JP4653976B2 - カメラ - Google Patents

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Description

本発明は、撮影時のカメラ機能の設定に関する。
従来、カメラには撮影者により設定可能な種々の機能が搭載されている。例えば、被写体の光量が不十分なときに補助光を供給するストロボ発光、寒冷な状況でもカメラに搭載された各電子部品を正常に動作させるためのヒーティング等である。
特開平11−338025号公報
カメラ機能の設定は、撮影時の条件に合わせて撮影者自身の操作により行われる。すなわち、どの機能をどのように作動させるかは、撮影者自身の判断に委ねられている。撮影者がカメラ撮影に熟練していれば、このような判断は適切に行われ、カメラ機能の設定は適切に行われる。しかし、撮影者が初心者の場合、種々の撮影条件に合わせて、設定すべき機能を判断し、速やかにカメラ機能の設定を行うことは非常に困難である。また熟練者であっても、設定すべき機能を失念するということもある。その結果、カメラの動作が安定しなかったり、良好な画質の写真が得られないといった問題が生じることがあった。
本発明は、以上の問題を解決するものであり、常時、カメラを安定的に動作させ、良好な画像を得ること目的とする。
本発明に係るカメラは、被写体サイズと、被写体距離と、像倍率と、像面移動量と、シャッタースピードと、パン操作の有無と、三脚使用の有無の組合わせに基づいて分類される撮影モードを設定する撮影モード設定手段と、撮影モード設定手段により設定された撮影モードに合わせてカメラの機能設定を最適化する最適化手段とを備えることを特徴とする。
最適化手段は、例えば、撮影モードから想定される撮影時の気温に基づき、カメラの安定的な動作が保証されるよう電源供給手段及び撮影光学系の周辺温度の低下を抑制する。
選択的に被写体の画像を取得するための固体撮像素子を備え、最適化手段は、撮影モードから想定されるシャッタースピードに基づいて、固体撮像素子の冷却装置を制御する。
最適化手段は、例えば、撮影モードから想定される撮影の時間帯に基づいて、適正な露光量が得られるようシャッタースピードおよび絞りの開放値を設定する。
本発明によれば、設定された撮影モードに応じてカメラ機能の最適化が図られる。従って、撮影者の熟練度等に左右されることなく、カメラを安定的に動作させ、良質の画像を得ることができる。
図1は、本発明に係る実施形態が適用されるデジタルカメラ1の内部を模式的に示す図である。CPU10は、デジタルカメラ1全体を制御する例えばマイクロプロセッサである。電池90はデジタルカメラ1に着脱自在にセットされる。電池90の近傍には電池90の周辺温度の低下を防止するための電池ヒータ91が配設される。これにより、撮影時の気温が低温であっても、電池ヒータ91を作動させることにより電池90の正常な動作が保証される。撮影レンズ26の近傍には撮影レンズ26の周辺温度の低下を防止するためのレンズヒータ27が配設される。これにより、撮影時の気温が低温であっても、レンズヒータ27を作動させることにより撮影レンズ26の表面における結露の発生が防止される。撮像素子20の近傍には、例えばペルチェ素子を備える冷却装置28が配設される。温度センサ92はデジタルカメラ1の上部に配設される。CPU10は、温度センサ92の検知結果に基づいて、電池ヒータ91及びレンズヒータ27の動作を制御する。また、デジタルカメラ1の上面にはデジタルカメラ1の筐体内に収納自在なストロボ93が配設される。
図2はデジタルカメラ1のブロック図である。電源スイッチSWMAINはデジタルカメラ1の筐体に設けられた電源ボタン(図示せず)の操作によりオン・オフが制御される。電源スイッチSWMAINがオンすると電池90からCPU10に電力が供給される。
測光スイッチSWSは筐体のシャッターボタン(図示せず)が半押しされるとオンする。測光スイッチSWSがオンすると、CPU10は測光処理及び測距処理を実行する。すなわち、測光装置11からの入力に基づいて露光値を演算し、この露光値に基づき撮影に必要となる絞り値、シャッタースピード、及び撮像素子20の電荷蓄積時間を演算する。また、測距装置12からの入力に基づいてフォーカシングレンズ(図示せず)の駆動量を演算し、フォーカス駆動回路21に制御信号を出力する。それに応じてフォーカス駆動回路21からフォーカシングレンズへ駆動信号が出力される。
レリーズスイッチSWRはシャッターボタンが全押しされるとオンする。レリーズスイッチSWRがオンすると、測光処理で算出した絞り値に応じて絞り駆動機構(図示せず)及びシャッター(図示せず)の駆動量がCPU10により演算される。演算結果に基づいてCPU10から絞り駆動回路22及びシャッター駆動回路23へ制御信号が出力される。絞り駆動回路22から駆動信号が絞り駆動機構(図示せず)へ出力され、それにより絞り駆動機構が駆動される。絞り駆動機構が駆動されるとその動きは絞り(図示せず)に伝達され、絞りの開口径が所定の大きさに定められる。また、シャッター駆動回路23から駆動信号がシャッターへ出力され、それによりシャッターが所定時間開放される。以上の制御により撮影レンズ26を通過した光が撮像素子20の受光面に入射する。
また、上述の電荷蓄積時間に基づいて撮像素子駆動回路24へ制御信号が出力され、撮像素子駆動回路24から撮像素子20へ駆動信号が出力される。撮像素子20は、受光領域に結像された被写体の光学像を光電変換し、アナログ画像信号を出力する。アナログ画像信号はA/D変換回路25でデジタル画像信号へ変換され、CPU10へ入力される。
デジタル画像信号はCPU10の制御に基づいて所定の画像処理が施される。DRAM30には、画像処理の過程において画像データが一時的に格納される。所定の画像処理が施された画像データは、カメラ本体の背面に設けられたLCD31に表示される。
EEPROM32には、カメラを動かすための各種プログラム等が格納される。また、被写体の光量が不十分なときは、CPUからフラッシュ回路33へ駆動信号が出力され、ストロボ93からフラッシュ光が供給される。
X軸ジャイロセンサ出力系統のX軸ジャイロセンサ40Xは、カメラ光軸に垂直な面上のX軸周りの回転角速度に比例した電圧を出力する。X軸ジャイロセンサ40Xは、切換スイッチ50Xを介して、第一のBPF(バンドパスフィルタ)51X、第二のBPF52X、第三のBPF53X、第四のBPF54X、若しくは第五のBPF55Xのいずれかに接続可能である。
図3は、各BPFにより抽出される周波数帯域を示すグラフである。第一のBPF51Xは30Hz近傍の高周波成分(カーブC1)を抽出する。第二のBPF52Xは30Hz近傍の高周波成分を中心に20Hz近傍の中周波成分まで(カーブC2)を抽出する。第三のBPF53Xは20Hz近傍の中周波帯域を中心に30Hz近傍の高周波成分まで(カーブC3)を抽出する。第四のBPF54Xは20Hz近傍の中周波成分を中心に10Hz近傍の低周波成分まで(カーブC4)を抽出する。第五のBPF55Xは10Hz近傍の低周波成分(カーブC5)を抽出する。すなわち、切換スイッチ50Xを制御することにより、X軸ジャイロセンサ40Xの出力電圧から所定の周波数成分を抽出することができる。
Y軸ジャイロセンサ出力系統のY軸ジャイロセンサ40Yは、カメラ光軸に垂直な面上においてX軸に直交するY軸周りの回転角速度に比例した電圧を出力する。Y軸ジャイロセンサ40Yは切換スイッチ50Yを介して、第一のBPF51Y、第二のBPF52Y、第三のBPF53Y、第四のBPF54Y、若しくは第五のBPF55Yのいずれかに接続可能である。
第一のBPF51Yは第一のBPF51Xと同様、30Hz近傍の高周波成分を抽出する。第二のBPF52Yは第二のBPF52Xと同様、30Hz近傍の高周波成分を中心に20Hz近傍の中周波成分までを抽出する。第三のBPF53Yは第三のBPF53Xと同様、20Hz近傍の中周波成分を中心に30Hz近傍の高周波成分までを抽出する。第四のBPF54Yは第四のBPF54Xと同様、20Hz近傍の中周波成分を中心に10Hz近傍の低周波成分までを抽出する。第五のBPF55Yは第五のBPF55Xと同様、10Hz近傍の低周波成分を抽出する。すなわち、切換スイッチ50Yを制御することにより、Y軸ジャイロセンサ40Yの出力電圧から所定の周波数成分を抽出することができる。
X軸ジャイロセンサ出力系統の第一〜第五のBPF51X、52X、53X、54X、55X、及びY軸ジャイロセンサ出力系統の第一〜第五のBPF51Y、52Y、53Y、54Y、55Yは手ぶれ補正演算回路70に接続されている。第一〜第五のBPF51X〜55Xのうち切換スイッチ50Xを介して接続されたBPFにより所定の周波数成分が抽出されたX軸ジャイロセンサ40Xの出力電圧が、手ぶれ補正演算回路70に印可される。同様に、第一〜第五のBPF51Y〜55Yのうち切換スイッチ50Yを介して接続されたBPFにより所定の周波数成分が抽出されたY軸ジャイロセンサ40Yの出力電圧が、手ぶれ補正演算回路70に印可される。手ぶれ補正演算回路70では、入力電圧に基づいてX軸及びY軸周りの角速度の積分処理が行われる。その結果、カメラの所定のX軸及びY軸周りの変位、すなわち位置情報の変化が演算される。これにより、カメラのX軸及びY軸周りのぶれ量が算出される。
さらに、手ぶれ補正演算回路70では算出されたぶれ量を相殺するための撮像素子20の駆動データを演算する。駆動データは、撮影レンズ26の光軸に垂直な面内に沿った駆動方向及び駆動量である。算出された駆動データは手ぶれ補正機構80へ出力される。撮像素子20は手ぶれ補正機構80により撮影レンズ26の光軸に垂直な面内に沿って移動される。
CPU10は、温度センサ92の検知結果に基づいて、電池ヒータ91及びレンズヒータ27の動作を制御する。温度センサ92により撮影時の気温が所定の閾値より低温であることが検知されると、電池ヒータ91及びレンズヒータ27が駆動される。その結果、電池90及び撮影レンズ26の周辺温度が適温に保たれ、電池90の正常な動作が保証され、撮影レンズ26の表面における結露の発生が防止される。また、CPU10は、撮像素子20の電荷蓄積時間に応じて冷却装置28の動作を制御する。撮像素子20の電荷蓄積時間が相対的に長い場合、連続通電により撮像素子20の温度が上昇し、暗電流ノイズが増加することがある。従って、電荷蓄積時間が所定の閾値より長いとき、CPU10は冷却装置28を駆動し、撮像素子20の温度上昇を抑制する。
図4は、本実施形態における撮影の処理手順を示すフローチャートである。ステップS100においてスイッチSWSの状態をチェックし、デジタルカメラ1の筐体に設けられたシャッターボタンが半押しされているか判断する。シャッターボタンが半押しされてスイッチSWSがオンしていることが確認されたらステップS102へ進む。ステップS102では、測光処理及び測距処理が実行される。
次いでステップS104において、撮影者により設定された撮影モードの読取りが行われる。本実施形態では、「天体撮影モード」「鳥撮影モード」「電車撮影モード」「人物撮影モード」「夜景撮影モード」の5つの撮影モードの設定が可能である。撮影モードの設定は、デジタルカメラ1の筐体に設けられた操作ダイヤルを適宜操作することにより設定され、その設定内容はCPU10内のメモリに格納される。ステップS106〜S114において、設定されている撮影モードがチェックされる。
ステップS106において、撮影モードが「天体撮影モード」であることが確認されたら、ステップS116へ進む。天体撮影の被写体は星である。従って、被写体サイズは小さく、被写体距離は遠く、像倍率は低く、像面移動量は小さい。また、天体撮影の場合、通常は三脚を用いてバルブ露出により撮影され、急なカメラ移動は無い。従って、像ぶれ補正処理においては、高周波のぶれを補正すればよい。そこで、ステップS116では、、X軸ジャイロセンサ40Xが第一のBPF51Xに接続され、Y軸ジャイロセンサ40Yが第一のBPF51Yに接続されるよう、切換スイッチ50X及び50Yが制御される。その結果、ジャイロセンサ40X及び40Yの出力電圧において30Hz近傍の高周波数成分のみが抽出され、手ぶれ補正演算回路70へ入力される。
次いで、ステップS118へ進む。天体撮影をするとき、一般的に冬季の夜間が撮影に適した環境である。換言すれば、撮影モードとして「天体撮影」が設定されているときは、冬季の夜間でデジタルカメラ1が使用されると推定できる。そこで、ステップS118の特殊機能設定1の処理では、通常は温度センサ92の検知結果に基づいて動作が制御される電池ヒータ91、レンズヒータ27を、強制的に駆動させる。また、冷却装置28の駆動も行う。電池ヒータ91の駆動により電池90が冷えて不活性化することが防止され、レンズヒータ27の駆動により撮影レンズ26の曇りや凍結が防止される。また、冷却装置28の駆動により長時間露光による撮像素子20の温度上昇が抑えられ、その結果暗電流ノイズの増加が防止される。尚、電池ヒータ91、レンズヒータ27に代えて、冷却装置28の駆動に伴う放出熱を電池90及び撮影レンズ26のヒータに代用してもよい。
さらに、ステップS118では、S/N比向上のための画像加算処理が行われる。画像に生じる熱雑音ノイズはランダムに画像中に生じる性質があるため、固定雑音ノイズに比べると予めノイズを相殺するような処理ができない。そこで被写体の移動が画像中で有意な量とならない速度で画像取得を繰り返し加算することで、一定の位置に得られる信号成分を強化し相対的にノイズ成分を減少させる。
ステップS108において、撮影モードが「鳥撮影モード」であることが確認されたら、ステップS120へ進む。被写体が鳥であるため、一般的に被写体サイズは小さく、被写体距離は遠く、像倍率は高く、像面移動量は大きい。また、鳥撮影の場合、通常は三脚は用いずシャッタースピードを高速にして撮影され、飛ぶ鳥を追従すべく急なカメラ移動もよく行われる。従って、像ぶれ補正処理においては、高周波を中心に中周波のぶれを補正すればよい。そこで、ステップS120では、X軸ジャイロセンサ40Xが第二のBPF52Xに接続され、Y軸ジャイロセンサ40Yが第二のBPF52Yに接続されるよう、切換スイッチ50X及び50Yが制御される。その結果、ジャイロセンサ40X及び40Yの出力電圧において、30Hz近傍の高周波を中心に20Hz近傍の中周波までが抽出され、手ぶれ補正演算回路70へ入力される。
次いで、ステップS122へ進む。鳥の撮影は屋外での撮影が基本である。そこで、ステップS122の特殊機能設定2の処理では電池ヒータ91の駆動が強制的に行われる。電池ヒータ91の駆動により、冬季での撮影であっても電池が冷えて不活性化することが防止される。また、像倍率が高くなる被写体距離範囲内で焦点調節が行われる。すなわち、撮影レンズ26の移動範囲を限定し、ゾーンフォーカスを行うことでAFの合焦検索エリアを狭めて高速処理を可能にする。具体的には、野鳥の大きさ(例えば50cm×75cm)程度のエリアを撮影する倍率になるような距離でのAFに限定する。
