JP4655055B2 - 部品実装装置の立ち吸着検査装置及び方法 - Google Patents

部品実装装置の立ち吸着検査装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4655055B2
JP4655055B2 JP2007058056A JP2007058056A JP4655055B2 JP 4655055 B2 JP4655055 B2 JP 4655055B2 JP 2007058056 A JP2007058056 A JP 2007058056A JP 2007058056 A JP2007058056 A JP 2007058056A JP 4655055 B2 JP4655055 B2 JP 4655055B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection
component
nozzle
nozzles
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007058056A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008218944A (ja
Inventor
三惠 森島
英樹 角
登 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2007058056A priority Critical patent/JP4655055B2/ja
Publication of JP2008218944A publication Critical patent/JP2008218944A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4655055B2 publication Critical patent/JP4655055B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、搭載ヘッドが備える複数のノズルが部品を立ち吸着しているどうかを検査する部品実装装置の立ち吸着検査装置及び方法に関するものである。
部品実装装置は基板に対して移動自在な搭載ヘッドを備えており、搭載ヘッドには部品吸着用の複数のノズルが設けられている。ここで各ノズルは部品を吸着して所定位置に位置決めされた基板に搭載するが、ノズルが部品を正常に吸着し損ねた場合には、部品を立った状態に吸着する、いわゆる立ち吸着が発生することがある。ノズルが部品を立ち吸着すると、その部品は基板に対して正常に搭載することができず、また誤って基板に搭載してしまった場合にはその基板全体が不良品となってしまうおそれがあるため、立ち吸着された部品は基板に搭載される前にノズルから排除される。
ノズルが部品を立ち吸着しているかどうかの検査としては、例えば、ノズルの配列方向に検査光を投光する投光器とその検査光を受光する受光器から成る光センサを用いて行うものが知られている(特許文献1)。これは、部品を吸着した複数のノズルを個別に上下動させてその部品が検査光を上下方向に通過するようにし、このときの受光器の検査光の受光状態の変化に基づいてそのノズルが部品を立ち吸着しているかどうかをノズルごとに個別検査していくというものである。
特開2006−108540号公報
しかしながら、上記手順による検査では、ノズルが部品を立ち吸着する率はさほど高くないにも拘らず、部品を吸着した全てのノズルについて個別に検査を行うことから検査全体に要する時間が多大となり、部品実装工程全体の作業効率が低下してしまうという問題点があった。また、部品を吸着した状態のノズルを画像認識することによってそのノズルが部品を立ち吸着しているかどうかの判断を行うことも考えられるが、この場合にはノズルと画像認識手段とを近接させる必要があるため搭載ヘッドの移動等に時間がかかり(ノズル本数が多い場合等には特に)、生産性が低下するおそれがある。また、部品が微小化するほど画像認識による立ち吸着の判別は難しくなるという難点もある。
そこで本発明は、検査全体に要する時間を従来に比べて短縮することができ、部品実装工程全体の作業効率を向上させることができる部品実装装置の立ち吸着検査装置及び方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の部品実装装置の立ち吸着検査装置は、搭載ヘッドに列状に並んで設けられた複数の部品吸着用のノズルと、ノズルの配列方向に検査光を投光する投光器及び投光器が投光する検査光を受光する受光器から成る光センサと、部品を吸着した各ノズルを個別に上下動させてその部品が前記検査光を上下方向に通過するようにし、このときの受光器の検査光の受光状態の変化に基づいてそのノズルが部品を立ち吸着しているかどうかをノズルごとに検査する個別検査を全ノズルについて行う検査実行手段とを備えた部品実装装置の立ち吸着検査装置であって、検査実行手段は、全ノズルについての個別検査を行う前に、部品を吸着した全ノズルを、ノズルが部品を立ち吸着している場合にのみその部品によって前記検査光が遮断される所定の検査位置に移動させ、このとき受光器が検査光を受光するか否かに基づいて全ノズルの中に部品を立ち吸着しているノズルが存在するか
どうかを検査し、その結果全ノズルの中に部品を立ち吸着しているノズルが存在していた場合にのみ、全ノズルについての個別検査を行う。
請求項2に記載の部品実装装置の立ち吸着検査装置は、請求項1に記載の部品実装装置の立ち吸着検査装置であって、光センサを構成する投光器と受光器が、搭載ヘッドに設けられた複数のノズルが形成するノズル列を両側から挟む位置に対向して設けられている。
請求項3に記載の部品実装装置の立ち吸着検査装置は、請求項1又は2に記載の部品実装装置の立ち吸着検査装置であって、前記検査位置は吸着対象とする部品のサイズに応じて可変に設定される。
請求項4に記載の部品実装装置の立ち吸着検査方法は、搭載ヘッドに列状に並んで設けられた複数の部品吸着用のノズルと、ノズルの配列方向に検査光を投光する投光器及び投光器が投光する検査光を受光する受光器から成る光センサとを備えた部品実装装置において、部品を吸着した各ノズルを個別に上下動させてその部品が前記検査光を上下方向に通過するようにし、このときの受光器の検査光の受光状態の変化に基づいてそのノズルが部品を立ち吸着しているかどうかをノズルごとに検査する個別検査を全ノズルについて行う部品実装装置の立ち吸着検査方法であって、全ノズルについての個別検査を行う前に、部品を吸着した全ノズルを、ノズルが部品を立ち吸着している場合にのみその部品によって前記検査光が遮断される所定の検査位置に移動させ、このとき受光器が検査光を受光するか否かに基づいて全ノズルの中に部品を立ち吸着しているノズルが存在するかどうかを検査し、その結果全ノズルの中に部品を立ち吸着しているノズルが存在していた場合にのみ、全ノズルについての個別検査を行う。
本発明では、搭載ヘッドが備える複数のノズルが部品を立ち吸着しているかどうかを検査するにおいて、全ノズルについての個別検査を行う前に、全ノズルの中に部品を立ち吸着しているノズルが存在するかどうかを検査するようになっており、その結果全ノズルの中に部品を立ち吸着しているノズルが存在しないことが分かったときには個別検査を一切行わないので、部品を立ち吸着しているノズルが存在しないにも拘らず全ノズルについての個別検査を行う無駄が省かれる。このため検査全体に要する時間を従来に比べて短縮することができ、部品実装工程全体の作業効率を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態における部品実装装置の平面図、図2は本発明の一実施の形態における部品実装装置が備える搭載ヘッドの斜視図、図3は本発明の一実施の形態における部品実装装置の制御系統図、図4及び図5は本発明の一実施の形態における部品実装工程の手順を示すフローチャート、図6(a),(b),(c)、図7(a),(b),(c)及び図8(a),(b),(c)は本発明の一実施の形態における立ち吸着検査方法の工程説明図、図9(a),(b)は本発明の一実施の形態における光センサを用いた部品寸法の計測手順を示す搭載ヘッドの部分拡大図である。
図1において、部品実装装置1は基台2上に一の水平方向(X軸方向)に延びた基板搬送路3を有しており、基板搬送路3の上方には一対のY軸テーブル4が基板搬送路3と直交する水平方向(Y軸方向)に延びている。一対のY軸テーブル4にはX軸方向に延びた2つのX軸テーブル5それぞれの両端が支持されており、各X軸テーブル5はそれぞれY軸テーブル4に沿ってY軸方向に移動自在になっている。
各X軸テーブル5にはX軸テーブル5に沿ってX軸方向に移動自在な移動ステージ6が
設けられており、各移動ステージ6には搭載ヘッドが取り付けられている。また、基台2の基板搬送路3の両側にはY軸方向に延びたパーツフィーダ9がX軸方向に複数並んで取り付けられている。
基板搬送路3は基板10を所定の位置に位置決めし、各パーツフィーダ9は部品(電子部品)P(後述の図6(b)参照)を所定のピックアップ位置に供給する。移動ステージ6は、X軸テーブル5のY軸方向への移動と移動ステージ6自身のX軸方向への移動とによって基板搬送路3に位置決めされた基板10に対して相対移動し、搭載ヘッド7を基板10に対して移動させる。
図2において、搭載ヘッド7は列状に並んで設けられた複数の部品吸着用のノズル8を備えている。本実施の形態では、ノズル8は搭載ヘッド7に対してX軸方向及びY軸方向の2次元に配列されており、X軸方向に6本のノズル8が並んで成るノズル列がY軸方向に2列設けられた構成となっている。
図3において、部品実装装置1が備える制御装置20は、基板搬送路3を駆動する搬送路駆動機構21、X軸テーブル5をY軸テーブル4に沿って移動させるX軸テーブル駆動機構22、移動ステージ6をX軸テーブル5に沿って移動させる移動ステージ駆動機構23、各ノズル8を搭載ヘッド7に対して個別に上下動させるノズル駆動機構24、各ノズル8に部品Pを吸着させる吸着機構25、基台2に備えられた部品カメラ11、搭載ヘッド7に設けられた光センサ12及びノズル高さ検出手段13の各動作制御のほか、前述のパーツフィーダ9の動作制御を行う。
光センサ12はノズル8の配列方向に検査光を投光する投光器12a及び投光器12aが投光する検査光を受光する受光器12bから成っており、搭載ヘッド7の下部の2列のノズル列を両側から挟む位置に投光器12aと受光器12bが対向して配置されている。受光器12bは投光器12aが投光する検査光を受光しているときに受光信号を制御装置20に出力する。なお、本実施の形態では、上述のように2つのノズル列を備えているため、投光器12aは各ノズル列に対応した2本の検査光を投光し、受光器12bはその各ノズル列に対応して投光された2本の検査光をそれぞれ受光するものとする。
ノズル高さ検出手段13は例えばノズル駆動機構24においてノズル8を上下動させるモータエンコーダから成り、光センサ12の検査光の光軸12c(後掲の図9参照)に対する各ノズル8の相対高さを検出し、その検出結果を制御装置20に出力する。
制御装置20とデータのやり取りが可能なプログラム格納部26には実装動作プログラムが記憶されており、制御装置20はこの実装動作プログラムに基づいて部品実装装置1の各部の動作制御を行い、部品Pをピックアップして基板10に実装する部品実装工程を実行する。以下、図4〜図7を用いて制御装置20が行う部品Pの基板10への実装手順を説明する。ここで、図4及び図5は部品実装工程の一例の手順を示すフローチャートであり、図4はメインルーチンのフローチャート、図5はそのサブルーチンのフローチャートである。
制御装置20は、先ず、基板搬送路3の駆動制御を行って基板10を所定の位置に位置決めする(ステップS1)。基板10を所定の位置に位置決めしたら、搭載ヘッド7を部品Pのピックアップ位置(パーツフィーダ9の上方)に移動させる(ステップS2)。このとき各ノズル8は初期位置に位置している(図6(a))。初期位置は、各ノズル8の下端部が検査光の光軸12cの上方に十分に離れる位置として任意に設定される。
搭載ヘッド7を部品Pのピックアップ位置に移動させたら、図5のサブルーチンに入っ
て、部品Pのピックアップ工程を行う(ステップS3)。この工程では、先ず全ノズル8をピックアップ開始位置に移動させる(ステップS11)。ピックアップ開始位置は、ノズル8の下端部が部品Pに接触しない位置として任意に設定されるが、ノズル8の下端部ができるだけ部品Pのピックアップ位置に近接するような位置が好ましい(図6(b))。これは、全ノズル8がその下端部をピックアップ位置に近接させた状態で部品Pのピックアップを開始すれば、全ノズル8が部品Pのピックアップ位置よりもかなり上方にある位置から部品Pのピックアップを開始するよりも全ノズル8について部品Pのピックアップに要する時間を短縮できるからである。なお、ノズル8をピックアップ開始位置に位置させた状態において、ノズル8によって光センサ12の検査光が遮断されることになっても構わない。
