JP4735199B2 - カードリーダの設定方法、カード認証システム - Google Patents

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Description

本発明は、自己の識別子を格納したカードがカードリーダに翳されることによって、カードの認証処理を行うシステムにおいて、カードリーダの各種設定を変更するカードリーダの設定方法、カード認証システムに関する。
従来より、ビル、工場、住宅等の建物に対する入退室認証を行うセキュリティシステムにおいて、各ユーザにIC(Integrated Circuit)カードを携帯させ、各出入口にカードリーダを設けることによって、カードリーダと接続された上位機器によって、各出入口を通過するユーザを認証することが行われている。このようなセキュリティシステムにおいて、複数のカードリーダの設定変更を行う場合には、上位機器から各種設定データを送信する手法が一般的である。したがって、各カードリーダには、ICカードの認証処理を行って上位機器に通知する機能のみならず、上位機器からのコマンドを受け付けて自己の設定を変更する機能も実装されていることが多い。
また、ICカードの読み取りを行って認証処理を行うシステムとしては、例えば下記の特許文献1に記載されているように、メンテナンスカードを用いて、リーダ部のアンテナの保守点検を行う技術が知られている。
この特許文献1に記載された技術は、非接触式自動改札機のリーダ部によってICカードに格納されたデータを読み取った時に、当該ICカードが通常の入出場券か、メンテナンスカードか、を識別する。そして、通常のICカードである場合には通常の認証処理を行い、メンテナンスカードである場合には通常の認証処理を中止して、メンテナンスカードを用いた処理に移行することが記載されている。
また、特許文献1では、リーダ部の保守点検時にメンテナンスカードを翳し、アンテナの交信範囲の測定、当該測定に基づく送信出力の調整、メンテナンスカードへのデータの書込処理の良否の点検等を行っている。すなわち、特許文献1に記載された技術は、リーダ部のアンテナの調整を行うために、ICカードを実際に翳す必要があり、通常のICカードでは複数回に亘って同じリーダ部に翳すと処理のエラーが発生してしまうことを防止するためのものである。
特開2001−155198号公報
上述したように、従来の特許文献1に記載された技術では、カードリーダ(非接触自動改札機)のメンテナンス項目としては、アンテナの交信範囲及び送信出力の調整、非接触自動改札機がICカードに書き込む内容が正確であるかなどである。すなわち、利用者(旅客)が入出場の度にICカード(定期券)を定期券入れから出入れする必要がなく、利用者の利便性を高めるために、アンテナの通信範囲が所定どおりか否か等の保守点検を行うものである。したがって、特許文献1に記載された技術では、メンテナンスカードを用いたとしても、カードリーダ(非接触自動改札機)自体の交信範囲の保守点検ができるのみであり、非接触自動改札機の各種設定等の変更は実現されていないのが現状である。
また、カードリーダの各種設定等を変更するためには、上述した上位機器によってカードリーダを遠隔操作する手法があるが、上位機器とカードリーダとの通信が確立している必要があり、カードリーダ単体が設置された状態では設定が行えないという問題がある。また、カードリーダにディップスイッチや表示パネルにタッチセンサを埋め込んでパネル操作を行う手法でも、設定操作が煩雑となる操作性の問題や、設定操作部を設けることによる装置の大型化、製造コスト増大等の問題がある。更に、ディップスイッチを設けた場合には、意匠上の理由からディップスイッチがカードリーダの裏面に設けられている場合があり、簡単に操作できないおそれがある。更にまた、ビル等のカードリーダは、防犯設備として機能させるために24時間365日稼働させる必要があり、電源の投入、遮断が簡単にできない。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、カードリーダ単体で各種設定の変更をする場合に、簡略な構成で容易に当該カードリーダの各種設定の変更を行うことができるカードリーダの設定方法、カード認証システムを提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するために、カードに記憶されたデータを読み取ってカードに格納されたデータの認証を行うカードリーダを設定を行うために、予めカードに、認証用データとは異なるカードリーダの設定を変更する種別を表す設定種別データを記憶させておき、当該カードをカードリーダに読み取らせる。これにより、カードリーダは、カードから読み取ったデータが設定種別データである場合に、所定の認証処理を行うモードとは異なる設定変更モードに移行し、当該設定種別データで表された設定種別の設定変更を行う。
本発明によれば、カードリーダの設定を変更する種別を表す設定種別データを格納したカードを翳すのみで、カードリーダのモードを設定変更モードに移行し、当該設定種別データで表された設定種別の設定変更を行うことができるので、カード認証のための構成を利用して、カードリーダ単体での各種設定の変更を簡単な構成で実現でき、且つ容易な操作でカードリーダの各種設定の変更を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明に係るカードリーダの設定方法及びカード認証システムは、図1及び図2に示すように構成された非接触ICカード1と非接触カードリーダライタ2とによって実現される。なお、図1及び図2には、上位機器3に対して単一の非接触カードリーダライタ2が接続されている場合を示しているが、実際には複数の非接触カードリーダライタ2が上位機器3と接続されているものとする。
[カード認証システムの構成]
非接触カードリーダライタ2は、例えば人物の入退場を管理する必要がある特定空間、例えばビルの出入口、ビル内の各部屋の出入口に設けられる。そして、非接触カードリーダライタ2は、非接触ICカード1を所持したユーザが出入口を通過するに際して、非接触ICカード1が翳されて、当該非接触ICカード1との間で無線通信を行い、非接触ICカード1に格納された識別子情報を読み取る。
