JP4655910B2 - マイクロレンズ基板の製造方法、マイクロレンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ - Google Patents
マイクロレンズ基板の製造方法、マイクロレンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4655910B2 JP4655910B2 JP2005348544A JP2005348544A JP4655910B2 JP 4655910 B2 JP4655910 B2 JP 4655910B2 JP 2005348544 A JP2005348544 A JP 2005348544A JP 2005348544 A JP2005348544 A JP 2005348544A JP 4655910 B2 JP4655910 B2 JP 4655910B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- microlens
- light
- recesses
- microlens substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Description
リア型プロジェクタに用いられる透過型スクリーンには、レンチキュラレンズを備えたレンチキュラレンズ基板や、マイクロレンズを備えたマイクロレンズ基板のような、多数のレンズを備えたレンズ基板が用いられている。このようなレンズ基板を備えることにより、レンズ基板に入射した光を(一旦集光させた後に)拡散させることができ、その結果、視野角特性が向上し、透過型スクリーンの正面に対して斜め方向からでも表示された画像を視認することができる。
本発明のマイクロレンズ基板の製造方法は、多数の凹部を有する凹部付き基板を用いて、前記凹部に対応する形状の多数の凸レンズとしてマイクロレンズを備えたマイクロレンズ基板を製造する方法であって、
光を透過する材料で構成されたシート材と、前記凹部付き基板とで、流動性を有する樹脂材料を挟持し、前記凹部内に前記樹脂材料を充填する工程と、
前記樹脂材料を固化させ、前記凹部付き基板を取り外す工程とを有し、
前記凹部付き基板は、前記凹部が設けられている側の面に、前記凹部が設けられていない、面積が1000μm2 〜5000μm 2 の平坦部を複数有し、
前記凹部が設けられている有効領域における、複数の前記平坦部の占める割合が、2〜5%であり、
前記凹部内に前記樹脂材料を充填する前記工程において、平坦で、かつ、硬質な表面を有する定盤上に、前記シート材を載置した状態で、前記樹脂材料を挟持することを特徴とする。
これにより、不本意な厚さのばらつきが抑制され、光学特性に優れたマイクロレンズ基板を製造することができるマイクロレンズ基板の製造方法を提供することができる。
このように、比較的薄いシート材を用いた場合であっても、シート材の表面におけるうねり等を十分に防止することができる。また、このように、比較的薄いシート材を用いることにより、マイクロレンズ基板の薄型化を図ることができ、特に優れた光学特性(例えば、視野角特性等)を有するマイクロレンズ基板を提供することができる。
これにより、シート材のたわみ等の発生をより効果的に防止することができる。
本発明のマイクロレンズ基板の製造方法では、前記定盤の硬度が、300以上であることが好ましい。
これにより、シート材のたわみ等の発生をより効果的に防止することができる。
これにより、シート材のたわみをより効果的に防止することができ、均一な厚みを有するマイクロレンズ基板を得ることが可能となる。
これにより、たわみがなく、厚さが均一なマイクロレンズ基板を提供することができる。
本発明の透過型スクリーンは、光の出射側にフレネルレンズが形成されたフレネルレンズ部と、
前記フレネルレンズ部の光の出射側に配置された本発明のマイクロレンズ基板とを備えたことを特徴とする。
これにより、好適な画像を表示することができる透過型スクリーンを提供することができる。
本発明のリア型プロジェクタは、本発明の透過型スクリーンを備えたことを特徴とする。
これにより、好適な画像を表示することができるリア型プロジェクタを提供することができる。
なお、本発明において、「基板」とは、実質的に可撓性を有さない、比較的肉厚の大きいものから、比較的肉厚が小さく可撓性に富む(変形自在な)フィルム状(シート状)のもの等を含む概念である。
まず、本発明のレンズ基板の製造方法の説明に先立ち、本発明のレンズ基板(凸レンズ基板)および透過型スクリーンの構成について説明する。
また、マイクロレンズ基板1は、後に詳述するような方法により製造されたものであり、不本意な厚さのばらつきが抑制されており、基板本体2の出射面側(マイクロレンズ21が設けられた側とは反対の面側)の平坦度の高いものである。このため、マイクロレンズ基板1は、優れた光学特性を有している。
基板本体2は、シート材28と、該シート材28上に配され、複数個のマイクロレンズが形成された樹脂層29とで構成されている。
シート材28は、通常、主として樹脂材料で構成されている。
シート材28を構成する樹脂材料としては、例えば、酢酸セルロースやプロピルセルロース等のセルロース系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等が用いられる。その中でも、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムが好適である。
また、シート材28は、その表面粗さRaが、0.3μm以下のものであるのが好ましく、0.01〜0.1μmであるのがより好ましい。これにより、後述するようなレンズ基板の製造方法において、定盤との密着性が向上し、シート材のたわみ等の発生をより効果的に防止することができる。
樹脂層29を構成する樹脂材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン、環状ポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド(例:ナイロン6、ナイロン46、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6−12、ナイロン6−66)、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリカーボネート(PC)、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、アイオノマー、アクリル系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリオキシメチレン、ポリビニルアルコール(PVA)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリシクロヘキサンテレフタレート(PCT)等のポリエステル、ポリエーテル、ポリエーテルケトン(PEK)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルイミド、ポリアセタール(POM)、ポリフェニレンオキシド、変性ポリフェニレンオキシド、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、芳香族ポリエステル(液晶ポリマー)、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、その他フッ素系樹脂、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル、シリコーン系樹脂、ウレタン系樹脂等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて(例えば、ブレンド樹脂、ポリマーアロイ、積層体等として)用いることができる。
本実施形態において、マイクロレンズ21は、マイクロレンズ基板1を平面視した際の縦幅(鉛直方向の幅)が横幅(水平方向の幅)よりも小さい扁平形状(略楕円形、略俵形)を有している。マイクロレンズ21がこのような形状を有することにより、モアレ等の不都合の発生を効果的に防止しつつ、視野角特性を特に優れたものとすることができる。特に、水平方向および鉛直方向の視野角特性をともに優れたものとすることができる。
また、マイクロレンズ21の高さをH[μm]、マイクロレンズ21の短軸方向の長さをS[μm]としたとき、0.90≦S/H≦1.9の関係を満足するのが好ましく、1.0≦S/H≦1.8の関係を満足するのがより好ましく、1.2≦S/H≦1.6の関係を満足するのがさらに好ましい。このような関係を満足することにより、光の干渉によるモアレの発生を効果的に防止しつつ、視野角特性を特に優れたものとすることができる。
上記のように、マイクロレンズの形状や配列方式、占有率等を厳密に規定することにより、光の干渉によるモアレの発生を効果的に防止しつつ、視野角特性を特に優れたものとすることができる。
このようなブラックマトリックス3は、各マイクロレンズ21を透過した光の光路上に開口部31を有している。これにより、各マイクロレンズ21で集光された光を、効率良く、ブラックマトリックス3の開口部31を通過させることができる。その結果、マイクロレンズ基板1の光利用効率を高いものとすることができる。
また、開口部31は、ブラックマトリックス3の開口部31以外の部位で外光の反射を効果的に防止しつつ、画像形成用の光がブラックマトリックス3により吸収、反射されるのを十分に防止するような大きさで設けられている。
また、開口部31の直径(開口部31の形状が異形状である場合には、その最大長さ)の標準偏差は、1.5μm以下であるのが好ましく、1.2μm以下であるのがより好ましい。これにより、表示される画像の輝度ムラをより効果的に防止することができる。
マイクロレンズ基板1の光の利用効率(マイクロレンズ基板1の入射面側から入射する光の光量に対する、出射面側から出射する光の光量の割合)は、70%以上であるのが好ましく、80%以上であるのがより好ましく、85%以上であるのがさらに好ましい。これにより、より明るい画像を好適に表示することができる。
図3に示すように、透過型スクリーン10は、フレネルレンズ部5と、前述したマイクロレンズ基板1とを備えている。フレネルレンズ部5は、光(画像光)の入射側に設置されており、フレネルレンズ部5を透過した光が、マイクロレンズ基板1に入射する構成になっている。
フレネルレンズ部5は、出射側表面に、ほぼ同心円状に形成されたプリズム形状のフレネルレンズ51を有している。このフレネルレンズ部5は、投射レンズ(図示せず)からの画像光を屈折させ、マイクロレンズ基板1の主面の垂直方向に平行な平行光Laにするものである。
図4は、マイクロレンズ基板(レンズ基板)の製造に用いる凹部付き基板を示す模式的な縦断面図、図5は、図4に示す凹部付き基板の部分平面図、図6は、図4に示す凹部付き基板の製造方法を示す模式的な縦断面図である。なお、凹部付き基板の製造においては、実際には基板上に多数の凹部(マイクロレンズ形成用凹部)を形成し、マイクロレンズ基板の製造においては、実際には基板上に多数のマイクロレンズ(凸レンズ)を形成するが、ここでは、説明をわかりやすくするために、その一部分を強調して示した。
また、凹部61の深さは、7.5〜375μmであるのが好ましく、22.5〜225μmであるのがより好ましく、35〜75μmであるのがさらに好ましい。凹部61の深さが前記範囲内の値であると、製造されるマイクロレンズ基板1の視野角特性を、特に優れたものとすることができる。
特に、本発明では、面積が1000μm2以上の平坦部が、凹部が設けられている有効領域に、所定の割合で存在する点に特徴を有している。すなわち、凹部が設けられている有効領域における複数の平坦部の占める割合が2〜5%である点に特徴を有している。凹部付き基板がこのような平坦部を有することにより、後述するような2P法によってレンズ基板を製造する場合において、凹部付き基板とシート材とで樹脂材料を挟持した際に、シート材が凹部付き基板の平坦部で止まり、厚さが規制される。その結果、不本意な厚さのばらつきが抑制され、光学特性に優れたレンズ基板を得ることができる。また、得られるレンズ基板は、厚さのばらつきが抑制されているので、レンズの焦点位置のズレがなく、例えば、後述するような方法によりブラックマトリックスを形成した場合、ブラックマトリックスの開口ムラ等を防止することができ、レンズ基板を用いて得られる画像のコントラストをより優れたものとするとともに、光の利用効率、視野角特性をさらに向上させることができる。
まず、凹部付き基板6を製造するに際し、基板7を用意する。
この基板7は、厚さが均一で、たわみや傷のないものが好適に用いられる。また、基板7は、洗浄等により、その表面が清浄化されているものが好ましい。
特に、本実施形態では、まず、図6(a)に示すように、用意した基板7の裏面に裏面保護膜89を形成するとともに、基板7の表面にマスク形成用膜9を形成し(マスク形成用膜形成工程)、その後、図6(b)に示すように、マスク形成用膜9に初期孔81を所定のパターンで形成すること(初期孔形成工程)によりマスク8を得る。なお、マスク形成用膜9および裏面保護膜89は同時に形成することもできる。
かかる観点からは、マスク形成用膜9(マスク8)を構成する材料としては、例えばCr、Au、Ni、Ti、Pt等の金属やこれらから選択される2種以上を含む合金、前記金属の酸化物(金属酸化物)、シリコン、樹脂等が挙げられる。
また、マスク形成用膜9(マスク8)は、例えば、実質的に均一な組成を有するものであってもよいし、異なる複数の層を有する積層体等であってもよい。
エッチングの方法は、特に限定されず、例えば、ウェットエッチング、ドライエッチング等が挙げられる。以下の説明では、ウェットエッチングを用いる場合を例に挙げて説明する。
また、ウェットエッチング法を用いると、凹部61を好適に形成できる。そして、エッチング液として、例えば、一水素二フッ化アンモニウムを含むエッチング液を用いると、基板7をより選択的に食刻することができ、凹部61を好適に形成することができる。
また、ウェットエッチングによれば、ドライエッチングに比べて簡単な装置で処理を行うことができ、さらに、一度に多くの基板に対して処理を行うことができる。これにより生産性が向上し、安価に凹部付き基板6を提供することができる。
マスク8が、前述したような主としてクロムで構成される層と、主として酸化クロムで構成される層とを有する積層体である場合、マスク8の除去は、例えば、硝酸第二セリウムアンモニウムと過塩素酸とを含む混合物を用いたエッチングにより好適に行うことができる。
以上により、図6(d)、図4および図5に示すように、基板7上に多数の凹部61が千鳥状に形成され、複数の平坦部62を有する凹部付き基板6が得られる。
すなわち、レーザ光の照射によりマスク形成用膜9に初期孔81を形成することで、従来のようなフォトリソグラフィ法によって開口部を形成する場合に比べて簡単かつ安価に、所定パターンで開口部(初期孔81)を有するマスクを得ることができる。これにより生産性が向上し、安価に凹部付き基板6を提供することができる。
また、初期孔81の形成をレーザの照射により行う場合、形成される初期孔81の形状、大きさ、配列等を、容易かつ確実に管理することができる。
図7、図8および図9は、図1に示すマイクロレンズ基板の製造方法の一例を示す模式的な縦断面図である。なお、以下の説明では、図7、図8および図9中の下側を「(光の)入射側」、上側を「(光の)出射側」と言う。
<B1>まず、図7(a)に示すように、凹部付き基板6の凹部61が形成された側の面に、流動性を有する状態の樹脂材料23を付与する。
押圧は、シート材28が、平坦部62と接するまで行う。平坦部62は、前述したように均一な高さに設けられているので、シート材28がたわむのを防止することができ、最終的に得られるマイクロレンズ基板1の厚さを均一なものとすることができる。
ガラス材としては、例えば、ソーダガラス、結晶性ガラス、石英ガラス、鉛ガラス、カリウムガラス、ホウケイ酸ガラス、無アルカリガラス等が挙げられる。これらガラス材料は、形状の安定性に優れているため、定盤90を構成する材料として好適に用いることができる。また、マイクロレンズ基板1の製造方法において、樹脂材料23として紫外線硬化樹脂を用い、該樹脂材料23に紫外線等を照射して固化させる場合、定盤90側からも紫外線等を照射することが可能となる。
前記張力は、1〜30kg/cmであることが好ましく、5〜10kg/cmであることがより好ましい。これにより、シート材28の破断等を効果的に防止しつつ、シート材28がたわむのをより効果的に防止することができる。その結果、基板本体2の厚さをさらに均一なものとすることができる。
樹脂材料23の固化を硬化(重合)により行う場合、その方法としては、例えば、紫外線等の光の照射、電子線の照射、加熱等の方法が挙げられる。
これにより、凹部61に充填された樹脂材料で構成され、凸レンズとして機能するマイクロレンズ21(特に、上述したような形状、配列等の条件を満足するマイクロレンズ21)を備えた基板本体2が得られる。
樹脂材料23として紫外線硬化樹脂を用い、該樹脂材料23に紫外線等を照射して固化させる場合、その照射方法としては特に限定されるものではない。例えば、図8(d)に示すように、定盤90にガラス材等、光透過性の材料を用いた場合、該定盤90が配された側から、樹脂材料23に紫外線を照射することができる。
また、凹部付き基板6を取り外すことにより、入射光Laを効率良く屈折させることができ、マイクロレンズ基板1の視野角特性を特に優れたものとすることができる。また、取り外された凹部付き基板6を、基板本体2(マイクロレンズ基板1)の製造に繰り返し使用することができ、製造コスト面や製造される基板本体2(マイクロレンズ基板1)の品質の安定性を高める上でも有利である。
以上のようにして得られる基板本体2は、たわみがなく均一な厚さを有するものとなる。その結果、マイクロレンズ21の焦点位置のズレがなく、マイクロレンズ基板1を用いて得られる画像のコントラストをより優れたものとするとともに、光の利用効率、視野角特性を優れたものとすることが可能となる。
本実施形態では、遮光層の形成を、基板本体に遮光膜形成用材料を付与し、当該遮光膜形成用材料を露光する処理を用いて行う。遮光膜形成用材料としては、感光性を有する成分を含むものであればいかなるものであってもよいが、以下の説明では、主に、遮光膜形成用材料32として、ポジ型のフォトポリマー32を用いるものとして説明する。
このように、フォトポリマーにマイクロレンズによって集光させた露光用光を照射しブラックマトリックスを形成することにより、例えばフォトリソグラフィ技術を使用するのに比べて、簡易な工程でブラックマトリックスを形成することができる。
また、上記の説明では、(<B5>、<B6>において、)遮光膜形成用材料として、ポジ型のフォトポリマーを用いて遮光層(ブラックマトリックス3)を形成するものとして説明したが、フォトポリマー以外の材料を用いてもよい。例えば、遮光膜形成用材料としては、銀塩感光材料等の反転現像材料を用いてもよい。銀塩感光材料(反転現像材料)を用いた場合、上記のような露光後、一旦、露光部分のみが脱塩されるような処理を施し、その後さらに、全面露光し現像する方法を用いることにより、最初の露光部分を光透過性の非遮光部とし、それ以外の部位を遮光部(遮光領域)とすることができる。
また、上記の説明では、基板本体2の表面(光の出射面側の表面)に、直接、遮光膜形成用材料を付与するものとして説明したが、遮光膜形成用材料は、基板本体2の表面に直接付与されるものでなくてもよい。例えば、基板本体2の表面(光の出射面側の表面)に、露光後に、十分な遮光性を発揮しない感光性材料の付与、現像等の一連の処理を行った後に、上記のような遮光膜形成用材料を用いた処理を行ってもよい。これにより、遮光層(ブラックマトリックス)をより厚いものとして形成することができ、コントラストの更なる向上を図ることができる。
拡散部4は、例えば、予め、板状に成形された拡散板を接合したり、拡散材を含み、流動性を有する拡散部形成用材料を付与した後に、当該材料を固化させること等により形成することができる。
拡散部形成用材料の付与方法としては、例えば、ドクターブレード、スピンコート、刷毛塗り、スプレー塗装、静電塗装、電着塗装、ロールコーター等の各種塗布法や、基板本体2を拡散部形成用材料中に浸漬するディッピング等の方法が挙げられる。
図10は、本発明のリア型プロジェクタの構成を模式的に示す図である。
同図に示すように、リア型プロジェクタ300は、投写光学ユニット310と、導光ミラー320と、透過型スクリーン10とが筐体340に配置された構成を有している。
そして、このリア型プロジェクタ300は、上記のような透過型スクリーン10を備えているので、コントラストに優れた画像を得ることができる。さらに、本実施形態では、上記のような構成を有しているので、視野角特性、光利用効率等も特に優れたものとなる。
また、前述したマイクロレンズ基板1では、楕円形状のマイクロレンズ21が千鳥状(千鳥格子状)に配されているので、リア型プロジェクタ300では、モアレ等の問題が特に発生し難い。
例えば、レンズ基板(マイクロレンズ基板)、透過型スクリーン、リア型プロジェクタを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。
また、前述した実施形態では、レンズ基板がマイクロレンズを備えるマイクロレンズ基板であるものとして説明したが、本発明において、レンズ基板は、例えば、レンチキュラレンズ基板等であってもよい。
また、本発明における平坦部の形状は、前述した実施形態で示した形状に限定されない。平坦部62の形状は、例えば、図11に示すように直線状に形成されたものであってもよい。
(実施例1)
以下のように、マイクロレンズ形成用の凹部を備えた凹部付き基板を製造した。
まず、基板として、横1.2m×縦0.7m角、厚さ4.8mmのソーダガラス基板(絶対屈折率n2:1.50)を用意した。
このソーダガラス基板を、4wt%の一水素二フッ化アンモニウムと、8wt%の過酸化水素とを含む洗浄液に浸漬して6μmエッチングを行い、その表面を清浄化した。
その後、純水洗浄およびN2ガスを用いた乾燥(純水の除去)を行った。
次に、マスク形成用膜に対してレーザ加工を行い、マスクの中央部113cm×65cmの範囲に多数の初期孔を開け、マスクを形成した。なお、この際、平坦部を形成するために、所定間隔で初期孔を形成しない領域を設けた。
なお、レーザ加工は、YAGレーザを用いて、エネルギー強度1mW、ビーム径3μm、走査速度0.1m/秒という条件で行った。
これにより、マスクの上記範囲全面に亘って、所定の長さを有する初期孔が、千鳥状に配されたパターンで形成された。初期孔の平均幅は2μmであり、平均長さは2μmであった。
なお、ウェットエッチングは、エッチング液として、4wt%の一水素二フッ化アンモニウムと、8wt%の過酸化水素とを含む水溶液を用い、浸漬時間は2.0時間とした。
次に、純水洗浄およびN2ガスを用いた乾燥(純水の除去)を行った。
その後、基板の凹部が形成されている面側に、ヘキサメチルジシラザンによる気相表面処理(シリル化処理)を行い、離型処理を施した。
これにより、図4、図5に示すような、ソーダガラス基板上に、マイクロレンズ形成用の多数の凹部が千鳥状に配列された凹部付き基板(離型シートが貼着された状態の凹部付き基板)を得た。
一方、石英ガラスで構成された定盤上に、厚さ75μmのPETフィルムを載置した。この定盤の硬度は800であり、表面粗さRaは0.05μmであった。なお、PETフィルムには、5kg/cmの張力をかけて、定盤上に載置した。
その後、定盤側から、紫外線を照射することにより、アクリル系樹脂を硬化させた。
次に、凹部付き基板および定盤を取り除き、基板本体を得た。
得られた基板本体(硬化後の樹脂)の屈折率n1は、1.51であった。また、得られた基板本体の樹脂層(マイクロレンズを除く部分)の厚さは78μmであった。また、扁平形状(略楕円形状)のマイクロレンズは、その短軸方向の長さ(直径)が54μm、長軸方向の長さが82μm、曲率半径が37.5μm、高さが37μmであった。また、マイクロレンズが形成されている有効領域におけるマイクロレンズの占有率は97%であった。また、基板本体の厚みばらつき標準偏差は、0.5μmであった。
次に、マイクロレンズが形成されている側の面から、60mJ/cm2の平行光としての紫外線を照射した。
その結果、照射した紫外線は、各マイクロレンズで集光され、集光された紫外線が照射された部位のフォトポリマーを選択的に露光した。
その後、純水洗浄およびN2ガスを用いた乾燥(純水の除去)を行った。これにより、各マイクロレンズに対応した開口部を有するブラックマトリックスが形成された。開口部は、略円形であり、その直径は30μmであった。また、形成された開口部の直径の標準偏差は、1.03μmであった。また、形成されたブラックマトリックスの厚さは1.5μmであった。また、形成されたブラックマトリックスは、その開口部が、光の出射側に向かって断面積が大きくなるようなテーパ状をなすものであった。また、平面視したときの開口部のブラックマトリックスに対する面積率(開口率)は、13%であった。
以上のようにして製造されたマイクロレンズ基板と、押出成形により作製したフレネルレンズ部とを組み立てることにより、図3に示すような透過型スクリーンを得た。
凹部付き基板の製造において、初期孔のパターンを変更することで、凹部が形成されている有効領域における複数の平坦部の占める割合、および、1つの平坦部の面積を表1に変更した以外は、前記実施例1と同様にしてマイクロレンズ基板、透過型スクリーンを製造した。
(実施例4)
定盤として、ソーダガラスで構成された表面粗さRa:0.1μm、強度:200のものを用いた以外は、前記実施例1と同様にして透過型スクリーンを製造した。
凹部付き基板の製造において、初期孔のパターンを変更することで、平坦部を設けなかった以外は、前記実施例1と同様にしてマイクロレンズ基板、透過型スクリーンを製造した。
各実施例および比較例について、凹部付き基板の凹部が形成されている有効領域における凹部および複数の平坦部の占める割合(占有率)、1つの平坦部の面積や、マイクロレンズ基板における基板本体の厚みばらつき標準偏差、ブラックマトリックスの開口部の直径の標準偏差等を表1にまとめて示す。
前記各実施例および比較例で得られた基板本体について、たわみの発生状況を以下の4段階の基準に従い評価した。
◎:たわみが全く認められない。
○:たわみがほとんど認められない。
△:たわみがわずかに認められる。
×:たわみが顕著に認められる。
前記各実施例および各比較例の透過型スクリーンについて、光の利用効率の評価を行った。
光の利用効率の評価は、A(=300)[cd/m2]の白色光を入射させた際、透過型スクリーンの光の出射面側で測定される光の輝度B[cd/m2]の比率(B/A)を求めることにより行った。B/Aの値が大きいほど、光の利用効率が優れているといえる。
前記各実施例および各比較例の透過型スクリーンを用いて、図10に示すようなリア型プロジェクタを、それぞれ作製した。
[コントラストの評価]
前記各実施例および各比較例のリア型プロジェクタについて、コントラストの評価を行った。
コントラスト(CNT)として、暗室において413lxの全白光が入射した時の白表示の正面輝度(白輝度)LW[cd/m2]と、明室において光源を全消灯した時の黒表示の正面輝度の増加量(黒輝度増加量)LB[cd/m2]との比LW/LBを求めた。なお、黒輝度増加量は、暗室の黒表示の輝度に対する増加量をいう。また、明室での測定は、外光照度が約185lxの環境下で行った。暗室での測定は、外光照度が0.1lx以下の環境下で行った。
前記各実施例および各比較例のリア型プロジェクタの透過型スクリーンにサンプル画像を表示させた状態で、鉛直方向および水平方向での視野角の測定を行った。
視野角の測定は、変角光度計(ゴニオフォトメータ)で、1度間隔で測定するという条件で行った。
前記各実施例のリア型プロジェクタの透過型スクリーンのY値(D65/2°視野)を面内20ポイント測定し、その透過率の最大値と最小値の差ΔT(Y)(%)を、輝度ムラ(色ムラ)と定義し、輝度ムラ(色ムラ)の発生状況を以下の4段階の基準に従い評価した。
◎:ΔT(Y)(%)3%未満。
○:ΔT(Y)(%)3%以上5%未満。
△:ΔT(Y)(%)5%以上10%未満。
×:ΔT(Y)(%)10%以上。
これらの結果を表2にまとめて示す。
Claims (8)
- 多数の凹部を有する凹部付き基板を用いて、前記凹部に対応する形状の多数の凸レンズとしてマイクロレンズを備えたマイクロレンズ基板を製造する方法であって、
光を透過する材料で構成されたシート材と、前記凹部付き基板とで、流動性を有する樹脂材料を挟持し、前記凹部内に前記樹脂材料を充填する工程と、
前記樹脂材料を固化させ、前記凹部付き基板を取り外す工程とを有し、
前記凹部付き基板は、前記凹部が設けられている側の面に、前記凹部が設けられていない、面積が1000μm2 〜5000μm 2 の平坦部を複数有し、
前記凹部が設けられている有効領域における、複数の前記平坦部の占める割合が、2〜5%であり、
前記凹部内に前記樹脂材料を充填する前記工程において、平坦で、かつ、硬質な表面を有する定盤上に、前記シート材を載置した状態で、前記樹脂材料を挟持することを特徴とするマイクロレンズ基板の製造方法。 - 前記シート材の平均厚さが、30〜200μmである請求項1に記載のマイクロレンズ基板の製造方法。
- 前記定盤表面の表面粗さRaが、0.5μm以下である請求項1または2に記載のマイクロレンズ基板の製造方法。
- 前記定盤の硬度が、300以上である請求項1ないし3のいずれかに記載のマイクロレンズ基板の製造方法。
- 1つの前記平坦部の面積をS1[μm2]、前記凹部を平面視した際の面積をS2[μm2]としたとき、0.2≦S1/S2≦1の関係を満足する請求項1ないし4のいずれかに記載のマイクロレンズ基板の製造方法。
- 請求項1ないし5のいずれかに記載の方法を用いて製造されたことを特徴とするマイクロレンズ基板。
- 光の出射側にフレネルレンズが形成されたフレネルレンズ部と、
前記フレネルレンズ部の光の出射側に配置された請求項6に記載のマイクロレンズ基板とを備えたことを特徴とする透過型スクリーン。 - 請求項7に記載の透過型スクリーンを備えたことを特徴とするリア型プロジェクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005348544A JP4655910B2 (ja) | 2005-12-01 | 2005-12-01 | マイクロレンズ基板の製造方法、マイクロレンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005348544A JP4655910B2 (ja) | 2005-12-01 | 2005-12-01 | マイクロレンズ基板の製造方法、マイクロレンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007155944A JP2007155944A (ja) | 2007-06-21 |