全ノズル8をピックアップ開始位置に移動させたら、部品Pを吸着していない(すなわち部品未吸着の)ノズル8を下降させて部品Pを吸着させ(図6(c))、部品Pの吸着後はそのノズル8を所定の検査位置に移動させ(図7(a))、この工程を部品未吸着のノズル8がなくまるまで繰り返す(ステップS12,S13)。ここで検査位置とは、ノズル8が部品Pを立ち吸着している場合にのみその部品Pによって検査光が遮断される位置である。
ここで、上記検査位置は現在吸着対象となっている部品Pのサイズ(立ち吸着されたときの上下方向寸法)に応じて異なるので、検査位置のデータは検査開始前に吸着対象とする部品Pのサイズに応じた値に可変に設定することができるようになっている。制御装置20とデータのやり取りが可能な部品データライブラリ27(図3)には、この部品実装装置1において実装対象(すなわちノズル8の吸着対象)となり得る部品Pのサイズデータが記憶されており、部品Pの実装工程開始前に、部品実装装置1に備えられた入力装置等(図示せず)からこれから実装しようとする部品Pの種類を入力(例えばタッチパネルなどで)すれば、その入力した部品Pの種類に応じたサイズデータが部品データライブラリ27から読み出され、自動的に設定される。
ステップS12,S13の繰り返し処理が終了し、全ノズル8が検査位置に位置したら(図7(b))、この時点で光センサ12が受光信号を出力するか否か(すなわち受光器12bが検査光を受光するか否か)に基づいて、全ノズル8の中に部品Pを立ち吸着しているノズル8が存在するかどうかの検査(以下、前検査と称する)を行う(ステップS14)。この前検査では、全ノズル8の中に部品Pを立ち吸着しているノズル8が存在するかどうかが分かるに過ぎず、立ち吸着しているノズル8が存在することが分かった場合であっても、どのノズル8が立ち吸着しているかの特定を行うことはできない。図7(b)では、図の左から2番目のノズル8が部品Pを立ち吸着しているノズル8となっている。
前検査が終了したら、前検査において全ノズル8の中に部品Pを立ち吸着しているノズル8が存在していることが分かったかどうかの判断を行い(ステップS15)、前検査において部品Pを立ちしているノズル8が存在していないことが分かった場合にはこのサブルーチンを抜けてメインルーチンに復帰する。一方、前検査において部品Pを立ち吸着しているノズル8が存在していることが分かった場合には、引き続きどのノズル8が部品Pを立ち吸着しているかの特定を行うために、全ノズル8を上動させて一旦待機位置に移動させる(ステップS16。図7(c))。待機位置は、立ち吸着された部品Pであっても検査光を遮断しない位置として任意に設定される。
制御装置20は、全ノズル8を待機位置に位置させたら、各ノズル8を個別に上下動させてそのノズル8が部品Pを立ち吸着しているかどうかをノズル8ごとに検査する個別検査を行い、その結果を制御装置20とデータのやり取りが可能な検査データ記憶部28(図3)に記憶させる。そして、このような個別検査工程を個別検査が未終了のノズル8が
なくなるまで繰り返す(ステップS17,S18。図8(a),(b),(c))。
個別検査は、全ノズル8を個別に上下動させてその部品Pが検査光を上下方向に通過するようにし、このときの受光器12bの検査光の受光状態の変化に基づいて行う。例えば、ノズル8の下端部が光センサ12の検査光の光軸12c上にあるときのノズル8の高さ(このノズル8の高さはノズル8の下端部を光センサ12の検査光の光軸12c上に位置させたときのノズル高さ検出手段13の出力から知ることができる)がd1であり(図9(a))、部品Pを吸着したノズル8を待機位置から下降させていったときに、最初に光センサ12の受光信号が出力されなくなった(受光器12bの検査光の受光状態が受光から非受光に切り替わった)ときのノズル8の高さがd2であれば(図9(b))、ノズル8に吸着されている状態におけるその部品Pの上下方向寸法ΔはΔ=d2−d1となる。そして、この寸法Δを部品データライブラリ27が予め記憶している、現在吸着対象となっている部品Pの厚さtと比較し、Δがtとほぼ同じ(許容値内)であれば部品Pはノズル8に正常に吸着されていると判断することができ、Δがtよりも大きい(許容値外)であれば部品Pはノズル8に立ち吸着されていると判断することができる。
ステップS17,S18の繰り返し処理が終了したら、制御装置20は検査データ記憶部28に記憶した全ノズル8についての個別検査の結果を参照し、全ノズル8の中に部品Pを立ち吸着しているノズル8があったかどうかの判断を行い(ステップS19)、その結果、全ノズル8の中に部品Pを立ち吸着しているノズル8がなかった場合には(ステップS14の前検査において、何らかの理由により光センサ12から受光信号が出力されなかったような場合にはこのようなケースがあり得る)、このサブルーチンを抜けてメインルーチンに復帰し、全ノズル8の中に部品Pを立ち吸着しているノズル8があった場合には、更にどのノズル8が部品Pを立ち吸着しているかの特定を行う。そして、部品Pを立ち吸着しているノズル8が特定されたら、その特定されたノズル8が吸着している部品Pを廃棄する(ステップS20)。この部品Pの廃棄は、搭載ヘッド8を基台2上に設置された廃棄ボックス14(図1)の上方に移動させ、部品Pを立ち吸着しているノズル8の吸着力を解除することによって行う。
立ち吸着されていた部品Pが廃棄されたら、搭載ヘッド7を再びピックアップ位置(パーツフィーダ9の上方)に移動させ、全ノズル8を前述の検査位置に位置させる(ステップS21)。そしてステップS12に戻り、ステップS20において部品Pを廃棄したノズル8に改めて部品Pを吸着させたうえで(ステップS12,S13)、ステップS14の前検査を行う。その結果、部品Pを立ち吸着しているノズル8がなかった場合には、このサブルーチンを抜けてメインルーチンに復帰する。
ステップS3が終了したら、制御装置20は搭載ヘッド7を部品カメラ11の上方に移動させて、各ノズル8が吸着している部品Pのそれぞれについて画像認識を行う(ステップS4)。そして、画像認識によって得られた情報に基づいた所要の補正を行って、各ノズル8が吸着している部品Pをそれぞれ基板10上の所定位置に搭載させる(ステップS5)。ステップS5の後には所定の終了条件が満たされているか否かの判断が行われ(ステップS6)、その結果終了条件が満たされなかったときはステップS1〜S5の工程が繰り返される。一方、ステップS6において終了条件が満たされていたときには一連の部品実装工程を終了する。
上記のように、本実施の形態における部品実装装置1では、列状に並んで設けられた複数のノズル8の各々に部品Pをピックアップさせた後、これらの部品Pを基板10に搭載させる前に、各ノズル8が部品Pを立ち吸着しているかどうかの検査を行うようになっている。このような立ち吸着の検査を行う立ち吸着検査装置は、複数のノズル8及び光センサ12のほか、部品Pを吸着した全ノズル8を個別に上下動させて部品Pが光センサ12
の検査光を上下方向に通過するようにし、このときの受光器12bの検査光の受光状態の変化に基づいてそのノズル8が部品Pを立ち吸着を起こしているかどうかをノズル8ごとに検査する個別検査を全ノズル8について行う検査実行手段を備えた構成となっている。そして、この検査実行手段は、全ノズル8について個別検査を行う前に、部品Pを吸着した全ノズル8を、ノズル8が部品Pを立ち吸着している場合にのみその部品によって光センサ12の検査光が遮断される所定の検査位置に移動させ、このとき受光器12bが検査光を受光するか否かに基づいて全ノズル8の中に部品Pを立ち吸着しているノズル8が存在するかどうかを検査し、その結果全ノズル8の中に部品Pを立ち吸着しているノズル8が存在していた場合にのみ、全ノズル8についての個別検査を行うようになっている。ここで検査実行手段は、制御装置20及びこの制御装置20によって動作制御がなされるノズル駆動機構24、吸着機構25等から成るものである。
以上説明したように、本実施の形態における部品実装装置1の立ち吸着検査装置及びこの立ち吸着検査装置が行う立ち吸着検査方法では、搭載ヘッド7が備える複数のノズル8が部品Pを立ち吸着しているかどうかを検査するにおいて、全ノズル8についての個別検査を行う前に、全ノズル8の中に部品Pを立ち吸着しているノズル8が存在するかどうかを検査するようになっており、その結果全ノズル8の中に部品Pを立ち吸着しているノズル8が存在しないことが分かったときには個別検査を一切行わないので、部品Pを立ち吸着しているノズル8が存在しないにも拘らず全ノズル8についての個別検査を行う無駄が省かれる。このため検査全体に要する時間を従来に比べて短縮することができ、部品実装工程全体の作業効率を向上させることができる。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述の実施の形態に記載したものに限定されない。例えば、上述の実施の形態では、光センサ12を構成する投光器12aと受光器12bが搭載ヘッド7に設けられた複数のノズル8が形成するノズル列を両側から挟む位置に対向して設けられていたが、光センサ12は必ずしも搭載ヘッド7に設けられていなくてもよく、基台2上に工程設置されていてもよい。しかし、上述の実施の形態のように光センサ12が搭載ヘッド7に設けられていれば、部品Pをピックアップした後、立ち吸着の検査を迅速に行うことができるという利点がある。
検査全体に要する時間を従来に比べて短縮することができ、部品実装工程全体の作業効率を向上させることができる。
本発明の一実施の形態における部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備える搭載ヘッドの斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の制御系統図 本発明の一実施の形態における部品実装工程の手順を示すフローチャート 本発明の一実施の形態における部品実装工程の手順を示すフローチャート (a),(b),(c)本発明の一実施の形態における立ち吸着検査方法の工程説明図 (a),(b),(c)本発明の一実施の形態における立ち吸着検査方法の工程説明図 (a),(b),(c)本発明の一実施の形態における立ち吸着検査方法の工程説明図 (a),(b)本発明の一実施の形態における光センサを用いた部品寸法の計測手順を示す搭載ヘッドの部分拡大図
符号の説明
1 部品実装装置
7 搭載ヘッド
8 ノズル
12 光センサ
12a 投光器
12b 受光器
20 制御装置(検査実行手段)
24 ノズル駆動機構(検査実行手段)
25 吸着機構(検査実行手段)
P 部品

Claims (4)

  1. 搭載ヘッドに列状に並んで設けられた複数の部品吸着用のノズルと、ノズルの配列方向に検査光を投光する投光器及び投光器が投光する検査光を受光する受光器から成る光センサと、部品を吸着した各ノズルを個別に上下動させてその部品が前記検査光を上下方向に通過するようにし、このときの受光器の検査光の受光状態の変化に基づいてそのノズルが部品を立ち吸着しているかどうかをノズルごとに検査する個別検査を全ノズルについて行う検査実行手段とを備えた部品実装装置の立ち吸着検査装置であって、
    検査実行手段は、全ノズルについての個別検査を行う前に、部品を吸着した全ノズルを、ノズルが部品を立ち吸着している場合にのみその部品によって前記検査光が遮断される所定の検査位置に移動させ、このとき受光器が検査光を受光するか否かに基づいて全ノズルの中に部品を立ち吸着しているノズルが存在するかどうかを検査し、その結果全ノズルの中に部品を立ち吸着しているノズルが存在していた場合にのみ、全ノズルについての個別検査を行うことを特徴とする部品実装装置の立ち吸着検査装置。
  2. 光センサを構成する投光器と受光器が、搭載ヘッドに設けられた複数のノズルが形成するノズル列を両側から挟む位置に対向して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の部品実装装置の立ち吸着検査装置。
  3. 前記検査位置は吸着対象とする部品のサイズに応じて可変に設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の部品実装装置の立ち吸着検査装置。
  4. 搭載ヘッドに列状に並んで設けられた複数の部品吸着用のノズルと、ノズルの配列方向に検査光を投光する投光器及び投光器が投光する検査光を受光する受光器から成る光センサとを備えた部品実装装置において、部品を吸着した各ノズルを個別に上下動させてその部品が前記検査光を上下方向に通過するようにし、このときの受光器の検査光の受光状態の変化に基づいてそのノズルが部品を立ち吸着しているかどうかをノズルごとに検査する個別検査を全ノズルについて行う部品実装装置の立ち吸着検査方法であって、
    全ノズルについての個別検査を行う前に、部品を吸着した全ノズルを、ノズルが部品を立ち吸着している場合にのみその部品によって前記検査光が遮断される所定の検査位置に移動させ、このとき受光器が検査光を受光するか否かに基づいて全ノズルの中に部品を立ち吸着しているノズルが存在するかどうかを検査し、その結果全ノズルの中に部品を立ち吸着しているノズルが存在していた場合にのみ、全ノズルについての個別検査を行うことを特徴とする部品実装装置の立ち吸着検査方法。
JP2007058056A 2007-03-08 2007-03-08 部品実装装置の立ち吸着検査装置及び方法 Active JP4655055B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007058056A JP4655055B2 (ja) 2007-03-08 2007-03-08 部品実装装置の立ち吸着検査装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007058056A JP4655055B2 (ja) 2007-03-08 2007-03-08 部品実装装置の立ち吸着検査装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008218944A JP2008218944A (ja) 2008-09-18
JP4655055B2 true JP4655055B2 (ja) 2011-03-23

Family

ID=39838578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007058056A Active JP4655055B2 (ja) 2007-03-08 2007-03-08 部品実装装置の立ち吸着検査装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4655055B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008218944A (ja) 2008-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4904237B2 (ja) 基板処理装置、表面実装機、印刷機、検査機、及び塗布機
JP6154143B2 (ja) 電子部品実装装置および電子部品実装方法
JP4865492B2 (ja) 装着部品検査方法
JP2006220426A (ja) 実装された電子部品の検査方法及び装置
JP5665648B2 (ja) 部品装着ヘッドの吸着ノズルにおける被吸着物検知方法および部品装着装置
JP2008103426A (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP2009224443A (ja) 基板検査装置及び基板検査方法
CN109524320B (zh) 半导体制造装置及半导体器件的制造方法
JP2000205848A (ja) モジュ―ル外観検査設備
JP4421406B2 (ja) 表面実装機
WO2018158888A1 (ja) バックアップピンの認識方法および部品実装装置
JP6348832B2 (ja) 部品実装装置、表面実装機、及び部品厚み検出方法
JP4376719B2 (ja) 表面実装機
JP4655055B2 (ja) 部品実装装置の立ち吸着検査装置及び方法
JP4697176B2 (ja) 部品実装装置の部品持ち帰り検査装置及び方法
JP6612845B2 (ja) 実装装置、撮像処理方法及び撮像ユニット
JP7299728B2 (ja) 半導体製造装置および半導体装置の製造方法
JP4421281B2 (ja) 部品認識方法、部品認識装置、表面実装機、部品試験装置および基板検査装置
JPWO2017163377A1 (ja) 部品実装機及びそのノズル撮像方法
JP6231397B2 (ja) 部品認識装置、部品移載装置および部品実装装置
JP2005322802A (ja) 部品搭載装置
JP4386419B2 (ja) 部品認識装置及び同装置を搭載した表面実装機並びに部品試験装置
JP2003218595A (ja) 電子部品実装方法
JP4298459B2 (ja) 部品認識装置、表面実装機および部品試験装置
JP4386425B2 (ja) 表面実装機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090202

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4655055

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107

Year of fee payment: 3