JP4647715B1 - モータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】モータフレーム2のフレーム内面2Aにマグネット3を取付ける形式のモータ1において、該モータ1は、モータフレーム2のフレーム開口端2Bからフレーム内面2A側に挿入されるマグネットスペーサ4を有し、マグネットスペーサ4は、マグネット3を着脱自在に保持するマグネット取付け窓60からなるマグネット保持部6を備えている。
【選択図】図1
Description
図1(a)は本発明に係るモータを適用したDCモータの断面図である。同図(a)のDCモータ1は、モータフレーム2のフレーム内面2A(図5(b)参照)にマグネット3を取付ける形式である。DCモータ1の構成部品は、モータフレーム2と、モータフレーム2のフレーム開口端2B(図5(b)参照)からフレーム内面2A側に挿入されるマグネットスペーサ4と、マグネットスペーサ4と同様にフレーム内面2A側に挿入される回転子5A、モータフレーム2のフレーム開口端2Bに取付けられるブラケット組立体5Bと、からなり、マグネットスペーサ4には、マグネット3を着脱自在に保持するマグネット保持部6(図3(c)(d)を参照)が設けられている。
図5(b)に示したように、モータフレーム2は、一端を開口した有底円筒形の金属筒体からなり、その金属筒体の開口端(以下「フレーム開口端2B」という)から金属筒体の内面側(以下「フレーム内面2A側」という)に、マグネット3保持済みのマグネットスペーサ4や回転子5Aを挿入する構造になっている(図1(a)、図2(a)(b)参照)。また、モータフレーム2のフレーム内底面2Cには、シャフト50を支持するベアリング20またはメタル軸受け(焼結含油軸受け)が設けられている。
マグネットスペーサ4は、図3(a)から(e)に示したように、その全体形状が筒状で、かつ、樹脂からなる円筒体の胴体部に、マグネット保持部6としてマグネット取付け窓60を複数(図3の例では4つ)開設した構造になっている。これらのマグネット取付け窓60は、いずれもマグネットスペーサ4の内外周面を貫通するように形成してある。そして、マグネットスペーサ4の外周面側より各マグネット取付け窓60に一つずつ図4(a)のマグネット3を嵌め込むことにより、各マグネット3はいずれもマグネットスペーサ4に着脱自在に取り付け保持される。
図3(d)を参照すると、第1のテーパー形状部80は、マグネットスペーサ4の筒中心軸線P0より径方向に所定距離オフセットした仮想点P1を考え、この仮想点P1からマグネット取付け窓60の両側に向って線分を引いたときの扇形の開き角度θで前記マグネット取付け窓60の両側をテーパー形状にカットしてなるものである。
図4(b)を参照すると、第2のテーパー形状部81は、マグネット取付け窓60両側の前記テーパー形状に合わせてマグネット3の両側をテーパー形状にカットしてなるものである。
テーパー当接構造82は、図2(b)のようにマグネット3をマグネット取付け窓60に嵌め込んだとき、マグネット取付け窓60両側の前記第1のテーパー形状部80とマグネット3両側の前記第2のテーパー形状部81とが互いに当接してなる構造である。
回転子5Aは、シャフト50の外周面に一体に取付けたコア51、整流子52、及びコア51に巻き付けた電線53により構成される。ブラケット組立体5Bは、ブラケット板58の内面側に、前記回転子51の整流子52に内端部を接触するように配置したブラシ54と、ブラシ54を整流子52に向かって進退可能に装着したブラシ保持器59と、ブラシ54の外端部を押圧することにより当該ブラシ54を整流子52に向かって付勢するバネ(図示省略)と、該バネを支える支柱(図示省略)とを備えている。そして、ブラケット板58の中央部に取り付けられたベアリング55で前記シャフト50の外周面を回転可能に支持することにより、回転子5Aとブラケット組立体5Bとが一体化するように構成してある。
図1(a)のDCモータ1には、更に、先に説明したマグネットスペーサ4及びマグネット3をモータフレーム2のフレーム内面2A側所定位置に位置決めする手段(以下「位置決め手段」という)が設けられている。
次に、図1(a)に示したDCモータ1の組立て作業について説明する。尚、以下の説明では、回転子5Aとブラケット組立体5Bは予め組立て一体化されているものとする。
2 モータフレーム
2A フレーム内面
2B フレーム開口端
2C フレーム内底面
20 ベアリング
3 マグネット
4 マグネットスペーサ
5A 回転子
5B ブラケット組立体
50 シャフト
51 コア
52 整流子
53 電線
54 ブラシ
55 ベアリング
57 入力ターミナル
58 ブラケット板
59 ブラシ保持器
6 マグネット保持部
60 マグネット取付け窓
70 溝部
71 凸部
80 第1のテーパー形状部
81 第2のテーパー形状部
82 テーパー当接構造
Claims (1)
- モータフレームのフレーム内面にマグネットを取付ける形式のモータであって、
前記モータは、前記モータフレームのフレーム開口端からフレーム内面側に挿入されるマグネットスペーサを有し、
前記マグネットスペーサは、その全体形状が筒状になっていて、前記マグネットを着脱自在に保持するマグネット保持部を備え、
前記マグネット保持部は、前記マグネットスペーサの内外周面を貫通するマグネット取付け窓からなり、該マグネット取付け窓にマグネットを嵌め込むことによって、マグネットを着脱自在に保持するようになっており、
前記マグネット取付け窓には、前記マグネットスペーサ内側へのマグネットの脱落を防止するマグネット脱落防止手段が設けられ、
前記マグネット脱落防止手段は、
前記マグネットスペーサの筒中心軸線より径方向に所定距離オフセットした仮想点を考え、この仮想点から前記マグネット取付け窓の両側に向って線分を引いたときの扇形の開き角度で前記マグネット取付け窓の両側をテーパー形状にカットしてなる第1のテーパー形状部と、
前記マグネット取付け窓両側の前記テーパー形状に合わせて前記マグネットの両側をテーパー形状にカットしてなる第2のテーパー形状部と、
前記マグネット取付け窓にマグネットを嵌め込んだとき、マグネット取付け窓両側の前記テーパー形状部とマグネット両側の前記テーパー形状部とが互いに当接してなるテーパー当接構造とからなり、
前記モータは、さらに、前記マグネットスペーサ及びこれに保持されたマグネットを前記モータフレームのフレーム内面側所定位置に位置決めする位置決め手段を有し、
前記位置決め手段は、前記モータフレームのフレーム内面に形成した溝部と、前記マグネットスペーサの外面より突出した凸部とからなり、その凸部を前記溝部に挿入する構造であること
を特徴とするモータ。
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- 2010-06-08 JP JP2010130793A patent/JP4647715B1/ja not_active Expired - Fee Related
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