JP2002300922A - ワーキングブース - Google Patents

ワーキングブース

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JP2002300922A JP2001106162A JP2001106162A JP2002300922A JP 2002300922 A JP2002300922 A JP 2002300922A JP 2001106162 A JP2001106162 A JP 2001106162A JP 2001106162 A JP2001106162 A JP 2001106162A JP 2002300922 A JP2002300922 A JP 2002300922A
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雅史 紀中
Masashi Kato
雅士 加藤
Yoshiki Takahashi
美喜 高橋
Yasushi Ikeda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自立安定性が高く、しかも使用のバリエーショ
ンが大きい折り畳み式ワーキングブースを提供する。 【手段】ワーキングブースは、平面視での姿勢を変更で
きるように連結された第1ユニット1と第2ユニット2
とから成っている。両ユニット1,2 とも、バック壁体3
とサイド壁体4とが平面視でL字状に配置されている。
両ユニット1,2とも、折り畳み機能を損なわない状態
で、天板5,7 と棚板6,8,9 とが取付けられている。両ユ
ニット1,2 とも、天板5,7 の下方の空間は、サイド壁体
4と反対側にも開放している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁体と机天板とを
主要部材として構成されたワーキングブースに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、特にパソコンの普及によるワーキ
ングスタイルの変化やSOHOの普及などにより、壁体
で囲われた内側に複数枚の天板を配置したワーキングブ
ースの要請が高まっている。
【0003】その一例として、特許第2924826号
公報には、平面視でほぼ半円形に形成されたセンター壁
体の左右両側縁に、平面視4分の1円の円弧状形状をな
すサイド壁体を平面視で回動可能に連結することによ
り、各壁体を平面視で円筒状の状態に折り畳んだり、左
右のサイド壁体を外側に広げた状態に展開させたりする
ことができるように構成し、更に、各壁体に、その折り
畳み機能を損なうことなく天板や棚板を設けたカプセル
ブースが記載されている。
【0004】この公報の構成によると、壁体を展開する
ことにより、筆記作業やパソコン操作を別々の天板で行
える広い作業空間を形成することができる一方、不使用
時には円筒状に折り畳むことにより、保管スペースを有
効利用することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、壁体と天板
とを備えたユニットを平面視で相対回動可能に連結して
ワーキングブースを構成する場合、展開した状態での安
定性が重要である。
【0006】また、ユニットを単独で使用可能な構造と
して、ユニットに汎用性を持たせたい場合もある。更
に、一つのワーキングブースを複数人で使用したいとの
要請もあり得る。
【0007】しかし、前記公報の構成では、各壁体は平
面視で円弧状であるため、展開した状態での安定性が低
くなる虞がある。また、各壁体とも平面視円弧状という
特殊な形状であるため、ユニットを単独で使用すること
はできず、ユニットの汎用性は全く持っていなかった。
【0008】更に、サイド壁体は平面視で4分の1円の
円弧状になっているため、これに広い天板を設けると、
必然的に天板はサイド壁体の外側に広がることになり、
このため、使用者を作業空間を壁体で囲って使用者の独
立性を高めるというブース機能(クローズ性)が低くな
る点も問題であった。
【0009】本発明は、このような現状を改善すること
を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るワ
ーキングブースは、平面視略L字形に配置されたバック