JP4655910B2 true JP4655910B2 (ja) | 2011-03-23 |
Family
ID=38240415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005348544A Expired - Fee Related JP4655910B2 (ja) | 2005-12-01 | 2005-12-01 | マイクロレンズ基板の製造方法、マイクロレンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4655910B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011098487A (ja) * | 2009-11-05 | 2011-05-19 | Fujifilm Corp | 素子アレイ成形型、及び該成形型を用いて成形された素子アレイ |
JP2014016576A (ja) * | 2012-07-11 | 2014-01-30 | Nitto Denko Corp | マイクロミラーアレイおよびその製法 |
JP7412678B2 (ja) * | 2020-03-16 | 2024-01-15 | 日本電気硝子株式会社 | ガラス板測定装置、ガラス板測定方法及びガラス板製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000332226A (ja) * | 1999-05-20 | 2000-11-30 | Fuji Film Microdevices Co Ltd | マイクロレンズアレイとその製造方法 |
JP2004145252A (ja) * | 2002-08-30 | 2004-05-20 | Seiko Epson Corp | 透過型スクリーン及びリア型プロジェクタ |
JP2005208388A (ja) * | 2004-01-23 | 2005-08-04 | Seiko Epson Corp | マイクロレンズアレイ装置、鋳型形成方法、及びマイクロレンズアレイの製造方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02266301A (ja) * | 1989-04-07 | 1990-10-31 | Dainippon Printing Co Ltd | レンチキュラーレンズシートとその製造方法 |
JPH06265702A (ja) * | 1993-03-12 | 1994-09-22 | Omron Corp | 光学素子及びその製造方法ならびにドットマトリクス表示装置 |
EP0763756B1 (en) * | 1995-09-15 | 2001-04-04 | Eastman Kodak Company | Encoded lenticular media |
JPH10123623A (ja) * | 1996-10-16 | 1998-05-15 | Casio Comput Co Ltd | 透過型投影スクリーン |
-
2005
- 2005-12-01 JP JP2005348544A patent/JP4655910B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000332226A (ja) * | 1999-05-20 | 2000-11-30 | Fuji Film Microdevices Co Ltd | マイクロレンズアレイとその製造方法 |
JP2004145252A (ja) * | 2002-08-30 | 2004-05-20 | Seiko Epson Corp | 透過型スクリーン及びリア型プロジェクタ |
JP2005208388A (ja) * | 2004-01-23 | 2005-08-04 | Seiko Epson Corp | マイクロレンズアレイ装置、鋳型形成方法、及びマイクロレンズアレイの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007155944A (ja) | 2007-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006154757A (ja) | マイクロレンズ基板の製造方法、マイクロレンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ | |
JP2006146180A (ja) | 凹部付き基板の製造方法、凹部付き基板、マイクロレンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ | |
JP2006106359A (ja) | レンズ基板の製造方法、レンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ | |
JP4655910B2 (ja) | マイクロレンズ基板の製造方法、マイクロレンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ | |
JP4779393B2 (ja) | 反射型スクリーン | |
JP4687468B2 (ja) | マイクロレンズ基板の製造方法、マイクロレンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ | |
JP2007199212A (ja) | マイクロレンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ | |
JP4779392B2 (ja) | 反射型スクリーン | |
JP2007136797A (ja) | レンズ基板形成用型の製造方法、レンズ基板形成用型、レンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ | |
JP2005114873A (ja) | 透過型スクリーン用部材、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ | |
JP5003069B2 (ja) | レンズ基板形成用型の製造方法 | |
JP2007132962A (ja) | レンズ基板の製造方法、レンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ | |
JP4259277B2 (ja) | 拡散部付きレンズ基板の製造方法、拡散部付きレンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ | |
JP2007187759A (ja) | マイクロレンズ基板の製造方法、マイクロレンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ | |
JP2006142587A (ja) | 凸部付き部材の製造方法、凸部付き部材、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ | |
JP2007163797A (ja) | レンズ基板の製造方法、レンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ | |
JP2007047216A (ja) | レンズ基板の製造方法、レンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ | |
JP2007203674A (ja) | レンズ基板の製造方法、レンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ | |
JP2007160575A (ja) | レンズ基板の製造方法、レンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ | |
JP2007010803A (ja) | 透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ | |
JP4650131B2 (ja) | レンズ基板およびリア型プロジェクタ | |
JP2007187760A (ja) | レンズ基板の製造方法、レンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ | |
JP2006323113A (ja) | レンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ | |
JP4984510B2 (ja) | レンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ | |
JP2007144899A (ja) | 凹部付き基板の製造方法、凹部付き基板、マイクロレンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080512 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100810 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100817 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101007 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101130 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101213 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |