JP4647401B2 - 基板保持台、基板温度制御装置及び基板温度制御方法 - Google Patents

基板保持台、基板温度制御装置及び基板温度制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、基板保持台、基板温度制御装置及び基板温度制御方法に関し、更に詳しくは、基板とその保持台との間に液体を供給し、この液体を熱伝達媒体として用いることにより基板温度を迅速に制御することができる基板保持台、基板温度制御装置及び基板温度制御方法に関するものである。
半導体製造工程は多数の工程からなり、各工程では基板に対して所定の処理を施すために、基板を保持する基板保持台が用いられる。基板の処理内容によっては、基板を冷却または加熱する工程がある。この際、基板保持台上で基板を真空吸着して、基板を基板保持台上に固定することがある。基板及び基板保持台の上面は通常鏡面加工されているため、真空吸着によって基板が基板保持台上に密着し、基板温度を所定の温度に迅速に設定することができる。
しかしながら、処理内容によっては基板において大量の発熱がある。例えば基板の検査工程などで、高密度化した集積回路の電気的特性検査を行う時に、大量に発熱することがある。このような場合には、基板保持台による冷却が追いつかず、基板が十分に冷却されないことがある。この原因は、鏡面加工された基板及び基板保持台であっても、微視的に観ればミクロンオーダーの凹凸があり、この凹凸に起因して形成される微細な空隙が真空吸着によって減圧され、接触熱抵抗を大きくなったことによるものであると考えられている。
そこで、基板と保持台との間の空隙を無くすために、これら両者の界面に液体を充填し、この液体を熱伝達媒体とすることによって、冷却効率を高める技術が特許文献1、2において提案されている。
特許文献1において提案された基板冷却装置は、基板を保持するチャックと、基板とチャックの界面に液体を供給するためのソース容器と、基板とチャックの界面からの液体を収集する収集容器とを備えている。チャックの表面には密なピッチで螺旋状の溝が冷却回路として形成され、この螺旋状の溝の両端に入力手段及び出力手段がそれぞれ形成されている。螺旋状の溝は、基板等の大きさによって使い分けるよう三種類の溝が形成されている。入力手段には大気圧に保持されたソース容器が接続され、出力手段には大気圧未満の圧力に保持された収集容器が接続されている。また、チャック上面には真空シール溝が形成され、この真空シール溝を介して基板の周囲をシールするように構成されている。真空シール溝は基板の種類に即して、基板の外周縁部を真空吸着できるようになっている。
上記基板冷却装置を用いて基板を冷却する場合には、まずチャック上に基板を設置し、真空シール溝を介して基板をチャック上に吸着し、基板の内側を密閉構造にする。次いで、大気圧のソース容器と大気圧未満の収集容器との間の圧力差によって、ソース容器から入力手段を介して液体を供給する一方、出力手段を介して溝から収集容器へ液体を収集する。この際、入力手段と出力手段間の圧力差によってチャック上面の溝の入力手段から出力手段方向への液移動が起こると共に、基板とチャックの界面での毛管現象による螺旋状溝を横断する液移動が起こる。これら二つの作用によって基板全面が濡れて、液体が熱伝達媒体となってチャックによる基板の冷却効率を高めることができる。特許文献2にも特許文献1と同種の技術が提案されている。
特公平8−17200号公報 特許第2536989号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載の技術では、チャック上面に密に形成された螺旋状の溝の一端から液体を供給し、他端から排出するようにしており、溝と溝との間の基板とチャックとの界面への移動は毛管現象を使用しているため、液の移動が遅く、基板温度を迅速に制御することが難しい。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、基板と基板保持台との界面での液体の移動を促進し、基板温度を迅速に制御することができる基板保持台、基板温度制御装置及び基板温度制御方法を提供することを目的としている。
本発明の請求項1に記載の基板保持台は、基板を保持する温度制御可能な保持台と、この保持台を介して上記基板の温度を制御する温度制御装置と、を備え、上記保持台は、上記保持台の上面に形成された排気溝と、上記排気溝内で開口する排気口と、を有し、上記排気溝及び上記排気口を介して上記基板と上記保持台との間から排気して上記基板を上記保持台上に吸着する基板保持台であって、上記保持台は、上記保持台の上面の上記排気溝から離間した位置で開口し且つ上記基板と上記保持台との間に液体を熱伝達媒体として供給する液供給口と、上記保持台の上面の上記液供給口から離間した位置に形成され且つ上記基板と上記保持台との間の上記液体を排出する液排出溝と、上記液排出溝で開口し且つ上記液供給口から供給された上記液体を上記基板と上記保持台の細隙に浸透させながら上記液排出溝から排出する液排出口と、を備え、上記液排出溝及び上記液排出口として上記排気溝及び上記排気口がそれぞれ用いられることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載の基板保持台は、請求項1に記載の発明において、上記保持台は、上記液体が流通する流路を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3記載の基板保持台は、請求項1または請求項2に記載の発明において、上記保持台は、上記保持台の温度を制御するための熱媒体が流通する流路を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載の基板温度制御装置は、基板を