JP4242484B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡の水密性が高く、消毒滅菌処理作業が安易で、かつ、変形破損の生じることのない内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、体腔内に挿入して体腔内の深部等を観察したり、必要に応じて処置具を用いて治療処置等を行なうことのできる内視鏡が医療分野において広く用いられるようになった。
【0003】
この医療用内視鏡の場合、使用した内視鏡を確実に消毒滅菌することが感染症等を防止するために必要不可欠になる。
【0004】
従来では、この消毒滅菌処理はエチレンオキサイドガス等のガスや、消毒液に消毒滅菌している。この消毒滅菌に用いる滅菌ガス類は毒性が高く、安全確保の為に滅菌作業が煩雑となる。また、滅菌後に機器に付着した滅菌ガスを取り除く為のエアレーションに時間が掛かり、滅菌処理後すぐに使用できず、さらに、滅菌のランニングコストが高いという問題がある。
【0005】
また、消毒液の場合は消毒液の管理が煩雑で、消毒液の廃棄処理に多大な費用が掛かる問題がある。
【0006】
そこで、最近では、煩雑な作業を伴わず、滅菌後にすぐに使用でき、しかもランニングコストの安いオートクレーブ滅菌(高圧蒸気滅菌)が主流になりつつある。
【0007】
このオートクレーブ滅菌の代表的な条件としては、米国規格協会承認、医療機器開発協会発行の米国規格ANSI/AAMI ST37−1992があり、この規格は、プレバキュームタイブでは滅菌工程132℃、4分、またグラビティタイプでは滅菌工程132℃、10分となっている。
【0008】
しかしながら、オートクレー滅菌を行う為には、エチレンオキサイドガス滅菌と同様に、内視鏡を収納した滅菌室内を減圧する必要があり、内視鏡を低圧環境下に耐えられる構造にする必要があるが、内視鏡は一般に薬液侵漬可能とする水密構造となっており、オートクレーブ減圧時に内視鏡内部空間の空気が膨張し、内視鏡の外装隔壁の中で最も柔軟な部分である湾曲部の外皮チューブが破裂してしまうという問題がある。
【0009】
そこで、従来、エチレンオキサイドガス滅菌等のガス滅菌を行う際には、特公平1−12802号公報に示すように、画像伝達手段としてイメージガイドファイバーを使用したファイバースコープの場合、内視鏡内外を連通する弁をライトガイドコネクタなどに設けて減圧時に湾曲部の外皮チューブが破裂するのを防止している。
【0010】
また、特開昭63−315024号公報に示すような電子スコープの場合、防水キヤツプを外した状態でエチレンオキサイドガス滅菌等のガス滅菌にかけて、減圧時に湾曲部の外皮チユーブが破裂するのを防止していた。
【0011】
しかしながらオートクレーブ滅菌の際にこのように内視鏡内外を連通させると、蒸気が内視鏡内部に浸入する為、その気によって内視鏡が早期に劣化するという問題があった。
【0012】
特に電子スコープの場合、固体撮像素子等の電気部品を有した撮像ユニツトが内視鏡内部に配置され浸入した蒸気によって破壊され、画像不良が生じるという問題があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来の内視鏡装置において、エチレンオキサイドガス滅菌等のガス滅菌を行う際には、特公平1−12802号公報に示すように、内視鏡内外を連通する弁をライトガイドコネクタなどに設けて減圧時に湾曲部の外皮チューブが破裂するのを防止している。
【0014】
また、特開昭63−315024号公報に示すように、防水キヤツプを外した状態でエチレンオキサイドガス滅菌等のガス滅菌を行い、減圧時に湾曲部の外皮チユーブが破裂するのを防止していた。
【0015】
しかしながらオートクレーブ滅菌の際に、内視鏡内外を連通させると、蒸気が内視鏡内部に浸入する為、その蒸気によって内視鏡が早期に劣化するという課題があった。
【0016】
特に、固体撮像素子等の電気部品を有した撮像ユニツトが内視鏡内部に配置され浸入した蒸気によって破壊され、画像不良が生じるという課題があった。
【0017】
また、内視鏡内部の金属部品については、早期に錆が発生するという問題がある。
【0018】
本発明は、水密構造で生成された内視鏡のオートクレーブ滅菌時において、湾曲部の破裂及び電気部品の滅菌蒸気による劣化を防止すると共に、滅菌処理が安易に実行可能な内視鏡装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明は、被写体を照明する照明手段と、当該被写体の像を結像する対物光学系とを有する先端構成部と、前記先端構成部の基端部に一端部が接続される外皮チューブを有し湾曲可能な湾曲部と、前記湾曲部の基端側に配設された、可撓性を有する可撓部と、前記湾曲部と前記可撓管との接続部に設けられ、前記湾曲部と前記可撓部とを水密的に仕切る仕切り部と、前記湾曲部に内在する、前記先端構成部と前記仕切り部との間の空間部に充填される、流動性を有する充填剤と、を具備したことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る内視鏡装置の一実施の形態の全体構成を示す平面図である。
【0021】
この一実施形態の内視鏡1は、体腔内に挿入される挿入部2と、この挿入部2の基端側に接続され、観察者が把持して種々の操作を行う操作部3と、この操作部3から延出したユニバーサルコード4と、このユニバーサルコード4の他端に接続配置されたコネクタ部5と、このコネクタ部5を図示されていないカメラコントロールユニットに接続するカメラコネクタ7と、図示されていない照明駆動源に接続するライトガイドコネクタ6とから構成されている。
【0022】
前記挿入部2は、少なくとも固体撮像素子(以下、CCDという)と照明ランプを内蔵した先端部8と、湾曲自在の湾曲部9と、可撓性を有する可撓管10とから構成されている。
【0023】
前記操作部3は、前記湾局部9の湾曲動作を制御操作する湾曲操作レバー11と、鉗子等の処置具を挿入する処置具挿入口12と、前記先端部8のCCDが撮影した画像のフリーズやレリーズなどを行うための複数のスイッチ13とから構成されている。
【0024】
前記コネクタ部5のカメラコネクタ7の内部には、内視鏡1の内外を通気するための通気口14が穿設され、さらに、このカメラコネクタ7に着脱可能で、かつ、密閉する防水キャップ15が配置され、この防水キャップ15を前記カメラコネクタ7に取り付けて、前記内視鏡1の内部を水密に密閉し、防水キャップ15を取り外して、前記内視鏡1の内部に外気を通気させる。
【0025】
次に、前記挿入部2の先端部8と湾曲部9及び可撓管10の詳細構成について図2の拡大断面図を用いて説明する。
【0026】
前記先端部8は、先端部本体16と、この先端部本体16の軸方向に形成された挿入孔に水密的に挿入固定された撮影ユニット17と、照明ユニット18から成り、前記撮影ユニット17は、対物レンズ19と、この対物レンズ19で撮影した被写体像を結像し、かつ、光電変換するCCD20と、このCCD20で光電変換された電気信号を処理する電子部品を搭載した印刷配線基板21と、この印刷配線基板21で処理された電気信号を前記カメラコネクタ7に導くCCD信号ケーブル22が接続された構成となっている。なお、このCCD信号ケーブル22は、前記CCD20を駆動制御する駆動制御信号の供給も行う。前記照明ユニット18は、被写体を照明する発光ダイオード(以下、LEDという)23と、このLED23が発光した光の照明角を適切化する為の照明レンズ24と、前記LED23を駆動させる為の駆動電流を送電する為のLED駆動ケーブル25とによって構成されている。
【0027】
尚、撮像ユニット17の対物レンズ19、CCD20、印刷配線基板21は、カバーガラス26及び金属製の枠体27及びハーメチックコネクタ29によって気密に密閉された構成となっている。カバーガラス26、金属製の枠体27、ハーメチックコネクタ29の各間の気密接合は、ろう接、融接、圧接等の溶接方法から選択され、例えば半田付け、ろう付け、レーザー溶接等によって接合されている。また、照明ユニツト18のLED23は、照明レンズ24、金属製の枠体33、ハーメチックコネクタ34によって気密に密閉された構成となっている。
【0028】
前記ハーメチックコネクタ29は、図3の拡大断面図に示すように、金属性のコネクタ本体30と、接点ピン31と、接点ピン31をコネクタ本体30に対して絶縁かつ気密的に固定する為のガラス部32とによって構成されており、前記照明ユニット18のハーメチックコネクタ34も同様な構成となっている。このように構成されたハーメチックコネクタ29,34により、気密な電気接続コネクタを形成することができる。
【0029】
前記湾曲部9は、複数の湾曲コマ35a〜35eと、隣接する湾曲コマ35a〜35eを回動自在に固定する接続ピン36a〜36cと前記複数の連結された湾曲コマ35の外周を被覆する網状管37と、さらに網状管37の外周を被覆する、ゴムまたはエラストマーよりなる伸縮性を有する柔軟な外皮チューブ38とによって構成されている。
【0030】
つまり、湾曲部9は内側からそれぞれ薄肉の湾曲コマ35、網状管37、外皮チューブ38が積層されて構成されており、湾曲部9の外径は極力細くなるように構成されている。また、外径をさらに細くする為、網状管を設けず、内側から湾曲コマ35と外皮チューブ38のみを積層して構成してもよい。
【0031】
尚、最先端の湾曲コマ35aは、前記先端部本体16の後端部に固定されており、最後端の湾曲コマ35eは、前記可撓管10先端の接続口金39に固定されている。
【0032】
また、前記湾曲部9の外皮チューブ38は、前記先端部本体16の外周部分に一端部分が、前記可撓管10の接続口金39の外周部分に他端部分が、糸縛り40と接着剤41とによって水密的に固定されている。
【0033】
前記湾曲部9の一端部分の固定された前記先端本体部16と、前記湾曲部9の他端部分の固定された前記可撓管10との間の前記湾曲部9の柔軟な外皮チューブ38によって被覆囲まれた第1の内視鏡内部空間42と、前記湾曲部9の他端部分に固定された前記可撓管10の第2の内視鏡内部空間43とを仕切る仕切り部材44が、前記湾曲部9の他端部分と前記可撓管10の接続口金39の近傍に配置されている。
【0034】
この仕切り部材44で仕切られた前記先端本体16と外皮チューブ38によって形成された第1の内視鏡内部空間42には、流動性の充填剤45が充填されている。この流動性の充填剤45は、シリコーンオイル、フツ素オイル等の高流動性、高耐熱性、絶縁性の充填剤が好ましい。又、この仕切り部材44は、前記ハーメチツクコネクタ29,34と同様の構成と構造を有しており(図3参照)、この仕切部材44として用いるハーメチックコネクタの一方の接点ピンには、前記先端部8の撮影ユニット17の印刷配線基板21に前記ハーメチックコネクタ29の接点ピン31を介して接続されたCCD信号ケーブル22aと、前記照明ユニット18に接続されたLED駆動ケーブル25aが接続配置されている。
【0035】
さらに、前記仕切部材44のハーメチックコネクタの他方の接点ピン31には、前記可撓管10に内挿された前記CCD信号ケーブル22bと前記LED駆動ケーブル25bが配置接続されている。このCCD信号ケーブル22とLED駆動ケーブル25は、前記操作部3を介して前記コネクタ部5に内挿配置されている。
【0036】
つまり、前記湾曲部9の部分の第1の内視鏡内部空間部42には、一端部が前記先端部8のハーメチックコネクタ29と接続され、他端部は、前記可撓管10の接続口金39の近傍のハーメチックコネクタ形状の仕切部材44に接続された第1のCCD信号ケーブル22aと、一端部が前記照明ユニット18のハーメチックコネクタ34と接続され、他端部が前記仕切部材44に接続された第1のLED駆動ケーブル25aが配置されている。前記仕切部材44の他方面には、前記操作部3及びコネクタ部5に接続配置される第2のCCD信号ケーブル22bと第2のLED駆動ケーブル25bが接続配置されている。
【0037】
これにより、前記コネクタ部7のライトガイドコネクタ6とカメラコネクタ7に接続される照明用駆動電源供給源とカメラコントロールユニットからの駆動電源や制御信号が前記CCD20とLED23に供給される。なお、LEDを駆動する駆動電流を小型のバッテリーとし、バッテリーを内視鏡本体に着脱可能に設けても良い。
【0038】
なお、前記第1のCCD信号ケーブル22a及び第1のLED駆動ケーブル25aは、前記湾曲部9が湾曲しても断線しないように、充分弛んだ状態で第1の内視鏡内部空間42内に収納され、さらに、前記第1の内視鏡内部空間42に充填する前記充填剤45が第1の内視鏡内部空間42から流出しないように充填して、前記仕切部材44で仕切り水密的密閉状態とする。
【0039】
さらに、前記湾曲部9の内部に配置された最先端の湾曲コマ35aには、湾曲部9を湾曲させる為の湾曲ワイヤー46の先端が固定されている(図示せず)。この湾曲ワイヤー46は、前記湾曲部9部分の第1の内視鏡内部空間42と前記可撓管10を通り、前記操作部3まで配置され、前記操作部3の湾曲操作レバー11に接続されて、この操作レバー11の牽引操作により前記湾曲部3が湾曲駆動する。
【0040】
この湾曲ワイヤー46を通す前記仕切部材44の形状構成は、図4の拡大断面図で説明する。なお、この図には、前記湾曲ワイヤー46の部分のみを示し、前記CCD信号ケーブル22やLED駆動ケーブル25が接続される部分は、図3と同一であるために省略して示している。
【0041】
前記仕切り部材44の付近の前記湾曲ワイヤー46には、パイプ47が被されてワイヤー硬質部48が形成されている。このパイプ47と湾曲ワイヤー46とは接着剤や半田等により水密的に固定されている。前記仕切り部材44には貫通穴49が穿設され、この貫通穴49に前記ワイヤー硬質部48が挿入されている。また、前記貫通穴49の一方の側は、階段状形状に形成し、第1の段差50には、例えばフツ素ゴムからなる○リング51が収納されており、第2の段差52には○リング51の脱落を防止する為のカバー部材53が仕切り部材44に固定的に取り付けられている。
【0042】
従つて、前記湾曲ワイヤー46のワイヤー硬質部48が前記仕切り部材44の貫通穴49に挿入された状態で水密的にスライド可能となり、前記第1の内視鏡内部空間42の充填剤44が仕切り部材44から流れ出すこともない。
【0043】
このような構成の本発明の一実施形態の内視鏡1をオートクレーブ滅菌を行う際は、前記防水キャップ15を前記カメラコネクタ7に取り付けて前記内視鏡1全体を水密状態にして、滅菌装置に投入すると、オートクレーの蒸気は、前記内視鏡1の内部に浸入することなく滅菌が可能となり、前記内視鏡1の湾曲部9の外皮チューブ38で囲まれた第1の内視鏡内部空間42の容積は、少なくとも前記可撓管10と前記操作部3で形成される前記第2の内視鏡内部空間43の容積に比して非常に小さく、かつ、この第1の内視鏡内部空間42の内部に充填された流動性の充填剤が、前記オートクレーブ滅菌の陰圧下で膨張する体積は非常にわずかである為、前記湾曲部9の外皮チューブ38が伸びて破裂することもない。また、減圧工程を有する各種ガス滅菌方法で滅菌処理する際にも、前記湾曲部9の外皮チユーブ38で覆われた第1の内視鏡内部空間42には、充填剤が充填されているため、オートクレー滅菌の時と同様、前記湾曲部9の外皮チューブ38が膨張・破裂することはない。
【0044】
次に、本発明の一実施形態の変形について説明する。
【0045】
前述の一実施形態の説明では、前記カメラコネクタ7に通気口14を設け、滅菌処理の際には、防水キャップ15で密閉しているが、前記カメラコネクタ7に通気口14を設けることなく、前記カメラコネクタ7を密閉形状として前記コネクタ部5を構成させることも可能である。このように構成と形状の内視鏡は、内視鏡全体が水密的に密閉状態のため、オートクレーブ滅菌の蒸気雰囲気内に投入しても内視鏡内部に蒸気が侵入することもなく、又、前記湾曲部9の外皮チューブ38の膨張破裂も生じることはなく、滅菌作業が簡素にかつ確実に実行可能となる。
【0046】
つまり、オートクレー滅菌時の防水キャップの取り付け、取り外し等の作業の煩雑さから開放される。
【0047】
さらに、前記湾曲部9の外皮チューブ38に囲まれた第1の内視鏡内部空間42は、前記湾曲コマ35とCCD信号ケーブル22及びLED駆動ケーブル25が配置可能な非常に狭い空間とすることが可能であり、かつ、前記外皮チューブ38の強度が充分にあるものを用い、かつ、湾曲部9の外皮チューブ38に囲まれた前記第1の内視鏡内部空間42に充填する充填剤45に変えて気体を充填することで、前記オートクレーブ滅菌時の陰圧下で前記湾曲部9の外皮チューブ38の膨張抑制と破裂防止も可能となる。
【0048】
又、本発明の一実施形態の内視鏡1の挿入部2,操作部3、ユニバーサルコード4及びコネクタ部5の外装材質として、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリフェニルサルホン等のオートクレーブ滅菌による劣化しない高分子材料が使用されている。
【0049】
一方、近年、内視鏡1の操作動作中に前記先端部8の撮影ユニット17や前記コネクタ部5に接続されるカメラユニット等の駆動動作中に生じる不要電磁波による人体への影響や他の医療機器や電子機器への影響防止が求められている。特に内視鏡1は体腔内に挿入するために、これら不要電磁波の発生防止と、仮に発生した不要電磁波の漏洩を遮蔽する必要性がある。
【0050】
この内視鏡1から不要電磁波が発生した際には、内視鏡1の内部から外部に漏洩しないように、前記内視鏡1の外装材として用いる高分子材料に、着色剤と電磁波吸収体を兼ねたカーボン材を高分散、高充填する。つまり、前記先端部8の先端部本体16、前記湾曲部9の外皮チューブ38、可撓管10の外皮に、前記着色剤と電磁波吸収体を兼ねたカーボン材をが高分散、高充填された高分子材料で形成し、内視鏡1の外装を塗装すること無く黒色にすることができ、かつカーボン材で不要電磁波を吸収して体腔内への電磁波の漏洩を遮蔽可能となる。
【0051】
さらに、前記内視鏡1の各機能部分、例えば、先端部本体16と湾曲部9との接合部分や前記湾曲部9と操作部3との接合部分の接着剤41に電磁波吸収するカーボン材を高分散高充填された接着剤を用いたり、又は、前記カーボン材として、コイル状炭素繊維等も使用可能である。また、カーボン材に変えて軟磁性金属、例えばFe−Si−A1でも同様の効果が得られる。
【0052】
次に、本発明の第2の実施形態について、図5の内視鏡1の挿入部2の拡大断面図を用いて説明する。なお、図2と同一部分は同一符号を付して詳細説明は省略する。
【0053】
この第2の実施例は、前記照明ユニット18は、ライトガイドファイバー54によって構成され、図1に示す前記コネクタ部5のライトガイドコネクタ6から、図示しない光源装置から照明光が入射される。このライトガイドファイバー54は、前記先端部8の先端部本体16に設けられた軸方向の貫通孔に第1のライトガイドファイバー54aを内挿したライトガイド口金55が挿入されており、この第1のライトガイドファイバー54aの前方には照明レンズ56が配置されている。さらに、前記第1のライトガイドファイバー54aの他方端部には第1の光学接続コネクタ57が設けられており、前記仕切り部材44に設けられた光学的接続部58の一方端部側に前記第1の光学接続コネクタ57が接続される。この仕切り部材44に設けられた光学的接続部58の他方端部側(可撓管10側)には、第2のライトガイドファイバー54bの先端部が第2の光学接続コネク夕59を介して接続されている。尚、前記第2のライトガイドファイバー54bは、前記可撓管10と操作部3とユニバーサルコード4内部を通り、他端部は前記コネクタ部5のライトガイドコネクタ6に接続固定されている。
【0054】
前記仕切り部材44に設けられた光学的接続部58には、仕切りガラス60が水密的に固定されて設けられており、前記湾曲部9の第1の内視鏡内部空間42内部の流動性の充填剤45が仕切り部材44から流出するのを防止している。
【0055】
尚、前記第1のライトガイドファイバー54a及び第2のライトガイドファイパー54bには、例えばシリコーンチユーブからなる外装チューブ61a、61bが外装されている。
【0056】
このように構成された内視鏡1において、オートクレーブ滅菌処理を行う際に、前記防水キャップ15を前記コネクタ部5のカメラコネクタ7に取り付けて内視鏡全体を水密状態にして滅菌処理を行うと、オートクレーブ蒸気は内視鏡内部に浸入しない。また、本実施例の構成の内視鏡は、湾曲部9の外皮チューブ38に囲まれた前記第1の内視鏡内部空間42の容積が非常に小さく形成でき、かつ流動性の充填剤41が充填されている為、オートクレーブ滅菌時の陰圧行程時にも、第1の内視鏡内部空間42の空気が膨張して湾曲部9の外皮チューブが膨張して破壊することもない。また、光源装置からの光が第2のライトガイドファイバー54b及び仕切り部材44に設けられた光学的接続部58及び第1のライトガイドファイバー54aを介して先端部8まで導光され、被写体を照射されると共に、照明手段としてライトガイドファイバーを使用することにより前記先端部8の細径化が可能となる。
【0057】
次に本発明の第3の実施形態について、図6と図7を用いて説明する。なお、図1〜図5と同一部分と同一部号を付して詳細説明を省略する。
【0058】
この他の実施形態の内視鏡100は、撮像手段としてイメージガイドファイバーを使用している。体腔内に挿入される挿入部2の内部にイメージガイドファイバー101が内挿されており、このイメージガイドファイバー101の先端には対物レンズ102が配置されており、他端には操作部3に設けた接眼部103が配置されている。コネクタ部104にはライトガイドコネクタ105と内視鏡100の内外を通気する通気口金106が設けられており、この通気口金106に通気キャツブ107を取り付けることによって内視鏡100内外を通気することができる。図7に示すように、先端部本体16に設けられた軸方向貫通孔にイメージガイドファイバー101を内挿したイメージガイド口金108が挿入されており、イメージガイドファイバー101の前方には対物レンズ102が配置されている。仕切り部材44付近のイメージガイドファイバー101は、パイ109が被されてイメージガイドファイバー硬質部110が形成されている。パイ109とイメージガイドファイバー101は接着剤等により固定されており、両者のクリアランスにも接着剤等が充填されている。
【0059】
前記仕切り部材44には貫通穴111が設けられており、貫通穴111にはイメージガイドファイバー硬質部110が挿入されている。また、貫通穴111は段差形状になっており、第一の段差112には、例えばフツ素ゴムからなる○リング113が収納されており、第2の段差114には○リング113の脱落を防止する為のカバー部材115が仕切り部材44に固定的に取り付けられている。従つて、イメージガイドファイバー101は仕切り部材44の貫通穴111に挿入された状態で水密的にスライド可能であり、第1の内視鏡内部空間42内部の充填剤44が仕切り部材から流れ出すことがない。
【0060】
前記ライトガイドファイバー116にもライトガイドファイバー硬質部117を設けて、イメージガイドファイバー101と同様の形態を取ることにより、仕切り部材44の貫通穴111に挿入された状態で水密的にスライド可能となり、第1の内視鏡内部空間42内部の充填剤44が仕切り部材から流れ出すことがない。
【0061】
この第3の実施例の構成の内視鏡100をオートクレーブ滅菌処理を行う際に、前記通気口金106に通気キャップ107を取り付けないで、全体が水密状態のままで処理する。従って、オートクレーブの蒸気が内視鏡内部に浸入しない。
【0062】
また、前記湾曲部9の外皮チューブ38に囲まれた第1の内視鏡内部空間42の容積が非常に小さく、かつ流動性の充填剤が充填されている為、オートクレーブ滅菌における陰圧行程時にも、第1の内視鏡内部空間42の空気膨張による湾曲部9の外皮チューブ38の膨張破裂も生じることはない。
【0063】
尚、内視鏡100の使用時に湾曲部9を湾曲させた際に、イメージガイドファイバー101及びライトガイドファイバー116が引つ張られても、イメージガイドファイバー101及びライトガイドファイバー116は仕切り部材44の貫通穴111内を、イメージガイドファイバー硬質部110及びライトガイドファイバー硬質部117の範囲にてスライド可能である為、素線切れを起こすことが無い。
【0064】
この結果、オートクレーブ滅菌において、前記湾曲部9の外皮チューブ38の膨張破裂が生じることなく、又、撮像手段としてイメージガイドファイバーを使用できる為、先端部8の細径化が可能である。さらに、オートクレーブ滅菌時の通気キャップの取り付け、取り外し等の作業の煩雑さから解放される。
【0065】
次に発明の第4の実施形態について、図8を用いて説明する。なお、図1〜図7と同一部分は同一符号を付して詳細説明は省略する。
【0066】
この第4実施例は前記第3実施例の変形例であり、イメージガイドファイバー101及びライトガイドファイバー116の中間部にパイプ等を被せて硬質部118,119を設け、この硬質部118、119を仕切り部材44に接着剤等によって固定的に水密状態で固定している。
【0067】
この前記湾曲部9の外皮チューブ38で囲まれた第1の内視鏡内部空間42内に収納されたイメージガイドファイバー101及びライトガイドファイバー116は、前記湾曲部9が湾曲しても素線切れを起こさないように、充分弛んだ状態で前記第1の内視鏡内部空間42内に収納する。
【0068】
このような構成により、内視鏡100は、湾曲部9の外皮チューブ38に囲まれた第1の内視鏡内部空間42の容積が非常に小さく、かつ流動性の充填剤が充填されている為、オートクレーブ滅菌における陰圧行程時にも、第1の内視鏡内部空間42の空気が膨張して湾曲部9の外皮チューブ38が膨張破壊することがない。
【0069】
なお、以上の実施形態の説明では、内視鏡の挿入部は、可撓性のある可撓管を有する内視鏡を用いたが、本発明は、内視鏡の挿入部を硬性とした内視鏡にも適用できる。
【0070】
【付記項1】
被写体の撮像手段と照明手段を内蔵した先端部と、この先端部を湾曲させる湾曲部と、前記先端部の撮像手段と照明手段及び前記湾曲部を駆動制御する信号線及び操作ワイヤーを内蔵した可撓管とからなり体腔内に挿入する挿入部と、この挿入部の操作制御を行う操作部、及び前記先端部の撮像手段と照明手段を駆動制御する信号源と接続するコネクタ部とからなる内視鏡において、
前記湾曲部の一端部に前記先端部の基端部を配置し、他端部に前記可撓管の基端部を配置し、かつ、柔軟な外皮チューブで被覆して形成される第1の内視鏡内部空間部と、
