JP2567314B2 - 樹木の支持施工方法とその支持施工のための根鉢用載置具 - Google Patents
樹木の支持施工方法とその支持施工のための根鉢用載置具Info
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- JP2567314B2 JP2567314B2 JP3304600A JP30460091A JP2567314B2 JP 2567314 B2 JP2567314 B2 JP 2567314B2 JP 3304600 A JP3304600 A JP 3304600A JP 30460091 A JP30460091 A JP 30460091A JP 2567314 B2 JP2567314 B2 JP 2567314B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹木の支持施工方法とそ
の支持施工のための根鉢用載置具、さらに詳しくは、公
園,舗道,その他博覧会場等で、人為的に植設される樹
木を支持しながら施工するための樹木の支持施工方法、
とりわけ、施工地の地盤が新たな埋め立てやゴミの集積
等のため、軟弱である場合の支持施工方法と、その支持
施工のための根鉢用載置具に関する。
の支持施工のための根鉢用載置具、さらに詳しくは、公
園,舗道,その他博覧会場等で、人為的に植設される樹
木を支持しながら施工するための樹木の支持施工方法、
とりわけ、施工地の地盤が新たな埋め立てやゴミの集積
等のため、軟弱である場合の支持施工方法と、その支持
施工のための根鉢用載置具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本発明に最も近似する先行技術と
して、本件出願人による特開昭63−87919号公報
所載の樹木の支持施工方法がある。
して、本件出願人による特開昭63−87919号公報
所載の樹木の支持施工方法がある。
【0003】すなわち、この支持施工方法は、第9図に
示すように、先ず、予め地面に形成された植穴4内に根
鉢3を収納し、樹木1の根元部2に根元用ワイヤー27
を巻装し、この根元用ワイヤー27に掛止された張設用
ワイヤー20を前記根鉢3に掛け回すとともに、植穴4
の底壁面5に打ち込まれたアンカー21に掛止し、さら
に該ワイヤー20に介在するウインチ24によって、該
ワイヤー20に張力を生ぜしめ、全体として樹木を支持
固定する方法である。
示すように、先ず、予め地面に形成された植穴4内に根
鉢3を収納し、樹木1の根元部2に根元用ワイヤー27
を巻装し、この根元用ワイヤー27に掛止された張設用
ワイヤー20を前記根鉢3に掛け回すとともに、植穴4
の底壁面5に打ち込まれたアンカー21に掛止し、さら
に該ワイヤー20に介在するウインチ24によって、該
ワイヤー20に張力を生ぜしめ、全体として樹木を支持
固定する方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法においては、次のような問題点が生じていた。
すなわち、植穴4の底壁面5に打ち込まれるアンカー2
1は外開き可能な2枚のアンカー抵抗板17を有し、打
ち込みの安定的確保が図られてはいるが、外力、とりわ
けアンカーの長さ方向の外力に対してはその抵抗性が低
く、従って、たとえば新たな埋立地やゴミの集積跡地
等、支持地盤が軟弱な施工地においては、特にその抵抗
性に問題があった。
来の方法においては、次のような問題点が生じていた。
すなわち、植穴4の底壁面5に打ち込まれるアンカー2
1は外開き可能な2枚のアンカー抵抗板17を有し、打
ち込みの安定的確保が図られてはいるが、外力、とりわ
けアンカーの長さ方向の外力に対してはその抵抗性が低
く、従って、たとえば新たな埋立地やゴミの集積跡地
等、支持地盤が軟弱な施工地においては、特にその抵抗
性に問題があった。
【0005】本発明は、上述のような問題点を解決し、
上記のような支持地盤が軟弱な施工地においても適用し
うるような樹木の支持施工方法及びその支持施工のため
の根鉢用載置具を提供することを課題とするものであ
る。
上記のような支持地盤が軟弱な施工地においても適用し
うるような樹木の支持施工方法及びその支持施工のため
の根鉢用載置具を提供することを課題とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために樹木の支持施工方法及びその支持施
工のための根鉢用載置具としてなされたもので、支持施
工方法としての特徴は、予め地面に形成された植穴4内
に樹木の根鉢3を収納するとともに、該根鉢3に紐材を
掛け回して固定し、且つ、前記植穴4を土等により閉塞
して前記根鉢3を地中に埋設することにより植設される
樹木の支持施工方法において、前記根鉢3と植穴4の底
壁面5との間に、該根鉢3を載置した状態で損壊しない
程度の強度及び耐腐食性を有し且つ前記植穴4の底壁面
5に載置しうる寸法に設定された根鉢用載置具を介装
し、且つ、前記根鉢3に掛け回された紐材の端部を前記
根鉢用載置具に取り付けることにより、樹木1の根元部
2を支持して施工することにある。
題を解決するために樹木の支持施工方法及びその支持施
工のための根鉢用載置具としてなされたもので、支持施
工方法としての特徴は、予め地面に形成された植穴4内
に樹木の根鉢3を収納するとともに、該根鉢3に紐材を
掛け回して固定し、且つ、前記植穴4を土等により閉塞
して前記根鉢3を地中に埋設することにより植設される
樹木の支持施工方法において、前記根鉢3と植穴4の底
壁面5との間に、該根鉢3を載置した状態で損壊しない
程度の強度及び耐腐食性を有し且つ前記植穴4の底壁面
5に載置しうる寸法に設定された根鉢用載置具を介装
し、且つ、前記根鉢3に掛け回された紐材の端部を前記
根鉢用載置具に取り付けることにより、樹木1の根元部
2を支持して施工することにある。
【0007】また、根鉢用載置具としての特徴は、地面
に形成された植穴4内に収納される樹木の根鉢3を載置
して該根鉢3と植穴4の底壁面5との間に介装される根
鉢用載置具であって、載置具本体14が前記根鉢3を載
置した状態で損壊しない程度の強度及び耐腐食性を有
し、且つ前記植穴4の底壁面5に載置しうる寸法に設定
されてなることにある。
に形成された植穴4内に収納される樹木の根鉢3を載置
して該根鉢3と植穴4の底壁面5との間に介装される根
鉢用載置具であって、載置具本体14が前記根鉢3を載
置した状態で損壊しない程度の強度及び耐腐食性を有
し、且つ前記植穴4の底壁面5に載置しうる寸法に設定
されてなることにある。
【0008】さらに、他の根鉢用載置具としての特徴
は、地面に形成された植穴4内に収納される樹木の根鉢
3を載置して該根鉢3と植穴4の底壁面5との間に介装
される根鉢用載置具であって、前記根鉢3を載置した状
態で損壊しない程度の強度及び耐腐食性を有し、且つ前
記植穴4の底壁面5に載置しうる寸法に設定された載置
具本体14と、前記植穴4の側壁面6に打込可能に前記
載置具本体14の端部側に連結された打込杆8とからな
ることにある。
は、地面に形成された植穴4内に収納される樹木の根鉢
3を載置して該根鉢3と植穴4の底壁面5との間に介装
される根鉢用載置具であって、前記根鉢3を載置した状
態で損壊しない程度の強度及び耐腐食性を有し、且つ前
記植穴4の底壁面5に載置しうる寸法に設定された載置
具本体14と、前記植穴4の側壁面6に打込可能に前記
載置具本体14の端部側に連結された打込杆8とからな
ることにある。
【0009】
【作用】すなわち、このような樹木の支持施工方法であ
るために、前記紐材を張設すると、該紐材は根鉢3と植
穴4の底壁面との間に介装された根鉢用載置材とに掛け
回されているため、該根鉢用載置材と根鉢3とは、該紐
材に生ずる張力により緊張状態で連結され、且つ固定さ
れることとなるのである。
るために、前記紐材を張設すると、該紐材は根鉢3と植
穴4の底壁面との間に介装された根鉢用載置材とに掛け
回されているため、該根鉢用載置材と根鉢3とは、該紐
材に生ずる張力により緊張状態で連結され、且つ固定さ
れることとなるのである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に従って
説明する。先ず、図1及び図2に示すように、地面、と
りわけ、上層部7は比較的安定堅固なるも、下層部9
が、ゴミの集積等のため軟弱であるような施工地に、予
め形成された植穴4の側壁面6aの下部に打込杆8を打
ち込み、また該側壁面6aと対面する側壁面6bの下部
にも打込杆8を打ち込む。同様にして、側壁面6aの下
部に打ち込まれた前記打込杆8に、植穴3の辺長と略同
幅の2本1組の鉄製パイプ13,13の一端側を、該2
本の鉄製パイプで該打込杆8の両側を挟持するように2
個のクランプ18,18で連結する。
説明する。先ず、図1及び図2に示すように、地面、と
りわけ、上層部7は比較的安定堅固なるも、下層部9
が、ゴミの集積等のため軟弱であるような施工地に、予
め形成された植穴4の側壁面6aの下部に打込杆8を打
ち込み、また該側壁面6aと対面する側壁面6bの下部
にも打込杆8を打ち込む。同様にして、側壁面6aの下
部に打ち込まれた前記打込杆8に、植穴3の辺長と略同
幅の2本1組の鉄製パイプ13,13の一端側を、該2
本の鉄製パイプで該打込杆8の両側を挟持するように2
個のクランプ18,18で連結する。
【0011】同様にして該2本のパイプ13,13の他
端側を、該側壁面6aに対面する側壁面6bの下部に打
ち込まれた打込杆8に連結する。さらに、同様にして図
5及び図6に示すように、前記植穴4の底壁面に、複数
組(本実施例の場合は6組)の鉄製パイプを直交するよ
うに形成し、各鉄製パイプが相互になす各交点15を番
線19にて結束し、載置具本体としての井桁14を構成
する。この場合において、その結束は図6のように番線
を十字型に交差させてなされる。
端側を、該側壁面6aに対面する側壁面6bの下部に打
ち込まれた打込杆8に連結する。さらに、同様にして図
5及び図6に示すように、前記植穴4の底壁面に、複数
組(本実施例の場合は6組)の鉄製パイプを直交するよ
うに形成し、各鉄製パイプが相互になす各交点15を番
線19にて結束し、載置具本体としての井桁14を構成
する。この場合において、その結束は図6のように番線
を十字型に交差させてなされる。
【0012】次に、図7に示すように、打込杆8と鉄製
パイプ13との各連結部を連続して覆うように抵抗板1
6を前記井桁14の四辺に沿って据え、且つ該抵抗板1
6と前記各連結部とを番線19にて結束する。この場合
において、その結束は図7に示すように番線を十字型に
交差させてなされる。
パイプ13との各連結部を連続して覆うように抵抗板1
6を前記井桁14の四辺に沿って据え、且つ該抵抗板1
6と前記各連結部とを番線19にて結束する。この場合
において、その結束は図7に示すように番線を十字型に
交差させてなされる。
【0013】次に、図8のように、根鉢3を前記井桁1
4の上に載置し、樹木1の根元部2と根鉢3の略直下の
鉄製パイプ13とを張設用ワイヤー20にて連結する。
4の上に載置し、樹木1の根元部2と根鉢3の略直下の
鉄製パイプ13とを張設用ワイヤー20にて連結する。
【0014】この際、図8に示すように、根鉢3を張設
用ワイヤー20の該根鉢3への食い込みから保護するた
めに保護パット26が根鉢3の肩部25に添えられる。
用ワイヤー20の該根鉢3への食い込みから保護するた
めに保護パット26が根鉢3の肩部25に添えられる。
【0015】前記根元部2と張設用ワイヤー20との連
結について、より詳細に説明すれば、次のとおりであ
る。
結について、より詳細に説明すれば、次のとおりであ
る。
【0016】すなわち、図8に示すように、前記樹木1
の根元部2に、多数のブロック片22,…を配置し、そ
のブロック片22,…の外側に1本の根元用ワイヤー2
7を、少なくとも2重以上に巻装し、該根元用ワイヤー
27に取り付けられた止め具23に張設用ワイヤー20
を掛止するのである。
の根元部2に、多数のブロック片22,…を配置し、そ
のブロック片22,…の外側に1本の根元用ワイヤー2
7を、少なくとも2重以上に巻装し、該根元用ワイヤー
27に取り付けられた止め具23に張設用ワイヤー20
を掛止するのである。
【0017】また、前記の鉄製パイプ13と張設用ワイ
ヤー20との連結は、略馬蹄形の掛止具11、及び輪状
のワイヤー10によってなされる。すなわち、図4のよ
うに、上記掛止具の上端部のローラ12aに張設用ワイ
ヤー20を、そして下端部の軸12bに、前記鉄製パイ
プ13に掛け回された輪状のワイヤーを掛け回してなさ
れる。
ヤー20との連結は、略馬蹄形の掛止具11、及び輪状
のワイヤー10によってなされる。すなわち、図4のよ
うに、上記掛止具の上端部のローラ12aに張設用ワイ
ヤー20を、そして下端部の軸12bに、前記鉄製パイ
プ13に掛け回された輪状のワイヤーを掛け回してなさ
れる。
【0018】次に、前記張設用ワイヤー20の両端を連
結してなるウインチ24によって該張設用ワイヤー20
に張力を生ぜしめる。
結してなるウインチ24によって該張設用ワイヤー20
に張力を生ぜしめる。
【0019】そして、その張力によって前記根鉢3に支
持されるとともに、前記張設用ワイヤー20の張力が前
記根元用ワイヤー27にも作用し、該根元用ワイヤー2
7が前記樹木1の根元部2に圧接支持されることとなる
のである。
持されるとともに、前記張設用ワイヤー20の張力が前
記根元用ワイヤー27にも作用し、該根元用ワイヤー2
7が前記樹木1の根元部2に圧接支持されることとなる
のである。
【0020】このようにして樹木1の根元部2を支持し
た後、植穴4内に土等を埋める。このようにして、公
園,舗道,その他博覧会場等、とりわけ上層部7は比較
的安定堅固なるも下層部9がゴミの集積等のため軟弱で
あるような施工地においても、樹木の支持施工が安定、
且つ確実になされうるのである。
た後、植穴4内に土等を埋める。このようにして、公
園,舗道,その他博覧会場等、とりわけ上層部7は比較
的安定堅固なるも下層部9がゴミの集積等のため軟弱で
あるような施工地においても、樹木の支持施工が安定、
且つ確実になされうるのである。
【0021】尚、上記実施例における打込杆8の打ち込
みから張設用ワイヤー20の緊張に至る作業の手順につ
いては、必ずしもこれに限定されるものではない。すな
わち、作業性等を考慮し、この手順を適宜変えることは
むろん可能である。
みから張設用ワイヤー20の緊張に至る作業の手順につ
いては、必ずしもこれに限定されるものではない。すな
わち、作業性等を考慮し、この手順を適宜変えることは
むろん可能である。
【0022】さらに、上記実施例では根鉢用載置具本体
として鉄製パイプにて構成される井桁14を使用してい
るが、該根鉢用載置具本体の種類はこの井桁14に限定
されるものではなく、たとえば板状のものであってもよ
い。要は、根鉢3と植穴4の底壁面との間において、該
根鉢3の載置し得るもので、且つ植穴4の底壁面に載置
しうる寸法に設定されていればよいのである。
として鉄製パイプにて構成される井桁14を使用してい
るが、該根鉢用載置具本体の種類はこの井桁14に限定
されるものではなく、たとえば板状のものであってもよ
い。要は、根鉢3と植穴4の底壁面との間において、該
根鉢3の載置し得るもので、且つ植穴4の底壁面に載置
しうる寸法に設定されていればよいのである。
【0023】また、前記井桁14を構成する鉄製パイプ
の本数及び組数も、根鉢3の載置に耐えれば上記実施例
の6組12本に限定されるものではない。
の本数及び組数も、根鉢3の載置に耐えれば上記実施例
の6組12本に限定されるものではない。
【0024】さらに、その材質も、根鉢3を載置した状
態で損壊しない程度の強度や耐腐食性があれば、鉄に限
定されるものではない。
態で損壊しない程度の強度や耐腐食性があれば、鉄に限
定されるものではない。
【0025】さらに、打込杆8と根鉢用載置材との連結
手段について、該実施例では2個のクランプにてなして
いるが、連結手段はこれに限定されるものではない。
手段について、該実施例では2個のクランプにてなして
いるが、連結手段はこれに限定されるものではない。
【0026】さらに、該実施例では張設用,根元用等の
紐材としてワイヤーを使用しているが、柔軟,堅固にし
て且つ所定の耐腐食性や作業性があれば、これに限定さ
れるものではない。また材質も金属性,合成樹脂製等問
うものではない。
紐材としてワイヤーを使用しているが、柔軟,堅固にし
て且つ所定の耐腐食性や作業性があれば、これに限定さ
れるものではない。また材質も金属性,合成樹脂製等問
うものではない。
【0027】さらに、該実施例では紐材を根鉢用載置具
に取付ける手段として、輪状のワイヤー10及び掛止具
11を介して連結しているが、取付手段はこれに限定さ
れるものではない。
に取付ける手段として、輪状のワイヤー10及び掛止具
11を介して連結しているが、取付手段はこれに限定さ
れるものではない。
【0028】さらに、該実施例では特にゴミ集積跡地
等、地盤が軟弱な施工地にて施工する場合について説明
しているが、本発明の対象は軟弱地盤に限定されるもの
ではなく、通常の地盤においても有効なことはいうまで
もない。
等、地盤が軟弱な施工地にて施工する場合について説明
しているが、本発明の対象は軟弱地盤に限定されるもの
ではなく、通常の地盤においても有効なことはいうまで
もない。
【0029】
【発明の効果】叙上のように、本発明においては、根鉢
を植穴の底壁面に直接載置せず、その底壁面と根鉢との
間に根鉢用載置具を介装して施工が行われるため、底壁
面の強度とは無関係に施工が行え、よって従来の施工方
法では不可能であったゴミの集積等のため軟弱であるよ
うな施工地にも適用することができるという効果があ
る。
を植穴の底壁面に直接載置せず、その底壁面と根鉢との
間に根鉢用載置具を介装して施工が行われるため、底壁
面の強度とは無関係に施工が行え、よって従来の施工方
法では不可能であったゴミの集積等のため軟弱であるよ
うな施工地にも適用することができるという効果があ
る。
【0030】しかも、根鉢に掛け回された紐材の端部を
根鉢用載置具に掛止することによって施工が行われるた
め、樹木を傾倒させるような外力が樹木に加わっても、
樹木は安定した状態で且つ確実に支持施工されるという
効果がある。
根鉢用載置具に掛止することによって施工が行われるた
め、樹木を傾倒させるような外力が樹木に加わっても、
樹木は安定した状態で且つ確実に支持施工されるという
効果がある。
【0031】特に、根鉢用載置具本体は樹木の根鉢を載
置した状態で損壊しない程度の強度を有しているため、
その根鉢用載置具本体を根鉢と植穴の底壁面との間に介
装して根鉢用載置具本体上に根鉢を載置した状態として
も、根鉢の重量によって根鉢用載置具本体が損傷するこ
ともない。
置した状態で損壊しない程度の強度を有しているため、
その根鉢用載置具本体を根鉢と植穴の底壁面との間に介
装して根鉢用載置具本体上に根鉢を載置した状態として
も、根鉢の重量によって根鉢用載置具本体が損傷するこ
ともない。
【0032】また、根鉢用載置具本体が根鉢を載置した
状態で損壊しない程度の耐腐食性を有するため、植穴内
の土中に根鉢用載置具本体が埋設されているにもかかわ
らず、根鉢用載置具本体が腐食してその強度が損なわれ
るようなこともない。
状態で損壊しない程度の耐腐食性を有するため、植穴内
の土中に根鉢用載置具本体が埋設されているにもかかわ
らず、根鉢用載置具本体が腐食してその強度が損なわれ
るようなこともない。
【0033】さらに、根鉢用載置具本体が樹木の根鉢を
収納しうる植穴の底壁面に載置しうる寸法に設定されて
いるため、樹木の支持施工に適した寸法の根鉢用載置具
を提供しうるという効果がある。
収納しうる植穴の底壁面に載置しうる寸法に設定されて
いるため、樹木の支持施工に適した寸法の根鉢用載置具
を提供しうるという効果がある。
【0034】さらに、根鉢用載置具本体の端部側に、植
穴の側壁面に打込可能な打込杆を連結した場合には、そ
の打込杆を植穴の側壁面に打ち込むことによってより確
実に樹木を支持できるという効果がある。
穴の側壁面に打込可能な打込杆を連結した場合には、そ
の打込杆を植穴の側壁面に打ち込むことによってより確
実に樹木を支持できるという効果がある。
【図1】植穴内に樹木の根鉢を収納する工程の概略斜視
図。
図。
【図2】植穴の側壁面の底部に固定杆が打ち込まれ、井
桁が形成された状態を示す概略断面図。
桁が形成された状態を示す概略断面図。
【図3】図2に示す井桁の形成における、固定杆とパイ
プとの連結部分を示す要部拡大平面図。
プとの連結部分を示す要部拡大平面図。
【図4】井桁を構成するパイプと張設用ワイヤーとの連
結部分を示す要部拡大斜視図。
結部分を示す要部拡大斜視図。
【図5】井桁の構成を示す平面図。
【図6】井桁の交点及び交点における番線による結束を
示す要部拡大平面図。
示す要部拡大平面図。
【図7】固定杆とパイプとの連結部を覆う抵抗板を示す
要部拡大平面図。
要部拡大平面図。
【図8】本発明における井桁上への根鉢の載置及びワイ
ヤーによる張設過程を示す概略斜視図。
ヤーによる張設過程を示す概略斜視図。
【図9】従来例を示し、(イ)は概略斜視図、(ロ)は
概略平面図。
概略平面図。
1…樹木 2…根元部 3…根鉢 4…植穴 5…底壁面 6…側壁面
Claims (3)
- 【請求項1】 予め地面に形成された植穴4内に樹木の
根鉢3を収納するとともに、該根鉢3に紐材を掛け回し
て固定し、且つ、前記植穴4を土等により閉塞して前記
根鉢3を地中に埋設することにより植設される樹木の支
持施工方法において、前記根鉢3と植穴4の底壁面5と
の間に、該根鉢3を載置した状態で損壊しない程度の強
度及び耐腐食性を有し且つ前記植穴4の底壁面5に載置
しうる寸法に設定された根鉢用載置具を介装し、且つ、
前記根鉢3に掛け回された紐材の端部を前記根鉢用載置
具に取り付けることにより、樹木1の根元部2を支持し
て施工することを特徴とする樹木の支持施工方法。 - 【請求項2】 地面に形成された植穴4内に収納される
樹木の根鉢3を載置して該根鉢3と植穴4の底壁面5と
の間に介装される根鉢用載置具であって、載置具本体1
4が前記根鉢3を載置した状態で損壊しない程度の強度
及び耐腐食性を有し、且つ前記植穴4の底壁面5に載置
しうる寸法に設定されてなることを特徴とする根鉢用載
置具。 - 【請求項3】 地面に形成された植穴4内に収納される
樹木の根鉢3を載置して該根鉢3と植穴4の底壁面5と
の間に介装される根鉢用載置具であって、前記根鉢3を
載置した状態で損壊しない程度の強度及び耐腐食性を有
し、且つ前記植穴4の底壁面5に載置しうる寸法に設定
された載置具本体14と、前記植穴4の側壁面6に打込
可能に前記載置具本体14の端部側に連結された打込杆
8とからなることを特徴とする根鉢用載置具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3304600A JP2567314B2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 樹木の支持施工方法とその支持施工のための根鉢用載置具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3304600A JP2567314B2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 樹木の支持施工方法とその支持施工のための根鉢用載置具 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1038879A Division JPH0636696B2 (ja) | 1989-02-17 | 1989-02-17 | 樹木の支持旋工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05260862A JPH05260862A (ja) | 1993-10-12 |
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