ステップS110において、撮影モードが「電車撮影モード」であることが確認されたら、ステップS124へ進む。被写体が電車であるため、一般的に被写体サイズは大きく、被写体距離は遠く、像倍率は低く、像面移動量は小さい。また、電車撮影の場合、停車中の電車を撮影することが多いため、通常は三脚を用いて中速のシャッタースピードで撮影され、急なカメラ移動は行われない。従って、像ぶれ補正処理においては、中周波を中心に高周波のぶれを補正すればよい。そこで、ステップS124では、X軸ジャイロセンサ40Xが第三のBPF53Xに接続され、Y軸ジャイロセンサ40Yが第三のBPF53Yに接続されるよう、切換スイッチ50X及び50Yが制御される。その結果、ジャイロセンサ40X及び40Yの出力電圧において、20Hz近傍の中周波を中心に30Hz近傍の高周波までが抽出され、手ぶれ補正演算回路70へ入力される。
次いで、ステップS126へ進む。電車の撮影は屋外での撮影が基本である。そこで、ステップS126の特殊機能設定3の処理では電池ヒータ91の駆動が強制的に行われる。電池ヒータ91の駆動により、冬季での撮影であっても電池が冷えて不活性化することが防止される。また、像倍率が低くなる被写体距離範囲内で焦点調節が行われる。具体的には、撮影対象が電車であるため、上述の野鳥を撮影する場合と比べて広いエリア(例えば5m×7.5m)を撮影する位の倍率になるような距離でのAFに限定する。
ステップS112において、撮影モードが「人物撮影モード」であることが確認されたら、ステップS128へ進む。被写体が人物であるため、一般的に被写体サイズは大きく、被写体距離は近く、像倍率は低く、像面移動量は小さい。また、人物撮影の場合、通常は三脚を用いず、中速のシャッタースピードで撮影され、状況に応じて急なカメラ移動も行われる。従って、像ぶれ補正処理においては、中周波を中心に低周波のぶれを補正すればよい。そこで、ステップS128では、X軸ジャイロセンサ40Xが第四のBPF54Xに接続され、Y軸ジャイロセンサ40Yが第四のBPF54Yに接続されるよう、切換スイッチ50X及び50Yが制御される。その結果、ジャイロセンサ40X及び40Yの出力電圧において、20Hz近傍の中周波を中心に10Hz近傍の低周波までが抽出され、手ぶれ補正演算回路70へ入力される。
次いでステップS130へ進む。ステップS130の特殊機能設定4では、撮影をデーライトシンクロで行うモードが設定される。すなわち、デーライトシンクロにおける適正な露光量が得られるよう、シャッタースピード、絞りの開放値等が設定され、撮影時にストロボ93が駆動されるよう制御される。
ステップS114において、撮影モードが「夜景撮影モード」であることが確認されたら、ステップS132へ進む。被写体が夜景であるため、一般的に被写体サイズは大きく、被写体距離は近く、像倍率は低く、像面移動量は小さい。また、景色の撮影であるため、通常は三脚を用いて、低速のシャッタースピードで撮影され、急なカメラ移動は行われない。従って、像ぶれ補正処理においては、低周波のぶれを補正すればよい。そこで、ステップS132では、X軸ジャイロセンサ40Xが第五のBPF55Xに接続され、Y軸ジャイロセンサ40Yが第五のBPF55Yに接続されるよう、切換スイッチ50X及び50Yが制御される。その結果、ジャイロセンサ40X及び40Yの出力電圧において、10Hz近傍の低周波が抽出され、手ぶれ補正演算回路70へ入力される。
次いでステップS134へ進む。ステップS134の特殊機能設定5では、夜景撮影における適正な露光量が得られるよう、シャッタースピード、絞りの開放値等が設定され、撮影時にストロボ93が駆動されるよう制御される。さらに、本ステップではS/N比向上のための上述と同様の画像加算処理が行われる。
以上のように、ステップS118、S122、S126、S130、及びS134において、撮影モードに合わせた特殊機能設定(電池ヒータ、レンズヒータ等の強制駆動、シンクロ撮影の設定等)が行われる。尚、これらの設定内容は使用者の好みや撮影状況に応じて使用者自身により変更可能である。例えば、天体撮影モードの場合であっても、夏季の夜間の撮影であれば電池ヒータ91の駆動を停止する等の変更は可能である。
ステップS118、S122、S126、S130、若しくはS134において、各撮影モードに合わせた特殊機能の設定が行われたら、ステップS136へ進む。ステップS136では、レリーズスイッチSWRの状態をチェックし、デジタルカメラ1の筐体に設けられたシャッターボタンが全押しされたか判断する。シャッターボタンが全押しされてレリーズスイッチSWRがオンしていることが確認されたらステップS138へ進む。ステップS138では、CPU10から撮像素子駆動回路24へ制御信号が出力され、撮像素子駆動回路24から撮像素子20へ駆動信号が出力される。その結果、撮像素子20による撮影処理が行われる。ステップS136でシャッターボタンが全押しされていないことが確認された場合、ステップS100へ戻り、上述の処理が繰り返される。
像ぶれ補正処理は、ステップS116、S120、S124、S128、若しくはS132で、X軸ジャイロセンサ40X及びY軸ジャイロセンサ40Yの出力に対する調整処理が実行され、ステップS118、S122、S126、S130、若しくはS134で特殊機能設定が実行された後、所定の時間間隔で繰り返し実行される。
尚、本実施形態は、撮像素子20を移動させることにより手ぶれを相殺する構成を有しているが、これに限るものではない。撮影モードに基づくジャイロセンサ40X及び40Yの出力電圧からの抽出周波数の制御は、撮影レンズ26の一部を構成する補正光学系を駆動することにより手ぶれを相殺するタイプのカメラにも適用可能である。
以上のように、本実施形態では、使用者により設定された撮影モードに合わせて、カメラ機能(各ヒータ、冷却装置の制御、ストロボ発光の制御等)が最適化される。従って、撮影者の技量や熟練度に左右されることなく各撮影モードに適した撮影が実行される。
本発明に係る実施形態が適用されるデジタルカメラの内部を模式的に示す図である。 デジタルカメラのブロック図である。 各BPFにより抽出される周波数帯域を示すグラフである。 撮影の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 CPU
20 撮像素子
26 撮影レンズ
27 レンズヒータ
28 冷却装置
40X X軸ジャイロセンサ
40Y Y軸ジャイロセンサ
50X、50Y 切換スイッチ
51X、51Y 第一のBPF
52X、52Y 第二のBPF
53X、53Y 第三のBPF
54X、54Y 第四のBPF
55X、55Y 第五のBPF
90 電池
91 電池ヒータ

Claims (1)

  1. 被写体サイズと、被写体距離と、像倍率と、像面移動量と、シャッタースピードと、パン操作の有無と、三脚使用の有無の組合わせに基づいて分類される複数の撮影モードの中から選択された撮影モードを設定する撮影モード設定手段と、
    前記撮影モード設定手段により設定された撮影モードに合わせてカメラの機能設定を最適化する最適化手段と
    被写体の画像を取得するための固体撮像素子を備え、
    前記最適化手段は、前記撮影モードから想定される撮影時の気温に基づいて、カメラの安定的な動作が保証されるよう、電源供給手段及び撮影光学系の周辺温度の低下を抑制するか、又は前記撮影モードから想定されるシャッタースピードに基づいて、前記固体撮像素子の冷却装置を制御することを特徴とするカメラ。
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