非接触カードリーダライタ2は、識別子情報の読み取りに成功すると、当該識別子情報を、ネットワークで接続された上位機器3に送信し、当該識別子情報の照合をさせて、上位機器3で正当な識別子情報であると判定された場合に通過許可信号を受信する。一方、上位機器3で正当な識別子ではないと判定された場合には、通過不可信号を受信する。
この上位機器3は、例えばビル管理者によって操作されて、予めビル利用者(ユーザ)に配布した非接触ICカード1に格納された正当な識別子情報を登録している。これによって、上位機器3は、非接触カードリーダライタ2から識別子情報が送信されると、当該識別子情報と正当な識別子情報とを照合して、合致する場合には非接触カードリーダライタ2に通過許可信号を返信し、合致しない場合には非接触カードリーダライタ2に通過不可信号を送信する。
このような非接触ICカード1、非接触カードリーダライタ2及び上位機器3からなるカード認証システムは、非接触ICカード1が非接触カードリーダライタ2に翳された時に、非接触ICカード1に格納された識別子情報及び非接触カードリーダライタ2のアドレス値を上位機器3に記憶する。これにより、上位機器3は、非接触カードリーダライタ2が設けられた出入口を通過したユーザを管理できる。
ここで、非接触カードリーダライタ2によって非接触ICカード1からの識別子情報を取得した場合に、当該識別子情報を自己のアドレス値と共に上位機器3に送信して上位機器3から通過許可信号又は通過不可信号を受信する処理や、当該通過許可信号又は通過不可信号を受信したことに関連した表示動作や音響出力動作等を「所定の認証処理」と呼び、当該所定の認証処理を行う非接触カードリーダライタ2の動作モードを「認証処理モード」と呼ぶ。
このように動作するカード認証システムは、非接触カードリーダライタ2が上位機器3に対する端末機器として機能するものの、上位機器3の制御なしに、非接触カードリーダライタ2の各種機能を非接触ICカード1によって設定可能とすることを特徴とする。これによって、各非接触カードリーダライタ2の管理者等によって各非接触カードリーダライタ2の機能を設定することができ、非接触カードリーダライタ2の施工性、保守性を向上させる。
非接触ICカード1は、図1に示すように、通常、識別子を記憶するID記憶領域と、未使用領域(データ1,データ2,・・・)とからなるメモリ空間1aを備えている。非接触ICカード1をビル等の入退管理カードとして使用する場合、ID記憶領域に、固有の識別子が格納され、データ領域にはデータは格納されない状態(未使用領域)となっている。
これに対して、非接触ICカード1を非接触カードリーダライタ2の機能設定用カード(メンテナンスカード)として使用する場合、データ領域(通常の非接触ICカード1では未使用領域)に非接触カードリーダライタ2の設定を変更する種別を表す設定種別データを記憶する。この設定種別データは、上位機器3に登録されている識別子情報とは異なる値であり、非接触カードリーダライタ2の状態を所定の認証処理から設定変更モードに遷移させるための値である。また、機能設定用の非接触ICカード1には、当該設定種別の設定変更データをID記憶領域に記憶する。なお、本例では、設定種別データをデータ領域に記憶し、且つ、設定変更データをID記憶領域に記憶した場合について説明したが、これに限定されるものではない。
このような非接触ICカード1は、例えば、所謂パッシブ型のものからなり、送受信アンテナ、電力生成回路及び上記のメモリ空間1aを有する。この非接触ICカード1は、通常のユーザが使用する入退管理カードとである場合、送受信アンテナで質問電波を受信すると当該質問電波から電力を生成して、メモリ空間1aのID記憶領域に格納された識別子情報のみを含む応答電波を送信する。また、非接触ICカード1は、メンテナンスカードである場合、メモリ空間1aのデータ領域に格納された設定種別データを識別子情報として含む応答電波を送信する。更に、この非接触ICカード1は、メモリ空間1aのID記憶領域に設定変更データが格納されている場合には、設定種別データと設定変更データとを含む応答電波を送信する。なお、以下の説明では、非接触ICカード1がメンテナンスカードである場合には、ID記憶領域に格納された識別子情報及びデータ領域に記憶されたデータの双方を同時に送信する場合について説明する。
このカード認証システムにおける非接触カードリーダライタ2は、図2に示すように、非接触ICカード1と無線通信を行うための非接触リーダライタ部(R/W)11と、非接触リーダライタ部11によって無線通信を行った結果によって各種動作を行うメインCPU(Central Processing Unit)制御部12とを備える。
非接触リーダライタ部11は、非接触ICカード1からの応答を要求する質問電波を送出すると共に、当該質問電波に対して非接触ICカード1から送出された応答電波を受信するアンテナモジュールである。
このアンテナモジュールは、所定の期間ごとに非接触ICカード1を検出するための質問電波を送出させ、質問電波の交信範囲に非接触ICカード1が翳された時に、非接触ICカード1から質問電波に対する応答電波を受信する。アンテナモジュールは、応答電波を受信すると、当該応答電波を電気信号に変換して、D/A変換処理等を行って、メインCPU制御部12に非接触ICカード1の識別子情報を含むディジタルデータを送信する。また、このアンテナモジュールは、所定の暗号化処理等を行って、所定の送信出力で無線電波である質問電波を送信し、質問電波に対して所定の復号処理を行って、ディジタルデータを生成する信号処理手段として機能する。
メインCPU制御部12は、非接触リーダライタ部11からのディジタルデータを受信して、当該ディジタルデータから識別子情報を取得するインターフェース回路と、各種処理を実行する制御部と、上位機器3との間で通信を行う通信回路と、自己のアドレス値及び予め設定された設定種別と設定値との対応関係を記憶する記憶部等を備えている。また、メインCPU制御部12は、非接触カードリーダライタ2に液晶表示機構や音響出力機構(スピーカ等)が搭載されている場合には、当該液晶表示機構や音響出力機構を動作させるためのインターフェース回路も備えている。
