JP2006000513A - テーブル及びその脚装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テーブル用の脚装置において、種類が異なる脚装置に部材を共用でき、しかも組み立て作業性や堅牢性も確保できる構造とする。
【手段】脚装置2は、脚柱3と下部材4と上部材5とを備えている。脚柱3には係合穴10が空いており、下部材4と上部材5とには係合穴10に嵌まる突起12,16が形成されている。突起12,16と係合穴10との嵌まり合いによって脚柱3と上下部材4,5との相対姿勢が保持される。上下部材14と脚柱3との締結は上下方向に延びるねじ14で行われる。上部材5の先端には受け座6が固定されている。受け座6には横向きに延びる係止部36が形成されており、係止部36に補強用のビーム35が固定される。
【選択図】 図4

Description

本願発明は、テーブル及びその脚装置に関するものである。
テーブルはテーブルを脚装置で支持した構造になっており、脚装置として様々の構成のものが提案されている。脚装置の改良に関する1つのアプローチとして、脚装置を分割方式にすることが提案されている。
その一例として、特許文献1には、脚装置を、円筒状の脚柱と、脚柱の下端に固定されたアーム状の脚ベース体と、脚柱の上端に固定された受座と、受座に固定されたアーム状の天板支持体とを主要素とした構成とし、脚ベースを任意の平面姿勢で脚柱に固定することが記載されている。また、水平方向に隔てた2つの受座を棒状の連結体で連結して補強することも記載されている。
特開2002−191443号公報
脚装置を複数の部材からなる分割方式にすると、脚装置の高さや大きさが異なっても部材を共用できる利点がある。しかし、特許文献1の構成では天板支持体は受座を介して脚柱に固定されるため、特に受座に対する天板支持体の固定箇所の強度が低くなる虞があった。また、1本の脚柱には1本の脚ベースしか固定できないため、例えば1つの脚装置で天板を支持する小型のテーブルには適用できないといった点も問題であった。
また、特許文献1では天板をテーブル支持体の先端部にねじで直接に固定しているが、テーブル支持体の先端部の面積が小さいと天板の固定強度が劣り、さりとて、テーブル支持体の先端部の面積を大きくすると梱包や保管において取り扱いか面倒になる。
ところで、天板が長方形の大型テーブルの場合、天板を複数の脚装置で支持することになり、その場合、隣り合った脚装置をビームで連結して補強するのが好ましい。そこで特許文献1では、脚柱の上端に取り付けた受座同士をビームで連結しているが、これではいわば前後に隣り合った脚柱の上端間を連結するのと同じになるため、連結強度が低いという問題があった。
本願発明は、このような現状を改善することを主たる課題とするものである。
請求項1の発明は、鉛直方向に延びる脚柱と、前記脚柱の下部に固定されると共に床に接地する棒状の下部材と、前記脚柱の上部に固定されて天板を支持する棒状の上部材とを備えており、前記上部材及び下部材を、脚柱に固定された基端部から先端に向けて脚柱から遠ざかるアーム状に形成しているテーブル用脚装置であって、前記上部材と脚柱及び下部材と脚柱とに、上下方向から嵌まり合って相対姿勢を保持する嵌合部がそれぞれ形成されている。
請求項2の発明は、請求項1において、前記脚柱には、当該脚柱の嵌合部を成す非円形の係合穴が上下両端面に開口するように形成されている一方、前記下部材には前記係合穴に下方から嵌合する上向き突起が、前記上部材には前記係合穴に上方から嵌合する下向き突起がそれぞれ形成されており、下部材の上向き突起と上部材の下向き突起とをそれぞれ脚柱に対する嵌合部と成している。
請求項3の発明は、請求項2において、前記脚柱は、上部材及び下部材が1本ずつ固定されるタイプと複数本ずつ固定されるタイプとの複数種類が存在しており、各タイプの脚柱における係合穴を同一断面形状とすることにより、複数種類の脚柱に同一種類の上部材及び下部材とを取り付け可能としている。
請求項4の発明は、請求項1〜3のうちの何れかにおいて、前記上部材は先端に行くに従って高さが高くなるように水平に対して傾斜している一方、前記下部材は先端に行くに従って高さが低くなるように水平に対して傾斜しており、下部材の傾斜角度を上部材の傾斜角度よりも大きくしている。
