JP4642911B2 - プリント条件設定装置、プリント条件設定方法、プリントシステム、およびプログラム - Google Patents

プリント条件設定装置、プリント条件設定方法、プリントシステム、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、被プリント媒体の端部より内側の第1領域と前記被プリント媒体の端部より外側にはみ出した第2領域とを含む領域(着色材付与領域、プリント領域ともいう)に対して着色材を付与し、前記被プリント媒体の少なくとも1つの端部に余白を設けずにプリントを行う、いわゆる余白なしプリント動作(フチなしプリント動作)を実行する際のプリント条件を設定するためのプリント条件設定装置、プリント条件設定方法プリントシステム、およびプログラムに関するものである。
従来のプリントシステムにおいては、用紙(被プリント媒体)の縁部(端部)に余白を設けずに画像をプリントするプリント方法として、いわゆる余白なしプリント(「フチなしプリント」ともいう)と称される方法がある。
このようなフチなしプリント方法を行うにあたり、画像のプリント領域(着色材を付与する領域)を、被プリント媒体のサイズ(以下、「用紙サイズ」ともいう)よりもピクセル単位において大きいサイズに作成し、そして、用紙の縁部からはみ出すようにして画像をプリントすることが考えられる。しかしながら、このようなフチなしプリントを実施した場合、用紙の縁部からはみ出す画像のはみ出し量は、フチなしプリントが可能なプリンタ側によって推奨される量に固定されてしまう。例えば、図9のように、プリンタ側にて推奨されている固定量LA,LB,LC,LDだけ、用紙Pの四辺から外方にはみ出した領域E0に、画像がプリントされることになる。
図9のように、用紙Pの上下左右において、プリンタが推奨する固定量LA,LB,LC,LDだけ外方にはみ出すようにして、画像をフチなしプリントした場合には、必然的に、プリントすべき元画像の上下左右の一定部分が用紙P上にプリントされず、一定量の画像データが欠けることになる。例えば、図10(a)のような元画像のデータDを用紙P上にフチなしプリントした場合には、図10(b)のように、用紙Pの上下左右において、プリンタ側にて推奨されている固定量だけデータDが欠けることになる。そのため、ユーザによって必要な図10(b)中右下の画像データまでも欠けてしまうことがある。
このような場合、ユーザは、欠けたデータを用紙P内に収めたくともそれを実現するための手段がないため、そのようなデータの欠けについては許容せざるを得ない。
本発明の目的は、必要な画像データが被プリント媒体上から外れてプリントされない事態を回避して、必要な画像データの欠けのない良好なプリントが可能なプリント条件設定装置、プリント条件設定方法プリントシステム、およびプログラムを提供することにある。
本発明のプリント条件設定装置は、プリントされるべき被プリント媒体のサイズ以上のサイズのプリントデータに基づいて被プリント媒体の端部に余白を設けずに画像をプリントするための余白無しプリントモードを実行するための条件を設定するプリント条件設定装置であって、前記プリントされるべき被プリント媒体から外側にはみ出すプリントデータのはみ出し量を可変に設定可能な設定手段と、前記設定手段によって可変に設定されるはみ出し量に応じて変化するサイズの画像と当該画像がプリントされるべき被プリント媒体とを表示画面に重ねて表示させる表示制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明のプリント条件設定装置は、プリントされるべき被プリント媒体のサイズ以上のサイズのプリントデータに基づいて前記被プリント媒体の端部に余白を設けずに画像をプリントするための余白無しプリントモードを実行するための条件を設定するプリント条件設定装置であって、前記プリントされるべき被プリント媒体から外側にはみ出すプリントデータのはみ出し量として設定可能な複数の異なるはみ出し量の中から、ユーザの指示に基づいて、前記プリントされるべき被プリント媒体から外側にはみ出すプリントデータのはみ出し量を設定する設定手段と、前記設定手段によって設定されたはみ出し量に基づき生成されるプリントデータに従ってプリントされるべき画像が前記被プリント媒体からのはみ出す状態を表示画面に表示させるべく、前記プリントされるべき画像と当該画像がプリントされるべき被プリント媒体とを前記表示画面に重ねて表示させる表示制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明のプリント条件設定方法は、プリントされるべき被プリント媒体のサイズ以上のサイズのプリントデータに基づいて前記被プリント媒体の端部に余白を設けずに画像をプリントするための余白無しプリントモードを実行するための条件を設定するプリント条件設定方法であって、前記プリントされるべき被プリント媒体から外側にはみ出すプリントデータのはみ出し量として設定可能な複数の異なるはみ出し量の中から、ユーザの指示に基づいて、前記プリントされるべき被プリント媒体から外側にはみ出すプリントデータのはみ出し量を設定する設定工程と、前記設定工程において設定されたはみ出し量に基づき生成されるプリントデータに従ってプリントされるべき画像が前記被プリント媒体からのはみ出す状態を表示画面に表示させるべく、前記プリントされるべき画像と当該画像がプリントされるべき被プリント媒体とを前記表示画面に重ねて表示させる工程と、を有することを特徴とする。