メインCPU制御部12は、通常の非接触ICカード1が翳されることによって非接触リーダライタ部11で読み取った識別子情報及びデータを受信すると、当該識別子情報及びデータと、予め記憶部(図示せず)に登録しておいた設定種別データ及び設定変更データとを比較して、合致しない識別子情報及びデータである場合には当該識別子情報を上位機器3に送信する。これによって、メインCPU制御部12は、送信した識別子情報に対して通過許可信号又は通過不可信号を取得できる。このとき、メインCPU制御部12は、液晶表示機構又は音響出力機構を制御して、「操作を受け付けました」との表示又は音声出力を行う。
一方、メインCPU制御部12は、メンテナンスカードが翳されることによって当該メンテナンスカードから受信したデータと記憶部に記憶された設定種別データとが合致した場合には、当該設定種別データで表された設定種別の変更等を行うことができる設定変更モードに移行する。この設定変更モードは、上述の所定の認証処理を行う認証モードとは異なる動作モードである。また、メインCPU制御部12は、データとして設定種別データが送信されたと同時に識別子情報として設定変更データを受信した場合には、設定種別における設定内容を、設定変更データに従って変更する。
[カード認証システムの動作]
つぎに、上述したように構成されたカード認証システムにおいて、非接触カードリーダライタ2の設定を変更する処理手順について図3乃至図12を参照して説明する。
図3に示す処理は、非接触カードリーダライタ2のうち、非接触リーダライタ部11の設定を変更可能とする処理である。この処理は、設定作業において、非接触カードリーダライタ2の設定値の変更が必要かを判断し(ステップS1)、そうである場合に非接触カードリーダライタ2によって非接触ICカード1の検知が可能な状態かが判断されて(ステップS2)、非接触ICカード1が翳される(ステップS3)。なお、ステップS1〜ステップS3は、非接触カードリーダライタ2の設定作業員が行う動作であって、非接触ICカード1及び非接触カードリーダライタ2の動作ではない。
非接触ICカード1が翳され、非接触カードリーダライタ2の非接触リーダライタ部11(アンテナモジュール)から質問電波が送出されると、非接触ICカード1は、メモリ空間1aに記憶された識別子情報及びデータ領域に格納されている設定変更データを送信する。この非接触ICカード1から送信された質問電波には、識別子情報(設定変更データ)としては何も格納されておらず、設定種別データとして非接触リーダライタ部11のトリガコマンド識別番号が格納されている。
次に非接触リーダライタ部11は、ステップS4において、トリガコマンド識別番号が格納された無線信号からディジタルデータを生成して、メインCPU制御部12に出力することで、非接触ICカード1に格納されたデータ(カードデータ)の読込を行う。このトリガコマンドは、予め非接触リーダライタ部11に組み込まれている通常の認証処理のためのモードから、特殊モード(メンテナンスモード)に移行させるためのコマンドである。
次にメインCPU制御部12は、非接触リーダライタ部11から出力されたディジタルデータの内容を認識して、ステップS5において、データとしてトリガコマンド認識番号が格納されていると判定した場合には、ステップS6において、非接触リーダライタ部11にトリガコマンドを送信する。一方、非接触カードリーダライタ2の設定を変更する以外の番号がデータとして格納されている場合には、後述の処理以外の処理に移行する。
次に非接触リーダライタ部11は、ステップS7においてメインCPU制御部12からのトリガコマンドを受信すると、特殊モード(メンテナンスモード)へ移行して、当該移行が完了したことの信号をメインCPU制御部12に返信する。また、このステップS7と同時に、メインCPU制御部12は、ステップS8において、液晶表示機構又は音響出力機構(図示せず)を制御して、非接触リーダライタ部11がメンテナンスモードにあることをユーザに表示又は報知する。
次にメインCPU制御部12は、ステップS9において、非接触リーダライタ部11の設定が完了したとして、処理を終了する。これによって、ユーザは、非接触リーダライタ部11の設定を変更できる。
このように、非接触リーダライタ部11の設定時であっても、個々の非接触カードリーダライタ2の設定を容易に行うと共に、煩雑な操作及び設定変更する非接触カードリーダライタ2が上位機器3に対応していることの必要性を無くすことができる。
したがって、このカード認証システムによれば、非接触リーダライタ部11の設定を行う場合であっても、上位機器3から非接触カードリーダライタ2を設定する必要が無く、システム設備が構築される前であっても非接触カードリーダライタ2単体での設定が可能となる。また、上位機器3によって非接触カードリーダライタ2を設定するツールが不要となると共に、上位機器3の設置場所に赴くことなく個々の非接触カードリーダライタ2の設定ができ、設定作業者の削減及びコスト削減に貢献できる。更に、非接触カードリーダライタ2にディップスイッチやタッチパネル等の操作系を設ける必要が無く、設定操作が容易にでき、施工性及び保守性を向上できる。
つぎに、非接触カードリーダライタ2のうち、メインCPU制御部12の設定を変更する処理について説明する。
先ず、メインCPU制御部12で使用するアドレス値を変更する処理について図4を参照して説明する。このアドレス値を変更する処理は、例えばn台の非接触カードリーダライタ2が存在して、アドレス数がn個である場合に、それぞれが異なるアドレス値を格納したn枚のメンテナンスカードを用意しておくことによって、各非接触カードリーダライタ2に何れかのアドレス値を設定できるものである。各メンテナンスカードには、データ領域に、メインCPU制御部12のアドレス値を変更する設定種別を表すアドレス設定認識番号が格納され、ID記憶領域にアドレス値(調整値)が格納されている。
このアドレス値を変更する処理は、図4に示すように、ステップS1及びステップS2の後に、ユーザで選択されたアドレス値を識別子情報として格納した非接触ICカード1が翳されて、非接触ICカード1から非接触カードリーダライタ2に応答電波を送信すると(ステップS3)、非接触リーダライタ部11は、当該応答電波に含まれる識別子情報及びデータを含むディジタルデータをメインCPU制御部12に出力する(ステップS4)。
次にメインCPU制御部12は、非接触リーダライタ部11から出力されたディジタルデータの内容を認識して、ステップS11において、データとしてアドレス設定認識番号が格納されていると判定した場合には、ステップS12及びステップS13の処理を行う。一方、非接触カードリーダライタ2の設定を変更する以外の番号がデータとして格納されている場合には、後述の処理以外の処理に移行する。
ステップS12において、メインCPU制御部12は、自己のアドレス値を格納する記憶部のアドレス値を、識別子情報として格納されたアドレス値に変更する書き込み処理を行い、ステップS13において、メインCPU制御部12は、アドレス値が変更されたことを液晶表示機構又は音響出力機構を制御して、ユーザに表示又は報知する。
次にメインCPU制御部12は、ステップS14において、非接触リーダライタ部11のアドレス値の設定が完了したとして、処理を終了する。これによって、ユーザは、所望するアドレス値に対応した非接触ICカード1を選択して翳すのみで、各非接触カードリーダライタ2のメインCPU制御部12において所定の認証処理で使用するアドレス値を設定できる。
また、メインCPU制御部12で使用するアドレス値を変更する他の処理としては、図5に示すように、非接触ICカード1を翳す度にアドレス値を増減させ、非接触カードリーダライタ2で非接触ICカード1を読み取った回数によってアドレス値を設定しても良い。すなわち、アドレス値を増減させる非接触ICカード1には、設定種別データとしてアドレス値を増減させることを表すアドレス増分又はアドレス差分設定認識番号を格納しておき、設定変更データとしてアドレス値の増分又は差分、すなわちアドレス値の増減度合いを表す増減値を格納しておく。
このような非接触ICカード1は、先ずステップS3−1で非接触ICカード1が非接触カードリーダライタ2に翳されて、非接触ICカード1から非接触カードリーダライタ2に応答電波を送信すると、非接触リーダライタ部11は、当該応答電波に含まれる識別子情報及びデータを含むディジタルデータをメインCPU制御部12に出力する(ステップS4−1)。
次にメインCPU制御部12は、非接触リーダライタ部11から出力されたディジタルデータの内容を認識して、ステップS21−1において、データとしてアドレス値の増分又は差分設定認識番号が格納されていると判定した場合には、ステップS22−1及びステップS23−1の処理を行う。一方、非接触カードリーダライタ2の設定を変更する以外の番号がデータとして格納されている場合には、後述の処理以外の処理に移行する。
ステップS22−1において、メインCPU制御部12は、自己のアドレス値を格納する記憶部のアドレス値を、識別子情報として格納されたアドレス値の増分又は差分だけインクリメント又はデクリメントし、ステップS23−1において、メインCPU制御部12は、アドレス値が変更された結果のアドレス値を液晶表示機構又は音響出力機構を制御して、ユーザに表示又は報知する。
また、再度非接触ICカード1が翳された場合(ステップS3−2)、非接触カードリーダライタ2は、一度目と同様に、ステップS22−2において、現在のアドレス値を、識別子情報として格納されたアドレス値の増分又は差分だけインクリメント又はデクリメントし、ステップS23−2において、メインCPU制御部12は、アドレス値が変更された結果のアドレス値を液晶表示機構又は音響出力機構を制御して、ユーザに表示又は報知する。
そして、例えば、非接触ICカード1が翳されなくなった期間が所定期間以上となった場合に、メインCPU制御部12は、ステップS24において、非接触リーダライタ部11のアドレス値の設定が完了したとして、処理を終了する。これによって、ユーザは、所望するアドレス値に対応した非接触ICカード1を選択して翳す回数を調整するのみで、各非接触カードリーダライタ2のメインCPU制御部12において所定の認証処理で使用するアドレス値を確認しながら設定できる。
このように、メインCPU制御部12の所定の認証処理で使用するアドレス値を設定する時であっても、当該非接触ICカード1を翳す回数によって設定を容易に行うことができると共に、煩雑な操作や、設定変更する非接触カードリーダライタ2が上位機器3に対応していることの必要性を無くすことができる。
更に、メインCPU制御部12で使用するアドレス値を変更する他の処理としては、図6に示すように、非接触ICカード1を翳す時間によってアドレス値を増減させて設定しても良い。すなわち、アドレス値を増減させる非接触ICカード1には、設定種別データとしてアドレス値を増減させることを表すアドレス増分又はアドレス差分設定認識番号を格納しておき、設定変更データとしてアドレス値の増分又は差分を格納しておく。
このような非接触ICカード1は、先ずステップS3で非接触ICカード1が非接触カードリーダライタ2に翳されて、非接触ICカード1から非接触カードリーダライタ2に応答電波を送信すると、非接触リーダライタ部11は、当該応答電波に含まれる識別子情報及びデータを含むディジタルデータをメインCPU制御部12に出力する(ステップS4−1)。
次にメインCPU制御部12は、非接触リーダライタ部11から出力されたディジタルデータの内容を認識して、ステップS31−1において、データとしてアドレス値の増分又は差分設定認識番号が格納されていると判定した場合には、ステップS32−1及びステップS33−1の処理を行う。一方、非接触カードリーダライタ2の設定を変更する以外の番号がデータとして格納されている場合には、後述の処理以外の処理に移行する。
ステップS32−1において、メインCPU制御部12は、自己のアドレス値を格納する記憶部のアドレス値を、識別子情報として格納されたアドレス値の増分又は差分だけインクリメント又はデクリメントし、ステップS33−1において、メインCPU制御部12は、アドレス値が変更された結果のアドレス値を液晶表示機構又は音響出力機構を制御して、ユーザに表示又は報知する。