請求項5の発明は、請求項1〜4のうちの何れかにおいて、前記上部材の先端部には天板に固定される受け座が取り外し可能に取り付けられている。また、請求項6の発明は、請求項5において、前記受け座に、天板の下面に沿って水平状に配置されたビームの先端が嵌合する係止部を形成することにより、水平方向に隔てた受け座をビームで連結することが可能ならしめられており、更に、受け座を水平姿勢変更可能な状態で上部材に取り付けることにより、ビームと上部材との平面姿勢が変わってもビームと受け座とが嵌合することを許容している。
本願発明は、請求項1〜6に記載した脚装置のうちのいずれかを備えているテーブルも備えている。
本願発明では、天板が取り付く上部材は脚柱に固定しているため、過度に頑丈な構造にしなくても高い強度を確保することができる。また、脚柱と上部材と下部材との相互の平面姿勢は一定に保持されるため、組み立て作業に手間が掛かることもない。
請求項2のように構成すると、突起が脚柱の係合穴に嵌合することによって上部材及び下部材は脚柱から張り出した状態に保持されるため、強度を一層向上させることができる。
請求項3のように構成すると、例えば一つの脚装置のみで天板を支持するタイプや複数の脚装置で天板を支持するタイプに上部材及び下部材を共用できるため、テーブル群全体としてコストを抑制することができる。
ところで、上部材及び下部材は脚柱からアーム状に延びているため、荷重は上部材及び下部材にモーメントとして作用する。特に、下部材の先端は自由端になっているので大きな曲げモーメントが作用することになる(上部材は先端が天板に固定されているので、作用する曲げモーメントは小さい)。そして、特許文献1では脚ベース(下部材)は水平状に延びているため、荷重の全部が脚ベースに曲げモーメントとして作用することになり、このため脚柱との取り付け箇所に大きな負担が掛かることになる。
他方、本願の請求項4のように下部材を水平(及び鉛直線)に対して傾斜させると、下部材にかかる荷重は下部材に対する軸方向の圧縮力と曲げモーメントとに分散されるため、脚柱との固定箇所に作用する負担を軽減することができ、このため過度に頑丈な構造にしなくても必要な強度を確保できる。また、上部材の傾斜姿勢は小さいため、人がテーブルを使用するに際して膝が当たるようなことを防止でき、テーブルの使い勝手が悪化することはない。
請求項5のように構成すると、天板は受座を介して上部材で支持されるが、受座の面積を大きくすることによって天板の支持強度を向上でき、しかも、保管や運搬に際しては上部材と受座とを別々に梱包することにより、取り扱いの手間を軽減することができる。
ところで、長方形の天板を複数の脚装置で支持した大型テーブルの場合、脚装置は天板の長手方向に沿った複数箇所に配置されており、各脚装置において上部材が天板を横切る方向に延びることになり、従って、請求項5の受座は天板の長手両側縁に近い部分に配置されることになる。
そして、天板の長手方向に沿って配置された受座をビームで連結してテーブルを補強できるが、受座は天板の長手側縁に近い部分に配置されているため、天板の一方の長手側縁に沿って延びるビームと他方の長手側縁に沿って延びるビームとの間隔は必然的に広がることになり、このため、補強機能を向上できる。
受座をビームで連結するにおいて、受座にビームが嵌合する係止部を設けると連結強度をより向上できるが、この場合、請求項6のように構成すると、上部材の平面姿勢を変えても受座同士をビームで連結できるため、天板の支持態様の違いやデザインの変更に柔軟に対応できる利点である。
発明の実施形態
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(1).第1実施形態(図1〜図10)
図1〜図10では第1実施形態を示している。図1はテーブルの一部破断平面図、図2は正面図である。
このテーブルは天板1を1つの脚装置2で支持した小型のものであり、脚装置2は、鉛直方向に延びる1本の脚柱3と、脚柱3の下端から四方に延びる4本の下部材4と、脚柱3の上端から四方に延びる4本の上部材5とを備えており、各上部材5の先端には受け座6を取付け、受け座6に天板1をねじで固定している。各下部材4の先端にアジャスタ7を取付けている(キャスターを取付けても良い)。
