JP3767313B2 - 天板付家具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天板を備えた机等の天板付家具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば天板の使用領域を拡張した机を構成する場合、従来より、平面視長方形状或いはL字型形状の天板の一側縁に補助天板を配置しこれら天板及び補助天板をそれぞれの形状に対応する支持体によって支持させた構成のものなどが知られている。このような構成のものは、全体として平面視L字型、つまり異なる二方向に所定角度をなして屈曲した形状を有しており、天板や補助天板を安定的に支持するためにその天板及び補助天板の各側部に脚等からなる支持体を配置しているのが通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような構成のものでは、天板等のL字型のコーナー部分も使用領域として活用されるが、コーナー部分やその近傍における天板下空間に脚等の支持体が配置されることとなるため、そのコーナー部分で執務したりコーナー部分を使用縁に沿って通過する際には、前記支持体が障害物となる。特に、このようなコーナー部分にはパソコン等を配置することが多く、使用者が長時間パソコン作業をするには、支持体を跨ぐなどの窮屈な姿勢を強いられることとなり、快適な作業を行うことが困難である。また、上述のL字型天板に補助天板を接合したような構成の机において、コーナー部分にパソコン等の重量物を載せると、その荷重が天板の端部に偏って作用することになるため、安定性も損なわれやすいという問題が生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上のような諸問題に鑑みて、特にコーナー部分等に障害物がなく、快適な作業を行うことができ、しかも天板上の重量物の荷重を安定的に受けることができる天板付家具を構成するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
すなわち、本発明の天板付家具は、天板と、該天板を支持する家具本体とを具備するものであって、家具本体を、相互に所定角度をなして床面に配置される第1支持部及び第2支持部と、これら第1支持部及び第2支持部に載置した状態で第1支持部と第2支持部との間に掛け渡され且つ第1支持部と第2支持部とを所定の相対取付角度で連結する桟材とを具備するものとし、天板を、第1支持部及び桟材に支持される第1天板要素と、該第1天板要素と前記所定角度をなして第2支持部及び桟材に支持される第2天板要素とから構成し、桟材の一部を第1天板要素及び第2天板要素の下面側に形成した溝部に挿入することにより家具本体に対する第1天板要素及び第2天板要素の取付位置を位置決めしていることを特徴とする。
【0006】
このような構成のものであれば、天板の荷重が、第1支持部及び第2支持部と桟材とに安定的に支持されることとなるため、特に第1支持部及び第2支持部によって形成されるコーナー部における天板上に載せた重量物の荷重も、偏りなく安定して家具本体に支持させることができる。また、前記コーナー部における使用縁側に脚等を配置しなくても天板を安定支持できるような構成とすることもできるため、使用者の足に対する障害物をなくしてコーナー部における天板下空間を広く確保し、快適な作業を行い得ることとなる。さらに、上記のような構成の桟材がない場合には第1支持部と第2支持部のなす角度が定まらず、これら支持部に天板を載せた後に角度調整を行わなければならないという不具合が生じるが、本発明では両支持部に桟材を掛け渡した状態で取り付けることによって、両支持部のなす角度が一意的に決定されることとなるため、前述のような不具合が生じることがなく、家具本体の適切な組立を実現できることとなる。
【0007】
特に、家具本体を安定的に自立させ、且つ少なくとも使用縁側における天板下空間を障害物なく広く確保するためには、家具本体に、第1支持部と第2支持部とによって形成されるコーナー部の反使用縁側に配置され第1支持部及び第2支持部を相互に連結する中間支柱を具備させることが望ましい。
【0008】
好ましい天板の具体的態様としては、第1支持部及び桟材に支持される第1天板要素と、該第1天板要素と前記所定角度をなして第2支持部及び桟材に支持される第2天板要素とから構成しているものが挙げられる。このようにすることで、第1天板要素の荷重を第1支持部と桟材を介して第2支持部とに分散させ、一方第2天板要素の荷重を第2支持部と桟材を介して第1支持部とに分散させることとなり、安定した天板の支持が実現されることとなる。また、このように天板を分割することで、天板の大型化も防止できることとなる。
【0009】
この場合、特にコーナー部に載せたパソコン等の荷重を第1支持部と第2支持部とに略均等に分散させるようにするためには、第1天板要素及び第2天板要素を、第1支持部と第2支持部とがなす角度を略二分割する直線に沿うように配置することが好ましい。このようにしてコーナー部にパソコン等を載せることで前記継ぎ目をパソコン等で有効に隠し、継ぎ目がパソコン用マウス等の障害とならないようにすることも可能となる。
【0010】
また、第1天板要素及び第2天板要素を所定の位置にズレなく確実に保持するためには、桟材と第1天板要素及び第2天板要素との間に、第1天板要素及び第2天板要素の移動を禁止するように桟材と第1天板要素及び第2天板要素とを係り合わせる係り合い部を形成することが好ましい。
【0011】
この場合における簡素な構成の係り合い部としては、桟材の一部と、その一部を挿入し得るように第1天板要素及び第2天板要素の下面側に形成した溝部とから構成したものが挙げられる。
【0012】
また、複数の天板付家具を隣接配置して見栄えの良好なモジュールを組みやすい構成のものとするためには、第1支持部と第2支持部とを相互に略直角をなすように配置することが有効となる。
【0013】
さらに、第1支持部と第2支持部とによって形成されるコーナー部のうち天板の使用縁側において、使用者が天板に近付いて楽な執務姿勢をとりやすいようにするためには、その使用縁に反使用縁側に向けて窪ませた凹所を形成していることが望ましい。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を、図1〜図5を参照して説明する。
【0015】
図1に示すこの実施例は、天板2と、この天板2を支持する家具本体たる机本体3とを具備してなる天板付家具たる机1である。
【0016】
まず、机本体3は、図1〜図3に示すように、相互に略直角をなして床面に配置される第1支持部3A及び第2支持部3Bと、これら両支持部3A、3Bを連結する中間支柱31及び桟材32とから構成している。第1支持部3Aは、第2支持部3Bと連結されない側において床面に接地されるベース3A1と、このベース3A1上に起立状態で支持される側板3A2と、側板3A2の上端部に取り付けたステー3A3と、ステー3A3の内側面側に一端部を取り付けられて略水平に延び他端部を中間支柱31の上端部31aに取り付けた角パイプ材からなる横架材3A4とから構成している。側板3A2の背面側における上端部には、机1に付帯して使用される背面パネル(図示せず)等を取り付けるための取付具3A5を設けており、これに対応して中間支柱31にも同様の取付具33を設けている。なお、これら取付具3A5、33間には背面カバー34を取り付けており、この背面カバー34の上端部を後述する天板2の上面と略同一の高さ位置になるように設定している。一方、第2支持部3Bは第1支持部3Aと同一の構成を有するものであり、第1支持部3Aとは左右が異なるのみで同様のベース3B1、側板3B2、ステー3B3、横架材3B4及び取付金具3B5を備えている。このような第1支持部3Aと第2支持部3Bとを略直角をなして連結するために、中間支柱31を前記ステー3A3、3B3の上端部と略同一の高さ寸法を有する角パイプ材からなるものとし、その隣接する側壁における上端部31aに横架材3A4、3B4の端部を取り付けるようにしている。その際、該上端部31aには、略水平に突出する図示しない突起部を設け、これら突起部に横架材3A4、3B4の端部を挿入した位置でボルト止めするなどして、この中間支柱31を介して第1支持部3Aと第2支持部3Bとを連結している。このような構成によって、机本体3は、第1支持部3A及び第2支持部3Bがなすコーナー部Zの内側に脚等を設けることなく安定的に自立される。桟材32は、板金素材を遡性変形加工することにより水平壁32aと前後一対の起立壁32bとを形成した上向きに開口するチャネル材である。そして、桟材32の水平壁32aにおける両側端部にナット32Nを溶接などにより固定するとともに、両横架材3A4、3B4には中間支柱31から等距離離れた箇所に上下に貫通するボルト挿入孔3A4a、3B4aをそれぞれ形成し、桟材32を両横架材3A4、3B4に載せた状態で下方からボルト挿入孔3A4a、3B4aにボルト32Bを挿入して前記ナット32Nに締め付けることで、両横架材3A4、3B4及び桟材32によって中間支柱31を直角の頂点とする平面視略直角二等辺三角形をなすように、桟材32を取り付けている。このようにすることで、第1支持部3Aと第2支持部3Bとを、強固に略直角をなした状態で連結している。
【0017】
天板2は、図1〜図5に示すように、平面視概略矩形状をなす木製平板状の2枚の天板要素2A、2Bからなる。なお、ここでは説明の便宜上、前記第1支持部3A側に支持される天板要素を第1天板要素2A、第2支持部3B側に支持される天板要素を第2天板要素2Bと称する。
【0018】
第1天板要素2Aは、略一直線状に延び前記ステー3A3から中間支柱31までの距離と略同一長さを有する一辺を反使用縁2Abとし、その一辺と略直交し前記ステー3A3よりも若干長い寸法を有する一辺を外側縁2Acとしたものである。そして、内側縁2Ad側に、使用縁2Aa側から反使用縁2Ab側に向けて幅寸法を漸次拡大するように一直線状に傾斜する傾斜辺2A1を形成し、その傾斜辺2A1と反使用縁2Abとがなす角度を略45°となるように設定している。また、使用縁2Aaのうち内側縁2Ad側に、部分円弧状に滑らかに湾曲させて外側縁側よりも奥行き寸法を小さくした凹部2A2を形成している。さらに、第1天板要素2Aの下面には、図3〜図5に示すように、この第1天板要素2Aを机本体3に取り付けた位置で前記桟材32と対応するように、傾斜辺2A1と略直交する溝部2A3を形成している。この溝部2A3は、桟材32の一対の起立壁32bを挿入し得るように下方に開口した一対の細長い溝条2A3aからなり、傾斜辺2A1側の端部をその傾斜辺2A1を構成している内側面に開放し、両溝条2A3aの反対側の端部を底面視矩形状に連続させて桟材32のナット32Nを逃がすようにしている。しかして、これら溝部2A3と桟材32の起立壁32bとによって、第1天板要素2Aを机本体3に取り付けた位置で移動不能に保持する係り合い部Xを形成している。また、下面における溝部2A3よりも使用縁2Aa側には、傾斜辺2A1に沿って下方に開口する底面視矩形状の穴部2A4を形成しており、この穴部2A4を内側面に向けて形成した断面略円形の貫通孔2A4aを通じて内側方に連通させている。さらに、下面側における両溝条2A3aの間の平坦部分は、該下面よりも桟材32の水平壁32aの厚み分だけ上方に位置づけて、第1天板要素2Aがステー3A3及び横架材3A4に確実に接した状態で支持されるようにしている。
【0019】
一方、第2天板要素2Bは、前記第1天板要素2Aをちょうど左右反転させた平面視形状を有するもので、第1天板要素2Aと同様に内側縁2Bd側に傾斜辺2B1を具備しており、その傾斜辺2B1を第1天板要素2Aの傾斜辺2A1に接合させた状態で机本体3に取り付けられる。そのため、第2天板要素2Bにも、第1天板要素2Aと同様の構成の溝部2A3や穴部2A4及び貫通孔2B4a等を設けており、傾斜辺2A1、2B1同士を接合した状態で、第1天板要素2Aと第2天板要素2Bの溝部2A3、2B3同士が一直線状に連続し、また、穴部2A4、2B4同士が両貫通孔2A4a、2B4aを通じて連通するようにしている。そして、一方の穴部2A4にナットNを待機させるとともに、他方の穴部2B4にはボルトBを収容してその軸部を貫通孔2A4a、2B4aに挿入しナットNに締め付けることによって、両天板要素2A、2Bを略直交するように連結している。このようにすることで、前記接合部分で略直角に屈曲する使用領域2Sを備えた天板2を構成している。
【0020】
なお、両天板要素2A、2Bの反使用縁2Ab、2Bbにおける両側端部及び幅方向略中央部には切欠部2A5、2B5を形成し、各切欠部2A5、2B5をそれぞれに対応する形状の樹脂製等のカバー2Cで隠すようにしている。これら切欠部2A5、2B5は、前記横架材3A4、3B4に図示しないデスクトップパネルや棚、電気スタンド等のオプション部材を支持させるためのポールを起立状態で取り付ける際に、該ポールが天板要素2A、2Bと干渉しないようにするために形成したものである。
【0021】
しかして、この机1を組み立てる際には、まず、第1支持部3Aと第2支持部3Bとを中間支柱31を介して一体的に連結し、さらに両支持部3A、3Bの横架材3A4、3B4に桟材32を掛け渡してボルト32Bで止めることによって、机本体3を組み立てる。このようにして組み立てた机本体3に対して、第1支持部3Aのステー3A3及び横架材3A4に第1天板要素2Aを載せ、溝部2A3に桟材32の起立壁32bを挿入した位置で、下方から第1天板要素2Aをステー3A3や横架材3A4の適宜箇所にボルト止めして固定する。一方、第2天板要素2Bも同様にして溝部2B3に桟材32の起立壁32bを挿入した位置で第2支持部3Bに固定する。さらに、その状態で穴部2A4、2B4に収容したボルトB及びナットNを用いて両天板要素2A、2Bを連結することで、机1が完成する。
【0022】
また、この机1においてパソコンPを好適に使用するには、図5に想像線で示すように、組み立てられた天板2のうち両天板要素2A、2Bによって形成されるコーナー部ZにパソコンP等を配置する。その際、パソコンP及びそれと共に使用されるキーボードKを、相互に接合された両天板要素2A、2Bの傾斜辺2A1、2B1を跨ぐように配置し、その側方にマウスMを配置するようにする。この場合、使用縁2Aa、2Baにおけるコーナー部Zには、両天板要素2A、2Bに形成した凹部2A2、2B2が一体的に連続して天板2の使用領域2Sが反使用縁側2Ab、2Bbに後退した凹所2Yが形成されることになり、使用者は十分に天板1上のパソコンPに接近して、キーボードKやマウスMの操作を行い得ることとなる。
【0023】
以上のような構成の本実施例は、相互に略直角をなして配置した第1支持部3A及び第2支持部3Bの間に桟材32を掛け渡し、これら両支持部3A、3Bと桟材32とによって天板2の荷重を支持させるようにしているため、天板2の荷重を、これら両支持部3A、3B及び桟材32に分散されて安定的に支持させることができ、ひいては例えば両支持部3A、3Bによって形成されるコーナー部Zの天板2上にパソコンPを載せた場合、そのパソコンP荷重をも一方の支持部3A又は3Bに偏ることなく安定して支持させることが可能である。また、さらに、第1支持部3Aと第2支持部3Bとの間に桟材32を掛け渡して着脱可能に取り付けているため、この桟材32を取り付けた状態で両支持部3A、3Bのなす角度を容易に略直角に決定することができる。このことによって、これら各構成部品を机1に組み立てた後で両支持部3A、3Bの角度調整を行う手間が不要となるため、その組み立てに係る手間を軽減しつつより強固で適切な組立状態を得ることが可能である。さらに、このような構成による机本体3で天板2を支持するようにしているため、コーナー部Zの使用縁2Aa、2Ba側には脚等の支持要素を配置する必要がなく、天板下空間から使用者の足への障害物を排除して、広く快適な作業空間を得ることもできる。
【0024】
また、第1支持部3A及び第2支持部3Bは、コーナー部Zの反使用縁2Ab、2Bb側において中間支柱31で相互に連結されているので、机本体3が安定的に自立されるうえに、上述のような広い天板下空間を容易に確保することができる。
【0025】
また、天板2は、第1支持部3A側に配置した第1天板要素2Aと、第2支持部3B側に配置した第2天板要素2Bとから構成したもので、各天板要素2A、2Bをそれぞれの側の支持部3A、3Bと桟材32とに支持させているので、天板2の構成要素の大型化を招くことなく、各天板要素2A、2Bの荷重を机本体3の構成要素に適切に分散させて安定的に支持することができる。特に、両天板要素2A、2Bの継ぎ目は、両支持部3A、3Bがなす直角を二等分するようなものであるため、コーナー部ZにパソコンPを載せることで継ぎ目をパソコンPで有効に隠して外観を良好に維持しつつ、そのパソコンPの荷重を両天板要素2A、2Bに略均等に分散させ、安定的に支持することができる。また、たとえ第1天板要素2Aと第2天板要素2Bとの継ぎ目に若干の段差が生じたとしても、その継ぎ目は前述のようにパソコンPで隠されているため、マウスMの操作に支障を生じることがない。
【0026】
さらに、桟材32と両天板要素2A、2Bとの間には、桟材32に起立壁21bと天板要素2A、2Bに形成した溝部2A3、2B3とからなる係り合い部Xを形成しており、天板要素2A、2Bを桟材32が溝部2A3、2B3にはまり込むように配置することで、天板2の移動が容易に禁止され、天板2を所定の位置に確実に保持することが可能である。
【0027】
また、第1支持部3Aと第2支持部3Bとは相互に略直角をなすように配置しているので、本実施例と同様の構成の複数の机1をコーナー部Zで集合させてモジュールを組むことが容易となり、オフィス等における机1の配置状態のレイアウトを多様化することも容易である。
【0028】
さらに、このような机1において天板2のコーナー部Zのうち使用縁2Aa、2Baに凹所2Yを形成することで、コーナー部Zに着座した使用者が天板2に近付きやすくなり、パソコン作業等も楽な姿勢で行うことができる。
【0029】
なお、本発明では、上記実施例のように第1支持部と第2支持部、及び第1天板要素と第2天板要素をそれぞれ同一の構成のものとする必要はなく、適宜異なる構成のものを適用することができる。
【0030】
その他、各部の具体的構成は、上記実施例に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0031】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0032】
すなわち、本発明の天板付家具は、相互に所定角度をなして配置され共に天板を支持する第1支持部及び第2支持部の間に桟材を掛け渡した構成の家具本体に、天板の荷重を支持させるようにしている。したがって、天板の荷重は、家具本体を構成する第1支持部及び第2支持部と桟材と支持されるため、例えば第1支持部及び第2支持部によって形成されるコーナー部においてパソコン等を天板上に載せた場合でも、その荷重を一方の支持部に偏りることなく安定して支持させることが可能である。さらに、第1支持部及び第2支持部に載置した状態で第1支持部と第2支持部との間に桟材を掛け渡され且つ第1支持部と第2支持部とを所定の相対取付角度で連結して取り付けることにより両支持部のなす角度が決定されるので、家具本体に天板を載せた後で両支持部の角度調整をする必要をなくし、本天板付家具の組み立てに係る手間を軽減しつつ適切な組立状態を得ることができる。また、このような構成では、コーナー部における使用縁側に脚等を配置せずに両支持部の反コーナー部側の端部に脚等を配置した態様をとることができるので、使用者の足に対する障害物を天板下空間から排除して天板下空間を広く確保し、快適な作業を行うことができる。
【0033】
特に、家具本体が、前記コーナー部の反使用縁側において第1支持部及び第2支持部を相互に連結する中間支柱を具備している場合には、この中間支柱と例えば両支持部の反コーナー部側の端部に配置した脚等によって家具本体を安定的に自立させることができ、しかも使用縁側における天板下空間を障害物なく広く確保することが可能である。
【0034】
また、天板を第1支持部側及び第2支持部側にそれぞれ配置される第1天板要素及び第2天板要素を具備してなるものとして、各天板要素をそれぞれの側の支持部と桟材とに支持させるように構成している場合には、天板の各構成要素の大型化を防止しつつ、各天板要素の荷重を家具本体に適切に分散させて安定的に支持することができる。
【0035】
このような場合において、両天板要素の継ぎ目を、第1支持部と第2支持部とがなす角度を二分割する直線と略合致させるようにすれば、コーナー部にパソコン等を載せることで継ぎ目をパソコン等で有効に隠して外観の向上を図りつつ、そのパソコン等の荷重を各天板要素を介して第1支持部と第2支持部とに略均等に分散させ、安定的に設置することができる。さらに、前述のように前記継ぎ目はパソコン等で隠すことができるため、それによってたとえ両天板要素の継ぎ目に若干の段差が生じても、マウス操作に支障を来したりその部位を手が通過する際に不快感を感じるなどの不具合も解消することができる。
【0036】
さらに、桟材と天板との間に係り合い部を形成し、これらを相互に係り合わせることで天板の移動を禁止するように構成している場合には、家具本体に支持された天板のズレを防止し、所定の位置に確実に保持することが可能である。特にこのような係り合い部は、桟材の一部と、その一部を挿入し得るように天板の下面側に形成した溝部とから形成すれば、自重によって天板の溝部に桟材がはまり込むため、簡素な構成で確実な天板の保持を実現することができる。
【0037】
また、家具本体の一態様として第1支持部と第2支持部とを相互に略直角をなすように配置している場合には、複数の天板付家具を隣接配置してモジュールを組むことが容易となり、オフィス等における天板付家具の配置状態の多様化を図ることができる。
【0038】
以上のような構成において、コーナー部のうち天板の使用縁に凹所を形成している場合には、使用者が天板に近付きやすくそのコーナー部でパソコン作業をする場合にも、楽な姿勢をとり作業効率を向上することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同実施例を分解して示す斜視図。
【図3】図2における要部を拡大して示す斜視図。
【図4】同実施例の一使用例を示す平面図。
【図5】図4におけるV−V線断面図。
【符号の説明】
1…天板付家具(机)
2…天板
2A…第1天板要素
2A3、2B3…溝部
2B…第2天板要素
2Y…凹所
3…家具本体(机本体)
3A…第1支持部
3B…第2支持部
31…中間支柱
32…桟材
X…係り合い部
Z…コーナー部

Claims (7)

  1. 天板と、該天板を支持する家具本体とを具備するものであって、
    家具本体を、相互に所定角度をなして床面に配置される第1支持部及び第2支持部と、これら第1支持部及び第2支持部に載置した状態で第1支持部と第2支持部との間に掛け渡され且つ第1支持部と第2支持部とを所定の相対取付角度で連結する桟材とを具備するものとし、
    天板を、第1支持部及び桟材に支持される第1天板要素と、該第1天板要素と前記所定角度をなして第2支持部及び桟材に支持される第2天板要素とから構成し、
    桟材の一部を第1天板要素及び第2天板要素の下面側に形成した溝部に挿入することにより家具本体に対する第1天板要素及び第2天板要素の取付位置を位置決めしていることを特徴とする天板付家具。
  2. 家具本体が、第1支持部と第2支持部とによって形成されるコーナー部の反使用縁側に配置され第1支持部及び第2支持部を相互に連結する中間支柱を具備していることを特徴とする請求項1記載の天板付家具。
  3. 第1天板要素及び第2天板要素を、第1支持部と第2支持部とがなす角度を略二分割する直線に沿うように配置していることを特徴とする請求項1又は2記載の天板付家具。
  4. 桟材と第1天板要素及び第2天板要素との間に、第1天板要素及び第2天板要素の移動を禁止するように桟材と第1天板要素及び第2天板要素とを係り合わせる係り合い部を形成していることを特徴とする請求項1、2又は3記載の天板付家具。
  5. 係り合い部を、桟材の一部と、その一部を挿入し得るように第1天板要素及び第2天板要素の下面側に形成した溝部とから構成していることを特徴とする請求項4記載の天板付家具。
  6. 第1支持部と第2支持部とを相互に略直角をなすように配置していることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の天板付家具。
  7. 第1支持部と第2支持部とによって形成されるコーナー部のうち天板の使用縁に、反使用縁側に向けて窪ませた凹所を形成していることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の天板付家具。
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