JP2001322586A - 折り畳み式自転車 - Google Patents

折り畳み式自転車

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JP2001322586A
JP2001322586A JP2000145183A JP2000145183A JP2001322586A JP 2001322586 A JP2001322586 A JP 2001322586A JP 2000145183 A JP2000145183 A JP 2000145183A JP 2000145183 A JP2000145183 A JP 2000145183A JP 2001322586 A JP2001322586 A JP 2001322586A
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quick lever
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清 竹原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天地を逆にしたまま持ち運んだ場合であって
も、使用時には必ずクイックレバー140の先端が自転
車の後方を向くような姿勢にすることができる折り畳み
式自転車を提供すること。 【解決手段】 係止部153を第1留具121との間に
挟むように締付軸130の周囲に固定されたセットカラ
ー134と、係止部153とセットカラー134との間
に備えられ、係止部153とセットカラー134を離間
する方向に押圧付勢する弾性体155とを備え、非ロッ
ク時には、弾性体155がセットカラー134を係止部
153から離間する方向に押圧付勢することにより、締
付軸130が押し下げられ、凸部141が常に凹部12
3に嵌合するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は折り畳み式自転車に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、持ち運びが容易な自転車とし
て、折り畳み式自転車が知られている。折り畳み式自転
車は、折り畳まれた非使用時に両輪が重なり合うよう
に、メインパイプがヒンジにより結合された2本のパイ
プからなる。そして、自転車として使用する際には、2
本のパイプをヒンジにより連結すると共にこれらのパイ
プを固定して1本のメインパイプにして使用する。
【0003】図3は、従来提案された折り畳み式自転車
のメインパイプの締付装置を示している。この締結装置
のメインパイプ101は、図3に示すように、折り畳ま
れた非使用時(すなわち、運転者が自転車に乗車しない
場合)に両輪が重なり合うようにヒンジ104により結
合された2本の第1メインパイプ102と第2メインパ
イプ103とからなる。そして、この第1・第2メイン
パイプ102・103の一端の周囲にはそれぞれ平板状
の第1・第2結合板112・113が備えられている。
そして、使用時(すなわち、運転者が自転車に乗車する
場合)には、これらの第1・第2結合板112・113
は互いに当接し、ロックされる。
【0004】このロックについて、引き続き図3を参照
しながら詳細に説明する。ロック時には、第1・第2結
合板112・113を間に挟んで第1・第2留具121
・122が上下から挟むようになっている。第1留具1
21には締付軸130が貫通しており、この締付軸の上
部にはクィックレバー140が備えられている。締付軸
130の下端は第2留具122を貫通しており、末端に
は雄ねじ131が刻設されており、この雄ねじ131に
ワッシャー132を介してナット133が螺合されてて
いる。締付軸130は第1・第2結合板112・113
に挟まれ、第1・第2結合板112・113が当接した
際にこれらの結合板112・113に締付軸130を挟
みつつも、これらの結合板112・113が密着するよ
うに、第1・第2結合板112・113の表面には締付
軸130が貫通する溝114が設けられている。また、
第1メインパイプ102の一端の開口152には、この
開口152を跨ぎ、かつ締付軸130に直交するような
係止部153が設けられている。そして係止部153の
中央部154は半円状に膨らんでおり、締付軸130は
この中央部154を通され、このようにして締付軸13
0は第1メインパイプ102から外れないようにされて
いる。
【0005】第1留具121の上部には、結合軸130
を対称中心として点対称な略同一扇形状の2つの凹部1
23が設けられている。折り畳み式自転車の構造上、乗
車時には大きな力が第1・第2結合板112・113に
加わるため、第1留具121に設けられた2つの凹部1
23は、2つの結合板112・113を対称中心として
面対称になっている。また、この扇形の凹部123の中
心角は約90°であり、後の説明を容易にするため、こ
れら2つの扇形の凹部123に挟まれた部分を戴置面1
24ということにする。そしてこの戴置面124には、
図3に示すような小さい立ツメ125が突設されてい
る。一方、締付軸130の根本にあたるクイックレバー
140の部分には、2つの凸部141が突出しており、
この2つの凸部141がそれぞれ凹部123に嵌合し得
るようになっている。なお、この凸部141も、2つの
結合板112・113を対称中心として面対称になって
いる。
【0006】このような締付装置によって第1・第2メ
インパイプ102・103を結合させる方法を説明す
る。まず、第1・第2メインパイプ102・103を開
く方向に動かして第1・第2結合板112・113を当
接させる。このとき、第1留具121の側面に突出する
ように設けられた案内部126が第2メインパイプ10
3に押し上げられる。より詳細に説明すると、この案内
部126はヒサシ状に形成されており、付け根側の厚み
が先端側の厚みよりも厚くなっている。第1結合板11
2に近づいてきた第2結合板113は、この案内部12
6に当接し、この案内部126を上方向に押し上げる。
そして、第1・第2メインパイプ102・103が密接
した状態になると、押し上げられていた第1留具121
は自重により下方向に移動し、第1・第2結合板112
・113の上端部を内包する。
【0007】次に、クイックレバー140全体を上方向
に引っ張り上げる。引っ張り上げる前は、クイックレバ
ー140の重みにより2つの凸部141は第1留具12
1の凹部123に嵌合しているが、クイックレバー14
0全体が上方向に引っ張り上げられると、この嵌合が解
除される。これと共に第2留具122が引っ張り上げら
れ、第1・第2留具121・122の間に第1・第2結
合板112・113が挟まれる。
【0008】そして、クイックレバー140を約90°
回動させ、締付軸130の根本にある凸部141を戴置
面124に戴置する。このとき、戴置面124からは立
ツメ125が突出しているので、クイックレバー140
は約90°回動された位置で止まるようになっている。
最後に、図3の矢印Cに示すように、クイックレバー1
40を一旦起こすように180°回転させて固定する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、クイックレ
バー140は、図4に示すように、最終的にその先端が
自転車の後方を向くようにして第1・第2留具122・
123を固定されるが、凸部141および凹部123は
結合板112・113を対称中心として面対称となって
いるので、図5に示すように、最終的にその先端が自転
車の前方を向くようにして第1・第2留具122・12
3を固定することもできてしまう。
【0010】つまり、締付軸130の根本に位置する左
側の凸部141a(図面左側をa、右側をbとする。以
下同様)は、第1留具121の左側の凹部123aに、
右側の凸部141bは右側の凹部123bに、それぞれ
嵌合した状態から自転車を組み立てると、図4に示すよ
うに、クィックレバー140の先端が自転車の後方を向
くようになっているが、締付軸130の根本に位置する
左側の凸部141aが第1留具121の右側の凹部12
3bに、右側の凸部141bが左側の凹部123aにそ
れぞれ嵌合した状態から自転車を組み立てると、図5に
示すように、クィックレバー140の先端が自転車の先
端を向いてしまう。図5に示すような場合、利用者がペ
ダル160をこいでいる際に、利用者のズボンの裾がク
イックレバー140の先端に引っかかってしまうおそれ
がある。そのため、図4に示すように、先端が自転車の
後方を向くような姿勢にすることがクイックレバー14
0の正しい使われ方である。
【0011】折り畳み式自転車は、その性質上、使用し
ない場合(すなわち、利用者が乗車しない場合)には、
折り畳まれた自転車の周囲にベルト、ロープなどの帯状
体を巻き付けたり、両輪のハブ軸を固定具等にて両輪を
固定し、このような状態で持ち運びされ得る。普通の自
転車と異なり、折り畳み式自転車は、持ち運びの際、天
地を逆にしたまま持ち運ぶこともできるという特有の事
情がある。
【0012】自重によりクイックレバー140の凸部1
41は、第1留具121の凹部123に嵌合するため、
天地を逆にした場合、クイックレバー140の凸部14
1が第1留具121の凹部123から外れてしまうこと
がある。この場合、非使用時であるにも拘わらず、クィ
ックレバー140は締付軸130を回動中心として自由
に回動できることになる。外れ方が小さければ戴置面1
24から突出する立ツメ125によりクィックレバー1
40の自由な回動が抑制されるが、立ツメ125は非常
に小さいため、容易にクィックレバー140が立ツメ1
25を乗り越えてしまうことが多い。このため、何かの
拍子にクイックレバー140が立ツメ125を乗り越え
て180°回転することがあり、これに気づかずに利用
者が自転車に乗車しようとして自転車を組み立てた場
合、図5に示されるように、クイックレバー140を自
転車の前方を向く方向に固定してしまうこという問題が
ある。
【0013】本発明は上記課題を解決するためになさ
れ、天地を逆にしたまま持ち運んだ場合であっても、使
用時には必ずクイックレバー140の先端が自転車の後
方を向くような姿勢にすることができる折り畳み式自転
車を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明に係る折り畳み式自転車においては、折り畳まれた非
使用時に両輪が重なり合うようにメインパイプ101が
ヒンジ104により結合された2本の第1・第2メイン
パイプ102・103からなり、第1・第2メインパイ
プ102・103の各一端の周囲には各第1・第2メイ
ンパイプ102・103の軸心に対して垂直な当接面を
有する第1・第2結合体112・113が備えられ、使
用時には第1・第2結合体112・113が有する当接
面が互いに当接すると共に、第1・第2結合体112・
113がロックされるようになっており、使用時に互い
に当接面が当接した第1・第2結合体112・113を
間に挟んでロックする第1・第2留具121・122
と、第1留具121を貫通し、ロック時には第2留具1
22を第1留具121側に引き寄せる締付軸130を備
え、締付軸130の一端部に回動中心を有するクイック
レバー140と、第1メインパイプ102の一端の周囲
に備えられた第1結合体112の当接面に略平行に設け
られると共に、締付軸130に直交する係止部153
と、係止部153を第1留具121との間に挟むように
締付軸130の周囲に固定されたセットカラー134
と、係止部153とセットカラー134との間に備えら
れ、係止部153とセットカラー134を離間する方向
に押圧付勢する弾性体155と、締付軸130のクイッ
クレバー140側の根本に設けられ、締付軸130を対
称中心として点対称に位置する複数の凸部141と、第
1留具121に設けられ、複数の凸部141がそれぞれ
嵌合し得る複数の凹部123と、複数の凹部123の間
に挟まれた第1留具121上の戴置面124と、戴置面
124上に突設された立ツメ125とが備えられ、非ロ
ック時には、弾性体155がセットカラー134を係止
部153から離間する方向に押圧付勢することにより、
セットカラー134に固定された締付軸130が押し下
げられ、複数の凸部141が複数の凹部123にそれぞ
れ嵌合し、ロック時には、弾性体155の押圧付勢に抗
して締付軸130を引き上げることにより、複数の凸部
141と複数の凹部123との嵌合を解除すると共に第
2留具122を第1留具121側に引き寄せて当接面が
互いに当接した第1・第2結合体112・113を第1
・第2留具121・122の間に挟んでロックし、立ツ
メ125にクイックレバー140の根本に設けられた凸
部141が当接するまでクイックレバー140を回動さ
せて複数の凸部141を戴置面124に戴置するように
なっている。
【0015】本発明に係る折り畳み式自転車において
は、バネ155がセットカラー134を常に下方向に押
圧しているため、クイックレバー140全体を引っ張り
上げない限り、締付軸130の根本に位置する凸部14
1は、常に第1留具の凹部123に嵌合している。その
ため、工場出荷時に、締付軸130の根本に位置する左
側の凸部141aを第1留具121の左側の凹部123
aに、右側の凸部141bを右側の凹部123bにそれ
ぞれ嵌合しておけば、天地を逆にしても、凸部141が
第1留具の凹部123から飛び出すことがないので、使
用時には必ずクイックレバー140の先端が自転車の後
方(正しい方向)を向くような姿勢にすることができ
る。詳細は、以下の実施の形態において説明する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面と共に詳細に
説明する。図1は、本発明に係る折り畳み式自転車の要
部を示す図である。本発明に係る折り畳み式自転車のメ
インパイプ101は、図1に示すように、折り畳まれた
非使用時(すなわち、運転者が自転車に乗車しない場
合)に両輪が重なり合うようにヒンジ104により結合
された2本の第1メインパイプ102と第2メインパイ
プ103とからなる。この第1・第2メインパイプ10
2・103の一端の周囲にはそれぞれ平板状の第1・第
2結合体112・113が備えられている。図1に示し
た第1・第2結合体112・113は、それぞれ第1・
第2メインパイプ102・103の軸芯に対して垂直か
つ肉厚のある板から形成されているが、第1・第2結合
体112・113は、少なくとも使用時に互いに当接
し、第1・第2メインパイプ102・103の軸心に対
して垂直な当接面を有すればよい。
【0017】使用時(すなわち、運転者が自転車に乗車
する場合)には、これらの第1・第2結合体112・1
13を互いに当接してロックすることにより、第1・第
2メインパイプ102・103を1本のメインパイプと
する。このロックについて、引き続き図1を参照しなが
ら詳細に説明する。
【0018】ロック時には、第1・第2結合体112・
113を間に挟んで第1・第2留具121・122が上
下から挟むようになっている。この第1・第2留具は断
面視凵字状となっており、互いに当接した第1・第2結
合体112・113の上端および下端にそれぞれ外嵌さ
れる。第1留具121には締付軸130が貫通してお
り、この締付軸の上部にはクィックレバー140が備え
られている。締付軸130の下端は第2留具122を貫
通しており、末端には雄ねじ131が刻設されている。
この雄ねじ131にワッシャー132を介してナット1
33が螺合されてている。締付軸130は第1・第2結
合体112・113に挟まれ、第1・第2結合体112
・113が当接した際にこれらの結合体112・113
に締付軸130を挟みつつも、これらの結合体112・
113が密着するように、第1・第2結合体112・1
13の表面には締付軸130が貫通する溝114が設け
られている。また、第1メインパイプ102の一端の開
口152には、この開口152を跨ぎ、かつ締付軸13
0に直交するような上下2つの係止部153が設けられ
ている。そして各係止部153の中央部154は半円状
に膨らんでおり、締付軸130はこの中央部154を通
され、このようにして締付軸130は第1メインパイプ
102から外れないようにされている。
【0019】第1留具121の上部には、結合軸130
を対称中心として点対称な略同一扇形状の2つの凹部1
23が設けられている。折り畳み式自転車の構造上、乗
車時には大きな力が第1・第2結合体112・113に
加わるため、第1留具121に設けられた2つの凹部1
23は、2つの結合体112・113を対称中心として
面対称になっている。また、この扇形の凹部123の中
心角は約90°であり、後の説明を容易にするため、こ
れら2つの扇形の凹部123に挟まれた部分を戴置面1
24ということにする。そしてこの戴置面124には、
図1に示すような小さい立ツメ125が突設されてい
る。一方、締付軸130の根本にあたるクイックレバー
140の部分には、2つの凸部141が突出しており、
この2つの凸部141がそれぞれ凹部123に嵌合し得
るようになっている。なお、この凸部141も、2つの
結合体112・113を対称中心として面対称になって
いる。
【0020】本発明においては、図1および図2に示す
ように、締付軸130の周囲にセットカラー134が固
定されている。このセットカラー134は、上側の係止
部153aを第1留具121との間に挟むような位置に
固定されている。なお、図面では係止部153は2つ設
けられているが、本発明においては、上側の係止部15
3aは必要であるが、下側の係止部153bは必ずしも
必要ではない。セットカラー134と係止部153との
間には、バネ155が挟まれている。このバネ155
は、締付軸130に固定されたセットカラー134と係
止部153とを離間するように押圧付勢している。すな
わち、図1においては、バネ155は、セットカラー1
34およびこのセットカラー134が固定された締付軸
130を下方向に押圧付勢している。
【0021】本発明に係る折り畳み式自転車において、
第1・第2メインパイプ102・103を結合させる方
法を説明する。まず、第1・第2メインパイプ102・
103を開く方向に動かして第1・第2結合体112・
113を当接させる。このとき、第1留具121の側面
に突出するように設けられた案内部126が第2メイン
パイプ103に押し上げられる。より詳細に説明する
と、この案内部126はヒサシ状に形成されており、付
け根側の厚みが先端側の厚みよりも厚くなっている。第
1結合板112に近づいてきた第2結合板113は、こ
の案内部126に当接し、この案内部126を上方向に
押し上げる。そして、第1・第2メインパイプ102・
103が密接した状態になると、押し上げられていた第
1留具121は自重により下方向に移動し、第1・第2
結合体112・113の上端部を内包する。
【0022】次に、バネ155がセットカラー134を
押圧する力に抗してクイックレバー140全体を上方向
に引っ張り上げる。引っ張り上げる前は、2つの凸部1
41は第1留具121の凹部123に嵌合しているが、
クイックレバー140全体を上方向に引っ張り上げて、
この嵌合を解除する。これと共に第2留具122が引っ
張り上げられ、第1・第2留具121・122の間に第
1・第2結合体112・113が挟まれる。
【0023】そして、クイックレバー140を約90°
回動させ、締付軸130の根本にある凸部141を戴置
面124に戴置する。このとき、戴置面124からは立
ツメ125が突出しているので、クイックレバー140
は約90°回動された位置で止まるようになっている。
最後に、図3の矢印Cに示すように、クイックレバー1
40を一旦起こすように180°回転させて固定する。
【0024】本発明においては、図1および図2に示す
ように、バネ155がセットカラー134を常に下方向
に押圧しているため、バネ155がセットカラー134
を押圧する力に抗してクイックレバー140全体を上方
向に引っ張り上げない限り、締付軸130の根本に位置
する凸部141は、第1留具の凹部123に嵌合してい
る。そのため、天地を逆にしても、凸部141が第1留
具の凹部123から飛び出すことがなく、凸部141は
第1留具の凹部123に嵌合しており、クィックレバー
140は締付軸130を回動中心として自由に回動でき
ないので、クイックレバー140が立ツメ125を乗り
越えて180°回転することもない。従って、工場出荷
時に、締付軸130の根本に位置する左側の凸部141
aを第1留具121の左側の凹部123aに、右側の凸
部141bを右側の凹部123bにそれぞれ嵌合してお
けば、バネ155がセットカラー134を押圧する力に
抗してクイックレバー140全体を上方向に引っ張り上
げない限り、締付軸130の根本に位置する左側の凸部
141aは第1留具の左側の凹部123aに、右側の凸
部141bは第1留具の右側の凹部123bにそれぞれ
常に嵌合しているため、バネ155がセットカラー13
4を押圧する力に抗してクイックレバー140全体を上
方向に引っ張り上げた使用時には、図4に示すように、
クィックレバー140の先端は必ず自転車の後方(すな
わち、正しい方向)を向くことになる。そのため、利用
者がペダル160をこいでいる際に、利用者のズボンの
裾がクイックレバー140の先端に引っかかってしまう
おそれがなくなる。
【0025】なお、上記の説明においては、係止部15
3とセットカラー134との間の弾性体としてバネ15
5を例に挙げて説明したが、セットカラー134を常に
下方向に押圧付勢するのであれば、バネに代えてまたは
バネと共にゴムを用いても良い。
【0026】
【発明の効果】本発明により、天地を逆にしたまま持ち
運んだ場合であっても、使用時には必ずクイックレバー
140の先端が自転車の後方(正しい方向)を向くよう
な姿勢にすることができる折り畳み式自転車が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る折り畳み式自転車の主要部の分解
【図2】本発明に係る折り畳み式自転車の主要部の正面
【図3】従来提案された折り畳み式自転車の主要部の分
解図
【図4】クイックレバー140の先端が自転車の後方
(正しい方向)を向いている折り畳み式自転車の図
