JP2006079489A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】非接触式の通信を行うことが可能な携帯型情報記憶媒体の利用者の指示、提供情報を簡易に入力することが可能な情報処理装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】ICカード20と非接触式の通信を行うゲート端末10において、通信対象となるICカードを、検出信号を送信し、その応答の有無によって検出する検出部11,131と、検出部131が繰り返し検出を行った場合に、ICカード20からの応答の有無の推移に基づいて、ICカード20の利用者の指示を認識する認識部132とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯型情報記憶媒体と非接触式の通信を行う情報処理装置、及び、この情報処理装置に実行させるためのプログラムに関するものである。
近年、ICカードに、複数のアプリケーションを搭載し、電子マネー、クレジット、社員認証、乗車券などの複数の機能を備えるいわゆるマルチアプリケーションICカードが登場している。ICカードには、CPU、RAM、ROM、EEPROMといった機能が1チップ化されており、接触式、非接触式、又は、接触式/非接触式両方のインターフェイス(I/F)を有するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
一方、ICカードと通信を行い、これらの機能を実現する外部端末においても、クレジット及び電子マネーの機能など、ICカードの複数の機能に対応する複数の機能を備えるものがある。
クレジット及び電子マネーの機能を備えるレジ端末などの外部端末が、クレジット及び電子マネーの機能を備えるICカードと通信を行い、商品代金の決済をする場合には、ICカードの利用者がいずれの機能を用いて決済を行うかを選択し、この選択指示を店員がレジ端末のキーボードなどを操作して入力していた。
つまり、外部端末及びICカードが処理を行う場合に、選択などの利用者の指示が必要なときには、利用者の指示を外部端末が入力し、この指示に応じて外部端末が処理を行っていた。
特開2004−139244号公報
しかし、非接触式の通信を行う外部端末及びICカードが処理を行う場合に利用者の指示が必要なときには、外部端末の入力装置を操作する負担及び時間がかかり、処理時間が短いという長所を滅却することとなるため、現実的ではなく、利用者の指示を入力することができないという問題があった。
また、外部端末及び他の非接触通信が可能な携帯型情報記憶媒体が処理を行い、利用者の指示が必要な場合も同様の問題があった。携帯型情報記憶媒体とは、ICカード(SIMカード、UIMカードなどを含む。)、ICタグ、非接触のトークン、携帯電話又は携帯ホルダに挿入されているICカード、ICカード機能を備える携帯電話機など、所定の外部端末が読み出し可能なように情報を記憶する携帯型の情報記憶媒体である。
更に、PINなどの認証情報など、利用者が提供する情報(提供情報)を入力する場合にも同様の問題があった。
本発明の課題は、非接触式の通信を行うことが可能な携帯型情報記憶媒体の利用者の指示、提供情報を簡易に入力することが可能な情報処理装置及びプログラムを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、携帯型情報記憶媒体(20、20−2)と非接触式の通信を行う情報処理装置において、通信対象となる携帯型情報記憶媒体を検出する検出手段(11,131)と、前記検出手段が繰り返し検出を行った場合に、一の携帯型情報記憶媒体の検出状態の推移に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の指示及び/又は前記利用者の提供情報を認識する認識手段(132、134、132−2)とを備えること、を特徴とする情報処理装置(10、10−2、10−3)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記検出手段は、携帯型情報記憶媒体へ応答要求を送信する応答要求送信手段(11,131)と、この応答要求に対する応答を携帯型情報記憶媒体から受信する応答受信手段(11,131)とを有し、前記認識手段は、前記応答要求送信手段が繰り返し応答要求を送信した場合に、前記応答受信手段による一の携帯型情報記憶媒体からの応答の受信の有無の推移に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の指示及び/又は前記利用者の提供情報を認識すること、を特徴とする情報処理装置(10、10−2、10−3)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置において、前記認識手段は、前記検出手段によって一の携帯型情報記憶媒体が継続的又は断続的に検出された場合に、検出状態変遷回数、検出状態継続時間又は非検出状態継続時間のうち、いずれか一若しくは複数、又は、全部に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の指示及び/又は前記利用者の提供情報を認識すること、を特徴とする情報処理装置(10、10−2、10−3)である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の情報処理装置において、前記認識手段は、前記一の携帯型情報記憶媒体の検出状態の推移に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の識別情報及び/又は属性情報を認識すること、を特徴とする情報処理装置(10−2)である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の情報処理装置において、前記検出手段による一の携帯型情報記憶媒体の検出状態の推移を測定する検出状態測定手段(133)を備え、前記認識手段は、前記検出状態測定手段による測定結果に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の指示及び/又は前記利用者の提供情報を認識すること、を特徴とする情報処理装置(10−2、10−3)である。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の情報処理装置において、前記認識手段は、前記検出手段によって一の携帯型情報記憶媒体が検出され、その後に、前記検出手段が所定の時間以上継続して前記一の携帯型情報記憶媒体を検出する状態、又は、前記検出手段が所定の時間以上継続して前記一の携帯型情報記憶媒体を検出しない状態となった場合に、前記検出手段のそれまでの検出状態の推移に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の指示及び/又は前記利用者の提供情報を認識すること、を特徴とする情報処理装置(10−2、10−3)である。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の情報処理装置において、前記検出手段による検出結果及び/又は前記認識手段による認識結果を前記利用者に通知する通知手段(12、12−2)を備えること、を特徴とする情報処理装置(10、10−3)である。
請求項8の発明は、携帯型情報記憶媒体(20、20−2)と非接触式の通信を行う情報処理装置(10、10−2、10−3)に実行させるプログラムにおいて、通信対象となる携帯型情報記憶媒体を繰り返し検出する検出手順(S110〜S140など、S310〜S340など、S410〜S460など、S610〜S660など)と、前記検出手順における一の携帯型情報記憶媒体の検出状態の推移に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の指示及び/又は前記利用者の提供情報を認識する認識手順(S150,S180、S350、S480、S670,S700)とを備えること、を特徴とするプログラムである。
請求項9の発明は、請求項8に記載のプログラムにおいて、前記検出手順は、携帯型情報記憶媒体へ繰り返し応答要求を送信する応答要求送信手順と、この応答要求に対する応答を携帯型情報記憶媒体から受信する応答受信手順とを有し、前記認識手順は、前記応答受信手順における一の携帯型情報記憶媒体からの応答の受信の有無の推移に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の指示及び/又は前記利用者の提供情報を認識すること、を特徴とするプログラムである。
請求項10の発明は、請求項8又は請求項9に記載のプログラムにおいて、前記認識手順は、前記検出手順において一の携帯型情報記憶媒体が継続的又は断続的に検出した場合に、検出状態変遷回数、検出状態継続時間又は非検出状態継続時間のうち、いずれか一若しくは複数、又は、全部に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の指示及び/又は前記利用者の提供情報を認識すること、を特徴とするプログラムである。
請求項11の発明は、請求項8から請求項10までのいずれか1項に記載のプログラムにおいて、前記認識手順は、前記一の携帯型情報記憶媒体の検出状態の推移に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の識別情報及び/又は属性情報を認識すること、を特徴とするプログラムである。
請求項12の発明は、請求項8から請求項11までのいずれか1項に記載のプログラムにおいて、前記検出手順における一の携帯型情報記憶媒体の検出状態の推移を測定する検出状態測定手順を備え、前記認識手順は、前記検出状態測定手順における測定結果に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の指示及び/又は前記利用者の提供情報を認識すること、を特徴とするプログラムである。
請求項13の発明は、請求項8から請求項12までのいずれか1項に記載のプログラムにおいて、前記認識手順は、前記検出手順において一の携帯型情報記憶媒体を検出し、その後に、所定の時間以上継続して前記一の携帯型情報記憶媒体を検出する状態、又は、所定の時間以上継続して前記一の携帯型情報記憶媒体を検出しない状態となった場合に、前記検出手順におけるそれまでの検出状態の推移に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の指示及び/又は前記利用者の提供情報を認識すること、を特徴とするプログラムである。
請求項14の発明は、請求項8から請求項13までのいずれか1項に記載のプログラムにおいて、前記検出手順における検出結果及び/又は前記認識手順における認識結果を前記利用者に通知する通知手順(S160,S190、S430,S470、S680,S710)を備えること、を特徴とするプログラムである。
本発明による情報処理装置及びプログラムによれば、以下の効果を得ることが可能となる。
(1)応答要求を繰り返し送信し、この応答要求に対する応答の有無の推移など、非接触式の通信の対象となる一の携帯型情報記憶媒体の検出状態の推移に基づいて、この携帯型情報記憶媒体の利用者の指示及び/又は利用者の提供情報を認識することによって、利用者は、携帯型情報記憶媒体を情報処理装置のリーダライタに対して翳したり、離したりすることによって簡易に指示、提供する情報を情報処理装置に入力することが可能となる。特に、利用者の提供情報として、認証情報など、携帯型情報記憶媒体の正当利用者のみが知りうる情報を入力することができ、セキュリティを向上することが可能となる。
(2)また、検出状態変遷回数、検出状態継続時間、非検出状態継続時間などの検出状態の推移に基づいて利用者の指示及び/又は利用者の提供情報を認識することによって、多種多様な利用者の指示、利用者の提供情報を入力することが可能となる。
