JP4649563B2 - タイヤ魚礁 - Google Patents

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    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Artificial Fish Reefs (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤを利用した魚礁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来魚礁はコンクリート製或いは鋼材製が殆どであり、わずかに廃棄物の利用として廃船などが用いられていた。また近年は水深40〜50mに設置する大水深用に用いられる超高層魚礁が知られている。この超高層魚礁は主に鋼材を用いて構築されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらコンクリート製或いは鋼製のものは製作費がかかるうえに、特に大水深用のものは沈設方法にも限度があった。そこで本発明者は安価にして且ついずれの場所にも設置が容易な魚礁について種々検討を重ねた結果本発明を完成するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、複数のタイヤの中空部に緊縮具を挿通して円形に結束し、この結束されたタイヤの間に他のタイヤを介在させ、タイヤの中空部が重なり合った部位に緊縮具を挿通して結束した組立円形ブロック体と、タイヤを縦方向及び横方向に交互に組合せ、横方向に配置したタイヤの中空部を介して縦方向に配置したタイヤを緊縮具を挿通して結束した組立塔形ブロック体とからなり、そして前記組立円形ブロック体と組立塔形ブロック体とを任意に組合せて構築することを特徴とするタイヤ魚礁である。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に本発明を添付図面を参照しながら説明するが、本発明は以下の例示のみに限定されるものではない。
【0006】
図1は本発明に係る魚礁の組立円形ブロック体Rの一例を示す平面図である。まず任意の数のタイヤ1の中空部に、緊縮具2を挿通して結束すると円形を呈する。次に結束されたタイヤ1の間に他のタイヤ3を介在させる。そしてタイヤ1とタイヤ3の中空部が重なり合っている部位に緊縮具4を挿通して緊締し結束するとそれぞれが放射状に広がった状態となり図1に示すような全体として円形を呈する組立円形ブロック体Rが構成される。
【0007】
図2は組立円形ブロック体Rの他の態様を示す平面図である。まずタイヤ5を24個用意し、その中空部に緊縮具6を挿通して緊締し結束する。次に結束されたタイヤ5の2個おきに、他のタイヤ7を2個づつ介在させてタイヤ5で挾持した状態にする。図2ではタイヤ7は24個使用したことになる。そしてタイヤ5とタイヤ7との中空部の重なり合った部位に緊縮具8を挿通して緊締し結束する。更に結束されたタイヤ7の2個おきに他のタイヤ9を3個ずつ介在させタイヤ7で挾持する状態とする。この場合タイヤ9は全部で36個使用したことになる。次にタイヤ7とタイヤ9の中空部の重なり合った部位に緊縮具10を挿通して緊締し結束すると図2に示すような組立円形ブロック体Rが得られる。
【0008】
図2においては第1段目を構成するタイヤ5は2個づつ組合せ、第2段目を構成するタイヤ7も2個づつ組合せ、第3段目を構成するタイヤ9は3個づつ組合せた場合を示したが、各段において何個組合せるかについては組立円形ブロック体Rの大きさ等を考慮して適宜組合せ使用すればよい。前記したように組立円形ブロック体Rはその使用目的に合わせて多段に設けることによって、任意の大きさに製作することが出来る。
【0009】
図3は本発明の組立塔形ブロック体Tの斜視図である。まず2個のタイヤ11のサイド部を互に密着させて縦方向に配列させ、その上部に2個のタイヤ12をサイド部を互に密着させて横方向に配列させ、さらにその上部に前記と同様にタイヤ13を2個縦方向に配列させる。この状態でタイヤ11とタイヤ13の中空部に緊縮具14を挿通させて緊締し結束する。さらに縦方向に配列されたタイヤ13の上部に2個のタイヤ15を横方向に配列させ、次いでその上部に2個のタイヤ16を縦方向に配列させる。この状態でタイヤ13とタイヤ16の中空部に緊縮具17を挿通させて緊締し結束する。結束されて固定されたタイヤ16の上部に2個のタイヤ18を横方向に配列させ、その上部に2個のタイヤ19を縦方向に配列させ、その状態でタイヤ16とタイヤ19の中空部に緊縮具20を挿通させて緊締し結束する。
このように構成することによって縦方向に4段、横方向に3段重ねた組立塔形ブロック体Tが構築される。
【0010】
前記組立塔形ブロック体Tは縦方向および横方向にそれぞれ2個づつ使用する場合を示したが横方向に配列するタイヤについては使用目的に合わせて任意の個数を多段に設けることができる。また縦方向に配列するタイヤの数も横方向に配列したタイヤの中空部の直径の幅と略同一の横幅であることが好ましいが、その他前記中空部の直径幅より若干長くても、短くても差し支えない。
【0011】
図4は本発明に係るタイヤ魚礁の一例を示す斜視図である。図4は組立円形ブロック体Rの上部に4個の組立塔形ブロック体Tを設置したものである。そして組立塔形ブロック体Tの上端部にはタイヤ21を介在させて緊縮具により浮体22を設けることによって組立塔形ブロック体Tを直立状態とすることができる。
図4においてはタイヤ21を介在させて浮体を固定する場合を示したが、タイヤ21を用いることなく直接組立塔形ブロック体Tに固定してもよい。
【0012】
図5は図4に示したタイヤ魚礁の変形体であり、組立塔形ブロック体Tの上部を結束し、この結束した部位に浮体23を固定したタイヤ魚礁の斜視図である。
【0013】
図6は本発明のタイヤ魚礁の他の態様を示した斜視図である。すなわち4個の組立塔形ブロック体T、T、T、Tの上下に組立円形ブロック体R、Rを一体に設け、下部の組立円形ブロック体Rに組立塔形ブロック体Tの一端を固定して懸架し、他端をベースとする組立円形ブロック体Rに連結することによって図6に示すような魚礁を構築することができる。
【0014】
図7は本発明のタイヤ魚礁の他の態様を示した斜視図である。ベースとする組立円形ブロック体Rに4個の組立塔形ブロック体T、T、T、Tを直立に固定し、その上部に組立円形ブロック体Rを一体に設ける。次に前記と同様にして 組立塔形ブロック体T10、T11、T12、T13を組立円形ブロック体Rの上部に組立てて固定し、さらにその上部に組立円形ブロック体Rを組立て固定し、この組立円形ブロック体Rの上部に組立塔形ブロック体T14、T15、T16、T17を直立に固定する。固定された組立塔形ブロック体T14、T15、T16、T17の上部には組立円形ブロック体Rを一体に固定し、さらにその上部に組立塔形ブロック体T18、T19、T20、T21を直立に固定し、その上部に浮体24、25、26、27を固定する。このように構成することにより図7に示すようなタイヤ魚礁を構築することができる。
【0015】
図8は本発明のタイヤ魚礁の他の態様を示した斜視図である。水底にタイヤを重層してベースとし、その上に鋼製の魚礁ベースを設置し、その鋼製魚礁ベースの上に例えば図7に示すようなタイヤ魚礁を設置することによって図8に示すような魚礁を構築することもできる。
【0016】
本発明のタイヤ魚礁は例えばベースとなる組立円形ブロック体Rを構成するタイヤの内部空間(例えばチューブが入る部分)に重錘等を充填すればアンカーとしての機能をも有するので好ましい。また組立塔形ブロック体T或いは組立円形ブロック体Rを構成するタイヤの内部空間に浮体等を収納することによって浮力を増大させることができるので好ましい。
【0017】
本発明のタイヤ魚礁を構成するときに用いる緊縮具としてはチェーン、ワイヤー、幅広ベルト、(例えはベルトコンベアベルト)等が使用できる。
【0018】
【発明の効果】
本発明のタイヤ魚礁は特に古タイヤを使用することができるので現在問題になっている産業廃棄物の有効利用に貢献するものである。また本発明のタイヤ魚礁は凹凸構造を有し、且つフレキシブル構造体であるために水の流体抵抗を弱める効果がある。さらに本発明のタイヤ魚礁は大水深においても容易に設置することができると共に、タイヤ魚礁がフレキシブル構成を有することから漁網が引っかかりにくいために漁網の損傷をも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の組立円形ブロック体の平面図
【図2】本発明の組立円形ブロック体の他の態様を示す平面図
【図3】本発明の組立塔形ブロック体の斜視図
【図4】本発明のタイヤ魚礁を示す斜視図
【図5】本発明のタイヤ魚礁を示す斜視図
【図6】本発明のタイヤ魚礁を示す斜視図
【図7】本発明のタイヤ魚礁を示す斜視図
【図8】本発明のタイヤ魚礁を示す斜視図
【符号の説明】
1 タイヤ
2 緊縮具
3 タイヤ
4 緊縮具
22 浮体
R 組立円形ブロック体
T 組立塔形ブロック体

Claims (2)

  1. 複数のタイヤの中空部に緊縮具を挿通して円形に結束し、この結束されたタイヤ間に、他のタイヤを介在させ、タイヤの中空部が重なり合った部位に緊縮具を挿通して結束した組立円形ブロック体と、タイヤを縦方向及び横方向に交互に組合わせ、横方向に配置したタイヤの中空部を介して縦方向に配置したタイヤを緊縮具を挿通して結束した組立塔形ブロック体とからなり、そして前記組立円形ブロック体と組立塔形ブロック体とを任意に組合せて構築することを特徴とするタイヤ魚礁。
  2. 請求項1に記載のタイヤ魚礁において、該タイヤ魚礁の上部に浮体を設けることを特徴とするタイヤ魚礁。
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