壁体及びサイド壁体と、これら両壁体で囲われた部位に
水平状に配置した机天板とを備えたユニットになってお
り、前記机天板を両壁体で支持することにより、机天板
の下方の空間のうち両壁体で囲われていない部分が外側
に開放している。
【0011】請求項2の発明に係るワーキングブース
は、請求項1において、前記バック壁体の平面視での長
さがサイド壁体の平面視での長さよりも1.5倍程度以
上に長くなっていることにより、机天板は使用者の正面
視で左右方向に長く延びている。そして、前記机天板
は、サイド壁体に取付いている一端部の奥行き寸法より
も、サイド壁体と反対側の他端部の奥行き寸法が小さく
なるように、使用者と対向する部分が平面視で傾斜した
り凹んだりした形状になっている。
【0012】請求項3の発明に係るワーキングブース
は、平面視略L字形に配置された第1バック壁体及び第
1サイド壁体とで囲われた部位に第1机天板を水平状に
配置した第1ユニットと、同じく平面視略L字形に配置
された第2バック壁体及び第2サイド壁体とで囲われた
部位に第2机天板を水平状に配置した第2ユニットとを
備えている。
【0013】これら両ユニットは、前記机天板を両壁体
で支持することにより、机天板の下方の空間のうち両壁
体で囲われていない部分が外側に開放している。更に、
第1ユニットにおけるバック壁体のうちサイド壁体と反
対側の端部と、第1ユニットにおけるサイド壁体のうち
バック壁体と反対側の端部とは、両ユニットが平面視で
相対的に水平回動させ得る状態に連結されており、前記
両ユニットは、平面視で両ユニットのバック壁体が略平
行な姿勢になるように折り畳み可能になっている。
【0014】請求項4の発明では、請求項3において、
前記両ユニットにおける机天板の高さを変えることによ
り、両ユニットを折り畳むことが可能になっている。
【0015】請求項5では、請求項4において、前記両
ユニットとも、机天板の上方に配置された棚板を備えて
おり、これら両ユニットの棚板は、その高さを変える
か、又は、両ユニットを折り畳むと互いに嵌まり合う大
きさと形状とに設定することにより、棚板同士の干渉を
回避した状態で両ユニットを折り畳むことが許容されて
いる。
【0016】請求項6の発明では、請求項5において、
前記両ユニットは、上部の同じ高さ位置に上部棚板をそ
れぞれ備えており、これら両ユニットの上部棚板は、両
ユニットを折り畳んだ状態でほぼ1枚板状に嵌まり合う
形状になっており、両ユニットを折り畳むと各壁体で囲
われた空間の上部が両ユニットの上部棚板でほぼ塞がれ
るように設定している。
【0017】
【発明の作用・効果】請求項1において、ワーキングブ
ースを構成するバック壁体とサイド壁体とは平面視でL
字状に配置されているため、安定性(自立性)が高い。
【0018】また、机天板の下方の空間のうちサイド壁
体と反対側の部分も外側に開放しているため、ユーザー
は、キャスター付きの椅子を使用することにより、足を
天板の下方に進入させた状態でのままで、天板から外れ
る位置まで横移動することができ、このため、使い勝手
が良い。
【0019】また、机天板の下方の空間のうち両壁体で
囲われていない部分が外側に開放していると、ユーザー
がサイド壁体と反対側に体を寄せた状態で作業するにお
いて、ユーザーは足に対する障害を無くすか又は低減す
ることができることになり、この点でも使い勝手が良
い。
【0020】更に、バック壁体とサイド壁体とを平面視
でL字状に配置したユニットを複数個接続することによ
って請求項3のような折り畳み式のワーキングブースと
することが可能となるのであり、そのため、汎用性が高
くなる。
【0021】請求項2のようにワーキングブースを横長
に形成すると、使い勝手が一層向上する。また、天板
は、サイド壁体と反対側の部分の奥行き寸法が小さくな
っているため、人はワーキングブースの内側に入り込ん
だ状態で作業することができ、このため、ユーザーの独
立性を高めることもできる。
【0022】請求項3のように構成すると、2つのユニ
ットを折り畳むことができるため、不使用時における格
納スペースの有効利用を図ることができる。この場合、
両ユニットのバック壁体とサイド壁体とは平面視でL字
状になっているため、展開して使用する状態での安定性
を格段に向上できる。また、使用者の三方が壁体で囲わ
れるため、使用者の独立性を格段に向上できる点でも優
れている。
【0023】更に、両ユニットとも、机天板の下方の空
間のうち両壁体で囲われていない部分が外側に開放して
いるため、使用者は、キャスター付きの回転椅子を使用
することにより、足を天板の下方に入りこませた状態の
ままで、第1ユニットのバック壁体と対峙する状態と第
2ユニットのバック壁体に対峙する状態とに作業位置又
は作業姿勢を自在に変更することができるのであり、こ
のためワーキングブースの使い勝手が良い。
【0024】請求項4のように、両ユニットで天板の高
さを変えると、折り畳み機能を損なうことなく両天板の
形状や大きさを自由に設定できるため、ワーキングブー
スの使い勝手をいっそう向上することができる。
【0025】請求項5及び請求項6のように棚板を設け
ると、物品の収納量を増大できる。この場合、請求項6
のように構成すると、両ユニットを折り畳んだ状態で上
部棚板が蓋の役割を果たすため、ホコリやゴミなどが天
板に落ちるのを防止又は抑制できる利点がある。
【0026】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。
【0027】(1).第1実施形態(図1〜図13) 図1〜図13では第1実施形態を示している。この実施
形態は折り畳み式のワーキングブースに適用しており、
図1〜図3は展開した状態での斜視図、平面図、正面
図、図4は他の展開例の平面図、図5は折り畳んだ状態
での平面図である。まず、これらの図に基づいて概要を
説明する。
【0028】.概要 ワーキングブースは第1ユニット1と第2ユニット2と
から成っており、第1ユニット1は、バック壁体3とサ
イド壁体4と第1天板5と上部棚板6とを備えている。
第1ユニット1において、平面視でのバック壁体3の長
さ(横巾)L1は、サイド壁体4の長さ(横巾)L2の
2倍程度の寸法になっている。
【0029】第2ユニット2は、バック壁体3と第2サ
イド壁体4と第2天板7と上部棚板8及び中間棚板9と
を備えている。第2ユニット2においても、平面視での
バック壁体3の長さ(横巾)L1は、サイド壁体4の長
さ(横巾)L2の2倍程度の寸法になっている。両ユニ
ット1,2におけるバック壁体3の長さ(横巾)L1、
及び、サイド壁体4の長さ(横巾)L2はそれぞれ同じ
寸法になっている。
【0030】両ユニット1,2の端部には、折り畳み操
作や展開操作、或いは移動の便宜のため、縦長の把手
(ハンドル)10を設けている。把手10は壁体3,4
の全長にわたって延びているが、壁体3,4の上下長さ
よりも短い長さでも良い。また、他の形態でも良い。
【0031】両ユニット1,2とも、天板5,7や棚板
6,8,9はブラケット11で壁体2,3に固定されて
いる。図2に示すように、第1ユニット1の第1天板5
には電源用コンセント12を設けている。コンセント類
は第2ユニット2にも設けても良いし、天板でなく壁体
3,4に設けることも可能である。
【0032】各壁体3,4は、その左右両側縁を構成す
る縦フレーム14と、左右縦フレーム14の上端間及び
下端間に接続した横フレーム15とを備えており、上端
には笠木(天カバー)16が装着されており、下端には
巾木(下カバー)17が装着されている。また、各壁体
3,4とも、その端部にキャスター18を設けている。
【0033】詳細は後述するが、両ユニット1,2は、
平面視での相対的な姿勢を変更させ得るように、バック
壁体3の端部と第2サイド壁体4の端部とにおいて回動
可能に連結されており、この連結部を符号22で示して
いる。
【0034】.天板及び棚板の詳細 第1天板5は、サイド壁体4の側に位置した一端部は巾
広で他端部は巾狭で、かつ、傾斜部5aを備えている。
また、第2天板7も、第2サイド壁体4の側に位置した
一端部は巾広で他端部は巾狭になっている。
【0035】従って、図2のようにバック壁体3と第2
サイド壁体4とが直線状に延びる展開状態では、両天板
5,7の間に、人が入り込み得る平面視前向き凹状の作
業空間20が形成されている。
【0036】図3に示すように、第2天板7は第1天板
5よりも低くなっており、このため、両天板5,7を干
渉させることなくユニット1,2を折り畳むことができ
る。第2天板7の高さを低くしているのは、第2天板7
