入退域管理装置識別信号の構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る無線式被ばく管理システムにおける入退域管理装置の外部構成を示す図である。 第2の実施の形態の入退域管理装置の内部構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態の無線式線量計の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る無線式被ばく管理システムにおける入退域管理装置と無線式線量計の管理処理の動作を説明するための第1のタイミング図である。 第3の実施の形態に係る無線式被ばく管理システムにおける入退域管理装置と無線式線量計の管理処理の動作を説明するための第2のタイミング図である。 第3の実施の形態の入退域管理装置とセンター管理装置との間で送受信される信号の構成を示し、(a)はタイミング信号、(b)はタイムスロット要求信号、(c)はタイムスロット指示信号の構成を示す図である。
符号の説明
1 充電貸出装置
2 無線式線量計
2−1 アンテナ
2−2 RF部
2−3 CPU
2−4 メモリ部
2−5 計測部
2−6 通知部
2−7 電磁誘導回路
3,3A,3B,3C 入退域管理装置
3−1 ディスプレイ装置
3−2 操作スイッチ
3−3 IDカード読取部
3−4 アンテナ
3−5 電磁誘導部
3−6 入退域管理処理基板
3−6a CPU
3−6b 無線回路
3−6d メモリ回路
3−6e センターインタフェース回路
3−6f チャネル設定スイッチ
5 通信ネットワーク
6 センター管理装置
10 放射線管理区域
21 起動信号
22 線量計識別信号
23 入退域管理装置識別信号
31 タイミング信号
32 タイムスロット要求信号
33 タイムスロット指示信号
34 タイムスロット開放信号

Claims (6)

  1. 放射線管理区域への入退を管理する複数の入退域管理装置と、放射線管理区域への入退出時に該当入退域管理装置から無線通信による起動信号を受信した際に起動状態となって計測被ばく量を含む必要情報を無線で送受信する無線式線量計を有する無線式被ばく管理システムにおいて、
    前記入退域管理装置は、前記起動信号を送信する際に当該起動信号に前記無線式線量計との通信を行う際に使用する固有の無線チャネルの情報を設定し、この設定が行われた起動信号を全ての入退域管理装置が共用する無線チャネルで送信する手段を備え、
    前記無線式線量計は、前記起動信号を受信して起動状態となった後に当該起動信号中の設定情報に基づく固有の無線チャネルを用いて該当入退域管理装置と通信を行う手段を備えたことを特徴とする無線式被ばく管理システム。
  2. 前記固有の無線チャネルの情報を予め設定しておく操作を行うスイッチを更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線式被ばく管理システム。
  3. 前記固有の無線チャネルの情報を記憶手段に予め設定することを特徴とする請求項1に記載の無線式被ばく管理システム。
  4. 前記固有の無線チャネルの情報は、前記入退域管理装置の固有の識別情報をもとに作成されることを特徴とする請求項1に記載の無線式被ばく管理システム。
  5. 前記入退域管理装置は、前記起動信号を電磁放射信号、赤外線信号、超音波信号の何れか1つで前記無線式線量計へ送信する手段を備え、
    前記無線式線量計は、前記入退域管理装置から送信されてきた電磁放射信号、赤外線信号、超音波信号の何れか1つの信号を受信した際に起動状態となることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の無線式被ばく管理システム。
  6. 前記入退域管理装置が前記無線式線量計を起動状態又は前記必要情報を送受信するための通信が各入退域管理装置で重ならないように指示するタイミング信号を各入退域管理装置へ送信する管理装置を更に備えたことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の無線式被ばく管理システム。
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