JP4648258B2 - 料金収受システムおよび料金収受装置ならびに車載器 - Google Patents
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Description
このロードプライシングでは、課金対象エリアの各出入口に、課金用の無線通信装置が設置されたガントリが設けられている。また、この課金対象エリアに進入する車両は、車載器の搭載が義務付けられている。車両がガントリを通過して課金対象エリアに進入すると、課金用の無線通信装置と車載器との間で課金をするために必要となる情報の授受が行われ、電子的な手段によって車両に対する課金処理が行われる(例えば、特開2003−323648号公報参照)。
また、上記課金方法としては、例えば、車載器に挿入されたプリペイドカードの残高から一定額の料金を差し引き、その残額をプリペイドカードに残高として更新記録する方法や、予め登録されている利用者の銀行口座から自動的に一定の料金が差し引かれる方法などが採用されている。
本発明は、ロードプライシングの対象エリアである既存の課金対象エリアを拡張して、該既存の課金対象エリア外に、エリア境界における進入車線に料金収受装置が設置されていない新たな拡張課金対象エリアを設定する場合に、前記課金対象エリアの料金所に既に設定されている前記料金収受装置との間で課金に関する情報を授受することにより、前記課金対象エリアにおける課金とともに、新たに拡張された前記拡張課金対象エリアにおける課金についても行わせる車載器であって、前記拡張課金対象エリアの地図情報を記憶する記憶手段と、位置情報取得手段と、位置情報取得手段により取得された位置情報及び前記拡張課金対象エリアの地図情報に基づいて、前記拡張課金対象エリアに進入したことを検知する進入検知手段と、前記拡張課金対象エリアへの進入状況を記憶する記憶手段と、を備え、前記料金収受装置との通信において、前記拡張課金対象エリアへの進入状況を送信することにより、前記既存の課金対象エリアにおける課金とともに、該拡張課金対象エリアに関する課金を行わせる車載器を提供する。
また、課金対象エリアに設置されている料金収受装置に対して、拡張課金対象エリアに進入していたか否かを示す進入判定情報が送信されることとなるので、拡張課金対象エリアに対する道路利用料も考慮にいれて徴収金額が決定されることとなる。
上記位置情報取得手段としては、GPS受信機が一例として挙げられる。また、上記車載器を構成する各種構成要素は、車載器の筐体内に設けられている必要は無く、例えば、外部端子などを介して外部に接続されて利用される態様も含むものとする。
更に、課金対象エリアに設置されている1台の料金収受装置により、拡張課金対象エリアと課金対象エリアとの両方に対する料金収受を行うことができることとなる。これにより、拡張課金対象エリアに対して料金収受装置を新たに設置する必要がないので、設備コストの低減を図ることができる。この結果、拡張課金対象エリアの新設、換言すると、課金対象エリアの拡張を容易に行うことが可能となる。
なお、上記各構成は可能な範囲で組み合わせることができるものとする。
〔第1の実施形態〕
図1は、本実施形態に係る料金収受システムの全体構成図である。
図1に示すように、ロードプライシングの対象エリアである課金対象エリアAの境界を通過する全ての道路には、課金対象エリアAに進入する車両1から道路利用料金を徴収するための料金収受装置(図示略)が設けられている。この料金収受装置は、課金対象エリアAへ車両1が進入する進入車線にそれぞれ対応して設けられており、対応する進入車線を通過する車両に搭載されている車載器との間で、道路利用料金を徴収するための情報を授受する。
車両検知器7は、車両1が通過したことを検出する。例えば、車両検知器7の下方の道路には、図4に示すように縞模様のマーキングがされている。車両検知器7は、この縞模様を上方からモニタしており、この縞模様が図5に示すように、正常に検出できなくなった場合に、車両1の通過を検知する。
図6は、本実施形態に係る車載器の概略構成を示すブロック図である。図6に示すように、車載器20は、車両電源21および内蔵電池22に接続される電源回路23と、GPS衛星から位置情報に関する情報を取得して現在位置を検出するGPS受信機(位置情報取得手段)24と、種々の情報を記憶する記憶装置(記憶手段)25と、制御部(進入検知手段)26と、料金収受装置2の第1アンテナ5,第2アンテナ8などと通信を行う通信部27と、表示部28と、ブザー、LEDなどの報知部29と、ICカードが挿入されるICカード挿入部30と、ICカード挿入部30に設けられるICカードインターフェース31とを主な構成要素として備えている。
