JP2007151321A - 回転電機のロータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータに装着する永久磁石の回転軸方向における保持の信頼性を高めた回転電機のロータを提供する。
【解決手段】円環状に形成され周方向に沿って複数箇所の磁石装着部を有するロータコア、及び各磁石装着部に配置された複数の永久磁石を備えた回転電気のロータにおいて、各磁石装着部14は、永久磁石12を配置する際に永久磁石12を挿入する方向に対しアンダーカット部13aを有する開口を備え、永久磁石12は、周方向に沿って複数に分割した、周方向幅がアンダーカット部13aの周方向突出幅より狭くなく挿入方向において挿入幅が変化しない矩形状に形成された分割磁石片16と、磁石装着部14の平面形状から分割磁石片16を除いた形状に、且つ、開口から磁石装着部14へ挿入可能に周方向幅が開口より広くなく形成されている、2個の分割磁石片15,17とからなる。
【選択図】図1

Description

この発明は、回転電機のロータに関し、特に、ロータコアの磁石装着部がアンダーカット構造を有する回転電機のロータに関する。
従来、固定子と回転子の対向面が、回転軸の中心軸方向に対し垂直に配置されているアキシャルギャップ型モータが知られている。このようなアキシャルギャップ型モータとして、例えば、帯状の電磁鋼板をロール状に巻き込んで積層体を形成し、形成した積層体に永久磁石を設けた「アキシャルギャップ型モータのロータ及びその製造方法」(特許文献1参照)、或いは、ステータの磁極とロータの永久磁石を回転軸に平行な向きに対向配置した「アキシャル型永久磁石モータ」(特許文献2参照)がある。
特開2005−168124号公報 特開2005−94955号公報
しかしながら、従来のアキシャルギャップ型モータにおいては、ロータに装着されている永久磁石の回転軸方向における保持の信頼性を向上することが求められている。永久磁石の固定方法としては、接着剤を用いて永久磁石をロータコアに接着するのが一般的であるが、接着剤の耐熱性及び信頼性を確保するのが困難であった。そのため、永久磁石の回転軸方向における保持の信頼性が十分ではなかった。
この発明の目的は、ロータに装着する永久磁石の回転軸方向における保持の信頼性を高めた回転電機のロータを提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係る回転電機のロータは、円環状に形成され周方向に沿って複数箇所の磁石装着部を有するロータコア、及び前記各磁石装着部に配置された複数の永久磁石を備えた回転電気のロータにおいて、前記各磁石装着部は、前記永久磁石を配置する際に前記永久磁石を挿入する方向に対しアンダーカット部を有する開口を備え、前記永久磁石は、周方向に沿って複数に分割した、周方向幅が前記アンダーカット部の周方向突出幅より狭くなく挿入方向において挿入幅が変化しない矩形状に形成された第1分割磁石片と、前記磁石装着部の平面形状から前記第1分割磁石片を除いた形状に、且つ、前記開口から前記磁石装着部へ挿入可能に周方向幅が前記開口より広くなく形成されている、少なくとも1個の第2分割磁石片とからなることを特徴としている。
この発明によれば、円環状に形成され周方向に沿って複数箇所の磁石装着部を有するロータコア、及び各磁石装着部に配置された複数の永久磁石を備えた回転電気のロータは、各磁石装着部が、永久磁石を配置する際に永久磁石を挿入する方向に対しアンダーカット部を有する開口を備えており、永久磁石が、周方向に沿って複数に分割した、周方向幅がアンダーカット部の周方向突出幅より狭くなく挿入方向において挿入幅が変化しない矩形状に形成された第1分割磁石片と、磁石装着部の平面形状から第1分割磁石片を除いた形状に、且つ、開口から磁石装着部へ挿入可能に周方向幅が開口より広くなく形成されている、少なくとも1個の第2分割磁石片とから構成される。この結果、ロータに装着する永久磁石の回転軸方向における保持の信頼性を高めることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施の形態に係る回転電機のロータの内周側端面における部分説明図である。図1に示すように、回転電機のロータ10は、ロータコア11と、ロータコア11に装着された複数の永久磁石12とを有している。この回転電機は、例えば、ステータ(図示しない)とロータ10の対向面が、回転軸の中心軸方向に対して垂直に配置されているアキシャルギャップ型のモータである。
ロータコア11は、円盤の中心が開口する円環状に形成されており、バックヨーク部11aに、ロータ周方向を略等間隔で複数箇所に分割すると共にロータコア内外周に達する、複数の壁部13が突設されている。壁部13は、ロータ周方向両側上端がロータ周方向に突出して、回転軸方向アンダーカット形状となるアンダーカット部13a(図1参照)を有している。各壁部13の間には、永久磁石12をそれぞれ装着するための複数の磁石装着凹部(磁石装着部)14が形成されている。磁石装着凹部14は、平面形状が、ロータコア内周よりロータコア外周の方が長い扇形状を有し、エアギャップ面側に開口すると共に、アンダーカット部13aによって凹部内部より開口側が狭くなっている。
この回転軸方向にアンダーカット形状を有するロータコア11は、例えば、予め磁石装着凹部14のロータ周方向断面形状をプレスにより打ち抜いた帯状の薄板電磁鋼板を、ロータ径方向に積層した積層コアにより、形成することができる。また、焼結や圧粉成形や金属ガラス成形等によっても、同様のアンダーカット形状を有するロータコアを形成することができる。
各永久磁石12は、ロータ周方向に沿って3分割した3個の分割磁石片15,16,17からなり、磁石装着凹部14に、3個が隙間無く、且つ、表面がロータコア表面と面一となる埋設状態に装着される。中央に配置する分割磁石片(第1分割磁石片)16は、アンダーカット部13aのロータ周方向突出幅aより狭くないロータ周方向幅を有すると共に、磁石装着凹部14への挿入方向において挿入幅が変化しないロータ周方向幅が内周側(回転軸側)と外周側で等しい矩形状に形成されている。
分割磁石片16の両側に配置する分割磁石片(第2分割磁石片)15,17は、磁石装着凹部14の平面形状から分割磁石片16を除いた扇形状をロータ周方向で二分して形成されていると共に、ロータ周方向外側の上部が、アンダーカット部13aに合わせた傾斜辺15a,17aにより形成されている(図1参照)。
従って、磁石装着凹部14に2個の分割磁石片15,17のみを装着した場合、磁石装着凹部14には、ロータ周方向に、分割磁石片16を挿入することができる、少なくとも分割磁石片16のロータ周方向幅分の隙間ができる。
図2は、図1のロータコアとロータコアに装着される永久磁石を示し、(a)は外周壁を有するロータコアの斜視説明図、(b)は内外周壁を有するロータコアの斜視説明図である。図2(a)に示すように、ロータコア11は、外周の全域を覆い壁部13と同一高さとなる外周壁18を有している。従って、磁石装着凹部14は、外周側が外周壁18により閉じられ、回転軸と直交するエアギャップ側と共に内周側が開放されている。
このロータコア11に、永久磁石12を装着する場合、先ず、3個の分割磁石片15,16,17の内の分割磁石片15と分割磁石片17を、エアギャップ側から磁石装着凹部14内に配置し、各傾斜辺15a,17aがそれぞれアンダーカット部13aに位置するように、各分割磁石片15,17を磁石装着凹部14のロータ周方向両側の各内面(即ち、壁部13側面)にそれぞれ接触させる。これにより、磁石装着凹部14内の両分割磁石片15,17のロータ周方向間には、分割磁石片16を挿入することができる隙間があく。
次に、両分割磁石片15,17の間に、分割磁石片16をエアギャップ側或いは内周側から挿入する。分割磁石片16を挿入することにより、磁石装着凹部14に、3個の分割磁石片15,16,17が隙間無く埋設状態に装着されることになる。
このように、分割磁石片15,16,17により、扇形状を有し内周側より幅広の外周側が外周壁18により閉じられ、且つ、アンダーカット部13aにより開口面が凹部内部より狭くなっている、磁石装着凹部14に、永久磁石12を、隙間無くロータ表面に面一となる埋設状態に装着することができる。
その上、磁石装着凹部14に装着された永久磁石12は、永久磁石12が電磁力によって回転軸方向に外力を受けた場合にも、両分割磁石片15,17のエアギャップ側がアンダーカット部13aにより押さえ付けられていて、磁石装着凹部14から抜け出てしまうことが無く、また、分割磁石片16には回転軸方向への吸引力がロータ周方向両側から挟持する方向に作用するため、分割磁石片16が抜け出てしまうことも無い。
つまり、磁石装着部に、複数の分割磁石片を順番に挿入配置することで、各分割磁石片は形状的に保持することができるので、ただ単に接着固定する場合に比較し、保持の信頼性を高めることができる。
また、図2(b)に示すように、ロータコア11が、外周壁18に加え、内周の全域を覆い壁部13と同一高さとなる内周壁19を有しており、磁石装着凹部14の外周側が外周壁18により内周側が内周壁19によりそれぞれ閉じられて、エアギャップ側のみが開放されている場合も、3個の分割磁石片15,16,17からなる永久磁石12であれば、隙間無くロータ表面に面一となる埋設状態に装着することができる。分割磁石片16は、エアギャップ側から挿入する。そして、この場合も、外周壁18のみの場合(図2(a)参照)と同様の作用を有し、同様の効果を得ることができる。
図3は、図1の各分割磁石片の配置方法を示し、(a)は配向が同一の場合のロータの内周側端面における部分説明図、(b)は配向が異なる場合のロータの内周側端面における部分説明図である。図3に示すように、3個の分割磁石片15,16,17は、全ての配向が回転軸方向に沿って同一になるように配置((a)参照)する他、3個の分割磁石片15,16,17を、それぞれ配向が異なるように配置((b)参照)しても良い。配向を異ならせる場合は、磁路が形成される方向に沿って配置((b)参照)する。
このように、3個の分割磁石片15,16,17を、配向を異ならせて配置することで、トルク性能を向上させつつ、磁石保持強度を確保することができる。また、3個の分割磁石片15,16,17の接合面に絶縁処理を施し、或いは最後に挿入して中央に配置する分割磁石片16を絶縁体により形成することで、永久磁石12に生じる渦電流損失を低減することができる。
図4は、図1の永久磁石の他の例を示す、図1と同様の部分説明図である。図4に示すように、ロータコア11の磁石装着凹部14が、外周壁18を有し、エアギャップ側と共に内周側が開放されている(図2(a)参照)場合は、永久磁石12を構成する3個の分割磁石片15,16,17の内の中央に配置する分割磁石片16を、上端より下端の方がコア周方向幅が広く三角形状断面となるテーパ形状を有する分割磁石片16aとしても良い。この場合、2個の分割磁石片15,17は、分割磁石片16aとの接触面を分割磁石片16aに対応する傾斜面により形成し、分割磁石片16aは、内周側から挿入する。これにより、永久磁石12が電磁力によって回転軸方向に外力を受けた場合の、磁石装着凹部14からの分割磁石片16aの抜け出しを、より困難にすることができる。
図5は、ロータコアとロータコアに装着される永久磁石の他の例を示し、(a)は磁石装着穴部を有するロータコアの斜視図、(b)は磁石装着穴部に装着される永久磁石を図2(a)のロータコアに対応させた説明図である。図5に示すように、ロータコア20は、磁石装着凹部14に代えて、磁石装着凹部14の外周側を閉じる外周壁18及びエアギャップ側を塞ぐ蓋部20aと、アンダーカット部13aを有していない壁部13と、バックヨーク部11aにより形成された、内周側のみを開放する溝状の磁石装着穴部(磁石装着部)21を有している。また、永久磁石22は、ロータ周方向に沿って2分割した分割磁石片(第1分割磁石片)23と分割磁石片(第2分割磁石片)24の2個からなる。その他の構成及び作用は、ロータコア11及び永久磁石12と同様である。
即ち、このロータは、IPM(Interior Permanent Magnet)構造であり、磁石装着穴部21は、平面形状が扇形を有し、内周側にのみ開口21aを有している((a)参照)。即ち、磁石装着穴部21の平面形状は、ロータ周方向の一方の辺に対して他方の辺はロータ径方向に沿って傾斜しており、内周側の開口21aに対しロータ径方向アンダーカット形状となるアンダーカット部を有する((b)参照)ことになる。
また、2個の分割磁石片23,24の内の一方の分割磁石片23は、ロータ周方向幅が、開口21aより広くなく、磁石装着穴部21への挿入方向において挿入幅が変化しない内周側と外周側で等しい矩形状に形成され、他方の分割磁石片24は、磁石装着穴部21の平面形状から分割磁石片23を除いた扇形状に形成されている。そして、扇形状の分割磁石片24は、開口21aから磁石装着穴部21へ挿入可能に、外周側端辺のロータ周方向幅が、開口21aより広くなく形成されている((b)参照)。
このロータコア20に、永久磁石22を装着する場合、先ず、2個の分割磁石片23,24の内の分割磁石片24を、開口21aから外周側端辺を先にして挿入し、磁石装着穴部21に格納する。磁石装着穴部21に格納した分割磁石片24は、分割磁石片23と接触しない側の辺を磁石装着穴部21のロータ周方向側の内面(即ち、壁部13側面)に接触させる。これにより、磁石装着穴部21内には、分割磁石片23を挿入することができる隙間があく。
次に、分割磁石片24を格納した後の磁石装着穴部21の隙間に、開口21aから分割磁石片23を挿入する。分割磁石片23を挿入することにより、分割磁石片23,24の内周側端辺がロータコア20の内周に一致した状態で、磁石装着穴部21に、2個の分割磁石片23,24が隙間無く埋設状態に装着されることになる。
なお、分割磁石片23,24からなる永久磁石22は、ロータコア20の磁石装着凹部14にも、磁石装着穴部21と同様に、挿入配置することができる。この場合、分割磁石片23,24のロータ周方向外側の上部にも、アンダーカット部13aに合わせた傾斜辺15a,17aを形成する。
このように、磁石装着穴部21に、2個の分割磁石片23,24からなる永久磁石22を、隙間無く埋設状態に装着することができ、その上、磁石装着穴部21に格納状態に装着された永久磁石22は、永久磁石22が電磁力によって回転軸方向に外力を受けた場合にも、磁石装着穴部21から抜け出てしまうことが無い。
なお、永久磁石22の分割数は、2個に限らず、少なくとも1個の分割磁石片が、ロータ周方向幅が内周側と外周側で等しい矩形状に形成され、他の分割磁石片が、開口(内周側開口)21aから磁石装着穴部21へ挿入可能に形成されていれば、3個以上でも良い。
上述したように、この発明に係る回転電機のロータは、円環状に形成され周方向に沿って複数箇所の磁石装着部を有するロータコア、及び前記各磁石装着部に配置された複数の永久磁石を備えた回転電気のロータにおいて、前記各磁石装着部は、前記永久磁石を配置する際に前記永久磁石を挿入する方向に対しアンダーカット部を有する開口を備え、前記永久磁石は、周方向に沿って複数に分割した、周方向幅が前記アンダーカット部の周方向突出幅より狭くなく挿入方向において挿入幅が変化しない矩形状に形成された第1分割磁石片と、前記磁石装着部の平面形状から前記第1分割磁石片を除いた形状に、且つ、前記開口から前記磁石装着部へ挿入可能に周方向幅が前記開口より広くなく形成されている、少なくとも1個の第2分割磁石片とからなることを特徴としている。
これにより、磁石装着部に、複数の分割磁石片を順番に挿入配置することで、各分割磁石片は形状的に保持することができるので、ただ単に接着固定する場合に比較し、保持の信頼性を高めることができる。
また、前記開口は、回転軸側及び前記回転軸と直交するエアギャップ側に設けられ、前記第1分割磁石片は、磁石配置時、最後に挿入して中央に配置される1個からなり、前記第2分割磁石片は、前記第1分割磁石片を挟み込んで両側に配置される2個からなることを特徴としている。これにより、先に、アンダーカット部に配置される磁石片(第2分割磁石片)の組を挿入し、最後に、その磁石片の組を磁石幅方向に保持する磁石小片(第1分割磁石片)を挿入するので、磁石がエアギャップ方向に荷重を受けると、アンダーカット部に位置する磁石片が磁石小片を挟持し、簡易、且つ、高強度に磁石を保持することができる。
また、前記磁石装着部の回転軸側にのみ前記開口を有し、前記第1分割磁石片は、磁石配置時、最後に挿入する1個からなり、前記第2分割磁石片は、前記第1分割磁石片に隣接して配置される1個からなることを特徴としている。これにより、アキシャルギャップ型でIPM形状のロータ構造で、磁石幅よりも小さい幅の内周側の開口から、磁石を分割挿入するので、より強固に磁石を保持することができる。
また、前記第1分割磁石片及び前記第2分割磁石片は、配向を異ならせて配置されていることを特徴としている。これにより、分割した磁石の固定手段(第1分割磁石片)と、トルク特性の優れたハルバッハ配列を兼ねることができる。
また、前記第1分割磁石片及び前記第2分割磁石片は、磁石接触面に絶縁処理を施していることを特徴としている。これにより、分割した磁石の間が絶縁されるので、固定手段(第1分割磁石片)によって2次的に磁石に生じる渦電流損失を低減することができる。
このように、この発明によれば、円環状に形成され周方向に沿って複数箇所の磁石装着部を有するロータコア、及び各磁石装着部に配置された複数の永久磁石を備えた回転電気のロータは、各磁石装着部が、永久磁石を配置する際に永久磁石を挿入する方向に対しアンダーカット部を有する開口を備えており、永久磁石が、周方向に沿って複数に分割した、周方向幅がアンダーカット部の周方向突出幅より狭くなく挿入方向において挿入幅が変化しない矩形状に形成された第1分割磁石片と、磁石装着部の平面形状から第1分割磁石片を除いた形状に、且つ、開口から磁石装着部へ挿入可能に周方向幅が開口より広くなく形成されている、少なくとも1個の第2分割磁石片とから構成されるので、ロータに装着する永久磁石の回転軸方向における保持の信頼性を高めることができる。
この発明の一実施の形態に係る回転電機のロータの内周側端面における部分説明図である。 図1のロータコアとロータコアに装着される永久磁石を示し、(a)は外周壁を有するロータコアの斜視説明図、(b)は内外周壁を有するロータコアの斜視説明図である。 図1の各分割磁石片の配置方法を示し、(a)は配向が同一の場合のロータの内周側端面における部分説明図、(b)は配向が異なる場合のロータの内周側端面における部分説明図である。 図1の永久磁石の他の例を示す、図1と同様の部分説明図である。 ロータコアとロータコアに装着される永久磁石の他の例を示し、(a)は磁石装着穴部を有するロータコアの斜視図、(b)は磁石装着穴部に装着される永久磁石を図2(a)のロータコアに対応させた説明図である。
符号の説明
10 ロータ
11,20 ロータコア
11a バックヨーク部
12,22 永久磁石
13 壁部
13a アンダーカット部
14 磁石装着凹部
15,16,16a,17,23,24 分割磁石片
15a,17a 傾斜辺
18 外周壁
19 内周壁
20a 蓋部
21 磁石装着穴部
21a 開口
a ロータ周方向突出幅

Claims (5)

  1. 円環状に形成され周方向に沿って複数箇所の磁石装着部を有するロータコア、及び前記各磁石装着部に配置された複数の永久磁石を備えた回転電気のロータにおいて、
    前記各磁石装着部は、前記永久磁石を配置する際に前記永久磁石を挿入する方向に対しアンダーカット部を有する開口を備え、
    前記永久磁石は、周方向に沿って複数に分割した、周方向幅が前記アンダーカット部の周方向突出幅より狭くなく挿入方向において挿入幅が変化しない矩形状に形成された第1分割磁石片と、前記磁石装着部の平面形状から前記第1分割磁石片を除いた形状に、且つ、前記開口から前記磁石装着部へ挿入可能に周方向幅が前記開口より広くなく形成されている、少なくとも1個の第2分割磁石片と
    からなることを特徴とする回転電機のロータ。
  2. 前記開口は、回転軸側及び前記回転軸と直交するエアギャップ側に設けられ、前記第1分割磁石片は、磁石配置時、最後に挿入して中央に配置される1個からなり、前記第2分割磁石片は、前記第1分割磁石片を挟み込んで両側に配置される2個からなることを特徴とする請求項1記載の回転電機のロータ。
  3. 前記磁石装着部の回転軸側にのみ前記開口を有し、前記第1分割磁石片は、磁石配置時、最後に挿入する1個からなり、前記第2分割磁石片は、前記第1分割磁石片に隣接して配置される1個からなることを特徴とする請求項1記載の回転電機のロータ。
  4. 前記第1分割磁石片及び前記第2分割磁石片は、配向を異ならせて配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の回転電機のロータ。
  5. 前記第1分割磁石片及び前記第2分割磁石片は、磁石接触面に絶縁処理を施していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の回転電機のロータ。
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