JP4648284B2 - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体集積回路装置に関し、特に、配線間の接続部に適用して有効な技術に関するものである。
近年、半導体集積回路装置における配線の微細化および多層化に伴い、例えば、絶縁膜中に溝を形成し、導電性膜を溝内部に埋め込むことにより配線等を形成する、いわゆるダマシン技術が検討されている。
このダマシン技術には、配線用の溝と、配線と配線とを接続する接続部用の溝とを異なる工程で埋め込むシングルダマシン法と、配線用の溝と接続部用の溝とを同時に埋め込むデュアルダマシン法がある。
これらの溝中に埋め込まれる導電性膜として抵抗値の小さい銅膜等が用いられている。
また、この溝の内部には、埋め込まれる導電性膜を構成する銅等の金属の絶縁膜中への拡散を防止するため、また、埋め込まれる導電性膜と絶縁膜との接着性を向上させるために、溝内部に例えば、バリア性を有する導電性膜(以下、「バリア膜」という)を形成する。
例えば、日経マイクロデバイス(NIKKEI MICRODEVICES)、2000年7月号、P.65〜66(非特許文献1)には、ホールの内壁に下地膜をスパッタ法で形成する際、ウエーハ周辺部ではスパッタ粒子が斜め方向に進むため、ホールの被覆特性が劣化するとの問題点が指摘されている。
日経マイクロデバイス(NIKKEI MICRODEVICES)、2000年7月号、P.65〜66
本発明者らは、ダマシン技術を用いて形成された配線等の信頼性の向上について検討を行っており、ダマシン配線の信頼性は、溝の内部のバリア膜の付き方と深く関わっていることを見いだした。
即ち、バリア膜は、埋め込まれる導電性膜を構成する銅等の金属の絶縁膜中への拡散の防止のため、また、埋め込まれる導電性膜と絶縁膜との接着性を向上させるために充分な膜厚が必要である。
一方、バリア膜のカバレッジ(被覆特性)が悪い場合には、溝の底部や側壁において、バリア膜の膜厚のばらつきが生じる。これに対応するため、バリア膜を全体的に厚く堆積すると、導電性膜を埋め込むための孔のアスペクト比が大きくなり、導電性膜の埋め込み不良が生じる。
また、バリア膜は、溝内部に埋め込まれる導電性膜より高抵抗であるため、バリア膜を必要以上に厚くすると、配線や接続部の抵抗が大きくなり、半導体集積回路装置の高速動作を妨げる。
一方、このようにバリア膜は、一定の膜厚以下である必要があるが、その膜厚のばらつきにより、バリア膜に薄い箇所が存在すると、かかる箇所の抵抗値が小さくなるため、電流経路となる。特に、コンタクトホール部において、電流経路の最短距離とかかる箇所とが一致すると、電子の集中が起きる。その結果、かかる箇所の金属原子が電子によって引っ張られる、いわゆる、エレクトロマイグレーションが生じる。その結果、金属原子が移動した箇所に空孔が生じ、接続不良や断線を生じさせる。
本発明の目的は、配線と配線を接続する接続部の構造を最適化することにより配線のエレクトロマイグレーション特性を向上させることにある。
また、本発明の他の目的は、配線と配線を接続する接続部のバリア膜の構造を最適化することにより半導体集積回路装置の特性を向上させることにある。
本発明の目的ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
(1)本発明の半導体集積回路装置は、半導体基板上に形成された絶縁膜中に形成された孔と、前記孔の底部および側壁上に形成された第1導電性膜であって、前記孔の底部上に形成された第1導電性膜は、前記孔の底部の中央部から側壁に向かってその膜厚が増加している第1導電性膜と、前記第1導電性膜上であって、前記孔の内部に埋め込まれた第2導電性膜と、を有するものである。
(2)本発明の半導体集積回路装置は、半導体基板上に形成された絶縁膜中に形成された孔と、前記孔の底部および側壁上に形成された第1導電性膜であって、前記孔の底部の角部から前記第1導電性膜の表面までの最短地点から前記孔の底部に向かって降ろした垂線に対応する膜厚Aよりも、前記孔の底部の中央部の膜厚Bが、小さい第1導電性膜と、前記第1導電性膜上であって、前記孔の内部に埋め込まれた第2導電性膜と、を有するものである。
(3)本発明の半導体集積回路装置は、半導体基板上に形成された絶縁膜中に形成された孔と、前記孔の底部および側壁上に形成された第1導電性膜であって、前記孔の底部の角部から前記第1導電性膜の表面までの最短地点から前記孔の底部に向かって降ろした垂線に対応する部位よりも、前記孔の底部の中央部の抵抗が低い第1導電性膜と、前記第1導電性膜上であって、前記孔の内部に埋め込まれた第2導電性膜と、を有するものである。
(4)本発明の半導体集積回路装置は、半導体基板上に形成された第1配線と、前記第1配線上に形成された絶縁膜中の孔であって、その底部に、前記第1配線が露出している孔と、前記孔の底部および側壁上に形成された第1導電性膜と、前記第1導電性膜上であって、前記孔の内部に埋め込まれた第2導電性膜と、前記第2導電性膜上に形成された第2配線と、を有し、前記第1配線から第1導電性膜および第2導電性膜を介して前記第2配線へ到達する最短経路であって、前記最短経路が前記第1導電性膜を横切る部位が、前記第1導電性膜の最小抵抗部位でないものである。
(5)本発明の半導体集積回路装置は、半導体基板上に形成された第1配線と、前記第1配線上に形成された絶縁膜と、前記第1配線および前記絶縁膜中に形成された孔であって、その底部が前記第1配線の表面より深い位置に位置する孔と、前記孔の底部および側壁上に形成された第1導電性膜であって、前記第1配線の表面と接する孔の側壁部の膜厚Eが、前記孔の底部の中央部の膜厚Bより大きい第1導電性膜と、前記第1導電性膜上であって、前記孔の内部に埋め込まれた第2導電性膜と、を有するものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
(1)半導体基板上に形成された絶縁膜中に形成された孔の底部および側壁上に形成された導電性膜を孔の底部の中央部から側壁に向かってその膜厚が増加するよう形成したので、孔内の幾何学的な電流の最短経路と、電気的に抵抗が最小となる導電性膜の薄い部分が一致せず、電流経路を分散することができる。
従って、電子の集中が起こりにくくなり、エレクトロマイグレーション特性を向上させることができる。また、このような導電性膜を有する半導体集積回路装置の特性を向上させることができる。
その結果、製品歩留まりを向上させることができる。また、製品寿命(エレクトロマイグレーション寿命)を長くすることができる。
(2)また、孔の底部がその下に延在する配線の表面より深い位置にある場合には、孔の底部および側壁上に形成された導電性膜を、配線の表面と接する導線成膜の膜厚Eが、孔の底部の中央部の膜厚Bより大きくなるよう形成したので、孔内の幾何学的な電流の最短経路と、電気的に抵抗が最小となる導電性膜の薄い部分が一致せず、電流経路を分散することができる。
従って、電子の集中が起こりにくくなり、エレクトロマイグレーション特性を向上させることができる。また、このような導電性膜を有する半導体集積回路装置の特性を向上させることができる。
その結果、製品歩留まりを向上させることができる。また、製品寿命(エレクトロマイグレーション寿命)を長くすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態である半導体集積回路装置をその製造方法に従って説明する。図1〜図18、図20〜図26、図31および図32は、本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示す基板の要部断面図もしくは要部平面図である。
まず、図1に示すように、例えば、半導体素子の一例としてnチャネル型MISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)Qnおよびpチャネル型MISFETQpを形成する。
これらのMISFET形成プロセスの一例を以下に示す。
まず、例えばp型の単結晶シリコンからなる半導体基板1をエッチングすることにより溝を形成し、溝の内部に絶縁膜として例えば酸化シリコン膜7を埋め込むことにより素子分離領域2を形成する。素子分離領域2により、MISFETが形成される活性領域が規定される。
次に、例えば半導体基板(以下、単に「基板」という)1にp型不純物およびn型不純物をイオン打ち込みした後、熱処理により不純物を拡散させることによって、p型ウエル3およびn型ウエル4を形成し、その後、例えば熱酸化することにより、p型ウエル3およびn型ウエル4のそれぞれの表面に清浄なゲート絶縁膜8を形成する。
次に、ゲート絶縁膜8の上部に、例えば導電性膜として、リン(P)をドープした低抵抗多結晶シリコン膜9a、薄いWN(窒化タングステン)膜(図示せず)およびW(タングステン)膜9cを順次堆積し、さらにその上部に絶縁膜として例えば窒化シリコン膜10を堆積する。
次に、例えば、窒化シリコン膜10をドライエッチング技術等を用いてエッチングすることにより、ゲート電極を形成する領域に窒化シリコン膜10を残し、窒化シリコン膜10をマスクにしてW膜9c、WN膜(図示せず)および多結晶シリコン膜9aをドライエッチング技術等を用いてエッチングする。これにより、多結晶シリコン膜9a、WN膜(図示せず)およびW膜9cからなるゲート電極9が形成される。
次に、ゲート電極9の両側のp型ウエル3にn型不純物をイオン打ち込みすることによってn-型半導体領域11を形成し、n型ウエル4にp型不純物をイオン打ち込みすることによってp-型半導体領域12を形成する。
次に、基板1上に絶縁膜として例えば窒化シリコン膜を堆積した後、異方的にエッチングすることによって、ゲート電極9の側壁にサイドウォールスペーサ13を形成する。
次に、p型ウエル3にn型不純物をイオン打ち込みすることによってn型半導体領域11よりも不純物濃度の高いn+型半導体領域14(ソース、ドレイン)を形成し、n型ウエル4にp型不純物をイオン打ち込みすることによってp型半導体領域12よりも不純物濃度の高いp+型半導体領域15(ソース、ドレイン)を形成する。
ここまでの工程で、LDD(Lightly Doped Drain)構造のソース、ドレインを備えたnチャネル型MISFETQnおよびpチャネル型MISFETQpが形成される。
この後、MISFETQnおよびQpと電気的に接続される配線を形成するのであるが、以下、その工程について説明する。
まず、図1に示すようにMISFETQnおよびQp上に、絶縁膜として例えば酸化シリコン膜をCVD(Chemical Vapor deposition)法で堆積した後、例えば酸化シリコン膜の表面を化学的機械研磨(CMP;Chemical Mechanical Polishing)法で研磨してその表面を平坦化することによって層間絶縁膜TH1を形成する。
次に、例えば層間絶縁膜TH1上にフォトレジスト膜(図示せず、以下単に「レジスト膜」という)を形成し、このレジスト膜をマスクに層間絶縁膜TH1をエッチングすることにより半導体基板1主面のn+型半導体領域14およびp+型半導体領域15上にコンタクトホールC1を形成する。
次いで、例えばコンタクトホールC1内を含む層間絶縁膜TH1上に、導電性膜として例えば、タングステン(W)膜をCVD法で堆積し、このタングステン膜を層間絶縁膜TH1が露出するまでCMP法により研磨することによってコンタクトホールC1内にプラグP1を形成する。なお、プラグP1を、例えば窒化チタン(TiN)膜、チタン(Ti)膜等の単層膜又はそれらの積層膜からなるバリア膜とタングステン膜との積層構造としてもよい。
次いで、図2に示すように、層間絶縁膜TH1およびプラグP1上に、絶縁膜として例えばエッチングストッパ膜である窒化シリコン膜H1aおよび酸化シリコン膜H1bをCVD法により順次堆積し、これらの膜から成る配線溝用絶縁膜H1を形成する。次いで、第1層配線形成予定領域の配線溝用絶縁膜H1をエッチングすることにより配線溝HM1を形成する。なお、酸化シリコン膜H1bの代わりに、低誘電率の絶縁膜としてフッ素(F)を含有する酸化シリコン膜を用いてもよい。また、他の低誘電率の絶縁膜や塗布系絶縁膜を用いてもよい。また、窒化シリコン膜H1aは、前記エッチングの際のエッチングストッパーとして利用される。
次に、配線溝HM1内を含む配線溝用絶縁膜H1上に、例えば窒化チタンからなるバリア膜M1aをスパッタ法により堆積する。次いで、バリア膜M1a上に、導電性膜として例えば銅膜M1bを例えば電解メッキ法により形成する。なお、銅膜M1bを電界メッキ法で形成する前に、電界メッキ用のシード膜として例えば薄い銅膜をスパッタ法もしくはCVD法で形成してもよい。
次に、銅膜M1bに熱処理を施した後、配線溝HM1外部の銅膜M1bおよびバリア膜M1aをCMP法により除去することにより銅膜M1bおよびバリア膜M1aから成る第1層配線M1を形成する。
次に、図3に示すように第1層配線M1上に、例えば絶縁膜として窒化シリコン膜TH2a、酸化シリコン膜TH2b、窒化シリコン膜TH2cおよび酸化シリコン膜TH2dを順次CVD法により堆積することにより層間絶縁膜TH2を形成する。これらの膜のうち、窒化シリコン膜TH2aは、第1層配線M1を構成する銅の拡散を防止する機能を有する。また、窒化シリコン膜TH2aは、銅の拡散を防止する機能を有していれば窒化シリコン膜以外の絶縁膜を用いてもよい。また、窒化シリコン膜TH2aは、後述するコンタクトホールC2を形成する際のエッチングストッパーとして利用される。また、窒化シリコン膜TH2cは、後述する配線溝HM2を形成する際のエッチングストッパーとして利用される。
次いで、層間絶縁膜TH2上に第2層配線形成予定領域上が開孔したレジスト膜(図示せず)を形成し、このレジスト膜をマスクに、層間絶縁膜TH2のうち、酸化シリコン膜TH2dおよび窒化シリコン膜TH2cをエッチングすることにより、配線溝HM2を形成する。
次いで、配線溝HM2内を含む層間絶縁膜TH2上に、第1レジスト膜(図示せず)を堆積し、エッチバックすることにより配線溝HM2を第1レジスト膜で埋め込む。さらに、第1レジスト膜上に第1層配線と第2層配線との接続領域が開口した第2レジスト膜(図示せず)を形成し、この第2レジスト膜をマスクに、第1レジスト膜、酸化シリコン膜TH2bおよび窒化シリコン膜TH2aを、エッチングすることにより、コンタクトホール(孔)C2を形成する。
なお、ここでは、配線溝HM2を形成した後、コンタクトホールC2を形成したが、第1層配線と第2層配線との接続領域の窒化シリコン膜TH2a、酸化シリコン膜TH2b、窒化シリコン膜TH2cおよび酸化シリコン膜TH2dをエッチングすることによりコンタクトホールC2を形成した後、第2層配線形成予定領域の酸化シリコン膜TH2dおよび窒化シリコン膜TH2cをエッチングすることにより配線溝HM2を形成してもよい。
次いで、図4に示すように、このコンタクトホールC2および配線溝HM2内を含む層間絶縁膜TH2上に、例えばチタン(Ti)膜等、以下に示す高融点金属を堆積することによりバリア膜PM2aを形成する。即ち、チタンの他、タンタル(Ta)、窒化タンタル(TaN)、窒化チタン(TiN)、タングステン(W)、窒化タングステン、窒化チタンシリサイドおよび窒化タングステンシリサイドの少なくとも一つ、もしくはこれらの合金、またはこれらの膜を複数積層した積層膜を用いてもよい。
この際、バリア膜PM2aを以下に示す構造となるよう形成する。
図5および図7は、図4の3つのコンタクトホールC2のうち右側に位置するコンタクトホールC2の近傍の拡大図である。また、図6は、図5および図7に示す基板の要部平面図であり、図5は、図6のA−A断面に、図7は、図6のB−B断面に対応する。なお、本実施の形態において、特に限定されないが、配線溝HM2の幅は、配線溝HM1の幅と実質的に等しく構成されるが、図6において図面を見易くするため配線溝HM1の幅を配線溝HM2の幅よりも小さく示している。
図5および図7等に示すように、バリア膜PM2aは、配線溝HM2やコンタクトホールC2の底部および側壁に沿って形成される。
この際、コンタクトホールC2内においては、その底部のバリア膜PM2aが、底部の中央部から側壁に向かってその膜厚が増加するよう形成する。また、コンタクトホールC2内の底部のバリア膜PM2aを、コンタクトホールC2の底部の全周に渡って、底部の中央部から側壁に向かってその膜厚を増加させるように構成する。ここで、図7のコンタクトホールC2の底部の部分拡大図である図8に示すように、コンタクトホールC2底部の中央部上のバリア膜の膜厚をBとすると、コンタクトホールC2の底部の膜厚であって、その側壁方向の端部の膜厚Aをこの膜厚Bより大きくする(A≧B)。また、その側壁底部の膜厚Cをこの膜厚Bより大きくする(C≧B)。
この際、膜厚BやコンタクトホールC2の側壁上のバリア膜の膜厚Dは、バリア性を確保できる最小限の膜厚以上とする。なお、コンタクトホールC2の底部のバリア膜PM2a下には、第1層配線M1が形成されているため、かかる箇所のバリア膜PM2aについては、バリア性を確保するに充分な膜厚でなくてもよいが、図9に示すように、マスクずれ等により第1層配線M1と、コンタクトホールC2との位置がずれる場合があるため、膜厚Bはバリア性を確保できる最小限の膜厚以上であることが望ましい。なお、図9のPM2bおよびPM2cは、バリア膜PM2a上の銅膜(これらの境界は図中では省略されている)を示す。また、TH3aおよびTH3bは、前記銅膜(PM2b、PM2c)上の絶縁膜を示す。
次いで、図10に示すように、例えばバリア膜PM2a上に電界メッキ用のシード膜として銅膜PM2bを、スパッタ法もしくはCVD法により形成した後、例えば銅膜PM2b上に導電性膜として銅膜PM2cを電界メッキ法により形成する。
次いで、銅膜PM2b、PM2cに熱処理を施した後、図11に示すように、配線溝HM2およびコンタクトホールC2外部の銅膜PM2b、PM2cおよびバリア膜PM2aをCMP法により除去することにより第2層配線M2および第1層配線と第2層配線との接続部(プラグ)P2を形成する。図12および図13は、図11のコンタクトホールC2近傍の拡大図である。この図12および図13は、それぞれ、前述の図6のA−A断面部およびB−B断面部に対応する。
ここで、第2層配線M2、接続部(プラグ)P2および第1層配線M1の構造についてまとめておく。
まず、第2層配線M2および接続部(プラグ)P2は、銅膜PM2b、PM2cおよびバリア膜PM2aから成る。第2層配線M2は、図12に示すように、接続部(プラグ)P2を起点として左側に延在しており、第1層配線M1は、接続部(プラグ)P2を起点として右側に延在している。
また、前述したように、コンタクトホールC2底部のバリア膜PM2aは、底部の中央部から側壁に向かってその膜厚が増加している。言い換えれば、バリア膜PM2aは、コンタクトホールC2の側壁から底部の中央部に向かって下降する傾斜部を有している。また、図13のコンタクトホールC2の底部の部分拡大図である図14に示すように、コンタクトホールC2底部の中央部上のバリア膜PM2aの膜厚Bは、コンタクトホールC2の底部の膜厚であって、その側壁方向の端部の膜厚Aより大きい(A≧B)。この膜厚Aは、例えば、コンタクトホールC2底部の角部からバリア膜PM2aの表面までの最短距離Lの端部からコンタクトホールC2の底部に向かって垂線を降ろすことにより得られる。
なお、実際のバリア膜の表面は、図15に示すように、コンタクトホールC2の底部の角部において、曲面となっている。また、図16に示すように、コンタクトホールC2の角部が曲面となっている場合には、コンタクトホールC2の側部の延長線と底部の延長線との交点を起点とすることにより、前述の最短距離Lを求めることができる。
このような接続部(プラグ)P2を介し、第2層配線M2から第1層配線M1へ電流(i)が流れる場合、電子(e)は、図17に示すように、接続部(プラグ)P2の右下から左上に至るルートRu1を経由して流れる。これは、この経路が幾何学的な最短ルートとなるからである。また、電子(e)は、図18に示すように、接続部(プラグ)P2の中央部を介して第1層配線M1へ流れる(ルートRu2)。これは、バリア膜PM2aの薄い部分が、電気的に抵抗が最小となるからである。
このように、本実施の形態によれば、第2層配線M2から第1層配線M1への幾何学的な電流の最短経路(ルートRu1)と、電気的に抵抗が最小となるバリア膜PM2aの薄い部分が一致しないので、電流経路を分散することができる。従って、電子(e)の集中が起こりにくくなり、エレクトロマイグレーション特性を向上させることができる。
即ち、図19に示すように、バリア膜PM2a’の成膜時には、コンタクトホールC2の内部において、その膜厚にばらつきが生じ、特に、スパッタ法で成膜した場合に、そのばらつきが大きい。これは、コンタクトホールC2がウエハのどこに存在するかによって、ターゲットから飛散するスパッタ粒子(この場合、Ti粒子)の入り込み方が異なるからである。
例えば、ウエハの左端にコンタクトホールがある場合は、図19に示すように、コンタクトホールC2の左の側壁にバリア膜PM2a’が厚く形成され、右の側壁には薄くバリア膜PM2a’が形成される。また、コンタクトホールC2の底部においては、左から右にかけてその膜厚が徐々に小さくなっていく。これは、ウエハの左端にあるコンタクトホールにおいては、右方向から飛散してくるスパッタ粒子の方が、左方向から飛散してくるスパッタ粒子より入り込みやすいため、右方向から飛散してくるスパッタ粒子と対抗する左の側壁や底部の左側にバリア膜PM2a’が厚く形成される。逆に、ウエハの右端にコンタクトホールがある場合は、コンタクトホールの右の側壁や底部の右側にバリア膜が厚く形成される(前述した日経マイクロデバイス(NIKKEI MICRODEVICES)、2000年7月号、P.65の図1(a)参照)。
従って、図19に示す接続部(プラグ)P2を介し第2層配線M2から第1層配線M1に電流が流れる場合、接続部(プラグ)P2の左上から右下に至るルートRu1を経由する経路が幾何学的な最短ルートとなり、かつ、接続部(プラグ)P2の右下にバリア膜の薄い部分が存在するため、かかる部分に電子(e)の集中が起きる。このため、前記部分を通過する電子によって銅膜を構成する銅原子が引っ張られ、かかる部分を起点に、銅膜(PM2b、PM2c)とバリア膜PM2a’との界面でこれらの膜の剥がれが生じる。さらに、電流を流し続けると、銅の流動は大きくなり、空孔ができ、断線の原因となる。このような導体を流れる電子と金属イオンとの運動量交換により金属原子が移動する現象をエレクトロマイグレーションという。
このように、図19に示すバリア膜PM2a’の形状では、電流の幾何学的な最短ルートRu1が、バリア膜の薄い部分(電気的に抵抗が最小となる部分)を横断するため、エレクトロマイグレーション特性が劣化する。
これに対し、本実施の形態においては、コンタクトホールC2の底部のバリア膜PM2aを、底部の中央部から側壁に向かってその膜厚が増加するよう形成したので、電流の幾何学的な最短ルートRu1が、バリア膜の薄い部分(電気的に抵抗が最小となる部分)を横断せず、かかる部分への電子の集中を防止することができる。その結果、エレクトロマイグレーション特性を向上させることができる。
また、本実施の形態においては、図12および図13等に示したように、コンタクトホールC2の底部のバリア膜PM2aを、コンタクトホールC2の底部の全周に渡って、底部の中央部から側壁に向かってその膜厚が増加するよう構成したので、第2層配線M2に対し第1層配線M1がどのような方向に延在しても、前述の効果を得ることができる。
即ち、図20〜図23に示すように、第1層配線M1のパターンと第2層配線M2のパターンとのなす角は、種々ある。例えば、図20は、なす角が180°の場合、図21は、0(360)°、図22は、90°、図23は、270°の場合を示す。これらの図20〜図23の各々において、図の上部(a)は、第1層配線M1のパターンと第2層配線M2のパターンとの関係を示す平面図であり、図の下部(b)は、前記平面図(a)のC−C断面図である。
従って、本実施の形態にように、コンタクトホールC2の底部の全周に渡って、底部の中央部から側壁に向かってバリア膜PM2aの膜厚を増加させれば、図20〜図23に示すように、第1層配線M1のパターンと第2層配線M2のパターンとのなす角に関わらず、エレクトロマイグレーション特性を向上させることができる。もちろん、第1層配線M1のパターンと第2層配線M2のパターンとのなす角は、図20〜図23に示す場合に限られず、第1層配線M1のパターンと第2層配線M2のパターンとが斜めに交差する場合も同様である。これに対して、図19に示したように、コンタクトホールC2の左側にのみバリア膜PM2aが厚く形成されている場合には、図24に示すように、第1層配線の(a1)〜(d1)の延在方向のうち、左方向(b1)以外の方向(a1、c1、d1)についエレクトロマイグレーション特性が劣化してしまう。なお、図24は、本実施の形態の効果を分かり易く説明するための図であり、図24において、図の上部(a)は、第1層配線M1のパターンを示す平面図であり、図の下部(b)は、前記平面図のC−C断面図である。
また、本実施の形態によれば、図25に示すように、第2層配線M2に対して2本の第1層配線M1が、それぞれ図中の(a1)、(b1)もしくは(c1)、および(a2)、(b2)もしくは(c2)の方向に延在している場合であっても、コンタクトホールC2の底部の全周に渡って、底部の中央部から側壁に向かってその膜厚を増加させたので、前述の効果を得ることができる。なお、図25は、本実施の形態の効果を分かり易く説明するための図であり、図25において、図の上部(a)は、第1層配線M1のパターンと第2層配線M2のパターンとの関係を示す平面図であり、図の下部(b)は、前記平面図のC−C断面図である。
また、図11に示したn+型半導体領域14(ソース、ドレイン)およびp+型半導体領域15(ソース、ドレイン)とプラグP1を介して接続される複数の第1層配線M1について、第2層配線M2を図26に示すように配置した場合でも、各接続部(プラグ)P2において、エレクトロマイグレーション特性を向上させることができる。例えば、図11は、この図26のD−D断面に対応する。
一方、前述したように、コンタクトホールC2の側壁底部のバリア膜PM2aの膜厚Cは、底部の中央部の膜厚Bより大きい(図8、図14参照)。
この膜厚Cは、例えば、コンタクトホールC2の底部の角部からバリア膜PM2aの表面までの最短距離Lの端部からコンタクトホールC2の側壁に向かって垂線を降ろすことにより得られる。
なお、実際のバリア膜表面は、前述の図15に示したように、コンタクトホールの底部C2の角部において、曲面となっている。また、図16に示したように、コンタクトホールC2の角部が曲面となっている場合には、コンタクトホールC2の側部の延長線と底部の延長線との交点を起点とすることにより、前述の最短距離Lを求めることができる。
このように、膜厚Cを膜厚Bより大きくすることにより、コンタクトホールC2の形成の際、膜厚A以下のオーバーエッチングが行われた場合であっても、電子の集中を防止することができる。なお、かかる効果については、実施の形態3において詳細に説明するため、ここでの説明を省略する。
次に、本実施の形態で説明した、バリア膜PM2aの形成工程、膜厚Aおよび膜厚B等の制御方法の一例について説明する。
図27に、バリア膜PM2aの形成に用いられるイオンバイアススパッタ装置101の概略図を示す。図27に示すように、図3に示したコンタクトホールC2が形成された基板1(ウエハ)は、支持部Stによって支持され、また、交流電圧Evが印加されている(バイアスされている)。このウエハの上部には、ターゲットTa(この場合、Tiよりなるプレート)が位置する。また、バリア膜の成膜の際は、装置内は、減圧状態であり、成膜時には、アルゴン(Ar)等の放電用ガスが、注入される。このアルゴン雰囲気中に電圧を加えると、グロー放電が起こり、プラズマの中のイオンが、陰極のターゲットTaにぶつかってスパッタ粒子(この場合Ti粒子)をはじき出す。このはじき出された粒子が、ウエハの表面のコンタクトホール内に堆積することによりバリア膜が形成される。
図28は、基板1に印加する基板バイアス[a.u.]を変化させた場合の、膜厚Bに対する膜厚Aの比(A/B)である。図28のグラフ(a)に示すように、膜厚比(A/B)は、基板バイアスが大きくなるに従い、大きくなり、およそ2以上で、膜厚比(A/B)が1以上となる。即ち、A≧Bとなる。また、点bは、通常のマグネトロンスパッタで成膜した場合の膜厚比(A/B)を示す。
この際、堆積速度は、50nm/min、成膜圧力は、0.1Pa以下、成膜温度は、室温から400℃の範囲であることが望ましい。また、図28は、配線溝HM2の幅が、0.18μm、コンタクトホールC2部のアスペクト比(配線の深さと接続部の深さの和/接続部の径)が、2.8の場合について膜厚比を求めた。
このように、基板バイアスを制御することにより膜厚比(A/B)を制御することができ、本実施の形態で説明した膜厚比(A/B)が1以上となる条件を選択することができる。また、膜厚比(A/B)が1以上となる条件は、配線や接続孔の寸法によって異なる。
図29は、基板1に印加する基板バイアス[a.u.]を変化させた場合の、膜厚Bに対する膜厚Cの比(C/B)である。図29のグラフ(c)に示すように、膜厚比(C/B)は、バイアスが大きくなるに従い、大きくなり、およそ3以上で、膜厚比(C/B)が1以上となる。即ち、C≧Bとなる。また、点dは、通常のマグネトロンスパッタで成膜した場合の膜厚比(C/B)を示す。
従って、A≧BかつC≧Bを満たすには、この場合3以上の基板バイアスで成膜する必要がある。
図30は、通常のマグネトロンスパッタで成膜し、A≦BでかつC≦Bである場合、本実施の形態で説明したA≧BでかつC≧Bである場合の半導体集積回路装置の不良率(Cumulative failure[%])とストレス時間(Stress time[a.u.])との関係を示した図である。グラフ(f)は、A≦BでかつC≦Bである場合を、グラフ(g)は、A≧BでかつC≧Bである場合を示す。ここで、ストレス時間(Stress time)とは、例えば、半導体集積回路装置を高温下に置く等、悪条件下にさらした場合の時間をいう。図示するように、本実施の形態の構成によれば、エレクトロマイグレーション寿命をおよそ1桁改善することができる。
次に、第2層配線M2上に、さらに上層の配線(第3〜第5配線)を形成する工程について説明する。
まず、図31に示すように、第2層配線M2上に、層間絶縁膜TH2と同様に層間絶縁膜TH3(窒化シリコン膜TH3a、酸化シリコン膜TH3b、窒化シリコン膜TH3cおよび酸化シリコン膜TH3d)を形成し、配線溝HM2およびコンタクトホールC2と同様に、配線溝HM3およびコンタクトホールC3を形成する。次に、バリア膜PM2a、銅膜PM2bおよびPM2cと同様に、バリア膜PM3a、銅膜PM3bおよびPM3cを形成し、熱処理を施した後、CMP法により研磨することにより第3層配線M3および第2層配線と第3層配線との接続部(プラグ)P3を形成する。即ち、コンタクトホールC3内におけるバリア膜PM3aの構造は、バリア膜PM2aの構造と同様に構成される。つまり、コンタクトホールC3の底部のバリア膜PM3aをコンタクトホールC3の底部の全周に渡って底部の中央部から側壁に向かってその膜厚が増大するように構成する。
さらに、層間絶縁膜TH4、TH5、第4、第5層配線M4、M5および接続部(プラグ)P4、P5も、層間絶縁膜TH3、第3層配線M3および接続部(プラグ)P3とそれぞれ同様の構造に形成することにより、例えば、図32に示すような、5層の配線を形成する。即ち、第4層配線M4と第3層配線M3とを接続するコンタクトホールC4において、コンタクトホールC4の底部のバリア膜PM4aを、コンタクトホールC4の底部の全周に渡って底部の中央部から側壁に向かってその膜厚が増大するように構成される。また、第5層配線M5と第4層配線M4とを接続するコンタクトホールC5において、コンタクトホールC5の底部のバリア膜PM5aを、コンタクトホールC5の底部の全周に渡って底部の中央部から側壁に向かってその膜厚が増大するように構成される。なお、PM4b、PM5bは、PM3b、PM2bと同様な銅膜であり、PM4c、PM5cは、PM3c、PM2cと同様な銅膜である。
次いで、第5層配線M5上に、銅拡散防止膜として例えば窒化シリコン膜を堆積した後、さらに、保護膜として酸化シリコン膜と窒化シリコン膜との積層膜PVを堆積する。
なお、特に限定されないが、第2層配線M2および第4層配線M4は、主に、X方向に延在するように構成され、第3層配線M3および第5層配線M5は、主に、X方向に垂直な方向に延在するように構成される。また、第1層配線M1から第5層配線M5を用いてMISFETQn、Qp間が結線され、例えば、マイクロプロセッサー等の論理回路が構成される。
なお、本実施の形態においては、第1層配線を銅膜M1b等により形成したが、
第1層配線として銅合金(銅の他、マグネシウム(Mg)、銀(Ag)、白金(Pt)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、アルミニウム(Al)等を含む合金)、銀もしくは銀合金、金(Au)または、金合金、アルミニウムもしくはアルミニウム合金(アルミニウムの他、シリコン(Si)、銅、ニオブ(Nb)、チタン等を含む)等を主材料に用いてもよい。また、本実施の形態においては、第1層配線M1をダマシン法で形成したが、層間絶縁膜TH1上に、前述の材料を堆積した後、ドライエッチング法等を用いて所望の形状にパターニングすることにより形成してもよい。
(実施の形態2)
実施の形態1においては、デュアルダマシン法を用いて第2層配線M2および接続部(プラグ)P2を形成したが、以下に示すように、シングルダマシン法を用いてこれらの部分を形成してもよい。以下に、本発明の実施の形態である半導体集積回路装置をその製造方法に従って説明する。図33〜図42は、本発明の実施の形態2である半導体集積回路装置の製造方法を示す基板の要部断面図もしくは要部平面図である。なお、第1層配線M1形成工程までは、図1および図2を参照しながら説明した実施の形態1の場合と同様であるためその説明を省略する。
次に、図33に示すように第1層配線M1および配線溝用絶縁膜H1上に、絶縁膜として窒化シリコン膜TH2a、酸化シリコン膜TH2bを順次CVD法により堆積することにより層間絶縁膜TH22を形成する。これらの膜のうち、窒化シリコン膜TH2aは、第1層配線M1を構成する銅の拡散を防止する機能を有する。また、後述するコンタクトホールC2を形成する際のエッチングストッパーとして利用される。
次いで、層間絶縁膜TH22上に接続部(プラグ)形成予定領域上が開孔したレジスト膜(図示せず)を形成し、このレジスト膜をマスクに、層間絶縁膜TH22(窒化シリコン膜TH2a、酸化シリコン膜TH2b)をエッチングすることにより、コンタクトホールC2を形成する。
次いで、実施の形態1で説明したバリア膜PM2aと同様にして、バリア膜P2aを形成する。
即ち、図34および図35に示すように、このコンタクトホールC2内を含む層間絶縁膜TH22上に、例えばTi(チタン)膜等の高融点金属を堆積することによりバリア膜P2aを形成する。この際、コンタクトホールC2内においては、その底部のバリア膜P2aが、コンタクトホールC2の底部全周に渡って底部の中央部から側壁に向かってその膜厚が増加するよう形成する(実施の形態1の図5〜図7参照)。ここで、コンタクトホールC2の底部の中央部上のバリア膜の膜厚をBとすると、コンタクトホールC2の底部の膜厚であって、その側壁方向の端部の膜厚Aを、膜厚Bより大きくする(A≧B)。また、その側壁底部の膜厚Cを、膜厚Bより大きくする(C≧B)。図34は、図33のコンタクトホールC2のうち右側のコンタクトホールC2の近傍の拡大図である。また、図35は、図34のコンタクトホールC2の底部の部分拡大図である。
次いで、図36に示すように、バリア膜P2a上に電界メッキ用のシード膜として例えば銅膜P2bを、スパッタ法もしくはCVD法により形成した後、この銅膜P2b上に導電性膜として例えば銅膜P2cを電界メッキ法により形成する。
次いで、銅膜P2b、P2cに熱処理を施した後、図37に示すように、コンタクトホールC2外部の銅膜P2b、P2cおよびバリア膜P2aをCMP法により除去することにより第1層配線M1と第2層配線M2との接続部(プラグ)P2を形成する。図38および図40に、図37の3つのコンタクトホールC2のうち右側のコンタクトホールC2の近傍の拡大図を示す。また、図39に、図38および図40に示す基板の要部平面図を示す。図38は、図39のA−A断面に対応し、図40は、図39のB−B断面に対応する。図示するように、この接続部(プラグ)P2の構成は、実施の形態1で説明した接続部(プラグ)P2と同様である。
次いで、図41に示すように層間絶縁膜TH22およびプラグP2上に、絶縁膜として窒化シリコン膜TH2cおよび酸化シリコン膜TH2dを順次CVD法により堆積することにより配線溝用絶縁膜H22を形成する。これらの膜のうち、窒化シリコン膜TH2cは、後述する配線溝HM2を形成する際のエッチングストッパーとして利用される。
次いで、配線溝用絶縁膜H22上に第2層配線形成予定領域上が開孔したレジスト膜(図示せず)を形成し、このレジスト膜をマスクに、配線溝用絶縁膜H22(酸化シリコン膜TH2dおよび窒化シリコン膜TH2c)をエッチングすることにより、配線溝HM2を形成する。
次いで、配線溝HM2内を含む層間絶縁膜TH2上に、例えばTi(チタン)膜等の高融点金属を堆積することによりバリア膜M2aを形成する。
次いで、バリア膜M2a上に電界メッキ用のシード膜として例えば銅膜M2bを、スパッタ法もしくはCVD法により形成した後、この銅膜M2b上に導電性膜として例えば銅膜M2cを電界メッキ法により形成する。
次いで、銅膜M2b、M2cに熱処理を施した後、配線溝HM2外部の銅膜M2b、M2cおよびバリア膜M2aをCMP法により除去することにより第2層配線M2を形成する。
以降、層間絶縁膜(TH23〜TH25)、接続部(P3〜P5)、配線溝用絶縁膜(H23〜H25)および配線(M3〜M5)の形成を繰り返すことにより図42に示すような5層の配線を形成する。これらは、層間絶縁膜TH2、接続部(プラグ)P2、配線溝用絶縁膜H22および第2層配線M2と同様に形成する。
また、第5層配線M5の上部には、実施の形態1と同様に、銅拡散防止膜として例えば窒化シリコン膜を堆積した後、さらに、保護膜として酸化シリコン膜と窒化シリコン膜との積層膜PVを堆積する。これにより、実施の形態1と同様に、コンタクトホールC3,C4およびC5の各々において、コンタクトホール底部のバリア膜P3a、P4a、P5aをコンタクトホールの底部の全周に渡って底部の中央部から側壁に向かってその膜厚が増大するように構成される。
このように、本実施の形態によれば、実施の形態1で説明したように、コンタクトホールC2の底部のバリア膜P2aを、コンタクトホールC2の底部の全周に渡って底部の中央部から側壁に向かってその膜厚が増加するよう形成したので、第2層配線M2から第1層配線M1への電流の幾何学的な最短ルートが、バリア膜の薄い部分(電気的に抵抗が最小となる部分)を横断せず、かかる部分への電子の集中を防止することができる。その結果、エレクトロマイグレーション特性を向上させることができる。
また、膜厚Cを膜厚Bより大きくすることにより、コンタクトホールC2の形成の際、膜厚A以下のオーバーエッチングが行われた場合であっても、電子の集中を防止することができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態である半導体集積回路装置をその製造方法に従って説明する。図43〜図51は、本発明の実施の形態3である半導体集積回路装置の製造方法を示す基板の要部断面図もしくは要部平面図である。なお、第1層配線M1形成工程までは、図1および図2を参照しながら説明した実施の形態1の場合と同様であるためその説明を省略する。
まず、図43に示すように第1層配線M1および配線溝用絶縁膜H1上に、絶縁膜として窒化シリコン膜TH2a、酸化シリコン膜TH2b、窒化シリコン膜TH2cおよび酸化シリコン膜TH2dを順次CVD法により堆積することにより層間絶縁膜TH2を形成する。これらの膜のうち、窒化シリコン膜TH2aは、第1層配線M1を構成する銅の拡散を防止する機能を有する。また、後述するコンタクトホールC2を形成する際のエッチングストッパーとして利用される。また、窒化シリコン膜TH2cは、後述する配線溝HM2を形成する際のエッチングストッパーとして利用される。
次いで、層間絶縁膜TH2上に第2層配線形成予定領域上が開孔したレジスト膜(図示せず)を形成し、このレジスト膜をマスクに、層間絶縁膜TH2のうち、酸化シリコン膜TH2dおよび窒化シリコン膜TH2cをエッチングすることにより、配線溝HM2を形成する。
次いで、配線溝HM2内を含む層間絶縁膜TH2上に、第1レジスト膜(図示せず)を堆積し、エッチバックすることにより配線溝HM2を第1レジスト膜で埋め込む。さらに、第1レジスト膜上に第1層配線と第2層配線との接続領域が開口した第2レジスト膜(図示せず)を形成し、この第2レジスト膜をマスクに、第1レジスト膜、酸化シリコン膜TH2bおよび窒化シリコン膜TH2aを、エッチングすることにより、コンタクトホールC2を形成する。なお、実施の形態1で説明したように、コンタクトホールC2を形成した後、配線溝HM2を形成してもよい。
このコンタクトホールC2の形成の際、オーバーエッチングが行われると、例えば図43に示すように、コンタクトホールC2の底部が、第1層配線M1の表面より深い位置に位置する。
次いで、図44に示すように、このコンタクトホールC2および配線溝HM2内を含む層間絶縁膜TH2上に、例えばTi(チタン)膜等の高融点金属を堆積することによりバリア膜PM2aを形成する。
この際、バリア膜PM2aを以下に示す構造となるよう形成する。
図45および図47は、図44のコンタクトホールC2近傍の拡大図である。また、図46は、図45および図47に示す基板の要部平面図であり、図45は、図46のA−A断面に、図47は、図46のB−B断面に対応する。図45および図47等に示すように、バリア膜PM2aは、配線溝HM2やコンタクトホールC2の底部および側壁に沿って形成される。
この際、コンタクトホールC2内においては、その底部のバリア膜PM2aを、コンタクトホールC2の底部の全周に渡って、コンタクトホールC2の底部の中央部から側壁に向かってその膜厚が増加するよう形成する。ここで、図47のコンタクトホールC2の底部の部分拡大図である図48に示すように、コンタクトホールC2底部の中央部上のバリア膜の膜厚をBとすると、コンタクトホールC2の底部の膜厚であって、その側壁方向の端部の膜厚Aを、膜厚Bより大きくする(A≧B)。また、その側壁のバリア膜は、第1層配線M1の表面Fと接する位置より上部からコンタクトホールC2の底部に向かってその膜厚が増加している。ここで、その側壁の膜厚であって、第1層配線M1の表面Fと接するバリア膜PM2aの膜厚Eは、膜厚Bより大きい(E≧B)。
実施の形態1で説明したように、膜厚BやコンタクトホールC2の側壁上のバリア膜の膜厚Dは、バリア性を確保できる最小限の膜厚以上とする。
次いで、図49に示すように、バリア膜PM2a上に電界メッキ用のシード膜として例えば銅膜PM2bを、スパッタ法もしくはCVD法により形成した後、この銅膜PM2b上に導電性膜として例えば銅膜PM2cを電界メッキ法により形成する。
次いで、銅膜PM2b、PM2cに熱処理を施した後、配線溝HM2およびコンタクトホールC2外部の銅膜PM2b、PM2cおよびバリア膜PM2aをCMP法により除去することにより第2層配線M2および第1層配線と第2層配線との接続部(プラグ)P2を形成する。図50および図51に、図49のコンタクトホールC2近傍の拡大図を示す。この図50は、前述の図46のA−A断面部に対応し、図51は、B−B断面部に対応する。
ここで、第2層配線M2、接続部(プラグ)P2および第1層配線M1の構造についてまとめておく。
まず、第2層配線M2および接続部(プラグ)P2は、銅膜PM2b、PM2cおよびバリア膜PM2aから成る。第2層配線M2は、図50に示すように、接続部(プラグ)P2を起点として左側に延在しており、第1層配線M1は、接続部(プラグ)P2を起点として右側に延在している。
また、前述したように、コンタクトホールC2底部のバリア膜PM2aは、底部の中央部から側壁に向かってその膜厚が増加している。言い換えれば、バリア膜PM2aは、コンタクトホールC2の側壁から底部の中央部に向かって下降する傾斜部を有している。また、コンタクトホールC2の底部の中央部上のバリア膜の膜厚をBは、コンタクトホールC2の底部の膜厚であって、その側壁方向の端部の膜厚Aより大きい(A≧B)。この膜厚Aは、例えば、コンタクトホールC2の底部の角部からバリア膜の表面までの最短距離Lの端部からコンタクトホールC2の底部に向かって垂線を降ろすことにより得られる(図48参照)。
なお、実際のバリア膜表面は、前述の図15に示したように、コンタクトホールの底部の角部において、曲面となっている。また、図16に示したように、コンタクトホールの角部が曲面となっている場合には、コンタクトホールの側部の延長線と底部の延長線との交点を起点とすることにより、前述の最短距離Lを求めることができる。
また、接続部(プラグ)P2の底部は、第1層配線M1の表面Fよりオーバーエッチング量OEだけ深い位置にあり、この第1層配線M1の表面Fと接する部分のバリア膜PM2aの膜厚Eは、膜厚Bより大きい(図48参照)。
従って、本実施の形態によれば、膜厚Eが、膜厚Bより大きいため、第2層配線M2から第1層配線M1へ電流が流れる場合の幾何学的な最短ルートRu1(図52参照)が、電気的に抵抗が最小となるバリア膜の薄い部分を通過しない。
このように、本実施の形態によれば、第2層配線M2から第1層配線M1への幾何学的な電流の最短経路と、電気的に抵抗が最小となるバリア膜PM2aの薄い部分が一致しないので、電流経路を分散することができる。従って、コンタクトホールC2形成時にオーバーエッチングが生じたとしても、電子(e)の集中が起こりにくくなり、エレクトロマイグレーション特性を向上させることができる。
即ち、実施の形態1で説明したように、コンタクトホールの内部においてバリア膜の膜厚にばらつきが有り(図19参照)、さらに、コンタクトホールC2形成時に、オーバーエッチングが生じた場合は、図52に示すように、幾何学的な電流の最短経路(ルートRu1)がバリア膜PM2a’の側壁を横断する。
従って、第1層配線M1の表面と接するバリア膜の膜厚がコンタクトホール底部の膜厚より小さい場合には、幾何学的な電流の最短経路と、電気的に抵抗が最小となるバリア膜PM2aの薄い部分が一致し、電子(e)の集中が起こり、エレクトロマイグレーション特性を劣化させる。
これに対し、本実施の形態においては、第1層配線M1の表面Fと接する部分のバリア膜の膜厚Eを膜厚Bより大きくしたので、前述の効果を得ることができる。
この後、第2層配線M2および接続部(プラグ)P2と同様に、第3〜第5層配線M3〜M5および接続部(プラグ)P1〜P5を形成するが、その図示および詳細な説明は省略する。
なお、本実施の形態においては、デュアルダマシン法を用いて、第2層配線M2および接続部(プラグ)P2を形成したが、実施の形態2で説明したシングルダマシン法を用いて第2層配線M2と接続部(プラグ)P2とを別工程で形成してもよい。この場合も、接続部(プラグ)内のバリア膜PM2aの膜厚Eを膜厚Bより大きくすることにより前述の効果を得ることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、半導体素子の例としてMISFETQnおよびQpを挙げたが、これらMISFETに限られず、バイポーラトランジスタ等他の素子を形成することもできる。
本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、絶縁膜中に溝を形成し、導電性膜を溝内部に埋め込むことにより配線等を形成する、いわゆるダマシン技術を用いる半導体集積回路装置の製造工程に広く適用することができる。
本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部平面図である。 本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1の効果を示すための半導体集積回路装置の基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1の効果を示すための半導体集積回路装置の基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1の効果を示すための半導体集積回路装置の基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1の効果を示すための半導体集積回路装置の基板の要部断面図である。 (a)は、本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部平面図であり、(b)は要部断面図である。 (a)は、本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部平面図であり、(b)は、要部断面図である。 (a)は、本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部平面図であり、(b)は、要部断面図である。 (a)は、本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部平面図であり、(b)は、要部断面図である。 (a)は、本発明の実施の形態1の効果を説明するための半導体集積回路装置の基板の要部平面図であり、(b)は、要部断面図である。 (a)は、本発明の実施の形態1の半導体集積回路装置を示すの基板の要部平面図であり、(b)は、要部断面図である。 本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部平面図である。 本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造装置の概略を示した図である。 本発明の実施の形態1の効果を説明するための図である。 本発明の実施の形態1の効果を説明するための図である。 本発明の実施の形態1の効果を説明するための図である。 本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態2である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態2である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態2である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態2である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態2である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態2である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態2である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部平面図である。 本発明の実施の形態2である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態2である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態2である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態3である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態3である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態3である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態3である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部平面図である。 本発明の実施の形態3である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態3である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態3である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態3である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態3である半導体集積回路装置の製造方法を示した基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態3の効果を説明するための半導体集積回路装置の基板の要部断面図である。
符号の説明
1 半導体基板
2 素子分離
3 p型ウエル
4 n型ウエル
7 酸化シリコン膜
8 ゲート絶縁膜
9 ゲート電極
9a 多結晶シリコン膜
9c W膜
10 窒化シリコン膜
11 n型半導体領域
12 p型半導体領域
13 サイドウォールスペーサ
14 n型半導体領域
15 p型半導体領域
C1 コンタクトホール
C2 コンタクトホール
C3〜C4 コンタクトホール
HM1 配線溝
HM2 配線溝
HM3〜HM5 配線溝
H1 配線溝用絶縁膜
H1a 窒化シリコン膜
H1b 酸化シリコン膜
TH1〜TH5 層間絶縁膜
TH22〜TH25 層間絶縁膜
H22〜H25 配線溝用絶縁膜
TH2a 窒化シリコン膜
TH2b 酸化シリコン膜
TH2c 窒化シリコン膜
TH2d 酸化シリコン膜
TH3a 窒化シリコン膜
TH3b 酸化シリコン膜
TH3c 窒化シリコン膜
TH3d 酸化シリコン膜
TH4a 窒化シリコン膜
TH4b 酸化シリコン膜
TH4c 窒化シリコン膜
TH4d 酸化シリコン膜
TH5a 窒化シリコン膜
TH5b 酸化シリコン膜
TH5c 窒化シリコン膜
TH5d 酸化シリコン膜5
M1 第1層配線
M1a バリア膜
M1b 銅膜
M2 第2層配線
M2a バリア膜
M2b 銅膜
M2c 銅膜
M3〜M5 第3〜第5層配線
P1 プラグ
P2 プラグ
P2a バリア膜
P2b 銅膜
P2c 銅膜
P3〜P5 プラグ
PM2a バリア膜
PM2b 銅膜
PM2c 銅膜
PM3a バリア膜
PM3b 銅膜
PM3c 銅膜
PM2a’ バリア膜
OE オーバーエッチング量
PV 積層膜
Qn nチャネル型MISFET
Qp pチャネル型MISFET
Ru1 ルート
Ru2 ルート
101 イオンバイアススパッタ装置
Ev 交流電圧
Ta ターゲット
St 支持部
A〜E 膜厚
L 距離
F 第1層配線の表面

Claims (13)

  1. (a)半導体基板上に第1絶縁膜を形成する工程と、
    (b)前記第1絶縁膜中に第1配線を形成する工程と、
    (c)前記第1絶縁膜および前記第1配線上に第2絶縁膜を形成する工程と、
    (d)前記第2絶縁膜中に、前記第1配線に接続する孔を形成する工程と、
    (e)前記孔の底部および側壁上に第1導電性膜を堆積する工程と、
    (f)前記第1導電性膜上に第2導電性膜を形成する工程であって、前記孔の内部を埋め込む工程と、
    (g)前記第2絶縁膜および前記孔上に第3絶縁膜を形成する工程と、
    (h)前記第3絶縁膜中に配線溝を形成し、前記配線溝内に第2配線を形成する工程と、
    を有し、
    前記(e)工程において、前記第1導電性膜はバイアススパッタ法によって堆積され、
    前記第1導電性膜は、前記第2導電性膜より抵抗値が大きく、
    前記孔の底部上に形成された前記第1導電性膜は、前記孔の底部の中央部から側壁に向かってその膜厚が増加するように形成され、
    前記第1導電性膜の最小膜厚は、前記第2導電性膜と絶縁膜との間のバリア性を確保するための最小膜厚以上であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  2. (a)半導体基板上に第1絶縁膜を形成する工程と、
    (b)前記第1絶縁膜中に第1配線を形成する工程と、
    (c)前記第1絶縁膜および前記第1配線上に第2絶縁膜を形成する工程と、
    (d)前記第2絶縁膜上に第3絶縁膜を形成する工程と、
    (e)前記第3絶縁膜中に配線溝を形成する工程と、
    (f)前記第2絶縁膜中に、前記第1配線および前記配線溝に接続する孔を形成する工程と、
    (g)前記配線溝の底部、前記配線溝の側壁、前記孔の底部および前記孔の側壁上に、第1導電性膜を堆積する工程と、
    (h)前記第1導電性膜上に第2導電性膜を形成する工程であって、前記配線溝および孔の内部を埋め込む工程と、
    を有し、
    前記(g)工程において、前記第1導電性膜はバイアススパッタ法によって堆積され、
    前記第1導電性膜は、前記第2導電性膜より抵抗値が大きく、
    前記孔の底部上に形成された前記第1導電性膜は、前記孔の底部の中央部から側壁に向かってその膜厚が増加するように形成され、
    前記第1導電性膜の最小膜厚は、前記第2導電性膜と絶縁膜との間のバリア性を確保するための最小膜厚以上であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  3. (a)半導体基板上に第1絶縁膜を形成する工程と、
    (b)前記第1絶縁膜中に第1配線を形成する工程と、
    (c)前記第1絶縁膜および前記第1配線上に第2絶縁膜を形成する工程と、
    (d)前記第2絶縁膜上に第3絶縁膜を形成する工程と、
    (e)前記第2絶縁膜および前記第3絶縁膜中に、前記第1配線に接続する孔を形成する工程と、
    (f)前記第3絶縁膜中に、前記孔に接続する配線溝を形成する工程と、
    (g)前記配線溝の底部、前記配線溝の側壁、前記孔の底部および前記孔の側壁上に、第1導電性膜を堆積する工程と、
    (h)前記第1導電性膜上に第2導電性膜を形成する工程であって、前記配線溝および孔の内部を埋め込む工程と、
    を有し、
    前記(g)工程において、前記第1導電性膜はバイアススパッタ法によって堆積され、
    前記第1導電性膜は、前記第2導電性膜より抵抗値が大きく、
    前記孔の底部上に形成された前記第1導電性膜は、前記孔の底部の中央部から側壁に向かってその膜厚が増加され、
    前記第1導電性膜の最小膜厚は、前記第2導電性膜と絶縁膜との間のバリア性を確保するための最小膜厚以上であるように形成することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  4. (a)半導体基板上に第1絶縁膜を形成する工程と、
    (b)前記第1絶縁膜中に第1配線を形成する工程と、
    (c)前記第1絶縁膜および前記第1配線上に第2絶縁膜を形成する工程と、
    (d)前記第2絶縁膜中に、前記第1配線に接続する孔を形成する工程と、
    (e)前記孔の底部および側壁上に第1導電性膜を堆積する工程と、
    (f)前記第1導電性膜上に第2導電性膜を形成する工程であって、前記孔の内部を埋め込む工程と、
    (g)前記第2絶縁膜および前記孔上に第3絶縁膜を形成する工程と、
    (h)前記第3絶縁膜中に配線溝を形成し、前記配線溝内に第2配線を形成する工程と、
    を有し、
    前記(e)工程において、前記第1導電性膜はバイアススパッタ法によって堆積され、
    前記第1導電性膜は、前記第2導電性膜より抵抗値が大きく、
    前記孔の底部上に形成された前記第1導電性膜は、前記孔の底部の中央部から側壁に向かってその膜厚が増加するように形成し、
    前記第1導電性膜の最小膜厚は、前記第2導電性膜と絶縁膜との間のバリア性を確保するための最小膜厚以上であり、
    前記(d)工程において、前記孔は、前記第1配線の表面よりも深い位置まで形成されることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  5. (a)半導体基板上に第1絶縁膜を形成する工程と、
    (b)前記第1絶縁膜中に第1配線を形成する工程と、
    (c)前記第1絶縁膜および前記第1配線上に第2絶縁膜を形成する工程と、
    (d)前記第2絶縁膜上に第3絶縁膜を形成する工程と、
    (e)前記第3絶縁膜中に配線溝を形成する工程と、
    (f)前記第2絶縁膜中に、前記第1配線および前記配線溝に接続する孔を形成する工程と、
    (g)前記配線溝の底部、前記配線溝の側壁、前記孔の底部および前記孔の側壁上に、第1導電性膜を堆積する工程と、
    (h)前記第1導電性膜上に第2導電性膜を形成する工程であって、前記配線溝および孔の内部を埋め込む工程と、
    を有し、
    前記(g)工程において、前記第1導電性膜はバイアススパッタ法によって堆積され、
    前記第1導電性膜は、前記第2導電性膜より抵抗値が大きく、
    前記孔の底部上に形成された前記第1導電性膜は、前記孔の底部の中央部から側壁に向かってその膜厚が増加するように形成し、
    前記第1導電性膜の最小膜厚は、前記第2導電性膜と絶縁膜との間のバリア性を確保するための最小膜厚以上であり、
    前記(f)工程において、前記孔は、前記第1配線の表面よりも深い位置まで形成されることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  6. (a)半導体基板上に第1絶縁膜を形成する工程と、
    (b)前記第1絶縁膜中に第1配線を形成する工程と、
    (c)前記第1絶縁膜および前記第1配線上に第2絶縁膜を形成する工程と、
    (d)前記第2絶縁膜上に第3絶縁膜を形成する工程と、
    (e)前記第2絶縁膜および前記第3絶縁膜中に、前記第1配線に接続する孔を形成する工程と、
    (f)前記第3絶縁膜中に、前記孔に接続する配線溝を形成する工程と、
    (g)前記配線溝の底部、前記配線溝の側壁、前記孔の底部および前記孔の側壁上に、第1導電性膜を堆積する工程と、
    (h)前記第1導電性膜上に第2導電性膜を形成する工程であって、前記配線溝および孔の内部を埋め込む工程と、
    を有し、
    前記(g)工程において、前記第1導電性膜はバイアススパッタ法によって堆積され、
    前記第1導電性膜は、前記第2導電性膜より抵抗値が大きく、
    前記孔の底部上に形成された前記第1導電性膜は、前記孔の底部の中央部から側壁に向かってその膜厚が増加するように形成し、
    前記第1導電性膜の最小膜厚は、前記第2導電性膜と絶縁膜との間のバリア性を確保するための最小膜厚以上であり、
    前記(e)工程において、前記孔は、前記第1配線の表面よりも深い位置まで形成されることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  7. 請求項〜6のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記孔の側壁上に形成された第1導電性膜の前記第1配線の表面と接する部分の膜厚は、前記孔の底部に向かってその膜厚が増加していることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  8. 請求項〜6のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記孔の側壁上に形成された第1導電性膜の前記第1配線の表面と接する部分の膜厚Eは、前記孔の底部の中央部に形成された第1導電性膜の膜厚Bよりも大きいことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記孔の底部の角部から前記第1導電性膜の表面までの最短地点から前記孔の底部に向かって降ろした垂線に対応する膜厚Aよりも、前記孔の底部の中央部の膜厚Bが小さいことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  10. 請求項に記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記孔の底部上に形成された第1導電性膜は、前記孔の底部を規定する領域の全周に渡って、前記膜厚Aよりも前記膜厚Bの方が小さいことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  11. 請求項1〜のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記孔の底部の角部から前記第1導電性膜の表面までの最短地点から前記孔の側壁に向かって降ろした垂線に対応する膜厚Cよりも、前記孔の底部の中央部の膜厚Bが小さいことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  12. 請求項11に記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記孔の底部上に形成された第1導電性膜は、前記孔の底部を規定する領域の全周に渡って、前記膜厚Cよりも前記膜厚Bが小さいことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記バイアススパッタ法は、前記半導体基板にバイアスが印された状態で行うことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
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