JP4648564B2 - マンホールの断熱方法およびその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上部に蓋体が取り付けられ内部を排水が通過するマンホールの断熱方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両が通行する道路の下に下水道を敷設する場合には、この下水道を維持管理するためにこの下水道にマンホールが設置される。そして、このマンホールの上部には、蓋体としてのマンホール蓋が開閉可能に取り付けられている。また、この蓋体は、上面が道路面と面一になるように設置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特に寒冷地では積雪により道路面が圧雪状態になる場合があるが、道路面におけるマンホール蓋が位置する部分は、このマンホール内を通過する下水の暖かさにより、このマンホール蓋の上に積もった雪がすぐに溶けてしまう。このため、道路面におけるマンホール蓋の部分が窪み、段差ができてしまい、交通に支障が生じてしまうという問題を有している。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、蓋体の上に降った雪が溶けにくいマンホールの断熱方法およびその装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のマンホールの断熱方法は、上部に蓋体が取り付けられ内部を排水が通過するマンホールの断熱方法であって、前記蓋体から下方に向けて離間した前記マンホール内に一部が屈曲部にて内周面側へ向けて屈曲された環状体を挿入し、このマンホール内に挿入された環状体の前記屈曲部での屈曲を解除し、拡幅手段にて前記環状体の外径寸法を拡幅して支持手段を前記マンホール内に取り付け、前記支持手段の環状体に前記排水による前記蓋体の温度上昇を防止する断熱材を設置して前記マンホール内に断熱手段を取り付けるものである。
【0006】
そして、この構成では、内部を排水が通過するマンホールの上部に取り付けた蓋体から下方に向けて離間したこのマンホールの内部に支持手段を取り付け、この支持手段の環状体に断熱材を設置して断熱手段を取り付けることにより、このマンホール内を通過する排水による蓋体の温度上昇を断熱手段が防止する。この結果、このマンホールが道路面に設置され、このマンホールの蓋体の上面が道路面と面一な場合におけるこのマンホールの蓋体の上に積もった雪が溶けにくくなる。よって、道路に雪が積もった際にこの道路に設置されたマンホールの蓋体の部分に窪みが形成されず、この道路面に段差が生じない。よって、この道路に雪が積もった際における交通の支障が解消可能となる。
【0007】
また、支持手段は、一部が屈曲部にて内周面側へ向けて屈曲させた環状体をマンホール内に挿入するため、環状体をマンホール内に挿入しやすいとともに、マンホール内に挿入された環状体の屈曲を解除してから、拡幅手段にて環状体の外径寸法を拡幅するため、マンホールに対する支持手段の取り付けが容易である。
【0008】
請求項記載のマンホールの断熱装置は、上部に取り付けられた蓋体を備え、排水が内部を通過するマンホールの断熱装置であって、このマンホール内に取り付けられる支持手段と、この支持手段を前記マンホール内に取り付けた状態でこの支持手段に支持され、前記排水による前記蓋体の温度上昇を防止する断熱手段とを具備し、支持手段は、マンホールの内径寸法より径小な外径寸法を有する略環状の環状体と、この環状体の外径寸法が拡幅可能な拡幅手段とを備え、前記環状体には、この環状体の周方向における一部を内周面側へ向けて屈曲可能にする屈曲部が設けられ、前記断熱手段は、前記支持手段を前記マンホール内に取り付けた状態で前記支持手段の環状体上に設置される断熱材であるものである。
【0009】
そして、この構成では、排水が内部を通過し、上部に蓋体が取り付けられたマンホール内に支持手段を取り付ける。この状態で、内部を通過する排水による蓋体の温度上昇を防止する断熱手段を支持手段に支持させる。この結果、このマンホールが道路面に設置され、このマンホールの蓋体の上面が道路面と面一な場合におけるこのマンホールの蓋体の上に積もった雪が溶けにくくなる。このため、道路に雪が積もった際にこの道路に設置されたマンホールの蓋体の部分に窪みが形成されず、この道路面に段差が生じない。よって、この道路に雪が積もった際における交通の支障が解消可能となる。