下部材4と上部材5とは平面視で重なっており、平面視での長さは下部材4が上部材5よりも僅かに長くなっている(勿論、両部材4,5の長さは任意に設定できる)。また、上下部材4,5とも水平に対して傾斜しているが、上部材5の傾斜角度は約10°程度で下部材4の傾斜角度は45°程度に設定している。天板1は平面視略正方形に形成しているが、長方形や円形(真円形)、或いは楕円形などでもよいことはいうまでもない。
以下、脚装置1の詳細を図3以下の図面も参照して説明する。図3のうち(A)は分離正面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視断面図、(D)は(A)のD−D視断面図、図4のうち(A)は分離斜視図、(B)は上部材5をひっくり返した状態での部分斜視図、図5は図2の V-V視断面図、図6は図2のVI−VI視断面図、図7は図5の VII-VII視断面図、図8は脚柱3の平面図、図9は上部材4と受け座6との分離平面図、図10は図1の X-X視断面図である。
(a).下部構造
図4〜6や図8に示すように、脚柱3は全体として平面視十字状の中空に形成されており、角柱部3aの各片の外側に中空状の突出部3bを有する基本形態になっており、突出部3bは平面視略カマボコ形に形成されている。そして、突出部3bの内部にはみ出る状態で角柱部3aの各片から突条9が突出しており、この突条9を挟んだ両側を請求項に記載した係合穴10と成し、かつ、突条9にはその先端に開口した溝条11を形成している。
本実施形態の脚柱3はアルミ等の金属の押し出し成形品であり、このため全長にわたって同じ断面形状になっている。もちろん、ダイキャスト製や樹脂製、或いは板金製とすることも可能である。溝条11に代えて中空穴を形成しても良い。
本実施形態の下部材4は例えばアルミダイキャスト製であり、基端部(上部)4aは鉛直状に立ち上がっており、脚柱3の突出部4bと重なる平面形状になっている。そして、下部材4の上端面に、脚柱3の係合穴10にきっちり嵌合する一対の上向き突起12を一体に形成している。更に、基端部4aには、脚柱3の溝条11と同心の取付け穴13が上下に貫通しており、図7に明示するように、取付け穴13に下方から挿入したねじ14を脚柱3の溝条11にねじ込んでいる。
敢えて述べるまでもないが、取付け穴13の下部はねじ14の頭が重なるように座ぐり加工されている。ねじ14としては、通常のボルト(或いはビス)を使用しても良いし、タップ立てが不要なタッピンねじでもよい。下部材4のうち床に面する面には2条の補強リブ15を形成しており、この補強リブ15は脚柱3を支える機能も備えている。なお、下部材4の素材や加工方法は任意に選択できる。
(b).上部構造
上部材5もアルミ等のダイカスト製品であり、基端部(下端部)5aは短いながらも鉛直状に延びており、脚柱3の突出部3bと重なる平面形状に形成されている。
そして、基端部5aには、脚柱3の係合穴10にきっちり嵌合する一対の下向き突起16を一体に形成している。更に、基端部5aには、脚柱3の溝条11と同心の取付け穴17が上下に貫通しており、図7に明示するように、取付け穴17に上方から挿入したねじ14を脚柱3の溝条11にねじ込んでいる。
上部材5にも上向きの補強リブ18が一対形成されている。また、基端部5aには、脚柱3の角柱部3aに向けて突出するはみ出し部19が形成されている。上部材5の先端部(上端部)には円形のボス部20が上向きに突出するように一体に形成されている。
受け座6は平面視円形で正面視逆台形状に形成されているが、その直径は上部材5の幅寸法よりも遥かに大きい(例えば3倍以上)寸法に設定されている。そして、受け座6の中心部には、上部材5のボス部20に嵌合する下向き穴22が開口しており、受け座5の中心に空けた中心穴23に上方から挿通したねじ24を上部材5のボス部20に形成した雌ねじ穴25にねじ込んでいる。中心穴23はねじ24の頭を隠すために座ぐり加工されている。
受け座6の周縁部には多数の天板固定用穴26が空いており、この天板固定用穴26に下方から挿通したビス27で天板1に固定している。
上部材5におけるボス部20の上面のうち、雌ねじ穴25を挟んで上部材5の長手に沿った両側に一対の穴28を設け、この穴28に位置決めピン29を嵌合させている一方、受け座6には、位置決めピン29に嵌合する位置決め穴30を空けている。