(3)認証情報、ID番号、所属部署識別情報など、利用者の識別情報、属性情報などを利用者が入力することによって、携帯型情報記憶媒体の利用者の識別、利用者の属性の識別などを行うことが可能となる。
(4)所定の時間以上継続して一の携帯型情報記憶媒体を検出する状態、又は、検出しない状態となった場合に、それまでの検出状態の推移に基づいて認識を行うことによって、利用者が携帯型情報記憶媒体をリーダライタに対して所定の時間以上翳す、又は、リーダライタから所定の時間以上離すことによって、利用者の指示、提供情報を認識する元となる検出状態の推移の範囲を、利用者が情報処理装置に容易に伝えることができる。特に、所定の時間以上継続して一の携帯型情報記憶媒体を検出する状態となるまでの検出状態の推移に基づいて認識を行う場合には、通信可能な状態を保ちながら認識を行うため、一の携帯型情報記憶媒体と通信を行いながら、認識した指示に応じた処理を即座に行うことができ、処理の迅速化を図ることが可能となる。
(5)利用者に検出結果、認識結果を通知することによって、利用者は、情報処理装置によって携帯型情報記憶媒体が正確に検出されているか、指示、提供情報が情報処理装置によって正確に認識されているかを確認することが可能となる。
本発明は、情報処理装置と非接触式の通信を行う携帯型情報記憶媒体の利用者の指示、提供情報を簡易に情報処理装置に入力するという目的を、携帯型情報記憶媒体へ応答要求を送信する応答要求送信部と、この応答要求に対する応答を携帯型情報記憶媒体から受信する応答受信部と、応答要求送信部が繰り返し応答要求を送信した場合に、応答受信部による一の携帯型情報記憶媒体からの応答の受信の有無の推移に基づいて、この一の携帯型情報記憶媒体の利用者の指示及び/又は前記利用者の提供情報を認識する認識部とを情報処理装置が備えることによって実現する。
以下、図面などを参照して、本発明の実施例をあげて、さらに詳しく説明する。
図1は、本発明による情報処理装置の構成を示すブロック図である。本実施例における情報処理装置は、ゲート端末10である。
図1に示すように、セキュリティ管理システム1は、ゲート端末10、ICカード20、ゲート鍵30、セキュリティ装置40などを備えている。セキュリティ管理システム1は、ビル、会場、部屋など、所定の領域の入退場を管理するとともに、所定の期間において領域への侵入者を検出するなど、領域内におけるセキュリティを管理するコンピュータシステムである。
ゲート鍵30は、ゲートに設けられている鍵であって、ゲート端末10と接続されており、ゲート端末10からの指示に応じて開錠を行う。
セキュリティ装置40は、ゲート端末10から指示があった所定の期間(所定の領域内が無人となる期間など)において領域内における異常の発生に対処するためのセキュリティシステムを管理する情報装置であって、侵入者の検出、火災監視などの異常検出、警察、消防、管理者への非常通報などの対処措置などを行う。セキュリティ装置40は、ゲート端末10からのセキュリティシステムセット指示に応じて、監視の開始/終了の切り替えを行う。
ICカード20は、ゲート端末30などの外部端末との非接触通信可能な範囲が比較的短い近接型、近傍型のICカードであって、ICチップ21と、ICチップ21に接続されているアンテナ22などとを備えている。また、ICカード20は、複数のアプリケーションを搭載及び削除可能なマルチアプリケーションICカードである。アンテナ22は、ゲート端末10及びICチップ21間の非接触式の通信を媒介する。ICチップ21は、CPUと、CPUに接続されたRAM、ROM、EEPROMなどのメモリなどとを備えている(図示しない。)。
ICチップ21は、ゲート端末10から送信され、非接触通信部22を介して入力するコマンドに応じて、アプリケーションなどメモリに記憶されているプログラムに従って処理を行い、処理結果をレスポンスとしてゲート端末10へ返信する。
ICチップ21のメモリには、入退場ゲートを開錠するための入退場ゲート開錠アプリ、セキュリティシステムをセットするためのセキュリティシステムセットアプリなどの機能に対応する複数のアプリケーションが記憶されている。
ゲート端末10は、近傍型、近接型の非接触ICカードと通信を行う、通信可能範囲が比較的近距離に限定される情報処理装置であって、所定の領域の入退場口に設置されている。ゲート端末10は、非接触通信部11、通知部12、制御部13、記憶部14などを備え、制御部13に各部11,12,14が接続されている。
非接触通信部11は、リーダライタ、変復調回路などを備え、制御部13及び通信可能範囲内(近傍、近接)にあるICカード20間の非接触通信を媒介する。
通知部12は、ゲート端末10が認識した利用者の指示を、利用者に通知する通知手段であって、例えば、赤色、黄色、緑色などの各色での点灯が可能なLEDなどである。
制御部13は、CPU、メモリなどを備え、メモリ、記憶部14などに記憶されているプログラムをCPUが実行することによって種々の演算、制御などを行い、ゲート端末10を統括制御する中央処理装置であって、検出部131、認識部132などを備えている。メモリは、CPUの処理に必要なデータ、プログラムを記憶している。
図2は、ゲート端末10及びICカード20間の通信シーケンスを示す図である。
図2に示すように、検出部131は、ICカード20を検出するため、ICカード20からの応答を要求する信号である検出信号を繰り返し、継続的に送信するなど、継続的にポーリングを行っている。検出部131は、ICカード20からの応答を受信することによって、ゲート端末10の通信範囲内にある、通信対象となるICカード20を検出する。なお、利用者がICカード20をゲート端末10に翳すなど、検出部131がICカード20から応答を受信している検出状態をON状態、利用者がICカード20をゲート端末10から離すなど、ICカード20から応答がない非検出状態をOFF状態という(他の実施例において同様。)。
図1に示すように、認識部132は、検出部131がICカード20を検出した場合に、このICカード20の検出状態の推移に基づいて、利用者が、ゲート端末10に対して入退場ゲート開錠、セキュリティシステムセットのいずれの処理の実行を指示しているかを認識する。また、認識部132は、ICカード20から受信する応答に含まれるカード識別子に基づいて、応答が同一のICカード20についてのものかを判定する。制御部13は、この認識された利用者指示に従って処理を行う。検出部131及び認識部132の機能の詳細については、後述する図3及び図4を用いて説明する。
記憶部14は、制御部13の処理に必要なプログラム、データなどを記憶するメモリ、ハードディスクなどの記憶装置である。記憶部14には、検出部131が検出したICカード20のカード識別子など、通信記録が記憶される。
図3は、本発明による情報処理装置の動作及びプログラムを示すフローチャートであり、図4は、検出部131の検出状態を説明するための図である。以下、ゲート端末10の制御部13の処理を中心に説明する。
図3に示すように、ステップ110(以下、「ステップ」を「S」という。)において、検出部131がICカード20からの応答を受信してICカード20を検出し、処理を開始する。制御部13は、検出したICカード20の識別子を記憶部14に記憶する(S110,S120)。認識部132は、検出部131がICカード20を検出してからのON状態が、所定時間(T1)以上続く場合には、利用者が入退場ゲート開錠を指示していると認識する(S130,S180、図4(a))。
また、認識部132は、検出部131がICカード20を検出してからのON状態が、所定の時間(T1)経過する前にOFF状態へ変遷し、OFF状態に変遷してから所定の時間(T2)経過する前に、検出部131が再び同一のICカード20(記憶部14に記憶されているカード識別子を有するICカード20)を検出し、再びON状態へ変遷した場合には、利用者がセキュリティシステムセットを指示していると認識する(S130,S140,S150、図2、図4(b))。
通知部12は、認識部132の認識した利用者の指示に応じた色のLEDを点灯するなど、認識結果を利用者に通知し(S160,S190)、制御部13は、入退場認証アプリ又はセキュリティシステムセットアプリを選択するコマンドをICカード20に送信する、開錠指示をゲート鍵30に送信する又はセキュリティセット指示をセキュリティ装置40に送信するなど、利用者の指示に対応する処理を行い(S170,S200)、処理を終了する(S210)。
一方、検出部131がICカード20を検出してからのON状態が、所定の時間(T1)経過する前にOFF状態へ変遷し、所定の時間(T2)以上、同一のICカード20を検出することなく、OFF状態が続く場合には、エラーとなり、処理を終了する(S130,S140,S210、図4(c))。また、OFF状態へ変遷した後、所定の時間内に他のICカードを検出した場合には、そのICカードの識別子を記憶部14に記憶し、同様の処理を繰り返す(S120,S130,S140など)。
従って、利用者は、入退場ゲート開錠をゲート端末10に指示する場合には、ICカード20をゲート端末10に一度長めに翳し(図4(a))、セキュリティシステムセットを指示する場合には、ICカード20を2度、ゲート端末10に対して翳す。
このように本実施例によれば、ゲート端末10は、検出信号を繰り返し送信し、この検出信号に対する応答の有無の推移など、非接触式の通信の対象となるICカード20の検出状態の推移に基づいて、このICカード20の利用者の指示を認識するため、利用者は、ICカード20をゲート端末10のリーダライタに対して1度翳したり、2度翳したりすることによって、マウスのシングルクリック、ダブルクリックのように簡易に指示をゲート端末10に認識させ、所望の処理を実行させることが可能となった。
また、ゲート端末10は、利用者に認識結果を通知するため、利用者は、ゲート端末10によって指示が正確に認識されているかを確認することが可能となった。
図5は、本発明による情報処理装置の構成を示すブロック図である。なお、前述した実施例と同様な機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に統一した符号を付して、重複する説明や図面を適宜省略する。また、本実施例における情報処理装置は、ゲート端末10−2である。
図5に示すように、セキュリティ管理システム1−2は、ゲート端末10−2、ICカード20、ゲート鍵30などを備えている。セキュリティ管理システム1は、所定の領域のゲートにおける入退場を制限し、管理するコンピュータシステムである。
ゲート端末10−2は、所定の領域の入退場口に設置されている情報処理装置であって、非接触通信部11、通知部12、制御部13−2、記憶部14−2などを備え、制御部13−2に各部11,12,14−2が接続されている。
制御部13−2は、CPU、メモリなどを備え、種々の演算、制御などを行い、ゲート端末10−2を統括制御する中央処理装置であって、検出部131、測定部133、認証部134などを備えている。
測定部133は、検出部131がICカード20を検出した場合に、ON状態の継続時間、OFF状態の継続時間、検出状態変遷回数など、このICカード20の検出状態の推移を測定する。
認証部134は、測定部133が測定した検出状態を利用者が入力した認証情報として認識する。認証部134は、この入力認証情報と、記憶部14−2に記憶されている登録認証情報とに基づいて、利用者がゲートを通過する権利を有する正当権限者であることを認証する。認証できた場合には、制御部13−2は、開錠指示をゲート鍵30に送信し、ゲートの鍵を開錠する。
記憶部14−2は、登録認証情報を記憶している。
図6は、測定部133、認証部134及び記憶部14−2の機能を説明するための図である。
図6(a)に示すように、記憶部14−2は、各ON状態の継続時間(T3など)、各OFF状態の継続時間(T3’など)、状態変遷回数(N;OFF状態からON状態への情報変遷回数)などを含み、検出状態の推移を示す情報を登録認証情報として記憶している。認証部134は、図6(b)に示すように、検出部131がICカード20を検出してから、所定時間(T6)以上、OFF状態が続く状態(OFF状態(N))となるまでに測定部133によって測定された検出部131の検出状態を入力認証情報として認識する。認証部134は、この入力認証情報と、記憶部14−2に記憶されている登録認証情報と比較し、利用者を認証するか否かを判定する。認証部134は、入力認証情報が登録認証情報の所定の誤差範囲内で一致する場合には、利用者を認証する。
図7は、本発明による情報処理装置の動作及びプログラムを示すフローチャートである。以下、ゲート端末10−2の制御部13−2の処理を中心に説明する。
図7に示すように、検出部131がICカード20を検出した場合に、測定部133は、検出状態の推移の測定を開始し(S320)、制御部13−2は、記憶部14−2にICカード20のカード識別子を記憶する(S330)。認証部134は、所定時間(T6)以上、OFF状態が続く状態(OFF状態(N))となった場合に、測定部133が測定した検出状態を入力認証情報として記憶部14−2に記憶されている登録認証情報と比較し、認証処理を行う(S340,S350)。
認証部134が認証した場合には、制御部13−2は、開錠指示をゲート鍵30に送信し(S360,S370)、ゲートの鍵を開錠し、処理を終了する(S380)。
このように本実施例によれば、第1実施例と略同様の効果に加え、ゲート端末10−2は、検出状態の推移に基づいて、利用者が利用者がゲートを通過する権利を有する正当権限者のみが知りうる認証情報を認識するため、セキュリティを向上することが可能となった。また、携帯型情報記憶媒体の利用者を識別することが可能となった。
更に、検出状態変遷回数、ON状態継続時間、OFF状態継続時間などの検出状態の推移に基づいて利用者の認証情報を認識することによって、多種多様な利用者の認証情報を入力することが可能となった。
更にまた、ゲート端末10−2は、ICカード20の検出後に、所定の時間以上継続してOFF状態となった場合に、それまでの検出状態の推移に基づいて認識を行うため、利用者が所定の時間以上、ICカード20をリーダライタから離すことによって、利用者の認証情報を認識する元となる検出状態の推移の範囲を、利用者がゲート端末10−2に容易に伝えることが可能となった。
図8は、本発明による情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図8に示すように、カード処理システム1−3は、外部端末10−3、ICカード20−2などを備えている。カード処理システム1−3は、利用者認証、クレジット決済、電子マネー決済などの複数のサービスのうち、利用者の指示に応じたサービスをICカード20−2の利用者に提供するシステムである。
ICカード20−2は、ICチップ21と、ICチップ21に接続されているアンテナ22と、アンテナ22に接続されている切替スイッチ23などとを備える近傍型、近接型のICカードである。
切替スイッチ23は、利用者が操作することによって、外部端末10−3との非接触通信が可能な状態、不可能な状態を利用者の指示に応じて切り替えるスイッチである。本実施例においては、切替スイッチ23は、アンテナ22の回路を短絡することによって非接触通信が可能な状態(ON)、不可能な状態(OFF)を切り替える。ICカード20−2を使用していない場合に切替スイッチ23をOFFへ切り替え、ICカード20−2内の情報が不正者のリーダライタによって利用者が気付かぬうちに盗み読まれることを防止する、また、利用者の操作によってON及びOFFの期間を調整することができるようにするため、切替スイッチ23は、利用者が押圧している間にOFFからONへ切り替えている構造であることが望ましい。
外部端末10−3は、ゲート端末など、所定の通信可能範囲内(近傍、近接)にあるICカード20−2と非接触通信を行うことが可能な情報処理装置であって、ICカード20−2と通信を行うことによって、複数のサービスから利用者が指示するサービスを提供する。
外部端末10−3は、非接触通信部11、通知部12−2、制御部13−3、記憶部14−3などを備え、制御部13に各部11,12−2,14−3が接続されている。
通知部12−2は、外部端末10−3がICカード20−2を検出したことを利用者に通知するための通知手段であって、例えば、検出時に点灯するランプ、検出時に所定の音を出力するスピーカーなどである。
制御部13−3は、CPU、メモリなどを備え、種々の演算、制御などを行い、外部端末10−3を統括制御する中央処理装置であって、検出部131、認識部132−2、測定部133などを備えている。
測定部133−2は、OFF状態からON状態への検出状態変遷回数を測定する。
認識部132−2は、検出部131がICカード20−2を検出してから、所定時間以上ON状態が続く状態となるまでに測定部133−2によって測定された検出状態変遷回数を、記憶部14−3に記憶されている利用者指示テーブルで参照し、利用者指示を認識する。
記憶部14−3は、利用者指示テーブルなどを記憶している。
図9は、記憶部14−3に記憶されている利用者指示テーブルを示す図である。
図9に示すように、利用者指示テーブルは、検出状態変遷回数と、利用者が指示する処理とを対応させている。認識部132−2は、この利用者指示テーブルを参照し、測定部133−2によって測定された検出状態変遷回数に対応する処理を、利用者が実行を指示する処理として認識する。
図10は、本発明による情報処理装置の動作及びプログラムを示すフローチャートである。以下、外部端末10−3の制御部13−3の処理を中心に説明する。
図10に示すように、外部端末10−3は、S400からS420まで、実施例2におけるゲート端末10−2のS200からS220までと同様の処理を行う。
通知部12−2は、ランプを点灯し、検出部131がICカード20−2を検出していること(ON状態であること)を利用者に通知し(S430)、制御部13−3は、ICカードのカード識別子を記憶部14−3に記憶する(S440)。通知部12−2は、ON状態となるたびに、その旨を利用者に通知する(S460,S470)。
所定時間以上ON状態が続いた場合には、それまでに測定部133−2によって測定された検出状態変遷回数を、記憶部14−3に記憶されている利用者指示テーブルで参照し、利用者指示を認識する(S450,S480)。制御部13−3は、認識した利用者指示に従って処理を行い(S490)、処理を終了する。なお、検出部131がICカード20−2を検出し(S410)、OFF状態となった(S450)後に、検出部131が他のICカードを検出した場合には、カード識別子を記憶するなど、このICカードについて同様の処理を行う(S420からS500まで)。
従って、利用者は、D処理を外部端末10−3に実行させたい場合には4回、E処理を外部端末10−3に実行させたい場合には5回、ICカード20−2の切替スイッチ23を押圧し、ONに切り替える(図9参照。)。また、利用者は、4回ONへの切り替えを行う場合には4回目、5回切り替えを行う場合には5回目、最後のONへの切り替えを行う場合に切替スイッチ23を長めに押圧し、最後のONへの切り替えであることを外部端末10−3に伝える。
このように本実施例によれば、実施例1及び実施例2と同様の効果に加え、外部端末10−3は、検出状態変遷回数に基づいて利用者の指示を認識するため、多種多様な利用者の指示を入力することが可能となった。
また、外部端末10−3は、ICカード20−2の検出後に、所定の時間以上継続してON状態となった場合に、それまでの検出状態の推移に基づいて認識を行うため、利用者の認証情報を認識する元となる検出状態の推移の範囲を、利用者が外部端末10−3に容易に伝えることができる。更に、通信可能なON状態を保ちながら認識を行うため、ICカード20−2と通信を行いながら、認識した指示に応じた処理を即座に行うことができ、処理の迅速化を図ることが可能となった。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。例えば、各実施例において、携帯型情報記憶媒体としてICカード20,20−2を例示したが、SIMカード、UIMカード、ICタグ、非接触のトークン、ICカード機能を備える携帯電話機など、他の非接触通信を行う携帯型情報記憶媒体であってもよい。
同様に、実施例1及び実施例2において、情報処理装置としてゲート端末10,10−2を例示したが、これに限定されず、通信可能範囲内にある携帯型情報記憶媒体を検出し、非接触通信を行う情報処理装置であればよい。
実施例1において、検出部131は、一定周期でICカード20を検出するための検出信号を繰り返し、継続的に送信しているが、所定の間隔を空けて断続的に検出信号を送信してもよい。例えば、ゲート端末10は、図11のように処理を行ってもよい。
図11に示すように、S600において検出部131は、検出信号を送信し、検出部131がICカード20を検出した場合に、ゲート端末10は、記憶部14にそのカード識別子を記憶する(S610,S620)。検出部131は、一定時間(非常に短い時間)検出信号の送出を停止した後に、検出信号を再び送信し、ICカード20の検出を行う(S630)。
検出部131が同一のICカード20(記憶部14に記憶されているカード識別子を有するICカード20)を検出した場合には、認識部132は、利用者が入退場ゲート開錠を指示していると認識する(S640,S700)。
また、検出部131は、ICカードを検出できなかった場合には、再び一定時間検出信号の送出を停止した後に、検出信号を再び送信し、ICカード20の検出を行う(S640,S650)。検出部131が同一のICカード20を検出した場合には、認識部132は、利用者がセキュリティシステムセットを指示していると認識する(S660,S670)。
通知部12は、認識結果を利用者に通知し(S680,S710)、制御部13は、利用者の指示に対応する処理を行い(S690,S720)、処理を終了する(S730)。
一方、S650において、検出部131がICカードを検出しなかった場合には、ICカードが存在しないものと判断し、処理を終了する(S660,S730)。
また、S630又はS650において、検出部131が他のカードを検出した場合には、カードが差し替えられたと判断し、そのICカードの識別子を記憶部14に記憶するなど、同様の処理を繰り返す(S640,S620,S630、S660,S620〜S650など)。
従って、利用者がマウスのシングルクリックのようにICカード20を一定時間ゲート端末10に翳した場合には、利用者は、ゲート端末10に対して入退場ゲート開錠を指示することができる。また、利用者がマウスのダブルクリックのようにICカード20をゲート端末10に翳す→離す→翳すとした場合には、利用者は、ゲート端末10に対してセキュリティシステムセットを指示することができる。
実施例2において、ゲート端末10−2は、所定の時間以上のOFF状態を検出した場合に認証を開始しているが(図7のS340)、認証開始のきっかけは、これに限定されず、例えば、単にON、OFF状態の検出状態の推移を検出したら、直ちに入力認証情報及び登録認証情報の対比を行ってもよい(S350)。また、ON状態を検出するたびなど、検出しながら逐次、対比を行ってもよい。
更に、所定の時間以上のOFF状態(又はON状態)を検出した場合には、ゲート端末10−2は、利用者の指示としてキャンセルを認識し、検出した検出状態をリセットし、測定をし直しても良い。利用者が間違えたタイミングでICカード20をリーダに翳してしまった場合には、容易に修正することができ、利用者の利便性を向上することが可能となる。他の実施例においても同様である。