【0010】
また、マンホール内に支持手段を取り付ける際には、マンホール内に支持手段を挿入し、この状態で、この支持手段の拡幅手段により、マンホールの内径寸法より径小な外径寸法を有する略環状の環状体の外径寸法を拡幅させる。次いで、この環状体上に断熱材を設置して断熱手段を取り付ける。よって、マンホール内に対する支持手段の取り付けが容易になるので、マンホール内に断熱材を取り付ける際の施工作業が容易になる。
【0011】
また、環状体に屈曲部を設け、この屈曲部で環状体の周方向における一部を内周面側へ向けて屈曲可能にする。この結果、この屈曲部にて環状体の周方向における一部を内周面側へ向けて屈曲させることにより、この環状体がマンホール内に挿入しやすくなるとともに、この環状体を搬送および梱包する際における荷姿が小さくなる。よって、この環状体の取り扱いが容易になる。
【0012】
請求項記載のマンホールの断熱装置は、請求項記載のマンホールの断熱装置において、支持手段は、環状体に取り付けられこの環状体上に設置される断熱材を支持する枠体を備えているものである。
【0013】
そして、この構成では、支持手段の拡幅手段にて環状体の外径寸法を拡幅させてマンホール内に取り付けた環状体に、この環状体上に設置される断熱材を支持する枠体を取り付ける。この結果、環状体上に設置される断熱材を枠体でより確実に支持することが可能となるから、マンホール内での断熱材の落下などがより防止可能となる。
【0014】
請求項記載のマンホールの断熱装置は、請求項記載のマンホールの断熱装置において、枠体は、線条体により略環状に形成された基部と、この基部の各辺からこの基部の中心域より手前まで突出した突出部とを具備しているものである。
【0015】
そして、この構成では、線状体で略環状に形成した基部の各辺からこの基部の中心域より手前まで突出部を突出させて枠体としたので、この枠体が変形可能となる。この結果、マンホール内に取り付けた環状体が、このマンホール内の変形などで歪んでいる場合であっても、枠体を変形させることにより、この環状体に枠体が取り付け可能となる。
【0016】
請求項記載のマンホールの断熱装置は、請求項記載のマンホールの断熱装置において、枠体の基部には、嵌合部が設けられ、環状体の内周面には、前記嵌合部が嵌合する被嵌合部が設けられているものである。
【0017】
そして、この構成では、基部に嵌合部を設け、この嵌合部に嵌合する被嵌合部を環状体の内周面に設ける。この結果、マンホール内に環状体を取り付けた状態で、環状体の被嵌合部に枠体の嵌合部を嵌合させるだけで、この環状体に枠体を正確に取り付けることが可能となる。よって、マンホール内に取り付けた環状体に対する枠体の正確な取り付け作業が容易になる。
【0018】
請求項記載のマンホールの断熱装置は、請求項ないしいずれか記載のマンホールの断熱装置において、拡幅手段は、環状体の一部を切り欠いた切欠部と、この切欠部の一方に設けられたねじ孔と、このねじ孔に螺合するねじ体と、前記切欠部の他方に設けられ前記ねじ孔に螺合させた前記ねじ体の先端が当接する当接部とを備えているものである。
【0019】
そして、この構成では、環状体の一部を切り欠いて切欠部とし、この切欠部の他方に設けた当接部にねじ体の先端が当接するように、このねじ体を切欠部の一方に設けたねじ孔に螺合させる。この状態で、ねじ体をさらに回動させてこのねじ体をさらにねじ孔に螺合させることにより、環状体の外径が拡幅する。この結果、環状体を徐々に拡幅させることが可能となるので、マンホールの内径寸法が異なるマンホールでもこのマンホールの内部に環状体を容易に取り付けることが可能となる。
【0020】
請求項記載のマンホールの断熱装置は、請求項記載のマンホールの断熱装置において、当接部には、ねじ体の先端部が嵌合可能な嵌合孔が設けられているものである。
【0021】
そして、この構成では、環状体の切欠部の一方に設けた当接部に、ねじ体の先端部が嵌合可能な嵌合孔を設けることにより、この環状体のねじ孔にねじ体を螺合させた際に、このねじ体の先端が嵌合孔に嵌合する。よって、より正確かつ安易に環状体を拡幅させることが可能となるので、この環状体を拡幅させる作業がより容易になる
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のマンホールの断熱装置の一実施の形態の構成を図1ないし図6を参照して説明する。
