JP4641587B2 - 折り畳み式自転車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は折り畳み式自転車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、持ち運びが容易な自転車として、折り畳み式自転車が知られている。折り畳み式自転車は、折り畳まれた非使用時に両輪が重なり合うように、メインパイプがヒンジにより結合された2本のパイプからなる。そして、自転車として使用する際には、2本のパイプをヒンジにより連結すると共にこれらのパイプを固定して1本のメインパイプにして使用する。
【0003】
図3は、従来提案された折り畳み式自転車のメインパイプの締付装置を示している。この締結装置のメインパイプ101は、図3に示すように、折り畳まれた非使用時(すなわち、運転者が自転車に乗車しない場合)に両輪が重なり合うようにヒンジ104により結合された2本の第1メインパイプ102と第2メインパイプ103とからなる。そして、この第1・第2メインパイプ102・103の一端の周囲にはそれぞれ平板状の第1・第2結合板112・113が備えられている。そして、使用時(すなわち、運転者が自転車に乗車する場合)には、これらの第1・第2結合板112・113は互いに当接し、ロックされる。
【0004】
このロックについて、引き続き図3を参照しながら詳細に説明する。
ロック時には、第1・第2結合板112・113を間に挟んで第1・第2留具121・122が上下から挟むようになっている。第1留具121には締付軸130が貫通しており、この締付軸の上部にはクィックレバー140が備えられている。締付軸130の下端は第2留具122を貫通しており、末端には雄ねじ131が刻設されており、この雄ねじ131にワッシャー132を介してナット133が螺合されてている。締付軸130は第1・第2結合板112・113に挟まれ、第1・第2結合板112・113が当接した際にこれらの結合板112・113に締付軸130を挟みつつも、これらの結合板112・113が密着するように、第1・第2結合板112・113の表面には締付軸130が貫通する溝114が設けられている。また、第1メインパイプ102の一端の開口152には、この開口152を跨ぎ、かつ締付軸130に直交するような係止部153が設けられている。そして係止部153の中央部154は半円状に膨らんでおり、締付軸130はこの中央部154を通され、このようにして締付軸130は第1メインパイプ102から外れないようにされている。
【0005】
第1留具121の上部には、結合軸130を対称中心として点対称な略同一扇形状の2つの凹部123が設けられている。折り畳み式自転車の構造上、乗車時には大きな力が第1・第2結合板112・113に加わるため、第1留具121に設けられた2つの凹部123は、2つの結合板112・113を対称中心として面対称になっている。また、この扇形の凹部123の中心角は約90°であり、後の説明を容易にするため、これら2つの扇形の凹部123に挟まれた部分を戴置面124ということにする。そしてこの戴置面124には、図3に示すような小さい立ツメ125が突設されている。一方、締付軸130の根本にあたるクイックレバー140の部分には、2つの凸部141が突出しており、この2つの凸部141がそれぞれ凹部123に嵌合し得るようになっている。なお、この凸部141も、2つの結合板112・113を対称中心として面対称になっている。
【0006】
このような締付装置によって第1・第2メインパイプ102・103を結合させる方法を説明する。まず、第1・第2メインパイプ102・103を開く方向に動かして第1・第2結合板112・113を当接させる。このとき、第1留具121の側面に突出するように設けられた案内部126が第2メインパイプ103に押し上げられる。より詳細に説明すると、この案内部126はヒサシ状に形成されており、付け根側の厚みが先端側の厚みよりも厚くなっている。第1結合板112に近づいてきた第2結合板113は、この案内部126に当接し、この案内部126を上方向に押し上げる。そして、第1・第2メインパイプ102・103が密接した状態になると、押し上げられていた第1留具121は自重により下方向に移動し、第1・第2結合板112・113の上端部を内包する。
【0007】
次に、クイックレバー140全体を上方向に引っ張り上げる。引っ張り上げる前は、クイックレバー140の重みにより2つの凸部141は第1留具121の凹部123に嵌合しているが、クイックレバー140全体が上方向に引っ張り上げられると、この嵌合が解除される。これと共に第2留具122が引っ張り上げられ、第1・第2留具121・122の間に第1・第2結合板112・113が挟まれる。
【0008】