そして、非接触ICカード1が翳され続けた場合(ステップS3)、非接触カードリーダライタ2は、一度目と同様の処理を繰り返し行う(ステップS4−n、ステップS31−n、ステップS32−n、ステップS33−n)。これによって、非接触ICカード1が非接触カードリーダライタ2に翳され続けている期間おいては、所定期間ごとにアドレス値を増分又は差分して更新し続けて、ユーザに表示又は報知し続ける。
そして、ユーザが所望するアドレス値となり、非接触ICカード1が非接触カードリーダライタ2に翳されなくなって、非接触リーダライタ部11で応答電波が受信できなくなった場合には、ステップS34において、アドレス値の設定を完了したとして処理を終了する。
このように非接触ICカード1を翳す時間によっても容易にアドレス値の設定を行うことができると共に、煩雑な操作や、設定変更する非接触カードリーダライタ2が上位機器3に対応していることの必要性を無くすことができる。
したがって、このカード認証システムによれば、メインCPU制御部12の設定を行う場合であっても、上位機器3から非接触カードリーダライタ2を設定する必要が無く、システム設備が構築される前であっても非接触カードリーダライタ2単体での設定が可能となる。また、上位機器3によって非接触カードリーダライタ2を設定するツールが不要となると共に、上位機器3の設置場所に赴くことなく個々の非接触カードリーダライタ2の設定ができ、設定作業者の削減及びコスト削減に貢献できる。更に、非接触カードリーダライタ2にディップスイッチやタッチパネル等の操作系を設ける必要が無く、設定操作が容易にでき、施工性及び保守性を向上できる。
なお、このようにメンテナンスカードで非接触カードリーダライタ2のアドレス値を設定した後に、非接触カードリーダライタ2と上位機器3との通信接続が確立された場合には、上位機器3によって各非接触カードリーダライタ2のアドレス値を取得する処理、又は、非接触カードリーダライタ2から上位機器3にアドレス値を通知する処理を行うことによって、上位機器3による各非接触カードリーダライタ2のアドレス管理を実現できる。
つぎに、カード認証システムにおける他の動作として、非接触カードリーダライタ2の音響出力状態を変更する処理について説明する。なお、本例では、音響出力形態の設定項目としてボリューム設定を行う場合について説明するが、音の高さ等の音響出力形態を調整するものであっても良い。
この音響出力状態を変更する処理は、図7に示すように、非接触ICカード1が非接触カードリーダライタ2に翳されていて、非接触カードリーダライタ2が非接触ICカード1を読み取っている時間によって音響のボリュームを設定する処理と、図8に示すように、非接触ICカード1を非接触カードリーダライタ2に翳す回数であって非接触カードリーダライタ2が非接触ICカード1を読み取る回数によって音響のボリュームを設定する処理とがある。
図7に示す処理は、ステップS3において非接触ICカード1が非接触カードリーダライタ2に翳され、非接触リーダライタ部11によって非接触ICカード1からの応答電波を受信すると、非接触リーダライタ部11は、当該応答電波に含まれる識別子情報及びデータを含むディジタルデータをメインCPU制御部12に出力する(ステップS4−1)。
次にメインCPU制御部12は、非接触リーダライタ部11から出力されたディジタルデータの内容を認識して、ステップS41−1において、データとしてボリューム設定認識番号が格納されていると判定した場合には、ステップS42−1及びステップS43−1の処理を行う。一方、非接触カードリーダライタ2の設定を変更する以外の番号がデータとして格納されている場合には、後述の処理以外の処理に移行する。
ステップS42−1において、メインCPU制御部12は、記憶部に記憶されているボリューム値を、識別子情報として格納された所定のボリューム値の増分又は差分(音響調整値)だけインクリメント又はデクリメントし、ステップS43−1において、メインCPU制御部12は、ボリューム値が変更された結果のボリューム値によって音響出力機構から放音させて、ユーザに報知する。
そして、非接触ICカード1が翳され続けた場合(ステップS3)、非接触カードリーダライタ2は、一度目と同様の処理を繰り返し行う(ステップS4−n、ステップS41−n、ステップS42−n、ステップS43−n)。これによって、非接触ICカード1が非接触カードリーダライタ2に翳され続けている期間おいては、所定期間ごとにボリューム値を増分又は差分して更新し続けて、ユーザに報知し続ける。
そして、ユーザが所望するボリューム値となり、非接触ICカード1が非接触カードリーダライタ2に翳されなくなって、非接触リーダライタ部11で応答電波が受信できなくなった場合には、ステップS44において、ボリューム値の設定を完了したとして処理を終了する。
このように非接触ICカード1を翳す時間によって容易に個々の非接触カードリーダライタ2についてボリューム値の設定を行うことができると共に、煩雑な操作や、設定変更する非接触カードリーダライタ2が上位機器3に対応していることの必要性を無くすことができる。更に、非接触カードリーダライタ2の設置環境に対応して個々の非接触カードリーダライタ2のボリューム設定が可能となる。
また、図8に示す処理は、先ずステップS3−1で非接触ICカード1が非接触カードリーダライタ2に翳されて、非接触ICカード1から非接触カードリーダライタ2に応答電波を送信すると、非接触リーダライタ部11は、当該応答電波に含まれる識別子情報及びデータを含むディジタルデータをメインCPU制御部12に出力する(ステップS4−1)。
次にメインCPU制御部12は、非接触リーダライタ部11から出力されたディジタルデータの内容を認識して、ステップS41−1において、データとしてボリューム設定認識番号が格納されていると判定した場合には、ステップS42−1及びステップS43−1の処理を行う。
ステップS42−1において、メインCPU制御部12は、記憶部に記憶されているボリューム値を、識別子情報として格納されたボリューム値の増分又は差分だけインクリメント又はデクリメントし、ステップS43−1において、メインCPU制御部12は、ボリューム値が変更された結果のボリューム値によって音響出力機構から放音させて、ユーザに報知する。