【0023】
図1ないし図6において、1は断熱装置で、この断熱装置1は、地表面としての道路面GLと面一に蓋体2が設置されたマンホール3内の排水としての下水Sの通過により、特に寒冷地などでこの下水Sが外気より暖かい場合に生じる蓋体2の温度上昇を防止し、このマンホール3の蓋体2の上に降り積もった雪が周囲の道路面GLに比べ比較的早く溶けるのを防止して、圧雪された道路面GL上に形成される窪みをなくす。
【0024】
ここで、このマンホール3は、図1に示すように、内部に作業者が入ることができる、例えば900mm程度の内径寸法を有する略有底円筒状にコンクリートにより形成された、いわゆる1号マンホールである。また、このマンホール3の底部には、インバート部11が形成されている。さらに、このインバート部11の流入側には、マンホール3内に下水Sを流入させる流入口12が形成されている。また、この流入口12と対向するインバート部11の流出側には、マンホール3内に流入した下水を下流側へと流出させる流出口13が形成されている。そして、これら流入口12および流出口13それぞれには、図示しない下水本管がそれぞれ連通されて接続されている。
【0025】
また、マンホール3の上部には、底部に対して上方に向かうに連れて徐々に内方に向けて偏心して縮径した縮径部14が形成されている。この縮径部14の上部は、内径寸法600mm程度に開口しており、この開口には、鋳物により形成された略円筒状の蓋支持枠15が同心状に取り付けられている。そして、この蓋支持枠15の上端には、開口部としての蓋嵌合口16が開口されており、この蓋嵌合口16には、鋳物などで形成された600mm程度の外径寸法を有する略円盤状の蓋体2が開閉可能に取り付けられている。さらに、マンホール3の縮径されていない内面には、複数のステップ17がこのマンホール3の高さ方向に沿って等間隔に離間されて複数並設されている。
【0026】
さらに、このマンホール3内における蓋体2から下方に向けて離間した位置、すなわち縮径部14の内周面には、支持手段としての取付バンド21が取り付けられている。この取付バンド21は、ステンレスなどの錆びにくい金属などで成形されている。また、この取付バンド21は、図4(a)に示すように、細長略板状の帯状体22を円弧状にした環状体23を備えている。この環状体23の外径寸法は、マンホール3の縮径部14の最小内径寸法より若干径小である。
【0027】
そして、この環状体23の周方向における一部には、この環状体23の外径寸法が拡幅可能な拡幅手段24が設けられている。この拡幅手段24は、環状体23の周方向における一部をこの環状体23の軸方向に沿って切り欠いた切欠部25を備えている。そして、この切欠部25における一方の端部には、図5(c)に示すように、内周面にねじ溝26が螺刻されたねじ孔27が穿設されている。
【0028】
このねじ孔27には、図4(a)および図5(a)に示すように、このねじ孔27のねじ溝26に螺合可能なねじ溝28が外周面に螺刻されたねじ体31が螺合される。このねじ体31の基端部には、このねじ体31を周方向に向けて回動させる頭部32が形成されている。また、このねじ体31の先端には、このねじ体31のねじ溝28が螺刻された部分の外径寸法より径小な外径寸法を有する円柱状の嵌合凸部33がねじ体31の軸方向に沿って突設されている。
【0029】
さらに、環状体23の切欠部25の他方には、図5(b)に示すように、この切欠部25のねじ孔27にねじ体31を螺合させた際に、このねじ体31の先端域が当接する当接部34が設けられている。この当接部34には、切欠部25のねじ孔27にねじ体31を螺合させた際に、このねじ体31の嵌合凸部33が回動可能に嵌合して、このねじ体31を保持する嵌合孔35が穿設されている。この嵌合孔35の内径寸法は、ねじ体31の嵌合凸部33の外径寸法より若干大きい。
【0030】
さらに、この環状体23の内周面には、図4(b)に示すように、この環状体23を内周面側に向けて屈曲可能にする屈曲部としての蝶番37が、例えば2つ取り付けられている。これら蝶番37は、環状体23の切欠部25、およびこの切欠部25に対向する環状体23の一部それぞれから等間隔に離間した位置にそれぞれ取り付けられている。さらに、これら蝶番37は、環状体23の仮想中心を通過する互いに対向する位置に取り付けられている。
【0031】
また、環状体23の内周面には、図4(c)に示すように、この環状体23における軸方向に平行な軸方向を有する円筒状の嵌合筒部としての支持具38が複数、例えば4個取り付けられている。これら支持具38は、切欠部25および蝶番37それぞれから等間隔に離間した環状体23の内周面にそれぞれ取り付けられ、切欠部25に対向する環状体23の一部および各蝶番37から等間隔に離間した環状体23の内周面にそれぞれ取り付けられている。さらに、これら支持具38それぞれには、被嵌合部としての嵌合穴39がそれぞれ形成されている。
【0032】
そして、取付バンド21には、図2、図6(a)および図6(b)に示すように、この取付バンド21上に設置される後述する保温材51を支持する枠体41が取り付けられている。この枠体41は、環状体23の支持具38の嵌合穴39に嵌合する嵌合部としての嵌合突部である脚部42を各頂点にそれぞれ介して線条体43により矩形環状に形成された基部44を備えている。なお、線条体43は、弾性変形可能な金属にて成形されている。
【0033】
ここで、各脚部42それぞれは、基部44の各角部に設けられ、この基部44の面方向に直角に交わる方向に沿った軸方向を有している。また、これら各脚部42それぞれは、基部44の上端面に対して面一であり、この基部44の下方側に向けて突出している。
【0034】
また、基部44の各辺、すなわち各線条体43の中心部それぞれには、この基部44の仮想中心域より手前の位置まで突出した棒状の突出部としての載置枠45が設けられている。これら載置枠45それぞれは、基部44の軸方向に対する垂直方向に向けて突出しているとともに、基端が接続された各線条体43に対して垂直な軸方向を有している。この結果、互いに相対する載置枠45間に間隙Gが形成される。
【0035】
そして、マンホール3の縮径部14に環状体23を取り付け、この環状体23の支持具38の嵌合穴39に枠体41の脚部42をそれぞれ嵌合させた状態で、この枠体41上には、図1および図3に示すように、略円形板状の断熱手段としての断熱材である保温材51が設置される。この保温材51は、断熱作用を有する中蓋であり、発泡ポリエチレンなどで成形されている。また、この保温材51は、マンホール3の流入口12から流出口13へと流れる下水Sによる蓋体2の温度上昇を防止する。
【0036】
さらに、この保温材51の外周縁は、環状体23の周縁に設置されるとともに、この環状体23に嵌合させた枠体41の各線条体43および載置枠45それぞれにより支持される。また、この保温材51は、マンホール3の蓋嵌合口16に嵌合させた蓋体2から下方に向けて離間したこのマンホール3内に取り付けられている。さらに、この保温材51は、マンホール3の縮径部の上端域の内径寸法に略等しい外径寸法を有している。この結果、この保温材51は、マンホール3の縮径部14に取り付けた際に、この縮径部14を水平方向に沿って閉塞する。
【0037】
次に、上記一実施の形態のマンホールの断熱方法を説明する。
【0038】
まず、道路面GLに蓋体2の上端面が面一に設置されたマンホール3の蓋嵌合口16から蓋体2を取り外す。
【0039】
次いで、このマンホール3の蓋嵌合口16の周縁に位置する道路面GLに作業者が腹這いになって、各蝶番37により屈曲された取付バンド21をマンホール3の蓋嵌合口16からこのマンホール3の内部に挿入する。
【0040】
この状態で、この取付バンド21の各蝶番37による環状体23の屈曲を解除し、この取付バンド21をマンホール3の縮径部14の内周面に位置決めする。
【0041】
このとき、この取付バンド21の切欠部25のねじ孔27にねじ体31を螺合させ、このねじ体31の嵌合凸部33を取付バンド21の切欠部25の当接部34の嵌合孔35に嵌合させた状態で、このねじ体31をさらに回動させて、取付バンド21の環状体の外径寸法を拡幅させる。
【0042】
この後、このマンホール3の蓋嵌合口16から枠体41をこのマンホール3の内部に入れ、この枠体41の各脚部42を取付バンド21の各支持具38の嵌合穴39にそれぞれ嵌合させる。
【0043】
次いで、このマンホール3の蓋嵌合口16から保温材51をこのマンホール3の内部に入れ、この保温材51を取付バンド21に嵌合させた枠体41上に設置する。
【0044】
さらに、この保温材51を取り付けたマンホール3内を点検などする場合には、このマンホール3内に設置された保温材51をこのマンホール3の蓋嵌合口16から外部へと取り出した後、取付バンド21から枠体41を取り外し、この枠体41をマンホール3の蓋嵌合口16から外部へと取り出して、このマンホール3内に作業者が入る。
