JP4648772B2 - 製造管理装置 - Google Patents

製造管理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4648772B2
JP4648772B2 JP2005181210A JP2005181210A JP4648772B2 JP 4648772 B2 JP4648772 B2 JP 4648772B2 JP 2005181210 A JP2005181210 A JP 2005181210A JP 2005181210 A JP2005181210 A JP 2005181210A JP 4648772 B2 JP4648772 B2 JP 4648772B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
steel plate
cutting
customer
thick steel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005181210A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007004304A (ja
Inventor
浩司 石田
裕二 船津
弘 上鍛治
健一 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2005181210A priority Critical patent/JP4648772B2/ja
Publication of JP2007004304A publication Critical patent/JP2007004304A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4648772B2 publication Critical patent/JP4648772B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • General Factory Administration (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、鉄鋼製品の一つである厚鋼板を出荷するまでを管理する製造管理装置に関するものである。
従来、厚鋼板の製造において、一般的には、需要家からの特定サイズの厚鋼板の発注を受けて、厚鋼板製造工場では、注文のサイズを採取可能に矩形に切断した厚鋼板を製造して出荷していた。ここで、注文のサイズを採取可能な矩形の厚鋼板とは、注文サイズとなる厚鋼板の四周に余裕代(耳代ともいう)をつけて圧延を行った後に、注文サイズに所定幅の切り代が付くように四周を矩形に切断したものである。尚、圧延を行った後(矩形に切断する前)の厚鋼板の四周は、直線とは限らず、曲線を含む形状であったりするので、出荷前に四周を切断して矩形にする必要がある。例えば、連続鋳造設備における鋳片切断方法の決定に関して、前工程の実績を後工程に情報伝送することで、一貫最適化を図ることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、需要家側では、入荷した製品(厚鋼板)に対してNC切断機等を使用して切断して注文サイズに加工する処理を行っている。
特開平11−179506号公報
上述したように、出荷前の矩形にする切断処理と、出荷後の需要家側での切断処理とで、厚鋼板に対して2回切断する処理を行っており、この切断処理を1回にして作業効率を高めたいという要望がある。特に、厚鋼板を製造する側としては、出荷前の矩形にするための切断処理が省略できれば、生産性の向上を実現できる。
しかし、厚鋼板を矩形に切断せずに出荷すると、形状が一定でないため、需要家側での採寸位置を確認する作業が複雑になり、作業効率が悪化してしまうという問題が生じる。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、厚鋼板の生産性を向上させ、かつ、需要家側での作業効率を向上させることを目的とする。
この発明は、上述した課題を解決すべくなされたものであり、本発明による製造管理装置において、顧客から受けた注文に応じて、圧延機で熱間圧延した厚鋼板の先部と後部を切断した耳付厚鋼板と、前記顧客先の剪断機で該耳付厚鋼板から注文製品を切り出すための切出位置の情報とを前記顧客に引き渡すために、前記切出位置の情報を求める製造管理装置であって、
形状測定装置により測定される前記耳付厚鋼板の形状測定情報に基づいて、
前記耳付厚鋼板の幅方向の両サイドにおける耳部で、最も幅方向内側に入込んでいる位置X1及びY1を判定し、前記位置X1及びY1より切代分内側の位置X2及びY2を求め、位置X2とY2の間を有効幅Wとして求め、
前記有効幅Wと前記顧客からの注文情報の幅寸法WWの差ΔWを求め、