にパソコンやワープロを載せることを想定しているため
で、キーボードの操作がしやすいように高さを低くして
いる。
【0037】図1に一点鎖線で示すように、第2天板7
の下面に補助天板21を引き出し・格納自在に設けて、
この補助天板にキーボードを載せてもよい。また、第1
天板5に補助天板を設けることも可能である。いうまで
もないが、第2天板7にパソコン等を置く必然性はな
く、使用方法はユーザーの自由である。
【0038】両ユニット1,2とも、天板5,7の下方
の空間のうち壁体3,4で囲われていない部分は外側に
開放されている。このため、使用者は、キャスター付き
の回転椅子を使用することにより、足を天板5,7の下
方に位置させたままで、両天板5,7の箇所に移動した
り姿勢変更したりすることができる。また、足が当たる
ものはないため、楽な姿勢をとることができる。
【0039】なお、両天板5,7とも、サイド壁体4と
反対側の端部に、棒状や側面視L字状の脚を補助的に設
けることは可能である。その場合も、天板5,7の端部
が外向きに開放されていることには変わりないため、使
用者の移動や姿勢変更の容易性が大きく損なわれること
はないし、また、使用者の足が脚に当たることも少ない
ため、脚が板状である場合に比べて、使用者の邪魔にな
ることは殆どない。
【0040】両ユニット1,2の上部棚板6,8は同じ
高さに配置している。そして、図5に示すように、折り
畳んだ状態での干渉を回避するため、両上部棚板6,8
は互いに嵌まり合って全体として1枚板状になるように
設定している。なお、上部棚板6,8は、バック壁体3
の全巾にわたって延びる平面視長方形に形成してもよ
い。
【0041】.使用方法 本実施形態のワーキングブースは、図2の平面姿勢に展
開したり、図4のような平面姿勢に展開したり、図5の
ように折り畳むこともできる。図示していないいが、バ
ック壁体3と第2サイド壁体4とが重なり合うように展
開することもできる。
【0042】図2のような展開状態では、ワーキングブ
ースを一人で使用することになる。他方、図4のような
展開状態や、バック壁体3と第2サイド壁体4とを背中
合わせに重ねた展開状では、両ユニット1,2は別々の
人が使用することになる。このように展開状態(使用バ
リエーション)が豊富であることは、本発明の特徴の一
つである。
【0043】2つのユニット1,2は連結せずに単独で
使用することも可能である。この場合も、より安定性を
高めるために、天板5,7に棒状等の補助的な脚を設け
ることは可能である。
【0044】.壁体及び連結部の具体的な構造 図6は図3のVI−VI視断面図であり、この図に示すよう
に、壁体3,4の縦フレーム14は、中空で左右外側に
向けて開口したアウターフレーム23と、アウターフレ
ーム23に嵌め込まれたインナーフレーム24と、イン
ナーフレーム24に嵌め込まれたロッド25とで構成さ
れている(もちろん、単一構造でも良い)。
【0045】アウターフレーム23の前後両面に合成樹
脂製等の表面板26を装着している。なお、図示してい
ないが、表裏の表面板の間には、上下左右に適当な間隔
で補強スペーサを介在させている。図7は図3の VII-V
II視断面図であり、この図に示すように、表面板26は
横フレーム15にも重なっている。
【0046】各フレーム23,24はアルミ等の金属の
押し出し加工品であり、笠木16は合成樹脂の押し出し
加工品である。
【0047】図8は壁体3,4の端部の一部分離断面
図、図9は壁体3,4の端部の一部破断側面図であり、
これらに示すように、アウターフレーム23と横フレー
ム15とはL字状のブラケット27で一体に連結されて
いる。
【0048】また、笠木16の端部には、縦フレーム1
4の上面に重なる連結用ブロック28をねじ止めしてい
る。連結用ブロック28はねじ29でアウターフレーム
23に締結されている。
【0049】連結用ブロック28の外向き露出部には、
平面視円形でロッド25と同心状の連結体30が上方か
ら重なっている。連結用ブロック28には、ロッド25
と同心状の貫通穴31が空いている。他方、連結体30
には、連結用ブロック28の貫通穴31に嵌まる下向き
凸部30aと、ロッド25の上部に嵌まる嵌合穴32と
を設けており、連結体30は六角穴付きボルト37で縦
フレーム14に締結されている。
【0050】図10は連結体30を示す図で、(A)は
正面図、(B)は平面図、(C)は底面図である。ま
た、図11のうち(A)は図8のXIA-XIA 視平面図、
(B)は(A)の正面図である。
【0051】これらの図や図8〜9から理解できるよう
に、連結体30には、下向き凸状の係合爪33を半径外
向きに突設している一方、連結用ブロック28には、前
記係合爪33が嵌まる円弧状の係合凹所34を円周方向
に沿って3ヵ所形成している。
【0052】また、連結体30のうち下向き凸部30a
の付け根箇所と、連結用ブロック28のうち貫通穴31
の周囲の箇所には、互いに噛み合うギア状の凹凸部3
5,36が全周にわたって形成されている。
【0053】図9に示すように、巾木17にも連結用ブ
ロック28が固定されており、これに連結体30が下方
から重なっている。
【0054】図12は連結部22の上部を示す断面図で
あり、図13は連結部22の平面図であり、これらの図
から容易に理解できるように、一方の壁体に設けた連結
体30の係合爪33を、他方の壁体3,4における連結
用ブロック28の係合凹所に嵌め込むことにより、両壁
体3,4は離反不能に保持される。
【0055】また、連結用ブロック28と連結体30と
の凹凸部35,36・の噛み合いによって連結体30は
回転不能に保持される一方、係合爪33は係合凹所にき
っちり嵌まっているため、壁体3,4の平面姿勢も保持
される。
【0056】そして、ボルト37をレンチ38で緩めて
上下の連結体30と連結用ブロック28との凹凸部3
5,36の噛み合いを解除すると、壁体3,4は相対的
に水平回動させることができるため、量ユニット1,2
の平面姿勢を変更できる。
【0057】本実施形態では、壁体3,4は平面視で直
線状に延びる姿勢と直交した姿勢との3つの姿勢に変更
できる(係合爪33と係合凹所34との形状を変えれ
ば、任意の角度で交叉した姿勢に変更できるようにする
ことも可能である)。
【0058】例えば図12に示すように、一方の連結体
30が他方の連結体30の係合爪33に上方から重なっ
ている。また、ボルト37を緩めた状態で連結体30の
抜け落ちを防止するため、連結用ブロック28には、ス
トッパー39をねじ止めしている。
【0059】(2).第2実施形態(図14〜図15) 図14及び図15では第2実施形態を示している。図1
4は展開した状態での平面図、図15は正面図である。
【0060】この実施形態では、両天板5,7とも、サ
イド壁体4寄りのある程度の範囲でストレート状に形成
し、その他の部分は、サイド壁体4と反対側に向けて巾
が徐々に小さくなるように、前面を平面視で外向き凹状
に緩くカーブした曲面5b,7bに形成している。
【0061】第2天板7は第1天板5よりも低くなって
おり、棒状の2本の脚41を備えている。両脚41はそ
れぞれキャスター18を備えている。第2天板7は第1
天板5よりも高さが低いため、脚41を備えていてもユ
ニットの折り畳み機能には違いはない。
【0062】なお、第2天板7に、第1天板5の端部を
支持する横向きのブラケットを突出・後退動自在に設け
ておいても良い。このようにすると、第1天板の安定性
を格段に向上できると共に、折り畳み機能を損なうこと
もない。
【0063】上部棚板6,8は天板5,7とほぼ同じ平
面形状になって、折り畳むとほぼ重なり合うように設定
している。この実施形態では、両ユニット1,2とも、
天板5,7及び棚板6,8がバック壁体3の全長にわた
って延びるように設定している。このため、作業面積と
収納面積とを向上できる。
【0064】(3).第3実施形態(図16) 図16に示す第3実施形態では、ワーキングブースを単
一のユニット42で構成した場合において、2つのユニ
ット42の天板43は、互いに嵌まり(重なり合う)合
った1枚板状になるように設定している。
【0065】ユニット42は単体で使用しても良いし、
第1実施形態や第2実施形態と同様に2つのユニット4
2を連結しても良い。ユニット42を単体で使用する場
合は、天板43のうちサイド壁体4と反対側の端部を棒
状の脚で支持しても良い。
【0066】(4).関連した構造 図17のように、間仕切装置又はワーキングブース装置
において、支柱45に複数の壁体46を接続する場合が
ある。図18及び図19では、このような接続手段の一
例を示している。図18は分離した平面図、図19は一
部破断正面図である。なお、各壁体46は第1実施形態
の壁体3,4と同様の構造になっている。
【0067】図18に示すように、支柱45は平面視で
十字状に延びる基板47aを備えたベースフレーム47
と、基板47aの先端間に配置された4枚のカバーフレ
ーム48とから成っており、ベースフレーム47におけ
る各基板47aの先端には、平面視で台形状の蟻溝59
が空くように係止部47bを形成しており、この係止部
47bにカバーフレーム48の端部を嵌合させている。
【0068】壁体3,4は、ジョンイントフレーム50
を介して支柱45に接続される。ジョイントフレーム5
0は、壁体46の縦フレーム14をを外側から覆うよう
に平面視で略U字状に形成されており、更に、その付け
根部に、ベースフレーム47の蟻溝49に横向き抜け不
能に嵌まる台形状の嵌合部50aを形成している。
【0069】また、ジョイントフレーム50の付け根箇
所には、第1実施形態で使用した連結体30の係合爪3
3が上方から嵌まり係合し得る溝穴51が、全長にわた
って貫通している。
【0070】図19に示すように、ジョイントフレーム
50の上部は、嵌合部50aのみが上向きに突出するよ
うに切欠かれており、嵌合部50aの上向き突出部をね
じ52でベースフレーム47に締結している。
【0071】そして、壁体3,4に締結した連結体30
の係合爪33をジョイントフレーム50の溝穴51に嵌
め込むことにより、壁体46は支柱45に対して抜け不
能に接続される。支柱の上端にはキャップ53が装着さ
れている。
【0072】ところで、本願出願人は特願平2000−
351456号において、壁体同士の連結手段として、
一方の壁体におけるインナーフレームに形成した平面視
ハ字状の連結溝に、他方の壁体の連結体に形成した平面
視字状の係合爪を嵌め込むことを開示した。
【0073】これに対して本願で開示した接続構造によ
ると、ジョイントフレーム50が上下に長く延びている
ことや、ジョイントフレーム50の嵌合部50aと支柱
45の蟻溝49とが深く嵌まり合っていること、及び、
ジョイントフレーム50で壁体46の縦フレーム14が
抱持されていることが相俟って、壁体46と支柱45と
の連結強度を格段に向上できる利点がある。
【0074】また、壁体同士を連結するための連結体3
0を利用して、壁体46を支柱45に接続できる利点も
ある。なお、このようなジョイントフレーム50は、壁
体同士を接続する場合にも適用できる。
【0075】(5).その他 本発明は更に様々の構造に具体化することができる。例
えば天板の形状や棚板の形状・枚数などは必要に応じて
様々に具体化できる。また、バック壁体とサイド壁体
も、その高さを変えるなど、様々の構造や形状に変更で
きる。
【0076】更に、ユニットとユニットとを平面視で相
対回動可能に連結するための手段としては、各種のヒン
ジ手段を使用するなど、様々に具体化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の展開状態の斜視図である。
【図2】展開状態の平面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】他の展開状態の平面図である。
【図5】折り畳んだ状態の平面図である。
【図6】図3のVI−VI視断面図である。
【図7】図4の VII-VII視断面図である。
【図8】壁体の端部の一部分離断面図である。
【図9】壁体の端部の一部破断断面図である。
【図10】連結体を示す図である。
【図11】 (A)は図8のXIA-XIA 視平面図、 (B)は (A)の
正面図である。
【図12】連結部の断面図である。
【図13】連結部の平面図である。
【図14】第2実施形態に係るワーキングブースの展開状
態の平面図である。
【図15】図14の正面図である。
【図16】第3実施形態の平面図である。
【図17】支柱を介して複数の壁体を接続した状態の斜視
図である。
【図18】支柱と壁体との接続手段を示す分離平面図であ
る。
【図19】接続した状態の断面図である。
【符号の簡単な説明】
1 第1ユニット 2 第2ユニット 3 バック壁体 4 サイド壁体 5,7 天板 6,8 上部棚板 14 縦フレーム 15 横フレーム 18 キャスター
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年4月5日(2001.4.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】追加
【補正内容】
【発明の名称】 ワーキングブース
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04B 2/74 541 E04B 2/74 541A 561 561G 561H (72)発明者 紀中 雅史 大阪市城東区今福東1丁目4番12号 株式 会社イトーキクレビオ内 (72)発明者 加藤 雅士 大阪市中央区淡路町1丁目6番11号 株式 会社イトーキ内 (72)発明者 高橋 美喜 大阪市中央区淡路町1丁目6番11号 株式 会社イトーキ内 (72)発明者 池田 靖史 東京都目黒区青葉台3丁目10番1号 株式 会社池田靖史建築計画事務所内 Fターム(参考) 3B053 NA04 3B060 AB01 AB04 AB06 AB07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】 ワーキングブース
  1. 【請求項1】平面視略L字形に配置されたバック壁体及
    びサイド壁体と、これら両壁体で囲われた部位に水平状
    に配置した机天板とを備えたユニットになっており、前
    記机天板を両壁体で支持することにより、机天板の下方
    の空間のうち両壁体で囲われていない部分が外側に開放
    している、ワーキングブース。
  2. 【請求項2】前記バック壁体の平面視での長さがサイド
    壁体の平面視での長さよりも1.5倍程度以上に長くな
    っていることにより、机天板は使用者の正面視で左右方
    向に長く延びており、 前記机天板は、サイド壁体に取付いている一端部の奥行
    き寸法よりも、サイド壁体と反対側の他端部の奥行き寸
    法が小さくなるように、使用者と対向する部分が平面視
    で傾斜したり凹んだりした形状になっている、請求項1
    に記載したワーキングブース。
  3. 【請求項3】平面視略L字形に配置された第1バック壁
    体及び第1サイド壁体とで囲われた部位に第1机天板を
    水平状に配置した第1ユニットと、 同じく平面視略L字形に配置された第2バック壁体及び
    第2サイド壁体とで囲われた部位に第2机天板を水平状
    に配置した第2ユニットとを備えており、 これら両ユニットとも、前記机天板を両壁体で支持する
    ことにより、机天板の下方の空間のうち両壁体で囲われ
    ていない部分が外側に開放しており、 更に、第1ユニットにおけるバック壁体のうちサイド壁
    体と反対側の端部と、第1ユニットにおけるサイド壁体
    のうちバック壁体と反対側の端部とは、両ユニットが平
    面視で相対的に水平回動させ得る状態に連結されてお
    り、 前記両ユニットは、平面視で両ユニットのバック壁体が
    略平行な姿勢になるように折り畳み可能になっている、
    ワーキングブース。
  4. 【請求項4】前記両ユニットにおける机天板の高さを変
    えることにより、両ユニットを折り畳むことが可能にな
    っている、請求項3に記載したワーキングブース。
  5. 【請求項5】前記両ユニットとも、机天板の上方に配置
    された棚板を備えており、これら両ユニットの棚板は、
    その高さを変えるか、又は、両ユニットを折り畳むと互
    いに嵌まり合う大きさと形状とに設定することにより、
    棚板同士の干渉を回避した状態で両ユニットを折り畳む
    ことが許容されている、請求項4に記載したワーキング
    ブース。
  6. 【請求項6】前記両ユニットは、上部の同じ高さ位置に
    上部棚板をそれぞれ備えており、これら両ユニットの上
    部棚板は、両ユニットを折り畳んだ状態でほぼ1枚板状
    に嵌まり合う形状になっており、両ユニットを折り畳む
    と各壁体で囲われた空間の上部が両ユニットの上部棚板
    でほぼ塞がれるように設定している、請求項5に記載し
    たワーキングブース。
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