JP3194358U - フランジ付樹脂パイプ - Google Patents

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Abstract

【課題】アンカーボルトから伝達される外部通行等による微振動や地震、風圧等水平力によって生じる振動を低減すると共に、土台に含浸されている防腐防蟻薬剤からアンカーボルトを保護するフランジ付樹脂パイプを提供する。【解決手段】樹脂パイプPの外周に数個の半円形疣状凸起Eを縦・横方向等間隔にフランジDの下より下方及び水平方向に向けて設け、この樹脂パイプを土台2とアンカーボルト取り付け孔との調整代(隙間)に挿入しフランジの上端に金属ワッシャーCを設置しナットBで基礎1と土台2を緊結固定する。調整代内で土台が多少なりとも移動した場合には樹脂パイプの疣状半円形凸起が土台側の緊結固定取り付け孔の内壁に接しその位置を拘束する。また樹脂パイプが変形したとしても、樹脂の弾力性と復元性により初期取り付け位置に自然の内に補正される。【選択図】図1

Description

本考案は、木質建築物の土台を介し基礎と木質建築物の構造躯体を緊結固定するアンカーボルトに被せ使用しアンカーボルトを被覆保護するフランジ付樹脂パイプ(以下樹脂パイプという)でアンカーボルトを通じ伝達される微振動の低減とアンカーボルトの保護のために使用する樹脂パイプに関する。
木質建築物は、その基礎と構造躯体を緊結固定するには基礎に埋め込み固定されたアンカーボルトにより基礎と土台を緊結固定し、その土台上に柱等の軸組材を設置し建築されている。
基礎に設置されているアンカーボルトの設置精度は非常に大事な部分であるにも拘らず定規等を使用した正確な位置に設置されているわけではなく、現場での取り付け位置の調整が欠かせない。
最近は事前に工場で基礎形状に合わせ、ベース、立ち上がり部と組み立てられた鉄筋が「組立て鉄筋」と称され多数使われている。
それらの鉄筋を使った基礎にあってもアンカーボルトの埋設位置は現場職人の能力次第で土台との取り付け作業は大工職が行い、現場で大工職による埋設位置に合わせた土台の加工調整は欠くことができないのが現状である。
アンカーボルトは基礎に埋設され動かすことができない、動かすことは構造躯体の強度にも影響する。
そのためアンカーボルト位置に合わせた土台の取り付けは次工程の大工工事に回され、大工職人はアンカーボルトに合わせ土台に大径のアンカーボルト挿入孔を穿ちワッシャーとナットで緊結固定している。
上述の如く、従来技術に係るアンカーボルトと土台の関係は、土台に調整代(隙間)を持った大径の挿入孔を開け、その挿入孔の中でアンカーボルトの位置に合わせ、調整代の隙間を埋めることなく隙間をもったまま土台と基礎を緊結し固定している。
調整代(隙間)があることにより、土台は躯体が水平力(地震、風圧等)を受けた場合、その調整代の範囲で移動することが想定されるが構造躯体や仕上げ材の荷重によりその取り付け位置に留まっていると想定される。
この調整代(隙間)を無くした状態でピッタリとした位置にアンカーボルトの取り付け挿入孔を開けることは不可能と言っても過言ではない。
この調整代(隙間)が存在することで地盤から伝達される微弱振動はアンカーボルトからは伝達されなくても基礎と土台をと緊結固定するワッシャー、ナットからは土台に伝達される。
同様に土台が基礎パッキンを介し基礎に取り付けられている場合に於いても基礎と土台を緊結固定するアンカーボルトのワッシャー、ナットを通じてその微弱振動は常に土台に伝達されている。
この土台を固定するワッシャーの下にも樹脂のワッシャーを取り付け金属のワッシャー、ナットで緊結固定することでアンカーボルトから土台、構造躯体に伝達される微弱振動の低減を図ることが可能になる。
然しながら、調整代(隙間)内には土台の水平移動を拘束するものは何も無く土台はこの調整代の範囲内では移動可能な空間となっているが、樹脂パイプがアンカーボルトと土台との調整代(隙間)に挿入されることにより調整代(隙間)が埋まりこの範囲内での土台の移動は拘束はされるが変形・復元性能の高い樹脂を用いることで元の位置に復元される。
本考案は斯様な点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、土台調整代(隙間)に樹脂パイプ(ゴム等)を挿入し微振動の低減と自然力による土台の移動を拘束し、樹脂パイプの変形対応力と復元力により土台の初期設置位置を維持しようとするもので、安価且つ加工容易な樹脂を用い外周部に半円形疣状凸起を一体成型し、樹脂パイプ天端に設けたフランジ上端の数か所にも円盤状凸起を設けたフランジを一体成型した樹脂パイプである。
課題を解決する手段
上述の課題を解決するために採用する樹脂パイプは柔軟性と復元力を有するものでは無くてはならないが、樹脂パイプ外周に等間隔縦方向に設けられた半円形疣状凸起はその形状から変形対応性、柔軟性が高く半円形疣状凸起の先端が土台のアンカーボルト挿入孔の内壁に点状に接することで土台の拘束と微振動の伝達を低減させることを特徴としている。
一例としては、従来の土台の緊結固定方法は土台に大径の孔を開け金属ワッシャー、ナットで土台上端から締め付け緊結固定していたが、アンカーボルトから伝達される微振動はこれらのワッシャー及びナットから伝達されている。
樹脂パイプ上端に円盤状凸起を持つフランジを一体成型し、樹脂パイプは土台高さより短くフランジが土台上端に設置されることで基礎又は基礎パッキンとの間に樹脂パイプ下端からの一定の離隔空間が設けられ樹脂パイプが基礎上端はもとより基礎パッキン上端にも直接接触しない構造となり樹脂パイプに直接微弱振動等の振動が伝達されることが無い。
考案の効果
以上説明したように本考案による樹脂パイプによれば、樹脂パイプ外周のいずれがの半円形疣状凸起が常に土台緊結固定孔の内壁に接触している状態となり樹脂パイプが土台との隙間を部分的に埋め土台の移動を拘束し微弱振動の伝達を低減する効果が得られる。
フランジ上端に設けた円盤状凸起により金属製ワッシャーとの密着性を向上させており、若干斜めに施工されているアンカーボルトに対しても取り付けることを可能にしている。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1〜図2は本考案の実施の形態に係り、図1は土台の調整代(隙間)に樹脂パイプを挿入しアンカーボルトAで緊結固定した状態を示す縦断面図、図2は、土台2に樹脂パイプPを挿入した状態の水平断面図、図3は樹脂パイプPの斜視図である。
図1に示すように、樹脂パイプPは、基礎1に埋め込まれ基礎1から伸びるアンカーボルトAの外周を覆い土台2の調整代(隙間)Jに挿入されており、アンカーボルトAは土台2を基礎1に緊結固定している。
樹脂パイプPはこのとき土台天端Q又は座繰り孔R天端Tに接して固定されることにより樹脂パイプPはそのフランジDで挿入長さが決められ土台2より短い樹脂パイプPの筒部分Kは基礎パッキン3上に空間Sを残し直接基礎パッキン3には接せずの固定されている。
アンカーボルトAと土台2とは樹脂パイプPを介して緊結固定されているため直接接触することはなく基礎天端には基礎パッキン3が設置されていて基礎1とも直接接触することがない。
車の通行等の微振動が発生するとその振動は基礎1から基礎パッキン4に伝わり土台2へ伝達し、アンカーボルトAから土台2へと伝達する。
この時、樹脂パイプPが基礎から伸びるアンカーボルトAに装着されていると水平方向の振動によって起こる微振動は土台2の挿入孔Hに挿入された樹脂パイプPの突起Eが受け持つがその凸起Eは縦方向に伸びる点接触で、その伝達は限定的であり構造躯体に大きな影響を及ぼすものではない。
以上説明したように本考案によれば、車の通行等による基礎からの微振動の伝達を低減させ、木質建築物を構成し緊結する全てのアンカーボルトに樹脂パイプPを装着することにより地震力等の水平力が作用した場合にも同様の効果が期待できる。
樹脂パイプPはアンカーボルトAの径以上且つ外周部半円形」疣状凸起の分まで見込んだ径で土台幅の残存部分が一定幅残っていればどの様な径でも採用できるが、挿入した樹脂パイプPと土台2との間に隙間ができてしまうとその効果が期待できなくなるため挿入孔Hの径を一定に定めることや幾つかの径の樹脂パイプPを用意することで現場での施工性の向上に対応できる。
以上、本考案の実施の形態及び実施例を説明したが、本考案の範囲はこれに限定されるものではない。
例えば、樹脂パイプの長さ、樹脂パイプの硬度の選択、外周の凹凸形状を半円形型以外の形状の凸起形状に変更することで多くの建築物の構造に対応し、施工に対応できる。
産業上の利用の可能性
本考案は木質建築物を建築したり、改修等の施工をする産業分野で利用することが可能である。
本考案の実施の形態に係る樹脂パイプPを取り付けた状態での基礎1、土台2、樹脂パイプPとの夫々の関係を示す縦断面図である。 本考案の樹脂パイプ、土台、基礎パッキン、基礎、アンカーボルトの関係を示す平断面図である。 樹脂パイプの外観斜視図である。
1 基礎
2 土台
3 基礎パッキン
4 均しモルタル
A アンカーボルト
B ナット
C ワッシャー
D フランジ
E 樹脂パイプ半円形疣状凸起
F フランジ上端円盤状凸起
G 座繰り穴
H アンカーボルト挿入孔
I 樹脂パイプ挿入孔
P 樹脂パイプ
S 空間
T 座繰り孔天端

Claims (4)

  1. ゴム等樹脂の弾力性と耐久性を利用した基礎から延伸し土台を貫通して基礎に土台を固定するアンカーボルトを被覆保護するフランジ付樹脂パイプであって、
    基礎からアンカーボルトを通じ伝搬される微振動を吸収し上部構造躯体への伝達等の影響を減少させるフランジ付樹脂パイプで、樹脂パイプとその上端のフランジを一体化させ、フランジ上端に数個の円盤状凸起を持ち、土台を基礎から延伸するアンカーボルトと隔離し緊結することを特徴とするフランジ付樹脂パイプ。
  2. フランジ付樹脂パイプのフランジ下から独立した半円形疣状凸起を外周縦・横方向に一定の等間隔で突出成形し、その独立した半円形疣状凸起の先端部分が樹脂パイプ挿入孔の土台側内壁への接触が点接触状態となり土台との接触面積を減じられる。
    水平力が生じた場合の横圧縮等に対しフランジ付樹脂パイプ外周に配置され独立した半円形疣状凸起の変形対応力と復元力により土台への微振動等の伝達が低減されると同時に土台敷設時の設置位置を維持することを特徴とする請求項1記載のフランジ付樹脂パイプ。
  3. 土台との接触面積の低減と基礎パッキンとの一定の離隔空間の距離を安定的に維持するため樹脂パイプ上端に数個の円盤状突起を持つ円形フランジを一体化させ、ワッシャーからの微振動伝達の低減、固定ワッシャーとの高密着性による設置時の不陸を減少させたことを特徴とする請求項2記載のフランジ付樹脂パイプ。
  4. 木質建築物の土台には薬剤による防腐防蟻処理がなされており土台を固定するアンカーボルトは常時土台に接触し防腐防蟻薬剤による腐食の危険性に曝されている。
    フランジ付樹脂パイプはアンカーボルトが挿入され設置されることによりアンカーボルトは土台に直接触れずに被覆保護され、土台が直接基礎等に触れることなく土台と基礎がアンカーボルトにより緊結固定できることを特徴とする請求項3記載のフランジ付樹脂パイプ。
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