前記耳付厚鋼板の幅方向の一方のサイドにおいて前記先部及び前記後部を切断した位置における耳部の幅方向位置Z1及びZ2を求め、また、前記耳付厚鋼板の幅方向の他方のサイドにおいて前記先部及び前記後部を切断した位置における耳部の幅方向位置Z3及びZ4を求め、
前記Z1の位置から{(Δ(Z1−X1)+X2)}〜{Δ(Z1−X1)+X2+ΔW/2}までの範囲、及び、前記Z2の位置から{(Δ(Z2−X1)+X2)}〜{Δ(Z2−X1)+X2+ΔW/2}までの範囲を切出開始位置の情報として求め、また、前記Z3の位置から{(Δ(Z3−Y1)+Y2)}〜{Δ(Z3−Y1)+Y2+ΔW/2}までの範囲、及び、前記Z4の位置から{(Δ(Z4−Y1)+Y2)}〜{Δ(Z4−Y1)+Y2+ΔW/2}までの範囲を切出開始位置の情報として求めることを特徴とする。
本発明によれば、顧客での製品取りのためのせん断作業性を悪くすることなく、耳付厚鋼板で出荷可能となるので、切断回数を少なくして生産性を向上させることができ、また、切断代を少なくして歩留を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本発明の一実施形態における製造管理装置(厚鋼板製造管理装置)を含む厚鋼板製造管理システムとして、厚鋼板の製造ラインを含むシステムについて説明を行う。特に、本実施形態では、母材を加工することで製品(厚鋼板)を製造する鉄鋼業における厚鋼板製造管理を例に説明する。
図1は、本発明の一実施形態における製造管理装置を含む厚鋼板製造管理システムの概要を示す図である。図1に示すように、厚鋼板製造の工程は、母材であるスラブ11に対して圧延処理を行いアズロールに加工する圧延工程12、圧延処理で加工されたアズロールの先部と後部を切断して耳付厚鋼板に加工するせん断工程14、せん断処理で加工された耳付厚鋼板を出荷する出荷工程15から構成される。このように厚鋼板の製造においては、工程が進むにつれて、スラブ(鋳片)→アズロール→プレートと鋼板の名称が変化する。すなわち、プレートが、厚鋼板の出荷形態の名称である。
圧延工程12の後段階では、形状測定装置13により圧延処理による形状変化を測定する。すなわち、圧延工程12後において、形状測定装置13によりアズロールの形状を測定し、その形状に基づいてせん断工程14でのせん断位置が決定される。
せん断工程14にはアズロールに対してせん断処理を行う製造装置が含まれ、出荷工程15には耳付厚鋼板の出荷処理を行う出荷処理装置が含まれる。製造管理装置10は、各工程の製造装置(又はその製造装置を制御する制御装置)や形状測定装置13と、ネットワーク16を介して通信可能である。これにより、製造管理装置10は、各製造装置に製造命令を送信したり、形状測定装置13から測定結果を受信したり、出荷処理装置に出荷処理に必要な情報を与えたりすることで、厚鋼板の製造管理を行う。尚、ネットワーク16は、有線又は無線又はそれらの混在した通信網である。
尚、実際には、例えば圧延工程12においては、加熱処理を行う加熱炉、圧延処理を行う圧延機、冷却処理を行う注水冷却装置の3種類の装置があるが、本発明の本質に関係しない加熱炉や注水冷却装置などの装置については説明を省略する。また、せん断工程14及び出荷工程15についても同様である。また、実際には、せん断工程14と出荷工程15の間に、せん断処理で加工された耳付厚鋼板に対して表面加工やキズや歪みの修正を行う精整工程があるがこれも本発明の本質に関係しないので省略している。
次に、図1に示した製造管理装置10の機能構成について説明する。
図2は、図1に示した製造管理装置10の機能構成を示す図である。図2において、制御部101は、製造管理装置10内のデータの流れの制御や、各処理部の動作の制御を行う制御部である。契約情報データベース102は、プレート(厚鋼板)の発注者(需要者)との契約情報(受注情報)を格納するデータベースである。尚、図2では、図1で示した圧延工程12、せん断工程14、及び出荷工程15は省略している。
図3は、図2に示した契約情報データベース102のデータ構成例を示す図である。
図3に示すように、顧客である発注者を特定する顧客IDに関連づけて、以下に示す厚鋼板の注文に関する情報(注文情報)を格納する。図3において「顧客名」は、顧客IDで特定される発注者の名称である。「注文情報」とは、プレート(厚鋼板)の注文に関する情報であり、例えば「契約番号」及び「製品情報」を含む。
「契約番号」とは、顧客と厚鋼板の製造者側で注文に応じた製品を特定するために利用している識別番号である。出荷工程15において、出荷対象の製品(プレート)はこの「契約番号」別に管理される。「製品情報」とは、顧客IDで特定される顧客が、注文するプレートの仕様及び数量を特定する情報である。図3に示すように、プレートの仕様を特定する情報としては、プレートの厚さを指定する「板厚」、プレートの幅を指定する「幅」、プレートの長さを指定する「長さ」があり、その単位は例えばmmである。
圧延指示部103は、ネットワーク16を介して圧延工程12に対して、圧延処理の指示を行う。具体的には、圧延指示部103は、契約情報データベース102から上記注文情報を参照して、圧延工程12において注文に応じた製品サイズのアズロール(プレートの前の形態)を作成するために必要な情報(板厚、幅、長さなど)を取得し、指示情報にそれらの情報を含ませて圧延工程12へ送信する。
測定値受信処理部104は、形状測定装置13から圧延工程12での圧延処理を終えた時点での(=せん断工程14へ移行する際の)アズロールの形状測定情報を受信する。これにより、製造管理装置10は、せん断工程14に移動したアズロールの形状を把握することができる。
せん断指示部105は、せん断工程14へアズロールの幅のせん断を禁止し、契約情報データベース102にある注文情報に応じて長手方向両端のせん断のみを行うように指示する。これにより、せん断工程14は、アズロールの長さ方向の両端の部分をせん断して、幅方向の両端はせん断していないプレートを出荷工程15へ送り出す。
製品判定部106は、せん断指示部105からの長さのせん断の指示(長さ方向のどの位置でせん断を行うか)と、アズロールの形状測定情報を基に、せん断工程14でせん断処理後の各プレートの形状を推定する。次に、製品判定部106は、推定した各プレートの形状と、契約情報データベース102から参照する注文情報を基に定まる製品サイズとを比較して、顧客からの注文に応じた厚鋼板が採取可能であるか否か(出荷可能であるか否か)を判断する。ここで、採取不可能と判断されたプレートは製品として不合格となり、採取可能と判断されたプレートは製品として合格である。次に、製品判定部106は、判定結果を出荷工程15へ送信する。これにより、出荷工程15は、合格と判定された出荷可能なプレートのみを出荷処理する。
切断情報出力部107は、製品判定部106が採取可能と判定したプレートに対して、製品判定部106が推定したせん断工程14でせん断処理後の各プレートの形状と、注文情報を基に定まる製品サイズとを比較することで、当該プレートから製品を採取する際の切出位置A、Bを求めて、出力する。
ここで、図4を参照して、厚鋼板の長手方向の切出し開始位置の求め方を説明する。まず、形状測定装置13の測定値を基にして、アズロールの長さ方向を注文情報のサイズに切断する。次に、アズロールの幅方向の両サイドにおける耳部で、最も内側に入込んでいる位置X1及びY1を判定し、これより切代分内側の位置をX2、Y2を求め、X2とY2の間を有効幅Wとする。
次に、この有効幅Wと注文情報の幅寸法WWの差ΔWを求める。次に、長さ方向を注文情報のサイズに切断した位置における耳部の幅方向位置Z1、Z2を推定する。次に、推定した位置Z1、Z2と前記X1の格差ΔZ1−X1、ΔZ2−X1)を求める。次に、Z1の位置から{Δ(Z1−X1)+X2}〜{Δ(Z1−X1)+X2+ΔW/2}までの範囲で、更に、Z2の位置から{Δ(Z2−X1)+X2}〜{Δ(Z2−X1)+X2+ΔW/2}までの範囲を切出開始位置情報とする。なお、ここではアズロールの幅方向の一方のサイド(図4の上側のサイド)を例に説明したが、他方のサイドでも同様である(X1をY1、X2をY2、Z1をZ3、Z2をZ4と読み替える)。
または、図4の上記範囲の中間{Δ(Z1−X1)+X2+ΔW/4}(A)、{Δ(Z2−X1)+X2+ΔW/4}(B)としたものである。通常の切断機の場合には上記の様に厚鋼板Z1点、Z2点からの距離A、Bで示せば良く、NC切断機の場合にはこの点を座標点で示す。
また、切断情報出力部107は、出荷工程15に対して、切出位置A、Bの情報を送信する。これにより、出荷工程15は、製品の納品書に当該製品に対して求めた切出位置A、Bの情報(以下、切出位置情報とする)を添付(又は納品書の一部の領域に印刷)して出荷する。このとき、出荷工程15では、例えば、プレートが複数ある場合には、各プレートを特定する契約番号と切出位置情報とを対応させた一覧を印刷して、納品書に添付する。
通信処理部108は、ネットワーク16を介して、圧延工程12、せん断工程14、及び出荷工程15で稼動している製造装置、製造装置の制御装置、及び形状測定装置などと通信するための処理を行う。また、ネットワーク16がインターネットとファイアウォールサーバなどを介して接続されており、顧客からインターネット経由で注文情報を受信したりする場合には、通信処理部108にて、その通信処理を行う。
次に、図1及び図2に示した製造管理装置10の圧延工程からの製造管理処理について説明する。
図5は、図1及び図2に示した製造管理装置10の圧延工程からの製造管理処理の流れを示すフローチャートである。図5に示すように、まず、ステップS1において、製造管理装置10は、スラブ11が圧延工程12へ移動していることを検知し、スラブ11に対する圧延処理の開始を判断する。
次に、ステップS2において、圧延指示部103は、ネットワーク16を介して圧延工程12に対して、スラブ11を注文情報に応じた製品サイズになるまで圧延処理するよう指示を行う。これにより、圧延工程12において、スラブ11に対する圧延処理が開始され、形状測定装置13において上記製品サイズのアズロールにまで圧延されたことが確認されるまで、圧延処理が継続される。
次に、ステップS3において、測定値受信処理部104は、形状測定装置13から圧延工程12での圧延処理を終えた時点での(=せん断工程14へ移行する際の)アズロールの形状測定情報を受信するまで待機する。
次に、ステップS4において、せん断指示部105は、せん断工程14に対してアズロールの長さ方向に対するせん断を指示する。これにより、せん断工程14では、圧延工程12で圧延されたアズロールを基に図4に示すように長さ方向のみせん断したプレートを製造する。
その後、ステップS5において、切断情報出力部107は、製品判定部106が採取可能と判定したプレートに対して、当該プレートから製品サイズの厚鋼板を採取する際の切出位置情報を求めて、出荷工程15へ出力する。
以上により、出荷工程15においては、厚鋼板が採取可能なプレートには、納品書に切出位置情報を印刷した紙を添付して出荷することができる。これにより、当該プレートを注文した顧客側では、その切出位置情報をNC切断機に設定することで、簡便に製品サイズの厚鋼板を切り出すことができる。すなわち、切出位置情報を顧客側へ提供することで、厚鋼板を注文した顧客側での製品サイズの厚鋼板切り出しの作業効率を向上することができる。
また、本実施形態の製造管理装置10を含む厚鋼板製造管理システムにおいては、アズロールの幅方向のせん断を行わないので、厚鋼板の生産性を向上することができる。また、従来のようにせん断工程14において耳代を切断しないので、製品判定部106において、製品サイズを採取可能か否かを判断する際の歩留の向上も期待できる。
図6は、本実施形態による製造例と従来の製造例を比較するシミュレーション結果を示す図である。図6において、製品番号1、3、5は、本実施形態による製造例を示すものである。また、製品番号2、4、6は、従来の製造例(せん断工程で矩形にせん断する例)を示すものである。そして、製造番号1と2、3と4、5と6が比較対象となっている。また、製品サイズは、厚さ×幅×長さを示している。
図6から明らかなように、歩留が従来と比べて1%程度向上している。また、せん断工程に要する時間も最小で1分程度(製造番号1と2)、最大で5分程度(製造番号5と6)従来と比べて短縮されており、生産性の向上も確認することができる。特に、製品サイズの長さが長いほど、生産性の向上がより見込める。
以上に説明したように、本実施形態の製造管理装置10は、製造時の厚鋼板への切断処理の回数を減らすことで生産性を向上し、かつ、需要家側での厚鋼板に対する作業効率を向上することができる。
尚、上述した実施形態においては、製造管理装置10で求めた切出位置A、Bの情報を、印刷して納品書に添付したが、この限りではなく、切出位置A、Bの情報を含む電子データ(例えば電子帳票)を電子メールに添付して顧客に送付してもよい。また、切出位置A、Bの情報を含む電子データは、電子帳票のデータ形式以外にも、顧客が当該製品の切断処理に利用する切断装置(一般的にはNC(数値制御)切断機)で、そのまま利用可能(あるいは利用容易)なデータ形式で送信してもよい。こうすることで、顧客側での作業効率がより向上するという効果を得られる。
また、上述した実施形態において、図2に示した製造管理装置10の各処理部は、ハードウェアとしてはメモリ及びCPU(中央演算装置)により構成され、各処理部の機能を実現する為のプログラムをメモリに読み込んでCPUが実行することによりその機能を実現させるものである。尚、これに限定されるものではなく、各処理部の一部の処理又は全部の処理を専用のハードウェアにより実現されるものであってもよい。
また、上記メモリは、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等の読み出しのみが可能な記録媒体、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組合せによるコンピュータ読み取り、書き込み可能な記録媒体より構成されるものとする。
また、プログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体又はかかるプログラムを伝送する伝送媒体も本発明の実施形態として適用することができる。また、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等のプログラムプロダクトも本発明の実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体及びプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現する為のものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明の一実施形態における製造管理装置を含む厚鋼板製造管理システムの概要を示す図である。 図1に示した製造管理装置10の機能構成を示す図である。 図2に示した契約情報データベース102のデータ構成例を示す図である。 厚鋼板の長手方向の切出し開始位置の求め方を示す図である。 図1及び図2に示した製造管理装置10の圧延工程からの製造管理処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態の効果を示すシミュレーション結果を示す図である。
符号の説明
10 製造管理装置
11 スラブ
12 圧延工程
13 形状測定装置
14 せん断工程
15 出荷工程
16 ネットワーク
101 制御部
102 契約情報データベース
103 圧延指示部
104 測定値受信処理部
105 せん断指示部
106 製品判定部
107 切断情報出力部
108 通信処理部

Claims (2)

  1. 顧客から受けた注文に応じて、圧延機で熱間圧延した厚鋼板の先部と後部を切断した耳付厚鋼板と、前記顧客先の剪断機で該耳付厚鋼板から注文製品を切り出すための切出位置の情報とを前記顧客に引き渡すために、前記切出位置の情報を求める製造管理装置であって、
    形状測定装置により測定された前記耳付厚鋼板の形状測定情報を基にして、
    前記耳付厚鋼板の幅方向の両サイドにおける耳部で、最も幅方向内側に入込んでいる位置X1及びY1を判定し、前記位置X1及びY1より切代分内側の位置X2及びY2を求め、位置X2とY2の間を有効幅Wとして求め、
    前記有効幅Wと前記顧客からの注文情報の幅寸法WWの差ΔWを求め、
    前記耳付厚鋼板の幅方向の一方のサイドにおいて前記先部及び前記後部を切断した位置における耳部の幅方向位置Z1及びZ2を求め、また、前記耳付厚鋼板の幅方向の他方のサイドにおいて前記先部及び前記後部を切断した位置における耳部の幅方向位置Z3及びZ4を求め、
    前記Z1の位置から{(Δ(Z1−X1)+X2)}〜{Δ(Z1−X1)+X2+ΔW/2}までの範囲、及び、前記Z2の位置から{(Δ(Z2−X1)+X2)}〜{Δ(Z2−X1)+X2+ΔW/2}までの範囲を切出開始位置の情報として求め、また、前記Z3の位置から{(Δ(Z3−Y1)+Y2)}〜{Δ(Z3−Y1)+Y2+ΔW/2}までの範囲、及び、前記Z4の位置から{(Δ(Z4−Y1)+Y2)}〜{Δ(Z4−Y1)+Y2+ΔW/2}までの範囲を切出開始位置の情報として求めることを特徴とする製造管理装置。
  2. 前記顧客に引き渡す前記切出位置の情報を、前記Z1の位置から{(Δ(Z1−X1)+X2)}〜{Δ(Z1−X1)+X2+ΔW/2}までの範囲の中間である{Δ(Z1−X1)+X2+ΔW/4}、及び、前記Z2の位置から{(Δ(Z2−X1)+X2)}〜{Δ(Z2−X1)+X2+ΔW/2}までの範囲の中間である{Δ(Z2−X1)+X2+ΔW/4}とし、また、前記Z3の位置から{(Δ(Z3−Y1)+Y2)}〜{Δ(Z3−Y1)+Y2+ΔW/2}までの範囲の中間である{Δ(Z3−Y1)+Y2+ΔW/4}、及び、前記Z4の位置から{(Δ(Z4−Y1)+Y2)}〜{Δ(Z4−Y1)+Y2+ΔW/2}までの範囲の中間である{Δ(Z4−Y1)+Y2+ΔW/4}とすることを特徴とする請求項1に記載の製造管理装置。
JP2005181210A 2005-06-21 2005-06-21 製造管理装置 Expired - Fee Related JP4648772B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005181210A JP4648772B2 (ja) 2005-06-21 2005-06-21 製造管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005181210A JP4648772B2 (ja) 2005-06-21 2005-06-21 製造管理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007004304A JP2007004304A (ja) 2007-01-11
JP4648772B2 true JP4648772B2 (ja) 2011-03-09

Family

ID=37689894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005181210A Expired - Fee Related JP4648772B2 (ja) 2005-06-21 2005-06-21 製造管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4648772B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5966454B2 (ja) * 2011-12-07 2016-08-10 Jfeスチール株式会社 厚板鋼板の採寸制御方法および厚板鋼板の採寸制御装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61131814A (ja) * 1984-11-30 1986-06-19 Nippon Steel Corp 形鋼の最適鋸断方法
JPH0775911A (ja) * 1993-09-08 1995-03-20 Nippon Steel Corp 鋼板の自動切断方法
JPH1110441A (ja) * 1997-06-26 1999-01-19 Kawasaki Steel Corp 長尺材の切断方法
JP2002269161A (ja) * 2001-03-07 2002-09-20 Nkk Corp 板の取合せ方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61131814A (ja) * 1984-11-30 1986-06-19 Nippon Steel Corp 形鋼の最適鋸断方法
JPH0775911A (ja) * 1993-09-08 1995-03-20 Nippon Steel Corp 鋼板の自動切断方法
JPH1110441A (ja) * 1997-06-26 1999-01-19 Kawasaki Steel Corp 長尺材の切断方法
JP2002269161A (ja) * 2001-03-07 2002-09-20 Nkk Corp 板の取合せ方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007004304A (ja) 2007-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111352403B (zh) 一种板材轧制的工艺设计方法
JP4180644B1 (ja) 遅延注文補償判定処理システムおよびその方法、並びにプログラム
CN102413955B (zh) 制造轧件的方法、轧制设备和开环和/或闭环控制装置
JP4648772B2 (ja) 製造管理装置
JP5471725B2 (ja) 製造ロット作成方法、装置及びシステム
KR101272632B1 (ko) 인쇄 자동화 관리 시스템 및 방법
JP4482377B2 (ja) タグ情報管理装置、タグ情報管理方法、および、生産システム
JP5347912B2 (ja) 厚鋼板の製造方法
JP4516893B2 (ja) 厚板製造管理装置
JP3277366B2 (ja) 金属材原板加工管理システム
JP5463743B2 (ja) スラブの熱間圧延スケジュール決定方法とスラブの熱間圧延スケジュール決定装置
WO2012111151A1 (ja) 圧延制御装置および圧延制御方法
JP3470627B2 (ja) 熱間圧延における加熱炉の自動抽出方法
JPH11197990A (ja) 金属材原板
KR101220573B1 (ko) 가열로 로온 설정 방법 및 장치
JP4192013B2 (ja) 熱間圧延ラインにおける条取り用鋼板の製造方法
JP5874673B2 (ja) 加熱炉抽出順・圧延順計画作成方法および加熱炉抽出順・圧延順計画作成装置
JP6593278B2 (ja) 生産計画作成方法及び生産計画作成装置
JP5156151B2 (ja) ロールの研削方法
KR100957915B1 (ko) 스트립 표면 결함 제거 방법 및 시스템
JP2008262391A (ja) 作業指示最適化支援システム及び方法
JP5928074B2 (ja) オーダー変更装置およびオーダー変更方法
JP7099111B2 (ja) 鋼片の製造プロセスの制御装置、方法及びプログラム
JP2009285699A (ja) 連続鋳造スラブの充当方法
JP3561427B2 (ja) 金属材原板の加工用データ作成方法、および加工用データ作成用プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101210

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4648772

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees