JP4645995B2 - 廃水処理装置の有効基質添加装置における除去固形物搬出装置 - Google Patents
廃水処理装置の有効基質添加装置における除去固形物搬出装置 Download PDFInfo
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Description
【０００１】
【発明の属する技術】
本発明は、廃水処理装置の有効基質添加装置における除去固形物搬出装置である。発明の詳細を図１に示す。
有効基質添加装置は、除去固形物搬出装置、と反応槽（６）、により構成される。
有効基質添加装置は廃水処理装置の排水の一部を反応槽（６）へ反応液［以後反応前（３）液と言う］として送液する。反応槽（６）では反応前液（３）中に有効基質を溶解又は培養する。この液［以後反応後液（４）と言う］を廃水処理装置へ添加する事により、有効基質は廃水処理装置へ添加されることになる。
この有効基質添加装置において、反応槽（６）に反応前液（３）が流入すると、反応前液（３）中の固形物が反応槽（６）の反応部（７）の反応材の間に流入して反応部（７）を閉塞させる。その為、除去装置（８）にて反応前液中より固形物を除去する必要がある。除去装置（８）は金網又はスクリーン等にて形成される。
有効基質添加装置における除去固形物搬出装置は、反応前液（３）用の配管［流入管（１）と言う］と、反応後液（４）を廃水処理装置へ添加する配管［流出管（２）と言う］と切替弁（９）と除去装置（８）で構成される。
流入管（１）と流出管（２）を分離槽（５）の前で同一配管にすることにより、反応槽（６）より、反応後液（４）を廃水処理装置へ添加する時に、除去装置内の流れ方向が反応前液（３）と逆になるので、除去装置（８）にて反応前液（３）中より除去した固形物を除去装置より除去できるので、反応後液（４）と共に廃水処理装置へ搬出させることができる。
【０００２】
【従来の技術】
従来技術を図４に示す。従来の技術は反応前液（３）を廃水処理装置より有効基質添加装置へ流入させる流入管（１）と、反応後液（４）を有効基質添加装置より廃水処理装置へ添加する流出管（２）とが別々であった。除去装置（８）より固形物を自動的に除去するには洗浄装置が必要であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では、反応前液（３）中より除去装置（８）にて除去した固形物は反応後液（４）と共に廃水処理装置へ搬出することは出来なかった。、除去した固形物は、洗浄装置等によりスクリーン又は金網を洗浄する事により除去装置（８）より除去し有効基質添加装置外に搬出する必要があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明は、図１に示す如く、流入管（１）と流出管（２）を反応槽（６）の前で同一配管とし、除去装置（８）にて反応前液（３）より除去した固形物を、有効基質を反応槽（６）より廃水処理装置へ添加する時反応後液（４）と共に、廃水処理装置へ搬出できる。この事により、除去装置（８）の洗浄装置が不要となる。又有効基質添加装置内で固形物が発生しないので、固形物を有効基質添加装置外へ搬出して処理する事が不要となる。
【０００５】
【発明の実施形態】
次に本発明の実施形態について説明する
第Ｉ例
有効基質添加装置を、除去固形物搬出装置、と 反応槽（６）の横に別に水槽〔以後分離槽（５）と言う〕を設置した場合の実施形態を図１に示す。
廃水処理装置より反応前液（３）を反応槽（６）へ送水する。送水された反応前液（３）は、分離槽（５）内を下向流又は上向流で流れ、反応槽（６）の反応部（７）を通過する。この事により反応前液（３）は反応槽（６）の反応部（７）にて有効な基質を溶解又は培養される。尚、分離槽（５）内の反応前液（３）が上向流の場合、除去装置（８）は分離槽（５）上部のみ、又は上下部に設置する。又、分離槽（５）内の反応前液（３）が下向流の場合は、除去装置（８）は下部又は上下部に設置する。この時、分離槽（５）への流入管（１）と流出管（２）の一部を図１の如く分離槽（５）の前で同一にする。反応前液（３）は廃水処理装置より流入管（１）を経て分離槽（５）へ流入する。反応後液（４）は、除去装置（８）にて反応前液（３）より除去した固形物を混入して流出管（２）を経て廃水処理装置へ添加される。なお切替弁（９）を２個以上流入管（１）接続部へ設置することにより、反応後液（４）の廃水処理装置への注入点を変えることができる。
第２例
反応槽（６）の横に分離槽（５）を仕切り壁で設置した場合の実施形態を図２に示す。
この場合も除去装置は、第１例と同様に分離槽（５）と反応槽（６）の間の上下位置に設置する。
第３例
分離槽（５）を設置せず、分離槽（５）の替わりに除去装置（８）を直接配管ラインに設置した場合の実施形態を図３に示す。この場合は除去装置（８）は、流入管（１）と流出管（２）が同一配管部分に設置する。
【０００６】
【発明の効果】
