JP4589796B2 - 机の脚構造 - Google Patents

机の脚構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4589796B2
JP4589796B2 JP2005124564A JP2005124564A JP4589796B2 JP 4589796 B2 JP4589796 B2 JP 4589796B2 JP 2005124564 A JP2005124564 A JP 2005124564A JP 2005124564 A JP2005124564 A JP 2005124564A JP 4589796 B2 JP4589796 B2 JP 4589796B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leg
recumbent
desk
cover plate
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005124564A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006296820A (ja
Inventor
寿人 藤田
博一 北川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okamura Corp filed Critical Okamura Corp
Priority to JP2005124564A priority Critical patent/JP4589796B2/ja
Publication of JP2006296820A publication Critical patent/JP2006296820A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4589796B2 publication Critical patent/JP4589796B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)

Description

本発明は、脚体の上端部に、複数の横杆の一端部を、互いに所要の角度をなすようにして連結し、上記脚体または横杆上に天板を載置して固定してなる机の脚構造に関する。
従来の机の脚構造には、脚体の上端部に、1対の横杆(天板支持枠体、天板支持杆、支持枠体)の端部を、それらの挾角を変更可能として連結し、上記脚体または横杆上に天板を載置して固定するようにしたものがある(例えば特許文献1〜3参照)。
このような構造とすると、コーナー部の角度を直角以外の角度とした特殊な形状の天板を有する机にも、方形の一般的な形状の天板を支持する脚構造と同一の脚構造を用いることができる。
特開2004−159694号公報 特開2001−132713号公報 特開平7−110019号公報
しかし、特許文献1に記載されているものにおいては、1対の横杆(天板支持枠体)の相互の角度を変更する場合に、各横杆を脚体に締着しているボルトを緩めた後、位置決めピンを、各横杆に設けた位置決め孔から抜き出し、次いで横杆を、上記ボルトを中心とする所望の向きに回動した後、上記位置決めピンを、上記のものとは異なる別の位置決め孔に挿入しなければならず、それらの作業が煩雑である。
特許文献2に記載されているものにおいては、1対の横杆(天板支持杆)の相互の角度を変更する場合に、各横杆を、脚体に設けた天板受け座のフランジ部から完全に離脱させた後、フランジ部の別の位置に、固定ボルトをもって締着し直さなければならず、やはりそれらの作業が煩雑である。
特許文献3に記載されているものにおいては、1対の横杆(支持枠体)を、脚体から完全に離脱させることなく、相互の角度を変更することができるが、各横杆を天板に固定するまでの相互の位置決めが不安定で、不意に角度が変動するおそれがある。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、いずれかの横杆を、脚体に、他の横杆に対する所望の取付角度で、しかも脚体から完全に離脱させることなく、簡単に取付角度変更可能として、強固に結合できるようにした机の脚構造を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)脚体の上端部に、複数の横杆の一端部を、互いに所望の角度をなすようにして連結し、前記脚体または横杆上に天板を載置して固定してなる机の脚構造において、いずれかの横杆の一端部を、脚体の上端に取付ねじをもって固定するとともに、前記横杆の一端部下面と、それに対向する脚体の上端面とのいずれか一方に、前記取付ねじを中心とする複数の放射状の凸条を円周方向に等間隔に設け、かつ同じく他方に、前記凸条が係合する複数の放射状の凹条を、円周方向に等間隔で設ける。
(2)上記(1)項において、いずれかの横杆の一端部上面を、一部が脚体の上端に装着された蓋板の他部で覆い、かつこの蓋板と横杆の一端部とを、上下に重ね合わせて、脚体の上端に取付ねじをもって固定する。
(3)脚体の上端部に、複数の横杆の一端部を、互いに所望の角度をなすようにして連結し、前記脚体または横杆上に天板を載置して固定してなる机の脚構造において、いずれかの横杆の一端部上面を、一部が脚体の上端に装着された蓋板の他部で覆い、前記蓋板と横杆の一端部とを、上下に重ね合わせて、脚体の上端に取付ねじをもって固定するとともに、前記横杆の一端部上面と、それに対向する蓋板の下面とのいずれか一方に、前記取付ねじを中心とする複数の放射状の凸条を円周方向に等間隔に設け、かつ同じく他方に、前記凸条が係合する複数の放射状の凹条を、円周方向に等間隔で設ける。
(4)上記(2)または(3)項において、いずれかの横杆の一端部上面と、それに対向する蓋板の下面とのいずれか一方に、取付ねじと同芯の筒体を突設し、かつ同じく他方に、前記筒体が嵌合しうる凹孔を設ける。
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、いずれかの横杆の一端部下面と、それに対向する脚体の上端面とのいずれか一方に、取付ねじと同芯の筒体を突設し、かつ同じく他方に、前記筒体が嵌合する凹孔を設ける。
(6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、1対の横杆のそれぞれの一端部を、脚体の上端に、互いに平行をなす1対の取付ねじをもって、横方向に並べて連結する。
(7)上記(6)項において、一部が脚体の上端部に装着された単一の蓋板により、1対の横杆のそれぞれの一端部の上面を覆い、かつこの蓋板と各横杆の一端部とを、上下に重ね合わせて、脚体の上端に互いに平行をなす1対の取付ねじをもって、それぞれ固定する。
(8)上記(1)〜(7)項のいずれかにおいて、横杆と、脚体または蓋板との対向部分に、脚体に対する横杆の取付角度を示す目盛りを付設する。
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
(1) 請求項1記載の発明によると、いずれかの横杆を、他の横杆に対して所望の角度をなす方向に向け、そのときに対向または近接する凸条と凹条とを互いに係合させて、脚体の上端に当接し、かつ取付ねじをもって脚体に締着することにより、いずれかの横杆を、段階的ではあるが他の横杆に対する所望の取付角度をもって、脚体に強固に結合することができる。
また、取付ねじを所要量緩めて、凸条または凹条が設けられた横杆を、凸条の高さ分だけ上昇させた後、取付ねじを中心として所望の角度まで回動させ、次いで上記凸条を最も近い凹条に係合させつつ、上記横杆を下降させ、その後上記取付ねじを再度締め付けることにより、いずれかの横杆を、脚体から完全に離脱させることなく、簡単に取付角度を変更することができる。
なお、凸条に係合する凹条の数を増やすことにより、横杆を取付ける角度ピッチを細かくして、横杆の取付可能角度を無段階に近づけることができる。
(2) 請求項2記載の発明によると、一部を脚体の上端部に止着した蓋板と横杆の一端部とを、上下に重ね合わせて、脚体の上端に取付ねじをもって固定してあるので、取付ねじの側方への傾倒を、蓋板により阻止することができ、横杆の支持強度を高めることができる。
(3) 請求項3記載の発明によると、上述の請求項1および2の効果とほぼ同様の効果を奏することができるほかに、次のような特有の効果をも奏することもできる。
すなわち、請求項1の構成では、横杆の取付角度を変更する際に、横杆を、凸条の高さ分だけ上方に持ち上げた状態で、取付ねじを中心として所望の角度まで回動させ、次いで凸条を最も近い凹条に係合させつつ、横杆を下降させなければならないが、請求項3記載の発明によると、蓋板を凸条の高さ分だけ上方に持ち上げるだけで、横杆は上昇させることなく、下面が脚体の上端面に当接したままの状態で、取付ねじを中心として所望の角度まで回動させることができ、次いで上記凸条を最も近い凹条に係合させつつ、蓋板を下降させ、その後上記取付ねじを再度締め付けるだけで、横杆を、脚体から完全に離脱させることなく、簡単に取付角度を変更することができる。
したがって、横杆を上下動させる必要がない分だけ、作業が楽になる。
(4) 請求項4記載の発明によると、横杆の一端部上面と、それに対向する蓋板の下面とのいずれか一方に突設した筒体を、他方に設けた凹孔に嵌合してあるので、横杆の回動が、筒体の外周面と凹孔の内面との摺動により案内され、横杆は、回転中心がずれることなく、円滑に回動することができる。
(5) 請求項5記載の発明によると、横杆の一端部下面と、それに対向する脚体の上端面とのいずれか一方に突設した筒体を、他方に設けた凹孔に嵌合してあるので、横杆の回動が、筒体の外周面と凹孔の内面との摺動により案内され、横杆は、回転中心がずれることなく、円滑に回動することができる。
また請求項5記載の発明と、上述の請求項4記載の発明とを、ともに適用したときは、横杆は、上下2箇所で筒体と凹孔との嵌合により案内され、より円滑に回動できるようになる。
(6) 請求項6記載の発明によると、1対の横杆のそれぞれを、互いに独立して角度調節することができ、使い勝手がよい。
(7) 請求項7記載の発明によると、単一の蓋板により、1対の横杆のそれぞれの一端部の上面を覆うことができるので、効率がよく、また体裁もよい。しかも、蓋板を3点で脚体に止着するとともに、その内の2点で、1対の横杆を支持するので、各横杆を固定する取付ねじの側方への傾倒を強力に阻止することができ、両横杆の支持強度を高めることができる。
(8) 請求項8記載の発明によると、横杆と、脚体または蓋板との対向部分に、脚体に対する横杆の取付角度を示す目盛りを付設してあるので、この目盛りを参考にして、横杆を、所望の取付角度に迅速に固定することができる。
本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を備え、かつコーナー角度を90度としたコーナー用机(A)の分解斜視図、図2は、同じくコーナー角度を120度としたコーナー用机(B)の分解斜視図である。
図1に示す机(A)も、図2に示す机(B)も、ともに天板(a)(b)の形状が異なるだけで、他の構成部材は全く同一である。
すなわち、両机(A)(B)とも、中央に配設したコーナー用の脚体(1)の後部上端と、その両側方に配設した側面視前向きコ字状をなす左右1対の側脚(2)(2)の後部上端とを、水平の横杆(3)(3)をもって互いに連結し、それらの上に天板を載置して固定したものよりなっている。
机(A)においては、左右の横杆(3)(3)が、脚体(1)上において互いに90度をなすようにして、また机(B)においては、左右の横杆(3)(3)が、脚体(1)上において互いに120度をなすようにして、それぞれ脚体(1)に固着されている。
次に、図3〜図10を参照して、机のコーナー部の脚構造について詳細に説明する。なお、以下の説明では、左右の横杆(3)(3)のなす角度を90度とし、それ以外の角度とする場合については、必要に応じて図面に想像線をもって示すこととする。
図3〜図5に示すように、脚体(1)は、前後方向に長い中空角管状に形成され、下端に、高さ調節用のアジャスタ(4)を備えている。
脚体(1)の前端面には、平面視T字状をなす配線仕分け用の配線ガイド(5)が、上下方向のほぼ全長に亘って中央に設けられとともに、縦長の係合孔(6)が上下左右の4隅に設けられている。
脚体(1)の前端部には、後方に向かって開口する平面視後向コ字状をなす配線カバー(7)が、その後端4隅に設けた下向き係合片(8)を上記係合孔(6)に係止することにより、配線ガイド(5)を包み込むようにして装着されている。
配線カバー(7)は、脚体(1)より若干長く形成し、配線カバー(7)の上端部が脚体(1)の上端より上方に若干突出するようにしてある。
この配線カバー(7)と配線ガイド(5)とにより、縦配線空間(9)が形成されている。
脚体(1)の上端の前半部には、有底の差し込み孔(10)が設けられている。
脚体(1)の上端には、左右の横杆(3)(3)と連結するためのジョイント支基(11)が設けられている。
ジョイント支基(11)は、基部(12)と、その下端に設けられた下方を向く差し込み部(13)と、基部(12)の後下部より両側方に水平に突出する横杆受片(14)(14)と、基部(12)の前部上端より前方に向かって平面視直角三角形をなして水平に張り出し、天板(a)または(b)の下面に固着される天板支持部(15)とを備えている。
ジョイント支基(11)は、図4および図7に示すように、その差し込み部(13)を脚体(1)の差し込み孔(10)に嵌合し、かつ前後2本のボルト(16)(16)をもって、脚体(1)の上端に強固に固着されている。
図10に示すように、ジョイント支基(11)における天板支持部(15)の下面とそれに連なる基部(12)の前面とには、互いに平行をなして離間する1対の下向きガイド片(17)(17)と横向きガイド片(18)(18)とが設けられており、これらによって、天板支持部(15)の下面に沿う横配線通路(19)と、それに連通する縦配線通路(20)とが形成されている。
横向きガイド片(18)(18)の下端部は、脚体(1)の前端部に装着した、縦配線空間(9)を覆う配線カバー(7)の上端開口部内に嵌合され、縦配線通路(20)の下部は、配線カバー(7)の上端部により覆われている。
1対の下向きガイド片(17)(17)の前部下端縁には、互いに内方を向く配線受片(21)(21)が設けられ、これらによって、横配線通路(19)を通る配線(22)が落下しないようにしてある。
また、1対の下向きガイド片(17)(17)が設けられた天板支持部(15)の前縁中央部には、配線(22)を上方に引き出し可能とするための切欠き(23)が設けられている。
図3、図8および図9に示すように、ジョイント支基(11)における各横杆受片(14)の上面中央には、筒体(24)が上向きに突設されており、この筒体(24)の上面中央には、ねじ孔(25)が設けられている。
この例では、筒体(24)は、上方に向かって漸次縮径するテーパ状としてあるが、直円筒状とすることもある。
各横杆(3)は、角管(26)の各端部に、エンド部材(27)の差し込み部(28)を嵌合して、2個の固定ねじ(29)(29)をもって固着したものよりなっている。
エンド部材(27)の下面には、筒体(24)と補形をなす凹孔(30)が、エンド部材(27)の上面には、凹孔(30)と上下対称形をなす凹孔(31)が、またエンド部材(27)の中間部には、上下の凹孔(31)(30)を同心をなして連通し、かつそれらより小径のねじ挿通孔(32)が設けられている。
エンド部材(27)の上面における凹孔(31)の外周には、凹孔(31)を中心とする複数の放射状の凸条(33)と凹条(34)とを交互に、かつ円周方向に等間隔に設けた冠歯車状の凹凸部(35)が設けられている。
ジョイント支基(11)の基部(12)の上面には、平面視直角三角形をなす蓋板(36)が、直角の角部が前方中央に位置し、かつ他の角部で、ジョイント支基(11)に連結される左右の横杆(3)(3)のエンド部材(27)(27)を覆うように装着されている。
図7に示すように、蓋板(36)のほぼ中央には、上部を大径孔(37a)、かつ下部を小径孔(37b)とした上下方向を向く段付き孔(37)が設けられており、この段付き孔(37)における小径孔(37b)に、段付きねじ(38)における小径孔(37b)より長い中間軸部(38a)を嵌合し、大径孔(37a)に、段付きねじ(38)における中間軸部(38a)の上端に連設した、上記小径孔(37b)より大径の拡径頭部(38b)を嵌合し、かつ段付きねじ(38)における中間軸部(38a)の下端に連設した雄ねじ部(38c)を、ジョイント支基(11)の基部(12)の上面に螺着することにより、蓋板(36)は、大径孔(37a)の底面と拡径頭部(38b)の下面との間に形成される隙間(s)分だけ上下動可能として、基部(12)の上端に装着されている。
中間軸部(38a)の長さは、小径孔(37b)の長さと凹凸部(35)の凸条(33)の高さまたは凹条(34)の深さとの和より大で、小径孔(37b)の長さと凹孔(31)の深さとの和より小としてあるので、蓋板(36)の上下動可能範囲、すなわち隙間(s)は、凸条(33)の高さまたは凹条(34)の深さより大であり、凹孔(31)の深さより小となっている。
図8および図9に示すように、蓋板(36)における後部両側の角部の下面には、凹孔(31)と補形をなす筒体(39)が下向きに突設されており、この筒体(39)の中央には、蓋板(36)の上面に開口する上端部に拡径段孔(40a)を有するねじ挿通孔(40)が設けられている。
また、蓋板(36)の下面における各筒体(39)の外周には、筒体(39)を中心とする冠歯車状の凹凸部(41)が設けられている。この凹凸部(41)は、上記凹凸部(35)と同一または対をなすもので、筒体(39)を中心とする複数の放射状の凸条(42)と凹条(43)とを交互に、かつ円周方向に等間隔に設けたものよりなり、各凸条(42)が凹凸部(35)の凹条(34)に、各凹条(43)に凹凸部(35)の凸条(33)がそれぞれ嵌合しうるようになっている。
各凸条(33)(42)の断面形状は山形、凹条(34)(43)の断面形状はV溝状としてある。
各横杆(3)は、下面の凹孔(30)を筒体(24)に上方より嵌合して、エンド部材(27)を、所望の方向に向けてジョイント支基(11)の横杆受片(14)上に載置し、かつエンド部材(27)の上方を覆う蓋板(36)の下面に設けた筒体(39)を、凹孔(31)に嵌合するとともに、蓋板(36)側の凹凸部(41)をエンド部材(27)の上面の凹凸部(35)に係合させ、上下方向を向く取付ねじ(44)を、その上端の拡径頭部(44a)を拡径段孔(40a)に嵌合するとともに、拡径頭部(44a)より下方に連設された軸部(44b)を、蓋板(36)のねじ挿通孔(40)、およびエンド部材(27)のねじ挿通孔(32)に順次挿通させ、かつ軸部(44b)の下端部に設けた雄ねじ部(44c)を、ジョイント支基(11)のねじ孔(25)に螺合して、締め付けることにより、取付ねじ(44)が側方に傾倒することなく、強固にジョイント支基(11)に連結されている。
ジョイント支基(11)に対して、各横杆(3)の取付角度を変更したい場合は、蓋板(36)が隙間(s)分だけ上方に移動しうる範囲まで、両取付ねじ(44)(44)を緩め、各横杆(3)を、取付ねじ(44)を中心として、所望の角度まで回動させる。
この横杆(3)の回動により、互いに係合している凹凸部(35)(41)の山形とした各凸条(33)(42)は、V溝状の凹条(34)(43)の傾斜面に沿って摺動し、蓋板(36)は、凸条(33)(42)の1ピッチ分だけ横杆(3)が回動する毎に、凸条(33)(42)の高さ分だけ上下動させられる。
したがって、蓋板(36)を予め持ち上げておくことなく、各横杆(3)を、横杆受片(14)の上面に沿って円滑に回動させることができる。
凸条(33)(42)のピッチおよびその数は、ジョイント支基(11)に対する各横杆(3)の取付希望角度、例えば45°、60°、70°、90°等に基づいて、5°または10°ピッチ、および72個または36個と定めておくのがよい。
なお、凸条(33)(42)に係合する凹条(34)(43)の数を増やすことにより、横杆(3)を取付ける角度ピッチを細かくして、横杆(3)の取付可能角度を無段階に近づけることができる。
また、図6に示すように、横杆(3)と、蓋板(36)(またはジョイント支基(11)もしくは脚体(1))との対向部分に、脚体(1)に対する横杆(3)の取付角度を示す目盛り(45)を付設しておくと、この目盛り(45)を参考にして、横杆(3)を、所望の取付角度に迅速に固定することができる。
各横杆(3)を、ジョイント支基(11)に対して所望の角度位置まで回動させた後、両取付ねじ(44)(44)を締め直せば、蓋板(36)や取付ねじ(44)、さらには横杆(3)自体を完全に外すことなく、各横杆(3)の取付角度を簡単に変更することができる。
また、エンド部材(27)の上面および下面と、それに対向する蓋板(36)の下面およびジョイント支基(11)の上面との間に、高さを蓋板(36)の上下動可能範囲より大とした筒体(39)(24)とそれに嵌合する凹孔(31)(30)とを設けたので、横杆(3)の回動が、筒体(39)(24)の外周面と凹孔(31)(30)の内面との摺動により案内され、横杆(3)は、回転中心がずれることなく、円滑に回動することができる。
図11は、本発明の第2の実施形態を示す。なお、第1の実施形態におけるのと同一の部材には、同一の符号を付して図示するに止め、それらについての説明は省略する(第3の実施形態においても同一とする)。
この例では、凹凸部(35)(41)を、横杆(3)と蓋板(36)との対向面に設けずに、横杆(3)におけるエンド部材(27)の下面と、それに対向するジョイント支基(11)における横杆受片(14)の上面との間における凹孔(30)および筒体(24)のまわりに設けてある。
このような構成とすると、横杆(3)を、ジョイント支基(11)に対して取付角度変更する際に、横杆(3)自体を、蓋板(36)とともに、凹凸部(35)(41)における凸条(33)(42)の高さ分だけ持ち上げつつ回動させる必要があることを除いては、第1の実施形態におけるのと同様の作用及び効果を奏することができる。
図12は、本発明の第3の実施形態を示す。
この例では、図11に示すものから、蓋板(36)を削除し、横杆(3)を、取付ねじ(44)の拡径頭部(44a)とジョイント支基(11)の横杆受片(14)との間に挟んで、横杆受片(14)に締着固定してある。
このような構成とすると、取付ねじ(44)を所要量緩めた後、横杆(3)を、凹凸部(35)(41)における凸条(33)(42)の高さ分だけ持ち上げつつ回動させ、その後、取付ねじ(44)を締め直すことにより、横杆(3)を、ジョイント支基(11)から完全に外すことなく、取付角度変更することができる。
以上、本発明の3つの実施形態について説明したが、本発明は、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で、上記以外の形態での実施が可能である。
例えば、次のような変形が可能である。
(1)複数の横杆(3)のうち、1個のみを、上記と同様の構成をもってジョイント支基(11)に取付角度変更可能として連結し、他のものを、他の構成をもって、ジョイント支基(11)に取付角度変更可能として連結するか、または固着する。
(2)横杆(3)上に天板(a)または(b)を固定する。
(3)テーパー状とした筒体(24)または(39)の外周面と、それに対向する凹孔(30)または(31)の内面とのいずれか一方に複数の放射状の凸条を、また他方に凸条が嵌合しうる凹条を設ける。
本発明の第1の実施形態を備え、かつコーナー角度を90度としたコーナー用机の分解斜視図である。 同じく、コーナー角度を120度としたコーナー用机の分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態の分解斜視図である。 同じく、一部を組み付けた状態の分解斜視図である。 同じく、正面図である。 同じく、平面図である。 図6のVII−VII線に沿う拡大縦断側面図である。 図6のVIII−VIII線に沿う拡大縦断面図である。 図8の一部を分解して示す縦断面図である。 斜め前下方から見た斜視図である。 本発明の第2の実施形態における図8と同様の部分の縦断面図である。 本発明の第3の実施形態における図8と同様の部分の縦断面図である。
符号の説明
(A)(B)机
(a)(b)天板
(s)間隙
(1)脚体
(2)側脚
(3)横杆
(4)アジャスタ
(5)配線ガイド
(6)係合孔
(7)配線カバー
(8)下向き係合片
(9)縦配線空間
(10)差し込み孔
(11)ジョイント支基
(12)基部
(13)差し込み部
(14)横杆受片
(15)天板支持部
(16)ボルト
(17)下向きガイド片
(18)横向きガイド片
(19)横配線通路
(20)縦配線通路
(21)配線受片
(22)配線
(23)切欠き
(24)筒体
(25)ねじ孔
(26)角管
(27)エンド部材
(28)差し込み部
(29)固定ねじ
(30)(31)凹孔
(32)ねじ挿通孔
(33)凸条
(34)凹条
(35)凹凸部
(36)蓋板
(37)段付き孔
(37a)大径孔
(37b)小径孔
(38)段付きねじ
(38a)中間軸部
(38b)拡径頭部
(38c)雄ねじ部
(39)筒体
(40)ねじ挿通孔
(40a)拡径段孔
(41)凹凸部
(42)凸条
(43)凹条
(44)取付ねじ
(44a)拡径頭部
(44b)軸部
(44c)雄ねじ部
(45)目盛り

Claims (8)

  1. 脚体の上端部に、複数の横杆の一端部を、互いに所望の角度をなすようにして連結し、前記脚体または横杆上に天板を載置して固定してなる机の脚構造において、
    いずれかの横杆の一端部を、脚体の上端に取付ねじをもって固定するとともに、前記横杆の一端部下面と、それに対向する脚体の上端面とのいずれか一方に、前記取付ねじを中心とする複数の放射状の凸条を円周方向に等間隔に設け、かつ同じく他方に、前記凸条が係合する複数の放射状の凹条を、円周方向に等間隔で設けたことを特徴とする机の脚構造。
  2. いずれかの横杆の一端部上面を、一部が脚体の上端に装着された蓋板の他部で覆い、かつこの蓋板と横杆の一端部とを、上下に重ね合わせて、脚体の上端に取付ねじをもって固定したことを特徴とする請求項1記載の机の脚構造。
  3. 脚体の上端部に、複数の横杆の一端部を、互いに所望の角度をなすようにして連結し、前記脚体または横杆上に天板を載置して固定してなる机の脚構造において、
    いずれかの横杆の一端部上面を、一部が脚体の上端に装着された蓋板の他部で覆い、前記蓋板と横杆の一端部とを、上下に重ね合わせて、脚体の上端に取付ねじをもって固定するとともに、前記横杆の一端部上面と、それに対向する蓋板の下面とのいずれか一方に、前記取付ねじを中心とする複数の放射状の凸条を円周方向に等間隔に設け、かつ同じく他方に、前記凸条が係合する複数の放射状の凹条を、円周方向に等間隔で設けたことを特徴とする机の脚構造。
  4. いずれかの横杆の一端部上面と、それに対向する蓋板の下面とのいずれか一方に、取付ねじと同芯の筒体を突設し、かつ同じく他方に、前記筒体が嵌合しうる凹孔を設けたことを特徴とする請求項2または3記載の机の脚構造。
  5. いずれかの横杆の一端部下面と、それに対向する脚体の上端面とのいずれか一方に、取付ねじと同芯の筒体を突設し、かつ同じく他方に、前記筒体が嵌合する凹孔を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の机の脚構造。
  6. 1対の横杆のそれぞれの一端部を、脚体の上端に、互いに平行をなす1対の取付ねじをもって、横方向に並べて連結したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の机の脚構造。
  7. 一部が脚体の上端部に装着された単一の蓋板により、1対の横杆のそれぞれの一端部の上面を覆い、かつこの蓋板と各横杆の一端部とを、上下に重ね合わせて、脚体の上端に互いに平行をなす1対の取付ねじをもって、それぞれ固定したことを特徴とする請求項6記載の机の脚構造。
  8. 横杆と、脚体または蓋板との対向部分に、脚体に対する横杆の取付角度を示す目盛りを付設したことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の机の脚構造。
JP2005124564A 2005-04-22 2005-04-22 机の脚構造 Expired - Fee Related JP4589796B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005124564A JP4589796B2 (ja) 2005-04-22 2005-04-22 机の脚構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005124564A JP4589796B2 (ja) 2005-04-22 2005-04-22 机の脚構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006296820A JP2006296820A (ja) 2006-11-02
JP4589796B2 true JP4589796B2 (ja) 2010-12-01

Family

ID=37465634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005124564A Expired - Fee Related JP4589796B2 (ja) 2005-04-22 2005-04-22 机の脚構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4589796B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11969081B2 (en) 2020-10-28 2024-04-30 Quint Workspaces Llc Connection assembly for connecting a support member to a work surface and corresponding method

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07110019A (ja) * 1993-10-08 1995-04-25 Aichi Kk テ−ブルの支脚取付け構造
JPH07308227A (ja) * 1994-05-16 1995-11-28 Tetsuya Goto 脚取付け金具
JP2004135820A (ja) * 2002-10-17 2004-05-13 Okamura Corp テーブルにおける天板の補強構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07110019A (ja) * 1993-10-08 1995-04-25 Aichi Kk テ−ブルの支脚取付け構造
JPH07308227A (ja) * 1994-05-16 1995-11-28 Tetsuya Goto 脚取付け金具
JP2004135820A (ja) * 2002-10-17 2004-05-13 Okamura Corp テーブルにおける天板の補強構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006296820A (ja) 2006-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070164176A1 (en) Onboard universal support
US6918563B2 (en) Stand with foldable leg units
JP4589796B2 (ja) 机の脚構造
JP4643349B2 (ja) 机の脚構造
US20150108315A1 (en) Easel
JP2008104876A (ja) 折り畳みテーブル
US4915335A (en) Lawn chair stabilizer
KR101292104B1 (ko) 절첩식 책상
JP2007255431A (ja) テーブル等における天板の支持脚
JP2007135624A (ja) 椅子
JP2006280455A (ja) 椅子におけるハンガーの取付構造
JP5670701B2 (ja) 椅子の肘掛け取付構造
US20120275169A1 (en) Collapsible lamp shade
JP2008093274A (ja) 折り畳み式テーブル
GB2454200A (en) Pivotal monitor support assembly
JP2004159797A (ja) 家具用支杆の支持構造
JP4589621B2 (ja) 椅子
JP2023169428A (ja) スロープ装置
CN218864060U (zh) 三脚架及工作灯
CN216477979U (zh) 可调节倾斜角的塔式风扇
JP4440064B2 (ja) 配線ダクト付きテーブル
KR102646800B1 (ko) 전신거울
JP4655204B2 (ja) 器具
JPS6348871Y2 (ja)
JP2006000513A (ja) テーブル及びその脚装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080416

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100907

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4589796

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees