JP5246655B2 - 綴じ具用シート - Google Patents

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Description

本発明は、紙葉類とともに綴じ杆に取り付けてファイリング補助具などとして使用可能な台紙シートなどの綴じ具用シートに関するものである。
ファイリング補助具として、例えば特許文献1に示すもの等が知られている。このものは、表紙の一端側に設けた綴じ杆と、この綴じ杆に係合させたファイリング補助具とを備え、上記ファイリング補助具は、一方側に、上記綴じ杆に係止される孔を有し、他方側に被ファイリング体を係止する係止部を設けることによって、紙葉類とともにファイルに付帯させて補助具として利用することができるようになっている。綴じ杆に係止させる孔には、綴じ杆のピッチに合致した多数穴タイプと2穴タイプが示されている。
また、適用する綴じ杆のピッチは必ずしも一律ではないことに鑑み、綴じ穴を綴じ杆のピッチ違いに対応させたものとして、特許文献2に示すもの等が知られている。このものは、綴じ穴のピッチを、事務用箋の綴じ杆のピッチである9.5mmとコンピュータ用箋の綴じ杆のピッチである12.7mmのほぼ最小公倍数である約38mmに設定すると共に、綴じ穴の各相互間に切除部を形成して多穴用箋を構成したものであり、9.5mmピッチの事務用箋の綴じ杆にも1/2インチ(12.7mm)ピッチのコンピュータ用箋の綴じ杆にも対応できる用箋としての利用を可能にしている。
特開平1−294097号公報 実開昭60−78474号公報
ところで、近時において、綴じ杆に付帯させるシートの種類は定規やカレンダーなどに見られるように多様化しており、綴じ杆を用いて構成されるノートの種類もバインダーノートやツインリングノート、システム手帳といった具合に多様化している。
そこで、特許文献1のようなシートを、特許文献2のような穴ピッチで構成することが考えられるが、バインダーノートでは穴径が5.5mm、穴のピッチが8.5mmであり、システム手帳では穴径が4mm、19mmピッチであり、ツインリングノートでは、孔径1/4inch(6.35mm)、ピッチ1/3inch(8.466mm)であるという具合に、穴ピッチすなわち綴じ杆のピッチはまちまちである。
そして、特にシステム手帳が19mmピッチであることから、バインダーノートの8.5mmピッチとの最小公倍数はかなり大きな値となり、ツインリングノートとも同様の関係に立つ。したがって、最小公倍数のピッチで綴じ穴を形成すると、綴じ杆に挿入される綴じ穴の間隔が相当広がり、その間に本来存するべき多数の綴じ穴部分が切除部となって、多くの綴じ杆が切除部でフリーな状態となり、綴じ具としての用をなさなくなる。
本発明は、多穴を前提とする限り最小公倍数では対応が難しい上記のようなケースに鑑みて、比較的小ぶりのシートを中心に、綴じ杆とのピッチずれが拡大しないように綴じ杆との係り合い領域を比較的狭い範囲に制限し、その範囲で綴じ杆のピッチ違いを吸収して、綴じ杆のピッチの異なる綴じ具に汎用的に利用可能とした、新たな綴じ穴構造を備えた綴じ具用シートを提供することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の綴じ具用シートは、綴じ杆を具備する綴じ具に取り付けて使用する綴じ具用シートであって、連続した3つの綴じ杆を受ける3つの受容部を直列に配列するとともに、両端の受容部を丸穴状の閉塞孔とし、真ん中の受容部をシート端部に向けて前記閉塞孔の孔径よりも小さい均等な幅で開放された部分丸穴形状をなすU字状の非閉塞孔とし、前記閉塞孔の内方端の位置と前記非閉塞孔の内方端の位置とを、綴じ杆の配列方向に揃えるように構成していることを特徴とする。
このように構成すると、ピッチの大きい綴じ杆の場合は隣接する2つの綴じ杆を両端の受容部に受容し、真ん中の受容部をフリーにして使用することができ、ピッチの小さい綴じ杆の場合は綴じ杆を1つ飛ばしに両端の受容部に受容し、真ん中の綴じ杆を真ん中の受容部に受容することができる。そして、最小公倍数に準拠すると対応不可となる場合にも、受容部を3つに制限してピッチずれを許容できる範囲内で行うようにしているので、綴じ具の一部の綴じ杆を利用して適切な取付状態を実現することができる。しかも、真ん中の受容部は開放されているため、3つの受容部を閉塞孔とする場合に比して綴じ杆とのストレスを低減することができる一方で、両端の受容部は閉塞孔であるから、綴じ杆への取付状態を安定、確実ならしめることができる。
また、真ん中の受容部を非閉塞孔としており、当該非閉塞孔の入り口の縁部を綴じ杆等に沿わせて配置することができるので、綴じ杆に沿って綴じ具用シートをめくるように回転させる動作を安定させることができる。
特に、ツインリングノートのツインリングへの着脱を可能にしたり、綴じ杆に対する着脱の便を向上させるためには、閉塞孔に、シート端部に向かってスリットを施しておくことが望ましい。
特に、綴じ具用シートを撓ませたり捻ったりせずに綴じ杆に係り合わせることを可能にするためには、一対の閉塞孔のスリットが、閉塞孔の中心からシート端部に向かって平行に延びている形態が有効となる。
綴じ具用シート本来の機能を発揮する部位が綴じ杆との干渉等によってその機能を簡単に損なわれないようにするためには、綴じ杆に付帯することによって綴じ具用シート本来の主たる機能を発揮する主体部と、この主体部の一側縁に連なる突出部とを有し、前記突出部に受容部を配していることが望ましい。
受容部の数を制限して綴じ杆との適切な係り合い状態を確保しても、十分な使用領域を確保するためには、かかる受容部を設けた突出部よりも主体部の方を綴じ杆の配列方向に沿って拡幅した状態に設けておくことが望ましい。
上記の構造が特に有効となる綴じ具用シートの機能としては、主体部に付箋紙束を配しているものが挙げられる。
主体部には、これ以外に定規、カレンダー等を印刷して利用することができるのは勿論であるが、より拡張的な利用の形態を可能にするためには、シート状の突出部に対して、突出部よりも肉厚なペン収納部などの機能部を主体部の少なくとも一部に構成しておくことも有効となる。
本発明は、以上説明した構成であるから、綴じ杆のピッチ違いを吸収して綴じ具用シートの汎用性を有効に高めることができる。このため、綴じ具用シートの付帯していないノートに事後的に綴じ具用シートを採用したい場合や、新機能の綴じ具用シートが新たに開発された場合などに、ユーザーは既に所有しているノートに新たに綴じ具用シートを後付けして有効活用することができ、複数のノートで綴じ具用シートを使い回す効率的な利用の形態も可能となる。また、生産サイドにおいても、ノートの種類毎(綴じ杆の種類ごと)に綴じ具用シートを用意するのではなく、複数種類の綴じ杆に共用できる汎用的な綴じ具用シートを製造することで、生産効率を高め、コストダウンを有効に実現することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の綴じ具用シート1(以下、「シート」と略称する)を適用したバインダーノート2を示している。このバインダーノート2は、綴じ具3の長手方向に多数のループ状をなす綴じ杆31を所定ピッチで備えたもので、綴じ杆31の配列方向(図1における紙面上下方向)の端部には操作部32が設けられ、操作部32を操作することにより、綴じ杆31のループを中央の継目から半割りにして開放することができるものである。JIS Z 8303では、綴じ杆31に綴じられる穴の直径は6±0.5mm、穴の中心から中心までの間隔は9.5±1.0mmと規定されているため、図示バインダーノート2はこれに準拠して、紙葉類100の内径d1が6mm、ピッチP1が9.5mmで作られている。綴じ杆31のピッチP0も同様に9.5mmである。穴数としては、B5判で26穴、A5判で20穴、A4判で30穴のものが標準である。
一方、シート1は、図1及び図2に示すように、綴じ杆31に付帯することによってシート本来の主たる機能を発揮する主体部11と、この主体部の一側縁11aに連なる突出部12とを設けた一律な薄肉の樹脂フィルムからなるもので、本実施形態では、素材にポリプロピレン(PP)や塩化ビニルやポリエチレンテレフタレート(PET)等が用いられている。主体部11は、平面視ほぼ矩形状のもので、この実施形態では付箋紙束4を貼着するための台紙としての機能を備え、一部に複数種類の色を施した付箋紙束(図1では着色部分を色に応じて模様の違いで表してある)が配列して貼り付けてある。付箋紙束4自体は既知のもので、樹脂や紙などを素材とする付箋用の短冊を一端4a側において接着層を介して重合し、他端4b側をめくることで上から1枚ずつ剥がしていくことができるものである。突出部12は、図2に示すように主体部11の一側縁11aの一部から綴じ杆31方向に突出しているもので、綴じ杆31の配列方向に沿った主体部11および突出部12の幅寸法W1,W2は、前者が後者に比して拡幅した寸法関係にあるように設定してある。
突出部12には、突出端12aから主体部11に向けて一部を切り欠くことによって真ん中の受容部121が設けてあり、この受容部121の両側に両端の受容部122が切り残した形で形成され、これら3つが直列をなして、連続した3つの綴じ杆31,31,31を受ける3つの受容部122、121,122を構成している。
両端の受容部122は、周囲が閉じられた丸穴状の閉塞孔122aからなるものであって、綴じ穴として機能すべく、孔径φ2が5.5mmに設定され、閉塞孔122aの中心間の距離d2は17mmに設定されている。この2つの閉塞孔122aに同時に挿入可能な2つの綴じ杆31、31間の関係については、図2(b)に示すように閉塞孔122aの外側いっぱいに収まるときの最大外法寸法X21が、X21=d2+φ2=17+5.5=22.5mmとなり、図2(c)に示すように閉塞孔122aの内側いっぱいに収まるときの最小内法寸法X22が、X22=d2−φ2=17−5.5=11.5mmとなる。綴じ杆31を構成する線材の直径がαであるとすると、閉塞孔122aに挿入可能な2つの綴じ杆31の最大ピッチP21はX21−α、最小ピッチP22はX22+αとなる。仮にα=2.5mmであれば、受容可能な綴じ杆31の範囲は、最大ピッチでP21=22.5−2.5=20mm、最小ピッチでP22=11.5+2.5=14mmとなる。つまり、綴じ杆31のピッチPが、P22≦P≦P21であれば、このシート1の閉塞孔122aに綴じ杆31を受容することができる。図1および図2(a)の綴じ杆31は既述したようにP=19mmであるから、上記の範囲に収まる。
閉塞孔122aには、図2(a)等に示すように、シート端部12aに向かってスリット122bが施してある。具体的には、一対の閉塞孔122aのスリット122bは、閉塞孔122aの中心からシート端部である突出端12aに向かって最短距離で当該突出端12aに到達する方向に平行に延びており、綴じ杆31が押し付けられると、スリット122bが開いて閉塞孔122aに綴じ杆31を受容することができる構造になっている。このスリット122bの先端には三角ノッチ状に切り欠いたガイド面122cが設けてある。
真ん中の受容部121は、入り口121aが等幅な溝状をなし、内方端121bが上記閉塞孔122aを構成する丸穴の右半分の形に合致する部分丸穴形状をなすU字状の非閉塞孔であって、突出端12a側に開放されている。非閉塞孔(受容部)121を構成する部分丸穴の孔径φ1は5.0mmに設定し、隣の閉塞孔122aとの中心間距離はd2/2=17/2=8.5mmに設定されている。すなわち、真ん中の受容部121は、シート端部12aに向けて閉塞孔122aの孔径φ2よりも小さい均等な幅で開放された部分丸穴形状をなすU字状の非閉塞孔121である。また、閉塞孔122aの内方端の位置と非閉塞孔121の内方端121bの位置とが、綴じ杆31の配列方向に揃うように構成されている。
通常のバインダーノート2は、綴じ杆31のピッチP0が9.5mmであるため、1つ飛ばしにした場合の綴じ杆31のピッチP21は図2(b)に示す19mmとなり、上述した受容可能な綴じ杆31の範囲に収まり、両端の綴じ杆31を対応する受容部122の閉塞孔122aに受容することができる。この場合、両端の閉塞孔122aに外側の綴じ杆31が入れば、真ん中の非閉塞孔121には綴じ杆31は当然入ることができる。
一方、図3(a)に示すツインリングノート5の綴じ具51は、1本の線材を連続的に塑性変形加工して、各々折り返した2本の線条体から綴じ杆51aが構成されており、通常この種の綴じ杆51aの中心ピッチP5は8.466mmであるから、1つ飛ばしにした場合の綴じ杆51aのピッチP50は、16.932mmとなり、見掛け上の綴じ杆51aの径が4mm程度以内であれば、最小内法寸法は16.932−4=12.932mmとなって、図2(c)に示す綴じ杆31に近い状態で受容可能な範囲に収まる。すなわち、図3(b)に示すように、両端の綴じ杆51を対向する受容部122の閉塞孔122aに受容することができる。ツインリングノート5の場合、線材自体の径が細く、2本の線材は相寄って容易に束になり易いため、見掛け上の径が5mm程度であっても特に問題とはならない。
さらに、図4(a)に示すシステム手帳6の綴じ具61は、通常この種の綴じ杆61aのピッチP6が19mmであるから、図2(b)に示す綴じ杆31と同様の状態で受容可能な範囲に収まる。すなわち、図4(b)に示すように、綴じ杆61aを対応する受容部122の閉塞孔122aに受容することができる。但し、この場合、真ん中には綴じ杆61aは存在しないため、非閉塞孔121は非使用状態になるだけである。
このように、本実施形態の綴じ具用シート1は、両端の受容部122のみ、或いは両端の受容部122と真ん中の受容部121の双方に綴じ杆31(51a,61a)を受容した状態で綴じ具3(51,61)に取り付けることができ、バインダーノート2、ツインリングノート5、システム手帳6の何れにおいても利用することが可能となる。
すなわち、本実施形態のシート1は、連続した3つの綴じ杆31,31,31を受ける3つの受容部122、121,122を直列に配列するとともに、両端の受容部122を閉塞孔122aとし、真ん中の受容部121を開放して構成しているので、図4に示したシステム手帳6のようにピッチの大きい綴じ杆61aの場合は隣接する2つの綴じ杆61aを両端の受容部122に受容するとともに、真ん中の受容部121をフリーにして使用することができ、ピッチの小さい図1のバインダーノート2や図3のツインリングノート5の綴じ杆31,51aの場合は隣接する3綴じ杆31,51aを1つ飛ばしに両端の受容部122に受容し、真ん中の綴じ杆31,51aを真ん中の受容部121に受容することができる。そして、従来の特許文献1のように最小公倍数に準拠してピッチ違いに対応しようとすると実質的に対応不可となるような場合にも、受容部121,122を3つに制限してピッチずれが許容できる範囲内で綴じ杆31、51、61aとの嵌め合いを行うようにしているので、綴じ具3、51、61の綴じ杆31,51a、61aの一部に対して適切な取付状態を実現することができる。しかも、ピッチの小さい綴じ杆31(51a)に適用する場合にも、真ん中の受容部121は開放されているため、3つの受容部122、121,122を閉塞孔122aとする場合に比して綴じ杆31(51a)とのストレスを低減することができる一方で、両端の受容部122は閉塞孔122aであるから、ピッチの小さい綴じ杆31(51a)、ピッチの大きい綴じ杆61aの何れへの適用時にも、取付状態を安定、確実ならしめることができる。
特に、真ん中の受容部121を非閉塞の孔状とし、図1に示すように孔の入り口121aの縁部を綴じ杆31等に沿わせて配置することができるため、綴じ杆31に沿ってシート1を、ページをめくるように回転せる場合の動作を安定させることができ、またシート1が綴じ杆31の配列方向(図1における紙面上下方向)に引っ張られた際の取付強度を高めて、全体としてシート1の綴じ込み状態や使用状態を更に安定させることができる。
また、閉塞孔121aには、図2等に示すようにシート端部である突出端12aに向かってスリット122bが施してあり、通常時は綴じ杆31等を安定的に受容する一方、スリット122bを開きながら綴じ杆31等を挿脱することができるので、シート1を着脱するにあたり、ループ状をなす綴じ杆31等のループを逐一開閉する必要がなく、ループが開閉しない構造を有する図3の綴じ杆61a等であってもシート1の着脱を適切に行うことができる。
この場合、一対の閉塞孔122aのスリット122bを、閉塞孔122aの中心からシート端部である突出端12aに向かって最短距離で平行に延びるように設けているので、スリット122bの間隔が対応する一対の綴じ杆31、31等のピッチにほぼ対応していれば、シート1を一定の方向に移動させるだけでそのままスリット122bが開いて閉塞孔122aに綴じ杆31等を受容することができ、無理な操作を全く必要とせずに綴じ杆31等に対する着脱容易性を実現することができる。
また、仮に多少ピッチがずれていても、スリット122bの先端には三角ノッチ状に切り欠いたガイド面122cが設けてあるので、スリット122bを無理なく押し開いて閉塞孔122a内に綴じ杆31等を受容することが可能である。
そして、シート1の具体的な形態として、綴じ杆31等に付帯することによってシート本来の主たる機能を発揮する主体部11と、この主体部11の一側縁に連なる突出部12とを有しており、突出部12に受容部121,122を設けているので、主体部11を綴じ杆31等から遠ざけた適切な位置に配することができる。すなわち、突出部12に受容部121,122を設けることで、主体部11それ自体に受容部121,122を設ける場合に比べて、綴じ杆31等との干渉を少なくして主体部11の適正な使用状態を確保するとともに、綴じ杆31等への着脱操作を更に容易ならしめることができる。
そして、上記のように突出部12を幅狭としたことにより綴じ杆31等への着脱容易性を損なわないようにしつつ、綴じ杆31等の配列方向に沿って突出部12よりも主体部11の方を拡幅した形態にしているので、シート本来の機能を奏する主体部11の使用領域を有効に拡張することができる。
そして、上記のように綴じ杆31等から遠ざけた位置に当該綴じ杆31等と干渉しないように主体部11を設けているので、不用意に触れるとめくれ易い付箋紙束4を主体部11に有効に配置してシート1を台紙シートとして適正に使用することが可能となる。
なお、シート1の主体部11は綴じ杆31等の配列方向に拡幅しているので、図5(a)に示す上記の付箋紙束4のほか、同図(b)〜(d)に示すように数や幅の異なる付箋紙束4b、4c、4d等にも有効に対応することができる。また、図6に示すように突出部12に対して主体部11が更に綴じ杆配列方向(図中上下方向)に拡幅したシート1を用意して、より幅広な付箋紙束40a、40bを配すること等も容易に可能となる。勿論、図示しないが、綴じ杆配列方向と直交する方向(図6における紙面左右方向)に主体部11を引き伸ばしたもの(図示省略)なども無理なく採用することが可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
例えば、図7に示すように、シート状の突出部12に対して、突出部12よりも肉厚なペン収納部81などの機能部8を主体部11の少なくとも一部とするシート101を構成してもよい。
このようなペン収納部81などの機能部8は、肉厚であるためにシートのように紙葉類の上に重合させて綴じ込むと嵩張りの原因となるが、図示のように綴じ杆31等から遠ざけた位置に綴じ杆31等と干渉しないように主体部11を設け、その主体部11の少なくとも一部に機能部8を構成するようにすれば、紙葉類100が綴じられている側と反対側に機能部8を配置するなどしてシート101の拡張的な使い方をすることもできるようになる。
その他、この綴じ具用シートを上記バインダーノートやツインリングノート、システム手帳以外のノートの綴じ具に適用するなど、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る綴じ具用シートを適用したバインダーノートの構成図。 同バインダーノートの綴じ杆部分の詳細図。 シートを適用したツインリングノートの綴じ杆部分の詳細図。 シートを適用したシステム手帳の綴じ杆部分の詳細図。 シートに添付される付箋紙束のバリエーションを示す平面図。 シートに添付される付箋紙束の上記以外のバリエーションを示す平面図。 本発明の他の実施形態に係る綴じ具用シートを示す図。
符号の説明
1…綴じ具用シート
2…バインダーノート
3…綴じ具
4…付箋紙束
5…ツインリングノート
6…システム手帳
8…機能部
11…主体部
12…突出部
12a…縁部
31…綴じ杆
32…操作部
51…綴じ具
51a…綴じ杆
61…綴じ具
61a…綴じ杆
81…ペン収納部
121…受容部(非閉塞孔)
122…受容部
122a…閉塞孔
122b…スリット

Claims (7)

  1. 綴じ杆を具備する綴じ具に取り付けて使用する綴じ具用シートであって、
    連続した3つの綴じ杆を受ける3つの受容部を直列に配列するとともに、両端の受容部を丸穴状の閉塞孔とし、真ん中の受容部をシート端部に向けて前記閉塞孔の孔径よりも小さい均等な幅で開放された部分丸穴形状をなすU字状の非閉塞孔とし、
    前記閉塞孔の内方端の位置と前記非閉塞孔の内方端の位置とを、綴じ杆の配列方向に揃えるように構成していることを特徴とする綴じ具用シート。
  2. 閉塞孔には、シート端部に向かってスリットを施してある請求項1記載の綴じ具用シート。
  3. 一対の閉塞孔のスリットが、閉塞孔の中心からシート端部に向かって平行に延びている請求項記載の綴じ具用シート。
  4. 綴じ杆に付帯することによってシート本来の主たる機能を発揮する主体部と、この主体部の一側縁に連なる突出部とを有し、前記突出部に受容部を配している請求項1〜何れかに記載の綴じ具用シート。
  5. 突出部よりも主体部の方が綴じ杆の配列方向に沿って拡幅している請求項記載の綴じ具用シート。
  6. 主体部には、付箋紙束を配している請求項又は何れかに記載の綴じ具用シート。
  7. シート状の突出部に対して、突出部よりも肉厚なペン収納部などの機能部を主体部の少なくとも一部に構成している請求項又は何れかに記載の綴じ具用シート。
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