廃水処理装置の有効基質添加装置における除去固形物搬出装置において、反応前液（３）中より除去した固形物を反応後液（４）と共に廃水処理装置に搬出できるので、除去装置（８）の洗浄装置が不要となる。又、除去装置（８）より固形物が装置外に発生しないので除去固形物の系外処理が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施形態（第Ｉ例）
【図２】 本発明の実施形態（第２例）
【図３】 本発明の実施形態（第３例）
【図４】 従来技術
【符号の説明】
（１）は流入管 （２）は流出管 （３）は反応前液 （４）は反応後液
（５）は分離槽 （６）は反応槽 （７）は反応部 （８）は除去装置
（９）は切替弁
【発明の属する技術】
本発明は、廃水処理装置の有効基質添加装置における除去固形物搬出装置である。発明の詳細を図１に示す。
有効基質添加装置は、除去固形物搬出装置、と反応槽（６）、により構成される。
有効基質添加装置は廃水処理装置の排水の一部を反応槽（６）へ反応液［以後反応前（３）液と言う］として送液する。反応槽（６）では反応前液（３）中に有効基質を溶解又は培養する。この液［以後反応後液（４）と言う］を廃水処理装置へ添加する事により、有効基質は廃水処理装置へ添加されることになる。
この有効基質添加装置において、反応槽（６）に反応前液（３）が流入すると、反応前液（３）中の固形物が反応槽（６）の反応部（７）の反応材の間に流入して反応部（７）を閉塞させる。その為、除去装置（８）にて反応前液中より固形物を除去する必要がある。除去装置（８）は金網又はスクリーン等にて形成される。
有効基質添加装置における除去固形物搬出装置は、反応前液（３）用の配管［流入管（１）と言う］と、反応後液（４）を廃水処理装置へ添加する配管［流出管（２）と言う］と切替弁（９）と除去装置（８）で構成される。
流入管（１）と流出管（２）を分離槽（５）の前で同一配管にすることにより、反応槽（６）より、反応後液（４）を廃水処理装置へ添加する時に、除去装置内の流れ方向が反応前液（３）と逆になるので、除去装置（８）にて反応前液（３）中より除去した固形物を除去装置より除去できるので、反応後液（４）と共に廃水処理装置へ搬出させることができる。
【０００２】
【従来の技術】
従来技術を図４に示す。従来の技術は反応前液（３）を廃水処理装置より有効基質添加装置へ流入させる流入管（１）と、反応後液（４）を有効基質添加装置より廃水処理装置へ添加する流出管（２）とが別々であった。除去装置（８）より固形物を自動的に除去するには洗浄装置が必要であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では、反応前液（３）中より除去装置（８）にて除去した固形物は反応後液（４）と共に廃水処理装置へ搬出することは出来なかった。、除去した固形物は、洗浄装置等によりスクリーン又は金網を洗浄する事により除去装置（８）より除去し有効基質添加装置外に搬出する必要があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明は、図１に示す如く、流入管（１）と流出管（２）を反応槽（６）の前で同一配管とし、除去装置（８）にて反応前液（３）より除去した固形物を、有効基質を反応槽（６）より廃水処理装置へ添加する時反応後液（４）と共に、廃水処理装置へ搬出できる。この事により、除去装置（８）の洗浄装置が不要となる。又有効基質添加装置内で固形物が発生しないので、固形物を有効基質添加装置外へ搬出して処理する事が不要となる。
【０００５】
【発明の実施形態】
次に本発明の実施形態について説明する
第Ｉ例
有効基質添加装置を、除去固形物搬出装置、と 反応槽（６）の横に別に水槽〔以後分離槽（５）と言う〕を設置した場合の実施形態を図１に示す。
廃水処理装置より反応前液（３）を反応槽（６）へ送水する。送水された反応前液（３）は、分離槽（５）内を下向流又は上向流で流れ、反応槽（６）の反応部（７）を通過する。この事により反応前液（３）は反応槽（６）の反応部（７）にて有効な基質を溶解又は培養される。尚、分離槽（５）内の反応前液（３）が上向流の場合、除去装置（８）は分離槽（５）上部のみ、又は上下部に設置する。又、分離槽（５）内の反応前液（３）が下向流の場合は、除去装置（８）は下部又は上下部に設置する。この時、分離槽（５）への流入管（１）と流出管（２）の一部を図１の如く分離槽（５）の前で同一にする。反応前液（３）は廃水処理装置より流入管（１）を経て分離槽（５）へ流入する。反応後液（４）は、除去装置（８）にて反応前液（３）より除去した固形物を混入して流出管（２）を経て廃水処理装置へ添加される。なお切替弁（９）を２個以上流入管（１）接続部へ設置することにより、反応後液（４）の廃水処理装置への注入点を変えることができる。
第２例
反応槽（６）の横に分離槽（５）を仕切り壁で設置した場合の実施形態を図２に示す。
この場合も除去装置は、第１例と同様に分離槽（５）と反応槽（６）の間の上下位置に設置する。
第３例
分離槽（５）を設置せず、分離槽（５）の替わりに除去装置（８）を直接配管ラインに設置した場合の実施形態を図３に示す。この場合は除去装置（８）は、流入管（１）と流出管（２）が同一配管部分に設置する。
【０００６】
【発明の効果】
廃水処理装置の有効基質添加装置における除去固形物搬出装置において、反応前液（３）中より除去した固形物を反応後液（４）と共に廃水処理装置に搬出できるので、除去装置（８）の洗浄装置が不要となる。又、除去装置（８）より固形物が装置外に発生しないので除去固形物の系外処理が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施形態（第Ｉ例）
【図２】 本発明の実施形態（第２例）
【図３】 本発明の実施形態（第３例）
【図４】 従来技術
【符号の説明】
（１）は流入管 （２）は流出管 （３）は反応前液 （４）は反応後液
（５）は分離槽 （６）は反応槽 （７）は反応部 （８）は除去装置
（９）は切替弁
Claims (1)
- 廃水処理装置より反応槽へ排水（反応前液）を流入させる流入菅と、反応槽より廃水処理装置へ有効基質を含んだ液（反応後液）を添加する流出管と、それぞれの配管に設置した切替弁と、切替弁と反応槽の間に除去装置を設置する事により、反応後液を反応槽より廃水処理装置へ添加する時に、除去装置内の流れ方向を反応前液を流入させる時と逆方向とする事により、除去装置で除去した反応前液中の固形物を反応後液と共に廃水処理装置へ流出させる除去固形物搬出装置を具備した有効基質添加装置
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35214899A JP4645995B2 (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 廃水処理装置の有効基質添加装置における除去固形物搬出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35214899A JP4645995B2 (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 廃水処理装置の有効基質添加装置における除去固形物搬出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001129533A JP2001129533A (ja) | 2001-05-15 |
| JP4645995B2 true JP4645995B2 (ja) | 2011-03-09 |
Family
ID=18422115
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35214899A Expired - Fee Related JP4645995B2 (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 廃水処理装置の有効基質添加装置における除去固形物搬出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4645995B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7352146B2 (ja) * | 2019-07-23 | 2023-09-28 | 住友ベークライト株式会社 | 分離器及び培養システム |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06198295A (ja) * | 1989-12-20 | 1994-07-19 | Ebara Infilco Co Ltd | 有機性汚水の生物処理方法 |
| JPH07204678A (ja) * | 1994-01-20 | 1995-08-08 | Kankyo Eng Kk | 排水の高度処理方法及び処理装置 |
-
1999
- 1999-11-05 JP JP35214899A patent/JP4645995B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06198295A (ja) * | 1989-12-20 | 1994-07-19 | Ebara Infilco Co Ltd | 有機性汚水の生物処理方法 |
| JPH07204678A (ja) * | 1994-01-20 | 1995-08-08 | Kankyo Eng Kk | 排水の高度処理方法及び処理装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001129533A (ja) | 2001-05-15 |
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