JP2003175001A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2003175001A JP2002355865A JP2002355865A JP2003175001A JP 2003175001 A JP2003175001 A JP 2003175001A JP 2002355865 A JP2002355865 A JP 2002355865A JP 2002355865 A JP2002355865 A JP 2002355865A JP 2003175001 A JP2003175001 A JP 2003175001A
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Ichiro Nakamura
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Susumu Aono
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秀俊 齋藤
Takao Yamaguchi
貴夫 山口
Takeaki Nakamura
剛明 中村
Takahiro Kishi
孝浩 岸
Yasuto Kura
康人 倉
Jun Hiroya
純 広谷
Yutaka Tatsuno
裕 龍野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】撮像装置を構成する対物光学系と枠体との隙間
及び撮像素子のパッケージと枠体との隙間を介して高温
水蒸気が侵入して視野不良等の観察性能が劣化すること
を防止するとともに、最先端に位置する光学部材の外周
面を低反射面として、入射光が反射することによるフレ
アの発生を防止する内視鏡装置を提供すること。 【解決手段】撮像装置12は、対物レンズ群14と、撮
像素子20と、金属製の枠体17とで構成されている。
カバーガラス18は、このカバーガラス18の外周面に
形成したコーティング面30を介して枠体17の先端側
内周面に金属溶接によって気密的に接合し、撮像素子2
0を構成するパッケージの外周面を枠体17の基端側内
周面にろう接などの金属溶接によって気密的に接合して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、使用後の滅菌をオ
ートクレーブ装置で行う内視鏡装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、細長の挿入部を体腔内に挿入
することにより、体腔内臓器などを観察したり、必要に
応じて処置具チャンネル内に挿通した処置具を用いて各
種治療処置の行える医療用の内視鏡が広く利用されてい
る。また、工業分野においても、ボイラ,タービン,エ
ンジン,化学プラントなどの内部の傷や腐蝕などを観察
したり検査することのできる工業用内視鏡が広く利用さ
れている。 【0003】特に、医療分野で使用される内視鏡は、挿
入部を体腔内に挿入して、臓器などを観察したり、内視
鏡の処置具チャンネル内に挿入した処置具を用いて、各
種治療や処置を行う。このため、一度使用した内視鏡や
処置具を他の患者に再使用する場合、内視鏡や処置具を
介しての患者間感染を防止する必要から、検査・処置終
了後に内視鏡装置の洗滌消毒を行わなければならなかっ
た。 【0004】これら内視鏡及びその附属品の消毒滅菌処
理としてはエチレンオキサイドガス(EOG)等のガス
や、消毒液を使用していた。しかし、周知のように滅菌
ガス類は、猛毒であり、滅菌作業の安全確保のために作
業行程が煩雑になるという問題があった。また、滅菌後
に、機器に付着したガスを取り除くためのエアレーショ
ンに時間がかかる。このため、滅菌後、直ちに機器を使
用することができないという問題があった。さらに、ラ
ンニングコストが高価になるという問題があった。一
方、消毒液の場合には、消毒薬液の管理が煩雑であり、
消毒液を廃棄処理するために多大な費用がかかるという
問題がある。 【0005】そこで、近年では、煩雑な作業を伴わず、
滅菌後直ちに使用が可能で、ランニングコストが安価な
オートクレーブ滅菌(高圧蒸気滅菌)が内視鏡機器の消
毒滅菌処理の主流になりつつある。このオートクレーブ
滅菌は、一般滅菌ともいわれ、滅菌行程の前に真空に
し、高温水蒸気で細部まで短時間で滅菌し、滅菌行程終
了後に乾燥のために真空にするものであり、米国規格A
NSI/AAMIST37−1992には滅菌行程にお
いて約2気圧で132℃で4分間さらすように規定され
ている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記E
OG滅菌では使用するEOGが環境に悪影響を及ぼすこ
とが問題になっている。これに対して、オートクレーブ
は水蒸気による滅菌であるため環境に悪影響を及ぼさな
い。しかし、このオートクレーブは高圧下で行われるた
め、通常の1気圧のもとでの気密性や、従来の薬液に浸
漬して消毒する水密性等に比べてはるかに高い気密性が
内視鏡に対して要求される。また、オートクレーブ滅菌
の際には、滅菌行程前の真空行程時に湾曲部の外皮チュ
ーブの破裂を防止するために内視鏡内外を連通させた状
態でオートクレーブ滅菌装置に投入するのが一般的であ
る。この場合、積極的に内視鏡内部にオートクレーブ滅
菌の水蒸気が侵入することになる。 【0007】例えば、特開平5−269081号公報に
示されている映像ユニット部を小型にして挿入部先端部
を細径化するとともに、機械的強度を向上させる内視鏡
用撮像ユニットと内視鏡の組立て方法では先端本体部と
映像ユニットとの間に、映像ユニットを保護する枠体が
嵌入され、接着剤によって枠体の内部、枠体と先端部本
体との間、枠体と映像ユニットの間が密封されて固定さ
れていたがオートクレーブ滅菌を行ったとき、微量の水
蒸気が接着部を透過して、映像ユニットを構成する対物
レンズや固体撮像素子チップなどの内蔵物が水蒸気にさ
らされて劣化する問題や光路中に設けられている接着剤
が変質して視野が妨げられる問題が発生するおそれがあ
った。 【0008】このため、オートクレーブ滅菌を行う内視
鏡では撮像ユニットの内部を気密的に密封するため、撮
像ユニットの先端側を構成するカバーガラスと枠体とを
半田付け、ろう付け等により接合している。その接合の
際、カバーガラスの外周表面に、特開平6−20989
8号公報に示すようなCr−Cu−Cu−Niからなる
4層メタルコーティングや、特開平9−265046号
公報に開示されているようなNi蒸着膜+Niメッキ等
のコーティング面を設けてカバーガラスを枠体に接合し
ていた。 【0009】しかし、前記特開平6−209898号公
報に示されている4層メタルコーティングの最下層を構
成するCrや特開平9−265046号公報に示されて
いるメッキの下層を構成するNi蒸着膜は、非常に強い
光沢性がある。このため、カバーガラスに入射した光が
前記外周表面に施したCr層やNi蒸着膜に反射し、フ
レアが発生する要因になっていた。そして、このフレア
の発生を防止するため、カバーガラスの径寸法を大きく
設定してしていたが、このことによって挿入部の先端が
太径になるという不具合があった。 【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、撮像装置を構成する対物光学系と枠体との隙間及
び撮像素子のパッケージと枠体との隙間を介して高温水
蒸気が侵入して視野不良等の観察性能が劣化することを
防止するとともに、最先端に位置する光学部材の外周面
を低反射面として、入射光が反射することによるフレア
の発生を防止した、オートクレーブ滅菌に対応した内視
鏡装置を提供することを目的にしている。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡装置は、
複数の光学部材で構成された観察光学系と、この光学部
材を内部に収める枠体とを有する内視鏡装置において、
前記複数の光学部材のうち、最先端に位置する光学部材
の少なくとも外周面に、前記枠体と溶接可能にする低反
射性の金属層又は合金層のコーティング面を形成したこ
とを特徴とする。 【0012】この構成によれば、気密接合された光学部
材の最上層を構成する接合用層と枠体との接合面とを介
して高温水蒸気が侵入することが防止されるとともに、
最先端に位置する光学部材の少なくとも外周面を低反射
面とすることによって、光学部材に入射した光の外周面
での反射が防止される。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図7は本発明の一実施
形態に係り、図1は内視鏡を説明する図、図2は先端部
の構成を説明する図、図3は先端部を正面から見たとき
の図、図4はライトガイドコネクタの構成を示す断面
図、図5は撮像装置の断面拡大図、図6はカバーガラス
と枠体との接合部を説明する断面図、図7は撮像素子の
構成を説明する図である。 【0014】図1に示す内視鏡は、電子内視鏡1であ
り、防水キャップ10が着脱自在な構成になっている。 【0015】前記電子内視鏡1は、細長で可撓性を有す
る挿入部2と、この挿入部2の基端側に接続され、観察
者が把持して種々の操作を行うための操作スイッチを備
えた操作部3と、この操作部3の側部より延出したユニ
バーサルコード4とで主に構成されている。前記挿入部
2の先端側に位置する先端部2aには後述する固体撮像
素子である例えばCCDが内蔵されている。 【0016】前記ユニバーサルコード4の端部には図示
しない光源装置に接続されるライトガイドコネクタ5a
及び図示しないカメラコントロールユニットに接続され
るカメラケーブル(不図示)が着脱自在なカメラ用コネ
クタ5bを備えたコネクタ部5が設けられている。 【0017】前記カメラ用コネクタ5bの内周側には前
記内視鏡1の外部と内部とを連通させて通気状態にする
ための通気口6が設けられている。このため、前記カメ
ラ用コネクタ5bに前記防水キャップ10が着脱自在に
取り付けられる構成になっている。そして、前記防水キ
ャップ10をカメラ用コネクタ5bに取り付けることに
よって内視鏡1の内部が水密状態に保持され、この防水
キャップ10をカメラ用コネクタ5bから取り外すこと
によって内視鏡1の外部と内部とが通気状態になる。 【0018】前記挿入部2は、先端側から順に硬質な先
端部2a、湾曲自在な湾曲部2b、可撓性を有する可撓
管2cを連接して構成されている。 【0019】前記操作部3には、前記湾曲部2bの湾曲
動作を制御する湾曲操作レバー3aと、画像のフリー
ズ、レリーズ等を行う為の複数の画像用スイッチ3bが
設けられている。 【0020】図2及び図3に示すように前記先端部2a
は、金属製の先端部本体11と、この先端部本体11に
固定配置された撮像装置12と、この撮像装置12の外
周を囲むように配置したライトガイドファイバ13とに
よって構成されている。 【0021】このライトガイドファイバ13を撮像装置
12の外周を囲むように配置したことによって、先端部
2aの面積を最大限に有効に利用して照明光量を確保す
る構成になっている。 【0022】なお、前記ライトガイドファイバ13は、
先端に照明レンズを配置することなく、広い照明角を得
ることができるものであり、高開口数(高NA)、好ま
しくはNAが0.7以上のライトガイドファイバを使用
している。このNA0.7以上のライトガイドファイバ
ーを使用することにより、視野角80゜以上の内視鏡で
あっても配光不良が発生しない。一般に使用されている
NA0.5〜NA0.66程度のライトガイドファイバ
ーを、視野角80゜以上の内視鏡に使用した場合には配
光不良が発生する。 【0023】また、図4に示すようにライトガイドコネ
クタ5a内のライトガイドファイバ13端面には、凸レ
ンズ等の高NA化レンズ7が配置されている。このこと
により、ランプ8から出射された光線のライトガイドフ
ァイバ13への光線入射角が広がる。そして、このライ
トガイドファイバ13からの光線出射角、つまり照明角
が広がる。この高NA化レンズ7を設ける構成は、ライ
トガイドファイバ13の開口数が大きいほど効果があ
る。 【0024】一方、前記図2及び図5に示すように前記
撮像装置12は、対物光学系となる複数の光学部材で形
成された光学レンズを配置して構成した対物レンズ群1
4と、この対物レンズ群14の結像位置に配置された撮
像素子20と、これら対物レンズ群14及び撮像素子2
0を保持する外装部品である金属製の枠体17とで構成
されている。 【0025】なお、符号15,16は対物レンズ群14
を構成する絞り,間隔管であり、符号18は前記対物レ
ンズ群14の最先端に位置するサファイア若しくは硬質
ガラスで形成されたカバーガラスである。また、符号1
9は対物レンズ群14を構成する光学部材を接着剤によ
って内周面に固定保持するレンズ枠である。 【0026】図5に示すようにカバーガラス18は、前
記枠体17の内周面に密閉状態で固定されるようになっ
ている。このカバーガラス18の外周表面には枠体17
の先端部内周面への接合を可能にするためのコーティン
グ面30が設けられている。そして、前記コーティング
面30を設けたカバーガラス18を、金属製の枠体17
の内周面に例えば半田によって、前記カバーガラス18
と前記枠体17との接合面から気体が侵入することがな
いように気密的に接合している。 【0027】また、本実施形態においては、気密接合と
して金属溶接の一種である融接及び半田付け又はろう付
けといったろう接を採用しているが、その他の金属溶接
等、各種溶接による接合が採用可能である。 【0028】溶接の種類としては、レーザー溶接、電子
ビーム溶接等の融接、抵抗溶接に代表される圧接、ろう
付け・半田付け等のろう接等があり、これらの接合手段
であれば気密接合が可能である。 【0029】また、金属溶接以外にも溶融ガラスによる
接合、無機バインダによる接合も気密に接合可能な接合
手段であり、当然採用可能である。つまり、接合部の主
成分が金属、ガラス、セラミックス、または結晶化する
物質となる接合手段であれば、気密接合手段として採用
可能である。 【0030】また、図6に示すように前記カバーガラス
18の外周表面に設けたコーティング面30は、カバー
ガラス18の外周面に蒸着して形成した最下層31であ
る、つまり下地層を構成する酸化クロム層(Cr2O3)
からなる低反射層と、この低反射層の上に重ねられて最
上層の接合用層32を構成するニッケルメッキ層とで構
成されている。このことにより、カバーガラス18に入
射して、このカバーガラス18の外周面に蒸着されてい
る低反射層に到達した光線が、この低反射層でほとんど
反射しないようになっている。なお、前記酸化クロム層
は、ニッケルメッキ層に比較して低反射性の物質であ
る。 【0031】なお、前記最下層31を構成する酸化クロ
ム層の上層に中間層33としてクロム層を設け、そのク
ロム層の上層に接合層32として金層を設けてコーティ
ング面30を形成することにより、前記酸化クロム層が
さらに低反射層となる。 【0032】又、低反射を考慮する場合、前記カバーガ
ラス18の外周面の面粗さを、平均粗さ(Ra)で0.
1μm〜1μm、又は最大粗さ(PV)で2μm〜5μ
mに研磨して、前述したように表面処理を施すとよい。 【0033】なお、前記カバーガラス18の外周面を鏡
面仕上げした場合には反射し易くなるばかりでなく、コ
ーティングの密着強度が低下する。一方、面粗さが荒ら
すぎる場合には表面に付着した異物を取り除くことが困
難になって、コーティングの密着強度が低下するばかり
でなく、半田の濡れ性が低下して気密に接合することが
難しくなるので好ましくない。 【0034】一方、図7に示すように前記撮像素子20
は、CCDチップ21と、このCCDチップ21の前面
に配置されるガラスリッド22と、CCDチップ21を
固定するパッケージ23とで構成されており、前記CC
Dチップ21の基端面側からはパッケージ23に形成さ
れている貫通孔23aを通って、接続端子24が外部に
突出している。 【0035】前記ガラスリッド22と前記パッケージ2
3とは溶融ガラス25によって一体的、かつ気密的に接
合されている。また、このパッケージ23の貫通孔23
内に配置された接続端子24は、この接続端子24の外
周面と貫通孔23aの内周面との間の隙間に溶融ガラス
25を封入することによって気密的かつ一体的に接合さ
れている。このことによって、前記CCDチップ21が
配置されているチップ配置空間20aが気密的に密封さ
れた空間として構成される。 【0036】そして、前記図5に示すようにパッケージ
23の外周面と枠体17の基端側内周面とをろう接など
の金属溶接によって気密的に接合している。このことに
よって、枠体17の先端側に対物レンズ群14を構成す
るカバーガラス18を配置し、後端側に撮像素子20を
構成するパッケージ23を接合して撮像装置12を構成
したことにより、枠体内部空間17aが気密的に密封さ
れた空間として構成される。 【0037】なお、前記パッケージ23の材質は、通常
セラミックであるので、接合面には気密的な密封を可能
にするため予め金属コートが施されている。 【0038】このように、撮像装置を対物レンズ群と撮
像素子と枠体とで構成し、この枠体の先端部に対物レン
ズ群を構成するカバーガラスを気密的に接合し、後端側
に撮像素子を構成するパッケージを気密的に接合して撮
像装置を構成することにより、カバーガラスとパッケー
ジとを固設した枠体の内部空間を気密的に密封された空
間として構成することができる。 【0039】また、撮像素子を構成するガラスリッドと
パッケージとを溶融ガラスによって気密的かつ一体的に
接合し、パッケージの貫通孔内に配置される接続端子の
外周面と貫通孔の内周面との間の隙間に溶融ガラスを封
入して気密的かつ一体的に接合したことによって、CC
Dチップが配置されているチップ配置空間を気密的に密
封された空間として構成することができる。 【0040】さらに、前記カバーガラスの外周表面に設
けたコーティング面を、最下層側を形成する低反射層
と、最上層側を形成する接合用層とで構成したことによ
り、このカバーガラスの外周面と枠体の内周面との接合
面から気体が侵入することを防止する気密接合を可能に
することができるとともに、カバーガラスに入射した光
がコーティング面に反射してフレアが発生することを防
止することができる。 【0041】これらのことによって、枠体の先端側に位
置する対物光学系から枠体の基端側に位置する撮像素子
を構成するパッケージまでの枠体内部空間及びCCDチ
ップが配置されるチップ配置空間を気密的に密封した空
間にしたことにより、オートクレーブ滅菌を行った際、
水蒸気が枠体内やチップ配置空間内に侵入して発生する
視野曇りや固体撮像素子の不具合による視野不良の発生
が防止される。 【0042】また、コーティング面最下層で反射する光
によるフレアの可能性を非常に低くして、カバーガラス
の外径寸法の小径化を図れる。 【0043】なお、本実施形態においては、対物レンズ
群14の最先端に位置する光学部材をカバーガラス18
としているが、最先端に対物レンズが位置するようにし
てもよい。 【0044】また、最上層の接合用層32をニッケルメ
ッキ層としているが、この接合用層32はニッケルメッ
キ層に限定されるものではなく金メッキ等半田性の良好
な金属又は合金メッキ層であればよい。 【0045】また、前記カバーガラス18に形成したコ
ーティング面30の最下層31を構成して光の反射を防
止する低反射層は酸化クロム層に限定されるものではな
く、フレアを防止する効果を有するモリブデン(Mo)
−マンガン(Mn)層や、非透明である例えばシリカを
