JP4652617B2 - 内視鏡 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、先端部を構成する先端構成部材に形成した貫通孔のいずれかに複数の光学部材を設ける内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、細長の挿入部を体腔内に挿入することにより、体腔内臓器などを観察したり、必要に応じて処置具チャンネル内に挿通した処置具を用いて各種治療処置の行える医療用の内視鏡が広く利用されている。
【0003】
特に、医療分野で使用される内視鏡は、挿入部を体腔内に挿入して、臓器などを観察したり、内視鏡の処置具チャンネル内に挿入した処置具を用いて、各種治療や処置を行う。このため、一度使用した内視鏡や処置具を他の患者に再使用する場合、内視鏡や処置具を介しての患者間感染を防止する必要から、検査・処置終了後にこれら医療用器具の洗滌消毒を行わなければならなかった。
【0004】
近年では、煩雑な作業を伴わず、滅菌後直ちに使用が可能で、ランニングコストが安価なオートクレーブ滅菌(高圧蒸気滅菌)が医療器具の消毒滅菌処理の主流になりつつある。
【0005】
このため、特開2000−70214号公報には内視鏡に対して高圧蒸気滅菌を行った際、水蒸気が内視鏡内部の光学系にまで侵入して、これら光学系の視野曇りや劣化による視野不良が発生することを防止するため、レンズユニットを気密に密閉した内視鏡装置が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特開2000−70214号公報の内視鏡装置ではレンズユニットを気密に密閉してレンズが高圧蒸気滅菌の際、蒸気に晒されることを防止しているが、内視鏡内部に蒸気が多く侵入することを防止するためにはそのレンズユニットを更に内視鏡先端部に対して気密的に接合しなければならず、そのために、作業の難しい気密接合箇所が増大してコストアップの要因になっていた。
【0007】
また、レンズユニットを気密的に接合することによって、ピント調整や視野角度の調整などが難しいという問題があった。
【0008】
本発明は、高圧蒸気滅菌の際の蒸気が光学部材間に浸入することを簡易な構造で防止し、観察性能の向上及びコストの低減を図った内視鏡を提供することを目的にしている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の内視鏡は、内視鏡先端部を構成する複数の貫通孔を有する金属製の先端構成部材と、これら貫通孔のいずれかに、最外面側に配置される平板ガラス、前記貫通孔に接着固定される対物レンズ、及び前記貫通孔内に外装部材を接着固定して固設される撮像部材を配置して構成される光学系とを具備する内視鏡において、
前記平板ガラスの側面には、前記貫通孔に対して気密的に接合固定するためのメタライズ処理が施され、前記対物レンズの外径寸法は、該対物レンズを前記貫通孔に接着固定する接着剤が硬化するまでの間、該貫通孔内において光軸方向にスライド移動可能なクリアランスを持って設定されて、
前記平板ガラスは、前記対物レンズを前記先端構成部材の貫通孔に固定する接着剤が硬化した後、該貫通孔の最外面側に半田によって気密接合される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1及び図2は本発明の第1実施形態に係り、図1は内視鏡装置の全体構成を示す図、図2は先端構成部の構成を説明する図である。
【0012】
図1に示すように本実施形態の内視鏡装置1は、撮像手段を備えた電子内視鏡(以下内視鏡と記載する)2と、照明光を供給する光源装置3と、撮像手段を制御するとともに前記撮像手段から得られる信号を処理するビデオプロセッサ4と、このビデオプロセッサ4に接続されたモニタ5とで主に構成されている。なお、符号21はこの内視鏡2を収納する後述する滅菌用収納ケースである。
【0013】
前記内視鏡2は、細長で可撓性を有する挿入部10と、この挿入部10の基端部に連設する操作部11と、この操作部11の側方から延出する可撓性を有するユニバーサルコード12とで構成されている。
【0014】
前記ユニバーサルコード12の端部には前記光源装置3に着脱自在なコネクタ12aが設けられている。このコネクタ12aを光源装置3に接続することによって、光源装置3に備えられている図示しないランプからの照明光が内視鏡2の図示しないライトガイドを伝送されて観察部位を照射するようになっている。
【0015】
前記挿入部10と操作部11との接続部分には急激な曲がりを防止する弾性部材で構成された挿入部折れ止め部材7aが設けられ、前記操作部11とユニバーサルコード12との接続部分には同様に操作部折れ止め部材7bが設けられ、そしてユニバーサルコード12とコネクタ12aとの接続部分には同様にコネクタ折れ止め部材7cが設けられている。
【0016】
前記内視鏡2の細長で可撓性を有する挿入部10は、先端側から順に硬性で例えば先端面に図示しない観察窓や照明窓などを配設した先端部13,複数の湾曲駒を連接して湾曲自在な湾曲部14、可撓性を有する可撓管15とを連設して構成されている。前記湾曲部14は、操作部11に設けられている湾曲操作ノブ16を適宜操作することによって湾曲し、観察窓等を配設した先端部13の先端面を所望の方向に向けられるようになっている。
【0017】
前記操作部11には前記湾曲操作ノブ16の他に先端面に設けた図示しない送気送水ノズルから前記観察窓に向けて洗滌液体や気体を噴出させる際の送気操作、送水操作を行う送気送水操作ボタン17及び先端面に設けた図示しない吸引口を介して吸引操作を行うための吸引操作ボタン18、前記ビデオプロセッサ4を遠隔操作する複数のリモートスイッチ19,…,19や内視鏡2の挿入部内に配置された処置具チャンネルに連通する処置具挿入口20が設けられている。
【0018】
前記コネクタ12aの側部には電気コネクタ部12bが設けられている。この電気コネクタ部12bには前記ビデオプロセッサ4に接続された信号コード6の信号コネクタ6aが着脱自在に接続される。この信号コネクタ6aをビデオプロセッサ4に接続することによって、内視鏡2の撮像手段を制御するとともに、この撮像手段から伝送される電気信号から映像信号を生成して、内視鏡観察画像を前記モニタ5の画面上に表示する。
【0019】
なお、電気コネクタ部12bには内視鏡2の内部と外部とを連通する図示しない通気口が設けられている。このため、前記内視鏡2の電気コネクタ部12bには前記通気口を塞ぐ圧力調整弁9bを設けた圧力調整弁付き防水キャップ(以下防水キャップと略記する)9aが着脱自在な構成になっている。
【0020】
また、このコネクタ12aには光源装置3に内蔵されている図示しない気体供給源に着脱自在に接続される気体供給口金12cや、液体供給源である送水タンク8に着脱自在に接続される送水タンク加圧口金12d及び液体供給口金12e、前記吸引口より吸引を行うための図示しない吸引源が接続される吸引口金12f、送水を行うための図示しない送水手段と接続される注入口金12gが設けられている。
【0021】
さらに、高周波処置等を行った際、内視鏡2に高周波漏れ電流が発生した場合、この漏れ電流を図示しない高周波処置装置に帰還させるためのアース端子口金12hが設けられている。
【0022】
前記内視鏡2は、観察や処置に使用された際、洗滌後、高圧蒸気滅菌を行うことが可能に構成されており、この内視鏡2を高圧蒸気滅菌する際には前記防水キャップ9aを電気コネクタ部12bに取り付ける。
【0023】
そして、前記内視鏡2を高圧蒸気滅菌する際、この内視鏡2を滅菌用収納ケース21に収納する。この滅菌用収納ケース21は、ケース本体であるトレイ22と蓋部材23とで構成され、このトレイ22には内視鏡2の挿入部10、操作部11、ユニバーサルコード12、コネクタ12a等の各部が所定の位置に収まるように内視鏡形状に対応した図示しない規制部材が配置されている。また、これらトレイ22及び蓋部材23には高圧蒸気を導くための通気孔が複数形成されている。
【0024】
図2に示すように内視鏡2の先端部13は、外表面を構成する硬質樹脂カバー31と、この硬質樹脂カバー31で覆われるSUS303など、金属製の先端構成部材32とで構成されている。
【0025】
前記先端構成部材32には、対物光学系33を構成する複数の光学部材を配置する対物光学系用貫通孔(以下第1貫通孔と記載する)34及び照明光学系35を構成する複数の光学部材を配置する照明光学系用貫通孔36や、送気送水管路や、処置具挿通・吸引管路をそれぞれ構成する図示しない複数の管路用貫通孔が設けてある。
【0026】
前記対物光学系33を構成して第1貫通孔34の端部である先端側に配置される対物レンズ33a及び前記照明光学系35を構成して第2貫通孔36の端部である基端側に配置される照明レンズ35aは、共に例えばサファイア製のレンズである。そして、そのレンズ33a,35aの側面全周には、例えば金を蒸着させたメタライズ処理が施してある。
【0027】
レンズ側面全周に渡ってメタライズ処理を施した対物レンズ33a及び照明レンズ35aは、前記先端構成部材32の貫通孔34,36内の一端部である先端部所定位置に配置され、貫通孔34,36内周面とレンズ33a,35a外周面との間に例えば金すず半田を流し込んで形成される気密接合部37によって、貫通孔34,36に気密的に接合されている。このことによって、高圧蒸気滅菌の際、貫通孔34,36の先端側からこれら貫通孔34,36内に蒸気が侵入することが防止される。
【0028】
一方、前記対物レンズ33aより後方側に配置される複数の光学部材のうち、前記第1貫通孔34の他端部である基端部に位置する撮像部材38を構成する金属製の外装部材38aは、この外装部材38aの外周と先端構成部材32の基端面との全周に渡って塗布された半田によって形成される気密接合部39によって、第1貫通孔34に気密に接合されている。このことによって、高圧蒸気滅菌の際、第1貫通孔34の基端側からこの第1貫通孔34内に蒸気が侵入することが防止される。
【0029】
同様に、前記照明レンズ35aより後方側に配置される複数の光学部材のうち、前記第2貫通孔36の他端部である基端部に位置するライトガイドファイバ束40を覆う金属パイプ製の金属口金41は、この金属口金41の外周と先端構成部材32との全周に渡って塗布された半田によって形成される気密接合部39によって、第2貫通孔36に気密に接合されている。このことによって、高圧蒸気滅菌の際、第2貫通孔36の基端側からこの第2貫通孔36内に蒸気が侵入することが防止される。
【0030】
つまり、前記対物光学系33を構成する光学部材が配置される第1貫通孔34内及び前記照明光学系35を構成する光学部材が配置される第2貫通孔36内の空間42は、それぞれの貫通孔34,36の端部に配置されるレンズ33a,35a及び外装部材38a,金属口金41を気密接合部37,39によって気密接合したことによって、高圧蒸気滅菌の際に蒸気の侵入しない気密的に密閉された空間(気密空間)になっている。
なお、符号38bは前記撮像部材38から延出する電気ケーブルである。
【0031】
ここで、内視鏡2を高圧蒸気滅菌する際の代表的な条件について説明する。
この代表的な条件としては米国規格協会承認、医療機器開発協会発行の米国規格ANSI/AAMI ST37−1992に、プレバキュームタイプで滅菌工程132°Cで4分、グラビティタイプで滅菌工程132°Cで10分とされている。
【0032】
高圧蒸気滅菌の滅菌工程時の温度条件については、高圧蒸気滅菌装置の形式や滅菌工程の時間によって異なるが、一般的には115°Cから138°C程度の範囲で設定される。滅菌装置の中には142°C程度に設定可能なものもある。
【0033】
時間条件については滅菌工程の温度条件によって異なる。一般的には3〜60分程度に設定される。滅菌装置の種類によっては100分程度に設定可能なものもある。
【0034】
そして、この工程での滅菌室内の圧力は一般的には大気圧に対して+0.2MPa程度に設定される。
【0035】
次に、一般的なプレバキュームタイプにおける内視鏡の高圧蒸気滅菌工程を簡単に説明する。
まず、滅菌対象機器である内視鏡2の電気コネクタ部12bには防水キャップ9aが取り付け、滅菌用収納ケース21に収容し、滅菌室内に配置する。前記電気コネクタ部12bに防水キャップ9aを取り付けたことにより、圧力調整弁9bが閉じた状態になって前記通気口を塞ぐ。すなわち、内視鏡2の内部と外部とが水密的に密閉される。そして、高圧滅菌工程前の滅菌室内を減圧状態(プレバキューム工程)にする。
【0036】
なお、このプレバキューム工程とは、滅菌工程時に滅菌対象機器の細部にまで蒸気を浸透させるための工程であり、滅菌室内を減圧させることにより、滅菌対象機器全体に高圧高温蒸気が行き渡るようになる。このプレバキューム工程における滅菌室内の圧力は、一般的に大気圧に対して−0.07〜−0.09MPa程度に設定される。
【0037】
しかし、プレバキューム工程において、滅菌室内の圧力が減少すると、内視鏡2の内部圧力に対して外部圧力が低くなって圧力差が生じる。すると、前記防水キャップ9aの圧力調整弁9bが開いて、前記通気口を介して内視鏡2の内部と外部とが連通状態になる。このことによって、圧力差が大きく生じることを防ぐ。つまり、内視鏡2が内部圧力と外部圧力との圧力差によって破損することが防止される。
【0038】
次に、滅菌室内に高圧高温蒸気を送り込んで滅菌を行う(滅菌工程)。
この滅菌工程においては滅菌室内が加圧される。すると、内視鏡2の内部圧力より外部圧力の方が高くなるような圧力差が生じる。このため、前記防水キャップ9aの圧力調整弁9bが閉じ、高圧蒸気が通気口を通過して内視鏡内部に侵入することを遮断する。
【0039】
しかし、高圧蒸気は、高分子材料で形成されている前記可撓管15の外皮チューブ15cや内視鏡2の外装体の接続部に設けられたシール手段であるフッ素ゴムやシリコンゴム等で形成されたOリング等を透過して内視鏡内部に徐々に侵入していく。
【0040】
このとき、内視鏡2の外装体にはプレバキューム工程で減圧された圧力と滅菌工程で加圧された圧力とが加算された、外部から内部に向けた圧力が生じた状態になる。
【0041】
次いで、滅菌後の滅菌対象機器を乾燥させるため、滅菌工程終了後、滅菌室内を再度減圧状態にして乾燥(乾燥工程)を行う。この乾燥工程では、滅菌室内を減圧して滅菌室内から蒸気を排除して滅菌室内の滅菌対象機器の乾燥を促進する。この乾燥工程における滅菌室内の圧力は一般的には大気圧に対して−0.07MPa〜−0.09MPa程度に設定される。なお、前記乾燥工程は必要に応じて任意に行うものである。
【0042】
滅菌工程後の減圧工程では、滅菌室内の圧力が減少して内視鏡2の内部圧力より外部圧力が低くなるような圧力差が生じる。この圧力差が生じると略同時に前記防水キャップ9aの圧力調整弁9bが開き、通気口を介して内視鏡2の内部と外部とが連通状態になり、内視鏡内部と外部との間に大きな圧力差が生じることが防止される。そして、減圧工程が終了して、滅菌室内が加圧されて、内視鏡2の内部圧力よりも外部圧力の方が高くなるような圧力差が生じると前記防水キャップ9aの圧力調整弁9bが閉じる。
【0043】
なお、高圧蒸気滅菌全工程終了時、内視鏡2の外装体には減圧工程で減圧された分、外部から内部に向けた圧力が生じた状態になる。そして、防水キャップ9aを電気コネクタ部12bから取り外すことにより、前記通気口によって内視鏡2の内部と外部とが連通して、内視鏡2の内部は大気圧となり、内視鏡2の外装体に生じていた圧力差による負荷がなくなる。
【0044】
上述した構成の内視鏡2の作用を説明する。
本実施形態の内視鏡2では、先端部13を構成する先端構成部材32に形成されている貫通孔34,36に光学系を構成する光学部材を配置する際、レンズ33a,35aを気密接合部37によって貫通孔34,36の先端部に気密的に接合するとともに、外装部材38a,金属口金41を気密接合部39によって貫通孔34,36の基端部に気密的に接合している。
【0045】
このため、上述した高圧蒸気滅菌工程において、高圧蒸気が貫通孔34,36の空間42内に浸入することが防止されるとともに、先端構成部材32側から内視鏡2の挿入部空間43内に侵入する蒸気が少なくなる。
【0046】
このように、内視鏡の先端部を構成する先端構成部材に形成されている貫通孔に光学系を構成する光学部材を配置する際、この貫通孔のそれぞれの端部に配置される光学部材を、気密接合部を設けて、貫通孔の先端部及び基端部に直接的に気密的に接合することによって、高圧蒸気滅菌工程において、高圧蒸気が貫通孔の空間内に浸入することを確実に防止することができる。
【0047】
このことによって、貫通孔に光学部材を直接的に気密に接合するという簡単な構造で、高圧蒸気滅菌時に貫通孔内の空間に配置された光学部材が蒸気に曝されて、光学系の視野曇りや劣化による視野不良が発生することが防止される。
【0048】
なお、前記図2を用いて応用例を説明するが、前記レンズ33a,35aと先端構成部材32との間に設ける気密接合部37による気密的な接合及び、外装部材38a,金属口金41と先端構成部材32との間に設ける気密接合部39による気密的な接合の代わりに、耐熱性が例えば140℃以上である透湿性の低い接着剤によって接合を行うようにしてもよい。
【0049】
上述した所定の高圧蒸気滅菌工程とは、例えば132℃の滅菌工程があり、その後に蒸気を陰圧にして排除する乾燥工程があることをいう。高圧蒸気滅菌装置内で乾燥工程を行うことによって、前記接着剤に浸透しつつある蒸気を陰圧で引くことにより、その蒸気が空間42側に侵入する前にその接着剤に浸透した蒸気の除去を行える。
【0050】
また、ここで使用される接着剤は、半田に比べ、その材質自体が蒸気を通す性質を有する。しかし、所定の高圧蒸気滅菌条件であれば、この接着剤が耐熱性に優れ、透湿性が低く、接着層(言い換えれば、接着対象の部材間のクリアランス)が十分薄くかつ十分な接着長さ(図中の気密接合部の軸方向の長さ)であれば、気密的な接合は可能である。
【0051】
このように、接着剤による接合であっても、所定の高圧蒸気滅菌条件において、繰り返し、滅菌処理を行った場合でも貫通孔空間内への蒸気の浸入を防ぐことができる。
【0052】
このことにより、半田付け作業が接着作業になることにより、より低温での硬化作業を行えるとともに、フラックス洗浄などの手間を省け、より簡便な接合作業にして製造コストの大幅な低減を図れる。
【0053】
また、例えば高圧の蒸気が接する最外層のレンズ33a,35aのみを半田で気密的に接合して完全に蒸気ブロックし、蒸気の当たりの少ない内視鏡2内部の気密接合部39側を上述した接着剤で接合する構成によっても製造コストの低減を図れる。
【0054】
図3は本発明の第2実施形態にかかる内視鏡の他の構成例を説明する図であり、図3(a)は内視鏡の組立て例を説明する図、図3(b)は内視鏡の構成を説明する図である。なお、本実施形態では側視型の内視鏡で説明を行う。
【0055】
図3(b)に示すように本実施形態の側視型内視鏡2Aの先端部50に設けられた先端構成部材51には略L字形状の貫通孔52が形成してある。そして、この貫通孔52内には最外層側から順に、平板ガラス53、対物レンズ54、光軸を折り曲げるプリズム55、撮像部材56が収納配置されている。
【0056】
前記プリズム55及び撮像部材56は、レンズ枠55a及び外装部材56aに耐熱性を備えた図示しない接着剤で非常に薄い接着層を形成して、先端構成部材51の貫通孔52所定位置に接着固定される。これに対して、前記対物レンズ54は、貫通孔52に対して十分大きなクリアランスをもって形成されており、前記先端構成部材51に接着剤57で比較的厚めの接着層を形成して接着固定される。そして、前記平板ガラス53は、先端構成部材51に対して半田によって形成された気密接合部58によって気密的に接合される。なお、この平板ガラス53の側面にはメタライズ処理が施されている。符号56bは前記撮像部材56から延出する電気ケーブルである。
【0057】
前記側視型内視鏡2Aの空間59側における蒸気量は、側視型内視鏡2Aの最外面側に比べて少ないので、接着剤で固定する場合でも必要十分な接着代を形成すれば蒸気が空間59内まで侵入しない。また、上述したような乾燥工程等を含む高圧蒸気滅菌工程であれば、接着剤層に浸透しかかった蒸気が除去される。
【0058】
図3(a)を参照して側視型内視鏡2Aの先端部50の組立て手順を説明する。
【0059】
まず、プリズム55を先端構成部材51に対して前記接着剤により接着固定する。また、撮像部材56を先端構成部材51に対して接着固定する。これらを接着固定する際、接着剤が硬化するまでの間に、撮像部材56の光軸方向への微妙な位置調整であるピント調整を行う。
【0060】
次に、対物レンズ54を先端構成部材51に対して接着固定する。このとき、対物レンズ54と先端構成部材51との間には大きなクリアランスがあり、接着剤57が硬化するまでに相当の時間がかかる。このため、その間に、前記対物レンズ54を光軸方向に対してスライドさせられる。つまり、この対物レンズ54を光軸方向にスライドさせて、前記対物レンズ54の視野角度(偏角)の調整を行える。このことにより、側視型内視鏡2Aが例えば後方斜視5°の仕様であれば、その仕様に極力近づける調整を接着剤57が硬化するまでの間に行える。
【0061】
なお、この箇所を半田で接合した場合には、微調整は不可能である。また、この対物レンズ54を最外層に位置させた場合、接着剤57層の厚みが厚くなることにより、その厚み分だけ高圧蒸気が浸透し易くなって、対物レンズ54とプリズム55との間の空間に蒸気が浸入して曇りを発生させる要因になる。そのため、本実施形態においては、対物レンズ54より更に外層側に平板ガラス53を設けている。
【0062】
次いで、平板ガラス53を気密接合部58を介して先端構成部材51に気密的に接合する。このことで、高圧蒸気が貫通孔52内へ浸入することを防げる。
【0063】
なお、前記平板ガラス53を先端構成部材51に気密接合部58を設けて接合するとき、例えば半田を溶融させる際の熱が前記接着剤57にも加わるが、接着剤57は耐熱性に優れ、半田溶融温度であっても短時間であれば溶融することがないので、対物レンズ54が位置ずれすることはない。
【0064】
また、平板ガラス53を先端構成部材51に半田で接合するとき、フラックスが平板ガラス53と対物レンズ54との間の隙間に流れ込むことを防止するため平板ガラス53の外周部近傍下面にシール部材59を配置させるとともに、半田接合作業時、押し立て部材60によって平板ガラス53を先端構成部材51に押し当てるように接合作業を行う。このことで、フラックスがシール部材59よりさらに内側に入り込むことが防止される。
【0065】
このように、接着剤を用いて貫通孔の基端部に配置される光学部材を貫通孔内に固定することによって、接着剤が硬化するまでの時間を利用して光学部材の光軸方向の相対的な位置調整を行うことができるとともに、製造コストの低減を図ることができる。その他の作用及び効果は上述した実施形態と同様である。
【0066】
図4は本発明の第3実施形態にかかる側視型内視鏡の構成を説明する図である。
【0067】
図に示すように本実施形態の側視型内視鏡2Bの先端構成部材61には、送気送水ノズル62、平板ガラスからなる対物窓63、照明窓64がそれぞれ気密的に接合されている。
【0068】
前記対物窓63及び照明窓64は、窓63,64の側面全周にメタライズ処理を施して、上述したように半田等によって形成される気密接合部を介して窓部材配置孔に気密的に接合されたり、対物窓63を半田によって窓部材配置孔に気密的に接合する一方、照明窓64を上述したように接着によって窓部材配置孔に気密的に接合している。
【0069】
前記照明窓64を接着によって気密的に接合する場合、この照明窓64と先端構成部材61との接合面積は、対物窓63と先端構成部材61との接合面積より大きくなっている。このことによって、対物窓63と先端構成部材61の接合に比べて気密レベルの低い接合である接着であっても、所定の高圧蒸気滅菌条件に対する気密状態を確保することができるようになっている。
【0070】
なお、照明系光学系についていえば、多少の蒸気が照明窓64内から浸入したとしても、明るさが若干落ちる程度で、観察性能全体としての低下が少ない。すなわち、接着のような低コストな接合で照明光学系を製造することを選択することによって内視鏡のコスト低減を図れる。なお。これに対して、対物光学系では少しでも曇りが発生してしまうと、観察性能が大きく低下してしまう。つまり、対物光学系と照明光学系とでは、ユーザーの求める観察性能とコストとの兼ね合いで、高圧蒸気滅菌に対する気密的な接合を異なる構成にすることがある。
【0071】
前記先端構成部材61には観察光学系を構成する光学部材を配置する貫通孔64が形成され、前記対物窓63の基端側には略L字形状のL字孔を形成した対物系構成部材65aが配置される枠体65が嵌合固定されている。
【0072】
前記枠体65の貫通孔内の先端側には前記対物窓63に対向するように前記L字孔に対して十分なクリアランスを有する対物レンズ66が接着剤67により接着固定され、この対物レンズ66の内側には光軸を折り曲げるプリズム68が接着によって固定されている。さらに、前記対物系構成部材65aを配設した外装部材65bが光軸方向に対して十分に長い接着代をもって前記枠体65のL字孔内に接着剤69によって接着固定されている。
【0073】
一方、前記照明窓64に対向するように切り欠き部70にはライトガイドファイバ束71が充填剤72によって固定配置されている。そして、このライトガイドファイバ束71は、切り欠き部70に蓋部材73を配置することによって、先端構成部材61内に収納配置された形態になる。なお、符号74は先端構成部材61を覆う着脱式のゴムカバーである。
【0074】
上述のように構成した側視型内視鏡2Bの作用を具体的に説明する。
前記先端構成部材61と前記枠体65とを別体に構成したことで、先端構成部材61に対物窓63(或いは照明窓64)を半田によって気密的に整合した際、先端構成部材61の窓部材配置孔から流れ出たフラックスを十分に洗浄することが可能であり、洗滌後に枠体65を先端構成部材61に組み込むことができる。
【0075】
前記対物レンズ66は、枠体65のL字孔に対して十分なクリアランスがあるので、接着剤67が硬化するまでの間に、この対物レンズ66を光軸方向に対してスライド微調整して偏角調整等を行うことができる。なお、この作業は、先端構成部材61とは別のところで、枠体65に対して組み立てられ、この枠体65に全ての光学部材を組み込んだ後、枠体65を孔64に配置して、先端構成部材61の組み付けを行える。
【0076】
このことによって、対物窓63を先端構成部材61に半田固定する際の熱が接着剤67を伝達されることが全くなくなる。また、側視型内視鏡2B内の空間75は水密空間であるので、高圧蒸気滅菌時、蒸気が可撓管15や部材間を連結固定する水密シール部を通って浸入することはあるが、側視型内視鏡2Bの最外面に比べて空間75内の蒸気量が少ないので、枠体65と対物系構成部材65a、枠体65と孔64との接合が接着であっても、水密シール部を通って空間75内に入った蒸気が更にそれら接合部である接着層を通過して対物系構成部材65aの空間に達することを防止することができる。
【0077】
このように、先端構成部材に配置される光学系を構成する窓のみを窓部材配置孔に気密に接合した後、光学系を構成する他の光学部材を先端構成部材に固定する構成にしたことによって、これら窓を窓部材配置孔に半田によって接合した際に、光学系を構成する他の光学部材へフラックスが流れ込むことや半田を溶融させる際の熱が光学系を構成する他の光学部材を固定する接着部等に伝達されることをなくすことができる。
【0078】
また、先端構成部材に配置される光学系を構成する窓のみを窓部材配置孔に気密に接合する一方、この先端構成部材に形成された孔部に光学系を構成する他の光学部材を接着剤によって気密的に接合した先端構成部材とは別体の枠体を、先端構成部材に接着剤で固定する構成にしたことによって、気密的な接合部が2重シール構造にして高圧蒸気滅菌の際の蒸気による不具合を確実に防止することができる。その他の作用及び効果は上述した実施形態と同様である。
【0079】
なお、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
【0080】
[付記]
以上詳述したような本発明の上記実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。
【0081】
(1)内視鏡先端部を構成する複数の貫通孔を有する金属製の先端構成部材と、これら貫通孔のいずれかに複数の光学部材を配置して構成される光学系とを具備する内視鏡において、
前記貫通孔のそれぞれの端部に配置される光学部材部材を、この貫通孔に対して気密的に接合した内視鏡。
【0082】
(2)前記気密的な接合は、メタライズ処理を施した硝材の光学部材を、金属製の先端構成部材の貫通孔に半田によって一体固定する接合である付記1記載の内視鏡。
【0083】
(3)前記気密的な接合を、2重のシール部で構成した付記1記載の内視鏡。
【0084】
(4)前記光学部材群はプリズムを含む付記1記載の内視鏡。
【0085】
(5)内視鏡先端部を構成する複数の貫通孔を有する金属製の先端構成部材と、これら貫通孔のいずれかに複数の光学部材を配置して構成される光学系とを具備する内視鏡において、
前記貫通孔の最外面側に位置する光学部材を、先端構成部の貫通孔に気密的に接合する一方、この最外面側に位置する光学部材より内側に配置された光学部材の接合部分に対する外径寸法にスライド移動を可能にするクリアランスを持たせ、接着剤によって固定した内視鏡。
【0086】
(6)前記最外面に位置する光学部材にメタライズ処理を施し、半田によって先端構成部に気密接合した付記5記載の内視鏡。
【0087】
(7)前記接着剤は、半田溶融温度で熔解しない耐熱性を有する付記5記載の内視鏡。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、高圧蒸気滅菌の際の蒸気が光学部材間に浸入することを簡易な構造で防止し、観察性能の向上及びコストの低減を図った内視鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1及び図2は本発明の第1実施形態に係り、図1は内視鏡装置の全体構成を示す図
【図2】先端構成部の構成を説明する図
【図3】本発明の第2実施形態にかかる内視鏡の他の構成例を説明する図
【図4】本発明の第3実施形態にかかる側視型内視鏡の構成を説明する図
【符号の説明】
2…内視鏡
13…先端部
32…先端構成部材
33…対物光学系
33a…対物レンズ
34…対物光学系用貫通孔
35…照明光学系
35a…照明レンズ
36…照明光学系用貫通孔
37…気密接合部
38…撮像部材
39…気密接合部
Claims (1)
- 内視鏡先端部を構成する複数の貫通孔を有する金属製の先端構成部材と、これら貫通孔のいずれかに、最外面側に配置される平板ガラス、前記貫通孔に接着固定される対物レンズ、及び前記貫通孔内に外装部材を接着固定して固設される撮像部材を配置して構成される光学系とを具備する内視鏡において、
前記平板ガラスの側面には、前記貫通孔に対して気密的に接合固定するためのメタライズ処理が施され、前記対物レンズの外径寸法は、該対物レンズを前記貫通孔に接着固定する接着剤が硬化するまでの間、該貫通孔内において光軸方向にスライド移動可能なクリアランスを持って設定されて、
前記平板ガラスは、前記対物レンズを前記先端構成部材の貫通孔に固定する接着剤が硬化した後、該貫通孔の最外面側に半田によって気密接合されることを特徴とする内視鏡。
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