【0045】
上述したように、上記一実施の形態によれば、マンホール3の縮径部14の内周面に取付バンド21を取り付け、この取付バンド21に枠体41を嵌合させ、これら取付バンド21および枠体41上に保温材51を設置することにより、マンホール3の蓋体2から下方に向けて離間したマンホール3内に保温材51を容易に取り付けることができる。
【0046】
よって、この保温材51により、マンホール3の流入口12から流出口13へと通過する下水Sが外気に比べて暖かい場合に生じるこのマンホール3の蓋体2の温度上昇を防止できる。この結果、道路面GLに雪が降り積もった際におけるこのマンホール3の蓋体2上に降り積もった雪を溶けにくくできる。
【0047】
このため、道路面GLに雪が積もった際にこの道路面GLに設置されたマンホール3の蓋体2の部分に窪みが形成されなくなる。この結果、この道路面GLに段差が生じなくなるので、この道路面GLに雪が積もった際の交通の支障を解消できる。
【0048】
また、マンホール3内で保温材51を位置決め固定する取付バンド21に拡幅手段24を設け、この拡幅手段24のねじ孔27に螺合させたねじ体31の嵌合凸部33を嵌合孔35に嵌合させた状態で、このねじ体31をさらに螺合させることにより、取付バンド21の外径寸法を正確かつ安易に徐々に拡幅できる。
【0049】
この結果、マンホール3の縮径部14に取付バンド21を取り付ける作業を容易にできるから、マンホール3の縮径部14に保温材51を位置決め固定させる際の施工作業を容易にできるとともに、縮径部14の内径寸法が若干異なるマンホール3でも、取付バンド21の環状体23を拡幅させれば、この取付バンド21が縮径部14に取り付け可能であるから、この取付バンド21の使い勝手を向上できる。
【0050】
さらに、マンホール3内に取り付けた保温材51を、取付バンド21に嵌合させた枠体41で支持するので、この枠体41によりマンホール3内で保温材51をより確実に支持できる。よって、マンホール3内での保温材51の脱離、特に落下などをより確実に防止できる。
【0051】
さらに、取付バンド21の環状体23の内周面に設けた支持具38の嵌合穴39に、枠体41の各角部に設けた脚部42をそれぞれ嵌合させることにより、この枠体41を取付バンド21に着脱可能に取り付けることができる。よって、取付バンド21に対する枠体41の取り付け作業を正確かつ容易にでき、この枠体41を取付バンド21に確実に位置決め固定できる。
【0052】
このとき、この枠体41を取付バンド21から容易に取り外すことができるので、これら取付バンド21、枠体41および保温材51を取り付けたマンホール3であっても、このマンホール3から枠体41および保温材51のみを取り外すことにより、このマンホール3内を点検できる。
【0053】
また、取付バンド21のねじ孔27に螺合させたねじ体31の嵌合凸部33が嵌合する嵌合孔35を取付バンド21に設けたので、このねじ体31を回動させて取付バンド21の環状体23の外径寸法を拡幅させる際に、このねじ体31の嵌合凸部33が嵌合孔35に嵌合する。よって、取付バンド21の環状体23をより確実かつ正確に徐々に拡幅できる。このため、この環状体23の拡幅作業をより容易にできるので、取付バンド21をマンホール3の縮径部14に取り付ける際の施工作業をより容易にできる。
【0054】
そして、取付バンド21の環状体23に、この環状体23を内周側に向けて屈曲可能にする蝶番37を取り付けたので、これら蝶番37にて環状体23を内周側に向けて屈曲させることにより、この取付バンド21をマンホール3内に入れやすくできるとともに、この取付バンド21の荷姿を小さくできる。よって、この取付バンド21を輸送、梱包および保管する際におけるコストおよび手間を削減でき、この取付バンド21の取り扱いを容易にできる。
【0055】
なお、上記一実施の形態では、マンホール3の縮径部14に保温材51を取り付けたが、このマンホール3の蓋嵌合口16に嵌合される蓋体2から下方に向けて離間した位置に相当するマンホール3の内周面に保温材51を取り付ければ、上記一実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0056】