本発明のプリントシステムは、上記のプリント条件設定装置と、前記プリント条件設定装置で設定された条件に基づいて、被プリント媒体の端部に余白を設けずに画像をプリントすることが可能なプリント装置と、を有することを特徴とする。
本発明のプリントシステムは、被プリント媒体の端部に余白を設けずに画像をプリントすることが可能なプリンタと、前記プリンタに供給するためのプリントデータを生成するためのデータ生成装置とを含むプリントシステムであって、前記データ生成装置は、プリントされるべき被プリント媒体から外側にはみ出すプリントデータのはみ出し量として設定可能な複数の異なるはみ出し量の中から、ユーザの指示に基づいて、前記プリントされるべき被プリント媒体から外側にはみ出すプリントデータのはみ出し量を設定する設定手段と、前記設定手段により設定されたはみ出し量に基づいて前記プリントデータを生成する生成手段と、前記生成手段によって生成されるプリントデータに従ってプリントされるべき画像が前記被プリント媒体からのはみ出す状態を表示画面に表示させるべく、前記プリントされるべき画像と当該画像がプリントされるべき被プリント媒体とを前記表示画面に重ねて表示させる表示制御手段と、前記生成手段により生成されたプリントデータを前記プリンタへ供給する手段と、を備えることを特徴とする。
本発明のプログラムは、プリントデータに基づいて被プリント媒体の端部に余白を設けずに画像をプリントするための条件を設定する方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記方法は、ユーザの指示に基づいて、プリントされるべき被プリント媒体から外側にはみ出すプリントデータのはみ出し量を可変に設定可能な設定工程と、前記設定工程によって可変に設定されるはみ出し量に応じて変化するサイズの画像と当該画像がプリントされるべき被プリント媒体とを表示画面に重ねて表示させる工程と、を含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、プリントデータに基づいて被プリント媒体の端部に余白を設けずに画像をプリントするための条件を設定する方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記方法は、プリントされるべき被プリント媒体から外側にはみ出すプリントデータのはみ出し量として設定可能な複数の異なるはみ出し量の中から、ユーザの指示に基づいて、前記プリントされるべき被プリント媒体から外側にはみ出すプリントデータのはみ出し量を設定する設定工程と、前記設定工程において設定されたはみ出し量に基づき生成されるプリントデータに従ってプリントされるべき画像と当該画像がプリントされるべき被プリント媒体とを表示画面に重ねて表示させる工程と、を含むことを特徴とする。
上記構成によれば、用紙(被プリント媒体)の縁部に余白を設けずに画像をプリントする、いわゆる「フチなしプリント」を実行するにあたり、用紙の外側にはみ出す領域の量をユーザが任意に設定できる。
なお、本明細書において「フナなしプリント」とは、被プリント媒体の記録面の少なくとも一端(1つの端部)に余白を設けずに記録を行うことを意味する。例えば、被プリント媒体が四角形の場合、四辺全てに余白を設けずにプリントを行う場合はもちもんのこと、四辺のうち三辺には余白を設けず残りの一辺には余白を設ける場合、四辺のうち二辺には余白を設けず残りの二辺には余白を設ける場合、四辺のうち一辺には余白を設けず残りの三辺には余白を設ける場合も、本明細書における「フチなしプリント」に含まれる。
また、本発明では、被プリント媒体上の領域(被プリントの端部より内側の領域)と被プリント媒体からはみ出した領域(被プリント媒体の端部より外側にはみ出した領域)とを含む領域に対して着色材(例えば、インク)を付与し、フチなしプリントを行う。この場合、厳密にいえば、被プリント媒体からはみ出した領域には着色材が付与されるだけで、画像はプリントされない。しかし、着色材を付与する動作をプリント動作と捉えれば、上記はみ出した領域にもプリント動作が行われることになる。従って、本明細書においては、説明を簡単にするために、被プリント媒体上の領域(第1領域)と被プリント媒体からはみ出した領域(第2領域)とを含む領域のことを「プリント領域」という。また、別の見方をすれば、上記第1領域と第2領域とを含む領域は着色材が付与される領域でもあるので、上記第1領域と第2領域とを含む領域のことを「着色材付与領域」ともいう。
以上説明したように、本発明によれば、被プリント媒体上の領域と前記被プリント媒体より外側にはみ出る領域とを含む領域(着色材付与領域、プリント領域)に対して着色材を付与し、前記被プリント媒体の少なくとも1つの端部に余白を設けずにプリントを行う、いわゆるフチなしプリント動作を実行する場合に、被プリント媒体からはみ出る領域のはみ出し量を調整することにより、ユーザの好みなどに応じて、被プリント媒体上にプリントされる画像の範囲、および被プリント媒体上から外れてプリントされない画像の範囲を調整することができる。
この結果、必要なデータが被プリント媒体上から外れてプリントされない事態を回避して、必要なデータの欠けのない良好なプリントを実行することができる。
