JPH0787854A - 樹木の支持施工方法と、その支持施工方法に使用される根鉢用載置体 - Google Patents
樹木の支持施工方法と、その支持施工方法に使用される根鉢用載置体Info
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- JPH0787854A JPH0787854A JP4079535A JP7953592A JPH0787854A JP H0787854 A JPH0787854 A JP H0787854A JP 4079535 A JP4079535 A JP 4079535A JP 7953592 A JP7953592 A JP 7953592A JP H0787854 A JPH0787854 A JP H0787854A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、公園,舗道,その他博覧会場等
で、人為的に植設される樹木を支持しながら施工するた
めの樹木の支持施工方法と、その支持施工方法において
根鉢を載置するために使用される根鉢用載置体に関し、
根鉢の大きさが変わっても根鉢用載置体を変える必要が
なく、1つの根鉢用載置体を樹木の根鉢の大きさに応じ
て使用することができ、しかも安定した状態で根鉢を支
持することを目的とするものである。 【構成】 そして、本発明の構成上の特徴は、拡縮自在
に形成された根鉢用載置体上に根鉢を載置し、次に該根
鉢に紐材を掛け回わすとともに、該紐材の端部を前記根
鉢用載置体に取り付けることにより、樹木の根元部を支
持して施工することにある。
で、人為的に植設される樹木を支持しながら施工するた
めの樹木の支持施工方法と、その支持施工方法において
根鉢を載置するために使用される根鉢用載置体に関し、
根鉢の大きさが変わっても根鉢用載置体を変える必要が
なく、1つの根鉢用載置体を樹木の根鉢の大きさに応じ
て使用することができ、しかも安定した状態で根鉢を支
持することを目的とするものである。 【構成】 そして、本発明の構成上の特徴は、拡縮自在
に形成された根鉢用載置体上に根鉢を載置し、次に該根
鉢に紐材を掛け回わすとともに、該紐材の端部を前記根
鉢用載置体に取り付けることにより、樹木の根元部を支
持して施工することにある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹木の支持施工方法
と、その支持施工方法に使用される根鉢用載置体、さら
に詳しくは、公園,舗道,その他博覧会場等で、人為的
に植設される樹木を支持しながら施工するための樹木の
支持施工方法と、その支持施工方法において根鉢を載置
するために使用される根鉢用載置体に関する。
と、その支持施工方法に使用される根鉢用載置体、さら
に詳しくは、公園,舗道,その他博覧会場等で、人為的
に植設される樹木を支持しながら施工するための樹木の
支持施工方法と、その支持施工方法において根鉢を載置
するために使用される根鉢用載置体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本発明に近似する先行技術とし
て、本件出願人による特開昭63−87919号公報所載の樹
木の支持施工方法がある。
て、本件出願人による特開昭63−87919号公報所載の樹
木の支持施工方法がある。
【0003】すなわち、この支持施工方法は、図8に示
すように、先ず、予め地面に形成された植穴3内に根鉢
14を収納し、樹木15の根元部に根元用ワイヤー22を巻装
し、この根元用ワイヤー22に掛止された張設用ワイヤー
16を前記根鉢14に掛け回すとともに、植穴3の底壁面4
に打ち込まれたアンカー23に掛止し、さらに該ワイヤー
16に介在するウインチ24によって、該ワイヤー16に張力
を生ぜしめ、全体として樹木を支持固定する方法であ
る。
すように、先ず、予め地面に形成された植穴3内に根鉢
14を収納し、樹木15の根元部に根元用ワイヤー22を巻装
し、この根元用ワイヤー22に掛止された張設用ワイヤー
16を前記根鉢14に掛け回すとともに、植穴3の底壁面4
に打ち込まれたアンカー23に掛止し、さらに該ワイヤー
16に介在するウインチ24によって、該ワイヤー16に張力