また、マンホール3の内面に対して取付バンド21をより強固に取り付ける必要がある場合には、この取付バンド21の帯状体22の適宜な位置に図示しないボルト挿通孔を穿設する。そして、この取付バンド21を取り付ける際にボルト挿通孔が連通するマンホール3の内面に図示しないホールアンカを埋め込む。よって、取付バンド21のボルト挿通孔を挿通させた図示しないボルトを、マンホール3の内面に生め込んだホールアンカに螺合させることにより、マンホール3の内径寸法が変化した場合などに生じる取付バンド21の脱離および落下などを防止できる。
【0057】
さらに、この取付バンド21を接合剤などにより、マンホール3の内面に接合しても、この取付バンド21をマンホール3内に強固に位置決め固定できる。
【0058】
【発明の効果】
請求項1記載のマンホールの断熱方法によれば、蓋体から下方に向けて離間したマンホール内に支持手段を取り付け、この支持手段の環状体に断熱材を設置して断熱手段を取り付けることにより、このマンホール内を通過する排水による蓋体の温度上昇を防止するので、このマンホールが道路面に設置され、このマンホールの蓋体が道路面と面一な場合におけるこのマンホールの蓋体上に積もった雪を溶けにくくできるから、道路に雪が積もった際にこのマンホールの蓋体の部分に窪みが形成されず、この道路面に段差が生じないので、この道路に雪が積もった際の交通の支障を解消できる。
【0059】
また、支持手段は、一部が屈曲部にて内周面側へ向けて屈曲された環状体をマンホール内に挿入するため、環状体をマンホール内に挿入しやすいとともに、マンホール内に挿入された環状体の屈曲を解除してから、拡幅手段にて環状体の外径寸法を拡幅するため、マンホールに対して支持手段を容易に取り付けることができる。
【0060】
請求項記載のマンホールの断熱装置によれば、マンホール内に取り付けた支持手段に断熱手段を支持させて、この断熱手段でマンホール内を通過する排水による蓋体の温度上昇を防止するので、このマンホールが道路面に設置され、このマンホールの蓋体が道路面と面一な場合におけるこのマンホールの蓋体の上に積もった雪が溶けにくくなるから、道路に雪が積もった際にこのマンホールの蓋体の部分に窪みが形成されず、この道路面に段差が生じなくなるため、この道路に雪が積もった際の交通の支障を解消できる。
【0061】
また、マンホール内に挿入した支持手段の拡幅手段でこの支持手段の環状体の外径寸法を拡幅させることにより、この支持手段をマンホール内に取り付けることができるので、マンホール内に支持手段を取り付ける際の施工作業を容易にできる。
【0062】
また、環状体の周方向における一部を内周面側へ向けて屈曲可能にする屈曲部を環状体に設けることにより、この屈曲部で環状体の周方向における一部を内周面側へ向けて屈曲させれば、この環状体をマンホール内に挿入しやすくでき、この環状体を搬送および梱包する際の荷姿を小さくできるから、この環状体の取り扱いを容易にできる。
【0063】
請求項記載のマンホールの断熱装置によれば、請求項記載のマンホールの断熱装置の効果に加え、支持手段の拡幅手段で環状体を拡幅させてマンホール内に取り付けた環状体に、この環状体上に設置される断熱材を支持する枠体を取り付ければ、この断熱材を枠体により確実に支持できるから、マンホール内での断熱材の落下などをより確実に防止できる。
【0064】
請求項記載のマンホールの断熱装置によれば、請求項記載のマンホールの断熱装置の効果に加え、線状体で略環状に形成した基部の各辺からこの基部の中心域より手前まで突出部を突出させて枠体とすれば、この枠体が変形可能となるので、マンホール内に取り付けた環状体が歪んでいても、枠体の変形により、この環状体に枠体を取り付けることができる。
【0065】
請求項記載のマンホールの断熱装置によれば、請求項記載のマンホールの断熱装置の効果に加え、マンホール内に取り付けた環状体の内周面に設けた被嵌合部に、枠体の基部に設けた嵌合部を嵌合させるだけで、この環状体に枠体を正確に取り付けることができるから、マンホール内に取り付けた環状体に対する枠体の正確な取り付け作業を容易にできる。
【0066】
請求項記載のマンホールの断熱装置によれば、請求項ないしいずれか記載のマンホールの断熱装置の効果に加え、環状体の一部を切り欠いて切欠部とし、この切欠部の他方に設けた当接部にねじ体の先端を当接させて、このねじ体を切欠部の一方に設けたねじ孔に徐々に螺合させることにより、環状体の外径が徐々に拡幅するので、この環状体を正確に拡幅させることができる。