また、再度非接触ICカード1が翳された場合(ステップS3−2)、非接触カードリーダライタ2は、一度目と同様に、ステップS42−2において、現在のボリューム値を、識別子情報として格納されたボリューム値の増分又は差分だけインクリメント又はデクリメントし、ステップS43−2において、メインCPU制御部12は、ボリューム値が変更された結果のボリューム値によって音響出力機構から放音させて、ユーザに報知する。
そして、例えば、非接触ICカード1が翳されなくなった期間が所定期間以上となった場合に、メインCPU制御部12は、ステップS44において、非接触リーダライタ部11のボリューム値の設定が完了したとして、処理を終了する。これによって、ユーザは、所望するボリューム値に対応した非接触ICカード1を選択して翳す回数を調整するのみで、各非接触カードリーダライタ2のメインCPU制御部12において所定の認証処理で使用するボリューム値を確認しながら設定できる。
このように、メインCPU制御部12の所定の認証処理で使用するボリューム値を設定する時であっても、当該非接触ICカード1を翳す回数によって設定を容易に行うことができると共に、煩雑な操作や、設定変更する非接触カードリーダライタ2が上位機器3に対応していることの必要性を無くすことができる。更に、非接触カードリーダライタ2の設置環境に対応して個々の非接触カードリーダライタ2の設定が可能となる。
つぎに、カード認証システムにおける他の動作として、非接触カードリーダライタ2の表示形態を変更する処理について説明する。なお、本例では、表示形態の設定項目としてコントラストやバックライト光量の設定を行う場合について説明するが、表示色や文字の表示サイズ等の表示形態を調整するものであっても良い。
この表示形態を変更する処理は、図9に示すように、非接触ICカード1が非接触カードリーダライタ2に翳されていて、非接触カードリーダライタ2が非接触ICカード1を読み取っている時間によって液晶パネルのコントラスト又はバックライト光量を設定する処理と、図10に示すように、非接触ICカード1を非接触カードリーダライタ2に翳す回数であって非接触カードリーダライタ2が非接触ICカード1を読み取る回数によって液晶パネルのコントラスト又はバックライト光量を設定する処理とがある。
図9に示す処理は、ステップS3において非接触ICカード1が非接触カードリーダライタ2に翳され、非接触リーダライタ部11によって非接触ICカード1からの応答電波を受信すると、非接触リーダライタ部11は、当該応答電波に含まれる識別子情報及びデータを含むディジタルデータをメインCPU制御部12に出力する(ステップS4−1)。
次にメインCPU制御部12は、非接触リーダライタ部11から出力されたディジタルデータの内容を認識して、ステップS51−1において、データとして液晶表示設定認識番号が格納されていると判定した場合には、ステップS52−1及びステップS53−1の処理を行う。一方、非接触カードリーダライタ2の設定を変更する以外の番号がデータとして格納されている場合には、後述の処理以外の処理に移行する。
ステップS52−1において、メインCPU制御部12は、記憶部に記憶されているコントラスト値又はバックライト光量値を、識別子情報として格納された所定の増分又は差分(表示調整値)だけインクリメント又はデクリメントし、ステップS53−1において、メインCPU制御部12は、コントラスト値又はバックライト光量値が変更された結果の値によって液晶表示機構で表示させる。
そして、非接触ICカード1が翳され続けた場合(ステップS3)、非接触カードリーダライタ2は、一度目と同様の処理を繰り返し行う(ステップS4−n、ステップS51−n、ステップS52−n、ステップS53−n)。これによって、非接触ICカード1が非接触カードリーダライタ2に翳され続けている期間おいては、所定期間ごとにコントラスト値又はバックライト光量値を増分又は差分して更新し続けて、表示し続ける。
そして、例えば、ユーザが所望するコントラスト値又はバックライト光量値となり、非接触ICカード1が非接触カードリーダライタ2に翳されなくなって、非接触リーダライタ部11で応答電波が受信できなくなった場合には、ステップS54において、コントラスト値又はバックライト光量値の設定を完了したとして処理を終了する。
このように非接触ICカード1を翳す時間によって容易に個々の非接触カードリーダライタ2について表示状態の設定を行うことができると共に、煩雑な操作や、設定変更する非接触カードリーダライタ2が上位機器3に対応していることの必要性を無くすことができる。更に、非接触カードリーダライタ2の設置環境に対応して個々の非接触カードリーダライタ2の設定が可能となる。
また、図10に示す処理は、先ずステップS3−1で非接触ICカード1が非接触カードリーダライタ2に翳されて、非接触ICカード1から非接触カードリーダライタ2に応答電波を送信すると、非接触リーダライタ部11は、当該応答電波に含まれる識別子情報及びデータを含むディジタルデータをメインCPU制御部12に出力する(ステップS4−1)。
次にメインCPU制御部12は、非接触リーダライタ部11から出力されたディジタルデータの内容を認識して、ステップS51−1において、データとして液晶表示設定認識番号が格納されていると判定した場合には、ステップS52−1及びステップS53−1の処理を行う。
ステップS52−1において、メインCPU制御部12は、記憶部に記憶されているコントラスト値又はバックライト光量値を、識別子情報として格納されたコントラスト値又はバックライト光量値の増分又は差分だけインクリメント又はデクリメントし、ステップS53−1において、メインCPU制御部12は、コントラスト値又はバックライト光量値が変更された結果の値によって液晶表示機構で表示させる。
