JP4697176B2 - 部品実装装置の部品持ち帰り検査装置及び方法 - Google Patents

部品実装装置の部品持ち帰り検査装置及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、部品の搭載動作終了後のノズルが部品の持ち帰りをしているかどうかを検査する部品実装装置の部品持ち帰り検査装置及び方法に関するものである。
部品実装装置は基板に対して移動自在な搭載ヘッドを備えており、搭載ヘッドは部品吸着用の複数のノズルによって部品をピックアップ(吸着)し、その部品を基板上の所定の搭載位置に搭載する。このような部品実装装置では、何らかの原因によって部品を基板へ搭載することができずに部品の搭載動作終了後にその部品を持ち帰ってくることがある。このような部品の持ち帰りをそのままにしておくと、基板に搭載されるべき部品が搭載されずにその基板が不良品となってしまうばかりでなく、持ち帰った部品と次に吸着しようとしている部品とを干渉させて部品やノズルを破損させてしまったり、次に部品を搭載しようとしている基板に持ち帰った部品を誤搭載してしまったりするなどのおそれがあるため、部品の基板への搭載動作が終わった後には、次の部品搭載動作に入る前に部品の持ち帰り検査が行われる。部品持ち帰り検査としては、例えば、部品の基板への搭載動作を終えたノズルを各々カメラで撮像し、画像認識することによって、各ノズルが部品の持ち帰りをしているかどうかを検査するものが知られている(特許文献1)。
特開2006−41158号公報
しかしながら、部品の持ち帰りをしているかどうかの検査を搭載ヘッドが備える全ノズルについて個別に実行すると検査時間が多大となり、部品実装工程全体の作業効率が低下してしまうという問題点があった。また、上記のようにノズルを画像認識して部品の持ち帰りの有無を検査するものでは、ノズルと画像認識手段とを近接させる必要があるため搭載ヘッドの移動等に時間がかかるうえ(ノズル本数が多い場合等には特に)、部品が微小化するほど部品の持ち帰りをしているかどうかの判断が難しくなるという問題点があった。
そこで本発明は、検査全体に要する時間を従来に比べて短縮することができ、部品実装工程全体の作業効率を向上させることができる部品実装装置の部品持ち帰り検査装置及び方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の部品実装装置の部品持ち帰り検査装置は、搭載ヘッドに列状に並んで設けられた複数の部品吸着用のノズルと、ノズルの配列方向に検査光を投光する投光器及び投光器が投光する検査光を受光する受光器から成る光センサと、部品の搭載動作を終えた各ノズルを個別に上下動させてそのノズルの下端部が前記検査光を上下方向に通過するようにし、このときの受光器の検査光の受光状態の変化に基づいてそのノズルが部品の持ち帰りをしているかどうかを検査する個別検査を全ノズルについて行う検査実行手段とを備えた部品実装装置の部品持ち帰り検査装置であって、検査実行手段は、全ノズルについて個別検査を行う前に、部品の搭載動作を終えた全ノズルを、ノズルが部品の持ち帰りをしている場合にのみその部品によって前記検査光が遮断される所定の検査位置に移動させ、このとき受光器が検査光を受光するか否かに基づいて全ノズルの中に部品の持ち帰りをしているノズルが存在するかどうかを検査し、その結果全ノズルの中に部品の持ち帰りをしているノズルが存在していた場合にのみ、全ノズルについて個別検査を行う。
請求項2に記載の部品実装装置の部品持ち帰り検査装置は、請求項1に記載の部品実装装置の部品持ち帰り検査装置であって、光センサを構成する投光器と受光器が、搭載ヘッドに設けられた複数のノズルが形成するノズル列を両側から挟む位置に対向して設けられている。
請求項3に記載の部品実装装置の部品持ち帰り検査装置は、請求項1又は2に記載の部品実装装置の部品持ち帰り検査装置であって、前記検査位置は吸着対象とする部品のサイズに応じて可変に設定される。
請求項4に記載の部品実装装置の部品持ち帰り検査方法は、搭載ヘッドに列状に並んで設けられた複数の部品吸着用のノズルと、ノズルの配列方向に検査光を投光する投光器及び投光器が投光する検査光を受光する受光器から成る光センサとを備えた部品実装装置において、部品の搭載動作を終えた各ノズルを個別に上下動させてそのノズルの下端部が前記検査光を上下方向に通過するようにし、このときの受光器の検査光の受光状態の変化に基づいてそのノズルが部品の持ち帰りをしているかどうかを検査する個別検査を全ノズルについて行う部品実装装置の部品持ち帰り検査方法であって、全ノズルについて個別検査を行う前に、部品の搭載動作を終えた全ノズルを、ノズルが部品の持ち帰りをしている場合にのみその部品によって前記検査光が遮断される所定の検査位置に移動させ、このとき受光器が検査光を受光するか否かに基づいて全ノズルの中に部品の持ち帰りをしているノズルが存在するかどうかを検査し、その結果全ノズルの中に部品の持ち帰りをしているノズルが存在していた場合にのみ、全ノズルについて個別検査を行う。
本発明では、部品の搭載動作終了後のノズルが部品の持ち帰りをしているかどうかを検査するにおいて、そのノズルが部品の持ち帰りをしているかどうかの個別検査を全ノズルについて行う前に、全ノズルの中に部品の持ち帰りをしているノズルが存在するかどうかの検査を行い、その結果全ノズルの中に部品の持ち帰りをしているノズルが存在していた場合にのみ全ノズルについて個別検査を行うようになっている。このため、部品の持ち帰りをしているノズルが存在していないにも拘らず全ノズルについて個別検査を行うといった無駄が省かれ、検査全体に要する時間を従来に比べて短縮することができるので、部品実装工程全体の作業効率を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態における部品実装装置の平面図、図2は本発明の一実施の形態における部品実装装置が備える搭載ヘッドの斜視図、図3は本発明の一実施の形態における部品実装装置の制御系統図、図4は本発明の一実施の形態における部品実装工程の手順を示すフローチャート、図5及び図6は本発明の一実施の形態における部品持ち帰り検査方法の工程説明図、図7(a),(b)は本発明の一実施の形態における搭載ヘッドの部分拡大図である。
図1において、部品実装装置1は基台2上に一の水平方向(X軸方向)に延びた基板搬送路3を有しており、基板搬送路3の上方には一対のY軸テーブル4が基板搬送路3と直交する水平方向(Y軸方向)に延びている。これら一対のY軸テーブル4にはX軸方向に延びた2つのX軸テーブル5それぞれの両端が支持されており、各X軸テーブル5はそれぞれY軸テーブル4に沿ってY軸方向に移動自在になっている。
各X軸テーブル5にはX軸テーブル5に沿ってX軸方向に移動自在な移動ステージ6が設けられており、各移動ステージ6には搭載ヘッド7が取り付けられている。また、基台2の基板搬送路3の両側にはY軸方向に延びたパーツフィーダ9がX軸方向に複数並んで取り付けられている。
基板搬送路3は基板10を所定の位置に位置決めし、各パーツフィーダ9は部品(電子部品)P(後掲の図5参照)を所定のピックアップ位置に供給する。移動ステージ6は、X軸テーブル5のY軸方向への移動と移動ステージ6自身のX軸方向への移動とによって基板搬送路3に位置決めされた基板10に対して相対移動し、搭載ヘッド7を基板10に対して移動させる。
図2において、搭載ヘッド7は列状に並んで設けられた複数の部品吸着用のノズル8を備えている。本実施の形態では、ノズル8は搭載ヘッド7に対してX軸方向及びY軸方向の2次元に配列されており、X軸方向に6本のノズル8が並んで成るノズル列がY軸方向に2列設けられた構成となっている。
図3において、部品実装装置1が備える制御装置20は、基板搬送路3を駆動する搬送路駆動機構21、X軸テーブル5をY軸テーブル4に沿って移動させるX軸テーブル駆動機構22、移動ステージ6をX軸テーブル5に沿って移動させる移動ステージ駆動機構23、各ノズル8を搭載ヘッド7に対して個別に上下動させるノズル駆動機構24、各ノズル8に部品Pを吸着させる吸着機構25、基台2に備えられた部品カメラ11、搭載ヘッド7に設けられた光センサ12及びノズル高さ検出手段13の各動作制御のほか、前述のパーツフィーダ9の動作制御を行う。
図2において、光センサ12はノズル8の配列方向に検査光を投光する投光器12a及び投光器12aが投光する検査光を受光する受光器12bから成っており、搭載ヘッド7の下部の2列のノズル列を両側から挟む位置に投光器12aと受光器12bが対向して配置されている。受光器12bは投光器12aが投光する検査光を受光しているときに受光信号を制御装置20に出力する。なお、本実施の形態では、上述のように2つのノズル列を備えているため、投光器12aは各ノズル列に対応した2本の検査光を投光し、受光器12bはその各ノズル列に対応して投光された2本の検査光をそれぞれ受光するものとする。
ノズル高さ検出手段13は例えばノズル駆動機構24においてノズル8を上下動させるモータエンコーダから成り、光センサ12の検査光の光軸12c(後掲の図5参照)に対する各ノズル8の相対高さを検出し、その検出結果を制御装置20に出力する。
制御装置20とデータのやり取りが可能なプログラム格納部26には実装動作プログラムが記憶されており、制御装置20はこの実装動作プログラムに基づいて部品実装装置1の各部の動作制御を行い、部品Pをピックアップして基板10に実装する部品実装工程を実行する。以下、図4〜図6を用いて制御装置20が行う部品Pの基板10への実装手順を説明する。
制御装置20は、先ず、基板搬送路3の駆動制御を行って基板10を所定の位置に位置決めする(ステップS1)。基板10を所定の位置に位置決めしたら、搭載ヘッド7を部品Pのピックアップ位置(パーツフィーダ9の上方)に移動させて、全てのノズル8について部品Pのピックアップを行う(ステップS2)。全てのノズル8について部品Pをビップアックしたら、搭載ヘッド7を部品カメラ11の上方に移動させて、各ノズル8が吸着している部品Pのそれぞれについて画像認識を行う(ステップS3)。そして、画像認識によって得られた情報に基づく所要の補正を行って、各ノズル8が吸着している部品Pをそれぞれ基板10上の所定の搭載位置に搭載し(ステップS4、図5(a))、その後ノズル8を所定の検査位置に移動させる(ステップS5、図5(b))。
ここで、上記検査位置は、ノズル8が部品Pの持ち帰りをしている場合にのみその部品
Pによって光センサ12の検査光が遮断される位置に設定される。検査光が遮断されるか否かによって部品Pの持ち帰りの有無を正確に判断できるようにするためには、現在吸着対象となっている部品Pのサイズに応じて検査位置を可変に設定できるようにし、例えばノズル8に吸着されている(ノズル8が持ち帰った)部品Pの高さ方向の中間部(高さ方向寸法の1/2)辺りで検査光が遮断されるようにするとよい。本実施の形態における部品実装装置1では、制御装置20とデータのやり取りが可能な部品データライブラリ27(図3)に、この部品実装装置1において実装対象(すなわちノズル8の吸着対象)となり得る部品Pのサイズデータが記憶されており、部品Pの実装工程開始前に、部品実装装置1に備えられた入力装置(例えばタッチパネル)等からこれから実装しようとする部品Pの種類を入力しておくと、その入力した部品Pの種類に応じたサイズデータが部品データライブラリ27から読み出されて自動的に設定され、これとともに部品Pのサイズに応じた最適の検査位置(例えば上記のようにノズル8に吸着されている部品Pの高さ方向寸法の1/2の位置で検査光が遮断されるような位置)が自動で設定されるようになっている。
ステップS5が終了したら、まだ部品Pの搭載動作を行っていないノズル8があるかどうかの判断を行い(ステップS6)、部品Pの搭載動作をまだ行っていないノズル8がある場合にはステップS4に戻ってそのノズル8についての部品Pの搭載動作を行う。
ステップS4〜S6の繰り返し処理が終了して全ノズル8が検査位置に位置したら(図5(c))、全ノズル8の中に部品Pの持ち帰りをしているノズル8が存在するかどうかの検査(以下、前検査と称する)を行う(ステップS7)。この前検査は、光センサ12の投光器12aから受光器12bへ向けて検査光を投光し、受光器12bが受光信号を出力するか(検査光を受光したか)、出力しないか(検査光を受光しなかったか)を検出することによって行う。
ここで、受光器12bが受光信号を出力した場合には、検査光路上には部品Pが存在しないことになるので、全ノズル8の中に部品Pの持ち帰りをしているノズル8が存在しないことが分かり、受光器12bが受光信号を出力しなかった場合には、検査光路上に部品Pが存在することになるので、全ノズル8の中に部品Pの持ち帰りをしているノズル8が存在することが分かる。但し、ここで部品Pの持ち帰りをしているノズル8が存在することが分かった場合でも、部品Pの持ち帰りをしているノズル8を特定することはできない。図5(c)では、図の左から3番目のノズル8が部品Pの持ち帰りをしているノズル8に該当するが、この段階ではまだこのノズル8が部品Pの持ち帰りをしているノズル8であることは特定できない。
ステップS7の前検査が終了したら、受光器12bからの受光信号の有無に基づき、上記の要領で、全ノズル8の中に部品Pの持ち帰りをしているノズル8が存在するかどうかの判断を行う(ステップS8)。そして、全ノズル8の中に部品Pの持ち帰りをしているノズル8が存在しないと判断した場合には一連の処理を終了し、全ノズル8の中に部品Pの持ち帰りをしているノズル8が存在すると判断した場合には、引き続き部品Pの持ち帰りをしているノズル8の特定を行うために、次のステップS9に進む。
ステップS9では、全ノズル8を上動させて一旦待機位置に移動させる(図6(a))。待機位置は、部品Pの持ち帰りをしている場合であっても検査光を遮断しない任意の位置に設定される。
全ノズル8を待機位置に位置させたら、各ノズル8を個別に上下動させてそのノズル8が部品Pの持ち帰りをしているかどうかを検査する個別検査を行い、その結果を制御装置20とデータのやり取りが可能な検査データ記憶部28(図3)に記憶させる。そして、
このような個別検査工程を個別検査が未終了のノズル8がなくなるまで繰り返す(ステップS10,S11。図6(b),(c))。
個別検査は、全ノズル8を個別に上下動させてノズル8の下端部が検査光を上下方向に通過するようにし、このときの受光器12bの検査光の受光状態の変化に基づいて行う。例えば、ノズル8の下端部が光センサ12の検査光の光軸12c上にあるときのノズル8の高さ(このノズル8の高さはノズル8の下端部を光センサ12の検査光の光軸12c上に位置させたときのノズル高さ検出手段13の出力から知ることができる)がd1として既知である場合(図7(a))、部品Pの持ち帰りをしていることが検出されたノズル8を待機位置から下降させていったときに、最初に光センサ12の受光信号が出力されなくなった(受光器12bの検査光の受光状態が受光から非受光に切り替わった)ときのノズル8の高さがd2であったとすると(図7(b))、Δ=d2−d1の値を部品データライブラリ27に予め記憶されている部品Pの厚さtと比較し、Δがtについて定めた基準値内(例えばtの半分以上)であればそのノズル8は部品Pの持ち帰りをしていると判断し、Δが基準値外(例えばtの半分以下)であればそのノズル8は部品Pの持ち帰りをしていないと判断する。これにより部品Pの持ち帰りをしているノズル8の特定が可能となる。
ステップS10,S11の繰り返し処理が終了したら、制御装置20は検査データ記憶部28に記憶した全ノズル8についての個別検査の結果を参照し、全ノズル8の中から部品Pの持ち帰りをしているノズル8の特定できるかどうかの判断を行う(ステップS12)。その結果、全ノズル8の中から部品Pの持ち帰りをしているノズル8を特定できなかった場合には(ステップS7の前検査において、何らかの理由により光センサ12から受光信号が出力されなかったような場合にはこのようなケースがあり得る)、部品Pの持ち帰りなしとして一連の処理を終了する。
一方、ステップS12において、全ノズル8の中から部品Pの持ち帰りをしているノズル8を特定できた場合には、その特定したノズル8が搭載すべきであった部品Pの基板10上での搭載位置を搭載ヘッド7に設けられた撮像手段14によって視認し(ステップS13)、その搭載位置が部品Pを搭載可能な状態になっていることの確認を行ったうえで、持ち帰った部品Pを廃棄する(ステップS14)。この部品Pの廃棄は、搭載ヘッド8を基台2上に設置された廃棄ボックス15(図1)の上方に移動させ、ノズル8の吸着力を解除することによって行う。
持ち帰った部品Pを廃棄したら、ステップS2以降の処理を行って、ステップS14において部品Pを廃棄したノズル8に改めて部品Pをピックアップさせるとともに、前検査等の処理を行う。但し、ステップS14からステップS2に戻った場合には、ステップS2〜S6の処理は、部品Pを廃棄したノズル8についてのみ行う。そして、前検査以降のステップS8において部品Pの持ち帰りをしているノズル8が存在していなかったと判断し、或いはステップS12において部品Pの持ち帰りをしているノズル8を特定できなかった場合には、一連の処理を終了する。
上記のように、本実施の形態における部品実装装置1は、列状に並んで設けられた複数のノズル8の各々に部品Pの基板10への搭載をさせた後、次の部品Pのピックアップ工程に入る前に、各ノズル8が部品Pの持ち帰りをしているかどうかの検査を行う装置として、複数のノズル8、光センサ12及び検査実行手段から成る部品持ち帰り検査装置を備えている。検査実行手段は、制御装置20及びこの制御装置20によって動作制御がなされるノズル駆動機構24、吸着機構25等から成り、部品Pの搭載動作を終えた各ノズル8を個別に上下動させてそのノズル8の下端部が光センサ12の検査光を上下方向に通過するようにし、このときの受光器12bの検査光の受光状態の変化に基づいてそのノズル
8が部品Pの持ち帰りをしているかどうかを検査する個別検査を全ノズル8について行う。
そして、この検査実行手段は、全ノズル8について個別検査を行う前に、部品Pの搭載動作を終えた全ノズル8を、ノズル8が部品Pの持ち帰りをしている場合にのみその部品によって光センサ12の検査光が遮断される所定の検査位置に移動させ、このとき受光器12bが検査光を受光するか否かに基づいて全ノズル8の中に部品Pの持ち帰りをしているノズル8が存在するかどうかを検査し、その結果全ノズル8の中に部品Pの持ち帰りをしているノズル8が存在していた場合にのみ、全ノズル8について個別検査を行うようになっている。
このように本実施の形態における部品実装装置1の部品持ち帰り検査装置及びこの部品持ち帰り検査装置が行う部品持ち帰り検査方法では、部品Pの搭載動作終了後のノズル8が部品Pの持ち帰りをしているかどうかを検査するにおいて、個別検査を全ノズル8について行う前に、先ず全ノズル8の中に部品Pの持ち帰りをしているノズル8が存在するかどうかの検査を行い、その結果全ノズル8の中に部品Pの持ち帰りをしているノズル8が存在していた場合にのみ個別検査を行うようになっている。このため、部品Pの持ち帰りをしているノズル8が存在していないにも拘らず全ノズル8について個別検査を行うといった無駄が省かれ、検査全体に要する時間を従来に比べて短縮することができるので、部品実装工程全体の作業効率を向上させることができる。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述の実施の形態に記載したものに限定されない。例えば、上述の実施の形態では、光センサ12を構成する投光器12aと受光器12bが搭載ヘッド7に設けられた複数のノズル8が形成するノズル列を両側から挟む位置に対向して設けられていたが、光センサ12は必ずしも搭載ヘッド7に設けられていなくてもよく、基台2上に工程設置されていてもよい。しかし、上述の実施の形態のように光センサ12が搭載ヘッド7に設けられているのであれば、部品Pを基板10に搭載する動作を行った後、次の部品Pのピックアップを行うために搭載ヘッド7をパーツフィーダ9へ向かって移動させている間に部品Pの持ち帰り検査を実行できるという利点がある。
検査全体に要する時間を従来に比べて短縮することができ、部品実装工程全体の作業効率を向上させることができる。
本発明の一実施の形態における部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備える搭載ヘッドの斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の制御系統図 本発明の一実施の形態における部品実装工程の手順を示すフローチャート 本発明の一実施の形態における部品持ち帰り検査方法の工程説明図 本発明の一実施の形態における部品持ち帰り検査方法の工程説明図 (a),(b)本発明の一実施の形態における搭載ヘッドの部分拡大図
符号の説明
1 部品実装装置
7 搭載ヘッド
8 ノズル
12 光センサ
12a 投光器
12b 受光器
20 制御装置(検査実行手段)
24 ノズル駆動機構(検査実行手段)
25 吸着機構(検査実行手段)
P 部品

Claims (4)

  1. 搭載ヘッドに列状に並んで設けられた複数の部品吸着用のノズルと、ノズルの配列方向に検査光を投光する投光器及び投光器が投光する検査光を受光する受光器から成る光センサと、部品の搭載動作を終えた各ノズルを個別に上下動させてそのノズルの下端部が前記検査光を上下方向に通過するようにし、このときの受光器の検査光の受光状態の変化に基づいてそのノズルが部品の持ち帰りをしているかどうかを検査する個別検査を全ノズルについて行う検査実行手段とを備えた部品実装装置の部品持ち帰り検査装置であって、
    検査実行手段は、全ノズルについて個別検査を行う前に、部品の搭載動作を終えた全ノズルを、ノズルが部品の持ち帰りをしている場合にのみその部品によって前記検査光が遮断される所定の検査位置に移動させ、このとき受光器が検査光を受光するか否かに基づいて全ノズルの中に部品の持ち帰りをしているノズルが存在するかどうかを検査し、その結果全ノズルの中に部品の持ち帰りをしているノズルが存在していた場合にのみ、全ノズルについて個別検査を行うことを特徴とする部品実装装置の部品持ち帰り検査装置。
  2. 光センサを構成する投光器と受光器が、搭載ヘッドに設けられた複数のノズルが形成するノズル列を両側から挟む位置に対向して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の部品実装装置の部品持ち帰り検査装置。
  3. 前記検査位置は吸着対象とする部品のサイズに応じて可変に設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の部品実装装置の部品持ち帰り検査装置。
  4. 搭載ヘッドに列状に並んで設けられた複数の部品吸着用のノズルと、ノズルの配列方向に検査光を投光する投光器及び投光器が投光する検査光を受光する受光器から成る光センサとを備えた部品実装装置において、部品の搭載動作を終えた各ノズルを個別に上下動させてそのノズルの下端部が前記検査光を上下方向に通過するようにし、このときの受光器の検査光の受光状態の変化に基づいてそのノズルが部品の持ち帰りをしているかどうかを検査する個別検査を全ノズルについて行う部品実装装置の部品持ち帰り検査方法であって、
    全ノズルについて個別検査を行う前に、部品の搭載動作を終えた全ノズルを、ノズルが部品の持ち帰りをしている場合にのみその部品によって前記検査光が遮断される所定の検査位置に移動させ、このとき受光器が検査光を受光するか否かに基づいて全ノズルの中に部品の持ち帰りをしているノズルが存在するかどうかを検査し、その結果全ノズルの中に部品の持ち帰りをしているノズルが存在していた場合にのみ、全ノズルについて個別検査を行うことを特徴とする部品実装装置の部品持ち帰り検査方法。
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