JP4643349B2 - 机の脚構造 - Google Patents

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Description

本発明は、脚体の上端部に、複数の横杆の一端部を、互いに所要の角度をなすようにして連結し、上記脚体または横杆上に天板を載置して固定してなる机の脚構造に関する。
従来の机の脚構造には、脚体の上端部に、1対の横杆(天板支持枠体、天板支持杆、支持枠体)の端部を、それらの挾角を変更可能として連結し、上記脚体または横杆上に天板を載置して固定するようにしたものがある(例えば特許文献1〜3参照)。
このような構造とすると、コーナー部の角度を直角以外の角度とした特殊な形状の天板を有する机にも、方形の一般的な形状の天板を支持する脚構造と同一の脚構造を用いることができる。
特開2004−159694号公報 特開2001−132713号公報 特開平7−110019号公報
しかし、特許文献1に記載されているものにおいては、1対の横杆(天板支持枠体)の相互の角度を変更する場合に、各横杆を脚体に締着しているボルトを緩めた後、位置決めピンを、各横杆に設けた位置決め孔から抜き出し、次いで横杆を、上記ボルトを中心とする所望の向きに回動した後、上記位置決めピンを、上記のものとは異なる別の位置決め孔に挿入しなければならず、それらの作業が煩雑である。
特許文献2に記載されているものにおいては、1対の横杆(天板支持杆)の相互の角度を変更する場合に、各横杆を、脚体に設けた天板受け座のフランジ部から完全に離脱させた後、フランジ部の別の位置に、固定ボルトをもって締着し直さなければならず、やはりそれらの作業が煩雑である。
特許文献3に記載されているものにおいては、1対の横杆(支持枠体)を、脚体から完全に離脱させることなく、相互の角度を変更することができるが、各横杆を天板に固定するまでの相互の位置決めが不安定で、不意に角度が変動するおそれがある。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、いずれかの横杆を、脚体に、他の横杆に対する所望の取付角度で、しかも脚体から完全に離脱させることなく、簡単に取付角度変更可能として、強固に結合できるようにした机の脚構造を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)脚体の上端部に、複数の横杆の一端部を、互いに所望の角度をなすようにして連結し、前記脚体または横杆上に天板を載置して固定してなる机の脚構造において、いずれかの横杆の一端部上面を、一部が脚体の上端に所要の寸法だけ上下動可能として装着された蓋板の他部で覆い、前記蓋板と横杆の一端部とを、上下に重ね合わせて、脚体の上端に取付ねじをもって固定するとともに、前記横杆の一端部上面または下面と、それに対向する蓋板の下面または脚体の上面とのいずれか一方に、高さを前記蓋板の上下動可能範囲より小とした凸部を設け、かつ同じく他方に、前記横杆を取付ねじを中心とする複数の向きに向けたときに、前記凸部と係合するようにした凹部を設け、上記蓋板の一部に、上部を大径孔、かつ下部を小径孔とした上下方向を向く段付き孔を設け、この段付き孔における小径孔に、段付きねじにおける前記小径孔より長い中間軸部を嵌合し、前記大径孔に、前記段付きねじにおける中間軸部の上端に連設した前記小径孔より大径の拡径頭部を嵌合し、かつ前記段付きねじにおける中間軸部の下端に連設した雄ねじ部を、脚体の上端に螺着することにより、蓋板を脚体の上端に所要の寸法だけ上下動可能として装着する。
() 脚体の上端部に、複数の横杆の一端部を、互いに所望の角度をなすようにして連結し、前記脚体または横杆上に天板を載置して固定してなる机の脚構造において、いずれかの横杆の一端部上面を、一部が脚体の上端に所要の寸法だけ上下動可能として装着された蓋板の他部で覆い、前記蓋板と横杆の一端部とを、上下に重ね合わせて、脚体の上端に取付ねじをもって固定するとともに、前記横杆の一端部上面または下面と、それに対向する蓋板の下面または脚体の上面とのいずれか一方に、高さを前記蓋板の上下動可能範囲より小とした凸部を設け、かつ同じく他方に、前記横杆を取付ねじを中心とする複数の向きに向けたときに、前記凸部と係合するようにした凹部を設け、1対の前記横杆のそれぞれの一端部を、脚体の上端に横方向に並べて配設するとともに、それらの上方を、単一の蓋板の局部でそれぞれ覆い、かつ互いに平行をなす1対の取付ねじをもって、同一の構成で、脚体と蓋板との間に挟んで連結する。