主成分にする白色のセラミックコーティング層や黒色系
のセラミックコーティング層等、前記ニッケルメッキ層
や金メッキ層等の半田接合用層に比較して低反射のコー
ティングであればよい。 【0046】特に、セラミックコーティングでは金属光
沢がないのでフレア防止に高い効果がある。そして、前
記カバーガラス18の外周表面に施すコーティング面3
0を、モリブデン(Mo)−マンガン(Mn)からなる
低反射層である最下層と、ニッケルメッキ層からなる接
合用層32とで構成することより、前記カバーガラス1
8へのコーティング面30の密着性が向上する。 【0047】また、酸化クロム層等による低反射層と、
ニッケルメッキ等による接合用層32との間に、カバー
ガラス18へのコーティング面30の密着性を高める目
的で、例えば、クロム(Cr)、銅(Cu)等の中間層
を設けるようにしてもよい。 【0048】さらに、低反射物質で溶接可能なメッキ層
をカバーガラス18の外周面に直接施す構成であっても
よい。 【0049】又、カバーガラス18と枠体17との半田
接合性を向上させるため、枠体17に予めニッケルメッ
キ等のメッキを施す構成であってもよい。また、接合方
法としては、半田による接合に限定されるものではな
く、ろう接、融接、圧接等の溶接手段によって接合して
もよい。例えば、ろう付け、レーザー溶接等がある。 【0050】図8及び図9を参照してカバーガラスに形
成するコーティング面の他の構成を説明する。 【0051】図8及び図9に示すように本実施形態にお
いてはカバーガラス18に形成するコーティング面30
の最下層31を構成する低反射層を、このカバーガラス
18の外周表面だけではなく、カバーガラス18の基端
側表面にもドーナツ状に形成して、光線絞り用のマスク
としての機能を持たせている。この最下層31の低反射
層としては上述した酸化クロム層の蒸着が特に適してい
る。 【0052】このように、フレア防止のために形成する
低反射層に、光線絞り用のマスクの役割を持たせること
により、別途光線絞り用のマスク部材を用意する必要が
なくなるので、部品点数を削減して原価低減を図ること
ができる。 【0053】図10ないし図12を参照して撮像装置の
他の構成例を説明する。図10に示すように本実施形態
の撮像装置12aにおいては、パッケージ23を枠体1
7の内周面に配置して接合する代わりに、前記パッケー
ジ23の先端側面を前記枠体17の基端面に配置して接
合している。このことによって、枠体内部空間が気密的
に密封された空間として構成される。その他の構成及び
作用・効果は上述した実施形態と同様であり、同部材に
は同符合を付して説明を省略する。 【0054】図11に示すように本実施形態の撮像装置
12bにおいては、レンズ枠19と枠体17とを別部材
で構成する代わりに、枠部材26として一体に構成し
て、この枠部材26の内部空間を気密的に密封した空間
として構成している。このことによって、部品点数を削
減して原価低減を図っている。その他の構成及び作用・
効果は上述した実施形態と同様であり、同部材には同符
合を付して説明を省略する。 【0055】図12に示すように本実施形態の撮像装置
12cにおいては、対物レンズ群14を構成する複数の
光学部材を、第1枠体である対物光学枠27と、第2枠
体である対物撮像素子枠28とに分けて配置固定してい
る。そして、前記対物光学枠27と、対物撮像素子枠2
8とが光軸方向に相対的に移動可能にしている。 【0056】このため、前記対物光学枠27と対物撮像
素子枠28との光軸方向の相対的な位置を調整して対物
レンズ群14に対する撮像素子20の位置、すなわちピ
ント合わせを行った後、前記対物光学枠27と対物撮像
素子枠28とを気密的に接合して、対物光学枠27と対
物撮像素子枠28とで構成される内部空間を気密的に密
封した空間として構成している。このことにより、ピン
ト調整状態が最適の撮像装置が提供される。その他の構
成及び作用・効果は上述した実施形態と同様であり、同
部材には同符合を付して説明を省略する。 【0057】なお、上述した実施形態では撮像素子を備
えた電子内視鏡の撮像装置を構成する対物レンズ群に含
まれるカバーガラスの枠体への接合について開示してい
るが、電子内視鏡に限らず、対物レンズ群の後方に光学
繊維束をひとまとめにしたイメージガイドファイバーを
配置したファイバースコープやこのファイバスコープの
接眼部に接続される外付けカメラの対物レンズやカバー
ガラス等と枠体との接合であってもよい。 【0058】例えば、図14に示すように接眼部60
は、接眼レンズユニット61とアイピース62とで構成
され、この接眼部60は内視鏡本体70に着脱自在にな
っている。 【0059】前記接眼レンズユニット61は、複数のレ
ンズで構成された接眼レンズ群63と、この接眼レンズ
群63が内孔に配置される外装部品である金属製の接眼
レンズ枠64と、外装部品であるサファイア製の接眼第
1カバーガラス65及び接眼第2カバーガラス66とに
よって構成されている。前記接眼レンズ枠64と2つの
カバーガラス65,66とは上述したような処理が施さ
れて半田によって気密に接合されている。 【0060】つまり、接眼レンズユニット61の接眼レ
ンズ群63が配置されている内部空間は、接眼レンズ枠
64と、接眼第1カバーガラス65と、接眼第2カバー
ガラス66とによって気密に密閉されている。 【0061】尚、2つのカバーガラス65,66の外周
面に施されているメタルコートは、フレアー防止のた
め、最下層を低反射層としている。具体的には、最下層
に酸化クロム層を設け、その上にクロム層を設けてい
る。また、前記カバーガラス65,66の側周面表面の
面粗さは平均面粗さ(Ra)で0.1μm〜1μm、又
は最大粗さ(PV)で2μm〜5μmで研磨され、前記
メタルコートをこのように表面処理された面に施すこと
により更に低反射面を得られる。 【0062】なお、符号71はイメージガイドファイバ
であり、符号72は前記イメージガイドファイバを覆い
包むイメージガイドファイバ枠であり、符号73は前記
イメージガイドファイバ端に配置されるカバーガラスで
あり、符号74は前記イメージガイドファイバ枠及び前
記カバーガラスを保持するファイバ保持部材である。 【0063】また、図13に示すように前記ライトガイ
ドファイバ13の先端面にカバーガラス29を配置する
構成などであってもよい。 【0064】図15を参照して湾曲部2bの構成を説明
する。図に示すように湾曲部2bは、それぞれ隣り合う
湾曲駒41,42,…を、リベット51によって回動自
在に順次連接して構成されている。これら連接する湾曲
駒41,42,…の外周には例えばステンレス製の細線
を編み組みしたブレード52が被覆され、このブレード
52の外周には、例えば、フッ素ゴム、EPTで成形さ
れた湾曲ゴム53が被覆されている。 【0065】なお、前記ブレード52の端部は、半田な
どにより最先端に位置する先端湾曲駒41及び最後端に
位置する後端湾曲駒46にそれぞれ固定され、前記湾曲
ゴム53の端部は先端部本体11及び可撓管構成部54
にそれぞれ固定されている。また、符号55は湾曲操作
ワイヤであり、符号56は前記湾曲操作ワイヤ55が挿
通配置されるワイヤウケである。 【0066】前記湾曲ゴム53の先端部の内径寸法はd
1であり、基端部の内径寸法はd2である。また、この湾
曲ゴム53の先端部が被せられるブレード52を含む先
端部本体11の外径寸法はD1であり、湾曲ゴム53の
基端部が被せられるブレード52を含む可撓管構成部5
4の外径寸法はD2である。このとき、前記内径寸法d
1,d2と外形寸法D1,D2との間にはd1<D1 及び
d2<D2の関係が成り立っている。 【0067】つまり、湾曲ゴム53の先端部の内径寸法
は前記先端部本体11の外形寸法より小さく、湾曲ゴム
53の基端部の内径寸法は前記可撓管構成部54の外形
寸法より小さく設定してある。このことによって、湾曲
ゴム53の端部は、先端部本体11及び可撓管構成部5
4を締めつけるように被さって、水密的に固定配置され
る。 【0068】このように、湾曲ゴムの先端部の内径寸法
に対して先端部本体の外形寸法を大きく設定し、湾曲ゴ
ムの基端部の内径寸法に対して可撓管構成部の外形寸法
を大きく設定したことにより、湾曲ゴムの端部内周面が
先端部本体及び可撓管構成部の外周面に密着した状態で
被さることによって、湾曲部内の水密を確保することが
できる。 【0069】なお、図16に示すように前記湾曲ゴム5
3の先端部本体11や可撓管構成部54に被せられる端
部の内面に凸部57を設ける一方、前記凸部57が配置
される凹部58を湾曲駒41,46の外周面に形成して
いる。このことによって、凸部57が凹部58内に係入
配置されてより確実に湾曲部内の水密を確保することが
できる。 【0070】なお、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。 【0071】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。 【0072】(1)複数の光学部材で構成された観察光
学系と、この光学部材を内部に収める枠体とを有する内
視鏡装置において、前記光学部材の少なくとも外周面
に、最下層を構成する低反射層と、最上層を構成する接
合用層とを有するコーティング面を形成し、前記光学部
材を前記枠体に気密接合した内視鏡装置。 【0073】(2)前記対物光学系の結像位置に配置さ
れ、結像面に結像した光学像を画像信号に変換するチッ
プ及びこのチップを固定するパッケージで構成される固
体撮像素子を前記枠体に一体に納めて撮像装置を構成す
るとき、前記対物光学系の最先端に位置する光学部材の
外周面に、少なくとも最下層を構成する低反射層と、最
上層を構成する接合用層とを有するコーティング面を形
成し、この光学部材を前記枠体に気密接合する一方、前
記パッケージを前記枠体に対して気密的に接合した付記
1記載の内視鏡装置。 【0074】(3)前記枠体内部空間は、気密的に密封
されている付記2記載の内視鏡装置。 【0075】(4)前記撮像装置を構成する外装部品の
素材は、金属,セラミック,ガラス,サファイアの中か
ら選択される1つ又は複数の素材であり、前記外装部品
どうしを接合する方法は、金属溶接又は溶融ガラスによ
る接合の中から選択される付記2記載の内視鏡装置。 【0076】(5)前記金属溶接は、融接,ろう接,圧
接である付記4記載の内視鏡装置。 【0077】(6)前記融接は、レーザー溶接である付
記5記載の内視鏡装置。 【0078】(7)前記ろう接は、ろう付け,半田付け
である付記5記載の内視鏡装置。 【0079】(8)前記固体撮像素子内部を密封して構
成した付記2記載の内視鏡装置。 【0080】(9)前記固体撮像素子内部は、気密に密
封して構成されている付記8記載の内視鏡装置。 【0081】(10)前記固体撮像素子を構成する外装
部品の素材は、金属,セラミック,ガラス,サファイア
の中から選択される1つ又は複数の素材であり、前記外
装部品どうしを接合する方法は、金属溶接又は溶接ガラ
スによる接合の中から選択される付記9記載の内視鏡装
置。 【0082】(11)前記金属溶接は、融接、ろう接,
圧接である付記10記載の内視鏡装置。 【0083】(12)前記融接は、レーザー溶接である
付記11記載の内視鏡装置。 【0084】(13)前記ろう接は、ろう付け,半田付
けである付記11記載の内視鏡装置。 (14)前記低反射層と同一物質で、絞り用のマスクを
光学部材に蒸着して形成した付記1記載の内視鏡装置。 【0085】(15)前記低反射層は、酸化クロム層で
ある付記1記載の内視鏡装置。 【0086】(16)前記低反射層は、最下層を構成す
る酸化クロムと、その上層を構成するクロムとで構成さ
れる付記1記載の内視鏡装置。 【0087】(17)前記低反射層は、モリブデン−マ
ンガン層である付記1記載の内視鏡装置。 【0088】(18)前記低反射層は、非透明なセラミ
ックコーティング層である付記*1記載の内視鏡装置。 【0089】(19)前記低反射層を設ける光学部材の
外周面の表面粗さを、平均粗さ(Ra)で0.1μmな
いし1μmの範囲、若しくは、最大高さ(PV)で2μ
mないし5μmの範囲で加工処理した付記1記載の内視
鏡装置。 【0090】(20)前記接合用層は、金属又は合金メ
ッキ層である付記1記載の内視鏡装置。 【0091】(21)前記合金メッキ層は、ニッケルメ
ッキ層である付記20記載の内視鏡装置。 【0092】(22)前記合金メッキ層は、金メッキ層
である付記20記載の内視鏡装置。 【0093】(23)前記気密接合を溶接によって行う
付記1記載の内視鏡装置。 【0094】(24)前記溶接は、ろう接である付記2
3記載の内視鏡装置。 【0095】(25)前記ろう接は、半田付けである付
記24記載の内視鏡装置。 【0096】(26)前記ろう接は、ろう付けである付
記24記載の内視鏡装置。 【0097】(27)前記溶接は、融接である付記23
記載の内視鏡装置。 【0098】(28)前記融接は、レーザー溶接である
付記27記載の内視鏡装置。 【0099】(29)前記溶接は、圧接である付記23
記載の内視鏡装置。 【0100】(30)前記光学部材は、サファイアで形
成されている付記1記載の内視鏡装置。 【0101】(31)前記光学部材は、対物レンズであ
る付記1記載の内視鏡装置。 【0102】(32)前記光学部材は、カバーガラスで
ある付記1記載の内視鏡装置。 【0103】(33)光学部材と枠体との接合部を有
し、前記光学部材の外周面に前記枠体との溶接を可能に
するコーティング面を形成した内視鏡装置において、前
記コーティング面を、低反射性の金属又は合金メッキ層
で形成した内視鏡装置。 【0104】(34)前記コーティング面は、モリブデ
ン−マンガン層と、ニッケルメッキ層とより構成される
付記33記載の内視鏡装置。 【0105】(35)前記対物光学系の先端に設けられ
ている光学部材及び前記固体撮像素子のパッケージ及び
前記枠体に囲まれて密閉された空間は、少なくともオー
トクレーブ滅菌時の高温高圧水蒸気下における水蒸気の
侵入を阻止するように密閉して構成した付記2記載の内
視鏡装置。 【0106】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、撮
像装置を構成する対物光学系と枠体との隙間及び撮像素
子のパッケージと枠体との隙間を介して高温水蒸気が侵
入して視野不良等の観察性能が劣化することを防止する
とともに、最先端に位置する光学部材の外周面を低反射
面として、入射光が反射することによるフレアの発生を
防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1ないし図7は本発明の一実施形態に係り、
図1は内視鏡を説明する図、 【図2】先端部の構成を説明する図、 【図3】先端部を正面から見たときの図、 【図4】ライトガイドコネクタの構成を示す断面図、 【図5】撮像装置の断面拡大図、 【図6】カバーガラスと枠体との接合部を説明する断面
図、 【図7】撮像素子の構成を説明する図、 【図8】図8及び図9はカバーガラスに形成するコーテ
ィング面の他の構成を示す実施形態であり、図8はカバ
ーガラスとコーティング面との構成を説明する断面図、 【図9】コーティング面を形成したカバーガラスを示す
斜視図、 【図10】図10ないし図12は、撮像装置の他の構成
例を示すものであり、図10はパッケージと枠体との接
合部の構成が異なる撮像装置を説明する図、 【図11】レンズ枠を2つの枠体で構成した撮像装置を
説明する図、 【図12】レンズ枠と枠体とを一体に構成した撮像装置
を説明する図、 【図13】先端部の他の構成を説明する拡大図、 【図14】内視鏡の接眼部の構成を説明する図、 【図15】湾曲部の構成を説明する図、 【図16】湾曲部の他の構成を説明する図、 【符号の説明】 12…撮像装置 14…対物レンズ群 17…枠体 18…カバーガラス 20…撮像素子 30…コーティング面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 一郎 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 青野 進 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 齋藤 秀俊 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 山口 貴夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 岸 孝浩 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 倉 康人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 広谷 純 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 龍野 裕 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 樋熊 政一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 DA12 DA17 4C061 AA00 AA29 BB02 CC06 DD03 FF35 FF40 JJ06 JJ13 LL02

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数の光学部材で構成された観察光学系
    と、この光学部材を内部に収める枠体とを有する内視鏡
    装置において、 前記複数の光学部材のうち、最先端に位置する光学部材
    の少なくとも外周面に、前記枠体と溶接可能にする低反
    射性の金属層又は合金層のコーティング面を形成したこ
    とを特徴とする内視鏡装置。
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