【0067】
請求項記載のマンホールの断熱装置によれば、請求項記載のマンホールの断熱装置の効果に加え、環状体の当接部にねじ体の先端部が嵌合可能な嵌合孔を設けることにより、この環状体のねじ孔にねじ体を螺合させた際に、このねじ体の先端が嵌合孔に嵌合するから、環状体をより正確かつ安易に拡幅させることができ、この環状体を拡幅させる作業をより容易にできる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のマンホールの断熱装置の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】 同上断熱装置の支持手段を示す上面図である。
【図3】 同上断熱装置の断熱手段を示す上面図である。
【図4】 同上断熱装置の環状体を示す説明図である。
(a) 環状体の上面図
(b) 屈曲部を屈曲させた環状体の上面図
(c) 環状体の一部を示す斜視図
【図5】 同上環状体の拡幅手段を示す説明図である。
(a) ねじ体の側面図
(b) 当接部の側面図
(c) ねじ孔の側面図
【図6】 同上枠体を示す説明図である。
(a) 枠体の上面図
(b) 枠体の斜視図
【符号の説明】
1 断熱装置
2 蓋体
3 マンホール
21 支持手段としての取付バンド
23 環状体
24 拡幅手段
25 切欠部
27 ねじ孔
31 ねじ体
34 当接部
35 嵌合孔
37 屈曲部としての蝶番
39 被嵌合部としての嵌合穴
41 枠体
42 嵌合部としての脚部
43 線条体
44 基部
45 突出部としての載置枠
51 断熱手段としての断熱材である保温材
S 排水としての下水

Claims (7)

  1. 上部に蓋体が取り付けられ内部を排水が通過するマンホールの断熱方法であって、
    前記蓋体から下方に向けて離間した前記マンホール内に一部が屈曲部にて内周面側へ向けて屈曲された環状体を挿入し、
    このマンホール内に挿入された環状体の前記屈曲部での屈曲を解除し、
    拡幅手段にて前記環状体の外径寸法を拡幅して支持手段を前記マンホール内に取り付け、
    前記支持手段の環状体に前記排水による前記蓋体の温度上昇を防止する断熱材を設置して前記マンホール内に断熱手段を取り付ける
    ことを特徴としたマンホールの断熱方法。
  2. 上部に取り付けられた蓋体を備え、排水が内部を通過するマンホールの断熱装置であって、
    このマンホール内に取り付けられる支持手段と、
    この支持手段を前記マンホール内に取り付けた状態でこの支持手段に支持され、前記排水による前記蓋体の温度上昇を防止する断熱手段とを具備し、
    支持手段は、マンホールの内径寸法より径小な外径寸法を有する略環状の環状体と、この環状体の外径寸法が拡幅可能な拡幅手段とを備え、
    前記環状体には、この環状体の周方向における一部を内周面側へ向けて屈曲可能にする屈曲部が設けられ
    前記断熱手段は、前記支持手段を前記マンホール内に取り付けた状態で前記支持手段の環状体上に設置される断熱材である
    ことを特徴としたマンホールの断熱装置。
  3. 支持手段は、環状体に取り付けられこの環状体上に設置される断熱材を支持する枠体を備えている
    ことを特徴とした請求項記載のマンホールの断熱装置。
  4. 枠体は、
    線条体により略環状に形成された基部と、
    この基部の各辺からこの基部の中心域より手前まで突出した突出部と
    を具備していることを特徴とした請求項記載のマンホールの断熱装置。
  5. 枠体の基部には、嵌合部が設けられ、
    環状体の内周面には、前記嵌合部が嵌合する被嵌合部が設けられている
    ことを特徴とした請求項記載のマンホールの断熱装置。
  6. 拡幅手段は、
    環状体の一部を切り欠いた切欠部と、
    この切欠部の一方に設けられたねじ孔と、
    このねじ孔に螺合するねじ体と、
    前記切欠部の他方に設けられ前記ねじ孔に螺合させた前記ねじ体の先端が当接する当接部と
    を備えていることを特徴とした請求項ないしいずれか記載のマンホールの断熱装置。
  7. 当接部には、ねじ体の先端部が嵌合可能な嵌合孔が設けられている
    ことを特徴とした請求項記載のマンホールの断熱装置。
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