実施例2において、ゲート端末10−2が認識する利用者の提供情報として認証情報を例示したが、これに限定されない。ゲート端末10−2は、ID番号などの他の利用者の識別情報、所属部署、役職などの属性情報を認識してもよい。どのような利用者の提供情報を認識するかは、任意に設定することができる。
同様に、実施例1、実施例3において、ゲート端末10、外部端末10−3が認識する利用者の指示の種類は、限定されない。例えば、ICカード20が乗車券精算用に用いられる場合、ICカード20が改札口に設けられているゲート端末10に1回翳されたときには、1人分の乗車券の精算をし、2回翳されたときには、後に続く1人分を追加して2人分など、翳された回数分の人数の乗車券の精算をしてもよい。つまり、ゲート端末10は、検出状態変遷回数が1回の場合には、1人分の乗車券の精算を利用者の指示として認識するなど、翳された回数分の人数の乗車券の精算を利用者の指示として認識してもよい。1枚のICカード20で複数人の乗車券の精算をし、複数人が改札を通過することができ利用者の利便性を向上することが可能である。
また、実施例1において、ゲート端末10が認識結果を利用者に通知した場合(S190)に、その認識結果が正しいか否かを、通知後の検出部131の検出状態の推移に基づいて認識してもよい。例えば、通知後に同一のICカード20についての検出状態変遷回数が2回測定された場合には、認証結果が正しくなく、利用者の処理のキャンセル指示を認識してもよい。ゲート端末10が間違えて認識した場合に対処することが可能となる。
実施例3において、ゲート端末10−3は、利用者提供情報及び利用者指示の組合せを認識してもよい。例えば、測定された検出状態変遷回数が5回以上の場合には、各ON状態のON状態継続時間、各OFF状態のOFF状態継続時間は、利用者提供情報を示し、4回以下の場合には、利用者指示を示していると設定してもよい。
実施例3において、外部端末10−3は、OFF状態からON状態への検出状態変遷回数に基づいて、ICカード20−2の利用者の指示を認識しているが、記憶部14−3に記憶されている利用者指示テーブルによって各検出状態変遷回数が適切な指示に対応づけられていれば、ON状態からOFF状態への検出状態変遷回数に基づいてもよく、両方の回数であってもよい。
また、外部端末10−3は、ON状態の継続時間、OFF状態の継続時間、所定時間内の検出変遷回数などの検出状態の変遷の他の要素を測定し、これらに基づいて、利用者の指示を認識してもよい。これらの測定要素ごとに利用者の指示を対応づけることによって多種類の利用者の指示を外部端末10−3が認識することが可能となる。例えば、記憶部14−2は、継続時間を短、中、長期間で段階的に分けた継続時間の各段階と、検出状態変遷回数との組合せごとに利用者の指示を対応づけた利用者指示テーブルを記憶する。認識部132は、ON状態の継続時間、OFF状態の継続時間、検出状態変遷回数の測定結果をこの利用者指示テーブルに参照し、利用者の指示を認識する。
各実施例において、ゲート端末10,10−2、外部端末10−3は、利用者がICカード20を通信範囲内に持ち込み、検出部131が検出した場合に、利用者の指示、入力認証情報を認識する処理を開始しているが、処理を行うタイミングは、これに限定されず、例えば、ゲート端末10,10−2、外部端末10−3が処理の中で必要な場合に、ディスプレイの表示などによって利用者の指示、入力認証情報の入力を利用者に対して要求し、これらの情報を認識してもよい。
情報処理装置の構成を示すブロック図である。(実施例1) ゲート端末10及びICカード20間の通信シーケンスを示す図である。(実施例1) 情報処理装置の動作及びプログラムを示すフローチャートである。(実施例1) 検出部131の検出状態を説明するための図である。(実施例1) 情報処理装置の構成を示すブロック図である。(実施例2) 測定部133、認証部134及び記憶部14−2の機能を説明するための図である。(実施例2) 情報処理装置の動作及びプログラムを示すフローチャートである。(実施例2) 情報処理装置の構成を示すブロック図である。(実施例3) 記憶部14−3に記憶されている利用者指示テーブルを示す図である。(実施例3) 情報処理装置の動作及びプログラムを示すフローチャートである。(実施例3) 情報処理装置の動作及びプログラムを示すフローチャートである。(変形例)
符号の説明
1,1−2 セキュリティ管理システム
1−3 カード処理システム
10,10−2 ゲート端末
10−3 情報処理装置
11 非接触通信部
12,12−2 通知部
13,13−2,13−3 制御部
14,14−2,14−3 記憶部
20,20−2 ICカード
21 ICチップ
22 アンテナ
23 切替スイッチ
30 ゲート鍵
40 セキュリティシステム
131 検出部
132 認識部
133 測定部
134 認証部

Claims (14)

  1. 携帯型情報記憶媒体と非接触式の通信を行う情報処理装置において、
    通信対象となる携帯型情報記憶媒体を検出する検出手段と、
    前記検出手段が繰り返し検出を行った場合に、一の携帯型情報記憶媒体の検出状態の推移に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の指示及び/又は前記利用者の提供情報を認識する認識手段とを備えること、
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記検出手段は、携帯型情報記憶媒体へ応答要求を送信する応答要求送信手段と、この応答要求に対する応答を携帯型情報記憶媒体から受信する応答受信手段とを有し、
    前記認識手段は、前記応答要求送信手段が繰り返し応答要求を送信した場合に、前記応答受信手段による一の携帯型情報記憶媒体からの応答の受信の有無の推移に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の指示及び/又は前記利用者の提供情報を認識すること、
    を特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置において、
    前記認識手段は、前記検出手段によって一の携帯型情報記憶媒体が継続的又は断続的に検出された場合に、検出状態変遷回数、検出状態継続時間又は非検出状態継続時間のうち、いずれか一若しくは複数、又は、全部に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の指示及び/又は前記利用者の提供情報を認識すること、
    を特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の情報処理装置において、
    前記認識手段は、前記一の携帯型情報記憶媒体の検出状態の推移に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の識別情報及び/又は属性情報を認識すること、
    を特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の情報処理装置において、
    前記検出手段による一の携帯型情報記憶媒体の検出状態の推移を測定する検出状態測定手段を備え、
    前記認識手段は、前記検出状態測定手段による測定結果に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の指示及び/又は前記利用者の提供情報を認識すること、
    を特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の情報処理装置において、
    前記認識手段は、前記検出手段によって一の携帯型情報記憶媒体が検出され、その後に、前記検出手段が所定の時間以上継続して前記一の携帯型情報記憶媒体を検出する状態、又は、前記検出手段が所定の時間以上継続して前記一の携帯型情報記憶媒体を検出しない状態となった場合に、前記検出手段のそれまでの検出状態の推移に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の指示及び/又は前記利用者の提供情報を認識すること、
    を特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の情報処理装置において、
    前記検出手段による検出結果及び/又は前記認識手段による認識結果を前記利用者に通知する通知手段を備えること、
    を特徴とする情報処理装置。
  8. 携帯型情報記憶媒体と非接触式の通信を行う情報処理装置に実行させるプログラムにおいて、
    通信対象となる携帯型情報記憶媒体を繰り返し検出する検出手順と、
    前記検出手順における一の携帯型情報記憶媒体の検出状態の推移に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の指示及び/又は前記利用者の提供情報を認識する認識手順とを備えること、
    を特徴とするプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムにおいて、
    前記検出手順は、携帯型情報記憶媒体へ繰り返し応答要求を送信する応答要求送信手順と、この応答要求に対する応答を携帯型情報記憶媒体から受信する応答受信手順とを有し、
    前記認識手順は、前記応答受信手順における一の携帯型情報記憶媒体からの応答の受信の有無の推移に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の指示及び/又は前記利用者の提供情報を認識すること、
    を特徴とするプログラム。
  10. 請求項8又は請求項9に記載のプログラムにおいて、
    前記認識手順は、前記検出手順において一の携帯型情報記憶媒体が継続的又は断続的に検出した場合に、検出状態変遷回数、検出状態継続時間又は非検出状態継続時間のうち、いずれか一若しくは複数、又は、全部に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の指示及び/又は前記利用者の提供情報を認識すること、
    を特徴とするプログラム。
  11. 請求項8から請求項10までのいずれか1項に記載のプログラムにおいて、
    前記認識手順は、前記一の携帯型情報記憶媒体の検出状態の推移に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の識別情報及び/又は属性情報を認識すること、
    を特徴とするプログラム。
  12. 請求項8から請求項11までのいずれか1項に記載のプログラムにおいて、
    前記検出手順における一の携帯型情報記憶媒体の検出状態の推移を測定する検出状態測定手順を備え、
    前記認識手順は、前記検出状態測定手順における測定結果に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の指示及び/又は前記利用者の提供情報を認識すること、
    を特徴とするプログラム。
  13. 請求項8から請求項12までのいずれか1項に記載のプログラムにおいて、
    前記認識手順は、前記検出手順において一の携帯型情報記憶媒体を検出し、その後に、所定の時間以上継続して前記一の携帯型情報記憶媒体を検出する状態、又は、所定の時間以上継続して前記一の携帯型情報記憶媒体を検出しない状態となった場合に、前記検出手順におけるそれまでの検出状態の推移に基づいて、前記一の携帯型情報記憶媒体の利用者の指示及び/又は前記利用者の提供情報を認識すること、
    を特徴とするプログラム。
  14. 請求項8から請求項13までのいずれか1項に記載のプログラムにおいて、
    前記検出手順における検出結果及び/又は前記認識手順における認識結果を前記利用者に通知する通知手順を備えること、
    を特徴とするプログラム。

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