本発明の実施形態に係るプリントシステムのブロック構成図である。 図1におけるプリンタドライバの構成要素の相互関係を説明するためのブロック図である。 (a),(b),(c)は、図1のコンピュータ装置におけるユーザインターフェースの異なる表示画面の説明図である。 図2における出力処理方法設定部の動作を説明するためのフローチャートである。 図2におけるビットマップデータ変換部の動作を説明するためのフローチャートである。 図5における解像度情報の変更処理を説明するためのフローチャートである。 図1のプリントシステムにおけるはみ出し量の調整方法の説明図である。 (a),(b),(c)は、図1のコンピュータ装置におけるユーザインターフェースの異なる表示画面の説明図である。 従来例における固定はみ出し量の説明図である。 (a),(b)は、従来例を説明するためのプリント前の元画像、およびプリント後のプリント画像の正面図である。 本発明を適用可能なプリンタの構成例を説明するための要部の斜視図である。 図11のプリンタの制御系のブロック構成図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態としてのプリントシステムのブロック図である。図1のシステムは、大略して、コンピュータ装置1000とプリンタ3000とによって構成される。
コンピュータ装置1000は、CPU1001、RAM1002、ROM1003、ハードディスク記憶装置(HDD)1004、表示装置1006、およびキーボードやマウス等の入力装置1007を備える周知の構成であり、さらに外部記憶装置1005を備える。外部記憶装置1005は、例えば、装置に着脱自在の記憶メディア(例えば、DVD−ROM、CD−ROM、PD、MO、FD、JAZZ(登録商標)、JIP(登録商標)、各種磁気テープ等)に、データやプログラムを読み出し/書き込み自在に記憶するものである。RAM1002は、CPU1001のワークエリアやデータの一時記憶用に使用される。
コンピュータ装置1000は、このような外部記憶装置1005から、ハードディスク記憶装置(HDD)1004またはRAM1002に、各種アプリケーションソフト1100や本発明のプログラムを含むプリンタドライバ2000をロードして、それらをCPU1001によって実行する。これにより、プリンタドライバ2000は、後述するような特徴的な出力処理機能を発揮する。図1において、プリンタドライバ2000と、そのプリンタドライバ2000により作成されるスプールファイル2100は、説明の便宜上、ハードディスク記憶装置(HDD)1004やRAM1002などの記憶媒体とは別に表している。プリンタドライバ2000は、ハードディスク記憶装置(HDD)1004やRAM1002などの記憶媒体の他、読み書き自在の各種記憶媒体にロードして実行することもできる。また、プリンタドライバ2000は、ROM、NVRAM等の不揮発性メモリ素子に予め記憶させてもよく、あるいは、ネットワークを介して他の装置等と通信することにより、記憶装置にロードするようにしてもよい。プリンタドライバ2000により作成されたプリンタデータは、送信処理部2010によって、プリンタ3000の受信処理部3010へ送信される。
プリンタドライバ2000は、以下の要素2001〜2100を含んでいる。それらの要素2001〜2100は、図2のように関連付けられている。
2001は、ユーザがプリントデータの出力処理方法の設定内容を変更するための出力処理方法設定部であり、本発明のプログラムを実装するユーザインタフェイスもここに含まれる。2002は、出力処理方法設定部2001によって設定されたプリントデータの出力処理方法の設定内容を保存するための出力処理方法保存部である。2003は、出力処理方法保存部2002に保存されたプリントデータの出力処理方法の設定内容を取得するための出力処理方法取得部である。2004は、出力処理方法取得部2003にて取得した出力処理方法の設定内容に応じて、出力処理をフォアグラウンドまたはバックグラウンドに切替えるための出力処理方法切替部である。フォアグラウンドは優先度の高い処理(フォアグラウンドタスク処理)であり、バックグラウンドは優先度の低い処理(バックグラウンドタスク処理)である。2006は、出力処理方法切替部2004が出力処理をバックグラウンドに切替えた場合に、プリントデータをスプールファイル2100へ格納するためのスプールファイル書込み部である。2007は、スプールファイル書込み部2006によってスプールファイル2100に格納されたプリントデータの出力順序、表示、およびスプールファイル2100の格納先指定等を制御するためのスプールファイル制御部である。2008は、スプールファイル2100からプリントデータを読取るためのスプールファイル読取り部である。
2005は、出力処理方法取得部2003によって取得された出力処理方法の設定内容に応じて、プリントをビットマップデータに変換するためのビットマップデータ変換部である。2009は、ビットマップデータ変換部2005によって変換されたビットマップデータを、プリンタ3000のプリント出力に適したプリンタ所望のデータ形式に変換するためのプリンタデータ変換部である。2010は、プリンタデータ変換部2009によって変換されたプリンタデータをプリンタ3000に送信するための送信処理部である。
次に、プリンタドライバ2000の一連の機能を更に詳細に説明する。
まず、出力処理方法設定部2001により、プリントデータの出力処理方法をコンピュータ装置1000上にて設定する。この出力処理方法設定部2001は、GUI(グラフィックス・ユーザインターフェース)により構築されたユーザインタフェイス画面(表示装置1006の表示画面)を利用して、入力装置1007から、ユーザがプリントデータの出力処理方法を入力して、設定できる構成となっている。
図4は、この出力処理方法設定部2001による出力処理方法の設定処理の手順を説明するためのフローチャートである。
