JP2502292Y2 - マンホ―ル構造体 - Google Patents

マンホ―ル構造体

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JP2502292Y2
JP2502292Y2 JP1990066326U JP6632690U JP2502292Y2 JP 2502292 Y2 JP2502292 Y2 JP 2502292Y2 JP 1990066326 U JP1990066326 U JP 1990066326U JP 6632690 U JP6632690 U JP 6632690U JP 2502292 Y2 JP2502292 Y2 JP 2502292Y2
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manhole
manhole structure
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skeleton
adjusting
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一夫 御園
武重 冨谷
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、下水道などの管渠の途中に設けられるマン
ホール構造体に関する。
従来の技術 従来より、下水道などの管渠は道路下に埋設すること
が多く、その管渠の点検、清掃や管渠どうしの接続など
のため、管渠の途中には適当な間隔でマンホール構造体
を設置している。このマンホール構造体の躯体は、コン
クリート製のものがほとんどで、現場でコンクリートを
打設して成形するか、または、工場で複数の躯体部材に
分割して成形したものを現場で組み立てている。いずれ
の場合も剛構造体である。そして、マンホール躯体がコ
ンクリート製の場合は、その自重が大きいことから、自
重による沈下を防止するために、マンホール構造体を基
礎杭などで支持している。
考案が解決しようとする課題 しかし、上記従来のマンホール構造体においては、そ
の設置箇所周辺の地表面、特に路面が車両の重量などに
より沈下した場合であっても、マンホール構造体は基礎
杭などにより支持されていて沈下しないため、マンホー
ル躯体の上端に設けた蓋やその受け枠などが路面に突出
して、路面交通障害になることがままあるという問題点
がある。
そこで本考案はこのような問題点を解決し、地表面の
沈下時にマンホール躯体の上端部が地表面に突出しない
ようにすることを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため本考案のマンホール構造体
は、地表から管渠に向けて上下方向に配置されるマンホ
ール躯体を、継手部を介して互いに接続される複数の筒
状の躯体部材にて構成し、前記継手部に、隣り合う躯体
部材どうしの間の上下方向の距離を調節するための隙間
を設け、この隙間に、躯体高さ調整用の、周方向に複数
に分割された複数の環状のスペーサを着脱可能にはめ合
わせたものである。
作用 上記構成のマンホール構造体によれば、その設置箇所
周辺の地表面、特に路面が沈下した場合に、その沈下量
に応じてスペーサを抜き去り、継手部よりも上方の躯体
部分を、抜き去ったスペーサの分だけ沈下させる。する
と、マンホール構造体の蓋やその受け枠などが地表面か
ら突出して、たとえば路面交通の障害などになるような
ことはなくなる。
実施例 第1図に示すように、栗石、砕石などを敷き詰めた基
礎1の上に捨てコンクリート2を打設して水平面を形成
する。3は地表面としての路面である。マンホール構造
体は、捨てコンクリート2の上に円形のコンクリート製
の底板4を載置し、底板4の上面に設けた環状溝5内に
マンホール躯体6を立設して構成されている。このマン
ホール躯体6の内面に上下に複数の昇降用足掛け部材7
を取り付けるとともに、マンホール躯体6の上端に円形
のコンクリート製床板8、調整コンクリート9およびコ
ンクリート製調整リング10を介して鋳鉄製受け枠11を取
り付けている。受け枠11には鋳鉄製の蓋12が被せられて
いる。マンホール躯体6の下部には、管渠の流入管13と
流出管14とが接続されている。
マンホール躯体6は、軽量かつ高強度の強化プラスチ
ック製円筒体で、複数の躯体部材15を上下方向に継手部
16を介して接続したものである。継手部16は、上側の躯
体部材15の下端外周に強化プラスチック製の継手用カラ
ー17を接着剤などにより固定し、このカラー17の内部
に、下側の躯体部材15の上端部を長さ方向に摺動可能に
挿入したものである。少なくとも一箇所の継手部16に
は、上下両躯体部材15の端面間に、これら躯体部材15ど
うしの間の上下方向の距離を調節するための隙間18を設
けている。隙間18には、躯体高さ調整用の複数のスペー
サ19が着脱可能にはめ合わされている。スペーサ19は、
第2図に示すように環状で、着脱を容易にするために周
方向に複数に分割されている。
上記構成のマンホール構造体において、蓋12の上面は
路面3と同一レベルに設置されるが、その設置箇所周辺
の路面3が沈下した場合には、沈下量に応じてスペーサ
19を抜き去り、その継手部16よりも上方の躯体部材15を
抜き去ったスペーサ19の分だけ沈下させる。こうすると
マンホール躯体6の高さが調節され、蓋12や受け枠11な
どが路面3から突出して路面交通の障害になるのを防止
できる。
なお第1図では、隙間18およびスペーサ19を中間の継
手部16にのみ設けているが、すべての継手部16に設けて
もよい。
考案の効果 以上述べたように本考案によれば、複数の躯体部材を
継手部により接続してマンホール躯体を構成し、継手部
において上下に隣り合う躯体部材どうしの間に、これら
躯体部材どうしの間の上下方向の距離を調節するための
隙間を設け、この隙間に、躯体高さ調整用の、周方向に
複数に分割された複数の環状のスペーサを着脱可能には
め合わせたので、地表面が沈下したときには、その沈下
量に応じてスペーサを抜き取り、継手部よりも上方の躯
体部分を、抜き去ったスペーサの分だけ沈下させること
で、マンホール構造体の上部の蓋やその受け枠などが地
表面たとえば路面から突出して、路面交通などの障害に
なるような事態の発生を防止できるのみならず、隙間に
はスペーサがはめ合わされているため、マンホール躯体
の全体を路面荷重などに耐えるように構成することがで
きて、この隙間の存在にもとづきこの隙間よりも上側の
部分が路面荷重などによって押し下げられるような事態
の発生を防止でき、また各スペーサは周方向に複数に分
割されているため、その抜き取りやはめ合わせを容易に
行うことができ、さらにこのスペーサの数を調整するこ
とによって、マンホール構造体の設置時にその上面を容
易に地表面と同一レベルとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のマンホール構造体の断面
図、第2図は第1図におけるスペーサの斜視図である。 6…マンホール躯体、15…躯体部材、16…継手部、17…
カラー、18…隙間。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】管渠の途中に設けられるマンホール構造体
    であって、地表から管渠に向けて上下方向に配置される
    マンホール躯体を、継手部を介して互いに接続される複
    数の筒状の躯体部材にて構成し、前記継手部に、隣り合
    う躯体部材どうしの間の上下方向の距離を調節するため
    の隙間を設け、この隙間に、躯体高さ調整用の、周方向
    に複数に分割された複数の環状のスペーサを着脱可能に
    はめ合わせたことを特徴とするマンホール構造体。
JP1990066326U 1990-06-21 1990-06-21 マンホ―ル構造体 Expired - Lifetime JP2502292Y2 (ja)

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