JP4650088B2 - バインダー - Google Patents

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Description

本発明は、綴じ穴が形成された複数枚の用紙を綴じるバインダーに関する。詳しくは、用紙を綴じるリング部のループ径を可変とすることで、形成される冊子の厚みによらず、最適な形態で用紙を綴じることができるようにしたものである。
綴じ穴が形成された複数枚の用紙を綴じるバインダーは、用紙の綴じ穴に挿入されるリング状の部材と、綴じ穴の配置に合わせて複数のリング状部材を支持する背部とを備える。
従来は、リング状部材と背部が独立した部品で構成されたバインダーが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、リング状部材と背部が一体の部品で構成されたバインダーが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
実用新案登録第3008291号公報 特開平7−9789号公報
通常、バインダーにおいては、綴じる用紙の枚数が少ない場合は、リング状部材の径は小さく、用紙の枚数が多い場合は、リング状部材の径は大きくする必要がある。
このため、従来のバインダーでは、綴じる用紙の枚数に応じて、複数種類の部品を用意する必要があるという問題があった。すなわち、リング状部材と背部が独立した部品で構成されたバインダーでは、径の異なるリング状部材を複数種類用意する必要があった。また、リング状部材と背部が一体の部品で構成されたバインダーでは、リング状部材の径が異なる複数種類のバインダー全体を用意する必要があった。
これにより、複数種類の部品を製造することによる製造コストの上昇や、複数種類の部品を常時在庫させておき、管理ことによる管理コストの上昇という問題も生じる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、綴じる用紙の枚数の違いに単一の部品で対応できるようにしたバインダーを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係るバインダーは、用紙に形成された綴じ穴に挿入されて、複数枚の用紙を綴じるリング部と、リング部と独立した部材で構成され、複数のリング部が取り付けられる背部を備え、リング部は、背部に取り付けられるリング係合部を、リング部の長さ方向に並べて複数備え、背部はリング部のリング係合部が取り付けられる背部係合部を、用紙の綴じ穴の配置に応じて備え、背部係合部は、凸状に突出した係合突起として構成され、リング係合部は、係合突起に嵌る凹状の係合穴部として構成されて、リング部をループ状として重ねられたリング部の一端側の前記係合穴部と他端側の係合穴部が、背部の係合突起に取り付けられて、リング部が背部に取り付けられることを特徴とする。
また、本発明に係るバインダーは、用紙に形成された綴じ穴に挿入されて、複数枚の用紙を綴じるリング部と、リング部と独立した部材で構成され、複数のリング部が取り付けられる背部を備え、リング部は、背部に取り付けられるリング係合部を、リング部の長さ方向に並べて複数備え、背部は、リング部のリング係合部が取り付けられる背部係合部を、用紙の綴じ穴の配置に応じて備え、背部係合部は2列に配置され、ループ状としたリング部の一端側のリング係合部が、背部の一方の列の背部係合部に取り付けられ、リング部の他端側のリング係合部が、背部の他方の列の背部係合部に取り付けられて、リング部が背部に取り付けられることを特徴とする。
本発明のバインダーでは、リング部は、綴じる用紙の枚数に応じて所望の長さにカットされる。例えば、綴じる用紙の枚数が少ない場合はリング部は短くカットされ、綴じる用紙の枚数が多い場合は長くカットされる。
リング部は、複数のリング係合部がリング部の長さ方向に並べて形成されており、リング部をカットする長さによらず、一端側と他端側の双方にリング係合部が位置する形態となる。
これにより、用紙の綴じ穴に挿入され、ループ状としたリング部の一端側のリング係合部と他端側のリング係合部を背部の背部係合部に取り付けることで、背部に固定されてループ状となったリング部によって、複数枚の用紙が綴じられる。
そして、リング部は、綴じる用紙の枚数に応じてカットされることで、一種類のリング部で、用紙の枚数が少ない場合はループ径の小さいリング部が形成され、用紙の枚数が多いときはループ径の大きいリング部が形成される。
本発明のバインダーによれば、任意の長さにカットされたリング部をループ状にして背部に取り付け、複数枚の用紙を綴じて冊子を構成することができるので、1種類のリング部を用意すれば、冊子の厚みに応じたループ径を持つリング部を構成できる。これにより、冊子の厚みに応じて複数種類の部品を用意する必要が無くなる。
以下、図面を参照して本発明のバインダーの実施の形態について説明する。
<第1の実施の形態のバインダーの構成例>
図1は第1の実施の形態のバインダー1Aを組み立てた状態の一例を示す斜視図、図2は第1の実施の形態のバインダー1Aの使用状態の一例を示す平面図、図3は第1の実施の形態のバインダー1Aの使用前の状態の一例を示す分解構成図である。
第1の実施の形態のバインダー1Aは、背部2Aとリング部3Aを備える。背部2Aは、幅の狭い薄板状の部材で、綴じる対象の用紙4の長さに応じた長さを有し、所定の間隔を開けて長さ方向に一列に並んだ複数の係合突起5Aを備える。背部2Aは、可撓性を有して弾性変形可能な例えば樹脂で構成されて、係合突起5Aが一体に形成される。
係合突起5Aは背部係合部の一例で、用紙4に形成された綴じ穴4aの間隔に合わせて配置され、係合突起5Aの横断面形状は、リング部3Aに形成された係合穴部6Aの形状に合わせた例えば円形状である。また、係合突起5Aは、リング部3Aの抜け止めとなる係止部5hを備える。
係止部5hは、図3(a)に示すように、係合突起5Aの先端側の縦断面形状を例えば三角形状とし、係合突起5Aの先端側の外周から一部が突出して、リング部3Aの係合穴部6Aに引っ掛かる形状に構成される。また、係合突起5Aは、係止部5hの先端部分をテーパ状として導入部5iが形成される。
係合突起5Aは、係止部5hの形成位置の下端から背部2Aまでの間がリング部3Aが嵌る部分となるが、係合突起5Aにおいて、リング部3Aが嵌る部分の高さは、リング部3Aの厚さの2倍程度と略同等、もしくは若干大きく構成される。
リング部3Aは、図2(a)に示すように、用紙4の綴じ穴4aに入る幅を有する薄板状の部材で、複数の係合穴部6Aが、リング部3Aの長さ方向に一列に並んで形成される。リング部3Aは、可撓性を有して弾性変形可能な例えば樹脂で構成されて、係合穴部6Aが貫通して形成される。
係合穴部6Aはリング係合部の一例で、図3(b)に示すように、係合突起5Aが嵌る円形状で、例えば等間隔に配置される。係合穴部6Aの穴径は、係止部5hの直径より小さく構成される。
<第1の実施の形態のバインダーの使用例>
図4は第1の実施の形態のバインダー1Aの使用例を示す構成図で、次に、図1〜図4を参照にして第1の実施の形態のバインダー1Aの使用例について説明する。ここで、図4(a)は綴じる用紙4の枚数が少ない場合、図4(b)は綴じる用紙4の枚数が多い場合を示している。
まず、背部2Aとリング部3Aは分離した形態であり、リング部3Aは例えば長尺状で任意の長さを有している。リング部3Aは、綴じる用紙4の枚数に応じてカットして使用される。リング部3Aは、例えば綴じる用紙4の枚数が少ない場合は短くカットされ、綴じる用紙4の枚数が多い場合は長くカットされる。
綴じる用紙4の枚数に応じて所望の長さにカットされたリング部3Aは、積層された用紙4の綴じ穴4aに通される。そして、リング部3Aの一端側の係合穴部6A(1)が、背部2Aの所定の位置の係合突起5Aに嵌められる。
リング部3Aの係合穴部6Aを背部2Aの係合突起5Aに嵌める際は、背部2A及びリング部3Aが可撓性を有する材質で構成されているので、リング部3Aの係合穴部6Aを背部2Aの係合突起5Aの導入部5iに押し込むと、係合突起5Aの導入部5iのテーパ形状に沿って係合穴部6Aが徐々に押し広げられる。これにより、リング部3Aは係合穴部6Aの周囲が弾性変形して撓み、係合突起5Aの係止部5hを乗り越える。リング部3Aは、係合穴部6Aが係合突起5Aの係止部5hを乗り越えると、係合穴部6Aの周囲の形状が復元する。
リング部3Aの係合穴部6Aの穴径は、上述したように、係合突起5Aの係止部5hの直径より小さいので、係合穴部6Aが係合突起5Aに嵌ると、係合突起5Aの係止部5hが抜け止めとなって、リング部3Aは背部2Aに保持される。
リング部3Aの一端側の係合穴部6A(1)を背部2Aの係合突起5Aに嵌めると、リング部3Aをループ状に撓ませて、リング部3Aの他端側の係合穴部6A(2)が、一端側の係合穴部6A(1)と同じ係合突起5Aに嵌められる。
係合突起5Aのリング部3Aが嵌る部分の高さは、リング部3Aの2枚分の厚さと略同等であるので、リング部3Aの一端側の係合穴部6A(1)を背部2Aの係合突起5Aに嵌め、同じ係合突起5Aに同じリング部3Aの他端側の係合穴部6A(2)を嵌めると、リング部3Aは、端部同士が重なって1本の係合突起5Aに嵌められる。
そして、リング部3Aがループ状になって、複数枚の用紙4が開ける状態で綴じられる。なお、用紙4には複数の綴じ穴4aが開けられているので、全ての綴じ穴4a、あるいは必要に応じて選択された任意の綴じ穴4aに対してリング部3Aを通し、上述したように、リング部3Aの端部同士を重ねた形態で係合穴部6Aを係合突起5Aに嵌めて、ループ状のリング部3Aを構成する。
ここで、背部2Aの係合突起5Aは、用紙4の綴じ穴4aの間隔に合わせて配置されているので、全ての綴じ穴4aに対応させてリング部3Aを取り付けることが可能であるとともに、任意の綴じ穴4aに対応させてリング部3Aを取り付けることも可能である。
さて、綴じる用紙4の枚数が少ない場合は、リング部3Aのループ径は小さくて良い。このため、例えば長尺状のリング部3Aを短くカットして使用することで、図4(a)に示すように、ループ径の小さなリング部3Aを形成することができる。これに対して、綴じる用紙4の枚数が多い場合は、リング部3Aのループ径を大きくする必要がある。このため、リング部3Aを長くカットして使用することで、図4(b)に示すように、ループ径の大きなリング部3Aを形成することができる。
これにより、綴じる用紙4の枚数に応じてリング部3Aをカットして使用することで、1種類のリング部3Aで、用紙4の綴じる枚数の違いに対応できる。また、背部2Aはリング部3Aとは独立した部品であるので、綴じる用紙4のサイズが同じであれば、1種類の背部2Aで、用紙4の綴じる枚数の違いに対応できる。
更に、背部2Aもまた、綴じる用紙4のサイズに合わせてカットして使用することとすれば、複数種類の異なるサイズの用紙4(A4,B5等)に対応できる。
従って、綴じる用紙4の枚数等の違いに対応して複数種類の部品を用意する必要がなく、コストを抑えることができると共に、消耗品の在庫管理等も容易となる。
なお、第1の実施の形態のバインダー1Aでは、係合突起5A及び係合穴部6Aの形状を円形としたが、他の形状でも良く、例えば四角形でも良い。また、係合穴部6Aの間隔は等間隔でなくても良く、複数種類のループ径を選択できれば、例えばデザイン等を考慮した間隔で配置しても良い。
また、第1の実施の形態のバインダー1Aでは、2穴、3穴もしくは4穴等で綴じ穴4aが予め開けられている形態の用紙4に対応して、背部2Aは、複数の係合突起5Aの中の何れかが、2穴、3穴もしくは4穴で綴じ穴4aが予め開けられている用紙4の綴じ穴4aの配置に合わせて形成されていると良い。
バインダー1Aでは、背部2Aとリング部3Aが独立した部品であるので、上述したように係合突起5Aを配置することで、30穴等の多穴の用紙でも、2穴、3穴あるいは4穴等の用紙でも、1種類の背部2Aを用いてバインダー1Aを構成することができる。
<第2の実施の形態のバインダーの構成例>
図5は第2の実施の形態のバインダー1Bを組み立てた状態の一例を示す斜視図、図6は第2の実施の形態のバインダー1Bの使用状態の一例を示す平面図、図7は第2の実施の形態のバインダー1Bの使用前の状態の一例を示す分解構成図である。ここで、第2の実施の形態のバインダー1Bにおいて、第1の実施の形態のバインダー1Aと同じ構成の部品については、同じ番号を付して説明する。
第2の実施の形態のバインダー1Bは、係合突起及び係合穴部の変形例を示し、バインダー1Bは、係合突起5Bが形成される背部2Bと、係合穴部6Bが形成されるリング部3Bを備える。
背部2Bは、幅の狭い薄板状の部材で、綴じる対象の用紙4の長さに応じた長さを有する。係合突起5Bは、用紙4の綴じ穴4aの間隔に合わせて、背部2Bの長さ方向に一列に並んで配置される。背部2Bは、可撓性を有して弾性変形可能な例えば樹脂で構成され、係合突起5Bが一体に形成される。
係合突起5Bは、図7(a)に示すように、対になる2本の部材から構成され、係合突起5Bの横断面形状は、リング部3Bの係合穴部6Bの形状に合わせて、例えば、2本の部材から構成される係合突起5Bの間の空間を挟んだ四角形状である。また、係合突起5Bは、リング部3Bの抜け止めとなる係止部5jを備える。
係止部5jは、係合突起5Bの先端側の縦断面形状を例えば三角形状とし、係合突起5Bの先端側の一部が側面から突出して、リング部3Bの係合穴部6Bに引っ掛かる形状に構成される。また、係合突起5Bは、係止部5jの先端部分をテーパ状として導入部5kが形成される。
係合突起5Bは、係止部5jの形成位置の下端から背部2Bまでの間がリング部3Bが嵌る部分となるが、係合突起5Bにおいて、リング部3Bが嵌る部分の高さは、リング部3Bの厚さの2倍程度と略同等、もしくは若干大きく構成される。
リング部3Bは、図6(a)に示すように、用紙4の綴じ穴4aに入る幅を有する薄板状の部材で、複数の係合穴部6Bが、リング部3Bの長さ方向に一列に並んで形成される。リング部3Bは、可撓性を有して弾性変形可能な例えば樹脂で構成されて、係合穴部6Bが貫通して形成される。
係合穴部6Bは、図7(b)に示すように、係合突起5Bが嵌る四角形状で、例えば等間隔に配置される。係合穴部6Bのサイズは、係合突起5Bの係止部5jの形成位置のサイズより小さく構成される。
<第2の実施の形態のバインダーの使用例>
図8は第2の実施の形態のバインダー1Bの使用例を示す構成図で、次に、図5〜図8を参照にして第2の実施の形態のバインダー1Bの使用例について説明する。ここで、図8(a)は綴じる用紙4の枚数が少ない場合、図8(b)は綴じる用紙4の枚数が多い場合を示している。
まず、背部2Bとリング部3Bは分離した形態であり、リング部3Bは例えば長尺状で任意の長さを有している。リング部3Bは、綴じる用紙4の枚数に応じてカットして使用される。リング部3Bは、例えば綴じる用紙4の枚数が少ない場合は短くカットされ、綴じる用紙4の枚数が多い場合は長くカットされる。
綴じる用紙4の枚数に応じて所望の長さにカットされたリング部3Bは、積層された用紙4の綴じ穴4aに通される。そして、リング部3Bの一端側の係合穴部6B(1)が、背部2Bの所定の位置の係合突起5Bに嵌められる。
リング部3Bの係合穴部6Bを背部2Bの係合突起5Bに嵌める際は、背部2B及びリング部3Bが可撓性を有して弾性変形可能な材質で構成されているので、リング部3Bの係合穴部6Bを背部2Bの係合突起5Bの導入部5kに押し込むと、係合突起5Bの導入部5kのテーパ形状に沿って、リング部3Bの係合穴部6Bが徐々に押し広げられる。また、リング部3Bの係合穴部6Bに押されて係合突起5Bが内側に向けて撓む。
これにより、リング部3Bは、係合穴部6Bが係合突起5Bの係止部5jを乗り越える。背部2Bは、係合突起5Bの係止部5jをリング部3Bの係合穴部6Bが乗り越えると、係合突起5Bの形状が復元する。また、リング部3Bは、係合穴部6Bが係合突起5Bの係止部5jを乗り越えると、係合穴部6Bの周囲の形状が復元する。
リング部3Bの係合穴部6Bのサイズは、上述したように、係合突起5Bの係止部5jのサイズより小さいので、係合穴部6Bが係合突起5Bに嵌ると、係合突起5Bの係止部5jが抜け止めとなって、リング部3Bは背部2Bに保持される。
リング部3Bの一端側の係合穴部6B(1)を背部2Bの係合突起5Bに嵌めると、リング部3Bをループ状に撓ませて、リング部3Bの他端側の係合穴部6B(2)が、一端側の係合穴部6B(1)と同じ係合突起5Bに嵌められる。
係合突起5Bのリング部3Bが嵌る部分の高さは、リング部3Bの2枚分の厚さと略同等であるので、リング部3Bの一端側の係合穴部6B(1)を背部2Bの係合突起5Bに嵌め、同じ係合突起5Bに同じリング部3Bの他端側の係合穴部6B(2)を嵌めると、リング部3Bは、端部同士が重なって1本の係合突起5Bに嵌められる。
そして、リング部3Bがループ状になって、複数枚の用紙4が開ける状態で綴じられる。なお、用紙4には複数の綴じ穴4aが開けられているので、全ての綴じ穴4a、あるいは必要に応じて選択された任意の綴じ穴4aに対してリング部3Bを通し、上述したように、リング部3Bの端部同士を重ねた形態で係合穴部6Bを係合突起5Bに嵌めて、ループ状のリング部3Bを構成する。
ここで、背部2Bの係合突起5Bは、用紙4の綴じ穴4aの間隔に合わせて配置されているので、全ての綴じ穴4aに対応させてリング部3Bを取り付けることが可能であるとともに、任意の綴じ穴4aに対応させてリング部3Bを取り付けることも可能である。
さて、綴じる用紙4の枚数が少ない場合は、リング部3Bのループ径は小さくて良い。このため、例えば長尺状のリング部3Bを短くカットして使用することで、図8(a)に示すように、ループ径の小さなリング部3Bを形成することができる。これに対して、綴じる用紙4の枚数が多い場合は、リング部3Bのループ径を大きくする必要がある。このため、リング部3Bを長くカットして使用することで、図8(b)に示すように、ループ径の大きなリング部3Bを形成することができる。
これにより、第1の実施の形態のバインダーと同様に、綴じる用紙4の枚数に応じてリング部3Bをカットして使用することで、1種類のリング部3Bで、用紙4の綴じる枚数の違いに対応できる。また、背部2Bはリング部3Bとは独立した部品であるので、綴じる用紙4のサイズが同じであれば、1種類の背部2Bで、用紙4の綴じる枚数の違いに対応できる。
更に、背部2Bもまた、綴じる用紙4のサイズに合わせてカットして使用することとすれば、複数種類の異なるサイズの用紙4(A4,B5等)に対応できる。
従って、綴じる用紙4の枚数等の違いに対応して複数種類の部品を用意する必要がなく、コストを抑えることができると共に、消耗品の在庫管理等も容易となる。
<第3の実施の形態のバインダーの構成例>
図9は第3の実施の形態のバインダー1Cを組み立てた状態の一例を示す斜視図、図10は第3の実施の形態のバインダー1Cの使用状態の一例を示す平面図、図11は第3の実施の形態のバインダー1Cの使用前の状態の一例を示す分解構成図である。ここで、第3の実施の形態のバインダー1Cにおいて、第1の実施の形態のバインダー1Aと同じ構成の部品については、同じ番号を付して説明する。
第3の実施の形態のバインダー1Cは、リング部3Aが嵌る係合突起を二列に配置した背部2Cを備える。すなわち、背部2Cは、用紙4の綴じ穴4aに合わせた間隔で長さ方向に一列に並んだ第1列の係合突起5CLと、第1列の係合突起5CLと同じ間隔で、第1列の係合突起5CLと平行に並んだ第2列の係合突起5CRを備える。
第1列の係合突起5CLと第2列の係合突起5CRの形状は、共に第1の実施の形態のバインダー1Aで説明した係合突起5Aと同じで良い。この場合は、リング部3Aは、第1の実施の形態のバインダー1Aのリング部と同じで良い。
但し、係合突起5CL,5CRのリング部3Aが嵌る部分の高さは、リング部3Aの厚さと同等程度でも良い。
なお、係合突起5CL,5CRの形状は、第2の実施の形態のバインダー1Bで説明した係合突起5Bと同じでも良く、この場合は、リング部は第2の実施の形態のリング部3Bと同じでよい。
<第3の実施の形態のバインダーの使用例>
図12は第3の実施の形態のバインダー1Cの使用例を示す構成図で、次に、図9〜図12を参照にして第3の実施の形態のバインダー1Cの使用例について説明する。ここで、図12(a)は綴じる用紙4の枚数が少ない場合、図12(b)は綴じる用紙4の枚数が多い場合を示している。
まず、背部2Cとリング部3Aは分離した形態であり、リング部3Aは例えば長尺状で任意の長さを有している。リング部3Aは、綴じる用紙4の枚数に応じてカットして使用される。リング部3Aは、例えば綴じる用紙4の枚数が少ない場合は短くカットされ、綴じる用紙4の枚数が多い場合は長くカットされる。
綴じる用紙4の枚数に応じて所望の長さにカットされたリング部3Aは、積層された用紙4の綴じ穴4aに通される。そして、リング部3Aの一端側の係合穴部6A(1)が、背部2Cの第1列の所定の位置の係合突起5CLに嵌められる。
リング部3Aの係合穴部6Aを背部2Cの係合突起5CLに嵌めると、第1の実施の形態のバインダー1Aの使用例と同様に、リング部3Aは、係合突起5CLの導入部5iのテーパ形状に沿って係合穴部6Aが徐々に押し広げられ、係合突起5CLの係止部5hを乗り越える。リング部3Aは、係合穴部6Aが係合突起5CLの係止部5hを乗り越えると、係合穴部6Aの周囲の形状が復元する。
リング部3Aの係合穴部6Aの穴径は、係合突起5CLの係止部5hの直径より小さいので、係合穴部6Aが係合突起5CLに嵌ると、係合突起5CLの係止部5hが抜け止めとなって、リング部3Aは背部2Cに保持される。
リング部3Aの一端側の係合穴部6A(1)を背部2Cの第1列の係合突起5CLに嵌めると、リング部3Aをループ状に撓ませて、リング部3Aの他端側の係合穴部6A(2)が、一端側の係合穴部6A(1)を嵌めた第1列の係合突起5CLの隣りに位置する第2列の係合突起5CRに嵌められる。なお、第2列の係合突起5CRに係合穴部6A(2)を嵌める動作は、係合突起5CLに係合穴部6A(1)を嵌める動作と同じである。
これにより、リング部3Aは、端部同士が重なることなく、端部同士の端面が対向する形態で背部2Cに保持され、リング部3Aがループ状になって、複数枚の用紙4が開ける状態で綴じられる。
なお、用紙4には複数の綴じ穴4aが開けられているので、全ての綴じ穴4a、あるいは必要に応じて選択された任意の綴じ穴4aに対してリング部3Aを通し、上述したように、リング部3Aの一端側の係合穴部6A(1)は第1列の係合突起5CLに嵌め、他端側の係合穴部6A(2)は第2列の係合突起5CRに嵌めて、ループ状のリング部3Aを構成する。
ここで、背部2Cの係合突起5CL,5CRは、用紙4の綴じ穴4aの間隔に合わせて配置されているので、全ての綴じ穴4aに対応させてリング部3Aを取り付けることが可能であるとともに、任意の綴じ穴4aに対応させてリング部3Aを取り付けることも可能である。
さて、綴じる用紙4の枚数が少ない場合は、リング部3Aのループ径は小さくて良い。このため、例えば長尺状のリング部3Aを短くカットして使用することで、図12(a)に示すように、ループ径の小さなリング部3Aを形成することができる。これに対して、綴じる用紙4の枚数が多い場合は、リング部3Aのループ径を大きくする必要がある。このため、リング部3Aを長くカットして使用することで、図12(b)に示すように、ループ径の大きなリング部3Aを形成することができる。
これにより、第1の実施の形態のバインダーと同様に、綴じる用紙4の枚数に応じてリング部3Aをカットして使用することで、1種類のリング部3Aで、用紙4の綴じる枚数の違いに対応できる。また、背部2Cはリング部3Aとは独立した部品であるので、綴じる用紙4のサイズが同じであれば、1種類の背部2Cで、用紙4の綴じる枚数の違いに対応できる。
更に、背部2Cもまた、綴じる用紙4のサイズに合わせてカットして使用することとすれば、複数種類の異なるサイズの用紙4(A4,B5等)に対応できる。
また、背部2Cにおいて係合突起5Cを2列に配置することで、リング部3Aの端部同士が重ならない形態で、リング部3Aをループ状にできるので、ループの形状に歪みが生じにくく、特に、図12(a)に示すようにループ径が小さい場合でも歪みが生じにくくなり、外観性が向上すると共に、ページ捲りが行いやすくなる。
なお、第3の実施の形態のバインダー1Cでは、係合突起5CL,5CR及び係合穴部6Aの形状を円形としたが、他の形状でも良く、例えば四角形でも良い。
<第4の実施の形態のバインダーの構成例>
図13は第4の実施の形態のバインダー1Dを組み立てた状態の一例を示す斜視図、図14は第4の実施の形態のバインダー1Dの使用状態の一例を示す平面図、図15は第4の実施の形態のバインダー1Dの使用前の状態の一例を示す分解構成図である。
第4の実施の形態のバインダー1Dは、背部2Dとリング部3Dを備える。背部2Dは、幅の狭い薄板状の部材で、綴じる対象の用紙4の長さに応じた長さを有し、用紙4の綴じ穴4aに合わせた間隔で長さ方向に一列に並んだ第1列の係合穴部7Lと、第1列の係合穴部7Lと同じ間隔で、第1列の係合穴部7Lと平行に並んだ第2列の係合穴部7Rを備える。背部2Dは、可撓性を有して弾性変形可能な例えば樹脂で構成され、係合穴部7L,7Rが凹状に形成される。
係合穴部7L,7Rは背部係合部の一例で、リング部3Dに形成された係合突起8の形状に合わせて、横断面形状が例えば円形状の穴部である。
リング部3Dは、図14(a)に示すように、用紙4の綴じ穴4aに入る幅を有する薄板状の部材で、複数の係合突起8が、リング部3Dの長さ方向に一列に並んで形成される。リング部3Dは、可撓性を有して弾性変形可能な例えば樹脂で構成されて、係合突起8が一体に形成される。
係合突起8はリング係合部の一例で、図15(b)に示すように、背部2Dの係合穴部7L,7Rに嵌る円筒形状で、例えば等間隔に配置される。係合突起8の直径は、係合穴部7L,7Rの直径より若干大きく構成され、係合突起8が係合穴部7L,7Rに圧入されて保持される構成である。
<第4の実施の形態のバインダーの使用例>
図16は第4の実施の形態のバインダー1Dの使用例を示す構成図で、次に、図13〜図16を参照にして第4の実施の形態のバインダー1Dの使用例について説明する。ここで、図16(a)は綴じる用紙4の枚数が少ない場合、図16(b)は綴じる用紙4の枚数が多い場合を示している。
まず、背部2Dとリング部3Dは分離した形態であり、リング部3Dは例えば長尺状で任意の長さを有している。リング部3Dは、綴じる用紙4の枚数に応じてカットして使用される。リング部3Dは、例えば綴じる用紙4の枚数が少ない場合は短くカットされ、綴じる用紙4の枚数が多い場合は長くカットされる。
綴じる用紙4の枚数に応じて所望の長さにカットされたリング部3Dは、積層された用紙4の綴じ穴4aに通される。そして、リング部3Dの一端側の係合突起8(1)が、背部2Dの第1列の所定の位置の係合穴部7Lに圧入される。
リング部3Dの係合突起8を背部2Dの係合穴部7Lに圧入すると、リング部3Dはその一端側が背部2Dに保持される。
リング部3Dの一端側の係合突起8(1)を背部2Dの第1列の係合穴部7Lに圧入すると、リング部3Dをループ状に撓ませて、リング部3Dの他端側の係合突起8(2)が、一端側の係合突起8(1)を嵌めた第1列の係合穴部7Lの隣りに位置する第2列の係合穴部7Rに圧入される。
これにより、リング部3Dは、端部同士が重なることなく、端部同士の端面が対向する形態で背部2Dに保持され、リング部3Dがループ状になって、複数枚の用紙4が開ける状態で綴じられる。
なお、用紙4には複数の綴じ穴4aが開けられているので、全ての綴じ穴4a、あるいは必要に応じて選択された任意の綴じ穴4aに対してリング部3Dを通し、上述したように、リング部3Dの一端側の係合突起8(1)は第1列の係合穴部7Lに嵌め、他端側の係合突起8(2)は第2列の係合穴部7Rに嵌めて、ループ状のリング部3Dを構成する。
ここで、背部2Dの係合穴部7L,7Rは、用紙4の綴じ穴4aの間隔に合わせて配置されているので、全ての綴じ穴4aに対応させてリング部3Dを取り付けることが可能であるとともに、任意の綴じ穴4aに対応させてリング部3Dを取り付けることも可能である。
さて、綴じる用紙4の枚数が少ない場合は、リング部3Dのループ径は小さくて良い。このため、例えば長尺状のリング部3Dを短くカットして使用することで、図16(a)に示すように、ループ径の小さなリング部3Dを形成することができる。これに対して、綴じる用紙4の枚数が多い場合は、リング部3Dのループ径を大きくする必要がある。このため、リング部3Dを長くカットして使用することで、図16(b)に示すように、ループ径の大きなリング部3Dを形成することができる。
これにより、第1の実施の形態のバインダーと同様に、綴じる用紙4の枚数に応じてリング部3Dをカットして使用することで、1種類のリング部3Dで、用紙4の綴じる枚数の違いに対応できる。また、背部2Dはリング部3Dとは独立した部品であるので、綴じる用紙4のサイズが同じであれば、1種類の背部2Dで、用紙4の綴じる枚数の違いに対応できる。
更に、背部2Dもまた、綴じる用紙4のサイズに合わせてカットして使用することとすれば、複数種類の異なるサイズの用紙4(A4,B5等)に対応できる。
また、背部2Dにおいて係合穴部7を2列に配置することで、リング部3Dの端部同士が重ならない形態で、リング部3Dをループ状にできるので、ループの形状に歪みが生じにくく、特に、図16(a)に示すようにループ径が小さい場合でも歪みが生じにくくなり、外観性が向上すると共に、ページ捲りが行いやすくなる。
なお、第4の実施の形態のバインダー1Dでは、係合穴部7L,7R及び係合突起8の形状を円形としたが、他の形状でも良く、例えば四角形でも良い。
<第5の実施の形態のバインダーの構成例>
図17は第5の実施の形態のバインダー1Eを組み立てた状態の一例を示す斜視図、図18は第5の実施の形態のバインダー1Eの使用状態の一例を示す平面図、図19は第5の実施の形態のバインダー1Eの使用前の状態の一例を示す分解構成図である。ここで、第5の実施の形態のバインダー1Eにおいて、第1の実施の形態のバインダー1Aと同じ構成の部品については、同じ番号を付して説明する。
第5の実施の形態のバインダー1Eは、背部2Eとリング部3Eを備える。背部2Eは、幅の狭い薄板状の部材で、綴じる対象の用紙4の長さに応じた長さを有し、用紙4の綴じ穴4aに合わせた間隔で長さ方向に一列に並んだ係合突起5と、係合突起5と同じ間隔で、係合突起5と平行に並んだ係合穴部6を備える。背部2Eは、可撓性を有して弾性変形可能な例えば樹脂で構成され、係合突起5が一体に形成される。
ここで、背部2Eに形成される係合突起5の形状は、第1の実施の形態のバインダー1Aで説明した背部2Aに形成される係合突起5Aと同じでよい。但し、係合突起5のリング部3Eが嵌る部分の高さは、リング部3Eの厚さと同等程度でも良い。
また、背部2Eに形成される係合穴部6の形状は、第1の実施の形態のバインダー1Aで説明したリング部3Aに形成される係合穴部6Aと同じで良い。
リング部3Eは、図18(a)に示すように、用紙4の綴じ穴4aに入る幅を有する薄板状の部材で、複数の係合突起5と係合穴部6が、リング部3Eの長さ方向に一列に並んで例えば等間隔で交互に形成される。リング部3Eは、可撓性を有して弾性変形可能な例えば樹脂で構成されて、係合突起5が一体に形成される。
ここで、リング部3Eに形成される係合穴部6の形状は、第1の実施の形態のバインダー1Aで説明したリング部3Aに形成される係合穴部6Aと同じで良い。
また、リング部3Eに形成される係合突起5の形状は、第1の実施の形態のバインダー1Aで説明した背部2Aに形成される係合突起5Aと同じでよい。
<第5の実施の形態のバインダーの使用例>
図20は第5の実施の形態のバインダー1Eの使用例を示す構成図で、次に、図17〜図20を参照にして第5の実施の形態のバインダー1Eの使用例について説明する。ここで、図20(a)は綴じる用紙4の枚数が少ない場合、図20(b)は綴じる用紙4の枚数が多い場合を示している。
まず、背部2Eとリング部3Eは分離した形態であり、リング部3Eは例えば長尺状で任意の長さを有している。リング部3Eは、綴じる用紙4の枚数に応じてカットして使用される。リング部3Aは、例えば綴じる用紙4の枚数が少ない場合は短くカットされ、綴じる用紙4の枚数が多い場合は長くカットされる。
ここで、リング部3Eをカットする際には、一端側には例えば係合穴部6が配置され、他端側には係合突起5が配置される位置でカットを行う。
綴じる用紙4の枚数に応じて所望の長さにカットされたリング部3Eは、積層された用紙4の綴じ穴4aに通される。そして、リング部3Eの一端側の本例では係合穴部6が、背部2Eの所定の位置の係合突起5に嵌められる。
リング部3Eの係合穴部6を背部2Eの係合突起5に嵌めると、第1の実施の形態のバインダー1Aの使用例と同様に、リング部3Eは、係合穴部6が係合突起5の係止部5hを乗り越えて、リング部3Eの一端側が背部2Eに保持される。
リング部3Eの一端側の係合穴部6を背部2Eの係合突起5に嵌めると、リング部3Eをループ状に撓ませて、リング部3Eの他端側の係合突起5が、一端側の係合穴部6を嵌めた係合突起5の隣りに位置する係合穴部6に嵌められる。なお、リング部3Eの係合突起5を背部2Eの係合穴部6に嵌める動作は、リング部3Eの係合穴部6を背部2Eの係合突起5に嵌める動作と同じである。
これにより、リング部3Eは、端部同士が重なることなく、端部同士の端面が対向する形態で背部2Eに保持され、リング部3Eがループ状になって、複数枚の用紙4が開ける状態で綴じられる。
なお、用紙4には複数の綴じ穴4aが開けられているので、全ての綴じ穴4a、あるいは必要に応じて選択された任意の綴じ穴4aに対してリング部3Eを通し、上述したように、リング部3Eの一端側の係合穴部6は背部2Eの係合突起5に嵌め、他端側の係合突起5は背部2Eの係合穴部6に嵌めて、ループ状のリング部3Eを構成する。
ここで、背部2Eの係合突起5,係合穴部6は、用紙4の綴じ穴4aの間隔に合わせて配置されているので、全ての綴じ穴4aに対応させてリング部3Eを取り付けることが可能であるとともに、任意の綴じ穴4aに対応させてリング部3Eを取り付けることも可能である。
さて、綴じる用紙4の枚数が少ない場合は、リング部3Eのループ径は小さくて良い。このため、例えば長尺状のリング部3Eを短くカットして使用することで、図20(a)に示すように、ループ径の小さなリング部3Eを形成することができる。これに対して、綴じる用紙4の枚数が多い場合は、リング部3Eのループ径を大きくする必要がある。このため、リング部3Eを長くカットして使用することで、図20(b)に示すように、ループ径の大きなリング部3Eを形成することができる。
これにより、第1の実施の形態のバインダーと同様に、綴じる用紙4の枚数に応じてリング部3Eをカットして使用することで、1種類のリング部3Eで、用紙4の綴じる枚数の違いに対応できる。また、背部2Eはリング部3Eとは独立した部品であるので、綴じる用紙4のサイズが同じであれば、1種類の背部2Eで、用紙4の綴じる枚数の違いに対応できる。
更に、背部2Eもまた、綴じる用紙4のサイズに合わせてカットして使用することとすれば、複数種類の異なるサイズの用紙4(A4,B5等)に対応できる。
また、背部2Eにおいて係合突起5と係合穴部6を配置することで、リング部3Eの端部同士が重ならない形態で、リング部3Eをループ状にできるので、ループの形状に歪みが生じにくく、特に、図20(a)に示すようにループ径が小さい場合でも歪みが生じにくくなり、外観性が向上すると共に、ページ捲りが行いやすくなる。
なお、第5の実施の形態のバインダー1Eでは、係合突起5及び係合穴部6の形状を円形としたが、他の形状でも良く、例えば四角形でも良い。
図21は本発明のバインダーの製造工程の一例を示す説明図で、第1の実施の形態のバインダー1Aを例に製造工程例を説明する。
まず、リング部3Aは、図21(a)に示すように、長尺状につながり、例えばロール状に丸めたリング部供給体11として構成される。用紙4は、綴じ穴4aの向きを合わせ、所定の枚数を重ねてセットされる。
リング部供給体11から繰り出されたリング部3Aは、用紙4の綴じ穴4aに挿入され、図21(b)に示すように、用紙4の枚数等に応じた長さで、カッター12によりカットされる。
そして、所定の長さにカットされたリング部3Aは、ループ状に撓ませて、図3(b)に示す一端側の係合穴部6A(1)と他端側の係合穴部6A(2)が重ねられ、図21(c)に示すように、係合突起5Aに嵌められる。
これにより、用紙4の枚数に応じたループ径を持つリング部3Aを背部2Aに取り付けて複数枚の用紙4を綴じて、冊子を構成することができる。
本発明は、綴じ穴が開けられた用紙を綴じる多穴バインダーに適用される。
第1の実施の形態のバインダーを組み立てた状態の一例を示す斜視図である。 第1の実施の形態のバインダーの使用状態の一例を示す平面図である。 第1の実施の形態のバインダーの使用前の状態の一例を示す分解構成図である。 第1の実施の形態のバインダーの使用例を示す構成図である。 第2の実施の形態のバインダーを組み立てた状態の一例を示す斜視図である。 第2の実施の形態のバインダーの使用状態の一例を示す平面図である。 第2の実施の形態のバインダーの使用前の状態の一例を示す分解構成図である。 第2の実施の形態のバインダーの使用例を示す構成図である。 第3の実施の形態のバインダーを組み立てた状態の一例を示す斜視図である。 第3の実施の形態のバインダーの使用状態の一例を示す平面図である。 第3の実施の形態のバインダーの使用前の状態の一例を示す分解構成図である。 第3の実施の形態のバインダーの使用例を示す構成図である。 第4の実施の形態のバインダーを組み立てた状態の一例を示す斜視図である。 第4の実施の形態のバインダーの使用状態の一例を示す平面図である。 第4の実施の形態のバインダーの使用前の状態の一例を示す分解構成図である。 第4の実施の形態のバインダーの使用例を示す構成図である。 第5の実施の形態のバインダーを組み立てた状態の一例を示す斜視図である。 第5の実施の形態のバインダーの使用状態の一例を示す平面図である。 第5の実施の形態のバインダーの使用前の状態の一例を示す分解構成図である。 第5の実施の形態のバインダーの使用例を示す構成図である。 本発明のバインダーの製造工程の一例を示す説明図である。
符号の説明
1A,1B,1C,1D,1E・・・バインダー、2A,2B,2C,2D,2E・・・背部、3A,3B,3D,3E・・・リング部、4・・・用紙、4a・・・綴じ穴、5A,5B,5CL,5CR,8,5・・・係合突起、6A,6B,7L,7R,6・・・係合穴部

Claims (7)

  1. 用紙に形成された綴じ穴に挿入されて、複数枚の前記用紙を綴じるリング部と、
    前記リング部と独立した部材で構成され、複数の前記リング部が取り付けられる背部を備え、
    前記リング部は、前記背部に取り付けられるリング係合部を、前記リング部の長さ方向に並べて複数備え、
    前記背部は、前記リング部の前記リング係合部が取り付けられる背部係合部を、前記用紙の前記綴じ穴の配置に応じて備え
    前記背部係合部は、凸状に突出した係合突起として構成され、前記リング係合部は、前記係合突起に嵌る凹状の係合穴部として構成されて、前記リング部をループ状として重ねられた前記リング部の一端側の前記係合穴部と他端側の前記係合穴部が、前記背部の前記係合突起に取り付けられて、前記リング部が前記背部に取り付けられる
    ことを特徴とするバインダー。
  2. 前記リング部は、一端側と他端側に前記係合穴部が位置するように、綴じる用紙の枚数に応じた長さでカットされ、ループ状として重ねられた前記リング部の一端側の前記係合穴部と他端側の前記係合穴部が、前記背部の前記係合突起に取り付けられて、前記リング部が前記背部に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1記載のバインダー。
  3. 用紙に形成された綴じ穴に挿入されて、複数枚の前記用紙を綴じるリング部と、
    前記リング部と独立した部材で構成され、複数の前記リング部が取り付けられる背部を備え、
    前記リング部は、前記背部に取り付けられるリング係合部を、前記リング部の長さ方向に並べて複数備え、
    前記背部は、前記リング部の前記リング係合部が取り付けられる背部係合部を、前記用紙の前記綴じ穴の配置に応じて備え、
    前記背部係合部は2列に配置され、ループ状とした前記リング部の一端側の前記リング係合部が、前記背部の一方の列の前記背部係合部に取り付けられ、前記リング部の他端側の前記リング係合部が、前記背部の他方の列の前記背部係合部に取り付けられて、前記リング部が前記背部に取り付けられる
    ことを特徴とするバインダー。
  4. 前記リング係合部と前記背部係合部は、一方は凸状に突出した係合突起として構成され、他方は前記係合突起が嵌る凹状の係合穴部として構成される
    ことを特徴とする請求項記載のバインダー。
  5. 前記リング部は、一端側と他端側に前記リング係合部が位置するように、綴じる用紙の枚数に応じた長さでカットされ、ループ状とした前記リング部の一端側の前記リング係合部が、前記背部の一方の列の前記背部係合部に取り付けられ、前記リング部の他端側の前記リング係合部が、前記背部の他方の列の前記背部係合部に取り付けられて、前記リング部が前記背部に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項3または4記載のバインダー。
  6. 前記背部係合部は、一方の列は凸状に突出した係合突起として構成されると共に、他方の列は凹状の係合穴部として構成され、
    前記リング係合部は、前記背部係合部の前記係合突起が嵌る凹状の係合穴部と、前記背部係合部の前記係合穴部が嵌る凸状に突出した係合突起が、前記リング部の長さ方向に交互に並べて構成される
    ことを特徴とする請求項3記載のバインダー。
  7. 前記リング部は、一端側に前記係合穴部が位置し他端側に前記係合突起が位置するように、綴じる用紙の枚数に応じた長さでカットされ、ループ状とした前記リング部の一端側の前記係合穴部が、前記背部の一方の列の前記係合突起に取り付けられ、前記リング部の他端側の前記係合突起が、前記背部の他方の列の前記係合穴部に取り付けられて、前記リング部が前記背部に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項6記載のバインダー。
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