JP5839869B2 - ピット開閉構造 - Google Patents

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この発明は、例えば、地下に埋設されたガス管に取り付けられた開閉バルブの開閉操作を地上から行うことを可能にするために、前記開閉バルブ上に構築されるピットを開閉するためのピット開閉構造、特に、蓋が嵌め込まれる受枠の高さ調整および傾斜設置が容易に行えるピット開閉構造に関するものである。
従来、地下に埋設されたガス管等の開閉バルブの開閉操作を地上から行うことを可能にするために、前記開閉バルブ上に構築されるピット開閉構造と類似するピット開閉構造として、特許文献1(特開2010−101051号公報)に、以下のようなピット開閉構造が開示されている。以下、このピット開閉構造を従来ピット開閉構造といい、図面を参照しながら説明する。
図13は、従来ピット開閉構造を示す断面図、図14は、従来ピット開閉構造において受枠の高さを高くした状態を示す断面図である。
図13および図14に示すように、従来ピット開閉構造は、地中に埋設された排水管11の連結部に設置されたピット12(図13参照)上に垂直に設置された立ち上がり管13と、立ち上がり管13の上部外側に嵌め込まれる連結管14と、連結管14の上部内側に嵌め込まれる受枠15と、受枠15に嵌め込まれる蓋16とから構成されている。
連結管14は、上部14aと下部14bとからなり、上部14aの内径寸法は、立ち上がり管13の内径寸法と等しく、下部14bの内径寸法は、立ち上がり管13の外径寸法と等しくなっている。このように、連結管14の外径寸法を上下2段に異ならせることによって、連結管14を立ち上がり管13の上部に嵌め込むことができるので、立ち上がり管13の長さを連結管14の上部14aの長さ分だけ長くすることができる。
立ち上がり管13の増加長さを連結管14の上部14aの長さ未満とする場合には、上部14aを所定長さだけ切断すれば良い。立ち上がり管13の増加長さを連結管14の上部14aの長さ以上にする場合には、図14に示すように、連結管14を複数個(この例では2個)、直列に設置すれば良い。
特開2010−101051号公報
上述した従来ピット開閉構造によれば、立ち上がり管13の長さは、立ち上がり管13の上部に嵌め込む連結管14によって調整することができるので、蓋16が嵌め込まれる受枠15の高さ調整は、容易に行える。従って、受枠15に嵌め込まれる蓋16のレベルを路面(G)のレベルと容易に一致させることができる。
しかしながら、従来ピット開閉構造によれば、受枠15の高さ調整は、容易に行えるが、路面(G)が傾斜している場合の対応に問題があった。すなわち、路面(G)が傾斜している場合、連結管14の上部を路面(G)の傾斜に合わせて斜めに切断し、斜めに切断した連結管14の上部14a内に受枠15を嵌め込めば良いが、受枠15と上部14aとの間の隙間は、基本的にはないので、連結管14の上部14a内に受枠15を斜めに嵌め込むことができず、路面(G)の傾斜に合わせて受枠15を斜めに設置することができないといった問題があった。
従って、この発明の目的は、埋設管に取り付けられたバルブ上に構築されるピットの開閉構造において、蓋が嵌め込まれる受枠の高さ調整および傾斜設置が容易に行えるピット開閉構造を提供することにある。
この発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、下記を特徴とするものである。
請求項1に記載の発明は、埋設管に取り付けられたバルブの上部に設置されるピットの開閉構造において、前記ピットの上部内に嵌め込まれる受枠と、前記受枠に嵌め込まれる蓋と、前記受枠を前記ピットに固定するための固定手段とを備え、前記受枠は、上部に前記ピットの外径より大きい外側フランジを有し、下部に前記ピット内への挿入部を有し、前記挿入部と前記ピットとの間には、前記受枠を斜めに前記ピット内に挿入することを可能にするための隙間が形成され、前記固定手段は、前記挿入部に螺合し、ねじ部先端が前記挿入部の外周面から突出する長さを有するボルトと、前記挿入部の外周面に設けられた抜け止め用突起とからなり、前記外側フランジの上面は、前記受枠が設置される路面と同一レベルであり、前記ピットの上面は、前記受枠の下面に当接することに特徴を有するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のピット開閉構造において、前記ピットは、加工が容易な樹脂からなっていることに特徴を有するものである。