【図5】クイックレバー140の先端が自転車の前方
(誤った方向)を向いている折り畳み式自転車の図
【符号の説明】
101:メインパイプ 102:第1メインパイプ 103:第2メインパイプ 104:ヒンジ 112:第1結合体(第1結合板) 113:第2結合体(第2結合板) 114:溝 121:第1留具 122:第2留具 123:凹部 123a:(左側の)凹部 123b:(右側の)凹部 124:戴置面 125:立ツメ 126:案内部 130:締付軸 131:雄ねじ 132:ワッシャー 133:ナット 134:セットカラー 140:クィックレバー 141:凸部 141a:(左側の)凸部 141b:(右側の)凸部 152:開口 153:係止部 153a:(上側の)係止部 153b:(下側の)係止部 154:中央部 155:弾性体(バネ) 160:ペダル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り畳まれた非使用時に両輪が重なり合
    うようにメインパイプ(101)がヒンジ(104)に
    より結合された2本の第1・第2メインパイプ(102
    ・103)からなり、前記第1・第2メインパイプ(1
    02・103)の各一端の周囲には前記各第1・第2メ
    インパイプ(102・103)の軸心に対して垂直な当
    接面を有する第1・第2結合体(112・113)が備
    えられ、使用時には第1・第2結合体(112・11
    3)が有する前記当接面が互いに当接すると共に、前記
    第1・第2結合体(112・113)がロックされる折
    り畳み式自転車であって、 使用時に互いに前記当接面が当接した前記第1・第2結
    合体(112・113)を間に挟んでロックする第1・
    第2留具(121・122)と、 前記第1留具(121)を貫通し、ロック時には前記第
    2留具(122)を前記第1留具(121)側に引き寄
    せる締付軸(130)を備え、前記締付軸(130)の
    一端部に回動中心を有するクイックレバー(140)
    と、 前記第1メインパイプ(102)の一端の周囲に備えら
    れた第1結合体(112)の当接面に略平行に設けられ
    ると共に、前記締付軸(130)に直交する係止部(1
    53)と、 前記係止部(153)を前記第1留具(121)との間
    に挟むように前記締付軸(130)の周囲に固定された
    セットカラー(134)と、 前記係止部(153)と前記セットカラー(134)と
    の間に備えられ、前記係止部(153)と前記セットカ
    ラー(134)を離間する方向に押圧付勢する弾性体
    (155)と、 前記締付軸(130)の前記クイックレバー(140)
    側の根本に設けられ、前記締付軸(130)を対称中心
    として点対称に位置する複数の凸部(141)と、 前記第1留具(121)に設けられ、前記複数の凸部
    (141)がそれぞれ嵌合し得る複数の凹部(123)
    と、 前記複数の凹部(123)の間に挟まれた前記第1留具
    (121)上の戴置面(124)と、 前記戴置面(124)上に突設された立ツメ(125)
    とを備え、 非ロック時には、前記弾性体(155)が前記セットカ
    ラー(134)を前記係止部(153)から離間する方
    向に押圧付勢することにより、前記セットカラー(13
    4)に固定された締付軸(130)が押し下げられ、前
    記複数の凸部(141)が前記複数の凹部(123)に
    それぞれ嵌合し、 ロック時には、前記弾性体(155)の押圧付勢に抗し
    て前記締付軸(130)を引き上げることにより、前記
    複数の凸部(141)と前記複数の凹部(123)との
    嵌合を解除すると共に前記第2留具(122)を前記第
    1留具(121)側に引き寄せて前記当接面が互いに当
    接した第1・第2結合体(112・113)を第1・第
    2留具(121・122)の間に挟んでロックし、前記
    立ツメ(125)に前記クイックレバー(140)の根
    本に設けられた凸部(141)が当接するまで前記クイ
    ックレバー(140)を回動させて前記複数の凸部(1
    41)を前記戴置面(124)に戴置する、折り畳み式
    自転車。
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