JP4649151B2 - 表示装置、該表示装置の製造方法および液晶表示装置 - Google Patents
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Description
該液晶表示装置では、FPC6をアレイ基板1に精度良く位置決めして搭載するために、アレイ基板1側の位置決めマーク7の下方からビデオカメラ8で撮影を行い、該撮影された画像上でFPC6側の位置決めマーク6aがアレイ基板1側の位置決めマーク7に一致したときに、仮圧着を行い、次いでヒートツールにより熱圧着を行うようにしている。
前記FPCの接続側の先端が、1個の前記ICチップの3辺あるいは4辺の各外面の一部に当接するコ字状、あるいはフック状に切り欠かれ、水平部と垂直部とからなる位置合わせ部が形成され、該位置合わせ部の水平部に前記FPCの導電部が位置すると共に前記水平部の側部から前記垂直部が突出し、
前記FPCの位置合わせ部の水平部と垂直部との3辺あるいは4辺を前記ICチップの水平部と垂直部の外面からなる基準面に当接させて前記表示パネル上に前記FPCを位置決めしている表示装置を提供している。
即ち、高精度で外形が分断され且つ高精度で表示パネルに位置決めされるICチップを、位置決め治具として代用することで、カメラ装置や治具を必要とすることなくFPCの位置決めを簡単に行うことができる。
前記隣接する各ICチップの対向する角部を構成する2辺の外面を基準面とし、
前記FPCの接続側の先端の両隅にL字状に切り欠かれた水平部と垂直部とからなる位置合わせ部が設けられて、前記隣接するICチップの合計4個の基準面に対する位置合わせ部を有する形状とされ、該位置合わせ部の水平部に前記FPCの導電部が位置すると共に前記水平部の側部から前記垂直部が突出し、
前記FPCの両隅の各位置合わせ部の水平部と垂直部との2辺を前記隣接するICチップの水平部と垂直部の外面からなる基準面に当接させて前記表示パネル上に前記FPCを位置決めしている表示装置を提供している。
具体的には、FPCの接続側先端の両隅をL字状に対称に切り欠くことで位置合わせ部を形成し、クリアランスをあけて隣接したICチップの間にFPCを挿入して、該切り欠かれた位置合わせ部を各ICチップの対向する角部に合わせることで位置決めを行うとよい。
前記ICチップの電極と接続された前記表示パネルの前記導電部の上に予め取り付けた異方性導電フィルム(ACF)に、前記FPCの端子部を圧着して接続固定している表示装置の製造方法を提供している。
前記表示パネルはガラス基板を有し、該ガラス基板上に形成された導電部の周縁に設けられた端子部に、前記ガラス基板に実装されるドライバICチップからなるICチップの電極が接続され、
前記ガラス基板上の端子部に、前記FPCの導電部の先端に設けられた端子部が前記異方性導電フィルムを介して接続固定されている液晶表示装置を提供している。
図1乃至図3は第1実施形態を示す。
図1(A)(B)は、COG方式でドライバICチップ16が搭載されたアクティブマトリクス型の液晶表示パネル10を示し、図示しないバックライトを液晶表示パネル10の背面側に配置することで液晶表示装置を構成する。
液晶表示パネル10は、アレイ基板11と対向基板12との間にシール剤14で包囲して液晶層13を挟持している。
異方性導電フィルム15は、図3に示すように、絶縁体からなる熱硬化性接着フィルム22の中に直径が数μm程度の導電粒子23を分散している。
また、FPC17の位置合わせ部20の水平部17aと垂直部17b、17cとのなす角(本実施形態では90°)は、ドライバICチップ16の長辺16aと短辺16b、16cとのなす角と実質的に同一としている。なお、「実質的に同一」とは、±0.5〜1°の誤差範囲を許容するものである。また、FPC17の先端側の端部である長辺17a近傍の下面には、図3に示すように、導電部18と導通する端子部18aが露出している。
まず、図1(A)の矢印に示すように、FPC17の先端側の位置合わせ部20をドライバICチップ16に向けて移動し、図2(A)(B)に示すように、FPC17の位置合わせ部20をドライバICチップ16の側壁面に嵌合する。この際、FPC17の位置合わせ部20の水平部17aがドライバICチップ16の手前側の長辺16aの外面(基準面)に当接すると共に、位置合わせ部20の垂直部17b、17cがドライバICチップ16の短辺16b、16cの外面(基準面)に当接する。これにより、図2(A)中のx方向の正負両方向のFPC17の動きが規制されると共に、y方向の正方向にもFPC17の動きが規制され、自動的にFPC17が位置決めされる。この状態から、図3に示すように、FPC17の接続側先端を上方から仮圧着及び熱圧着することで、FPC17の端子部18aとアレイ基板11の端子部21とが異方性導電フィルム15の導電粒子23を介して導通され、かつ、熱硬化性接着フィルム22により互いが接着される。
第1実施形態との相違点は、FPC30の位置合わせ部33が平面視でL字状に形成されている点である。
図4(A)の矢印に示すように、FPC30の先端側の位置合わせ部33をドライバICチップ16に向けて移動し、図5(A)(B)に示すように、FPC30の位置合わせ部33の水平部30aがドライバICチップ16の手前側の長辺16aの外面(基準面)に当接すると共に、位置合わせ部33の垂直部30bがドライバICチップ16の短辺16bの外面(基準面)に当接する。これにより、図5(A)中のx方向の正方向にFPC30の動きが規制されると共に、y方向の正方向にもFPC30の動きが規制され、自動的にFPC30が位置決めされる。この状態から第1実施形態と同様に、FPC30の接続側先端を仮圧着及び熱圧着することで、FPC30が異方性導電フィルム15を介してアレイ基板11に正しく接着固定される。
第1実施形態との相違点は、FPC40の位置合わせ部43をフック状に形成している点である。
図6(A)(B)の矢印に示すように、FPC40の先端側の位置合わせ部43をドライバICチップ16の上方から嵌合し、図7(A)(B)に示すように、FPC40の位置合わせ部43の水平部40aがドライバICチップ16の手前側の長辺16aの外面(基準面)に当接し、位置合わせ部43の垂直部43bがドライバICチップ16の短辺16bの外面(基準面)に当接し、位置合わせ部43の水平部43dがドライバICチップ16の奥側の長辺16dの外面(基準面)に当接する。これにより、図7(A)中のx方向の正方向にFPC40の動きが規制されると共に、y方向の正負両方向にFPC40の動きが規制され、自動的にFPC40が位置決めされる。この状態から第1実施形態と同様に、FPC40の接続側先端を仮圧着及び熱圧着することで、FPC40が異方性導電フィルム15を介してアレイ基板11に正しく接着固定される。
第1実施形態との相違点は、FPC50の位置合わせ部53は、FPC50の接続側先端の両側から対向する逆L字状の突出部50f、50gを突出させて、ドライバICチップ16の4辺を保持する形状としている点である。
図8(A)(B)の矢印に示すように、FPC50の先端側の位置合わせ部53をドライバICチップ16の上方から嵌合し、図9(A)(B)に示すように、FPC50の位置合わせ部53の水平部50a、50d、50eがドライバICチップ16の長辺16a、16dの外面(基準面)に当接し、位置合わせ部53の垂直部53b、53cがドライバICチップ16の短辺16b、16cの外面(基準面)に当接する。これにより、図9(A)中のx方向の正負両方向にFPC50の動きが規制されると共に、y方向の正負両方向にFPC50の動きが規制され、FPC50が完全に位置決めされる。この状態から第1実施形態と同様に、FPC50の接続側先端を仮圧着及び熱圧着することで、FPC50が異方性導電フィルム15を介してアレイ基板11に正しく接着固定される。
第1実施形態との相違点は、FPC60の位置合わせ部63はドライバICチップ16と同一外形の開口としている点である。
図10(A)(B)の矢印に示すように、FPC60の先端側の位置合わせ部63をドライバICチップ16の上方から嵌合し、図11(A)(B)に示すように、FPC60の位置合わせ部63の水平部60a、60dがドライバICチップ16の長辺16a、16dの外面(基準面)に当接し、位置合わせ部63の垂直部63b、63cがドライバICチップ16の短辺16b、16cの外面(基準面)に当接する。これにより、図11(A)中のx方向の正負両方向にFPC60の動きが規制されると共に、y方向の正負両方向にFPC60の動きが規制され、FPC60が完全に位置決めされる。この状態から第1実施形態と同様に、FPC60の接続側先端を仮圧着及び熱圧着することで、FPC60が異方性導電フィルム15を介してアレイ基板11に正しく接着固定される。
第1実施形態との相違点は、FPC80を2つのドライバICチップ77、78を利用して位置決めする点である。
2つのドライバICチップ77、78はそれぞれ矩形状で、互いに対向する短辺77a、78aの外面と、手前側の長辺77b、78bの外面とを位置決め用の基準面としており、対向する短辺77aと短辺78aとは平行になるように配置されている。このドライバICチップ77、78は、第1実施形態と同様に、COG(チップ・オン・グラス)方式でフェースダウン実装され、ドライバICチップ77、78の下面の電極が異方性導電フィルム(ACF)75を介してアレイ基板71の延出部71aの上面の端子部(図示せず)に電気的に接続している。また、アレイ基板71の延出部71aの上面のうち2つのドライバICチップ77、78の間の領域の端縁側にも端子部(図示せず)が存在し、その上に別の異方性導電フィルム76が載置されている。また、2つのドライバICチップ77、78の対向する短辺77a、78aの間のクリアランスの距離はLとしている。
図12(A)(B)の矢印に示すように、FPC80の先端側を2つのドライバICチップ77、78の間に挿入し、図13(A)(B)に示すように、FPC80の位置合わせ部83、84を各ドライバICチップ77、78の対向する隅部にあてがう。詳しくは、FPC80の位置合わせ部83、84の水平部80a、80cがドライバICチップ77、78の手前側の長辺77b、78bの外面(基準面)に当接し、位置合わせ部83、84の垂直部80b、80dがドライバICチップ77、78の対向する短辺77a、78aの外面(基準面)に当接する。これにより、図13(A)中のx方向の正負両方向でFPC80の動きが規制されると共に、y方向の正方向にFPC80の動きが規制され、FPC80が位置決めされる。この状態から第1実施形態と同様に、FPC80の接続側先端を仮圧着及び熱圧着することで、FPC80が異方性導電フィルム75、76を介してアレイ基板71に正しく接着固定される。
11、71 アレイ基板
12、72 対向基板
13、73 液晶層
15、75、76 異方性導電フィルム(ACF)
16、77、78 ドライバICチップ
17、30、40、50、60、80 FPC
18 端子部
20、33、43、53、63、83、84 位置合わせ部
21 端子部
Claims (4)
- 表示パネル上にICチップが実装され、該ICチップの電極と接続される表示パネルの導電部にFPC(フレキシブル・プリンテッド・サーキット)の導電部を接続している表示装置であって、
前記FPCの接続側の先端が、1個の前記ICチップの3辺あるいは4辺の各外面の一部に当接するコ字状、あるいはフック状に切り欠かれ、水平部と垂直部とからなる位置合わせ部が形成され、該位置合わせ部の水平部に前記FPCの導電部が位置すると共に前記水平部の側部から前記垂直部が突出し、
前記FPCの位置合わせ部の水平部と垂直部との3辺あるいは4辺を前記ICチップの水平部と垂直部の外面からなる基準面に当接させて前記表示パネル上に前記FPCを位置決めしている表示装置。 - 表示パネル上にICチップが隣接して実装され、該ICチップの電極と接続される表示パネルの導電部にFPC(フレキシブル・プリンテッド・サーキット)の導電部を接続している表示装置であって、
前記隣接する各ICチップの対向する角部を構成する2辺の外面を基準面とし、
前記FPCの接続側の先端の両隅にL字状に切り欠かれた水平部と垂直部とからなる位置合わせ部が設けられて、前記隣接するICチップの合計4個の基準面に対する位置合わせ部を有する形状とされ、該位置合わせ部の水平部に前記FPCの導電部が位置すると共に前記水平部の側部から前記垂直部が突出し、
前記FPCの両隅の各位置合わせ部の水平部と垂直部との2辺を前記隣接するICチップの水平部と垂直部の外面からなる基準面に当接させて前記表示パネル上に前記FPCを位置決めしている表示装置。 - 請求項1または請求項2に記載の表示装置の製造方法であって、
前記FPCの前記位置合わせ部を前記表示パネル上に実装されているICチップの基準面に当接させて位置決め配置し、
前記ICチップの電極と接続された前記表示パネルの前記導電部の上に予め取り付けた異方性導電フィルム(ACF)に、前記FPCの端子部を圧着して接続固定している表示装置の製造方法。 - 請求項1または請求項2に記載の表示装置からなり、
前記表示パネルはガラス基板を有し、該ガラス基板上に形成された導電部の周縁に設けられた端子部に、前記ガラス基板に実装されるドライバICチップからなるICチップの電極が接続され、
前記ガラス基板上の端子部に、前記FPCの導電部の先端に設けられた端子部が前記異方性導電フィルムを介して接続固定されている液晶表示装置。
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