請求項3に記載の発明は、埋設管に取り付けられたバルブの上部に設置されるピットの開閉構造において、前記ピット上部に底板を介して接続される立ち上がり管と、前記立ち上がり管の上部内に嵌め込まれる受枠と、前記受枠に嵌め込まれる蓋と、前記受枠を前記立ち上がり管に固定するための固定手段とを備え、前記受枠は、上部に前記立ち上がり管の外径より大きい外側フランジを有し、下部に前記立ち上がり管内への挿入部を有し、前記挿入部と前記立ち上がり管との間には、前記受枠を斜めに前記立ち上がり管内に挿入することを可能にするための隙間が形成され、前記固定手段は、前記挿入部に螺合し、ねじ部先端が前記挿入部の外周面から突出する長さを有するボルトと、前記挿入部の外周面に設けられた抜け止め用突起とからなり、前記底板は、前記受枠の前記外側フランジより大きい外径を有していることに特徴を有するものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のピット開閉構造において、前記立ち上がり管は、加工が容易な樹脂からなっていることに特徴を有するものである。
この発明によれば、以下のような効果がもたらされる。
(1)受枠の挿入部とピットまたは立ち上がり管との間に十分な隙間を形成することによって、ピットまたは立ち上がり管内に挿入する受枠の傾斜角度範囲を大幅に大きくすることができるので、路面の傾斜に合わせて受枠を斜めに容易に設置することができる。
(2)受枠の挿入部に螺合するボルトと、挿入部の外周面に形成した抜け止め用突起とからなる固定手段を設けることによって、受枠のガタツキやピットまたは立ち上がり管からの受枠の抜け出しを確実に防止することができる。
(3)立ち上がり管を底板を介してピットに接続することによって、立ち上がり管を確実にピットに設置することができ、しかも、受枠にかかる荷重を底板により受けることによって、受枠の沈下を確実に防止することができる。
(4)ピットまたは立ち上がり管を加工が容易な樹脂、例えば、塩化ビニール製とすることによって、ピットまたは立ち上がり管の長さ調整や受枠の傾斜設置の際に行うピットまたは立ち上がり管の切断を容易に行うことができる。
請求項に記載の発明は、埋設管に取り付けられたバルブの上部に設置されるピットの開閉構造において、前記ピット上部に底板を介して接続される立ち上がり管と、前記立ち上がり管の上部内に嵌め込まれる受枠と、前記受枠に嵌め込まれる蓋と、前記受枠を前記立ち上がり管に固定するための固定手段とを備え、前記受枠は、上部に前記立ち上がり管の外径より大きい外側フランジを有し、下部に前記立ち上がり管内への挿入部を有し、前記挿入部と前記立ち上がり管との間には、前記受枠を斜めに前記立ち上がり管内に挿入することを可能にするための隙間が形成され、前記固定手段は、前記挿入部に螺合し、ねじ部先端が前記挿入部の外周面から突出する長さを有するボルトと、前記挿入部の外周面に設けられた抜け止め用突起とからなり、前記底板は、前記受枠の前記外側フランジより大きい外径を有し、前記外側フランジの上面は、前記受枠が設置される路面と同一レベルであり、前記立ち上がり管の上面は、前記受枠の下面に当接することに特徴を有するものである。
次に、この発明のピット開閉構造の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
図1は、平坦な地面に設置された、この発明のピット開閉構造を示す断面図、図2は、傾斜した地面に構築された、この発明のピット開閉構造を示す断面図である。