そして、クイックレバー140を約90°回動させ、締付軸130の根本にある凸部141を戴置面124に戴置する。このとき、戴置面124からは立ツメ125が突出しているので、クイックレバー140は約90°回動された位置で止まるようになっている。最後に、図3の矢印Cに示すように、クイックレバー140を一旦起こすように180°回転させて固定する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、クイックレバー140は、図4に示すように、最終的にその先端が自転車の後方を向くようにして第1・第2留具122・123を固定されるが、凸部141および凹部123は結合板112・113を対称中心として面対称となっているので、図5に示すように、最終的にその先端が自転車の前方を向くようにして第1・第2留具122・123を固定することもできてしまう。
【0010】
つまり、締付軸130の根本に位置する左側の凸部141a(図面左側をa、右側をbとする。以下同様)は、第1留具121の左側の凹部123aに、右側の凸部141bは右側の凹部123bに、それぞれ嵌合した状態から自転車を組み立てると、図4に示すように、クィックレバー140の先端が自転車の後方を向くようになっているが、締付軸130の根本に位置する左側の凸部141aが第1留具121の右側の凹部123bに、右側の凸部141bが左側の凹部123aにそれぞれ嵌合した状態から自転車を組み立てると、図5に示すように、クィックレバー140の先端が自転車の先端を向いてしまう。図5に示すような場合、利用者がペダル160をこいでいる際に、利用者のズボンの裾がクイックレバー140の先端に引っかかってしまうおそれがある。そのため、図4に示すように、先端が自転車の後方を向くような姿勢にすることがクイックレバー140の正しい使われ方である。
【0011】
折り畳み式自転車は、その性質上、使用しない場合(すなわち、利用者が乗車しない場合)には、折り畳まれた自転車の周囲にベルト、ロープなどの帯状体を巻き付けたり、両輪のハブ軸を固定具等にて両輪を固定し、このような状態で持ち運びされ得る。普通の自転車と異なり、折り畳み式自転車は、持ち運びの際、天地を逆にしたまま持ち運ぶこともできるという特有の事情がある。
【0012】
自重によりクイックレバー140の凸部141は、第1留具121の凹部123に嵌合するため、天地を逆にした場合、クイックレバー140の凸部141が第1留具121の凹部123から外れてしまうことがある。この場合、非使用時であるにも拘わらず、クィックレバー140は締付軸130を回動中心として自由に回動できることになる。外れ方が小さければ戴置面124から突出する立ツメ125によりクィックレバー140の自由な回動が抑制されるが、立ツメ125は非常に小さいため、容易にクィックレバー140が立ツメ125を乗り越えてしまうことが多い。このため、何かの拍子にクイックレバー140が立ツメ125を乗り越えて180°回転することがあり、これに気づかずに利用者が自転車に乗車しようとして自転車を組み立てた場合、図5に示されるように、クイックレバー140を自転車の前方を向く方向に固定してしまうこという問題がある。
【0013】
本発明は上記課題を解決するためになされ、天地を逆にしたまま持ち運んだ場合であっても、使用時には必ずクイックレバー140の先端が自転車の後方を向くような姿勢にすることができる折り畳み式自転車を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明に係る折り畳み式自転車においては、折り畳まれた非使用時に両輪が重なり合うようにメインパイプ101がヒンジ104により結合された2本の第1・第2メインパイプ102・103からなり、第1・第2メインパイプ102・103の各一端の周囲には各第1・第2メインパイプ102・103の軸心に対して垂直な当接面を有する第1・第2結合体112・113が備えられ、使用時には第1・第2結合体112・113が有する当接面が互いに当接すると共に、第1・第2結合体112・113がロックされるようになっており、使用時に互いに当接面が当接した第1・第2結合体112・113を間に挟んでロックする第1・第2留具121・122と、第1留具121を貫通し、ロック時には第2留具122を第1留具121側に引き寄せる締付軸130を備え、締付軸130の一端部に前記締付軸130に垂直な回動中心を有するクイックレバー140と、第1メインパイプ102の一端の周囲に備えられた第1結合体112の当接面に略平行に設けられると共に、締付軸130に直交する係止部153と、係止部153を第1留具121との間に挟むように締付軸130の周囲に固定されたセットカラー134と、係止部153とセットカラー134との間に備えられ、係止部153とセットカラー134を離間する方向に押圧付勢する弾性体155と、締付軸130のクイックレバー140側の根本に設けられ、締付軸130を対称中心として点対称に位置する複数の凸部141と、第1留具121に設けられ、複数の凸部141がそれぞれ嵌合し得る複数の凹部123と、複数の凹部123の間に挟まれた第1留具121上の戴置面124と、戴置面124上に突設された立ツメ125とが備えられ、非ロック時には、弾性体155がセットカラー134を係止部153から離間する方向に押圧付勢することにより、セットカラー134に固定された締付軸130が押し下げられ、複数の凸部141が複数の凹部123にそれぞれ嵌合し、ロック時には、弾性体155の押圧付勢に抗して締付軸130を引き上げることにより、複数の凸部141と複数の凹部123との嵌合を解除すると共に第2留具122を第1留具121側に引き寄せて当接面が互いに当接した第1・第2結合体112・113を第1・第2留具121・122の間に挟んでロックし、立ツメ125にクイックレバー140の根本に設けられた凸部141が当接するまでクイックレバー140を前記締付軸130を中心として回動させて複数の凸部141を戴置面124に戴置し、さらに前記締付軸130に垂直な前記回動中心を中心として回転させて固定するようになっている。
【0015】
本発明に係る折り畳み式自転車においては、バネ155がセットカラー134を常に下方向に押圧しているため、クイックレバー140全体を引っ張り上げない限り、締付軸130の根本に位置する凸部141は、常に第1留具の凹部123に嵌合している。そのため、工場出荷時に、締付軸130の根本に位置する左側の凸部141aを第1留具121の左側の凹部123aに、右側の凸部141bを右側の凹部123bにそれぞれ嵌合しておけば、天地を逆にしても、凸部141が第1留具の凹部123から飛び出すことがないので、使用時には必ずクイックレバー140の先端が自転車の後方(正しい方向)を向くような姿勢にすることができる。詳細は、以下の実施の形態において説明する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面と共に詳細に説明する。
図1は、本発明に係る折り畳み式自転車の要部を示す図である。本発明に係る折り畳み式自転車のメインパイプ101は、図1に示すように、折り畳まれた非使用時(すなわち、運転者が自転車に乗車しない場合)に両輪が重なり合うようにヒンジ104により結合された2本の第1メインパイプ102と第2メインパイプ103とからなる。この第1・第2メインパイプ102・103の一端の周囲にはそれぞれ平板状の第1・第2結合体112・113が備えられている。図1に示した第1・第2結合体112・113は、それぞれ第1・第2メインパイプ102・103の軸芯に対して垂直かつ肉厚のある板から形成されているが、第1・第2結合体112・113は、少なくとも使用時に互いに当接し、第1・第2メインパイプ102・103の軸心に対して垂直な当接面を有すればよい。
【0017】
使用時(すなわち、運転者が自転車に乗車する場合)には、これらの第1・第2結合体112・113を互いに当接してロックすることにより、第1・第2メインパイプ102・103を1本のメインパイプとする。このロックについて、引き続き図1を参照しながら詳細に説明する。
【0018】
ロック時には、第1・第2結合体112・113を間に挟んで第1・第2留具121・122が上下から挟むようになっている。この第1・第2留具は断面視凵字状となっており、互いに当接した第1・第2結合体112・113の上端および下端にそれぞれ外嵌される。第1留具121には締付軸130が貫通しており、この締付軸の上部にはクィックレバー140が備えられている。締付軸130の下端は第2留具122を貫通しており、末端には雄ねじ131が刻設されている。この雄ねじ131にワッシャー132を介してナット133が螺合されてている。締付軸130は第1・第2結合体112・113に挟まれ、第1・第2結合体112・113が当接した際にこれらの結合体112・113に締付軸130を挟みつつも、これらの結合体112・113が密着するように、第1・第2結合体112・113の表面には締付軸130が貫通する溝114が設けられている。また、第1メインパイプ102の一端の開口152には、この開口152を跨ぎ、かつ締付軸130に直交するような上下2つの係止部153が設けられている。そして各係止部153の中央部154は半円状に膨らんでおり、締付軸130はこの中央部154を通され、このようにして締付軸130は第1メインパイプ102から外れないようにされている。
【0019】
第1留具121の上部には、結合軸130を対称中心として点対称な略同一扇形状の2つの凹部123が設けられている。折り畳み式自転車の構造上、乗車時には大きな力が第1・第2結合体112・113に加わるため、第1留具121に設けられた2つの凹部123は、2つの結合体112・113を対称中心として面対称になっている。また、この扇形の凹部123の中心角は約90°であり、後の説明を容易にするため、これら2つの扇形の凹部123に挟まれた部分を戴置面124ということにする。そしてこの戴置面124には、図1に示すような小さい立ツメ125が突設されている。一方、締付軸130の根本にあたるクイックレバー140の部分には、2つの凸部141が突出しており、この2つの凸部141がそれぞれ凹部123に嵌合し得るようになっている。なお、この凸部141も、2つの結合体112・113を対称中心として面対称になっている。
【0020】
本発明においては、図1および図2に示すように、締付軸130の周囲にセットカラー134が固定されている。このセットカラー134は、上側の係止部153aを第1留具121との間に挟むような位置に固定されている。なお、図面では係止部153は2つ設けられているが、本発明においては、上側の係止部153aは必要であるが、下側の係止部153bは必ずしも必要ではない。セットカラー134と係止部153との間には、バネ155が挟まれている。このバネ155は、締付軸130に固定されたセットカラー134と係止部153とを離間するように押圧付勢している。すなわち、図1においては、バネ155は、セットカラー134およびこのセットカラー134が固定された締付軸130を下方向に押圧付勢している。
【0021】
本発明に係る折り畳み式自転車において、第1・第2メインパイプ102・103を結合させる方法を説明する。まず、第1・第2メインパイプ102・103を開く方向に動かして第1・第2結合体112・113を当接させる。このとき、第1留具121の側面に突出するように設けられた案内部126が第2メインパイプ103に押し上げられる。より詳細に説明すると、この案内部126はヒサシ状に形成されており、付け根側の厚みが先端側の厚みよりも厚くなっている。第1結合板112に近づいてきた第2結合板113は、この案内部126に当接し、この案内部126を上方向に押し上げる。そして、第1・第2メインパイプ102・103が密接した状態になると、押し上げられていた第1留具121は自重により下方向に移動し、第1・第2結合体112・113の上端部を内包する。
【0022】
次に、バネ155がセットカラー134を押圧する力に抗してクイックレバー140全体を上方向に引っ張り上げる。引っ張り上げる前は、2つの凸部141は第1留具121の凹部123に嵌合しているが、クイックレバー140全体を上方向に引っ張り上げて、この嵌合を解除する。これと共に第2留具122が引っ張り上げられ、第1・第2留具121・122の間に第1・第2結合体112・113が挟まれる。
【0023】
そして、クイックレバー140を約90°回動させ、締付軸130の根本にある凸部141を戴置面124に戴置する。このとき、戴置面124からは立ツメ125が突出しているので、クイックレバー140は約90°回動された位置で止まるようになっている。最後に、図3の矢印Cに示すように、クイックレバー140を一旦起こすように180°回転させて固定する。
【0024】
本発明においては、図1および図2に示すように、バネ155がセットカラー134を常に下方向に押圧しているため、バネ155がセットカラー134を押圧する力に抗してクイックレバー140全体を上方向に引っ張り上げない限り、締付軸130の根本に位置する凸部141は、第1留具の凹部123に嵌合している。そのため、天地を逆にしても、凸部141が第1留具の凹部123から飛び出すことがなく、凸部141は第1留具の凹部123に嵌合しており、クィックレバー140は締付軸130を回動中心として自由に回動できないので、クイックレバー140が立ツメ125を乗り越えて180°回転することもない。従って、工場出荷時に、締付軸130の根本に位置する左側の凸部141aを第1留具121の左側の凹部123aに、右側の凸部141bを右側の凹部123bにそれぞれ嵌合しておけば、バネ155がセットカラー134を押圧する力に抗してクイックレバー140全体を上方向に引っ張り上げない限り、締付軸130の根本に位置する左側の凸部141aは第1留具の左側の凹部123aに、右側の凸部141bは第1留具の右側の凹部123bにそれぞれ常に嵌合しているため、バネ155がセットカラー134を押圧する力に抗してクイックレバー140全体を上方向に引っ張り上げた使用時には、図4に示すように、クィックレバー140の先端は必ず自転車の後方(すなわち、正しい方向)を向くことになる。そのため、利用者がペダル160をこいでいる際に、利用者のズボンの裾がクイックレバー140の先端に引っかかってしまうおそれがなくなる。
【0025】
なお、上記の説明においては、係止部153とセットカラー134との間の弾性体としてバネ155を例に挙げて説明したが、セットカラー134を常に下方向に押圧付勢するのであれば、バネに代えてまたはバネと共にゴムを用いても良い。
【0026】
【発明の効果】
本発明により、天地を逆にしたまま持ち運んだ場合であっても、使用時には必ずクイックレバー140の先端が自転車の後方(正しい方向)を向くような姿勢にすることができる折り畳み式自転車が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る折り畳み式自転車の主要部の分解図
【図2】本発明に係る折り畳み式自転車の主要部の正面図
【図3】従来提案された折り畳み式自転車の主要部の分解図
【図4】クイックレバー140の先端が自転車の後方(正しい方向)を向いている折り畳み式自転車の図
【図5】クイックレバー140の先端が自転車の前方(誤った方向)を向いている折り畳み式自転車の図
【符号の説明】
101:メインパイプ
102:第1メインパイプ
103:第2メインパイプ
104:ヒンジ
112:第1結合体(第1結合板)
113:第2結合体(第2結合板)
114:溝
121:第1留具
122:第2留具
123:凹部
123a:(左側の)凹部
123b:(右側の)凹部
124:戴置面
125:立ツメ
126:案内部
130:締付軸
131:雄ねじ
132:ワッシャー
133:ナット
134:セットカラー
140:クィックレバー
141:凸部
141a:(左側の)凸部
141b:(右側の)凸部
152:開口
153:係止部
153a:(上側の)係止部
153b:(下側の)係止部
154:中央部
155:弾性体(バネ)
160:ペダル

Claims (1)

  1. 折り畳まれた非使用時に両輪が重なり合うようにメインパイプ(101)がヒンジ(104)により結合された2本の第1・第2メインパイプ(102・103)からなり、前記第1・第2メインパイプ(102・103)の各一端の周囲には前記各第1・第2メインパイプ(102・103)の軸心に対して垂直な当接面を有する第1・第2結合体(112・113)が備えられ、使用時には第1・第2結合体(112・113)が有する前記当接面が互いに当接すると共に、前記第1・第2結合体(112・113)がロックされる折り畳み式自転車であって、
    使用時に互いに前記当接面が当接した前記第1・第2結合体(112・113)を間に挟んでロックする第1・第2留具(121・122)と、
    前記第1留具(121)を貫通し、ロック時には前記第2留具(122)を前記第1留具(121)側に引き寄せる締付軸(130)を備え、前記締付軸(130)の一端部に前記締付軸(130)に垂直な回動中心を有するクイックレバー(140)と、
    前記第1メインパイプ(102)の一端の周囲に備えられた第1結合体(112)の当接面に略平行に設けられると共に、前記締付軸(130)に直交する係止部(153)と、
    前記係止部(153)を前記第1留具(121)との間に挟むように前記締付軸(130)の周囲に固定されたセットカラー(134)と、
    前記係止部(153)と前記セットカラー(134)との間に備えられ、前記係止部(153)と前記セットカラー(134)を離間する方向に押圧付勢する弾性体(155)と、
    前記締付軸(130)の前記クイックレバー(140)側の根本に設けられ、前記締付軸(130)を対称中心として点対称に位置する複数の凸部(141)と、
    前記第1留具(121)に設けられ、前記複数の凸部(141)がそれぞれ嵌合し得る複数の凹部(123)と、
    前記複数の凹部(123)の間に挟まれた前記第1留具(121)上の戴置面(124)と、
    前記戴置面(124)上に突設された立ツメ(125)とを備え、
    非ロック時には、前記弾性体(155)が前記セットカラー(134)を前記係止部(153)から離間する方向に押圧付勢することにより、前記セットカラー(134)に固定された締付軸(130)が押し下げられ、前記複数の凸部(141)が前記複数の凹部(123)にそれぞれ嵌合し、
    ロック時には、前記弾性体(155)の押圧付勢に抗して前記締付軸(130)を引き上げることにより、前記複数の凸部(141)と前記複数の凹部(123)との嵌合を解除すると共に前記第2留具(122)を前記第1留具(121)側に引き寄せて前記当接面が互いに当接した第1・第2結合体(112・113)を第1・第2留具(121・122)の間に挟んでロックし、前記立ツメ(125)に前記クイックレバー(140)の根本に設けられた凸部(141)が当接するまで前記クイックレバー(140)を前記締付軸(130)を中心として回動させて前記複数の凸部(141)を前記戴置面(124)に戴置し、さらに前記締付軸(130)に垂直な前記回動中心を中心として回転させて固定する、折り畳み式自転車。
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