JP4654966B2 - エアクリーナの取付構造 - Google Patents
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Description
図1に示すように、自動車のエンジンルーム内の車体フレーム11の所定位置には、エアクリーナ載置部としてのエアクリーナ用の取付基板12が溶接等により取り付けられている。前記取付基板12に取り付けられるエアクリーナ13は、下部ケース14と、この下部ケース14の上端開口縁の一辺に複数の蝶番15を介して上下方向に開閉回動可能に連結された上部ケース16とを備えている。前記下部ケース14の内側上部には、フィルタエレメント17が収容されている。このフィルタエレメント17の下部に形成された上流側の空気吸入室には下部ケース14の吸入口18から空気が導入されるようになっている。そして、その空気吸入室内の空気がフィルタエレメントにより濾過されて、前記フィルタエレメント17の上方における上部ケース16の空気排出室に導出され、その上部ケース16の導出口19及び該導出口19に接続された図示しないダクトからエンジンの吸気側( 気化器) へ供給されるようになっている。
前記取付基板12には、二等辺三角形の頂点に位置するように三箇所に取付孔12a(図3〜図5参照)が形成され、三角形底辺側の隣接する二つの取付孔12aには、ゴム等の弾性材よりなる二つの第1グロメット31が取り付けられ、残り一つの前記取付孔12aには第2グロメット32が取り付けられている。前記下部ケース14の底壁の一端部には、一対の円弧状のヒンジピン33が溶着により連結され、両ヒンジピン33は、前記両第1グロメット31の円弧状の係合孔31aに係合されるようになっている。前記下部ケース14の底壁には、係止ピン34が下向きに溶着等により取り付けられ、該係止ピン34は、前記第2グロメット32の係合孔32aに係合されるようになっている。前記係止ピン34の先端部には、ほぼ算盤の球状の係止部34aが形成され、その係止部34aの直径寸法は、係止ピン34の直径寸法よりも大きくなっている。そして、図5に示すように、第2グロメット32の係合孔32aに上方から係止ピン34の係止部34aが強制的に係合孔32aを拡径して挿入されて、係止部34aが第2グロメット32の下端縁に係止された状態において、車両走行等に伴う車両振動が生じても係合孔32aから前記係止ピン34が抜けないようにしている。又、下部ケース14の一端側が人為的に強く引き上げられると、係合孔32aから係止ピン34の係止部34aが上方に離脱されるようにしている。
最初に、図2に示すように、取付基板12側の第1グロメット31の係合孔31aに対し、エアクリーナ13を傾斜させた状態で、エアクリーナ13の下部ケース14に取り付けたヒンジピン33を図3に示すように挿入する。
次に、エアクリーナ13の内部に収容されたフィルタエレメント17を脱着する作業について説明する。
(1)上記実施形態では、取付基板12に対し第1グロメット31及びヒンジピン33からなるヒンジ機構によりエアクリーナ13を傾動可能に装着するとともに、下部ケース14に取り付けた係止ピン34を第2グロメット32の係合孔32aに手動操作により取り外し可能に係止するようにした。このため、フィルタエレメント17の点検又は交換作業時に、エアクリーナ13を浮上させることにより、上部ケース16の開放によるフィルタエレメント17の出し入れ部を上向きに開口させることができる。従って、図7に示すように、上部ケース16の開放角に制約があっても、エアクリーナ13のフィルタエレメント17の装着部を目視確認できる。又、エアクリーナ13のフィルタエレメント17の着脱が斜め上方から行われるため、エンジンルーム内のスペースが限られていても、フィルタエレメント17の出し入れが他の周辺機器にそれほど邪魔されることはない。従って、フィルタエレメント17の脱着作業を容易に行うことができるとともに、フィルタエレメント17が他の周辺機器に当たって汚損されるおそれを少なくするこができる。
この参考例では、複数(例えば3又は4)のグロメット32の係合孔32aに対し、下部ケース14の底壁に連結された案内ピン35を貫通し、各案内ピン35の長さ寸法を前記実施形態の係止ピン34よりも長く設定している。そして、エアクリーナ13が水平状態のまま組付位置から浮上位置に持ち上げられるようにしている。又、各案内ピン35の先端部には、エアクリーナ13が浮上位置に移動されたとき、案内ピン35が不用意にグロメット32の係合孔32aから抜け出ないようにするための阻止手段としての抜止部35aが形成されている。さらに、エアクリーナ13が組付位置に移動された状態で、エアクリーナ13が取付基板12から車両振動等によって浮き上がらないようにすめため、案内ピン35の外周面に対し係止手段としての係止部35bが一体に形成され、該係止部35bが第2グロメット32の下面に係止されるようにしている。
・図9に示すように、前記ヒンジピン33に代えて、球状部33aを有するヒンジピン33を用いてもよい。
・第1及び第2グロメット31,32を下部ケース14の底面に設け、ヒンジピン33及び係止ピン34を取付基板12に設けるようにしてもよい。
Claims (3)
- フィルタエレメントを収容する下部ケースに対し上部ケースを回動可能に装着し、前記下部ケースに空気の吸入口を設け、前記上部ケースに空気をエンジンの吸気側へ供給するための導出口を設けたエアクリーナを、車両のエンジンルーム内のエアクリーナ載置部に連結手段を介して取り付けるようにしたエアクリーナの取付構造において、
前記エアクリーナがエアクリーナ載置部に対して組付けられた状態において、同エアクリーナの浮上が許容されるように前記連結手段を構成し、
前記連結手段は、前記エアクリーナの下部ケースの底壁の一端部と、前記エアクリーナ載置部との間に設けられたヒンジ機構と、エアクリーナを非浮上位置において保持する保持機構とよりなることを特徴とするエアクリーナの取付構造。 - 請求項1において、前記ヒンジ機構は、前記エアクリーナ載置部に設けられた複数の円弧状のヒンジ用係合孔と、前記エアクリーナの下部ケースの底壁に設けられ、かつ前記各ヒンジ用係合孔にそれぞれ係合される円弧状のヒンジピンとにより構成され、エアクリーナがヒンジ用係合孔と、ヒンジピンの円弧に沿って浮上位置に傾動されるようにしたことを特徴とするエアクリーナの取付構造。
- 請求項1又は2において、前記保持機構は、前記エアクリーナ載置部に取り付けられ、かつ係合孔を有するグロメットと、前記下部ケースに取り付けられ、かつ前記グロメットの係合孔に着脱可能に係止される係止ピンとにより構成されていることを特徴とするエアクリーナの取付構造。
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