)上記(1)または(2)項において、横杆の一端部上面または下面と、それに対向する蓋板の下面または脚体の上面とのいずれか一方に、高さを蓋板の上下動可能範囲より大とした、取付ねじと同芯の筒体を突設し、かつ他方に、前記筒体が嵌合する凹孔を設ける。
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、凸部および凹部を、取付ねじを中心とする円周方向に等間隔の複数の放射状をなす凸条および凹条とする。
)上記(1)〜()項のいずれかにおいて、横杆と、脚体または蓋板との対向部分に、脚体に対する横杆の取付角度を示す目盛りを付設する。
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
(1) 請求項1および2のそれぞれに記載されている各発明によると、蓋板は、その一部が所要の寸法だけ上下動可能として脚体の上端に装着され、かつ他部がいずれかの横杆の一端部とともに、取付ねじをもって脚体の上端に固定されているので、取付ねじの側方への傾倒が蓋板により阻止され、横杆は脚体の上端に強固に結合される。
横杆の取付角度を変更する際には、取付ねじを、蓋板が凸部の高さ分だけ上昇しうる程度に緩めた後、蓋板または蓋板と横杆とを、凸部の高さ分だけ持ち上げて、凸部と凹部との係合を外し、その状態で横杆を所望の角度まで回動させた後、蓋板または蓋板と横杆とを、下降させつつ、凸部を別の凹部と係合させ、その後上記取付ねじを再度締め付ければよい。
したがって、横杆を脚体から完全に離脱させることなく、また蓋板の一部を脚体に直接締め付けたり緩めたりすることなく、横杆の取付角度を簡単に変更することができる。
特に、凸部と凹部とを、蓋板の下面と横杆の上面との対向部分に設けた場合は、蓋板のみを上下動させるだけで、横杆を上下動させることなく回動させことができ、その分だけ、作業がさらに楽になる。
また、いずれかの横杆を、凸部と凹部との数に応じた段階的ではあるが、他の横杆に対する所望の取付角度で、脚体に強固に結合することができる。
なお、凸部に係合する凹部の数を増大させることにより、横杆を取付ける角度ピッチを細かくして、横杆の取付可能角度を無段階に近づけることができる。
また、請求項1記載の発明によると、段付き孔と段付きねじとの組み合わせからなる簡単な構造で、蓋板を脚体の上端に所要の寸法だけ上下動可能として装着することができる。
() 請求項記載の発明によると、単一の蓋板により、1対の横杆のそれぞれの一端部の上面を覆うことができるので、効率がよく、また体裁もよい。しかも、蓋板を2点で脚体に固着するとともに、もう1点で水平方向の移動を規制して、1対の横杆を支持するので、各横杆を固定する取付ねじの側方への傾倒を強力に阻止することができ、両横杆の支持強度を高めることができる。
しかも、いずれかの横杆の角度を変更する場合に、蓋板における上記2点の2本の取付ねじを緩めるだけでよく、蓋板のもう1点の脚体への装着部分は何ら操作する必要がないので、作業性がよい。
() 請求項記載の発明によると、横杆の回動が、筒体の外周面と凹孔の内面との摺動により案内され、横杆は、回転中心がずれることなく、円滑に回動することができる。
(4) 請求項4記載の発明によると、凸条および凹条の取付ねじを中心とする円周方向のピッチ毎に、横杆の取付角度を変更することができ、このピッチを細かくすることにより、横杆の取付可能角度を無段階に近づけることができる。
() 請求項記載の発明によると、横杆と、脚体または蓋板との対向部分に、脚体に対する横杆の取付角度を示す目盛りを付設してあるので、この目盛りを参考にして、横杆を、所望の取付角度に迅速に固定することができる。
本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を備え、かつコーナー角度を90度としたコーナー用机(A)の分解斜視図、図2は、同じくコーナー角度を120度としたコーナー用机(B)の分解斜視図である。
図1に示す机(A)も、図2に示す机(B)も、ともに天板(a)(b)の形状が異なるだけで、他の構成部材は全く同一である。
すなわち、両机(A)(B)とも、中央に配設したコーナー用の脚体(1)の後部上端と、その両側方に配設した側面視前向きコ字状をなす左右1対の側脚(2)(2)の後部上端とを、水平の横杆(3)(3)をもって互いに連結し、それらの上に天板を載置して固定したものよりなっている。
机(A)においては、左右の横杆(3)(3)が、脚体(1)上において互いに90度をなすようにして、また机(B)においては、左右の横杆(3)(3)が、脚体(1)上において互いに120度をなすようにして、それぞれ脚体(1)に固着されている。
次に、図3〜図10を参照して、机のコーナー部の脚構造について詳細に説明する。なお、以下の説明では、左右の横杆(3)(3)のなす角度を90度とし、それ以外の角度とする場合については、必要に応じて図面に想像線をもって示すこととする。
図3〜図5に示すように、脚体(1)は、前後方向に長い中空角管状に形成され、下端に、高さ調節用のアジャスタ(4)を備えている。
脚体(1)の前端面には、平面視T字状をなす配線仕分け用の配線ガイド(5)が、上下方向のほぼ全長に亘って中央に設けられとともに、縦長の係合孔(6)が上下左右の4隅に設けられている。
脚体(1)の前端部には、後方に向かって開口する平面視後向コ字状をなす配線カバー(7)が、その後端4隅に設けた下向き係合片(8)を上記係合孔(6)に係止することにより、配線ガイド(5)を包み込むようにして装着されている。
配線カバー(7)は、脚体(1)より若干長く形成し、配線カバー(7)の上端部が脚体(1)の上端より上方に若干突出するようにしてある。
この配線カバー(7)と配線ガイド(5)とにより、縦配線空間(9)が形成されている。
脚体(1)の上端の前半部には、有底の差し込み孔(10)が設けられている。
脚体(1)の上端には、左右の横杆(3)(3)と連結するためのジョイント支基(11)が設けられている。
ジョイント支基(11)は、基部(12)と、その下端に設けられた下方を向く差し込み部(13)と、基部(12)の後下部より両側方に水平に突出する横杆受片(14)(14)と、基部(12)の前部上端より前方に向かって平面視直角三角形をなして水平に張り出し、天板(a)または(b)の下面に固着される天板支持部(15)とを備えている。
ジョイント支基(11)は、図4および図7に示すように、その差し込み部(13)を脚体(1)の差し込み孔(10)に嵌合し、かつ前後2本のボルト(16)(16)をもって、脚体(1)の上端に強固に固着されている。
図10に示すように、ジョイント支基(11)における天板支持部(15)の下面とそれに連なる基部(12)の前面とには、互いに平行をなして離間する1対の下向きガイド片(17)(17)と横向きガイド片(18)(18)とが設けられており、これらによって、天板支持部(15)の下面に沿う横配線通路(19)と、それに連通する縦配線通路(20)とが形成されている。
横向きガイド片(18)(18)の下端部は、脚体(1)の前端部に装着した、縦配線空間(9)を覆う配線カバー(7)の上端開口部内に嵌合され、縦配線通路(20)の下部は、配線カバー(7)の上端部により覆われている。
1対の下向きガイド片(17)(17)の前部下端縁には、互いに内方を向く配線受片(21)(21)が設けられ、これらによって、横配線通路(19)を通る配線(22)が落下しないようにしてある。
また、1対の下向きガイド片(17)(17)が設けられた天板支持部(15)の前縁中央部には、配線(22)を上方に引き出し可能とするための切欠き(23)が設けられている。
図3、図8および図9に示すように、ジョイント支基(11)における各横杆受片(14)の上面中央には、筒体(24)が上向きに突設されており、この筒体(24)の上面中央には、ねじ孔(25)が設けられている。
この例では、筒体(24)は、上方に向かって漸次縮径するテーパ状としてあるが、直円筒状とすることもある。
各横杆(3)は、角管(26)の各端部に、エンド部材(27)の差し込み部(28)を嵌合して、2個の固定ねじ(29)(29)をもって固着したものよりなっている。
エンド部材(27)の下面には、筒体(24)と補形をなす凹孔(30)が、エンド部材(27)の上面には、凹孔(30)と上下対称形をなす凹孔(31)が、またエンド部材(27)の中間部には、上下の凹孔(31)(30)を同心をなして連通し、かつそれらより小径のねじ挿通孔(32)が設けられている。
エンド部材(27)の上面における凹孔(31)の外周には、凹孔(31)を中心とする複数の放射状の凸条(凸部)(33)と凹条(凹部)(34)とを交互に、かつ円周方向に等間隔に設けた冠歯車状の凹凸部(35)が設けられている。
ジョイント支基(11)の基部(12)の上面には、平面視直角三角形をなす蓋板(36)が、直角の角部が前方中央に位置し、かつ他の角部で、ジョイント支基(11)に連結される左右の横杆(3)(3)のエンド部材(27)(27)を覆うように装着されている。
図7に示すように、蓋板(36)のほぼ中央には、上部を大径孔(37a)、かつ下部を小径孔(37b)とした上下方向を向く段付き孔(37)が設けられており、この段付き孔(37)における小径孔(37b)に、段付きねじ(38)における小径孔(37b)より長い中間軸部(38a)を嵌合し、大径孔(37a)に、段付きねじ(38)における中間軸部(38a)の上端に連設した、上記小径孔(37b)より大径の拡径頭部(38b)を嵌合し、かつ段付きねじ(38)における中間軸部(38a)の下端に連設した雄ねじ部(38c)を、ジョイント支基(11)の基部(12)の上面に螺着することにより、蓋板(36)は、大径孔(37a)の底面と拡径頭部(38b)の下面との間に形成される隙間(s)分だけ上下動可能として、基部(12)の上端に装着されている。
中間軸部(38a)の長さは、小径孔(37b)の長さと凹凸部(35)の凸条(33)の高さまたは凹条(34)の深さとの和より大で、小径孔(37b)の長さと凹孔(31)の深さとの和より小としてあるので、蓋板(36)の上下動可能範囲、すなわち隙間(s)は、凸条(33)の高さまたは凹条(34)の深さより大で、凹孔(31)の深さより小となっている。
図8および図9に示すように、蓋板(36)における後部両側の角部の下面には、凹孔(31)と補形をなす筒体(39)が下向きに突設されており、この筒体(39)の中央には、蓋板(36)の上面に開口する上端部に拡径段孔(40a)を有するねじ挿通孔(40)が設けられている。
また、蓋板(36)の下面における各筒体(39)の外周には、筒体(39)を中心とする冠歯車状の凹凸部(41)が設けられている。この凹凸部(41)は、上記凹凸部(35)と同一または対をなすもので、筒体(39)を中心とする複数の放射状の凸条(42)と凹条(43)とを交互に、かつ円周方向に等間隔に設けたものよりなり、各凸条(42)が凹凸部(35)の凹条(34)に、各凹条(43)に凹凸部(35)の凸条(33)がそれぞれ嵌合しうるようになっている。
各凸条(33)(42)の断面形状は山形、凹条(34)(43)の断面形状はV溝状としてある。
各横杆(3)は、下面の凹孔(30)を筒体(24)に上方より嵌合して、エンド部材(27)を、所望の方向に向けてジョイント支基(11)の横杆受片(14)上に載置し、かつエンド部材(27)の上方を覆う蓋板(36)の下面に設けた筒体(39)を、凹孔(31)に嵌合するとともに、蓋板(36)側の凹凸部(41)をエンド部材(27)の上面の凹凸部(35)に係合させ、上下方向を向く取付ねじ(44)を、その上端の拡径頭部(44a)を拡径段孔(40a)に嵌合するとともに、拡径頭部(44a)より下方に連設された軸部(44b)を、蓋板(36)のねじ挿通孔(40)、およびエンド部材(27)のねじ挿通孔(32)に順次挿通させ、かつ軸部(44b)の下端部に設けた雄ねじ部(44c)を、ジョイント支基(11)のねじ孔(25)に螺合して、締め付けることにより、取付ねじ(44)が側方に傾倒することなく、強固にジョイント支基(11)に連結されている。
ジョイント支基(11)に対して、各横杆(3)の取付角度を変更したい場合は、蓋板(36)が隙間(s)分だけ上方に移動しうる範囲まで、両取付ねじ(44)(44)を緩め、各横杆(3)を、取付ねじ(44)を中心として、所望の角度まで回動させる。
この横杆(3)の回動により、互いに係合している凹凸部(35)(41)の山形とした各凸条(33)(42)は、V溝状の凹条(34)(43)の傾斜面に沿って摺動し、蓋板(36)は、凸条(33)(42)の1ピッチ分だけ横杆(3)が回動する毎に、凸条(33)(42)の高さ分だけ上下動させられる。
したがって、蓋板(36)を予め持ち上げておくことなく、各横杆(3)を、横杆受片(14)の上面に沿って円滑に回動させることができる。
凸条(33)(42)のピッチおよびその数は、ジョイント支基(11)に対する各横杆(3)の取付希望角度、例えば45°、60°、70°、90°等に基づいて、5°または10°ピッチ、および72個または36個と定めておくのがよい。
なお、凸条(33)(42)に係合する凹条(34)(43)の数を増やすことにより、横杆(3)を取付ける角度ピッチを細かくして、横杆(3)の取付可能角度を無段階に近づけることができる。
また、図6に示すように、横杆(3)と、蓋板(36)(またはジョイント支基(11)もしくは脚体(1))との対向部分に、脚体(1)に対する横杆(3)の取付角度を示す目盛り(45)を付設しておくと、この目盛り(45)を参考にして、横杆(3)を、所望の取付角度に迅速に固定することができる。
各横杆(3)を、ジョイント支基(11)に対して所望の角度位置まで回動させた後、両取付ねじ(44)(44)を締め直せば、蓋板(36)や取付ねじ(44)、さらには横杆(3)自体を完全に外すことなく、各横杆(3)の取付角度を簡単に変更することができる。
また、エンド部材(27)の上面および下面と、それに対向する蓋板(36)の下面およびジョイント支基(11)の上面との間に、高さを蓋板(36)の上下動可能範囲より大とした筒体(39)(24)とそれに嵌合する凹孔(31)(30)とを設けたので、横杆(3)の回動が、筒体(39)(24)の外周面と凹孔(31)(30)の内面との摺動により案内され、横杆(3)は、回転中心がずれることなく、円滑に回動することができる。
図11は、本発明の第2の実施形態を示す。なお、第1の実施形態におけるのと同一の部材には、同一の符号を付して図示するに止め、それらについての説明は省略する。
この例では、凹凸部(35)(41)を、横杆(3)と蓋板(36)との対向面に設けずに、横杆(3)におけるエンド部材(27)の下面と、それに対向するジョイント支基(11)における横杆受片(14)の上面との間における凹孔(30)および筒体(24)のまわりに設けてある。
このような構成とすると、横杆(3)を、ジョイント支基(11)に対して取付角度変更する際に、横杆(3)自体を、蓋板(36)とともに、凹凸部(35)(41)における凸条(33)(42)の高さ分だけ持ち上げつつ回動させる必要があることを除いては、第1の実施形態におけるのと同様の作用及び効果を奏することができる。
以上、本発明の2つの実施形態について説明したが、本発明は、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で、上記以外の形態での実施が可能である。
例えば、次のような変形が可能である。
(1)複数の横杆(3)のうち、1個のみを、上記と同様の構成をもってジョイント支基(11)に取付角度変更可能として連結し、他のものを、他の構成をもってジョイント支基(11)に取付角度変更可能として連結するか、または固着する。
(2)横杆(3)上に天板(a)または(b)を固定する。
(3)テーパー状とした筒体(24)または(39)の外周面と、それに対向する凹孔(30)または(31)の内面とのいずれか一方に複数の放射状の凸条を、また他方に凸条が嵌合しうる凹条を設ける。
(4)横杆(3)の一端部上面または下面と、それに対向する蓋板(36)の下面または脚体(1)の上面とのいずれか一方に、高さを蓋板(36)の上下動可能範囲より小とした凸部を設け、かつ他方に、横杆(3)を取付ねじ(44)を中心とする複数の向きに向けたときに、上記凸部と係合するようにした凹部を設ける。
この凸部を半球状の突起とし、かつ凹部を半球状のへこみとする。
本発明の第1の実施形態を備え、かつコーナー角度を90度としたコーナー用机の分解斜視図である。 同じく、コーナー角度を120度としたコーナー用机の分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態の分解斜視図である。 同じく、一部を組み付けた状態の分解斜視図である。 同じく、正面図である。 同じく、平面図である。 図6のVII−VII線に沿う拡大縦断側面図である。 図6のVIII−VIII線に沿う拡大縦断面図である。 図8の一部を分解して示す縦断面図である。 斜め前下方から見た斜視図である。 本発明の第2の実施形態における図8と同様の部分の縦断面図である。
(A)(B)机
(a)(b)天板
(s)間隙
(1)脚体
(2)側脚
(3)横杆
(4)アジャスタ
(5)配線ガイド
(6)係合孔
(7)配線カバー
(8)下向き係合片
(9)縦配線空間
(10)差し込み孔
(11)ジョイント支基
(12)基部
(13)差し込み部
(14)横杆受片
(15)天板支持部
(16)ボルト
(17)下向きガイド片
(18)横向きガイド片
(19)横配線通路
(20)縦配線通路
(21)配線受片
(22)配線
(23)切欠き
(24)筒体
(25)ねじ孔
(26)角管
(27)エンド部材
(28)差し込み部
(29)固定ねじ
(30)(31)凹孔
(32)ねじ挿通孔
(33)凸条(凸部)
(34)凹条(凹部)
(35)凹凸部
(36)蓋板
(37)段付き孔
(37a)大径孔
(37b)小径孔
(38)段付きねじ
(38a)中間軸部
(38b)拡径頭部
(38c)雄ねじ部
(39)筒体
(40)ねじ挿通孔
(40a)拡径段孔
(41)凹凸部
(42)凸条(凸部)
(43)凹条(凹部)
(44)取付ねじ
(44a)拡径頭部
(44b)軸部
(44c)雄ねじ部
(45)目盛り

Claims (5)

  1. 脚体の上端部に、複数の横杆の一端部を、互いに所望の角度をなすようにして連結し、前記脚体または横杆上に天板を載置して固定してなる机の脚構造において、
    いずれかの横杆の一端部上面を、一部が脚体の上端に所要の寸法だけ上下動可能として装着された蓋板の他部で覆い、前記蓋板と横杆の一端部とを、上下に重ね合わせて、脚体の上端に取付ねじをもって固定するとともに、前記横杆の一端部上面または下面と、それに対向する蓋板の下面または脚体の上面とのいずれか一方に、高さを前記蓋板の上下動可能範囲より小とした凸部を設け、かつ同じく他方に、前記横杆を取付ねじを中心とする複数の向きに向けたときに、前記凸部と係合するようにした凹部を設け、前記蓋板の一部に、上部を大径孔、かつ下部を小径孔とした上下方向を向く段付き孔を設け、この段付き孔における小径孔に、段付きねじにおける前記小径孔より長い中間軸部を嵌合し、前記大径孔に、前記段付きねじにおける中間軸部の上端に連設した前記小径孔より大径の拡径頭部を嵌合し、かつ前記段付きねじにおける中間軸部の下端に連設した雄ねじ部を、脚体の上端に螺着することにより、蓋板を脚体の上端に所要の寸法だけ上下動可能として装着したことを特徴とする机の脚構造。
  2. 脚体の上端部に、複数の横杆の一端部を、互いに所望の角度をなすようにして連結し、前記脚体または横杆上に天板を載置して固定してなる机の脚構造において、
    いずれかの横杆の一端部上面を、一部が脚体の上端に所要の寸法だけ上下動可能として装着された蓋板の他部で覆い、前記蓋板と横杆の一端部とを、上下に重ね合わせて、脚体の上端に取付ねじをもって固定するとともに、前記横杆の一端部上面または下面と、それに対向する蓋板の下面または脚体の上面とのいずれか一方に、高さを前記蓋板の上下動可能範囲より小とした凸部を設け、かつ同じく他方に、前記横杆を取付ねじを中心とする複数の向きに向けたときに、前記凸部と係合するようにした凹部を設け、1対の前記横杆のそれぞれの一端部を、脚体の上端に横方向に並べて配設するとともに、それらの上方を、単一の蓋板の局部でそれぞれ覆い、かつ互いに平行をなす1対の取付ねじをもって、同一の構成で、脚体と蓋板との間に挟んで連結したことを特徴とする机の脚構造。
  3. 横杆の一端部上面または下面と、それに対向する蓋板の下面または脚体の上面とのいずれか一方に、高さを蓋板の上下動可能範囲より大とした、取付ねじと同芯の筒体を突設し、かつ他方に、前記筒体が嵌合する凹孔を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の机の脚構造。
  4. 凸部および凹部を、取付ねじを中心とする円周方向に等間隔の複数の放射状をなす凸条および凹条としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の机の脚構造。
  5. 横杆と、脚体または蓋板との対向部分に、脚体に対する横杆の取付角度を示す目盛りを付設したことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の机の脚構造。
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