図6および図7に示すように、車載器20のGPS受信機24は、走行中において複数のGPS衛星から現在位置に関する情報を取得しており、これらの情報から現在位置を検出し、現在位置を制御部26に出力する。制御部26は、現在位置と記憶装置25に格納されている格納課金対象エリアの地図情報とに基づいて、車両1が拡張課金対象エリアBに進入したか否かを判定する。この結果、拡張課金対象エリアBに進入したことを検知すると、進入フラグをセットする。続いて、拡張課金対象エリアBを通過し、課金対象エリアAに進入する際には、車載器20の制御部26は、通信部27を介して車両情報、進入フラグの状態等を料金収受装置2に対して送信する。料金収受装置2では、これらの情報に基づいて徴収する道路利用料金が決定され、この道路利用料金が車載器20に対して送信される。車載器20の制御部26は、この道路利用料金を、通信部27を介して受信すると、ICカードに記録されている残高から一定額の料金を差し引き、この残額をICカードに残高として更新記録する。
まず、課金対象エリアAの境界に近づくと、車載器の制御部26は、通信部27を介して、料金収受装置2の第1アンテナ5から発せられている問い合わせ信号を受信する(図8のステップSA1)。制御部26は問い合わせ信号を受信すると、記憶装置25から車両情報、ICカード情報、ICカード残高、および進入フラグの状態を読み出し、これらを通信部27を介して送信する(図8のステップSA2)。
更に、課金対象エリアAに設置されている1台の料金収受装置2により、拡張課金対象エリアBと課金対象エリアAとの両方に対する料金収受を行うことができることとなる。これにより、拡張課金対象エリアBに対して料金収受装置2を新たに設置する必要がないので、設備コストの低減を図ることができる。この結果、拡張課金対象エリアBの新設を容易に行うことが可能となる。
また、このようなカウンタではなく、上述した進入フラグにしておくことで、1回分の道路利用料金で、拡張課金対象エリアBに何度も出たり入ったりできるので、この場合には、運転手などに対してお得感を与えることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る料金収受システムについて説明する。
本実施形態に係る料金収受システムは、複数の拡張課金対象エリアが設定されている点で、上述の第1の実施形態と異なる。以下、本実施形態に係る料金収受システムについて、第1の実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
また、図15に示すように、料金収受装置の第1アンテナ制御機9aの記憶装置37aには、各拡張課金対象エリアB1、B2に関する第1課金テーブル35a,35bと各拡張課金対象エリアB1、B2に割り当てられた識別情報b1,b2とが対応付けられて記憶されている。
金額決定部39aは、進入判定部38aから取得した識別情報b1,b2に対応付けられている各第1課金テーブル35a,35bを参照して拡張課金対象エリアB1,B2における道路利用料金を取得するとともに、第2課金テーブル36を参照して課金対象エリアAにおける道路利用料金を取得する。そして、これらの金額を加算することで、車両1に対する道路利用料金を算出する。そして、この道路利用料金を第1アンテナ5を介して車載器20aに送信する。
車載器20aの制御部26aは、この道路利用料金を通信部27を介して受信すると、ICカードに記録されている残高から上記道路利用料金を差し引き、この残額をICカードに残高として更新記録する。なお、上記第1アンテナ制御機8aと車載器20aとの通信の詳細については、図8に示した処理手順に準じて行われるものである。
更に、第1アンテナ制御機9aの記憶装置37aにおいては、各拡張課金対象エリアB1,B2に対応して第1課金テーブル35a,35bが登録されるので、拡張課金対象エリア毎に詳細な料金設定を行うことが可能となる。更に、車両が複数の拡張課金対象エリアに進入していた場合でも、一括して料金収受を行うことができる。
なお、本実施形態においては、2つの拡張課金対象エリアが設定されている場合について述べたが、拡張課金対象エリアBの個数については、限定されない。また、複数の拡張課金対象エリアは、互いに隣接して設定されていても良い。
次に、本発明の第3の実施形態に係る料金収受システムについて説明する。
本実施形態に係る料金収受システムは、拡張課金対象エリアBの道路利用料金を滞在時間に応じて決定する点で、上述した第1の実施形態に係る料金収受システムと異なる。
以下、本実施形態に係る料金収受システムについて、第1の実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
車載器20bの制御部26bは、滞在時間に応じた道路利用料金を通信部27を介して受信すると、ICカードに記録されている残高から上記道路利用料金を差し引き、この残額をICカードに残高として更新記録するとともに、タイマ32の値をクリアする。なお、上記第1アンテナ制御機8bと車載器20bとの通信の詳細については、図8に示した処理手順に準じて行われるものである。
また、滞在時間を検出する手段としてタイマ32を採用したが、これに代えて、GPS受信機24により取得されるGPSデータに含まれている時刻データを用いて滞在時間を計時することとしても良い。
この場合、例えば、駐車場Cの入口に設置されている入口アンテナ40から問い合わせ信号を受信した場合に、車載機20bの制御部26bが、タイマ32の作動を停止させ、駐車場Cの出口に設置されている出口アンテナ41から駐車場料金を受け取った旨の確認信号を受信した場合に、制御部26bがタイマ32を作動させる。これにより、駐車場Cに駐車していた期間においては、タイマ32が停止されているので、駐車時間が滞在時間に含まれてしまうことを防止することができる。
なお、本実施形態において、情報の改竄や盗聴などの不正行為を防止するために、車載器20dとセンタ機17との間で行われる滞在時間を含む通信データを暗号化しても良い。
次に、本発明の第4の実施形態に係る料金収受システムについて説明する。
本実施形態に係る料金収受システムは、拡張課金対象エリアBにおける走行距離に応じて道路利用料金を決定する点で、上述した滞在時間に応じて道路利用料金を決定する第3の実施形態に係る料金収受システムと異なる。
以下、本実施形態に係る料金収受システムについて、第3の実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
また、本実施形態に係る第1アンテナ制御機は、図9に示した第1アンテナ制御機9において、記憶装置37が備える第1課金テーブル35が、走行距離をパラメータとした課金テーブルとされている。
車載器20cの制御部26cは、走行距離に応じた道路利用料金を通信部27を介して受信すると、ICカードに記録されている残高から上記道路利用料金を差し引き、この残額をICカードに残高として更新記録するとともに、走行距離積算器33の値をクリアする。なお、上記第1アンテナ制御機と車載器20cとの通信の詳細については、図8に示した処理手順に準じて行われるものである。
なお、本実施形態において、情報の改竄や盗聴などの不正行為を防止するために、車載器20dとセンタ機17との間で行われる走行距離を含む通信データを暗号化しても良い。
次に、本発明の第5の実施形態に係る料金収受システムについて説明する。
本実施形態に係る料金収受システムは、ロードプライシングなどのように、一定のエリア内に進入しただけで、一定額の料金が徴収されてしまうような課金対象エリアAを対象にしたものである。
本実施形態では、課金対象エリアAに誤って進入してしまった場合、あるいは、課金対象エリアAに進入したもののすぐに退出した場合などを考慮して、課金対象エリアAにおける滞在期間が所定の期間以内である場合に、その滞在期間に応じたポイントを利用者に還元するものである。
以下、本実施形態に係る料金収受システムについて、第3の実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
そして、制御部20dは、次回、車両1が課金対象エリアAに進入する際に行われる第1アンテナ制御機9との情報の授受において、車両情報、進入フラグなどの情報とともに、記憶装置25に記録されている還元ポイントを送信する。これにより、第1アンテナ制御機9において、還元ポイントに応じた金額が差し引かれた道路利用金額が算出されることとなる。
更に、本実施形態においては、課金対象エリアAにおける滞在時間に応じて還元ポイントを決定することとしたが、これに代えて、課金対象エリアAにおける走行距離に応じて還元ポイントを決定することとしても良い。この場合には、図21における上記タイマ32に代えて、走行距離積算器33(図19参照)を有していれば良く、制御部26cは、上記タイマ32を作動させるタイミングと同じタイミングで、走行距離積算器33を作動させることにより、課金対象エリアAにおける走行距離を積算させる。
以上においては、本発明の料金収受システムをロードプライシングに適用する場合について述べてきたが、本発明はETCシステムにも適用することが可能である。例えば、図25に示すように、課金対象エリア(既存の有料道路)Aを拡張する場合、拡張課金対象エリア(拡張した有料道路)Bへの進入に関しては、車載器20のGPS受信24により検知し、進入フラグをセットする。この場合、出口料金所において、車両情報等とともに、進入フラグを送信する。これにより、ETCシステム側では、拡張課金対象エリアBから課金対象エリアAに進入したことを認識できるので、拡張課金対象エリアBの料金も考慮して道路利用料金が算出される。
図28に示したD−GPSシステムにおいて、基地局50により解析されたD−GPS位置補正データは、FM放送局のセンタ局51を介してFM放送局52へ送信される。FM放送局52では、受信したD−GPS補正データをFM多重放送により提供する。FM多重放送により送信されたD−GPS補正データは、車載器20が搭載するFM多重受信機53により受信され、このD−GPS補正データを用いた位置情報の補正がGPS受信機24において行われる。これにより、位置検出精度を更に向上させることができる。
2 料金収受装置
5 第1アンテナ
8 第2アンテナ
9,9a 第1アンテナ制御機
12 第2アンテナ制御機
17 センタ機
20,20a,20b,20c,20d 車載器
24 受信機
25,25a 記憶装置
26,26a,26b,26c,26d 制御部
27 通信部
30 ICカード挿入部
31 ICカードインターフェース
A 課金対象エリア
B,B1,B2 拡張課金対象エリア
C 駐車場
37 記憶装置
32 タイマ
33 走行距離積算器
34 広域通信機
35,35a,35b 第1課金テーブル
36 第2課金テーブル
38,38a 進入判定部
39,39a 金額決定部
40 入口アンテナ
41 出口アンテナ
45 アンテナ
50 基地局
51 センター局
52 FM放送局
53 FM多重受信機
Claims (16)
- ロードプライシングの対象エリアである既存の課金対象エリアを拡張して、該既存の課金対象エリア外に、エリア境界における進入車線に料金収受装置が設置されていない新たな拡張課金対象エリアを設定する場合に、前記課金対象エリアの料金所に既に設定されている前記料金収受装置との間で課金に関する情報を授受することにより、前記課金対象エリアにおける課金とともに、新たに拡張された前記拡張課金対象エリアにおける課金についても行わせる車載器であって、
前記拡張課金対象エリアの地図情報を記憶する記憶手段と、
位置情報取得手段と、
位置情報取得手段により取得された位置情報及び前記拡張課金対象エリアの地図情報に基づいて、前記拡張課金対象エリアに進入したことを検知する進入検知手段と、
前記拡張課金対象エリアへの進入状況を記憶する記憶手段と、
を備え、
前記既存の課金対象エリアに進入した際の前記料金収受装置との通信において、前記拡張課金対象エリアへの進入状況を送信することにより、前記既存の課金対象エリアにおける課金とともに、該拡張課金対象エリアに関する課金を行わせる車載器。
- 前記拡張課金対象エリアに進入したか否かを表す進入フラグを有し、
前記拡張課金対象エリアに進入した場合に前記進入フラグをセットし、前記課金通信装置との通信においては、前記進入判定情報として前記進入フラグの状態を送信するとともに、該送信後において前記進入フラグをリセットする請求項1に記載の車載器。 - 複数の前記拡張課金対象エリアが設けられている場合に、各前記拡張課金対象エリアに対応して前記進入フラグをそれぞれ有し、各前記進入フラグの状態と各前記拡張課金対象エリアの識別情報とを対応付けて前記課金通信装置に送信する請求項2に記載の車載器。
- 前記拡張課金対象エリアにおける滞在時間を計時する計時手段を備え、
前記料金収受装置に対して前記滞在時間を送信する請求項1から請求項3のいずれかに記載の車載器。 - 前記滞在時間を暗号化して送信する請求項4に記載の車載器。
- 前記拡張課金対象エリア内に設けられた駐車場に駐車している期間は、前記計時手段の動作を停止させる請求項4または請求項5に記載の車載器。
- 前記拡張課金対象エリア内における走行距離を測定する走行距離積算手段を備え、
前記料金収受装置に対して前記走行距離を送信する請求項1から請求項3のいずれかに記載の車載器。 - GPS受信機と、FM多重受信機を備え、
前記FM多重受信機により取得されるGPS衛星の補正データを用いて、前記GPS受信機により取得された位置情報を補正する請求項1に記載の車載器。 - ロードプライシングの対象エリアである既存の課金対象エリアの料金所に、該既存の課金対象エリアにおける課金用に設置されており、該料金所を通過する車両に搭載された車載器と通信を行うことにより、前記課金対象エリアに関する課金とともに、前記課金対象エリア外に、エリア境界における進入車線に料金収受装置が設置されていない新たに設定された拡張課金対象エリアに関する課金を行う料金収受装置であって、
前記拡張課金対象エリアに関する第1課金情報と、前記課金対象エリアに関する第2課金情報とを記憶する記憶装置と、
前記車載器が、前記既存の課金対象エリアに進入した際に通信を行い、前記車載器の進入状況を判定し、前記拡張課金対象エリアへの進入状況を受信した場合に、該進入状況と前記第1課金情報および前記第2課金情報とに基づいて、徴収金額を決定する金額決定手段とを具備する料金収受装置。 - 前記第1課金情報は、前記拡張課金対象エリアにおける滞在時間をパラメータとした課金テーブルを含み、
前記金額決定手段は、前記拡張課金対象エリアにおける滞在時間を前記車載器から受信した場合に、前記滞在時間と前記課金テーブルとを用いて前記拡張課金対象エリアにおける道路利用料金を決定する請求項9に記載の料金収受装置。 - 前記第1課金情報は、前記拡張課金対象エリアにおける走行距離をパラメータとした課金テーブルを含み、
前記金額決定手段は、前記拡張課金対象エリアにおける走行距離を前記車載器から受信した場合に、前記走行距離と前記課金テーブルとを用いて前記拡張課金対象エリアにおける道路利用料金を決定する請求項9に記載の料金収受装置。 - 複数の前記拡張課金対象エリアが設けられている場合に、前記拡張課金対象エリアの各々に対応して前記第1課金情報を有し、
前記進入判定手段は、前記車載器から各前記拡張課金対象エリアの識別情報に対応付けられた前記進入判定情報を受信するとともに、該進入判定情報に基づいて前記車両が進入した拡張課金対象エリアを特定し、
前記金額決定手段は、前記車両が進入した拡張課金対象エリアに対応する前記第1課金情報を用いて、拡張課金対象エリアにおける道路利用料金を決定する請求項9から請求項11のいずれかに記載の料金収受装置。 - 前記課金対象エリアが、道路の利用状況にかかわらず進入時に一定の料金が徴収されるエリアである場合において、
前記課金対象エリアにおける滞在時間をパラメータとした還元ポイントテーブルを有し、
前記金額決定手段は、前記課金対象エリアにおける滞在時間を前記車載器から受信した場合に、前記滞在時間と前記還元ポイントテーブルとを用いて還元ポイントを決定し、この還元ポイントを前記車両の所有者に対して付与する請求項9から請求項12のいずれかに記載の料金収受装置。 - 請求項9に記載の料金収受装置と、請求項1に記載の車載器とを具備する料金収受システム。
- 前記車載器が位置情報取得手段を有しているか否かを判定する搭載判定手段を備え、
前記金額決定手段は、前記車載器がGPS機能を有している場合といない場合とで、徴収金額を異ならせる請求項14に記載の料金収受システム。 - 前記位置情報取得手段がGPS受信機である場合に、
前記拡張課金対象エリアにおいて、前記車載器のGPS受信機がGPS衛星から位置情報を受信しにくいエリアには、前記車載器に対して位置データを送信するための無線アンテナが設置されている請求項14または請求項15に記載の料金収受システム。
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