図1および図2において、1Aは、この発明のピット開閉構造である。この発明のピット開閉構造1Aは、地下に埋設されたピット2に設置され、ピット2を開閉する機能を有している。ピット2は、塩化ビニール等の樹脂からなり、地下に埋設された、例えば、ガス管の開閉バルブ(図示せず)の上部に垂直に構築されている。前記開閉バルブの開閉操作は、ピット開閉構造1の後述する蓋を開き、操作棒(図示せず)をピット2に挿入することにより地上(G)から行えるようになっている。
この発明のピット開閉構造1Aは、ピット2の上部内に嵌め込まれる受枠5と、受枠5に嵌め込まれる蓋6と、受枠5をピット2に固定するための固定手段10とから構成されている。
図7から図9に示すように、受枠5の上部には、ピット2の外径より大きい外側フランジ5eが形成され、受枠5の下部には、ピット2内に挿入される挿入部5aが形成されている。受枠5に外側フランジ5eを形成することによって、受枠5にかかる荷重を外側フランジ5eで受けるため、受枠5にかかる荷重による受枠5の沈下を軽減することができる。
受枠5の挿入部5aの上部内周面には、内側フランジ5bが形成され、内側フランジ5bには、ストッパー用切り欠き5cが一対、形成されている。蓋6に形成された後述するストッパーをストッパー用切り欠き5cに合致させた後、蓋6を、前記ストッパーがフランジ5bの下面に来る位置まで回転させることによって、蓋6の受枠5からの抜け出しを確実に防止することができる。
受枠5の外側フランジ5eの内周面には、位置決め用切り欠き5dが形成されている。位置決め用切り欠き5dの形成位置は、位置決め用切り欠き5d内に、蓋6の後述する位置決め用突起が嵌り込んだときに、蓋6の前記ストッパーが受枠5の内側フランジ5bの下面に来る位置である。従って、位置決め用切り欠き5d内に前記位置決め用突起が嵌り込むまで蓋6を回転させれば、蓋6は、前記ストッパーによって自動的にロックされることになる。かくして、蓋6の受枠5からの抜け出しを確実に防止することができる。
図1に示すように、受枠5の挿入部5aとピット2との間には、隙間(S)が形成されている。この隙間(S)は、ピット2内に挿入される受枠5の傾斜角度範囲を大幅に大きくすることができるように広く形成されているので、路面(G)の傾斜に合わせて受枠5を斜めに容易に設置することができる。
図1および図2に示すように、固定手段10は、受枠5の挿入部5aに螺合し、ねじ部先端が挿入部5aの外周面から突出する長さを有するボルト8と、挿入部5aの外周面に設けられた抜け止め用突起9とからなっている。抜け止め用突起9は、ボルト8を挟んでその両側に120°間隔で一対、設けられている。
固定手段10によれば、受枠5の挿入部5aをピット2内に挿入した後、ボルト8を締めると、ボルト8のねじ部先端と一対の抜け止め用突起9の計3箇所で挿入部5aがピット2に固定されるので、受枠5のピット2からの抜け出しを確実に防止することができる。
なお、固定手段10を挿入部5aの下部に設ければ、固定手段10とピット2の上端の開口まで距離が長くなるので、固定手段10を挿入部5aの上部に設けた場合に比べて、受枠5がピット2から抜け出にくくなる。
図10から図12に示すように、蓋6の下面には、一対の鉤状ストッパー6aが形成されている。一対のストッパー6aは、下部の鉤部が互いに外側を向くように形成されている。蓋6の上部外周面には、位置決め用突起6bが形成されている。ストッパー6aと位置決め用突起6bとの位置関係は、上述したように、ストッパー6aをストッパー用切り欠き5cに合致させた後、蓋6の位置決め用突起6bが受枠5の位置決め用切り欠き5dに嵌り込む位置まで蓋6を回転させれば、ストッパー6aの鉤部が受枠5のフランジ5bの下方に位置し、蓋6の受枠5からの抜け出しを確実に防止することができる位置関係になっている。
上述のように構成されている、この発明のピット開閉構造1Aを平坦な路面(G)に設置するには、図1に示すように、上端面が水平に切断されたピット2の上部内に受枠5の挿入部5aを挿入し、ボルト8を締める。これにより、ボルト8のねじ部先端と一対の抜け止め用突起9とがピット2の内周面に当接するので、受枠5は、ピット2に水平に確実に固定される。この後、受枠5内に蓋6を嵌め込む。
この発明のピット開閉構造1を傾斜した路面(G)に設置するには、図2に示すように、ピット2の上面を路面(G)の傾斜に合わせて斜めに切断し、ピット2の上部内に受枠5の挿入部5aを挿入する。ピット2の切断は、ピット2を塩化ビニール等の樹脂製とすることによって、容易に行える。この後、ボルト8を締めれば、受枠5のねじ部先端と一対の抜け止め用突起9とがピット2の内周面に当接するので、受枠5は、路面(G)の傾斜に合わせて斜めにピット2に確実に固定される。この後、受枠5内に蓋6を嵌め込む。この場合、受枠5の挿入部5aとピット2との間に十分に広い隙間が形成されているので、受枠5の傾斜設置角度を、路面(G)の傾斜に合わせて自由に調整することができる。
なお、ピット2が新設の場合には、ピット2の長さを自由に調整することによって、受枠5の高さは、自由に調整することができるが、ピット2が既設の場合には、受枠5の高さを低く調整する場合にのみ対応できる。
次に、この発明の他のピット開閉構造の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
図3は、平坦な地面に設置された、この発明の他のピット開閉構造を示す断面図、図5は、傾斜した地面に構築された、この発明の他のピット開閉構造を示す断面図である。
図3および図4において、1Bは、この発明の他のピット開閉構造である。この発明の他のピット開閉構造1Bが図1および図2に示した、この発明のピット開閉構造1Aと異なる点は、以下の通りである。
(a)この発明のピット開閉構造1Aでは、受枠5がピット2の上部内に嵌め込まれているのに対して、この発明の他のピット開閉構造1Bでは、受枠5が立ち上がり管4の上部内に直接、嵌め込まれている。
(b)この発明の他のピット開閉構造1Bでは、立ち上がり管4が底板3を介してピット2に接続されている。
この発明の他のピット開閉構造1Bは、ピット2上に底板3を介して設置される立ち上がり管4と、立ち上がり管4の上部内に嵌め込まれる受枠5と、受枠5に嵌め込まれる蓋6とを備えている。
図5および図6に示すように、底板3は、受枠5の外側フランジ5eより大きい外径を有し、受枠5にかかる荷重を受けることによって、受枠5の沈下を確実に防止する機能を有している。底板3の上面には、立ち上がり管4の下部が嵌め込まれるリング状上部突部3aが形成され、底板3の下面には、ピット2の上部が嵌め込まれるリング状下部突部3bが形成されている。立ち上がり管4の下部は、ピット2内への水や砂等の混入防止のためにOリング7を介して上部突部3a内に挿入されている。
立ち上がり管4は、後述するように、立ち上がり管4の長さ調整や受枠5の傾斜設置の際に行う立ち上がり管4の切断加工を容易にするために、塩化ビニール等の樹脂からなっている。
受枠5、固定手段10および蓋6の構成と作用は、この発明のピット開閉構造1Aと同様であるので、説明は省略する。
上述のように構成されている、この発明の他のピット開閉構造1Bを平坦な路面(G)に設置するには、図3に示すように、上端面が水平に切断された立ち上がり管4の上部内に受枠5の挿入部5aを挿入し、ボルト8を締める。これにより、ボルト8のねじ部先端と一対の抜け止め用突起9とが立ち上がり管4の内周面に当接するので、受枠5は、立ち上がり管4に水平に確実に固定される。この後、受枠5内に蓋6を嵌め込む。
この発明の他のピット開閉構造1Bを傾斜した路面(G)に設置するには、図4に示すように、立ち上がり管4の上面を路面(G)の傾斜に合わせて斜めに切断し、立ち上がり管4の上部内に受枠5の挿入部5aを挿入する。立ち上がり管4の切断は、立ち上がり管4を塩化ビニール等の樹脂製とすることによって、容易に行える。この後、ボルト8を締めれば、受枠5のねじ部先端と一対の抜け止め用突起9とが立ち上がり管4の内周面に当接するので、受枠5は、路面(G)の傾斜に合わせて斜めにピット2に確実に固定される。この後、受枠5内に蓋6を嵌め込む。この場合、受枠5の挿入部5aと立ち上がり管4との間に十分に広い隙間が形成されているので、受枠5の傾斜設置角度を、路面(G)の傾斜に合わせて自由に調整することができる。
なお、受枠5の高さ調整を行う際には、立ち上がり管4を引き抜いて新たなものと交換するが、立ち上がり管4は、直管であり、しかも、立ち上がり管4と底板3とは、Oリング7を介して接続されているのみで、強固に接続されていないので、立ち上がり管4の引き抜きは、容易に行える。立ち上がり管4の引き抜きが容易に行えることから、立ち上がり管4の交換の際の土の掘削量は、少量で済む。
上述したように、この発明によれば、受枠5の挿入部5aとピット2または立ち上がり管4との間に十分に広い隙間(S)を形成することによって、ピット2または立ち上がり管4に設置される受枠5の傾斜角度範囲を大幅に大きくすることができるので、路面(G)の傾斜に合わせて受枠5を斜めに容易に設置することができる。
また、受枠5の挿入部5aに螺合させたボルト8を締め付けることによって、ボルト8のねじ部先端と一対の抜け止め用突起9とがピット2または立ち上がり管4の内周面に当接するので、受枠5のガタツキや立ち上がり管からの抜け出しを確実に防止することができる。
また、立ち上がり管4を底板3を介してピット2に設置することによって、立ち上がり管4を確実にピット2に設置することができ、しかも、受枠5にかかる荷重を底板3により受けることによって、受枠5の沈下を確実に防止することができる。
さらに、ピット2または立ち上がり管4を、加工が容易な、例えば、塩化ビニール製とすることによって、ピット2または立ち上がり管4の長さ調整や受枠5の傾斜設置の際に行うピット2または立ち上がり管の切断加工を容易に行うことができる。
1A:この発明のピット開閉構造
1B:この発明の他のピット開閉構造
2:ピット
3:底板
3a:上部突起
3b:下部突起
4:立ち上がり管
5:受枠
5a:挿入部
5b:内側フランジ
5c:ストッパー用切り欠き
5d:位置決め用切り欠き
5e:外側フランジ
6:蓋
6a:ストッパー
6b:位置決め用突起
7:Oリング
8:ボルト
9:抜け止め用突起
10:固定手段
11:排水管
12:ピット
13:立ち上がり管
14:連結管
14a:連結管の上部
14b:連結管の下部
15:受枠
16:蓋

Claims (4)

  1. 埋設管に取り付けられたバルブの上部に設置されるピットの開閉構造において、
    前記ピットの上部内に嵌め込まれる受枠と、前記受枠に嵌め込まれる蓋と、前記受枠を前記ピットに固定するための固定手段とを備え、前記受枠は、上部に前記ピットの外径より大きい外側フランジを有し、下部に前記ピット内への挿入部を有し、前記挿入部と前記ピットとの間には、前記受枠を斜めに前記ピット内に挿入することを可能にするための隙間が形成され、前記固定手段は、前記挿入部に螺合し、ねじ部先端が前記挿入部の外周面から突出する長さを有するボルトと、前記挿入部の外周面に設けられた抜け止め用突起とからなり、前記外側フランジの上面は、前記受枠が設置される路面と同一レベルであり、前記ピットの上面は、前記受枠の下面に当接することを特徴とするピット開閉構造。
  2. 前記ピットは、加工が容易な樹脂からなっていることを特徴とする、請求項1に記載のピット開閉構造。
  3. 埋設管に取り付けられたバルブの上部に設置されるピットの開閉構造において、
    前記ピット上部に底板を介して接続される立ち上がり管と、前記立ち上がり管の上部内に嵌め込まれる受枠と、前記受枠に嵌め込まれる蓋と、前記受枠を前記立ち上がり管に固定するための固定手段とを備え、前記受枠は、上部に前記立ち上がり管の外径より大きい外側フランジを有し、下部に前記立ち上がり管内への挿入部を有し、前記挿入部と前記立ち上がり管との間には、前記受枠を斜めに前記立ち上がり管内に挿入することを可能にするための隙間が形成され、前記固定手段は、前記挿入部に螺合し、ねじ部先端が前記挿入部の外周面から突出する長さを有するボルトと、前記挿入部の外周面に設けられた抜け止め用突起とからなり、前記底板は、前記受枠の前記外側フランジより大きい外径を有し、前記外側フランジの上面は、前記受枠が設置される路面と同一レベルであり、前記立ち上がり管の上面は、前記受枠の下面に当接することを特徴とするピット開閉構造。
  4. 前記立ち上がり管は、加工が容易な樹脂からなっていることを特徴とする、請求項3に記載のピット開閉構造。
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