JP4655011B2 - 車両用ドアのアウトサイドハンドル - Google Patents
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Description
そして、このような構成のアウトサイドハンドルでは、ハンドルレバーの延出部が通るアウタパネルの開口部からドア内部に水等が浸入しないよう防水機構が施されている。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ドア内部への水の浸入を確実に防止することのできる車両用ドアのアウトサイドハンドルを提供することにある。
請求項2の車両用ドアのアウトサイドハンドルでは、前記ブーツは前記周縁部の少なくとも下部の形状が、前記ハンドルケース及び前記ケースカバーとに挟み込まれる当接面を少なくとも2面以上有した形状であることを特徴としている。
請求項3の車両用ドアのアウトサイドハンドルでは、請求項2に加え、該当接面から屈曲して延び各当接面を連結する連結面を備え、前記連結面は、少なくとも前記ハンドルケースまたは前記ケースカバーのどちらか一方と離隔して空間部分を形成したことを特徴としている。
請求項2の車両用ドアのアウトサイドハンドルによれば、特に重力の関係で水が浸入しやすいブーツ周縁部の下部において、ハンドルケースとケースカバーにより挟み込まれる当接面を2面以上有した形状とすることで、例え水がハンドルケースとブーツとの1つの当接面を通過したとしても少なくとももうひとつの当接面により遮断することができる。また、ハンドルレバーとブーツとの間においても、水が1つの当接面を通過したとしても少なくとももう1つの当接面により遮断することができ、より確実にドア内部への水の浸入を防止することができる。
請求項4の車両用ドアのアウトサイドハンドルによれば、ハンドドルケースがアウタパネルにボルトにより締結されることで当該ハンドルケースは確実に固定され、ケースカバーがアウタパネルの一部と接触し当該ハンドルケース側に押圧されることで、当該ハンドルケース及びケースカバーに挟み込まれたブーツも押圧され、当該ブーツとハンドルケース及びハンドルケースとをより確実に密着させることができる。
図1を参照すると、図1には本発明に係る車両用ドアのアウトサイドハンドルの分解斜視図、図2には本発明に係るアウトサイドハンドルの組立斜視図、図3には本発明に係るアウトサイドハンドルの分解斜視図、図4には図2のA−A線に沿う断面図、図5には図2のB−B線に沿う断面図がそれぞれ示されている。
当該アウトサイドハンドル10は、図2乃至図5に示すように、主としてハンドルケース20、ハンドルレバー40、ケースカバー50、ラバーブーツ70より構成されている。
ハンドルケース20については、車両内側から視て外形が車両前後方向に延びた略矩形状をなしており、内部が車両内側に向かって略半円形状に突出した形状をなしている。
また、ハンドルケース20の車両前後方向中央部には、ハンドルレバー40が取り付けられるハンドルレバー取付部22が形成されている。
また、ハンドルレバー取付部22の上部24上面及び下部26下面には小孔24a、26aがそれぞれ穿設されている。さらに当該ハンドルレバー取付部22の中央部28には矩形状の貫通孔28aが穿設されている。
また、ハンドルケース20の車両内側面には、車両前側の上部、下部及び車両後側の上部の3箇所に、車両内側へと突出した円柱状のケース取付部34がそれぞれ形成されている。そして、当該ケース取付部34にはそれぞれケース取付孔34aが穿設されている。
ハンドルレバー40については、車両上下方向に延びた縦型形状をなしている。
当該ハンドルレバー40の上面視中央部42にはハンドルケース20の小孔24a、26aと対応する位置に、車両上下方向に貫通した中心孔42aが穿設されている。そして、当該中心孔42a及びハンドルケース20の小孔24a、26aに中心軸90が挿通されることで、ハンドルレバー40はハンドルケース20に回動自在に取り付けられている。
また、ハンドルレバー40は、車両上下方向中央部において、上面視中央部42から車両内側へと延出したリンクアーム部44(リンク連結部)が形成されている。当該リンクアーム部44の先端部分にはリンク取付孔44aが穿設されており、当該リンク取付孔44aにはドア4内部に設けられドア4の開閉を行うリンク機構の一部であるリンクロッド(図示せず)が連結部材94を介して連結されている。
ケースカバー50については、ハンドルケース20の車両内側面に対応した形状に形成されている。
当該ケースカバー50の車両内側から視た中央部には、ハンドルケース20の貫通孔28aと対応し、開口面積が当該貫通孔28aの開口面積より大きく、枠部30、32により囲まれる面積より小さい貫通孔52aが穿設されている。そして、当該貫通孔52aの開口部の上縁及び下縁からは、ハンドルケース20のハンドルレバー取付部22上部24及び下部26を覆うように車両外側に開放し車両内側に突出した略箱形状をなす上部54及び下部56が形成されている。
また、当該ケースカバー50には、ハンドルケース20の枠部30、32の四隅以外の6箇所の小突起36と対応する位置に、車両内側に僅かに突出し小突起36と嵌合する小孔60aが穿設されたボス部60がそれぞれ形成されている。一方、当該ケースカバー50において、ハンドルケース20の枠部30、32の四隅に形成されている小突起36に対応する位置には、当該小突起36と嵌合する小孔62がそれぞれ形成されている。
ラバーブーツ70については、ハンドルケース20の貫通孔28a及びケースカバー50の貫通孔52aを塞ぐ伸縮部としての蛇腹部72が形成され、その周りにハンドルケース20及びケースカバー50に挟み込まれる周縁部74を有した形状をなしている。
一方、当該周縁部74の上部80及び下部82は、ハンドルケース20の中央部28の車両内側面に沿い当接した第1当接面80a、82bを有しており、さらにその車両外側に位置してハンドルケース20のハンドルレバー取付部22上部24及び下部26の車両内側面に沿い当接した第2当接面80b、82bを有している。なお、当該周縁部74の上部80及び下部82の第1当接面80a、82aと第2当接面80b、82bとの間は車両内外方向に延びる連結面80c、82cにより連結されており、当該連結面80c、82cとハンドルケース20及びケースカバー50との間はそれぞれ僅かに間隔を有しており空間が形成されている。
そして、当該ラバーブーツ70は、各小孔84に小突起36が挿通することで位置決めされるとともに、周縁部74がハンドルケース20とケースカバー50に挟まれて取り付けられている。
そして、当該ハンドルケース20のケース取付部34が締結されることで、アウトサイドハンドル取付部6の一部がケースカバー50と接触し、当該ケースカバー50はハンドルケース20側に押圧されている。このようにケースカバー50が押圧されることで、ハンドルケース20とケースカバー50とに挟まれているラバーブーツ70も押圧され、当該ラバーブーツ70とハンドルケース20とは確実に密着することとなる。
特に重力の関係で水が浸入しやすい当該ラバーブーツ70周縁部74の下部82や上部80においては、ハンドルケース20とケースカバー50に挟み込まれ当接した面が第1当接面80a、82aと第2当接面80b、82bの2面有していることで、例えば洗車時に、ラバーブーツ70の下部82の第1当接面82aとハンドルケース20との間に隙間が生じ、水が浸入した場合であっても第2当接面82b部分により水を遮断することができる。さらに、水が当該第2当接面82bとハンドルケース20との間も通過し、毛細管現象等により当該第2当接面82bとケースカバー50との間を上昇するような場合でも、連結面82cとケースカバー50との間の空間部分において毛細管現象等を遮断でき、ケースカバー50と当接した第1当接面82aによりドア内部への水の浸入を遮断することができる。
以上のことから、本発明に係る車両用ドアのアウトサイドハンドルは、ドア2内部への水の浸入を確実に防止することができる。
例えば、上記実施形態では、アウトサイドハンドル10が取り付けられるドア2はスライドドアであるが、当該ドアはスライドドアに限られるものではなく、ヒンジ型のドアでも構わない。
また、上記実施形態では、第1当接面80a、82aと第2当接面80b、82bとの間に連結面80c、82cを設けているが、連結面をハンドルケース20とケースカバー50に当接させて挟み込み当接面としても良い。
4 アウタパネル
6 アウトサイドハンドル取付部
10 アウトサイドハンドル
20 ハンドルケース
28a 貫通孔(第1の貫通孔)
34 ケース取付部
40 ハンドルレバー
44 リンクアーム部(リンク連結部)
50 ケースカバー
52a 貫通孔(第2の貫通孔)
70 ラバーブーツ
72 蛇腹部
72a 挿通孔
74 周縁部
76 前部
78 後部
80 上部
80a、82a 第1当接面
80b、82b 第2当接面
80c、82c 連結面
82 下部
Claims (4)
- 車両のドアに設けられたアウトサイドハンドルであって、
本体部分から前記ドアの内部へと延出し、該ドア内部に設けられたリンク機構と連結されたリンク連結部を有するハンドルレバーと、
前記ハンドルレバーを回動自在に支持するとともに、前記リンク連結部が貫通する第1の貫通孔を有するハンドルケースと、
該ハンドルケースの車両内側面と対応した形状をなしており、前記第1の貫通孔と対応した第2の貫通孔を有し、該ハンドルケースの車両内側面に嵌合するケースカバーと、
前記第1の貫通孔及び第2の貫通孔を塞ぐとともに、前記ハンドルレバーのリンク連結部が挿通され該リンク連結部の揺動に応じて伸縮する伸縮部を中央部分に有し、該伸縮部の周りに前記ケースカバーと前記ハンドルケースとの間に挟み込まれる周縁部を有するブーツと、
を備えることを特徴とする車両用ドアのアウトサイドハンドル。 - 前記ブーツは前記周縁部の少なくとも下部の形状が、前記ハンドルケース及び前記ケースカバーとに挟み込まれる当接面を少なくとも2面以上有した形状であることを特徴とする請求項1記載の車両用ドアのアウトサイドハンドル。
- 前記ブーツは少なくとも2面以上の前記当接面を有し、且つ該当接面から屈曲して延び各当接面を連結する連結面を備え、
前記連結面は、少なくとも前記ハンドルケースまたは前記ケースカバーのどちらか一方と離隔して空間部分を形成することを特徴とする請求項2記載の車両用ドアのアウトサイドハンドル。 - 前記ハンドルケースは前記ドアのアウタパネルにボルトにより締結され、
前記ケースカバーは前記ドアのアウタパネルの一部と接触しハンドルケース側に押圧されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の車両用ドアのアウトサイドハンドル。
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01162565U (ja) * | 1988-04-30 | 1989-11-13 | ||
JP2001097039A (ja) * | 1999-09-30 | 2001-04-10 | Daihatsu Motor Co Ltd | 自動車用ドアハンドル装置のシール構造 |
JP3358779B2 (ja) * | 1996-01-31 | 2002-12-24 | スズキ株式会社 | 自動車用ドアハンドルの防水構造 |
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- 2006-09-08 JP JP2006244080A patent/JP4655011B2/ja active Active
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