を生ぜしめ、全体として樹木を支持固定する方法であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法においては、次のような問題点が生じていた。
すなわち、植穴3の底壁面4に打ち込まれるアンカー23
は外開き可能な2枚のアンカー抵抗板25を有し、打ち込
みの安定的確保が図られてはいるが、外力、とりわけア
ンカーの長さ方向の外力に対してはその抵抗性が低く、
従って、たとえば新たな埋立地やゴミの集積跡地等、支
持地盤が軟弱な施工地においては、特にその抵抗性に問
題があった。
来の方法においては、次のような問題点が生じていた。
すなわち、植穴3の底壁面4に打ち込まれるアンカー23
は外開き可能な2枚のアンカー抵抗板25を有し、打ち込
みの安定的確保が図られてはいるが、外力、とりわけア
ンカーの長さ方向の外力に対してはその抵抗性が低く、
従って、たとえば新たな埋立地やゴミの集積跡地等、支
持地盤が軟弱な施工地においては、特にその抵抗性に問
題があった。
【0005】一方、本発明に近似する他の先行技術とし
て、特開平3−236727号公報所載の樹木の支持施工方法
がある。
て、特開平3−236727号公報所載の樹木の支持施工方法
がある。
【0006】すなわち、この支持施工方法は、根鉢を載
置するための根鉢用載置体6cを植穴3の底壁面4に設置
し、その根鉢用載置体6cの中央の空間部26を介して杭27
が底壁面4に打設され、また前記根鉢用載置体6c上に根
鉢14を載置するとともに、その根鉢14に紐材16c を掛け
回して樹木を支持施工するものである。
置するための根鉢用載置体6cを植穴3の底壁面4に設置
し、その根鉢用載置体6cの中央の空間部26を介して杭27
が底壁面4に打設され、また前記根鉢用載置体6c上に根
鉢14を載置するとともに、その根鉢14に紐材16c を掛け
回して樹木を支持施工するものである。
【0007】しかし、このような支持施工方法において
は、上記根鉢用載置体6c上に根鉢14が載置されるため、
その載置すべき根鉢14の大きさは上記根鉢用載置体6cの
大きさに依存することとなり、従って、施工に用いられ
る根鉢14の大きさも制限されることとなり、根鉢14の大
きさが変われば根鉢用載置体6cを変えることが要求され
ていた。
は、上記根鉢用載置体6c上に根鉢14が載置されるため、
その載置すべき根鉢14の大きさは上記根鉢用載置体6cの
大きさに依存することとなり、従って、施工に用いられ
る根鉢14の大きさも制限されることとなり、根鉢14の大
きさが変われば根鉢用載置体6cを変えることが要求され
ていた。
【0008】また、根鉢用載置体6cの寸法が定まってい
るため、この寸法に応じた根鉢14を載置する場合におい
て、その根鉢用載置体14の裏面側に改良剤をおくと、面
抵抗が得られず、樹木が転倒するおそれがあるという問
題点があった。
るため、この寸法に応じた根鉢14を載置する場合におい
て、その根鉢用載置体14の裏面側に改良剤をおくと、面
抵抗が得られず、樹木が転倒するおそれがあるという問
題点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、樹木の支持施工方法と、その支持
施工における根鉢用載置体としてなされたもので、樹木
の支持施工方法としての特徴は、拡縮自在に形成された
根鉢用載置体6上に根鉢14を載置し、次に該根鉢14に紐
材を掛け回わすとともに、該紐材の端部を前記根鉢用載
置体14に取り付けることにより、樹木15の根元部を支持
して施工することにある。また、樹木の支持施工におけ
る根鉢用載置体6として特徴は、樹木の支持施工時に、
根鉢14を載置して使用される根鉢用載置体であって、載
置体本体7が拡縮自在に構成されてなることにある。
題を解決するために、樹木の支持施工方法と、その支持
施工における根鉢用載置体としてなされたもので、樹木
の支持施工方法としての特徴は、拡縮自在に形成された
根鉢用載置体6上に根鉢14を載置し、次に該根鉢14に紐
材を掛け回わすとともに、該紐材の端部を前記根鉢用載
置体14に取り付けることにより、樹木15の根元部を支持
して施工することにある。また、樹木の支持施工におけ
る根鉢用載置体6として特徴は、樹木の支持施工時に、
根鉢14を載置して使用される根鉢用載置体であって、載
置体本体7が拡縮自在に構成されてなることにある。
【0010】
【作用】すなわち、このような樹木の支持施工方法であ
るために、前記紐材を張設すると、該紐材は根鉢3と植
穴4の底壁面との間に介装された根鉢用載置体6とに掛
け回されているため、該根鉢用載置体6と根鉢3とは、
該紐材に生ずる張力により緊張状態で連結され、且つ固
定されることとなるのである。
るために、前記紐材を張設すると、該紐材は根鉢3と植
穴4の底壁面との間に介装された根鉢用載置体6とに掛
け回されているため、該根鉢用載置体6と根鉢3とは、
該紐材に生ずる張力により緊張状態で連結され、且つ固
定されることとなるのである。
【0011】さらに、根鉢用載置体本体7が拡縮自在で
あるため、その根鉢用載置体本体7を拡縮することによ
って根鉢の大きさに応じて根鉢用載置体本体7の大きさ
を自在に調整することができる。
あるため、その根鉢用載置体本体7を拡縮することによ
って根鉢の大きさに応じて根鉢用載置体本体7の大きさ
を自在に調整することができる。
【0012】しかも、根鉢載置体本体7の大きさを根鉢
14の大きさに比べてやや大きめに調整すれば、モーメン
トが大きくなり、その分、樹木が転倒しようとする力に
対する抵抗力が大きくなるのである。
14の大きさに比べてやや大きめに調整すれば、モーメン
トが大きくなり、その分、樹木が転倒しようとする力に
対する抵抗力が大きくなるのである。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に従って
説明する。先ず、一実施例としての樹木の支持施工にお
ける根鉢用載置体6の構成について説明するに、この根
鉢用載置体6の載置体本体7は、図2及び図3に示すよ
うに、平面略正方形状の枠杆8と、その枠杆8のコーナ
ー部を対角線上に交差する交差杆9と、該交差杆9の端
部にスライド自在に挿入された計4本のスライド杆10と
で構成されたものである。
説明する。先ず、一実施例としての樹木の支持施工にお
ける根鉢用載置体6の構成について説明するに、この根
鉢用載置体6の載置体本体7は、図2及び図3に示すよ
うに、平面略正方形状の枠杆8と、その枠杆8のコーナ
ー部を対角線上に交差する交差杆9と、該交差杆9の端
部にスライド自在に挿入された計4本のスライド杆10と
で構成されたものである。
【0014】そして、スライド杆10の先端部10a の上面
側には打込杆11が固着され、下面側には平面五角形状の
抵抗板12が固着されている。
側には打込杆11が固着され、下面側には平面五角形状の
抵抗板12が固着されている。
【0015】次に、上記のような根鉢用載置体6を用い
て樹木を支持施工する支持施工方法の実施例について説
明する。
て樹木を支持施工する支持施工方法の実施例について説
明する。
【0016】先ず、図1に示すように、地面、とりわ
け、上層部1は比較的安定堅固なるも、下層部2が、ゴ
ミの集積等のため軟弱であるような施工地に予め形成さ
れた植穴3の底壁面4に、図2に示すように土壌改良剤
5を散布し、その上部に根鉢用載置体6を載置する。
け、上層部1は比較的安定堅固なるも、下層部2が、ゴ
ミの集積等のため軟弱であるような施工地に予め形成さ
れた植穴3の底壁面4に、図2に示すように土壌改良剤
5を散布し、その上部に根鉢用載置体6を載置する。
【0017】次に、上記のような根鉢用載置体6の4本
のスライド杆10, …を、それぞれそとむきスライドさせ
て載置体本体7を拡張し、前記スライド杆10の先端部10
a の上面に固着された4本の打込杆11,…をそれぞれ植
穴3の内壁面13に打ち込む。
のスライド杆10, …を、それぞれそとむきスライドさせ
て載置体本体7を拡張し、前記スライド杆10の先端部10
a の上面に固着された4本の打込杆11,…をそれぞれ植
穴3の内壁面13に打ち込む。
【0018】上述のようにして打込杆11,…が打ち込ま
れて根鉢用載置体6が固定された後、図6に示すように
その根鉢用載置体6上に根鉢14を載置する。
れて根鉢用載置体6が固定された後、図6に示すように
その根鉢用載置体6上に根鉢14を載置する。
【0019】次に、図6のように、樹木15の根元部と根
鉢14の略直下の載置体本体7(より詳しくはスライド杆
10の根元部)とに張設用ワイヤー16を掛け回す。
鉢14の略直下の載置体本体7(より詳しくはスライド杆
10の根元部)とに張設用ワイヤー16を掛け回す。
【0020】この際、図6に示すように、根鉢14を張設
用ワイヤー16の該根鉢14の食い込みから保護するために
保護パット17が根鉢14の肩部に添えられる。
用ワイヤー16の該根鉢14の食い込みから保護するために
保護パット17が根鉢14の肩部に添えられる。
【0021】前記樹木15の根元部と張設用ワイヤー16と
の連結について、より詳細に説明すれば、次のとおりで
ある。
の連結について、より詳細に説明すれば、次のとおりで
ある。
【0022】すなわち、図6に示すように、前記樹木1
の根元部に、網状体18を介してリング体19を巻装し、そ
のリング体に取付けられた止め具20,…に前記張設用ワ
イヤー16を掛止する。
の根元部に、網状体18を介してリング体19を巻装し、そ
のリング体に取付けられた止め具20,…に前記張設用ワ
イヤー16を掛止する。
【0023】その後、ウインチ21によって該張設用ワイ
ヤー16に張力を生ぜしめる。
ヤー16に張力を生ぜしめる。
【0024】そして、その張力によって前記根鉢14が支
持されるとともに、前記張設用ワイヤー16の張力が前記
リング体19にも作用し、該リング体19が前記樹木1の根
元部に圧接支持されることとなるのである。
持されるとともに、前記張設用ワイヤー16の張力が前記
リング体19にも作用し、該リング体19が前記樹木1の根
元部に圧接支持されることとなるのである。
【0025】このようにして樹木1の根元部を支持した
後、植穴3内に土等を埋める。このようにして、公園,
舗道,その他博覧会場等、とりわけ上層部1は比較的安
定堅固なるも下層部2がゴミの集積等のため軟弱である
ような施工地においても、樹木の支持施工が安定、且つ
確実になされうるのである。
後、植穴3内に土等を埋める。このようにして、公園,
舗道,その他博覧会場等、とりわけ上層部1は比較的安
定堅固なるも下層部2がゴミの集積等のため軟弱である
ような施工地においても、樹木の支持施工が安定、且つ
確実になされうるのである。
【0026】尚、上記実施例における根鉢用載置体6の
載置,スライド杆10のスライド,打込杆11の打ち込みか
ら張設用ワイヤー16の緊張に至る作業の手順について
は、必ずしもこれに限定されるものではない。すなわ
ち、作業性等を考慮し、この手順を適宜変えることはむ
ろん可能である。
載置,スライド杆10のスライド,打込杆11の打ち込みか
ら張設用ワイヤー16の緊張に至る作業の手順について
は、必ずしもこれに限定されるものではない。すなわ
ち、作業性等を考慮し、この手順を適宜変えることはむ
ろん可能である。
【0027】さらに、上記実施例では根鉢用載置体6と
して、枠杆8,交差杆9,及びスライド杆11によって載
置体本体7を構成したものが使用されたが、載置体本体
7の構造は、このような杆(パイプ)で構成されたもの
に限らず、たとえば板状のものであってもよい。要は、
根鉢14と植穴3の底壁面4との間において、該根鉢14を
載置し得るものであればよいのである。
して、枠杆8,交差杆9,及びスライド杆11によって載
置体本体7を構成したものが使用されたが、載置体本体
7の構造は、このような杆(パイプ)で構成されたもの
に限らず、たとえば板状のものであってもよい。要は、
根鉢14と植穴3の底壁面4との間において、該根鉢14を
載置し得るものであればよいのである。
【0028】また、上記実施例では、スライド杆11が交
差杆9の端部にスライド自在に挿入されることによって
載置体本体7が拡縮自在に構成されているが、載置体本
体7を拡縮自在に構成する手段はこのスライド杆11のス
ライドによる手段に限定されない。要は、載置体本体7
が拡縮自在に構成されていればよいのである。
差杆9の端部にスライド自在に挿入されることによって
載置体本体7が拡縮自在に構成されているが、載置体本
体7を拡縮自在に構成する手段はこのスライド杆11のス
ライドによる手段に限定されない。要は、載置体本体7
が拡縮自在に構成されていればよいのである。
【0029】また該実施例では、スライド杆10の先端部
10a の上面側に打込杆11を固着したため、この打込杆11
を植穴3の内壁面13に打ち込むことによって、根鉢用載
置体6を位置ずれさせることなく植穴3の底壁面4に確
実に設置できるという好ましい利点が得られたが、この
ような打込杆11を植穴3の内壁面13に打ち込むことは本
発明に必須の条件ではない。
10a の上面側に打込杆11を固着したため、この打込杆11
を植穴3の内壁面13に打ち込むことによって、根鉢用載
置体6を位置ずれさせることなく植穴3の底壁面4に確
実に設置できるという好ましい利点が得られたが、この
ような打込杆11を植穴3の内壁面13に打ち込むことは本
発明に必須の条件ではない。
【0030】尚、上記のような打込杆による固定手段を
採用する場合、上記のような植穴3の側壁面(内壁面1
3)に打ち込んで固定する他、植穴3の底壁面に打ち込
む打込杆(アンカー)を根鉢用載置体の先端に取り付け
て、植穴3の側壁面と底壁面との双方で固定することも
可能であり、この場合には根鉢の支持固定を一層確実に
行えるという効果がある。
採用する場合、上記のような植穴3の側壁面(内壁面1
3)に打ち込んで固定する他、植穴3の底壁面に打ち込
む打込杆(アンカー)を根鉢用載置体の先端に取り付け
て、植穴3の側壁面と底壁面との双方で固定することも
可能であり、この場合には根鉢の支持固定を一層確実に
行えるという効果がある。
【0031】さらに、該実施例では、スライド杆10の下
面側に平面五角形状の抵抗板12を固着したため、根鉢用
載置体6を安定した状態で植穴3の底壁面に載置できる
という好ましい効果が得られたが、このような抵抗板12
を具備させることも本発明において条件とはならない。
面側に平面五角形状の抵抗板12を固着したため、根鉢用
載置体6を安定した状態で植穴3の底壁面に載置できる
という好ましい効果が得られたが、このような抵抗板12
を具備させることも本発明において条件とはならない。
【0032】さらに、該実施例では張設用,根元用等の
紐材としてワイヤーを使用しているが、柔軟,堅固にし
て且つ所定の耐腐食性や作業性があれば、これに限定さ
れるものではない。また材質も金属性,合成樹脂製等問
うものではない。要は、根鉢14に掛け回すことができ、
且つその端部を前記根鉢用載置体6に取り付けることが
できるようなものであればよいのである。
紐材としてワイヤーを使用しているが、柔軟,堅固にし
て且つ所定の耐腐食性や作業性があれば、これに限定さ
れるものではない。また材質も金属性,合成樹脂製等問
うものではない。要は、根鉢14に掛け回すことができ、
且つその端部を前記根鉢用載置体6に取り付けることが
できるようなものであればよいのである。
【0033】さらに、該実施例では、樹木15の根元部と
根鉢14の略直下の載置体本体7(より詳しくはスライド
杆10の根元部)とに紐材としての張設用ワイヤー16の端
部を取り付けたが、紐材の端部を取り付ける位置もこれ
に限定されるものではなく、要は、紐材の端部が載置体
本体7に取付けられていればよいのである。
根鉢14の略直下の載置体本体7(より詳しくはスライド
杆10の根元部)とに紐材としての張設用ワイヤー16の端
部を取り付けたが、紐材の端部を取り付ける位置もこれ
に限定されるものではなく、要は、紐材の端部が載置体
本体7に取付けられていればよいのである。
【0034】さらに、上記実施例では、一般の地盤に予
め形成された植穴3内に根鉢14を収納して樹木を支持施
工する場合について説明したが、上記のような一般の地
盤の他、人工地盤における樹木の支持施工に本発明を適
用することも可能である。このような人工地盤に用いる
場合には、植穴3の形成は必要なく、根鉢14を埋設する
よう人工土壌を積層することによって樹木15の支持施工
をすることができる。
め形成された植穴3内に根鉢14を収納して樹木を支持施
工する場合について説明したが、上記のような一般の地
盤の他、人工地盤における樹木の支持施工に本発明を適
用することも可能である。このような人工地盤に用いる
場合には、植穴3の形成は必要なく、根鉢14を埋設する
よう人工土壌を積層することによって樹木15の支持施工
をすることができる。
【0035】さらに、該実施例では特にゴミ集積跡地
等、地盤が軟弱な施工地にて施工する場合について説明
しているが、本発明の対象は軟弱地盤に限定されるもの
ではなく、通常の地盤においても有効なことはいうまで
もない。
等、地盤が軟弱な施工地にて施工する場合について説明
しているが、本発明の対象は軟弱地盤に限定されるもの
ではなく、通常の地盤においても有効なことはいうまで
もない。
【0036】
【発明の効果】叙上のように、本発明は、拡縮自在に形
成された根鉢用載置体上に根鉢を載置し、次に該根鉢に
紐材を掛け回わすとともに、該紐材の端部を前記根鉢用
載置体に取り付けることにより、樹木の根元部を支持し
て施工する方法であるため、根鉢用載置体を拡縮するこ
とにより、載置すべき根鉢の大きさに応じて根鉢用載置
体の大きさを設定することができ、従って、異なる根鉢
の大きさの樹木に対して異なる寸法の根鉢用載置体を準
備する必要がなく、1つの根鉢用載置体で異なる大きさ
の根鉢に使用することができるという効果がある。
成された根鉢用載置体上に根鉢を載置し、次に該根鉢に
紐材を掛け回わすとともに、該紐材の端部を前記根鉢用
載置体に取り付けることにより、樹木の根元部を支持し
て施工する方法であるため、根鉢用載置体を拡縮するこ
とにより、載置すべき根鉢の大きさに応じて根鉢用載置
体の大きさを設定することができ、従って、異なる根鉢
の大きさの樹木に対して異なる寸法の根鉢用載置体を準
備する必要がなく、1つの根鉢用載置体で異なる大きさ
の根鉢に使用することができるという効果がある。
【0037】さらに、載置体本体の大きさを根鉢の大き
さに比べてやや大きめに調整すれば、モーメントが大き
くなり、その分、樹木が転倒しようとする力に対する抵
抗力が大きくなるという効果がある。
さに比べてやや大きめに調整すれば、モーメントが大き
くなり、その分、樹木が転倒しようとする力に対する抵
抗力が大きくなるという効果がある。
【0038】この結果、風速60m程度の強風にも耐える
ことができるという実益がある。
ことができるという実益がある。
【0039】また、根鉢を植穴の底壁面に直接載置せ
ず、その底壁面と根鉢との間に根鉢用載置材を介装して
施工が行われるため、底壁面の強度とは無関係に施工が
行え、よってゴミの集積等のため軟弱であるような施工
地にも適用することができるという利点がある。
ず、その底壁面と根鉢との間に根鉢用載置材を介装して
施工が行われるため、底壁面の強度とは無関係に施工が
行え、よってゴミの集積等のため軟弱であるような施工
地にも適用することができるという利点がある。
【0040】さらに、載置体本体に打込杆を設け、その
打込杆を植穴の壁面に打ち込んだ場合には、根鉢用載置
体を位置ずれさせることなく植穴の底壁面に確実に載置
することができ、その結果、現地盤への打ち込みが可能
となり、支持力が一層向上するとともに、載置体の下面
側に改良剤が介装されていても、面抵抗が低下すること
もなく、沈み込みが生じないという効果がある。
打込杆を植穴の壁面に打ち込んだ場合には、根鉢用載置
体を位置ずれさせることなく植穴の底壁面に確実に載置
することができ、その結果、現地盤への打ち込みが可能
となり、支持力が一層向上するとともに、載置体の下面
側に改良剤が介装されていても、面抵抗が低下すること
もなく、沈み込みが生じないという効果がある。
【図1】植穴の形成工程を示す断面図。
【図2】根鉢用載置体を植穴の底壁面に載置する工程の
一部断面側面図。
一部断面側面図。
【図3】根鉢用載置体を植穴の底壁面に載置する工程の
一部断面平面図。
一部断面平面図。
【図4】打込杆を側壁面に打ち込んだ工程の一部断面側
面図。
面図。
【図5】打込杆を側壁面に打ち込んだ工程の一部断面平
面図。
面図。
【図6】根鉢用載置体に根鉢を載置した状態の一部断面
側面図。
側面図。
【図7】根鉢用載置体に根鉢を載置した状態の一部断面
平面図。
平面図。
【図8】従来例を示し、(イ)は概略斜視図、(ロ)は
概略平面図。
概略平面図。
【図9】他の従来例の一部断面側面図。
3…植穴 4…底壁面 6…載置体 10…スライド杆 14…根鉢 15…樹木
Claims (5)
- 【請求項1】 拡縮自在に形成された根鉢用載置体6上
に根鉢14を載置し、次に該根鉢14に紐材を掛け回わすと
ともに、該紐材の端部を前記根鉢用載置体6に取り付け
ることにより、樹木15の根元部を支持して施工すること
を特徴とする樹木の支持施工方法。 - 【請求項2】 予め地面に形成された植穴3内に根鉢14
を収納するとともに、該根鉢14に紐材を掛け回して固定
し、且つ、前記植穴3を土等により閉塞して前記根鉢14
を地中に埋設することにより植設される樹木の支持施工
方法において、前記根鉢14と植穴3の底壁面4との間
に、該根鉢14を載置するための拡縮自在な根鉢用載置体
6を介装し、且つ、前記根鉢14に掛け回された紐材の端
部を前記根鉢用載置体6に取り付けることにより、樹木
15の根元部を支持して施工することを特徴とする樹木の
支持施工方法。 - 【請求項3】 樹木の支持施工時に、根鉢14を載置して
使用される根鉢用載置体であって、載置体本体7が、拡
縮自在に構成されてなることを特徴とする樹木の支持施
工における根鉢用載置体。 - 【請求項4】 樹木の支持施工時に、根鉢14を載置して
使用される根鉢用載置体であって、載置体本体7が、ス
ライド自在なスライド杆11を具備し、該スライド杆11の
スライドによって前記載置体本体7が拡縮自在に構成さ
れてなることを特徴とする樹木の支持施工における根鉢
用載置体。 - 【請求項5】 前記載置体本体7に、植穴3の側壁面13
に打ち込み可能な打込杆11が固着されてなる請求項3又
は請求項4記載の樹木の支持施工における根鉢用載置
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4079535A JP2821529B2 (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 樹木の支持施工方法と、その支持施工方法に使用される根鉢用載置体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4079535A JP2821529B2 (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 樹木の支持施工方法と、その支持施工方法に使用される根鉢用載置体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0787854A true JPH0787854A (ja) | 1995-04-04 |
JP2821529B2 JP2821529B2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=13692694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4079535A Expired - Lifetime JP2821529B2 (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 樹木の支持施工方法と、その支持施工方法に使用される根鉢用載置体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2821529B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007222104A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Toho Leo Co | 樹木の支持施工方法と、その支持施工方法に使用する根鉢用固定用具 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02219527A (ja) * | 1989-02-17 | 1990-09-03 | Toho Perlite Co Ltd | 樹木の支持旋工方法 |
-
1992
- 1992-04-01 JP JP4079535A patent/JP2821529B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH02219527A (ja) * | 1989-02-17 | 1990-09-03 | Toho Perlite Co Ltd | 樹木の支持旋工方法 |
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---|---|---|---|---|
JP2007222104A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Toho Leo Co | 樹木の支持施工方法と、その支持施工方法に使用する根鉢用固定用具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2821529B2 (ja) | 1998-11-05 |
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