少なくとも前記可撓管と前記操作部とを含む第2の内視鏡内部空間部と、
前記第1の内視鏡内部空間部と前記第2の内視鏡内部空間部とを水密密閉する仕切り部材と、
を具備し、前記第1の内視鏡内部空間部の容積に比して、前記第2の内視鏡内部空間部の容積を大きくしたことを特徴とする内視鏡。
【0071】
【付記項2】
前記第1の内視鏡内部空間の内部に流動性の充填剤が充填されていることを特徴とする付記項1記載の内視鏡。
【0072】
【付記項3】
前記第1の内視鏡内部空間部に充填する前記流動性の充填剤は、絶縁性を有する充填剤であることを特徴とする付記項2記載の内視鏡。
【0073】
【付記項4】
前記仕切り部材は、前記湾曲部の基端部に配置されていることを特徴とする付記項1記載の内視鏡。
【0074】
【付記項5】
前記先端部の撮像手段は、固体操像素子であることを特徴とする付記項1記載の内視鏡。
【0075】
【付記項6】
前記先端部は、照明手段として発光ダイオードを設けたことを特徴とする付記項1記載の内視鏡。
【0076】
【付記項7】
前記仕切り部材に電気接続コネクタを設け、前記仕切り部材より先端側の電気ケーブルと、前記仕切り部材より基端側の電気ケーブルを電気的に接続可能としたことを特徴とする付記項1、又は4記載の内視鏡。
【0077】
【付記項8】
前記先端部に内蔵する前記固体撮像素子と、前記固体撮像素子に被写体像を結像させる為の対物レンズと、前記固体撮像素子からの電気信号を処理する電子部品を搭載した印刷配線基板と、前記固体撮像素子及び前記印刷配線基板からの電気信号を伝達する為の信号ケーブルとを含んだ撮像ユニツトの少なくとも一部を気密に密閉して構成したことを特徴とする付記項1記載の内視鏡。
【0078】
【付記項9】
前記湾曲部を湾曲させる為の湾曲ワイヤーを有し、前記湾曲ワイヤーに硬質部を設け、前記ワイヤー硬質部が仕切り部材にて気密的または水密的にスライド可能としたことを特徴とする付記項1記載の内視鏡。
【0079】
【付記項10】
前記内視鏡は照明手段としてライトガイドを有し、前記仕切り部材に光学的接続部を設け、前記仕切り部材より基端側のライトガイドと、前記仕切り部材より先端側のライトガイドを光学的に接続可能としたことを特徴とする付記項1記載の内視鏡。
【0080】
【付記項11】
前記内視鏡は照明手段としてライトガイドファイバーを有し、前記ライトガイドファイバーの中間部に硬質部を設け、前記ライトガイドファイバーの硬質部が前記仕切り部材にて気密的または水密的にスライド可能としたことを特徴とする付記項1記載の内視鏡。
【0081】
【付記項12】
前記内視鏡はイメージガイドファイバーを有し、前記イメージガイドファイバーの中間部に硬質部を設け、前記イメージガイドファイバーの硬質部が前記仕切り部材にて気密的または水密的にスライド可能としたことを特徴とする付記項1記載の内視鏡。
【0082】
【付記項13】
前記内視鏡は照明手段としてライトガイドファイバーを有し、前記ライトガイドファイバー中間部に硬質部を設け、前記ライトガイドファイバーの硬質部を前記仕切り部材の貫通穴に気密的または水密的に固定したことを特徴とする付記項1記載の内視鏡。
【0083】
【付記項14】
前記内視鏡はイメージガイドファイバーを有し、前記イメージガイドファイバー中間部に硬質部を設け、前記イメージガイドファイバーの硬質部を前記仕切り部材の貫通穴に気密的または水密的に固定したことを特徴とする付記項1記載の内視鏡。
【0084】
【付記項15】
前記内視鏡装置は、オートクレーブ滅菌対応内視鏡装置であることを特徴とする付記項1記載の内視鏡。
【0085】
【付記項16】
前記挿入部の先端を湾曲させる湾曲部と、前記湾曲部を被覆する柔軟なチューブとを有した操作部とを有した内視鏡装置において、
内視鏡内部の空間を部分的に仕切る仕切り部材を設け、前記仕切り部材によって前記柔軟な外皮チューブに覆われた密閉空間を狭くせしめたことを特徴とする内視鏡。
【0086】
【付記項17】
前記仕切り部材は、前記挿入部の基端側に配置されていることを特徴とする付記項1記載の内視鏡。
【0087】
【付記項18】
先端構成部の基端側に連結し、外皮チューブによって被覆される、湾曲自在な湾曲部を有する挿入部を備えた水密な内視鏡において、
前記湾曲部の基端部に配置され、前記先端構成部及び前記外皮チューブとによって囲まれる部分の内部と外部とを気密に隔絶する仕切り部材とを具備することを特徴とする内視鏡。
【0088】
【発明の効果】
本発明は、内視鏡の内部と外部とを連通させずに水密密閉状態でオートクレーブ滅菌処理を行っても前記内視鏡の湾曲部の破壊が生じることもなく、かつ、前記内視鏡内部に滅菌用蒸気が侵入することなく、電子部品やその他の内視鏡内部部品の劣化も生じないことからオートクレーブ滅菌処理が確実に実行でき、滅菌処理作業が簡易となる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内視鏡装置の一実施の形態の概要を示す平面図。
【図2】本発明に係る内視鏡装置の挿入部を示す拡大断面図。
【図3】本発明に係る内視鏡装置に用いられるハーメチックコネクタの構成を示す拡大断面図。
【図4】本発明に係る内視鏡装置の切り部材の構成を示す拡大断面図。
【図5】本発明に係る内視鏡装置の挿入部の第2の実施形態を示す拡大断面図。
【図6】本発明の係る内視鏡装置の第2の実施形態の概要を示す平面図。
【図7】本発明に係る内視鏡装置の挿入部の第3の実施形態を示す拡大断面図。
【図8】本発明にかかる内視鏡装置の挿入部の第4の実施形態を示す拡大断面図。
【符号の説明】
1 …内視鏡
2 …挿入部
3 …操作部
4 …ユニバーサルコード
5 …コネクタ部
6 …ライトガイドコネクタ
7 …カメラコネクタ
8 …先端部
9 …湾曲部
10 …可撓管
11 …湾曲操作レバー
12 …処置具挿入孔
13 …スイッチ
14 …通気口
15 …防水キャップ
16 …先端部本体
17 …撮像ユニット
18 …照明ユニット
19 …対物レンズ
20 …固体撮像素子
21 …印刷配線基板
22 …CCD信号ケーブル
23 …発光ダイオード
24 …照明レンズ
25 …LED駆動ケーブル
26 …カバーガラス
27 …枠体
29 …ハーメチックコネクタ
30 …コネクタ本体
31 …接点ピン
32 …ガラス部
33 …枠体
34 …ハーメチックコネクタ
35 …湾曲コマ
36 …接続ピン
37 …網状管
38 …外皮チューブ
39 …接続口金
40 …糸縛り
41 …接着剤
42 …第1の内視鏡内部空間
43 …第2の内視鏡内部空間
44 …仕切部材
45 …充填剤
46 …湾曲ワイヤー
47 …パイプ
48 …ワイヤー硬質部
49 …貫通穴
50 …第1の段差
51 …○リング
52 …第2の段差
53 …カバー部材
54 …ライトガイドファイバー
55 …ライトガイド口金
56 …照明レンズ
57 …第1の光学接続コネクタ
58 …光学接続
59 …第2の光学接続コネクタ
60 …仕切ガラス
61 …シリコーンチューブ
100…内視鏡
101…イメージガイドファイバー
102…対物レンズ
103…接眼部
104…コネクタ部
105…ライトガイドコネクタ
106…通気口
107…通気キャップ
108…イメージガイドファイバー口金
109…パイプ
110…イメージガイドファイバー硬質部
111…貫通穴
112…第1の段差
113…○リング
114…第2の段差
115…カバー部材
116…ライトガイドファイバー
117…ライトガイドファイバー硬質部
118…硬質部
119…硬質部

Claims (3)

  1. 被写体を照明する照明手段と、当該被写体の像を結像する対物光学系とを有する先端構成部と、
    前記先端構成部の基端部に一端部が接続される外皮チューブを有し湾曲可能な湾曲部と、
    前記湾曲部の基端側に配設された、可撓性を有する可撓部と、
    前記湾曲部と前記可撓管との接続部に設けられ、前記湾曲部と前記可撓部とを水密的に仕切る仕切り部と、
    前記湾曲部に内在する、前記先端構成部と前記仕切り部との間の空間部に充填される、流動性を有する充填剤と、
    を具備したことを特徴とする内視鏡。
  2. 前記先端構成部に配設された、前記対物光学系により結像した被写体の像を撮像する撮像素子をさらに具備したことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記仕切り部に形成された孔部と、
    前記孔部を挿通するパイプと、
    前記パイプ内を挿通し当該パイプ内孔部に対して水密的に配設されると共に、前記先端構成部に一端が接続されるワイヤーと、
    前記孔部と前記パイプとの間を水密的に封止する O リングと、
    を具備したことを特徴とする請求項1または2に記載の内視鏡。
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