また、再度非接触ICカード1が翳された場合(ステップS3−2)、非接触カードリーダライタ2は、一度目と同様に、ステップS52−2において、現在のコントラスト値又はバックライト光量値を、識別子情報として格納された値の増分又は差分だけインクリメント又はデクリメントし、ステップS53−2において、メインCPU制御部12は、値が変更された結果のコントラスト値又はバックライト光量値によって液晶表示機構で表示させる。
そして、例えば、非接触ICカード1が翳されなくなった期間が所定期間以上となった場合に、メインCPU制御部12は、ステップS54において、非接触リーダライタ部11のコントラスト値又はバックライト光量値の設定が完了したとして、処理を終了する。これによって、ユーザは、所望するコントラスト値又はバックライト光量値に対応した非接触ICカード1を選択して翳す回数を調整するのみで、各非接触カードリーダライタ2のメインCPU制御部12において所定の認証処理で使用するコントラスト値又はバックライト光量値を確認しながら設定できる。
このように、メインCPU制御部12の所定の認証処理で使用するコントラスト値又はバックライト光量値を設定する時であっても、当該非接触ICカード1を翳す回数によって設定を容易に行うことができると共に、煩雑な操作や、設定変更する非接触カードリーダライタ2が上位機器3に対応していることの必要性を無くすことができる。更に、非接触カードリーダライタ2の設置環境に対応して個々の非接触カードリーダライタ2の設定が可能となる。
つぎに、カード認証システムにおける他の動作として、非接触カードリーダライタ2の設定を初期化する処理について説明する。
この処理は、図11に示すように、識別子情報として初期化される設定種別を表すクリアデータ番号が格納され、データとして設定状態を初期化するコマンドである初期化設定認識番号が格納された非接触ICカード1が非接触カードリーダライタ2に翳され(ステップS3)、非接触リーダライタ部11は、非接触ICカード1からの応答電波を送信すると、当該応答電波に含まれる識別子情報及びデータを含むディジタルデータをメインCPU制御部12に出力する(ステップS4)。
次にメインCPU制御部12は、非接触リーダライタ部11から出力されたディジタルデータの内容を認識して、ステップS61において、データとして初期化設定認識番号が格納されていると判定した場合には、ステップS62及びステップS63の処理を行う。一方、非接触カードリーダライタ2の設定を変更する以外の番号がデータとして格納されている場合には、後述の処理以外の処理に移行する。
ステップS62において、メインCPU制御部12は、識別子情報のクリアデータ番号に対応した設定種別の設定値を初期化時の値に変更するように書き込み処理を行い、ステップS63において、メインCPU制御部12は、設定値が初期化させたことを音響出力機構又は液晶表示機構で報知させて、ステップS64で初期化の設定を完了する。
このように、メインCPU制御部12の各種設定を初期化する時であっても、設定種別を特定して初期化させるための非接触ICカード1を翳すのみで容易に行うことができると共に、煩雑な操作や、初期化する非接触カードリーダライタ2が上位機器3に対応していることの必要性を無くすことができる。
つぎに、カード認証システムにおける他の動作として、非接触カードリーダライタ2の設定を確認する処理について説明する。
この処理は、図12に示すように、識別子情報として初期化される設定種別を表す確認データ番号が格納され、データとして設定状態を確認するコマンドである確認設定認識番号が格納された非接触ICカード1が非接触カードリーダライタ2に翳され(ステップS3)、非接触リーダライタ部11は、非接触ICカード1からの応答電波を送信すると、当該応答電波に含まれる識別子情報及びデータを含むディジタルデータをメインCPU制御部12に出力する(ステップS4)。
次にメインCPU制御部12は、非接触リーダライタ部11から出力されたディジタルデータの内容を認識して、ステップS71において、データとして確認設定認識番号が格納されていると判定した場合には、ステップS72の処理を行う。一方、非接触カードリーダライタ2の設定を確認する以外の番号がデータとして格納されている場合には、後述の処理以外の処理に移行する。
ステップS72において、メインCPU制御部12は、識別子情報の確認データ番号に対応した設定種別の設定値を記憶部から読み込み、ステップS73において、設定値を音響出力機構又は液晶表示機構で報知させて、ステップS74で確認作業を完了する。
このように、メインCPU制御部12の各種設定を確認する時であっても、当該確認するための非接触ICカード1を翳すのみで容易に行うことができると共に、煩雑な操作や、設定状態を上位機器3に問い合わせる必要性を無くすことができる。これにより、上述のようにアドレス値、音響出力状態、表示状態を変更する前に、設定状態の確認をするメンテナンスカードを非接触カードリーダライタ2に翳すだけで、即座にメンテナンスが必要か否かの確認ができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明を適用したカード認証システムの構成を示すブロック図である。 本発明を適用したカード認証システムにおける非接触カードリーダライタの構成を示すブロック図である。 本発明を適用したカード認証システムによって非接触リーダライタ部の動作モードをメンテナンスモードに移行させる処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用したカード認証システムによってメインCPU制御部のアドレス値を変更させる処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用したカード認証システムによってメインCPU制御部のアドレス値を非接触ICカードを翳す回数によって変更させる処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用したカード認証システムによってメインCPU制御部のアドレス値を非接触ICカードを翳す時間によって変更させる処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用したカード認証システムによってメインCPU制御部のボリューム値を非接触ICカードを翳す時間によって変更させる処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用したカード認証システムによってメインCPU制御部のボリューム値を非接触ICカードを翳す回数によって変更させる処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用したカード認証システムによってメインCPU制御部のコントラスト値又はバックライト光量値を非接触ICカードを翳す時間によって変更させる処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用したカード認証システムによってメインCPU制御部のコントラスト値又はバックライト光量値を非接触ICカードを翳す回数によって変更させる処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用したカード認証システムによってメインCPU制御部の設定値を初期化させる処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用したカード認証システムによってメインCPU制御部の設定値を確認させる処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 非接触ICカード
1a メモリ空間
2 非接触カードリーダライタ
3 上位機器
11 非接触リーダライタ部
12 メインCPU制御部

Claims (10)

  1. カードに記憶されたデータを読み取って認証を行うカードリーダの設定方法であって、
    前記カードが翳されて当該カードからデータを読み取るステップと、
    当該カードから読み取ったデータが、所定の認証処理を前記カードリーダによって行うための認証用データであるか、カードリーダの設定を変更する種別を表す設定種別データであるかを判定するステップと、
    前記カードから読み取ったデータが認証用データである場合に、前記所定の認証処理を行うステップと、
    前記カードから読み取ったデータが設定種別データである場合に、前記所定の認証処理を行うモードとは異なる設定変更モードに移行し、当該設定種別データで表された設定種別の設定変更を行うステップとを有し、
    前記カードは、前記設定種別データによって表された設定種別における設定変更の内容を表す設定変更データが更に格納されており、
    前記設定変更データは、前記設定種別データによって表された設定種別の設定変更度合いを増減させる増減値であること
    を特徴とするカードリーダの設定方法。
  2. 前記カードリーダは、前記カードから発信された信号を読み取って所定の信号処理を行って認証用データ又は設定種別データを受け渡す信号処理手段と、前記信号処理手段から認証用データが受け渡された場合には前記所定の認証処理を行い、前記信号処理手段から設定種別データが受け渡された場合には前記設定変更モードに移行して設定変更を行うデータ処理手段とを備え、
    前記設定変更を行うステップは、前記設定種別データが前記信号処理手段の設定変更を行うものである場合に、前記信号処理手段を前記所定の信号処理を行うモードとは異なる設定変更モードに移行させるコマンドを前記データ処理手段から前記信号処理手段に送信することを特徴とする請求項1に記載のカードリーダの設定方法。
  3. 前記設定種別データは、前記カードリーダのアドレスの設定を表すデータであり、前記設定変更データは、前記アドレス値であることを特徴とする請求項に記載のカードリーダの設定方法。
  4. 前記設定種別データは、前記カードリーダの表示手段による表示状態の設定を表すデータであり、前記設定変更データは、前記表示状態の設定を調整する表示調整値であることを特徴とする請求項に記載のカードリーダの設定方法。
  5. 前記設定種別データは、前記カードリーダの音響出力手段による音響出力状態の設定を表すデータであり、前記設定変更データは、前記音響出力状態の設定を調整する音響調整値であることを特徴とする請求項に記載のカードリーダの設定方法。
  6. 前記カードリーダは、前記設定種別データ及び前記増減値である設定変更データが格納されたカードから信号を読み取った回数によって、当該設定種別データによって表された設定種別の設定変更度合いの増減値を加減することを特徴とする請求項に記載のカードリーダの設定方法。
  7. 前記カードリーダは、前記設定種別データ及び前記増減値である設定変更データが格納されたカードから信号を読み取った時間によって、当該設定種別データによって表された設定種別の設定変更度合いの増減値を加減することを特徴とする請求項に記載のカードリーダの設定方法。
  8. 前記設定変更データは、前記設定種別データによって表された設定種別の設定を初期化させるデータであることを特徴とする請求項に記載のカードリーダの設定方法。
  9. 前記設定変更データは、前記設定種別データによって表された設定種別の設定を確認させるデータであることを特徴とする請求項に記載のカードリーダの設定方法。
  10. カードと、当該カードに記憶されたデータを読み取って認証を行うカードリーダとからなるカード認証システムであって、
    前記カードは、所定の認証処理を前記カードリーダによって行うための認証用データとは異なるものであってカードリーダの設定を変更する種別を表す設定種別データが予め格納され、
    前記カードリーダは、前記カードが翳されて当該カードに格納されたデータが設定種別データであることを読み取った場合に、前記所定の認証処理を行う認証モードとは異なる設定変更モードに移行し、当該設定種別データで表された設定種別の設定変更を行うものであり、
    前記カードは、前記設定種別データによって表された設定種別における設定変更の内容を表す設定変更データが更に格納されており、
    前記設定変更データは、前記設定種別データによって表された設定種別の設定変更度合いを増減させる増減値であること
    を特徴とするカード認証システム。
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