まず、出力処理方法を設定するためのユーザからの入力の有無を判断する(ステップS101)。ユーザからの入力は、図3(a)のようにGUIにより構築されたユーザインタフェイス画面(表示装置1006の表示画面)を利用して、入力手段としての入力装置1007等から入力される。また、ユーザからの入力は、マウス、タブレットなどの入力機器、スクリーンタッチ等の種々の入力装置を利用することができる。ユーザからの入力がない場合は、その入力を待つ。ユーザからの入力があった場合には、その入力された出力処理方法の設定項目を判断する(ステップS102)。そのユーザからの入力による設定内容は、前述したように出力処理方法保存部2002の保存される。次に、設定された項目がフチなしプリント方法(本例においては、「フチなし印刷」という)、つまり、被プリント媒体(用紙)上の領域と被プリント媒体の縁部から外側にはみ出した領域とを含む領域に対して着色材を付与し、被プリント媒体の縁部に余白を設けずに画像をプリントするプリント方法の指定項目であったか否かを判定する(ステップS103)。その設定項目がフチなし印刷の指定項目であった場合には、表示装置1006の表示内容を変更して、はみ出し量を指定するための表示画面としてから(ステップS104)、はみ出し量の指定項目を設定項目とするユーザからの入力を待つ。本例の場合は、はみ出し量を指定(「はみ出し量の調整」、あるいは「はみ出し量の変更」という)するための表示画面として、図8(b)のように、GUIにより構築されたユーザインタフェイス画面を表示する。はみ出し量は、後述するように、ユーザが設定項目としてはみ出し量の指定項目をカーソルによって指定した後、表示画面上のつまみKをカーソルによって左右にドラッグすることによって指定(調整、変更)する。その指定方法の具体例については後述する。また、フチなし印刷が指定されていない場合には、図8(a)のようなユーザインタフェイス画面を表示する。この図8(a)の画面においては、つまみKが表示されず、はみだし量の指定(調整、変更)ができない。
ステップS103の判定において、設定項目がフチなし印刷の指定項目でなかった場合には、その設定項目がはみ出し量の指定項目であったか否かを判定する(ステップS105)。設定項目がはみ出し量の指定項目であった場合には、プリンタ推奨のはみ出し量のガイド画面を表示して(ステップS106)、はみ出し量を指定するユーザからの入力を待つ。本例の場合は、図8(b)の画面におけるはみ出し量に関する表示部分に、カーソルCを合せてクリック操作することにより、はみ出し量の指定項目が設定項目となり、図8(b)の画面に代わって、プリンタ推奨のはみ出し量のガイド画面として、図8(c)のようにGUIにより構築されたユーザインタフェイス画面を表示する。
この図8(c)の画面中において、プリンタ推奨のはみ出し量は、文字によって、「推奨は右端です。左にドラッグするほどはみ出し量は少なくなります。」と表示される。そして、この図8(c)の表示画面上のつまみKをカーソルCによってドラッグして、4つの位置P1,P2,P3,P4のいずれかに位置させることによって、そのつまみKの位置に対応する4段階(第1段階から第4段階)のはみ出し量が選択的に指定される。その4段階のはみ出し量については後述する。このように本実施形態では、複数段階のはみ出し量を指定できる構成とすることによって、はみ出し量の調整(変更)を可能としている。
一方、ステップS105において、設定項目がはみ出し量の指定項目でなかった場合には、出力処理方法の設定処理を終了するか否かを判断する(ステップS107)。そして、その設定処理を終了しない場合にはユーザからの入力待ちとなり、一方、その設定処理を終了する場合には、出力処理方法の設定の確認用画面をクローズして図4の本モジュール処理から抜ける。
このような図4の処理により、出力処理方法設定部2001は、ユーザから入力される出力処理方法の設定項目に応じて表示画面を変更する。
出力処理方法の設定が終了した後、プリントを実行する場合には、その出力処理方法の設定内容を出力処理方法保存部2002(図2参照)に保存する。その後、その出力処理方法保存部2002に保存された出力処理方法の設定内容を出力処理方法取得部2003によって取得し、その取得した出力処理方法の設定内容に応じて、前述したように、出力処理方法切替部2004がプリント出力処理をフォアグラウンドまたはバックグラウンドに切替える。
以下、プリント出力処理を出力処理の優先度が高い「フォアグラウンド」処理と、出力処理の優先度が低い「バックグラウンド」処理と、に分けて説明する。
「フォアグラウンド」
プリント出力処理をフォアグラウンドによって行う場合には、ビットマップデータ変換部2005によりプリントデータをビットマップデータに変換する。このビットマップデータ変換部2005による変換処理の手順を図5および図6のフローチャートに基づいて説明する。
まず、出力処理方法取得部2003によって取得された出力処理方法の設定内容として、フチなし印刷が指定されたか否かを判定する(ステップS201)。そして、フチなし印刷の指定がされている場合には、プリントデータの解像度情報を図6のフローチャートの手順にしたがって変更する(ステップS202)。
図6の解像度情報変更処理においては、まず、ユーザによって指定されたはみ出し量の段階数(第1段階から第4段階)に基づき、プリンタ推奨のはみ出し量(LA,LB,LC,LD)を基準として、記録紙Pの上下左右のそれぞれにおける画像のはみ出し量(La,Lb,Lc,Ld)を下式(1)により算出する(ステップS301)。これらのはみ出し量(La,Lb,Lc,Ld)は、以下、「指定はみ出し量」ともいう。
指定はみ出し量=(プリンタ推奨のはみ出し量)×(指定段階)÷(段階数) …(1)
プリンタ推奨のはみ出し量LA,LB,LC,LDは、図7のように、プリンタ側にて推奨されている上下左右のはみ出しの固定量である。仮に、このはみ出し量LA,LB,LC,LDを設定してフチなしプリントした場合には、用紙上の第1の領域と上記はみ出し量(LA,LB,LC,LD)だけ用紙Pの外方にはみ出した第2領域とを含む領域E0に着色材(例えば、インク)が付与され、画像がプリントされることになる。段階数は、プリンタ推奨のはみ出し量LA,LB,LC,LDのそれぞれを等間隔等の複数に分けた分割数Nであり、また指定段階は、その段階数の中からユーザによって指定される段階(1〜N)である。例えば、図7のように、用紙Pの上下左右の四辺から外方にはみ出した領域Eに画像をプリントすることをユーザが望む場合には、指定はみ出し量La,Lb,Lc,Ldが指定段階「1」として指定されることになる。
本例の場合、段階数は4であり、図8(c)の画面中において、つまみKを4つの位置P1,P2,P3,P4に選択的にスライドさせることによって、指定段階として、第1段階,第2段階,第3段階,第4段階の4段階が指定される。これにより、用紙の端部(縁部)よりはみ出した領域の、用紙からのはみ出し量が調整(変更)可能となる。画像のプリント領域Eを用紙Pの表面と一致させて、はみ出し量を「0」とするときに第1段階が指定され、プリント対象の画像を上下左右に等倍ずつ順次拡大して、その画像のプリント領域Eが用紙Pの上下左右からはみ出る量(はみ出し量)を順次大きくさせるときに、第2,第3,第4段階が順次指定される。
その後、上下の指定はみ出し量La,Lbを用いて、下式(2)により縦方向(用紙の長さ方向)におけるプリント画像の拡大率(縦方向拡大率)を算出する(ステップS302)。
縦方向拡大率={(用紙の長さ)+(La+Lb)}÷(用紙の長さ) …(2)
次に、左右の指定はみ出し量Lc,Ldを用いて、下式(3)により横方向(用紙の幅方向)におけるプリント画像の拡大率(横方向拡大率)を算出する(ステップS302)。
横方向拡大率={(用紙の幅)+(Lc+Ld)}÷(用紙の幅) …(3)
次に、縦方向拡大率が横方向拡大率以上であるか否かを判定する(ステップS304)。縦方向拡大率が横方向拡大率以上の場合には、縦方向拡大率を用いて、下式(4)により解像度を変更し(ステップS305)、一方、縦方向拡大率が横方向拡大率よりも小さい場合には、横方向拡大率を用いて、下式(5)により解像度を変更する(ステップS306)。変更後の解像度は、以下、「論理解像度」ともいう。
論理解像度=解像度×縦方向拡大率 …(4)
論理解像度=解像度×横方向拡大率 …(5)
次に、上式(4)または(5)によって算出した論理解像度をプリントデータの解像度として設定する(ステップS306)。また、このような解像度の変更に伴い、画像の記録領域がピクセル単位で変更される。
このような図6の解像度情報の変更処理を図5のステップS202において実施した後、ステップS203にて、指定はみ出し量(La,Lb,Lc,Ld)がプリンタ推奨のはみ出し量(LA,LB,LC,LD)と一致するか否かを判定する。指定はみ出し量(La,Lb,Lc,Ld)がプリンタ推奨のはみ出し量(LA,LB,LC,LD)と一致しない場合には、プリント開始位置を調整するための縦方向および横方向の調整ピクセル値を算出する(ステップS205,S206)。すなわち、縦方向の調整ピクセル値は、プリンタ推奨の上方のはみ出し量(LA)、プリンタ固有の解像度(プリンタ解像度)、上述した指定段階および段階数を用いて、下式(6)により算出する。また、横方向の調整ピクセル値は、プリンタ推奨の左方のはみ出し量(LC)、プリンタ固有の解像度(プリンタ解像度)、上述した指定段階および段階数を用いて、下式(7)により算出する。
縦方向の調整ピクセル値=(LA)×プリンタ解像度×段階指定÷段階数
…(6)
横方向の調整ピクセル値=(LC)×プリンタ解像度×段階指定÷段階数
…(7)
このような縦方向および横方向の調整ピクセル値に基づいて、画像のプリント領域Eにおける図7中左上隅のプリント開始位置(描画開始位置)を座標位置としてセットする(ステップS206)。その後、ビットマップデータ変換部2005(図2参照)は、このような各描画命令に応じて、プリントデータをビットマップに描画(ビットマップデータに変換)する(ステップS207)。ビットマップデータ変換部2005により変換されたビットマップデータは、プリンタデータ変換部2009(図2参照)によって、プリンタ3000が所望するプリント出力に適した形式のプリンタデータに変換される。そして、送信処理部2010は、そのプリンタデータ変換部2009により変換されたプリンタデータをプリンタ3000に送信する。
「バックグラウンド」
出力処理方法切替部2004(図2参照)によって、プリント出力処理をバックグラウンドによって行うように切替えた場合には、スプールファイル書込み部2006によって、独自のファイル形式で指定した記憶媒体上のスプールファイル2100に、プリントデータを格納する。スプールファイル書込み部2006は、スプールファイル2100への書込みに先立ち、フチなしプリントが指定されている場合には、図6のステップS301〜S306と同様の処理により、プリントデータの解像度情報を変更する。
スプールファイル2100へのプリントデータの格納開始と同時に、スプールファイル書込み部2006がスプールファイル制御部2007を起動する。スプールファイル制御部2007は、スプールファイル2100の制御を行う実行プログラムにしたがて、スプールファイル2100の出力順序表示、格納先の指定等の処理を実行し、例えば、図3(b)のようにGUIにより構築されたユーザインタフェイス画面(表示装置1006の表示画面)を表示させる。このスプールファイル制御部は、スプールファイル書込み部2006からの起動とは別に、単独による起動も可能であり、その場合にもプリントデータの格納先の指定等ができるように構成する。
スプールファイル読取り部2008は、スプールファイル2100からプリントデータの読取り処理を行う。このスプールファイル読取り部2008は、例えば、図3(c)のようにGUIにより構築されたユーザインタフェイス画面(表示装置1006の表示画面)により読取り状況を表示する。
スプールファイル読取り部2008によって読取られたプリントデータは、ビットマップデータ変換部2005により、前述したステップS201〜S206と同様に処理されてビットマップデータに変換される。ビットマップデータ変換部2005により変換されたビットマップデータは、プリンタデータ変換部2009によって、プリンタ3000が所望するプリント出力に適した形式のプリンタデータに変換される。送信処理部2010は、プリンタデータ変換部2009により変換されたプリンタデータをプリンタ3000に送信する。
「プリンタの構成例」
図11は、フチなし印刷が可能なプリンタの構成例を説明するための斜視図、図12は、そのプリンタの制御系のブロック構成図である。
本例のプリンタは、シリアルスキャン方式の記録装置であり、ガイド軸202によって、キャリッジ200が矢印Aの主走査方向に移動自在にガイドされている。キャリッジ200にはベルト204が連結され、そのベルト204はプーリ205.206の間に架け渡されている。キャリッジモータ203によって駆動されるプーリ205の回転方向に応じて、ベルト204を介して、キャリッジ200が主走査方向に往復移動する。キャリッジ200にはプリントヘッド201が搭載される。本例のプリントヘッド201は、インクを吐出可能なインクジェットプリントヘッドであり、キャリッジ200に、ブラックインク吐出用のプリントヘッド201K、シアンインク吐出用のプリントヘッド201C、マゼンタインク吐出用のプリントヘッド201M、およびイエローインク吐出用のプリントヘッド201Yを搭載することによって、カラー画像を記録することができる。プリントヘッド201は、インクを吐出するためのエネルギーとして、電気熱変換体から発生する熱エネルギーを利用するものであってもよい。その場合には、電気熱変換体の発熱によってインクに膜沸騰を生じさせ、そのときの発泡エネルギーによって、インク吐出口からインクを吐出することができる。
被プリント媒体としての用紙Pは、主走査方向と交差する矢印Bの副走査方向に間欠的に搬送される。すなわち、用紙Pは、上流側の一対のローラユニット207,208の間、および下流側の一対のローラユニット209,210の間に挟持されつつ、プリントヘッド201との対向位置にて、主走査方向に搬送される。ローラユニット207,208および209,210は、駆動部211によって駆動される。それらの駆動には、キャリッジモータ203を用いてもよい。
本例のプリンタは、キャリッジ200と共にプリントヘッド201を主走査方向に移動させつつ、用紙Pに向かってインクを吐出させる記録動作と、用紙Pを所定量だけ副走査方向に搬送する搬送動作と、を繰り返すことによって、用紙P上に順次画像を記録する。フチなし印刷の実施時に、用紙P上から外れた位置(はみ出た位置)に吐出されるインクは、図示しないインク吸収体によって吸収される。
キャリッジ200は、プリント開始時またはプリント中に、必要に応じてホームポジションに移動する。そのホームポジションには、プリントヘッド201におけるインク吐出口の形成面をキャップするキャップ部材212が備えられている。キャップ部材212には、その内部に負圧を導入可能な吸引ポンプなどが接続されており、プリントヘッド201のインク吐出口を覆ったキャップ部材212内に負圧を導入することによって、インク吐出口からインクを吸引排出させて、プリントヘッド201の良好なインク吐出状態を維持すべく回復処理(「吸引回復処理」ともいう)をする。また、キャップ部材212内に向かって、インク吐出口から画像の記録に寄与しないインクを吐出させることによって、プリントヘッド201の良好なインク吐出状態を維持すべく回復処理(「吐出回復処理」ともいう)をすることができる。
このようなプリンタの制御系の概略ブロック構成を示す図12において、CPU100は、本例のプリンタの動作の制御処理やデータ処理等を実行する。ROM101は、それらの処理手順等のプログラムが格納され、またRAM102は、それらの処理を実行するためのワークエリアなどとして用いられる。プリントヘッド201からのインクの吐出は、CPU100が電気熱変換体などの駆動データ(画像データ)および駆動制御信号(ヒートパルス信号)をヘッドドライバ201Aに供給することにより行われる。CPU100は、キャリッジ200を主走査方向に駆動するためのキャリッジモータ203をモータドライバ203Aを介して制御し、また用紙Pを副走査方向に搬送するためのP.Fモータ104をモータドライバ104Aを介して制御する。
(他の実施形態)
はみ出し量の調整は、上述した実施形態のような段階的な調整の他、連続的に調整するようにしてもよい。また、はみ出し量の調整方法としては、上述したような方法、つまり、複数段階(第1段階〜第4段階)のはみ出し量の中から1つのはみ出し量を指定し、指定されたはみ出し量に基づいて画像の拡大率を変更し、この拡大率の変更に伴なって、被プリント媒体の上下左右の方向におけるはみ出し量を調整する方法のみに特定されない。例えば、画像の拡大率は変更せずに、その画像のプリント領域を被プリント媒体の上下左右のいずれかの方向にずらすことによって、必要な画像データが被プリント媒体上から外れないように調整するようにしてもよい。例えば、図10(b)のように、同図中右下の必要な画像データが欠ける場合には、その画像のプリント領域を同図中左上の方向にずらすように調整することにより、その必要な画像データを被プリント媒体上にプリントすることができる。また、このような画像のプリント領域のずらし量が許容範囲を越えた場合には、画像が記録されない余白が被プリント媒体の縁部に形成されて、フチなしプリントができなくなるおそれがある。その場合には、画像の拡大率を大きくして、ずらし量の許容範囲を大きくすればよい。
また、はみ出し量の調整状態を表示画面によってユーザに確認させるように構成してもよい。その場合には、図7のように、はみ出し量の調整に応じて大きさや位置が変化するプリント領域Eの画像と、用紙Pの輪郭映像とを重ねて表示することもできる。
また、プリンタとしては、インクジェットプリントヘッドを用いたインクジェットプリント方式の他、種々のプリント方式のものを採用することができる。すなわち、インク以外の着色材によって画像をプリントする場合にも適用可能である。また、インクジェットプリントヘッドにおけるインクの吐出方式は、電気熱変換体を用いた方式のみに限定されず任意であり、例えば、ピエゾ素子などの素子を用いた吐出方式であってもよい。
1000 コンピュータ装置
1001 CPU
1002 RAM
1003 ROM
1004 ハードディスク記憶装置(HDD)
1005 外部記憶装置
1006 表示装置
1007 入力装置
2000 プリンタドライバ
2001 出力処理方法設定部
2002 出力処理方法保存部
2003 出力処理方法取得部
2004 出力処理方法切替部
2005 ビットマップデータ変換部
2006 スプールファイル書込み部
2007 スプールファイル制御部
2008 スプールファイル読取り部
2009 プリンタデータ変換部
2010 送信処理部
2100 スプールファイル
3000 プリンタ
3010 受信処理部

Claims (17)

  1. プリントされるべき被プリント媒体のサイズ以上のサイズのプリントデータに基づいて被プリント媒体の端部に余白を設けずに画像をプリントするための余白無しプリントモードを実行するための条件を設定するプリント条件設定装置であって、
    前記プリントされるべき被プリント媒体から外側にはみ出すプリントデータのはみ出し量を可変に設定可能な設定手段と、
    前記設定手段によって可変に設定されるはみ出し量に応じて変化するサイズの画像と当該画像がプリントされるべき被プリント媒体とを表示画面に重ねて表示させる表示制御手段と、
    を有することを特徴とするプリント条件設定装置。
  2. プリントされるべき被プリント媒体のサイズ以上のサイズのプリントデータに基づいて前記被プリント媒体の端部に余白を設けずに画像をプリントするための余白無しプリントモードを実行するための条件を設定するプリント条件設定装置であって、
    前記プリントされるべき被プリント媒体から外側にはみ出すプリントデータのはみ出し量として設定可能な複数の異なるはみ出し量の中から、ユーザの指示に基づいて、前記プリントされるべき被プリント媒体から外側にはみ出すプリントデータのはみ出し量を設定する設定手段と、
    前記設定手段によって設定されたはみ出し量に基づき生成されるプリントデータに従ってプリントされるべき画像が前記被プリント媒体からのはみ出す状態を表示画面に表示させるべく、前記プリントされるべき画像と当該画像がプリントされるべき被プリント媒体とを前記表示画面に重ねて表示させる表示制御手段と、
    を有することを特徴とするプリント条件設定装置。
  3. 前記設定手段により設定されたはみ出し量に基づいて、前記プリントデータのサイズが決定されることを特徴とする請求項1または2に記載のプリント条件設定装置。
  4. 前記はみ出し量の設定前に、前記余白無しプリントモードが指定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のプリント条件設定装置。
  5. 前記設定手段により設定可能な複数の異なるはみ出し量に対応した複数のはみ出しレベルをユーザに指定させるための指定部を更に備え、
    前記設定手段は、前記指定部において指定された1つのはみ出しレベルに対応したはみ出し量を設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のプリント条件設定装置。
  6. 前記余白無しプリントモードが指定された後に前記指定部におけるはみ出しレベルの指定が可能となり、
    前記余白無しプリントモードが指定されない場合には前記はみ出しレベルの指定はできないことを特徴とする請求項5に記載のプリント条件設定装置。
  7. 前記設定手段は、前記指定部において指定された1つのはみ出しレベルに応じて、前記プリント媒体の各端部からのはみ出し量を設定することを特徴とする請求項5に記載のプリント条件設定装置。
  8. 前記設定手段により設定されたはみ出し量と前記プリントされるプリント媒体のサイズに基づいて、プリントすべき画像を示す画像データの拡大率を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された拡大率に基づいて、前記プリントデータを生成する生成手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のプリント条件設定装置。
  9. 前記決定手段により決定された拡大率に基づいて、前記画像データの解像度を決定する手段を更に有し、
    前記生成手段は、決定された解像度に基づいて前記プリントデータを生成することを特徴とする請求項8に記載のプリント条件設定装置。
  10. 前記決定手段は、前記設定手段により設定された上下のはみ出し量に基づいて前記画像データの縦方向拡大率を算出し、前記設定手段により設定された左右のはみ出し量に基づいて前記画像データの横方向拡大率を算出し、
    前記生成手段は、前記縦方向拡大率と前記横方向拡大率のうち大きい方の拡大率に基づいて、前記プリントデータを生成することを特徴とする請求項8に記載のプリント条件設定装置。
  11. 前記生成手段により生成されたプリントデータを、前記余白無しプリントモードを実行可能なプリンタに出力する出力手段を更に備えることを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載のプリント条件設定装置。
  12. 前記設定手段によって設定可能な複数のはみ出し量のうち、最小のはみ出し量は0であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載のプリント条件設定装置。
  13. プリントされるべき被プリント媒体のサイズ以上のサイズのプリントデータに基づいて前記被プリント媒体の端部に余白を設けずに画像をプリントするための余白無しプリントモードを実行するための条件を設定するプリント条件設定方法であって、
    前記プリントされるべき被プリント媒体から外側にはみ出すプリントデータのはみ出し量として設定可能な複数の異なるはみ出し量の中から、ユーザの指示に基づいて、前記プリントされるべき被プリント媒体から外側にはみ出すプリントデータのはみ出し量を設定する設定工程と、
    前記設定工程において設定されたはみ出し量に基づき生成されるプリントデータに従ってプリントされるべき画像が前記被プリント媒体からのはみ出す状態を表示画面に表示させるべく、前記プリントされるべき画像と当該画像がプリントされるべき被プリント媒体とを前記表示画面に重ねて表示させる工程と、
    を有することを特徴とするプリント条件設定方法。
  14. 請求項1乃至12のいずれかに記載のプリント条件設定装置と、前記プリント条件設定装置で設定された条件に基づいて、被プリント媒体の端部に余白を設けずに画像をプリントすることが可能なプリント装置と、
    を有することを特徴とするプリントシステム。
  15. 被プリント媒体の端部に余白を設けずに画像をプリントすることが可能なプリンタと、前記プリンタに供給するためのプリントデータを生成するためのデータ生成装置とを含むプリントシステムであって、
    前記データ生成装置は、
    プリントされるべき被プリント媒体から外側にはみ出すプリントデータのはみ出し量として設定可能な複数の異なるはみ出し量の中から、ユーザの指示に基づいて、前記プリントされるべき被プリント媒体から外側にはみ出すプリントデータのはみ出し量を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定されたはみ出し量に基づいて前記プリントデータを生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成されるプリントデータに従ってプリントされるべき画像が前記被プリント媒体からのはみ出す状態を表示画面に表示させるべく、前記プリントされるべき画像と当該画像がプリントされるべき被プリント媒体とを前記表示画面に重ねて表示させる表示制御手段と、
    前記生成手段により生成されたプリントデータを前記プリンタへ供給する手段と、
    を備えることを特徴とするプリントシステム。
  16. プリントデータに基づいて被プリント媒体の端部に余白を設けずに画像をプリントするための条件を設定する方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記方法は、ユーザの指示に基づいて、プリントされるべき被プリント媒体から外側にはみ出すプリントデータのはみ出し量を可変に設定可能な設定工程と、
    前記設定工程によって可変に設定されるはみ出し量に応じて変化するサイズの画像と当該画像がプリントされるべき被プリント媒体とを表示画面に重ねて表示させる工程と、
    を含むことを特徴とするプログラム。
  17. プリントデータに基づいて被プリント媒体の端部に余白を設けずに画像をプリントするための条件を設定する方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記方法は、プリントされるべき被プリント媒体から外側にはみ出すプリントデータのはみ出し量として設定可能な複数の異なるはみ出し量の中から、ユーザの指示に基づいて、前記プリントされるべき被プリント媒体から外側にはみ出すプリントデータのはみ出し量を設定する設定工程と、
    前記設定工程において設定されたはみ出し量に基づき生成されるプリントデータに従ってプリントされるべき画像と当該画像がプリントされるべき被プリント媒体とを表示画面に重ねて表示させる工程と、
    を含むことを特徴とするプログラム。
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