この場合、位置決め穴30は、中心穴23を挟んだ両側に円周方向に沿って3個ずつ空けている。隣合った位置決め穴30のピッチ角度θ(図9参照)は例えば30°に設定している(勿論、他の角度でも良いし、また、位置決め穴30の個数に限定はない)。
なお、位置決め穴30は上下に貫通しているが、下方にのみ開口していても良い。また、位置決めピン29を受け座6に下向き突設して、位置決め穴30を上部材5のボス部20に形成しても良い。更に、ボス部20と受け座6とに複数ずつの位置決め穴30を形成して、位置決めピン29を位置決め穴30に抜き差し自在な構成とすることも可能である)。
受け座6のうち位置決め穴30よりも外側の部位には、ねじ31を上方から挿通できる3個ずつの補助穴32が空いており、この補助穴32に挿通したねじ31を上部材5にねじ込みできるようになっている(このため、上部材5のうちボス部20よりも基端側の部位にはタップ穴33が空いている)。各補助穴32は位置決め穴30の延長線上に位置している。
受け座6の外周縁には、角管状の補強用ビーム35が嵌合し得る断面略角形の係止部36を水平外向きに突設している。この係止部36は、中央に位置した2つの位置決め穴30及び補助穴32を結ぶ線34と平面視で直交した方向に延びており、また、係止部36には上下に貫通した雌ねじ穴37を空けている。
受け座6に係止部36が横向き突設しており、かつ、位置決め穴30及び補助穴32が3対ずつ空いているため、受け座6は、係止部36が上下部材4,5と直交した方向に向いた基本姿勢と、基本姿勢に対して係止部36を円周方向の両側に振り分けた2つの姿勢との3つの姿勢において上部材5に固定できる(なお、本実施形態ではビーム35は使用しない)。図9に一点鎖線で示すよう、係止部36を受け座6の中心を挟んだ両側に設けることも可能である。
(c).まとめ
以上の構成において、下部材4の群と上部材5の群とは1本の脚柱3にねじ止めされているため、長さの異なる脚柱3を複数種類揃えておくことにより、高さの異なるテーブルに上部材5及び下部材4並びに受け座6を共用できる。
また、下部材4と上部材5とは脚柱3に対して1つの姿勢でしか固定できないため、各部材4,5の取付け姿勢を誤るようなことはなく、組み立て作業を迅速に行える。更に、直径の大きい受け座6を介して天板1を支持できるため、天板1の支持強度も向上できる。本実施形態のように脚柱3の突条9を挟んだ両側に係合穴10を形成して、突条9に形成した溝条にねじ14をねじ込む方式にすると、下部材4及び上部材5の基端部4a,5bはその略中心部においてねじ14で脚柱3に固定されため、固定強度において優れている利点がある。
なお、本実施形態では1本の脚柱3に4本の上下部材4,5を固定しているが、1本の脚柱3に3本又は5本以上の上下部材4,5を固定する仕様とすることも可能である。
図8に示すように、脚柱3の係合穴10には平面視三角形の溝21aを形成する一方、上下部材4,5の突起12,16には前記溝21aに嵌合するリブ21bを形成している。このようにすると、ガタ付きをなくして固定強度をより向上できる利点がある。
(2).第2実施形態(図11〜図15)
図11〜図15では第2実施形態を示している。図11は天板1を仮想線で示した平面図、図12は図11のXII-XII 視図、図13は図12のXIII−XIII視側面図、図14は受け座6の部分の一部破断平面図、図15は図14のXV−XV視断面図である。
この実施形態では左右一対の脚装置2で横長の天板1を支持しており、左右の脚装置2は、1本の脚柱3と前後2本ずつの上下部材4,5を備えている。また、左右の受け座6は補強用のビーム35で連結されている。
この実施形態の脚柱3は、1つの角柱部3aを挟んだ両側に2つの突出部3bを備えた形態になっており、このため、脚装置2はすっきりとした体裁になっている。上下部材4,5の第1実施形態と同じ構造である。
この実施形態では、上部材5は平面視で天板1の長手方向と直交する方向に延びており、このため、受け座6の係止部36も天板1の長手方向と平行な方向に突出している。このため、左右に隔てた受け座6の係止部36にビーム35の端部を差し込んで、ビス38で固定している。ビーム35は天板1の下面に密着するように設定している。
前後の上部材5は天板1の幅方向に延びており、このため、前後受け座6の間隔は大きな寸法になり、従って前後ビーム35の間隔寸法も大きくなる。従って、左右の脚装置2と前後ビーム35とからなる骨組みを大型化して、テーブルを頑丈な構造にすることができる。
ビーム35で連結される左右の受け座6の係止部36は相対向している。従って、仮に位置決め穴30と補助穴32とを軸心の片側だけに形成すると、係止部36が右向きになったものと左向きになったものとの2種類を製造しなければならない。これに対して本実施形態では、位置決め穴30と補助穴32との群が中心を挟んだ両側に形成されているため、1種類の受け座6を左右の脚装置1に共用でき、それだけコストを抑制できる。
(3).第3実施形態(図16〜図22)
図16〜図22では第3実施形態を示している。図16は天板1を仮想線で示した平面図、図17(A)は図16の側面図である。この実施形態では、左右に長い天板1をエンド脚装置2′とその間に位置した中間脚装置2″とで支持しており、左右に隣合った受け座6はビーム35で連結し、左右に隣合った脚装置2′,2″はパイプ製のセンターフレーム40で連結している(なお、中間脚装置2″を複数並設しても良い)。
そして、この実施形態では、各脚装置2′,2″は前後2本の脚柱3を備えていて両者はその下部を継手41,42で連結されており、左右に隣合った継手41,42がセンターフレーム40で連結されており、また、中間脚装置2″の上下部材4,5は平面視で天板1の中手方向と直交する方向に延びているのに対して、エンド脚装置2′では上下部材4,5は平面視で天板1の幅方向に延びる線に対してθだけ傾斜している。
以下、図17(B)以下の図面も参照して詳述する。図17のうち(B)は中間脚装置2″の脚柱3を図17(A)のB−B線で切断した断面図、図17のうち(C)はエンド脚装置2′の脚柱3を図17(A)のC−C線で切断した断面図であ、図18は図16の XVIII-XVIII視断面図、図19は中間脚装置2″の分離斜視図、図20はエンド脚装置2′の平面図、図21はエンド継手の側面図、図22は脚柱3の変形例の平面図である。なお、図17(A)では中間脚装置2″を表示している。
図17(B)(C)に示すように、この実施形態の脚柱3は2つの係合穴10を有する中空状に形成されており、両係合穴10を区画するブロック部にセンター穴43が空いている。
また、上下部材4,5のリブ15,18と重なる縦長リブ44が全長にわたって延びている。上下部材4,5は前述の実施形態と同じ構造であり、脚柱3に対する上部材5の取付け方法は前述の実施形態と基本的には同じで、ねじ14を脚柱3のセンター穴43にねじ込んでいる。他方、下部材4の取付け構造は従前の実施形態とは相違している。この点を次に説明する。
まず、中間脚装置2″について説明する。図19から容易に理解できるように、中間脚装置2″における中間継手42は、天板1の長手方向と同じ方向に延びる軸部42aを備えており、軸部42aには、センターフレーム40が固定される左右一対のボス部42cと、上部材5における一対のリブ15の間の空間に嵌まり込む柱部42cと、下部材4における基部4aの下面に形成した凹所に嵌まり込む張り出し部42dとを一体に設けている。
中間継手42の支柱部42cはビス45で下部材4に固定されるようになっており、このため、支柱部42cには貫通穴46aが、下部材4の基部4aにはにはねじ穴46bが空いている。また、中間継手42の張り出し部42dには、脚柱3のセンター穴43と同心の貫通穴47が空いており、ねじ14をセンター穴43にねじ込むことにより、中間継手42と下部材4と脚柱3とを共締めしている。
次に、エンド継手41について説明する。例えば図20に示すように、エンド継手41も軸部41aを備えているが、その性質から、ボス部41bは片側だけに形成している。また、軸部41aから平面視でハ字状に延びる前後一対の枝部41cを突設しており、枝部41cの先端部に柱部41dを形成し、更に、枝部41cの先端部に張り出し部41eを形成している。
エンド継手41は中間継手42と基本的には同じであり、相違点は、枝部41dがあることと柱部41dの平面姿勢が傾いているだけである。下部材4への取付け方法は中間継手42と同じである。
なお、各脚装置1,2′,2″において上下部材4,5は長さが同じである一方、エンド脚装置2′の箇所では上下部材4,5は天板1の幅方向線に対して傾斜しているため、エンド脚装置2′の箇所では前後脚柱3の間に間隔が空くことになる。このため、エンド継手41には枝部41cを設けている。換言すると、枝部41cを有する継手41を使用することにより、各種の脚装置において上下部材4,5を共用できるのである。
また、受け座6における位置決め穴30及び補助穴42のピッチ角θとエンド脚装置2′における上下部材4,5の傾斜角度とが同じであるため、図20に示すように、左右に隣合った受け座6をビーム35で連結することも支障無く行える。
本実施形態のように1つの脚装置が前後2本の脚柱3を備えている場合、前後の脚柱3を上下複数箇所で連結したり、上下中途部を連結したりすることも共可能である。本実施形態のようにセンターフレーム40と前後ビーム35とで左右脚装置を連結すると、天板1が支持する骨組みをより頑丈な構造にできる利点がある。
図22では脚柱3の変形例を示しており、(A)では2対ずつの係合穴10を設けている。また、(B)ではリブに代えて突条44′を設けている。
(4).第4実施形態(図23)
図23に示すのは受け座6の姿勢保持手段の別例である第4実施形態である。この実施形態では、受け座6の下向き穴22の底面に一対の位置決め突起50を下向きに突設する一方、上部材5のボス部20の頂面に位置決め穴(図示せず)を複数個ずつ対称状に空けている。位置決め突起50を上部材5のボス部20に形成して、位置決め穴30を受け座6に形成しても良い。
(5).第5実施形態(図24〜図29)
図24〜図29では第5実施形態を示している。図24は一部省略平面図、図25は一部部材を省略した状態での図24の XXV-XXV視図、図26は図24の XXVI-XXVI視断面図、図27は分離平面図、図28は図27の XXVIII-XXVIII視図、図29は図27の XXIX-XXIX視図である。
この実施形態は、正方形や円形の天板1を1つの脚装置2で支持するにおいて、1つの脚装置2を、4本ずつの脚柱3,下部材4,上部材5で構成したものであり、脚柱3,下部材4,上部材5は第1実施形態と同様の構造になっている。そして、下部材4の基端部4aを平面視十字状の連結装置51で連結している。
連結装置51は、平面視十字状のセンタージョイント52と、センタージョイント52の各枝体に嵌合した筒状ジョイント53とを備えている。センタージョイント52は樹脂製であり、筒状ジョイント53は例えば金属製押し出し成形品である。筒状ジョイント53の上部と下部とには蟻溝部53aが形成されており、センタージョイント52の各枝部には蟻溝部53aに嵌まる蟻ホゾ部52aが形成されている。
センタージョイント52の各枝部にはナット54をインサート成形等で埋設しており、このナット54にねじ込んだねじ55で筒状ジョイント53をセンタージョイント5251に締結している。また、筒状ジョイント53の端部には側面視コ字状の金具56をねじ57で固定しており、金具56は下部材4の基部4aにねじ58で締結されている。
この実施形態では、筒状ジョイント53として長さの違うものを容易しておくことにより、天板1の大きさの違いに対応できる。また、脚柱3の間隔が広がるため、天板1の支持安定性に優れている(従って、大型のテーブルでも1つの脚装置で支持できる)。
この実施形態のような連結装置51や、既述の実施形態の継手41,42を使用して脚柱3を互いに離反した状態に保持できることは本願発明の特徴の1つである。なお、連結装置の金具や継手は脚柱3に締結しても良いし、脚柱3と下部材4との両方に締結することも可能である。
なお、連結装置51はアルミダイキャストや射出成形によって全体を一体成形することも可能である。
(6).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化することができる。例えば上下部材と脚柱との嵌合形態としては、脚柱の上下に突起を設け、上下部材の基端部に前記突起が嵌まる穴を形成するなどしても良い。
また、受け座とビームとの嵌合形態としては、受け座に例えば横向きの係止穴を形成して、この係止穴にビームを差し込むことも可能である。ビームはその中途部を天板にビスで固定しても良い。左右に隔てた受け座をビームで連結することに加えて、前後に隔てた受け座をビームで連結することも可能である。
また、下部材と下部材として同一部材を使用することも可能である(この場合と脚装置は上下対称の形状になる)。また、受け座に係止部を設け場合、係止部は必ずしも受け座に一体成形することには限らず、別体の部材を例えは受け座の外周等にねじ等で固定することも可能である。
第1実施形態に係るテーブルの一部破断平面図である。 正面図である。 図3のうち(A)は分離正面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視断面図、(D)は(A)のD−D視断面図である。 (A)は分離斜視図、(B)は上部材5をひっくり返した状態での部分斜視図である。 図2の V-V視断面図である。 図2のVI−VI視断面図てある。 図5の VII-VII視断面図である。 脚柱の平面図である。 上部材と受け座との分離平面図である。 図1の X-X視断面図である。 第2実施形態の一部省略平面図である。 図11のXII-XII 視図である。 図12のXIII−XIII視側面図である。 受け座の部分の一部破断平面図である。 図14のXV−XV視断面図である。 第3実施形態の一部破断平面図である。 (A)は図16の側面図、(B)(C)は脚柱を(A)のB−B,CC−線で切断した断面図である。 図16の XVIII-XVIII視断面図である。 中間脚装置の分離斜視図である。 エンド脚装置の平面図である。 エンド継手の側面図である。 脚柱の変形例の平面図である。 第4実施形態を示す図である。 第5実施形態の一部省略平面図である。 図24の XXV-XXV視図である。 図24の XXVI-XXVI視断面図である。 分離平面図である。 図27の XXVIII-XXVIII視図である。 図27の XXIX-XXIX視図である。
符号の説明
1 天板
2,2′,2″ 脚装置
3 脚柱
4 下部材
5 上部材
6 受け座
10 係合穴
12 上向き突起
14 ねじ
16 下向き突起
20 ボス部
35 ビーム
36 係止部
41,42 継手

Claims (7)

  1. 鉛直方向に延びる脚柱と、前記脚柱の下部に固定されると共に床に接地する棒状の下部材と、前記脚柱の上部に固定されて天板を支持する棒状の上部材とを備えており、前記上部材及び下部材を、脚柱に固定された基端部から先端に向けて脚柱から遠ざかるアーム状に形成しているテーブル用脚装置であって、
    前記上部材と脚柱及び下部材と脚柱とに、上下方向から嵌まり合って相対姿勢を保持する嵌合部がそれぞれ形成されている、
    デーブル用脚装置。
  2. 前記脚柱には、当該脚柱の嵌合部を成す非円形の係合穴が上下両端面に開口するように形成されている一方、前記下部材には前記係合穴に下方から嵌合する上向き突起が、前記上部材には前記係合穴に上方から嵌合する下向き突起がそれぞれ形成されており、下部材の上向き突起と上部材の下向き突起とをそれぞれ脚柱に対する嵌合部と成している、
    請求項1に記載したテーブル用脚装置。
  3. 前記脚柱は、上部材及び下部材が1本ずつ固定されるタイプと複数本ずつ固定されるタイプとの複数種類が存在しており、各タイプの脚柱における係合穴を同一断面形状とすることにより、複数種類の脚柱に同一種類の上部材及び下部材とを取り付け可能としている、
    請求項2に記載したテーブル用脚装置。
  4. 前記上部材は先端に行くに従って高さが高くなるように水平に対して傾斜している一方、前記下部材は先端に行くに従って高さが低くなるように水平に対して傾斜しており、下部材の傾斜角度を上部材の傾斜角度よりも大きくしている、
    請求項1〜3のうちの何れかに記載したテーブル用脚装置。
  5. 前記上部材の先端部には天板に固定される受け座が取り外し可能に取り付けられている、
    請求項1〜4のうちの何れかに記載したテーブル用脚装置。
  6. 前記受け座に、天板の下面に沿って水平状に配置された補強部材の先端が嵌合する係止部を形成することにより、水平方向に隔てた2の受け座をビームで連結することが可能ならしめられており、更に、受け座を水平姿勢変更可能な状態で上部材に取り付けることにより、ビームと上部材との平面姿勢が変わってもビームと受け座とが嵌合することを許容している、
    請求項5に記載したテーブル用脚装置。
  7. 請求項1〜6に記載した脚装置のうちのいずれかを備えているテーブル。
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