保持する温度制御可能な保持台と、この保持台を介して上記基板の温度を制御する温度制御装置と、を備え、上記保持台は、上記保持台の上面に形成された排気溝と、上記排気溝内で開口する排気口と、を有し、上記排気溝及び上記排気口を介して上記基板と上記保持台との間から排気して上記保持台上に吸着された上記基板の温度を制御する基板温度制御装置であって、上記保持台は、上記保持台の上面の上記排気溝から離間した位置で開口し且つ上記基板と上記保持台との間に液体を供給する液供給口と、上記保持台の上面の上記液供給口から離間した位置に形成され且つ上記基板と上記保持台との間の上記液体を排出する液排出溝と、上記液排出溝で開口し且つ上記液供給口から供給された上記液体を上記基板と上記保持台の細隙に浸透させながら上記液排出溝から排出する液排出口と、を有してなり、更に、上記液供給口に接続され且つ上記液供給口へ供給する上記液体を溜める液槽と、上記液排出口に接続され且つ上記液排出口から排出される上記液体を回収する液回収槽と、を備え、上記基板と上記保持台の細隙に浸透する上記液体がこれら両者間の熱伝達媒体となって上記基板の温度を制御する際に、上記液排出溝及び上記液排出口として上記排気溝及び上記排気口がそれぞれ用いられることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載の基板温度制御装置は、請求項4に記載の発明において、上記保持台は、上記液体が流通する流路を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項6に記載の基板温度制御装置は、請求項4または請求項5に記載の発明において、上記保持台は、上記保持台の温度を制御するための熱媒体が流通する流路を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項7に記載の基板温度制御装置は、請求項4請求項6のいずれか1項に記載の発明において、上記液回収槽と上記液排出口との間に設けられた開閉弁備えたことを特徴とすることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項8に記載の基板温度制御装置は、請求項4請求項7のいずれか1項に記載の発明において、上記液槽及び上記液回収槽をそれぞれ個別に加圧する加圧手段を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項9に記載の基板温度制御装置は、請求項8に記載の発明において、上記加圧後の上記液回収槽を減圧する減圧手段を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項10に記載の基板温度制御方法は、温度制御可能な保持台上で保持された基板の温度を制御する基板温度制御方法であって、上記保持台の温度を制御する第1の工程と、上記基板を上記保持台上に設置する第2の工程と、上記保持台の上面に形成された排気溝及びこの排気溝で開口する排気口を介して排気して上記基板を上記保持台上に吸着する第3の工程と、上記保持台の上面で開口する液供給口から上記保持台と上記基板との間に液体を供給する第4の工程と、上記保持台の上面に上記液供給口から離間させて形成された液排出溝を介して上記液排出溝で開口する液排出口から減圧して上記液供給口から供給された上記液体を上記基板と上記保持台の細隙に浸透させながら排出する第5の工程と、を備え、上記第5の工程では、上記液排出溝及び上記液排出口として上記排気溝及び上記排気口がそれぞれ用いられることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項11に記載の基板温度制御方法は、請求項10に記載の発明において、液槽から上記液供給口へ上記液体を供給する際に、上記液槽を加圧して上記液槽内の上記液体を上記液供給口へ供給する工程を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項12に記載の基板温度制御方法は、請求項11に記載の発明において、上記液体を液回収槽で回収する工程と、上記液回収槽内を加圧して上記液回収槽で回収された上記液体を上記液槽へ移動させる工程と、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項13に記載の基板温度制御方法は、請求項12に記載の発明において、上記液体を上記液回収槽から上記液槽へ移動させた後、上記液回収槽を減圧する工程を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項14に記載の基板温度制御方法は、請求項10請求項13のいずれか1項に記載の発明において、上記基板を上記保持台から除去する際に、上記保持台と上記基板との間の上記液体を除去する工程を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項15に記載の基板温度制御方法は、請求項14に記載の発明において、上記液体を除去する際に上記基板と上記保持台との間に気体を供給する工程を備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、基板を保持台上に吸着する吸着機構を利用することにより、基板と基板保持台との界面への液体の移動を促進し、基板温度を迅速に制御することができる基板保持台、基板温度制御装置及び基板温度制御方法を提供することができる。
以下、図1〜図6に示す実施形態に基づいて本発明を説明する。尚、図1、図2はそれぞれ本発明の基板保持台の原理を模式的に示す概念図である。
本実施形態の基板保持台を図1、図2に示す原理図に基づいて説明する。本実施形態の基板保持台10は、図1、図2に示すように、基板(例えば、ウエハ)Wを上面で保持する保持台11と、この保持台11の温度を制御する温度制御装置12と、ウエハWを保持台11上面に吸着固定する真空吸着機構13(図2参照)と、を備え、真空吸着機構13でウエハWを保持台11の上面に固定し、温度制御装置12を介して保持台11上のウエハ温度を制御するように構成されている。
ところで、ウエハWの裏面及び保持台11の上面は、それぞれ鏡面加工されている。しかしながら、これらの鏡面加工された面を微視的に観ると、ウエハWの裏面及び保持台11の上面には図2に模式的に示すように凹凸があり、ウエハWが保持台11の上面に真空吸着されても同図に示すように微細で不規則な空隙Vが残り、しかも真空吸着によって空隙Vが減圧され、ウエハWと保持台11間の熱伝達効率が格段に低下する。そこで、本実施形態では、温度制御装置12の冷却効率を高めるために、図1、図2に示すように基板温度制御装置の一環として熱伝達液充填回路14が設けられ、この熱伝達液充填回路14から空隙Vに熱伝達液を供給し、熱伝達液をウエハWと保持台11上面の略全領域に短時間で浸透させ、熱伝達効率を格段に高め、温度制御装置12を介して迅速な温度制御が行えるようにしてある。
温度制御装置12は、図1に示すように、保持台11を冷却するために冷却液を循環させる冷却回路121と、保持台11を加熱するヒータ122と、を備え、保持台11を所定の温度に制御できるようにしてある。
冷却回路121は、図1に示すように、冷却液を貯留する液槽121Aと、液槽121Aと保持台11を連結する循環配管121Bと、保持台11内に形成された第1通液路111と、を備え、液槽121Aと保持台11内の第1通液路111との間を循環させて保持台11を冷却するように構成されている。また、熱伝達液充填回路14は、熱伝達液を貯留する液槽14Aと、液槽14Aと保持台11を連結する循環配管14Bと、保持台11内でその上面近傍形成された第2通液路112と、を備え、真空吸着機構13が作動している間に、第2通液路112から保持台11の上面に開口した複数の開口部113を介してウエハWと保持台11の間に熱伝達液を充填するように構成されている。第2通液路112からウエハWと保持台11間に供給された熱伝達液は空隙Vを介してウエハWの略全面領域に浸透し、空隙Vを熱伝達液で満たし、ウエハWと保持台11間の熱伝達効率を格段に高めることができる。
冷却液は、保持台11を−数10℃に冷却することができる冷却液であり、例えばフッ素系の不活性液体(住友スリーエム社製フロリナート(商標名)、ソルベイソレクシス社製ガルテン(商標名)等)を用いることができる。また、熱伝達液は、実質的に冷却液として用いられる不活性液体を用いることができる。本実施形態では冷却液及び熱伝達液としてフロリナートを用いている。同じ液体を使用すると液の保管、管理が容易である。冷却液及び熱伝達液は、これらに制限されるものではなく、従来公知の適宜の冷却液を選択して用いることができる。
真空吸着機構13は、図2に示すように、保持台11の上面に同心円状に複数形成された真空吸着溝(図示せず)と、保持台11内でその上面近傍に形成された排気通路115と、排気通路115に配管131を介して接続された真空排気装置(図示せず)と、を備え、排気通路115から複数の真空吸着溝に開口する複数の開口部116を介してウエハWを保持台11の上面に真空吸着するように構成されている。そして、複数の真空吸着溝の間に熱伝達液充填回路14の通液路112の開口部113が開口している。排気通路115は、同図に示すように第2通液路112の上方で保持台11の上面近傍に形成されている。排気通路115及び第1、第2通液路111、112は、いずれも保持台11の基材(トッププレート)に形成されている。
従って、真空吸着機構13が作動している間に熱伝達液充填回路14からウエハWと保持台11間の空隙Vに熱伝達液を充填すると、熱伝達液は真空吸着溝からの吸引作用によって空隙Vの略全領域に迅速に浸透し、図2に示すように真空吸着溝内の複数の開口部116から保持台11の外部へ配管131を介して排出される。配管131は真空排気装置に至る途中に配置された分離槽14Cで熱伝達液を分離し、最終的に循環配管14Bを介して液槽14Aへ戻り、保持台11内の通液路112を循環するようになっている。つまり、真空吸着溝及びその開口部116は熱伝達液の排出溝及び排出口を兼ねている。
上述のように本実施形態では温度制御装置12の熱伝達液充填回路14からウエハWと保持台11の間に熱伝達液を充填すると、真空空着機構13の吸引作用で熱伝達液はウエハWと保持台11間の空隙Vに迅速に浸透し、短時間で液膜を形成して冷却回路121による冷却効率を格段に高め、ウエハWを所定の温度に正確且つ迅速に制御することができる。更に、空隙V内に浸透した熱伝達液は、真空吸着溝を介して効率良く熱伝達液充填回路14の液槽14Aに回収し、保持台11内へ循環させることができる
次に、上記原理を具体的に適用した基板保持台を図3〜図6に示す実施形態に基づいて説明する。この基板保持台はプローブ装置のウエハチャックとして適用されたものである。尚、図3は本発明の基板保持台の一実施形態における保持台の上面を示す平面図、図4は図3に示す保持台の内部の冷却液及び熱伝達液の通液路を示す平面図、図5は本発明の基板温度制御装置の一実施形態を示すブロック図、図6は基板保持台からウエハをアンロードする状態を説明するために模式的に示す断面図である。
本実施形態の基板保持台10は、図3〜図5に示すように、保持台11、温度制御装置12、真空吸着機構13及び熱伝達液充填回路14を備え、200mmウエハW及び300mmウエハWに対応できるように構成されている。
また、本実施形態の基板温度制御装置は、図3〜図5に示すように、冷却回路121及び熱伝達液充填回路14を備え、上述した原理に基づいて構成されている。冷却回路121は、図4に示すように保持台11に形成された第1通液路111と、保持台11に接続された循環配管121Bと、を備え、循環配管121Bを介して液槽(図示せず)と第1通液路111の間を循環する冷却液で保持台11を冷却するように構成されている。熱伝達液充填回路14は、図1、図3、図5に示すように、液槽14Aと、液槽14Aと保持台11とを接続する循環配管14Bと、保持台11に形成された第2通液路112と、を備え、循環配管14Bを介して液槽14AからウエハWと保持台11の間に熱伝達液を充填し、これら両者間の熱伝達性を高めるように構成されている。また、真空吸着機構13は、図3に示すように、保持台11の表面に形成された真空吸着溝114と、排気通路115と、を備え、真空排気装置(図示せず)を介して真空吸着溝114を減圧し、ウエハWを吸着保持するように構成されている。そこで、まず保持台11に形成された第1、第2通液路111、112、真空吸着溝114及び排気通路115についてそれぞれ説明する。
第1通液路111は、図3に示す保持台11を構成するトッププレートの裏面に形成されている。即ち、第1通液路111は、図4に示すように、同心円状に形成された複数の隔壁111Aによって囲まれて形成されている。また、第1通液路111の中心部の隔壁111Aには冷却液を供給する給液路121Bの内端が接続されている。この給液路121Bは、保持台11の外周面から最も内側とその一つ外側の隔壁111Aまで途中の隔壁111Aを径方向に貫通して形成された一対の第2の隔壁111Cの間に形成されている。この給液路121Bの供給口には冷却液の液槽(図示せず)に連結された循環配管121Bが接続されている。尚、トップレートの裏面は、所定の円板(図示せず)で閉止されて、断面矩形状の第1通液路111が形成される。
第2の隔壁111Cは同心円状の複数の隔壁111Aを貫通し、複数の隔壁111Aの貫通孔との間には所定の隙間がそれぞれ形成されている。これらの隙間が第1通液路111の時計方向と反時計方向への折り返し点になっており、冷却液はこれらの折り返し点を介して交互に流路を変えながら保持台11の外部へ排出されるようになっている。そして、最も外側の第1通液路111の隔壁111Aには冷却液の循環配管121Bが接続された排出口が形成されている。
また、隣り合う隔壁111A、111A及び一対の第2の隔壁111Cの中間位置にはバッフルプレート111Dが等間隔を空けて形成され、これらのバッフルプレート111Dで冷却液の乱流を作り、冷却液の温度を均一にしている。
第2通液路112は、図3に示すように、例えば200mmウエハWに熱伝達液を供給する7本の複数の通液路112Aと、300mmウエハWに熱伝達液を供給する8本の通液路112Bの二系統から構成されている。第2通液路112は、保持台11の上面と第1通液路111との間に形成されている。尚、後述するように図3において、●印はウエハWを真空吸着する時の吸引用の開口部、○印は熱伝達液を供給する液供給口となる開口部である。また、●印で示す開口部は、○印の液供給口から供給された熱伝達液を排出する液排出口の機能をも有している。
一系統の通液路112Aは、図3に示すように、保持台11の上方の側面から保持台11の中心を通って保持台11を直線状に貫通し、その両端がプラグPによってそれぞれ封止された通液路112A1と、この通液路112Aの両側に略左右対称に略45°ずつ周方向に離間して保持台11の中央部近傍からその周面に向けて放射状に形成され、それぞれの周面側端がプラグPでそれぞれ封止された6本、三種類の通液路112A2、112A3、112A4とから構成されている。これらの通液路112A1、112A2、112A3、112A4は、それぞれの裏側に冷却液の第1通路111に並設されたリング状の給液路117A(図4参照)と複数の連通孔(図示せず)を介して連通し、給液路117Aから熱伝達液が供給されるようになっている。これらの通液路112A1、112A2、112A3、112A4には後述する200mm用の複数の真空吸着溝の間の中間位置で保持台11の上面に開口する開口部113Aがそれぞれ複数個ずつ形成され、200mmウエハWの略全面に熱伝達液を供給するようにしてある。また、給液路117Aには熱伝達液を供給する供給用の循環配管14B1が接続さている。
他方の系統の通液路112Bは、図3に示すように8本の通液路112Bから構成され、上記通液路112A、112A、112Aからそれぞれ時計方向へ僅かに偏倚して並設されて、略左右対称に形成されている。これらの通液路112Bは、それぞれの裏側に冷却液の第1通路111の外側に並設されたリング状の給液路117B(図4参照)と複数の連通孔(図示せず)を介して連通し、給液路117Bから熱伝達液が供給されるようになっている。これらの通液路112Bは、保持台11の外周面から後述する200mmウエハW用の真空吸着溝の手前まで直線状に形成されている。そして、各通液路112Bは、300mm用の複数の真空吸着溝の間の中間位置で保持台11の上面に開口する複数の開口部113Aがそれぞれ形成され、300mmウエハWの略全面に熱伝達液を供給するようにしてある。また、給液路117Bには熱伝達液を供給する供給用の循環配管14Bが接続されている。
保持台11の上面には、図3に示すように真空吸着機構13を構成する真空吸着溝114が同心円状に複数形成されている。これらの真空吸着溝114は、同図に示すように、保持台11上面の中央部に形成され且つ200mmウエハWに対応する複数の第1真空吸着溝114Aと、第1真空吸着溝114Aの外側に形成され且つ300mmウエハWに対応する複数の第2真空吸着溝114Bとから構成さている。保持台11の上面近傍には第1、第2真空吸着溝114A、114Bに対応する第1、第2排気通路115A、115Bが形成されている。第1、第2排気通路115A、115Bにはそれぞれ真空排気用の第1、第2配管131A、131B(図5参照)に接続され、これらの配管はそれぞれ真空排気装置(図示せず)に接続されている。第1、第2配管131A、131Bについては温度制御装置12と共に後述する。
第1排気通路115Aは、図3に示すように二系列の排気通路115A、115Aから構成されている。一方の排気通路115Aは、同図に示すように保持台11の側面(同図の上方の側面)から通液路112Aの僅か右側で保持台11を直線状に貫通し、その一端が真空排気用の配管131に接続され、他端がプラグPによって封止されている。そして、この排気通路115Aには第1真空吸着溝114Aのうち内側に配置された複数の第1真空吸着溝114Aと交差する位置で開口部116Aが複数形成されている。これらの開口部116Aは熱伝達液の排出口を兼ね、これらの開口部116Aが開口する真空吸着溝114Aは熱伝達液の排出溝を兼ねている。他方の排気通路115Aは一方の排気通路115Aの右側方に保持台11の中心側に傾斜して形成されている。この排気通路115Aは保持台11の側面から第1真空吸着溝114Aの内側から2番目の第1真空吸着溝114Aまで形成され、第1真空吸着溝114Aと交差する位置で開口部116Aが複数形成されている。これらの開口部116Aも開口部116Aと同様に、熱伝達液の排出口を兼ね、これらの開口部116Aが開口する真空吸着溝114Aは熱伝達液の排出溝を兼ねている。
第2排気通路115Bも、第1排気通路115Aと同様に、二系列の排気通路115B、115Bから構成されている。一方の排気通路115Bは、図3に示すように保持台11の側面(同図の上方の側面)から通液路112Aの僅か左側方を通って保持台11を直線状に貫通し、その一端が真空排気用の配管131に接続され、他端がプラグPによって封止されている。そして、この排気通路115Bには第2真空吸着溝114Bでも内側に配置された複数の第2真空吸着溝114Bを交差する位置で開口部116Bが複数形成されている。これらの開口部116B及び真空吸着溝114Bは、それぞれ熱伝達液の排出口及び排出溝を兼ねている。他方の排気通路115Bは一方の排気通路115Bの左側方に保持台11の中心側に傾斜して形成されている。この排気通路115Bは保持台11の側面から第2真空吸着溝114Bの最も内側から2番目の第2真空吸着溝114Bまで形成され、ここまで通過する第2真空吸着溝114Bと交差する位置で開口部116Bが複数形成されている。これらの開口部116Bも開口部116Aと同様に、熱伝達液の排出口を兼ね、これらの開口部116Bが開口する真空吸着溝114Bは熱伝達液の排出溝を兼ねている。
そして、第1、第2排気通路115A、115Bは、第1、第2配管131A、131Bを介して真空排気装置(図示せず)に接続されている。第1排気通路115Aは、排気通路115A及び排気通路115Aからなるため、これらを真空排気装置に接続する第1配管131Aも保持台11の近傍では分岐管131A、131Aとして分岐している。第2配管131Bも保持台近傍では分岐管131B、131Bとして分岐している。
次いで、図5を参照しながら基板温度制御装置の真空吸着機構13及び熱伝達液充填回路14について回路構成について説明する。本実施形態の基板温度制御装置は、熱伝達液充填回路14の他に空気回路15を備えている。この空気回路15は、熱伝達液充填回路14の熱伝達液の充填を促進すると共に、ウエハWの処理後に熱伝達液の排出を促進することができる。熱伝達液充填回路14は、真空吸着機構13の下で機能する。そこで、まず真空吸着機構13について説明する。尚、図5において、概ね、破線は吸引用の配管、実線は熱伝達液用の配管、二点鎖線は空気用の配管を示している。また、各配管に取り付けられた複数のバルブV1〜V14のうち、V5〜V8は常時開(NO)型バルブであり、その他は常時閉(NC)型バルブである。
真空吸着機構13の第1、第2配管131A、131Bにはそれぞれ保持台11から排出された熱伝達液を分離する分離槽14C、14Cが取り付けられ、これらの下流側で第1、第2配管131A、131Bが配管131として合流する。この時点は配管131から熱伝達液は分離されている。この配管131にバルブV1が取り付けられ、真空吸着をオン、オフする。バルブV1の上流側には圧力センサ132が取り付けられ、その下流側には真空制御回路133が取り付けられ、真空制御回路133は圧力センサ132の検出値に基づいて配管131内の真空圧力を管理する。また、第2配管131BにはバルブV2が取り付けられ、このバルブV2は300mmウエハWを処理する時に用いられる。また、第1、第2配管131A、131Bは、連結管134A、134Bを介して熱伝達液用の循環配管14B、14Bに接続され、これらの連結管134A、134BにはそれぞれバルブV3、V4が設けられている。そして、これらのバルブV3、V4はウエハWをアンロードする時に開いて、第1、第2配管131A、131Bと循環配管14B、14Bとをそれぞれ連通させて熱伝達液を排出するようにしてある。また、第1、第2配管131A、131Bの分岐管のうち、熱伝達液を排出する分岐管131A、131BにはバルブV5、V6が取り付けられ、ウエハWをアンロードする時にバルブV5、V6が閉じて空気配管を連結して保持台11内に空気を供給して保持台11内の熱伝達液を排出する。
熱伝達液充填回路14を構成する分離槽14C、14Cは、循環配管を介して液回収槽14Dに接続され、分離槽14C、14Cで分離した熱伝達液を液回収層14Dで回収する。分離槽14C、14Cと液回収槽14Dとの間及び配管131と液回収槽14Dとの間にはそれぞれバルブV7、V8が設けられ、液回収槽14Dから液槽14Aへ熱伝達液を移動させる際に、これのバルブV7、V8を閉じて、第1、第2配管131A、131Bを液回収槽14Dから遮断し、真空を破らないようにしている。従って、液循環時にはバルブV7、V8は開いていて、分離槽14C、14Cから液回収槽14Dへ熱伝達液が自重で落下するようにしてある。液回収槽14Dには液面計Lが取り付けられ、液面計Lで回収量を管理し、所定の液面に達したら、液面計Lが作動し、バルブV7、V8を閉じた状態で、バルブV12を開けて所定の空気圧力で加圧して液回収槽14Dから液槽14へ熱伝達液を戻す。液槽14Aと保持台11は循環配管14B、14Bを介して接続され、これらの循環配管14B、14BにはバルブV9、V10が設けられている。また、それぞれのバルブV9、V10の前後には圧力センサ14E、14Fがそれぞれ設けられ、バルブV9、V10の前後に配置されたフィルタの目詰まりを圧力センサ14E、14Fで監視する。
熱伝達液を液槽14Aから保持台11へ供給する時やウエハWをアンロードする時に空気回路15が用いられる。空気回路15は、空気配管15A、空気制御回路15B、圧力センサ15C及びエジェクタ15Dを備え、空気配管15Aが液槽14A、液回収槽14D及び真空吸着機構13の第1、第2配管131A、131Bの分岐管131A、131Bにそれぞれ接続され、それぞれの空気配管15AにバルブV11、V12、V13、V14が設けられている。バルブV13、V14は、ウエハWのアンロード時に、熱伝達液の排出管となる分岐管131A、131Bに設けられたバルブV5、V6と連動し、熱伝達液の保持台11からの排出を促進する。即ち、バルブV5、V6を閉じた状態で、バルブV13、V14を開けて、所定圧力の空気を保持台11内に送り込んで保持台11内の熱伝達液を排出させる。排出された熱伝達液は、第1、第2配管131A、131Bそれぞれの分岐管131A、131Bを経由して排出される。また、エジェクタ15Dは、液回収槽14Dから液槽14Aへ熱伝達液が移動させた後、減圧雰囲気に戻す際に用いられる。尚、図5において、VCは、バルブV1〜V14をシーケンス制御する制御装置である。
次に、基板保持台10上に300mmウエハWを載置した場合の動作について説明する。まず、常温から高温領域でプローブ検査を実施する際の基板保持台10について説明する。予め、温度制御装置12の冷却回路121を用いて保持台11を冷却しておく。この状態で保持台11上にウエハWを載置すると、真空排気機構13が作動し、バルブV1、V2が開き、保持台11内の第1、第2排気通路115A、115Bそれぞれの排気通路115A、115A及び排気通路115B、115BからウエハWと保持台11間を減圧してウエハWを吸着固定する。
次いで、バルブV9、V10が開き、液槽14Aが環配管14B、14Bを介して保持台11を連通する。この状態でバルブV11を開き、空気制御回路15Bで所定の圧力に調整された空気を液槽14Aに供給して加圧すると、真空吸着機構13による吸引作用と相俟って、熱伝達液が速やかに保持台11内に供給される。即ち、熱伝達液が加圧されて液槽14Aから流出し、循環配管14B、14Bを経由して保持台11の給液路117A、117B内に流入する。熱伝達液は、給液路117A、117Bそれぞれの連通孔から第2通液路112内に流入した後、複数系列の通液路112A、112Bに分散し、これらの通液路112A、112Bの複数の開口部113AからウエハWと保持台11の細隙に浸透する。この際、真空吸着機構13の真空吸着溝114から吸引しており、しかも開口部113Aは同心円状の複数の真空吸着溝114間の中間にあるため、開口部113Aから供給された熱伝達液は、ウエハWと保持台11の細隙を略全領域に渡って迅速に浸透し、拡散する。
ウエハWと保持台11の細隙に浸透した熱伝達液は、その後複数の真空吸着溝114に流れ込み、各真空吸着溝114内に形成された開口部116A、116Bから第1、第2排気通路115A、115Bを経由して保持台11外へ流出する。更に、熱伝達液は、第1、第2配管131A、131Bを流れ、分離槽14C、14Cに到達する。熱伝達液は分離槽14C、14Cにおいて自重で分離される。そして、空気のみが第1、第2配管131A、131Bから配管131に合流し、排出される。
熱伝達液がウエハWと保持台11の細隙の略全領域に浸透した後、空気制御回路15Bにより加圧状態の空気圧を下げると共に真空制御回路133により真空度を下げて熱伝達液を循環させる。熱伝達液が循環する間に保持台11ではウエハWのアライメントを行う。熱伝達液としてフロリナートを使用すると、フロリナートは蒸発し易いため、真空度を下げて熱伝達液を供給することによって、熱伝達液の消費量を格段に削減することができる。空気圧力を下げることで循環流量が減り、熱伝達液の蒸発量を低減することもできる。この状態で熱伝達液を循環させて、ウエハWの検査を行う。
熱伝達液がウエハWと保持台11の全領域に速やかに浸透することによって、ウエハWと保持台11間の微細な空隙を埋め、ウエハWと保持台11間の熱伝達効率を格段に高めることができる。従って、冷却回路121による冷却効率が極めて良好になり、ウエハWを効率良く冷却することができる。そのため、検査時にウエハWから大量の発熱があっても、ウエハWを効率良く冷却できるため、ウエハWを所定の温度に制御して信頼性の高い検査を行うことができる。
検査中に液回収槽14D内の液が上限値に達すると、液面計Lが上限値を検出する。液面計Lからの信号を受けて、液回収槽14Dの熱伝達液を液槽14Aへ移動させる動作に入る。即ち、液移動のためにバルブV7、V8を閉じると共にバルブV12を開き、液回収槽14Dを昇圧し、液槽14Aへ熱伝達液を移動させる。液面計Lが下限値を検出し、液移動が終了すると、バルブV12を閉じる。引き続き、エジェクタ15Dで液回収槽14Dを真空引きして第1、第2配管131A、131Bの真空度に調整した後バルブV7、V8を開く。その後、エジェクタ15Dを止め、液循環を続行する。
検査の終了後、ウエハWをアンロードする。この際、熱伝達液を供給する循環配管14B、14BのバルブV9、V10を閉じ、排気用の第1、第2配管131A、131BのバルブV2、V3、V4を開くと共にバルブV5、V6を閉じ、空気配管15AのバルブV13、V14を開く。これによって、図6に示すように保持台11の排気通路115A、115BからウエハWと保持台11間の空隙から空気を吸引してウエハWの周縁部を真空吸着する共に、排気通路115A、115BからウエハWの中央部へ空気を供給し、保持台11内の第2通液路112側を真空ラインである配管131A、131Bに切り替えるため、ウエハWの中央部を浮かせた状態で第2通液路112を介してウエハWと保持台11の熱伝達液を円滑に除去することができる。
以上説明したように本実施形態によれば、保持台11上で保持されたウエハWの温度を制御する際に、温度制御装置12を用いて保持台11の温度を制御する工程と、ウエハWを保持台11上に設置する工程と、熱伝達液充填回路14を用いて保持台11とウエハWとの間に熱伝達液を保持台11の上面で開口する開口部113Aから供給する工程と、真空吸着機構14を用いて開口部113Aの近傍に形成された真空吸着溝114を介して真空吸着溝114で開口する開口部116A、116Bから熱伝達液を排出する工程と、を備えているため、ウエハWと保持台11との間の微細な空隙に熱伝達液を速やかに浸透させ、熱伝達液を介してウエハWと保持台11との間の熱伝達効率を格段に高めることができ、しかも熱伝達液が空隙を円滑に循環するため、冷却回路121によるウエハWの冷却効率を格段に高めることができる。
また、本実施形態によれば、液槽14Aから開口部113Aへ熱伝達液を供給する際に、液槽14Aを加圧するため、熱伝達液の液循環を円滑に行うことができ、更に冷却効率を高めることができる。また、熱伝達液を液回収槽14Dで回収した後、液回収槽14Dで回収された熱伝達液を液槽14Aへ移動させるため、保持台11から回収した熱伝達液を保持台11へ連続的且つ確実に循環させることができる。また、熱伝達液を液回収槽14Dから液槽14Aへ移動させた後、液回収槽14Dを減圧するため、液回収槽14Dを円滑に真空側の第1、第2配管131A、131Bへ接続することができる。ウエハWを保持台11から除去する際に、保持台11とウエハWとの間の熱伝達液を除去して両者間に空隙を作るため、ウエハWを円滑にアンロードでき、ウエハWを損傷することがない。更に、熱伝達液を除去する際にウエハWを保持台11との間に空気を供給するため、熱伝達液を迅速に除去することができる。
上記実施形態ではウエハWを常温及び高温領域で取り扱う場合について説明したが、ウエハWを低温領域で取り扱う場合について説明する。例えば−65℃でウエハWの検査を行う場合について説明する。この温度になると、熱伝達液の粘度が高くなり、上記実施形態の手法では熱伝達液をウエハWと保持台11との間に円滑に供給できない。そこで、本実施形態ではウエハWの中心部に空気と熱伝達液を強制的に充填することによって、ウエハWの中心部を浮かせることによって熱伝達液の液浸透を促進する手法である。本実施形態では200mmウエハWを用いる。
ウエハWを保持台11上に載置し、バルブV1を開いてウエハWを真空吸着する。次いで、バルブV9、V11を開いて液槽14Aから保持台11へ熱伝達液を供給する。この状態で数10秒間様子を観る。そして、空気圧を低下させて少し時間を置いた後、新たにバルブV5を閉じ、V13を開き、ウエハWと保持台11の間に強制的に空気を流して真空状態を破壊する。次いで、バルブV5を開くと共にV13、V9を閉じ、更にバルブV3を開き、循環配管14B側を減圧する。その後、バルブV3を閉じ、再びバルブV5を閉じ、V13を開き、ウエハWと保持台11の間に強制的に空気を流して真空状態を破壊する。この状態を保った後、この状態で空気圧を下げる。しばらくしてから、バルブV1、V5、V11以外のバルブを全て閉じ、液槽14Aの空気圧力を上げると共にウエハWと保持台11間を真空にする。この状態を10秒程度続けた後、バルブV9を開いて液槽14Aから保持体11へ熱伝達液を供給する。
上述の一連の操作で熱伝達液が略全面に浸透する。その後、通常の運転条件まで空気圧を下げて熱伝達液を循環させる。そして、ウエハWをアライメントした後、検査を実行する。
以上説明したように本実施形態によれば、低温下では熱伝達液の粘度が高いため、ウエハWの中心部に空気と熱伝達液を同時に流し、強制的に熱伝達液を充填すれば、比較的短時間で熱伝達液を浸透させることができ、スループットを向上させることができる。
尚、本発明は上記実施形態に何等制限されるものではなく、本発明の範囲内において各構成要素を適宜設計変更することができる。
本発明は、プローブ装置等に好適に利用することができる。
本発明の基板保持台を示す概念図である。 本発明の基板保持台の原理を拡大して示す断面図である。 本発明の基板保持台の一実施形態における保持台の上面を示す平面図である。 図3に示す保持台の内部の冷却液及び熱伝達液の通液路を示す平面図である。 本発明の基板温度制御装置の一実施形態を示すブロック図である。 基板保持台からウエハをアンロードする状態を説明するために模式的に示す断面図である。
符号の説明
10 基板保持台
11 保持台
12 温度制御装置
14 熱伝達液充填回路
14A 液槽
14D 液回収槽
15D エジェクタ(減圧手段)
111 第1通液路(熱媒体の流路)
112 第2通液路(液体の流路)
113 開口部(液供給口)
114 真空吸着溝(液排出溝)
116 開口部(液排出口)

Claims (15)

  1. 基板を保持する温度制御可能な保持台と、この保持台を介して上記基板の温度を制御する温度制御装置と、を備え、上記保持台は、上記保持台の上面に形成された排気溝と、上記排気溝内で開口する排気口と、を有し、上記排気溝及び上記排気口を介して上記基板と上記保持台との間から排気して上記基板を上記保持台上に吸着する基板保持台であって、
    上記保持台は、
    上記保持台の上面の上記排気溝から離間した位置で開口し且つ上記基板と上記保持台との間に液体を熱伝達媒体として供給する液供給口と、
    上記保持台の上面の上記液供給口から離間した位置に形成され且つ上記基板と上記保持台との間の上記液体を排出する液排出溝と、
    上記液排出溝で開口し且つ上記液供給口から供給された上記液体を上記基板と上記保持台の細隙に浸透させながら上記液排出溝から排出する液排出口と、を備え
    上記液排出溝及び上記液排出口として上記排気溝及び上記排気口がそれぞれ用いられる
    ことを特徴とする基板保持台。
  2. 上記保持台は、上記液体が流通する流路を備えたことを特徴とする請求項1に記載の基板保持台。
  3. 上記保持台は、上記保持台の温度を制御するための熱媒体が流通する流路を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の基板保持台。
  4. 基板を保持する温度制御可能な保持台と、この保持台を介して上記基板の温度を制御する温度制御装置と、を備え、上記保持台は、上記保持台の上面に形成された排気溝と、上記排気溝内で開口する排気口と、を有し、上記排気溝及び上記排気口を介して上記基板と上記保持台との間から排気して上記保持台上に吸着された上記基板の温度を制御する基板温度制御装置であって、
    上記保持台は、
    上記保持台の上面の上記排気溝から離間した位置で開口し且つ上記基板と上記保持台との間に液体を供給する液供給口と、
    上記保持台の上面の上記液供給口から離間した位置に形成され且つ上記基板と上記保持台との間の上記液体を排出する液排出溝と、
    上記液排出溝で開口し且つ上記液供給口から供給された上記液体を上記基板と上記保持台の細隙に浸透させながら上記液排出溝から排出する液排出口と、を有してなり、更に、
    上記液供給口に接続され且つ上記液供給口へ供給する上記液体を溜める液槽と、
    上記液排出口に接続され且つ上記液排出口から排出される上記液体を回収する液回収槽と、を備え、
    上記基板と上記保持台の間に浸透する上記液体がこれら両者間の熱伝達媒体となって上記基板の温度を制御する際に、上記液排出溝及び上記液排出口として上記排気溝及び上記排気口がそれぞれ用いられる
    ことを特徴とする基板温度制御装置。
  5. 上記保持台は、上記液体が流通する流路を備えたことを特徴とする請求項4に記載の基板温度制御装置。
  6. 上記保持台は、上記保持台の温度を制御するための熱媒体が流通する流路を備えたことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の基板温度制御装置。
  7. 上記液回収槽と上記液排出口との間に設けられた開閉弁を備えたことを特徴とすることを特徴とする請求項4請求項6のいずれか1項に記載の基板温度制御装置。
  8. 上記液槽及び上記液回収槽をそれぞれ個別に加圧する加圧手段を備えたことを特徴とする請求項4請求項7のいずれか1項に記載の基板温度制御装置。
  9. 上記加圧後の上記液回収槽を減圧する減圧手段を備えたことを特徴とする請求項8に記載の基板温度制御装置。
  10. 温度制御可能な保持台上で保持された基板の温度を制御する基板温度制御方法であって、
    上記保持台の温度を制御する第1の工程と、
    上記基板を上記保持台上に設置する第2の工程と、
    上記保持台の上面に形成された排気溝及びこの排気溝で開口する排気口を介して排気して上記基板を上記保持台上に吸着する第3の工程と、
    上記保持台の上面の上記排気溝から離間した位置で開口する液供給口から上記保持台と上記基板との間に液体を供給する第4の工程と、
    上記保持台の上面の上記液供給口から離間した位置に形成された液排出溝を介して上記液排出溝で開口する液排出口から減圧して上記液供給口から供給された上記液体を上記基板と上記保持台の細隙に浸透させながら排出する第5の工程と、を備え
    上記第5の工程では、上記液排出溝及び上記液排出口として上記排気溝及び上記排気口がそれぞれ用いられる
    ことを特徴とする基板温度制御方法。
  11. 液槽から上記液供給口へ上記液体を供給する際に、上記液槽を加圧して上記液槽内の上記液体を上記液供給口へ供給する工程を備えたことを特徴とする請求項10に記載の基板温度制御方法。
  12. 上記液体を液回収槽で回収する工程と、上記液回収槽内を加圧して上記液回収槽で回収された上記液体を上記液槽へ移動させる工程と、を備えたことを特徴とする請求項11に記載の基板温度制御方法。
  13. 上記液体を上記液回収槽から上記液槽へ移動させた後、上記液回収槽を減圧する工程を備えたことを特徴とする請求項12に記載の基板温度制御方法。
  14. 上記基板を上記保持台から除去する際に、上記保持体と上記基板との間の上記液体を除去する工程を備えたことを特徴とする請求項10請求項13のいずれか1項に記載の基板温度制御方法。
  15. 上記液体を除去する際に上記基板と上記保持台との間に気体を供給する工程を備えたことを特徴とする請求項14に記載の基板温度制御方法。
JP2005166232A 2005-06-06 2005-06-06 基板保持台、基板温度制御装置及び基板温度制御方法 Active JP4647401B2 (ja)

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