JP3365305B2 - 半導体チップ、その実装構造および液晶表示装置 - Google Patents

半導体チップ、その実装構造および液晶表示装置

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JP3365305B2
JP3365305B2 JP9649298A JP9649298A JP3365305B2 JP 3365305 B2 JP3365305 B2 JP 3365305B2 JP 9649298 A JP9649298 A JP 9649298A JP 9649298 A JP9649298 A JP 9649298A JP 3365305 B2 JP3365305 B2 JP 3365305B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体チップ(以
下、ICという。)、その実装構造、およびこの実装構
造を用いた液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フェイスダウン方式でICを基板上に実
装する例としては、たとえば、液晶表示装置において、
液晶パネルを構成する透明基板に駆動用IC(半導体チ
ップ)を異方性導電膜(Anisotropic Co
nductive Film/ACF)などを用いてC
OG(Chip on glass)実装するのに用い
られている。この異方性導電膜を用いた実装方法は、フ
ァインピッチへの対応が可能であるとともに、多接点を
一括して電気的に接続できるという利点がある。
【0003】図12は、液晶表示装置に用いた液晶パネ
ルの外観を示す斜視図であり、図13は、液晶パネルの
分解斜視図である。
【0004】図12および図13において、液晶表示装
置に用いられる液晶パネル10は、たとえば透明なガラ
スによって形成された第1の透明基板1(液晶パネル用
基板)と、同じく透明なガラスによって形成された第2
の透明基板2(液晶パネル用基板)とを有している。こ
れらの透明基板の一方にはシール剤3が印刷等によって
形成され、このシール剤3を挟んで第1の透明基板1と
第2の透明基板2とが接着固定されている。また、第1
の透明基板1と第2の透明基板2との間隙のうち、シー
ル剤3で区画形成された液晶封入領域40内には液晶4
1が封入されている。第1の透明基板1の外側表面には
偏光板4aが粘着剤などによって貼られ、第2の透明基
板2の外側表面にも偏光板4bが粘着剤などで貼られて
いる。第2の透明基板2は第1の透明基板1よりも大き
いので、第2の透明基板2に第1の透明基板1を重ねた
状態で、第2の透明基板2はその一部が第1の透明基板
1の下端縁から張り出す。
【0005】この張り出し部分にはIC実装領域9が形
成されており、ここに駆動用IC13がフェイスダウン
ボンディングによりCOG実装される。また、第2の透
明基板2では、IC実装領域9に隣接する領域において
フレキシブルプリント配線基板(図示せず。)がヒート
シールなどの方法で接続される入力端子12が形成され
ている。
【0006】また、第2の透明基板2の内側表面には、
シール剤3で区画形成された液晶封入領域40の内側で
縦方向に延びる複数のストライプ状電極6bが形成され
ている。ストライプ状電極6bからは、後述するよう
に、IC実装領域9に向けて配線パターン(図示せ
ず。)が延びており、この配線パターンの端部は、IC
実装領域9において駆動用IC13をCOG実装するた
めの電極端子を構成している(図示せず。)。第1の透
明基板1の内側表面には、シール剤3で区画形成された
液晶封入領域40の内側で横方向に延びる複数のストラ
イプ状電極6aが形成されている。第1の透明基板1に
おいてストライプ状電極6aから延びる配線パターン
(図示せず。)は、第1の透明基板1と第2の透明基板
2とを貼り合わせたときに、第2の透明基板2に形成さ
れている配線パターン(図示せず。)に所定箇所で電気
的に接続する。この配線パターンも、第2の透明基板2
においてIC実装領域9に向けて延びており、この配線
パターンの端部は、IC実装領域9において駆動用IC
13をCOG実装するための実装端子を構成している
(図示せず。)。ここで、第1および第2の透明基板
1、2のいずれににおいても、各配線パターンは、スト
ライプ状電極6a、6bと一体に形成されることから、
ストライプ状電極6a、6bと同様、ITO膜(Ind
ium Tin Oxide)などの透明電極で形成さ
れている。
【0007】このように構成した液晶パネル10におい
て、第1の透明基板1のストライプ状電極6aと第2の
透明基板2のストライプ状電極6bとは互いに交差し、
各交差部分に画素が構成される。従って、駆動用IC1
3に駆動用電力および駆動信号を送ると、駆動用IC1
3は、駆動信号に基づいて希望する適宜のストライプ状
電極6a、6bに電圧を印加し、各画素における液晶4
1の配向状態を制御する。その結果、液晶パネル10に
は希望の像が表示される。
【0008】図14は、従来のCOG実装用のIC、お
よびその実装構造を示す平面図である。図15は、図1
4に示す従来のCOG実装用のICの底面図である。図
16は、駆動用ICのバンプ電極が形成された実装面
と、対応する基板側に形成された電極端子および配線パ
ターンとを重ねた状態での位置関係を示す透過平面図で
ある。
【0009】このように構成した液晶パネル10におい
て、IC実装領域9に実装されている駆動用IC13
は、従来、図14に示すように、長方形の平面形状を有
しており、IC実装領域9から第2の透明基板2の縁部
分に向かっては、フレキシブルプリント配線基板と電気
的に接続される入力用の配線パターン6(第1の配線パ
ターン61)が引き出されている。また、IC実装領域
9からストライプ状電極(図13参照。)に向けては出
力用の配線パターン6(第2ないし第4の配線パターン
62、63、64)が引き出されている。なお、入力用
の配線パターンに電気的に接続される配線部材として
は、フレキシブルプリント配線基板の他にも、ラバーコ
ネクター、ピンコネクターなどが用いられることもあ
る。
【0010】一方、駆動用IC13では、図15に底面
を示すように、その長方形の実装面130にはフェイス
ダウンボンディング用の多数のバンプ電極50(バンプ
電極群)が形成されている。ここで、バンプ電極群は、
第2の透明基板2のIC実装領域9に実装されたときに
基板の縁部分に向くチップ辺(長辺)に沿って配列され
た第1の電極列51と、この第1の電極列51の両端か
らチップ辺(短辺)に沿って配列された第2および第3
の電極列52、53と、第1の電極列51が沿うチップ
辺と対向するチップ辺に沿うように第1の電極列51と
平行に配列された第4の電極列54とから構成されてい
る。第1の電極列51は、フレキシブルプリント配線基
板などから信号入力するための入力端子であり、第2な
いし第4の電極列52、53、54は、駆動用IC13
で生成された信号を配線パターン6を介してストライプ
状電極に出力する出力端子である。
【0011】一方、第2の透明基板のIC実装領域9に
は、図14および図16に示すように、駆動用IC13
のバンプ電極50の配列に対応して多数の電極端子60
がチップ辺に沿うように配列されている。ここで、配線
パターン6(第1ないし第4の配線パターン61、6
2、63、64)はいずれも、チップ辺に対して直交す
る方向に引き出され、かつ、隣接する配線パターン6に
対して所定の間隔を開けて平行に引き出されている。す
なわち、第1の電極列51のバンプ電極50が導電接続
する電極端子60からは、第1の配線パターン61がフ
レキシブルプリント基板の実装領域に向けて真っ直ぐに
延びている。また、第4の電極列51のバンプ電極50
が接続する電極端子60からは、第4の配線パターン6
4がストライプ状電極に向けて真っ直ぐに延びている。
但し、長方形の短辺に相当するチップ辺に沿って配列さ
れた第2および第3の電極列52、53のバンプ電極5
0が接続する電極端子60からは、これらの電極端子6
0の配列方向に直交する方向、すなわち、側方に向けて
第2および第3の配線パターン62、63が真っ直ぐに
延びた後、途中で直角に屈曲してストライプ状電極に向
かって延びている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
液晶表示装置のように、駆動用IC13のバンプ電極5
0がチップ辺に沿って第1ないし第4の電極列51、5
2、53、54として長方形を描くように配列されてい
ると、第2および第3の配線パターン62、63は、側
方に向けて真っ直ぐに延びた後、途中で直角に屈曲して
ストライプ状電極に向けて延ばさざるを得ないため、第
2および第3の配線パターン62、63は、遠回りして
ストライプ状電極に接続することになる。しかも、第1
ないし第4の配線パターン61、62、63、64は、
いずれもストライプ状電極と同時形成されたITO膜な
ので比抵抗が高い。従って、駆動用IC13からストラ
イプ状電極に至る間の電気的な抵抗が大きいので、配線
抵抗による駆動動作マージンの減少や表示ムラ等の表示
の品位を低下させ、著しい場合には画素で点灯しないと
いう問題点がある。
【0013】また、駆動用IC13のバンプ電極50が
チップ辺に沿って第1ないし第4の電極列51、52、
53、54として長方形を描くように配列されている
と、駆動用IC13の実装位置が、図16に示す状態か
ら第1および第4の配線パターン61、64の引き出し
方向(矢印Xで示す方向)にずれたときには、図17に
示すように、第1および第4の電極列51、54のバン
プ電極50は、電極端子60(配線パターン6)の上に
位置することになるが、第2および第3の電極列52、
53のバンプ電極50は、電極端子60(配線パターン
6)の上からずれてしまい、オープンあるいはショート
を発生させる。また、図示を省略するが、駆動用IC1
3の実装位置が、図16に示す状態から、第2および第
3の配線パターン62、63の引き出し方向(矢印Yで
示す方向)にずれたときには、第2および第3の電極列
52、53のバンプ電極50は、電極端子60(配線パ
ターン6上)に位置することになるが、第1および第4
の電極列51、54のバンプ電極50は、電極端子60
(配線パターン6上)からずれてしまい、オープンある
いはショートを発生させる。従って、駆動用IC13を
実装する際にはX方向およびY方向の双方について高い
精度で位置合わせする必要がある。
【0014】しかしながら、ICの自動圧着装置におい
て、駆動用IC13をX方向およびY方向のうちの一方
を高い精度で位置合わせするのであればともかく、駆動
用IC13をX方向およびY方向の双方において高い精
度で位置合わせするのは現実には困難である。従って、
従来の駆動用IC13を用いた実装構造では、実装時の
駆動用IC13の位置ずれに起因する不具合を避けよう
とすると、電極端子60の幅および間隔(配線パターン
6の幅および間隔)を広く設定せざるを得ない。その結
果、従来の液晶パネルでは、表示に直接、寄与しない周
辺領域が、表示領域の面積の割りには広いものとなって
いるという問題点もある。
【0015】なお、図18に示すように、2つの駆動用
IC13が横並びに配置されたときでも、バンプ電極5
0がチップ辺に沿って第1ないし第4の電極列51、5
2、53、54として長方形を描くように配列されてい
る限り、電極端子60から引き出される配線パターン6
のうち、短辺から引き出される第2および第3の配線パ
ターン62、63は、側方に真っ直ぐに延びた後、直角
に屈曲してストライプ状電極に向けて延ばさざるを得な
い。従って、この場合も、第2および第3の配線パター
ン62、63は、遠回りしてストライプ状電極に接続す
ることになるなど、図14、図17を参照して説明した
のと同様な問題点がある。
【0016】また、駆動用IC13は、図19に示すよ
うに、TAB実装用の可撓性基板3のIC実装領域9に
実装される場合があり、この場合には、IC実装領域9
から基板外にはみ出した第1の配線パターン61の端部
に形成されている実装用端子610がヒートシールなど
の方法によって接続基板と導電接続されてこれを介し
て、或いはコネクタなどを介して、或いは直接半田付け
がなされるなどして外部装置と接続される。この場合に
は、可撓性基板3上で第1の配線パターン61と反対側
に向けて延びる第2ないし第4の配線パターン62、6
3、64の端部に形成されている実装用端子620、6
30、640が、液晶を挟持する液晶パネルの基板表面
に配列形成された端子にヒートシールなどの方法によっ
て導電接続され、実装される。この場合にも、駆動用I
C13において、バンプ電極50がチップ辺に沿って第
1ないし第4の電極列として長方形を描くように配列さ
れていると、短辺から引き出された第2および第3の配
線パターン62、63は、側方に真っ直ぐに延びた後、
直角に屈曲して実装用端子620、630に向けて延び
ざるを得ない。従って、この場合も、第2および第3の
配線パターン62、63は、遠回りして実装用端子62
0、630に接続することなり、無駄なスペースが発生
するという問題点がある。また、PCB基板、FPC基
板に実装される場合も同様な問題点を抱えている。
【0017】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
バンプ電極の配列を改良することにより、基板側におい
て電極端子に接続する配線パターンの遠回りな引回しを
やめて、短い経路を辿って配線パターンを所定の位置ま
で引き出すことのできるIC、ICの実装構造、および
この実装構造を用いた液晶表示装置を提供することにあ
る。
【0018】また、本発明の課題は、バンプ電極の配列
を改良することによって、実装時のICの位置ずれに起
因する不具合の発生を防止することのできるIC、IC
の実装構造、およびこの実装構造を用いた液晶表示装置
を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、基板との実装面にフェイスダウンボン
ディング用のバンプ電極群を備える半導体チップにおい
て、前記バンプ電極群には、少なくとも、チップ辺のう
ちの一辺に沿って配列された第1の電極列と、該第1の
電極列の両端から各々内側に向けて斜めに配列された第
2および第3の電極列とが含まれており、前記バンプ電
極群には、さらに、前記第1の電極列が沿うチップ辺と
対向するチップ辺に沿って当該第1の電極列と略平行に
配列された第4の電極列が含まれていることを特徴とす
る。
【0020】本発明では、駆動用ICのバンプ電極群に
は、チップ辺に沿って配列された第1の電極列と、該第
1の電極列の両端から各々内側に向けて斜めに配列され
た第2および第3の電極列とが構成されているので、第
2および第3の電極列のバンプ電極が実装される基板側
の電極端子も斜めに配列されている。従って、これらの
電極端子は互いに位置がずれているので、電極端子から
引き出された配線パターンを第1の電極列とは反対側に
引き出す際には、側方に向けて真っ直ぐに引き出した後
に直角に屈曲させることなく、第1の電極列とは反対側
に向けて直接、引き出すことができる。すなわち、配線
パターンを迂回させる必要がない分、無駄なスペースを
削減できる。また、最短経路を辿るように配線パターン
を引き出すことができるので、配線パターンの電気的な
抵抗を低減することができる。さらに、第1、第2およ
び第3の配線パターンをすべて略平行に引き出すことが
可能であり、このように配置すると、駆動用ICの実装
位置が配線パターンの引き出し方向にずれても、第1な
いし第3の電極列を構成する全てのバンプ電極が電極端
子(配線パターン)の上に位置する。従って、駆動用I
Cの実装位置については、配線パターンの引き出し方向
に対して略直交する方向に高い精度で位置合わせすれば
よく、配線パターンの引き出し方向に対しては高い位置
合わせ精度を必要としない。このような一方向の位置合
わせであれば、現有の自動圧着装置(マウント機)で
も、品質において高い接続信頼性が確保されて位置合わ
せできるので、本発明に係る駆動用ICを用いた実装構
造では、駆動用ICの位置ずれに起因する不具合の発生
を防止できる。また、配線パターンの引き出し方向に対
して直交する方向に高い精度を確保すれば、電極端子お
よび配線パターンの幅および間隔を狭くすることもでき
る。また、製造において基板上の配線パターンが複雑な
屈折などを要しなく簡易であるため容易に形成できるう
え、配線パターンが形成される基板および駆動用ICの
小型化にもつながる。
【0021】さらに本発明において、第4の電極列は第
1の電極列と略平行なので、第1、第2、第3および第
4の配線パターンのすべてを略平行に引き出すことも可
能である。
【0022】従って、駆動用ICの実装位置が配線パタ
ーンの引き出し方向にずれても、第1ないし第4の電極
列を構成する全てのバンプ電極が電極端子(配線パター
ン)の上に位置する。従って、駆動用ICの実装位置に
ついては、配線パターンの引き出し方向に対して略直交
する方向に高い精度で位置合わせすればよく、配線パタ
ーンの引き出し方向に対しては高い位置合わせ精度を必
要としない。このような一方向の位置合わせであれば、
現有の自動圧着装置(マウント機)でも、品質において
高い接続信頼性が確保されて位置合わせできるので、本
発明に係る駆動用ICを用いた実装構造では、電極列が
4つ形成されていても、駆動用ICの位置ずれに起因す
る不具合の発生を防止できる。また、配線パターンの引
き出し方向に対して略直交する方向に高い位置合せ精度
を確保すれば、電極端子および配線パターンの幅および
間隔を狭くすることもできる。
【0023】この形態の場合には、前記実装面は、たと
えば、略台形形状の平面形状を有している場合があり、
この場合には、前記第1の電極列は台形の底辺に相当す
るチップ辺に沿って配列され、前記第2および第3の電
極列のいずれも台形の斜辺に相当するチップ辺に沿って
配列され、前記第4の電極列は台形の上辺に相当するチ
ップ辺に沿って配列されることになる。
【0024】本発明において、前記実装面は、略長方形
の平面形状を有している場合があるい。この場合には、
実装面の形状にかかわらず、前記第1の電極列をチップ
の長辺に沿って配列し、前記第2および第3の電極列は
それぞれ、チップの角付近から斜め内側に向けて配列す
ればよい。
【0025】本発明では、前記第2および第3の電極列
のバンプ電極のうち、少なくとも前記第1の電極列の両
端付近に形成されたバンプ電極は、前記第1の電極列の
バンプ電極に対して当該第1の電極列の配列方向にずれ
ていることが好ましい。このように構成すると、駆動用
ICの実装位置が配線パターンの引き出し方向にずれて
も、第2および第3の電極列のバンプ電極は、第1の電
極列のバンプ電極が接続すべき電極端子(配線パター
ン)の上に位置することがない。それとは逆の方向にず
れても、第1の電極列のバンプ電極は、第2および第3
の電極列のバンプ電極が接続すべき電極端子(配線パタ
ーン)の上に位置することがない。それ故、配線の引き
出し方向における位置ずれマージンを大きくとれ、更に
大きな接続信頼性を確保できるという利点があある。
【0026】このような構成のICを用いた実装構造に
おいて、本発明では、当該ICが実装された基板は、前
記第1の電極列のバンプ電極が実装された電極端子から
当該第1の電極列の配列方向に対して略直交する方向に
引き出された第1の配線パターンと、前記第2および第
3の電極列のバンプ電極が実装された電極端子から前記
第1の電極列の配列方向に対して略直交する方向で、か
つ、前記第1の配線パターンとは反対の方向に引き出さ
れた第2および第3の配線パターンとを備えていること
がある。
【0027】また、本発明において、前記バンプ電極群
に、前記第1の電極列と略平行に配列された第4の電極
列が含まれている場合には、当該ICが実装された基板
は、前記第1の電極列のバンプ電極が実装された電極端
子から当該第1の電極列の配列方向に対して略直交する
方向に引き出された第1の配線パターンと、前記第2、
第3および第4の電極列のバンプ電極が実装された電極
端子から前記第1の電極列の配列方向に対して略直交す
る方向で、かつ、前記第1の配線パターンとは反対の方
向に引き出された第2、第3および第4の配線パターン
とを備えていることもある。
【0028】また、本発明に係るICを用いた実装構造
では、前記第1の電極列のバンプ電極が実装された電極
端子から当該第1の電極列の配列方向に対して略直交す
る方向に引き出された第1の配線パターンと、前記第2
の電極列のバンプ電極が実装された電極端子から当該第
2の電極列の配列方向に対して略直交する方向で、か
つ、前記第1の配線パターンとは反対の方向に引き出さ
れた第2の配線パターンと、前記第3の電極列のバンプ
電極が実装される電極端子から当該第3の電極列の配列
方向に対して略直交する方向で、かつ、前記第1の配線
パターンとは反対の方向に引き出された第3の配線パタ
ーンとを備えている場合もある。すなわち、第2および
第3の配線パターンは、第1の配線パターンからみれば
斜めに引き出されることになるが、このような構成で
も、第2および第3の配線パターンを第1の配線パター
ンとは反対の方向に引き出す際には、第2および第3の
配線パターンを側方に向けて真っ直ぐに引き出した後に
直角に屈曲させた構成と比較すると、配線パターンを遠
く迂回させていないので、無駄なスペースを削減でき
る。また、短い経路を辿るように第2および第3の配線
パターンを引き出すことができるので、無駄なスペース
を削減でき、かつ、第2および第3の配線パターンの電
気的な抵抗を低減することができる。また、本発明の別
の半導体チップの実装構造は、基板との実装面にフェイ
スダウンボンディング用のバンプ電極群を備える半導体
チップを用いた実装構造であって、前記バンプ電極群に
は、少なくとも、チップ辺のうちの一辺に沿って配列さ
れた第1の電極列と、該第1の電極列の両端から各々内
側に向けて斜めに配列された第2および第3の電極列と
が含まれており、当該半導体チップが実装された基板
は、前記第1の電極列のバンプ電極が実装された電極端
子から当該第1の電極列の配列方向に対して略直交する
方向に引き出された第1の配線パターンと、前記第2お
よび第3の電極列のバンプ電極が実装された電極端子か
ら前記第1の電極列の配列方向に対して略直交する方向
で、かつ、前記第1の配線パターンとは反対の方向に引
き出された第2および第3の配線パターンとを備えてい
ることを特徴とする。また、本発明のさらに別の半導体
チップの実装構造は、基板との実装面にフェイスダウン
ボンディング用のバンプ電極群を備える半導体チップを
用いた実装構造であって、前記バンプ電極群には、少な
くとも、チップ辺のうちの一辺に沿って配列された第1
の電極列と、該第1の電極列の両端から各々内側に向け
て斜めに配列された第2および第3の電極列とが含まれ
ており、当該半導体チップが実装された基板は、前記第
1の電極列のバンプ電極が実装された電極端子から当該
第1の電極列の配列方向に対して略直交する方向に引き
出された第1の配線パターンと、前記第2の電極列のバ
ンプ電極が実装された電極端子から当該第2の電極列の
配列方向に対して略直交する方向で、かつ、前記第1の
配線パターンとは反対の方向に引き出された第2の配線
パターンと、前記第3の電極列のバンプ電極が実装され
る電極端子から当該第3の電極列の配列方向に対して略
直交する方向で、かつ、前記第1の配線パターンとは反
対の方向に引き出された第3の配線パターンとを備えて
いることを特徴とする。また、本発明のさらに別の半導
体チップの実装構造は、基板との実装面にフェイスダウ
ンボンディング用のバンプ電極群を備える半導体チップ
を用いた実装構造であって、前記バンプ電極群には、少
なくとも、チップ辺のうちの一辺に沿って配列された第
1の電極列と、該第1の電極列の両端から各々内側に向
けて斜めに配列された第2および第3の電極列とが含ま
れており、当該半導体チップが実装された基板は、前記
第1の電極列のバンプ電極が実装された電極端子から当
該第1の電極列の配列方向に対して略直交する方向に引
き出された第1の配線パターンと、前記第2および第3
の電極列のバンプ電極が実装された電極端子から引き出
されて屈曲されて前記第1の電極列の配列方向に対して
略直交する方向で、かつ、前記第1の配線パターンとは
反対の方向に引き出された第2および第3の配線パター
ンとを備えていることを特徴とする。前記実装面は略三
角形状の平面形状を有し、前記第1の電極列は三角形の
底辺に相当するチップ辺に沿って配列され、前記第2お
よび第3の電極列はそれぞれ、三角形の斜辺に相当する
チップ辺に沿って配列されていることが好ましい。
【0029】本発明において、前記ICが実装される前
記基板は、広い分野で一般的に使用されているガラスエ
ポキシなどによるPCB基板の他、たとえば、ガラス基
板、石英基板、またはプラスチック基板である。この場
合には、前記基板は、当該基板と対となる基板との間に
液晶を挟持する液晶パネル用基板であり、該液晶パネル
用基板に前記ICに実装されることにより、当該液晶パ
ネル用基板に形成されている透明電極に対して前記IC
から所定の信号が前記配線パターンを介して印加される
液晶表示装置を構成することができる。
【0030】本発明において、前記ICが実装される前
記基板は、たとえば、TAB(Tape Automa
ted Bonding)実装技術によって形成された
TCP(Tape Carrier Packag
e)、COF実装(Chip On Flexibli
printed circuit)、COB実装(C
hip On Board)、COP実装(Chip
On Panel)などによる可撓性基板である。この
場合には、前記基板は、当該基板上で前記配線パターン
の端部に形成されている実装端子が、液晶を挟持する一
対の液晶パネル用基板のうちの少なくとも一方の液晶パ
ネル用基板に実装されることにより、当該液晶パネル用
基板に形成されている透明電極に対して前記ICから所
定の信号が前記配線パターンおよび前記実装端子を介し
て印加される液晶表示装置を構成することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して、本発明の実
施の形態を説明する。なお、以下に説明する各実施の形
態において、従来技術で説明したIC、IC実装構造、
およびそれを用いた液晶表示装置と共通する用途を有す
る部分には、同一の符号を付してある。
【0032】[実施の形態1]図1は、本形態の液晶駆
動用のICおよびその実装構造を用いた液晶表示装置の
液晶パネルを模式的に示す平面図である。図2は、本形
態の液晶駆動用のICの底面図である。図3は、本形態
の駆動用ICのバンプ電極が形成された実装面と、対応
する基板側に形成された電極端子および配線パターンと
を重ねた状態での位置関係を示す透過平面図である。
【0033】図12および図13を参照して説明したよ
うに、液晶表示装置に用いられる液晶パネル10は、た
とえば透明なガラスによって形成された第1の透明基板
1(液晶パネル用基板)と、同じく透明なガラスによっ
て形成された第2の透明基板2(液晶パネル用基板)と
を有している。第2の透明基板2にはIC実装領域9が
形成されており、本形態でも、図1に示すように、AC
Fを用いた熱圧着などによって、駆動用IC13がフェ
イスダウンボンディングによりCOG(ChipOn Glas
s)実装される。この第2の透明基板2には、IC実装
領域9から基板の縁部分に向かって、フレキシブルプリ
ント(またはヒートシールコネクタ)配線基板、ラバー
コネクタ、ピンコネクタなどと電気的に接続される入力
用の配線パターン6(第1の配線パターン61)が引き
出されている。また、IC実装領域9からストライプ状
電極(図13参照。)に向けては出力用の配線パターン
6(第2ないし第4の配線パターン62、63、64)
が引き出されている。本形態でも、配線パターン6は、
ストライプ状電極と同様、ITO膜などの透明電極で形
成されている。ここで、第1の透明基板1と第2の透明
基板2の重なる内面に形成されたシール剤、ストライプ
状電極(6a、6b)は省略してある。
【0034】本形態において、駆動用IC13はストラ
イプ状電極が形成されている側に上辺を向け、前述のフ
レキシブルプリント配線基板やコネクタなどに対する入
力端子12が形成されている側に向けて底辺を向ける略
台形状の平面形状を有している。従って、駆動用IC1
3の基板との実装面130も、図2に示すように、台形
状の平面形状とその各辺に沿ったバンプ電極50の配列
を有している。
【0035】この実装面130には、フェイスダウンボ
ンディング用の多数のバンプ電極50(バンプ電極群)
が形成され、このバンプ電極群には、まず、チップの各
辺のうち、台形の底辺に相当する辺に相当するチップ辺
沿って配列された第1の電極列51と、この第1の電極
列51の両端から各々実装面130の斜辺に相当するチ
ップ辺に沿って内側斜めに配列された第2および第3の
電極列52、53とが含まれている。また、バンプ電極
群には、第1の電極列51が沿うチップ辺と対向するチ
ップ辺(台形の上辺に相当するチップ辺)に沿って第1
の電極列51と平行に配列された第4の電極列54が含
まれている。これらの電極列のうち、第1の電極列51
のバンプ電極50は、前述のフレキシブルプリント配線
基板やコネクタなどから接続され、信号入力するための
入力端子であり、第2ないし第4の電極列52、53、
54のバンプ電極50は、駆動用IC13で生成された
信号を配線パターン6を介してストライプ状電極に出力
する出力端子である。
【0036】このように構成した駆動用IC13が実装
される第2の透明基板のIC実装領域9では、図1およ
び図3に示すように、駆動用IC13のバンプ電極群の
配列に対応して多数の電極端子60がチップ辺に沿うよ
うに配列されている。また、電極端子60からは、全て
の配線パターン6が平行に引き出されている。すなわ
ち、第1の電極列51のバンプ電極50が接続する電極
端子60からは、この第1の電極列51の配列方向に直
交する方向に第1の配線パターン61が前述のフレキシ
ブルプリント配線基板やコネクタなどとの実装領域に向
けて真っ直ぐに延びている。また、第4の電極列54の
バンプ電極50が接続する電極端子60からも、この第
4の電極列54および第1の電極列51に直交する方向
で、かつ、第1の配線パターン61の引き出し方向とは
反対の方向(ストライプ状電極が形成されている方向)
に向けて真っ直ぐに第4の配線パターン64が引き出さ
れている。
【0037】さらに、第2および第3の電極列52、5
3のバンプ電極50が接続する電極端子60からも配線
パターン6が引き出されているが、本形態において、第
2および第3の電極列52、53は斜めに配列されてい
るので、電極列内でバンプ電極50同士が側方に少しず
つずれている。従って、第2および第3の配線パターン
63は、側方に迂回せずにそのまま、第1および第4の
電極列51、54の配列方向と直交する方向に、かつ、
第1の配線パターン61の引き出し方向とは反対の方向
に向けて真っ直ぐに引き出されている。従って、本形態
では、第1ないし第4の配線パターン61、62、6
3、64はすべて平行に引き出されている。
【0038】このように、本形態に係るIC13におい
ては、駆動用IC13のバンプ電極群がチップ辺に沿っ
て第1ないし第4の電極列51、52、53、54とし
て台形を描くように配列されているので、台形の斜辺を
描くように配列された第2および第3の電極列52、5
3のバンプ電極50が接続する電極端子60も、台形の
斜辺を描くように配列されている。従って、第2および
第3の電極列52、53のバンプ電極50が接続する電
極端子60から第2および第3の配線パターン62、6
3を第1の配線パターン61と反対方向に引き出す際に
は、第2および第3の配線パターン61を側方に迂回さ
せずに、そのまま、真っ直ぐに最短経路を辿るようにス
トライプ状電極に向けて延ばすことができる。それ故、
第2および第3の配線パターン62、63を遠回りして
ストライプ状電極に接続する必要がないので、配線パタ
ーン6がたとえITO膜などの比抵抗の高い材料で構成
されているとしても、駆動用IC13からストライプ状
電極に至る間の電気的な抵抗が小さい。それ故、表示の
品位を向上させることができる。また、バンプ電極との
導電接続に対応する電極端子と、ストライプ状電極との
間をそのまま同ピッチで直線的に結ぶことができる。
【0039】また、駆動用IC13のバンプ電極50が
チップ辺に沿って第1ないし第4の電極列61、62、
63、64として台形を描くように配列されているのを
利用して、第1ないし第4の配線パターン61、62、
63、64はすべて平行に引き出されている。従って、
駆動用IC13の実装位置が、図3に示す状態から、第
1ないし第4の配線パターン61、62、63、64の
引き出し方向と直交する方向(矢印Yで示す方向)にず
れたときには、第1ないし第4の電極列51、52、5
3、54のバンプ電極50はすべて、電極端子60(配
線パターン6)の上からずれることになるが、駆動用I
C13の実装位置が、図3に示す状態から、第1ないし
第4の配線パターン61、62、63、64の引き出し
方向(矢印Xで示す方向)にずれたとしても、図4に示
すように、第1ないし第4の電極列51、52、53、
54のバンプ電極50はすべて、電極端子60(配線パ
ターン6)の上に位置する。従って、駆動用IC13の
実装位置については、第1ないし第4の配線パターン6
1、62、63、64の引き出し方向に対して直交する
方向(矢印Yで示す方向)について高い精度を確保すれ
ばよく、第1ないし第4の配線パターン61、62、6
3、64の引き出し方向(矢印Xで示す方向)に対して
は高い位置合わせ精度を必要としない。このような一方
向の高精度な位置合わせであれば、現有の圧着装置(自
動マウント機)でも品質において高い接続信頼性が得ら
れる。従って、本形態に係る駆動用IC13を用いた実
装構造では、駆動用IC13の位置ずれに起因する不具
合の発生を防止できる。また、配線パターンの引き出し
方向に対して直交する方向に対して高い精度を確保すれ
ば、電極端子60および第1ないし第4の配線パターン
51、52、53、54の幅および間隔を狭くすること
もできるので、無駄なスペースを削減できる。
【0040】なお、駆動用IC13において、図10に
示すように第2および第3の電極列52、53のバンプ
電極50のうち、第1の電極列51に近接するバンプ電
極50が、第1の電極列51のバンプ電極50と、矢印
Yで示す方向に位置がずれていれば、配線パターン6の
引き出し方向(矢印Xで示す方向)における駆動用IC
13の実装位置の誤差許容範囲を拡げることができる。
即ち近接部において、第1の電極列51と第2の電極列
52、及び第1の電極列51と第3の電極列53の対応
する各配線パターンの延長方向で相互の電極列のバンプ
電極50の位置が重ならないので、配線パターン6の引
き出し方向(矢印Xで示す方向)において高精度な位置
合せを必要とせず、近接部での該方向の位置ずれによる
ショートを防止でき、更に品質上、接続において高い信
頼性を確保することができる。
【0041】また、本形態の構成は、駆動用IC13を
ガラス基板に限らず、石英基板やプラスチック基板など
可撓性を有するフィルム基板に実装する場合にも適用で
きる。さらに、液晶表示装置の分野に限らず、各種の装
置に適用できるものであり、たとえばガラスエポキシ基
板にICを実装する場合にも適用できる。
【0042】[実施の形態2]図5は、本形態のICの
底面図である。
【0043】実施の形態1では、駆動用IC13として
平面形状が台形状のものを説明したが、本形態では、図
5に示すように、駆動用IC13は、三角形状の平面形
状を有している。この駆動用IC13では、三角形状の
実装面130に形成されているフェイスダウンボンディ
ング用の多数のバンプ電極50(バンプ電極群)には、
チップの各辺のうち、三角形の底辺に相当するチップ辺
に沿って配列された第1の電極列51と、この第1の電
極列51の両端から三角形の斜辺に相当するチップ辺に
沿って内側斜めに配列された第2および第3の電極列5
2、53とが含まれている。第1の電極列51は、フレ
キシブルプリント(ヒートシールコネクタ)配線基板、
またはラバーコネクタやピンコネクタなどから信号入力
するための入力端子であり、第2および第3の電極列5
2、53は、駆動用IC13で生成された信号を出力す
る出力端子である。その他の構成は、実施の形態1と同
様であり、ACFを用いた熱圧着などによって、駆動用
IC13がフェイスダウンボンディングによりCOG実
装される。
【0044】このように構成した駆動用IC13でも、
図1および図3を参照して説明した形態と同様、第1の
電極列51のバンプ電極50が接続する電極端子60か
らは、この第1の電極列51の配列方向に直交する方向
に第1の配線パターン61が前述のフレキシブルプリン
ト配線基板やコネクタなどとの実装領域に向けて真っ直
ぐに延びている。また、第2および第3の電極列52、
53に属するバンプ電極50が接続する電極端子60か
らは、第2および第3の配線パターン62、63が第1
の電極列51の配列方向と直交する方向で、かつ、第1
の配線パターン61の引き出し方向とは反対の方向に向
けて真っ直ぐに引き出されることになる。
【0045】このように、本形態に係るIC13では、
駆動用IC13のバンプ電極群がチップ辺に沿って第1
ないし第3の電極列51、52、53として三角形を描
くように配列されているので、第2および第3の電極列
52、53のバンプ電極50が接続する電極端子60か
らは、図1および図3を参照して説明した形態と同様、
最短経路を辿るようにストライプ状電極に向けて真っ直
ぐに第2および第3の配線パターン62、63を引き出
すことができる。それ故、第2および第3の配線パター
ン62、63を遠回りしてストライプ状電極に接続する
必要がないので、配線パターン6がたとえITO膜など
の比抵抗の高い材料で構成したとしても、駆動用IC1
3からストライプ状電極に至る間の電気的な抵抗が小さ
い。それ故、表示の品位を向上させることができる。ま
た、駆動用IC13のバンプ電極50がチップ辺に沿っ
て第1ないし第3の電極列51、52、53として三角
形を描くように配列されているので、図1および図3を
参照して説明した形態と同様、第1ないし第3の配線パ
ターン61、62、63をすべて平行に引き出すことが
できる。従って、図3および図4を参照して説明したよ
うに、駆動用IC13の実装位置が配線パターン6の引
き出し方向にずれても、第1ないし第3の電極列51、
52、53のバンプ電極50のすべてが電極端子60
(配線パターン6)の上に位置する。従って、駆動用I
C13の実装位置については、配線パターン6の引き出
し方向に対して直交する方向にのみ高い精度で位置合わ
せすればよいなど、実施の形態1と同様な効果を奏す
る。
【0046】[実施の形態1、2の変形例]本発明は、
あくまで駆動用IC13のバンプ電極50の配置に特徴
を有するもので、駆動用IC13の外形形状に影響を受
けるものではない。
【0047】すなわち、図6(A)に示すように、駆動
用IC13の平面形状が長方形のものであっても、駆動
用IC13の外形形状の各辺に沿わなくてもよく、バン
プ電極50が台形形状を描くように配列されておれば、
実施の形態1と同様な効果を奏する。また、図6(B)
に示すように、駆動用IC13の平面形状が長方形のも
のであっても、駆動用IC13の外形形状の各辺に沿わ
なくてもよく、バンプ電極50が三角形状を描くように
配列されておれば、実施の形態2と同様な効果を奏す
る。
【0048】[実施の形態3]図7は、本形態に係る駆
動用IC、およびそのバンプ電極が接続する電極端子か
ら引き出された配線パターンの配置を示す平面図であ
る。
【0049】実施の形態1、2およびその変形例では、
1つの駆動用IC13について説明したが、図7に示す
ように、2つの駆動用IC13を横並びに配置し、AC
Fを用いた熱圧着などによって、駆動用IC13をフェ
イスダウンボンディングによりCOG実装したときでも
同様な効果を奏する。すなわち、実施の形態1で説明し
た駆動用IC13を2つ横並びに配置したときでも、各
々の駆動用IC13において、台形状の実装面130に
形成されているフェイスダウンボンディング用のバンプ
電極群が、チップの各辺のうち、台形の底辺に相当する
チップ辺に沿って配列された第1の電極列51と、該第
1の電極列51の両端から各々実装面130の斜辺に相
当するチップ辺に沿って斜め内側に配列された第2およ
び第3の電極列53と、台形の上辺に相当するチップ辺
に沿って形成された第4の電極列54とから構成されて
いるので、第1ないし第4の電極列51、52、53、
54のバンプ電極50が接続する電極端子60からは、
配線パターン6をすべて平行に引き出すことができる。
従って、いずれの駆動用IC13からも、最短経路を辿
るようにストライプ状電極に向けて真っ直ぐに第2ない
し第4の配線パターン62、63、64を引き出すこと
ができる。また、第1ないし第4の配線パターン61、
62、63、64をすべて平行に引き出すことができ
る。それ故、駆動用IC13を複数個、横並びに配置し
た場合でも、実施の形態1と同様な効果を奏する。
【0050】[実施の形態4]図8は、本形態に係る駆
動用IC、およびそのバンプ電極が接続する電極端子か
ら引き出された配線パターンの配置を示す平面図であ
る。
【0051】上記のいずれの形態においても、第1ない
し第4の電極列51、52、53、54のバンプ電極5
0が接続する電極端子60からは、配線パターン6をす
べて平行に引き出すことができる構成を説明したが、本
形態のように、第2および第3の配線パターン62、6
3については、斜めに引き出された部分があってもよ
い。
【0052】すなわち、本形態では、駆動用IC13の
構成は、図2を参照して説明したものと同様であり、台
形状の実装面130に形成されているフェイスダウンボ
ンディング用のバンプ電極群には、チップの各辺のう
ち、台形の底辺に相当するチップ辺に沿って配列された
第1の電極列51と、該第1の電極列51の両端から各
々実装面130の斜辺に相当するチップ辺に沿って延び
てやや内側を向いて斜めに配列された第2および第3の
電極列53と、第1の電極列51が沿うチップ辺と対向
するチップ辺に沿って形成されて第1の電極列51と平
行な第4の電極列54とが構成されている。従って、第
1および第4の電極列51、54のバンプ電極50が接
続する電極端子60からは、第1および第4の配線パタ
ーン61、64を平行に引き出すことができる。
【0053】本形態では、第2および第3の電極列5
2、53のバンプ電極50が接続する電極端子60から
引き出された第2および第3の配線パターン62、63
を、第2および第3の電極列52、53の配列方向に直
交する方向(第1および第4の配線パターン61、64
からみれば斜め方向)に引き出した後、鈍角に屈曲して
ストライプ状電極に向けて直接、延びている。その他の
構成は実施の形態1と同様であり、ACFを用いた熱圧
着などによって、駆動用IC13がフェイスダウンボン
ディングによりCOG実装される。
【0054】このように、本形態では、従来の技術で説
明した配線パターン6と違って、第2および第3の配線
パターン62、63を斜め方向に引き出した後、鈍角に
屈曲させて所定の方向に引き出している。従って、第2
および第3の配線パターン62、63を側方に向けて真
っ直ぐに延ばした後、直角に屈曲させるなどといった遠
回りな引回しを行う必要がない。従って、配線パターン
6がたとえITO膜などの比抵抗の高い材料で構成され
ているとしても、駆動用IC13からストライプ状電極
に至る間の電気的な抵抗が小さいので、表示の品位を向
上させることができる。
【0055】[実施の形態5]図9は、本形態に係る駆
動用IC、およびそのバンプ電極が接続する電極端子か
ら引き出された配線パターンの配置を示す平面図であ
る。
【0056】本形態において、図9に示す駆動用IC1
3の構成は、図2を参照して説明したものと同様であ
り、台形状の実装面130に形成されているフェイスダ
ウンボンディング用のバンプ電極群には、チップの各辺
のうち、台形の底辺に相当するチップ辺に沿って配列さ
れた第1の電極列51と、該第1の電極列51の両端か
ら台形の斜辺に相当するチップ辺に沿って延びて内側斜
めに配列された第2および第3の電極列53と、第1の
電極列51が沿うチップ辺と対向するチップ辺に沿って
形成されて第1の電極列51と平行な第4の電極列54
とが構成されている。この駆動用IC13も、ACFを
用いた熱圧着などによってフェイスダウンボンディング
される。
【0057】本形態において、駆動用IC13は、TA
B実装用の可撓性基板3のIC実装領域9に実装され、
IC実装領域9から基板外に延びる第1の配線パターン
61の端部に形成されている実装用端子610が外部装
置と接続される。なお、第1の配線パターン61の先端
部は、プラスチックフィルム30で支持され、補強され
ている。これに対して、可撓性基板3上で第1の配線パ
ターン61と反対側に向けて延びる第2ないし第4の配
線パターン62、63、64の端部に形成されている実
装用端子620、630、640が、液晶を挟持する一
対の液晶パネル用基板のうちの一方、または双方に実装
される。
【0058】このように構成した場合も、図3を参照し
て説明した実施の形態1と同様、電極端子60は、可撓
性基板3上で駆動用IC13のバンプ電極50の配列に
対応した台形を描くように配置される。従って、電極端
子60から引き出される第1ないし第4の配線パターン
61、62、63、64をすべて平行に引き出すことが
できる。また、可撓性基板3上において、第2および第
3の配線パターン62、63を遠回しに引き回す必要が
ない。従って、可撓性基板7から無駄なスペースを削減
できる。また、可撓性基板7上で第1ないし第4の配線
パターン61、62、63、64をすべて平行に引き出
すことができるので、実施の形態1において、図3およ
び図4を参照して説明したように、駆動用IC13の実
装位置が配線パターン6の引き出し方向に多少ずれて
も、第1ないし第4の電極列51、52、53、54の
バンプ電極50がすべて、電極端子60(配線パターン
6)の上に位置することになる。従って、駆動用IC1
3の実装位置については、配線パターン6の引き出し方
向に対して直交する方向に高い精度で位置合わせすれば
よく、このような一方向の位置合わせであれば、現有の
自動圧着装置でも、駆動用IC13の実装位置のずれに
起因する不具合を防止でき、品質において高い信頼性を
実現できるので、実施の形態1と同様な効果を奏する。
【0059】なお、実施の形態5に係る構成は、TAB
(TCP)実装に限らず、COF実装用、COB実装、
COP実装用などにも適用できる。
【0060】[その他の実施の形態]なお、実施の形態
3、4、5においても、駆動用ICでは、図6(A)、
(B)に示すようにバンプ電極が配列されていればよ
く、バンプ電極がチップ辺に沿って形成されていなくて
もよい。
【0061】また、バンプ電極群が三角形あるいは台形
のいずれの形状を描くように配置されている場合でも、
図10に示すように、第2および第3の電極列52、5
3のバンプ電極50のうち、少なくとも第1の電極列5
1の両端付近に形成されたバンプ電極50が第1の電極
列51のバンプ電極50に対して第1の電極列51の配
列方向(Y方向)でずれていることが好ましい。このよ
うに構成すると、駆動用IC13の実装位置が配線パタ
ーンの引き出し方向(X方向)に多少ずれたとしても、
第2および第3の電極列52、53のバンプ電極は、第
1の電極列51のバンプ電極50が接続すべき電極端子
(配線パターン61)の上に位置することがない。それ
とは逆の方向にずれても、第1の電極列51のバンプ電
極50は、第2および第3の電極列52、53のバンプ
電極50が接続すべき電極端子(配線パターン62、6
3)の上に位置することがない。それ故、配線の引き出
し方向における位置ずれマージンを大きくとれるという
利点があある。
【0062】さらに、各電極列内において、バンプ電極
50はそれぞれ直線的に並んでいる他、図11に示すよ
うに千鳥状に並んでいてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、駆動
用ICのバンプ電極群には、チップ辺に沿って配列され
た第1の電極列と、該第1の電極列の両端から各々内側
に向けて斜めに配列された第2および第3の電極列とが
構成されているので、第2および第3の電極列のバンプ
電極が実装される基板側の電極端子も斜めに配列されて
いる。従って、これらの電極端子から引き出された配線
パターンを第1の電極列とは反対側に引き出す際には、
側方に向けて真っ直ぐに引き出した後に直角に屈曲させ
て第1の電極列とは反対側に向けて引き延ばす必要がな
い。すなわち、配線パターンを遠く迂回させる必要がな
い分、無駄なスペースを削減できる。また、最短経路を
辿るように配線パターンを引き出すことができるので、
配線パターンの電気的な抵抗を低減することができる。
さらに、第1、第2および第3の配線パターンをすべて
平行に引き出すことも可能であり、このように配置する
と、駆動用ICを基板の実装する際に、その実装位置が
配線パターンの引き出し方向にずれても、第1ないし第
3の電極列を構成する全てのバンプ電極が電極端子(配
線パターン)の上に位置する。従って、駆動用ICの実
装位置については、配線パターンの引き出し方向に対し
て直交する方向に高い精度で位置合わせすればよく、配
線パターンの引き出し方向に対しては高い位置合わせ精
度を必要としない。このような一方向の位置合わせであ
れば、現有の自動圧着装置でも、駆動用ICの実装位置
のずれに起因する不具合を防止でき、品質において高い
信頼性を実現できる。また、配線パターンの引き出し方
向に対して直交する方向に高い精度を確保すれば、電極
端子および配線パターンの幅および間隔を狭くすること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るCOG実装用のI
C、およびその実装構造を示す平面図である。
【図2】図2に示すCOG実装用のICの底面図であ
る。
【図3】図1に示すCOG実装構造において、駆動用I
Cのバンプ電極が形成された実装面と、対応する基板側
に形成された電極端子および配線パターンとを重ねた状
態での位置関係を示す透過平面図である。
【図4】図3に示す状態からICの実装位置がずれた状
態を示す平面図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係るCOG実装用のI
Cの底面図である。
【図6】(A)、(B)はそれぞれ、本発明の実施の形
態1の変形例に係るCOG実装用のICの底面図、およ
び本発明の実施の形態2の変形例に係るCOG実装用の
ICの底面図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係るCOG実装用のI
C、およびその実装構造を示す平面図である。
【図8】本発明の実施の形態4に係るCOG実装用のI
C、およびその実装構造を示す平面図である。
【図9】本発明の実施の形態5に係るTAB実装構造を
示す平面図である。
【図10】本発明の別の実施の形態に係るバンプ電極の
配列を示す平面図である。
【図11】本発明のさらに別の実施の形態に係るバンプ
電極の配列を示す平面図である。
【図12】液晶表示装置の外観を示す斜視図である。
【図13】図12に示す液晶表示装置の分解斜視図であ
る。
【図14】従来のCOG実装用のIC、およびその実装
構造を示す平面図である。
【図15】図14に示す従来のCOG実装用のICの底
面図である。
【図16】従来のCOG実装構造において、駆動用IC
のバンプ電極が形成された実装面と、対応する基板側に
形成された電極端子および配線パターンとを重ねた状態
での位置関係を示す透過平面図である。
【図17】図16に示す状態からICの実装位置がずれ
た状態を示す平面図である。
【図18】従来のCOG実装用のICを2つ横並びに配
置したときの実装構造を示す平面図である。
【図19】従来のTAB実装構造を示す平面図である。
【符号の説明】
1 第1の透明基板 2 第2の透明基板 3 シール剤 6a、6b ストライプ状電極 9 IC実装領域 10 液晶パネル 13 駆動用IC 30 プラスチックフィルム 50 バンプ電極 51 第1の電極列 52 第2の電極列 53 第3の電極列 54 第4の電極列 60 電極端子 61 第1の配線パターン 62 第2の配線パターン 63 第3の配線パターン 64 第4の配線パターン 130 駆動用ICの実装面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−194357(JP,A) 特開 昭53−132767(JP,A) 特開 昭64−11069(JP,A) 特開 平3−204946(JP,A) 特開 平4−130418(JP,A) 特開 平6−110071(JP,A) 特開 平7−226423(JP,A) 特開 平7−253591(JP,A) 特開 平7−254629(JP,A) 特開 平10−107068(JP,A) 実開 昭63−3145(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/60 G02F 1/1345

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板との実装面にフェイスダウンボンデ
    ィング用のバンプ電極群を備える半導体チップにおい
    て、 前記バンプ電極群には、少なくとも、チップ辺のうちの
    一辺に沿って配列された第1の電極列と、該第1の電極
    列の両端から各々内側に向けて斜めに配列された第2お
    よび第3の電極列とが含まれており、 前記バンプ電極群には、さらに、前記第1の電極列が沿
    うチップ辺と対向するチップ辺に沿って当該第1の電極
    列と略平行に配列された第4の電極列が含まれているこ
    とを特徴とする半導体チップ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記実装面は略台形
    形状の平面形状を有し、前記第1の電極列は台形の底辺
    に相当するチップ辺に沿って配列され、前記第2および
    第3の電極列はそれぞれ、台形の斜辺に相当するチップ
    辺に沿って配列され、前記第4の電極列は台形の上辺に
    相当するチップ辺に沿って配列されていることを特徴と
    する半導体チップ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記実装面は略長方
    形の平面形状を有し、前記第1の電極列はチップの長辺
    に沿って配列され、前記第2および第3の電極列はそれ
    ぞれ、チップの角付近から斜め内側に向けて配列されて
    いることを特徴とする半導体チップ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記第2および第3の電極列のバンプ電極のうち、少な
    くとも前記第1の電極列の両端付近に形成されたバンプ
    電極は、前記第1の電極列のバンプ電極に対して当該第
    1の電極列の配列方向にずれていることを特徴とする半
    導体チップ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに規定する
    半導体チップを用いた実装構造であって、当該半導体チ
    ップが実装された基板は、前記第1の電極列のバンプ電
    極が実装された電極端子から当該第1の電極列の配列方
    向に対して略直交する方向に引き出された第1の配線パ
    ターンと、前記第2および第3の電極列のバンプ電極が
    実装された電極端子から前記第1の電極列の配列方向に
    対して略直交する方向で、かつ、前記第1の配線パター
    ンとは反対の方向に引き出された第2および第3の配線
    パターンとを備えていることを特徴とする半導体チップ
    の実装構造。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかに規定する
    半導体チップを用いた実装構造であって、当該半導体チ
    ップが実装された基板は、前記第1の電極列のバンプ電
    極が実装された電極端子から当該第1の電極列の配列方
    向に対して略直交する方向に引き出された第1の配線パ
    ターンと、前記第2、第3および第4の電極列のバンプ
    電極が実装された電極端子から前記第1の電極列の配列
    方向に対して略直交する方向で、かつ、前記第1の配線
    パターンとは反対の方向に引き出された第2、第3およ
    び第4の配線パターンとを備えていることを特徴とする
    半導体チップの実装構造。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし4のいずれかに規定する
    半導体チップを用いた実装構造であって、当該半導体チ
    ップが実装された基板は、前記第1の電極列のバンプ電
    極が実装された電極端子から当該第1の電極列の配列方
    向に対して略直交する方向に引き出された第1の配線パ
    ターンと、前記第2の電極列のバンプ電極が実装された
    電極端子から当該第2の電極列の配列方向に対して略直
    交する方向で、かつ、前記第1の配線パターンとは反対
    の方向に引き出された第2の配線パターンと、前記第3
    の電極列のバンプ電極が実装される電極端子から当該第
    3の電極列の配列方向に対して略直交する方向で、か
    つ、前記第1の配線パターンとは反対の方向に引き出さ
    れた第3の配線パターンとを備えていることを特徴とす
    る半導体チップの実装構造。
  8. 【請求項8】 基板との実装面にフェイスダウンボンデ
    ィング用のバンプ電極群を備える半導体チップを用いた
    実装構造であって、 前記バンプ電極群には、少なくとも、チップ辺のうちの
    一辺に沿って配列された第1の電極列と、該第1の電極
    列の両端から各々内側に向けて斜めに配列された第2お
    よび第3の電極列とが含まれており、 当該半導体チップが実装された基板は、前記第1の電極
    列のバンプ電極が実装された電極端子から当該第1の電
    極列の配列方向に対して略直交する方向に引き出された
    第1の配線パターンと、前記第2および第3の電極列の
    バンプ電極が実装された電極端子から前記第1の電極列
    の配列方向に対して略直交する方向で、かつ、前記第1
    の配線パターンとは反対の方向に引き出された第2およ
    び第3の配線パターンとを備えていることを特徴とする
    半導体チップの実装構造。
  9. 【請求項9】基板との実装面にフェイスダウンボンディ
    ング用のバンプ電極群を備える半導体チップを用いた実
    装構造であって、 前記バンプ電極群には、少なくとも、チップ辺のうちの
    一辺に沿って配列された第1の電極列と、該第1の電極
    列の両端から各々内側に向けて斜めに配列された第2お
    よび第3の電極列とが含まれており、 当該半導体チップが実装された基板は、前記第1の電極
    列のバンプ電極が実装された電極端子から当該第1の電
    極列の配列方向に対して略直交する方向に引き出された
    第1の配線パターンと、前記第2の電極列のバンプ電極
    が実装された電極端子から当該第2の電極列の配列方向
    に対して略直交する方向で、かつ、前記第1の配線パタ
    ーンとは反対の方向に引き出された第2の配線パターン
    と、前記第3の電極列のバンプ電極が実装される電極端
    子から当該第3の電極列の配列方向に対して略直交する
    方向で、かつ、前記第1の配線パターンとは反対の方向
    に引き出された第3の配線パターンとを備えていること
    を特徴とする半導体チップの実装構造。
  10. 【請求項10】 基板との実装面にフェイスダウンボン
    ディング用のバンプ電極群を備える半導体チップを用い
    た実装構造であって、 前記バンプ電極群には、少なくとも、チップ辺のうちの
    一辺に沿って配列された第1の電極列と、該第1の電極
    列の両端から各々内側に向けて斜めに配列された第2お
    よび第3の電極列とが含まれており、 当該半導体チップが実装された基板は、前記第1の電極
    列のバンプ電極が実装された電極端子から当該第1の電
    極列の配列方向に対して略直交する方向に引き出された
    第1の配線パターンと、前記第2および第3の電極列の
    バンプ電極が実装された電極端子から引き出されて屈曲
    されて前記第1の電極列の配列方向に対して略直交する
    方向で、かつ、前記第1の配線パターンとは反対の方向
    に引き出された第2および第3の配線パターンとを備え
    ていることを特徴とする半導体チップの実装構造。
  11. 【請求項11】請求項8ないし10のいずれかにおい
    て、前記実装面は略三角形状の平面形状を有し、前記第
    1の電極列は三角形の底辺に相当するチップ辺に沿って
    配列され、前記第2および第3の電極列はそれぞれ、三
    角形の斜辺に相当するチップ辺に沿って配列されている
    ことを特徴とする半導体チップの実装構造。
  12. 【請求項12】 請求項5ないし11のいずれかにおい
    て、前記半導体チップが実装される前記基板は、ガラス
    基板、石英基板、またはプラスチック基板であることを
    特徴とする半導体チップの実装構造。
  13. 【請求項13】 請求項5ないし11のいずれかにおい
    て、前記半導体チップが実装される前記基板は、可撓性
    基板であることを特徴とする半導体チップの実装構造。
  14. 【請求項14】 請求項12に規定する半導体チップの
    実装構造を用いた液晶表示装置であって、前記基板は、
    当該基板と対となる基板との間に液晶を挟持する液晶パ
    ネル用基板であり、該液晶パネル用基板に前記半導体チ
    ップに実装されることにより、当該液晶パネル用基板に
    形成されている透明電極に対して前記半導体チップから
    所定の信号が前記配線パターンを介して印加されること
    を特徴とする液晶表示装置。
  15. 【請求項15】 請求項13に規定する半導体チップの
    実装構造を用いた液晶表示装置であって、前記基板は、
    当該基板上で前記配線パターンの端部に形成されている
    実装端子が、液晶を挟持する一対の液晶パネル用基板の
    うちの少なくとも一方の液晶パネル用基板に実装される
    ことによって、当該液晶パネル用基板に形成されている
    透明電極に対して前記半導体チップから所定の信号が前
    記配線パターンおよび前記実装端子を介して印加される
    ことを特徴とする液晶表示装置。
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