JP2541718Y2 - 継手固定部材 - Google Patents

継手固定部材

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JP2541718Y2 JP12896190U JP12896190U JP2541718Y2 JP 2541718 Y2 JP2541718 Y2 JP 2541718Y2 JP 12896190 U JP12896190 U JP 12896190U JP 12896190 U JP12896190 U JP 12896190U JP 2541718 Y2 JP2541718 Y2 JP 2541718Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は継手固定部材に係り、特に複数の棒状体の接
続においてそれぞれの接続された棒状体が外れないよう
に固定する継手固定部材に関する。
〔従来技術及びその問題点〕
一般に骨組みを分解,組立てて使用するものにファル
トボードがある。
このファルトボードは水に浮かべて使用するためにで
きる限り軽量であることが望ましく、しかも人間以外に
も荷物等を積載するために強度が損なわれてはならない
という問題を有していた。
第4図は従来のファルトボードの骨組を示す斜視図で
ある。
同図において、ファルトボードの骨組み25は大部分が
木製の枠体で形成されている。この木製の枠体はファル
トボードを形成する上で強度を保ちつつ軽量を計るため
に必要最小限の個数でなければならず、そのために多様
な形状の枠体が用いられている。そしてこの枠体はファ
ルトボードを仕舞う場合に運搬に便利となるように可能
な限り小さくまとめるために小さい部品に分けられてい
る。このような小さい部品の枠体を組み合わせて一般の
ファルトボートを完成するためには多数の接続箇所が必
要となり、この接続箇所の接続部材や補強部材は着脱自
在等の便利な面が重要視されてきたが、接続箇所の外れ
防止等の固定手段が軽視されていたために、例えば流れ
る川でファルトボートを使用しての川下りの際に、急流
箇所や瀬等の流れの複雑なところではファルトボートに
あらゆる角度からの水の力が加わり、その力によってフ
ァルトボートを形成する枠体がはずれて航行不能に陥っ
たり沈没する等という危険な問題を有していた。
〔考案の目的〕
本考案は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであ
り、例えばファルトボート等のような接続箇所の多い構
造物の接続において、多少の衝撃でも安定してその接続
箇所の固定を計る継手固定部材を提供することを目的と
する。
〔考案の要点〕
上記目的は本考案によれば、別体に形成された枠体の
うちの一方の枠体の端部に固定され外部に一部を突出す
る連結部材を有し、該連結部材の前記一方の枠体の端部
から突出する部分には切り欠き部を形成してあり、一
方、前記別体に形成された枠体のうちの他方の枠体の端
部には前記切り欠き部に係合する凸出部を形成すること
により構成される連結手段と、前記一方の枠体に固定さ
れた板体に回動自在に枢着され、その回動に伴い、周辺
を前記一方の枠体と前記他方の枠体との継ぎ目に圧接し
得る本体部を有する圧接手段とを備え、前記連結手段に
よって前記一方の枠体と前記他方の枠体とを長手方向に
着脱自在に連結し、その継ぎ目を前記圧接手段によって
圧接し、前記一方の枠体と前記他方の枠体との分離を拘
束できるようにしたことを特徴とする継手固定部材を提
供することにより達成される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら詳
細に説明する。
第1図は本考案に係る圧接部材を示す斜視図である。
同図において、圧接部材1は、合成樹脂,金属,木材
等で板状に形成される。この板状の圧接部材1の本体部
2である平板面の輪郭形状は約4分の1円の略扇形状に
形成される。そしてこの約4分の1円の輪郭形状である
本体部2の弦が交叉する部分の近傍に回動支持部3(3
a,3b)を設ける略半円状の突部を形成し、該突部に貫通
孔4を形成している。
該貫通孔4を介して2分割となる回動支持部3(3a,3
b)を前記貫通孔4に嵌合して一体とする。この2分割
した回転支持部3(3a,3b)はそれぞれ輪郭形状が円形
に形成され、例えば一方側の部材3aの片面のほぼ中央位
置に円柱状の突部5を有し、この突部5の周囲には円環
状の凸部6が形成されている。そして、この円環状の凸
部6の外側には、その中心位置から対称に2つの穴7,7
が設けられている。このように形成される回動支持部3
(3a,3b)には他方の同様な部材3bが対向する。この他
方の部材3bは前記の一方側の部材3aの各構成部分と嵌合
するように形成されており、この他方の部材3bの不図示
の片面には前記部材3aの中央に位置している突部5と嵌
合する凹状の嵌合部が形成され、また円環の凸部6に当
接する不図示の円環状の凹部が形成されている。そして
前記2つの穴7,7に対峙する位置に同様の2つの穴8,8が
設けられている。この2分割の回動支持部3(3a,3b)
は2本のリベット9,9若しくはビス等で一体に形成され
る。
上記構成の圧接部材1は回動支持部3を回動軸として
圧接部材1の本体部2が回動自在となる。
第2図は本考案の継手固定部材の使用状態を示す概略
図である。
同図において、圧接部材1は例えば2本の枠体10,11
に架け渡してある板体12に回動自在に固定される。棒状
の枠体10,11の一方側端部近傍にこの枠体10,11の長手方
向に沿って連結部材13,13が設けられている。この枠体1
0,11の一方側の端面に対面するように他の棒状体である
枠体14,15の端部の端面とが向き合った状態で接合す
る。そしてこの一方側の枠体10,11には前記のように連
結部材13,13が設けられ他方側の枠体14,15の端部近傍に
は、この連結部材13,13に連結される凸出部16,16が設け
られる。この連結部材13,13は例えば金属製からなる板
を前記枠体10,11の長手方向に沿って取り付けられるよ
うに長い形状の連結部材によって形成される。この長い
形状の連結部材13,13は長い部材の略半分を前記枠体10,
11の一方側端部近傍に螺着等で固定され、連結部材13,1
3の残る半分を枠体10,11から延びるように突出した状態
に固定されている。そしてこの枠体10,11から延びる連
結部材13,13の端部近傍は凸出部16,16を挿入可能な大き
さを有する切り欠き部13a,13aが形成され、その形状は
凸出部16,16の外形に相応する形状に形成される。そし
て枠体10,11から突出する連結部材13,13の切り欠き部13
a,13aまでの長さと、この枠体10,11に接合される他方側
の枠体14,15の当接面から凸出部16,16の長さは等しく形
成される。なお、前記枠体10,11及び前記枠体14,15の第
2図には表われていない側面の裏側にも連結手段13,13
及び切り欠き部13a,13aを設けてもよい。従って、その
場合には前記枠体14,15は表裏両側に設けられる連結手
段の間に挾まれた恰好で前記枠体10,11に連結される。
この連結部材13,13及び凸出部16,16によって、即ち、連
結部材13の切り欠き部に凸出部16が係合した状態で2本
組の枠体10,11,14,15がそれぞれ接合される。このよう
な接合される2本組の枠体10,11,14,15の間には板体12
を架け渡すように貼着若しくは螺着等で前記板体12が固
定される。この板体12の所定の位置に圧接部材1を回動
自在に固定する。この板体12に固定された圧接部材1は
前記回動支持部3によって本体部2が回動する。この本
体部2の回動によって扇形状の円弧状の側面部分が一方
側の1組の枠体11,15の接合箇所を圧接する。一旦継手
固定部材1を固定の位置(回動支持部3の軸を中心に回
動して枠体11,15の接合点に円弧状の側面を圧接する位
置)に回動させて固定すると2本の枠体11,15を分離す
る方向に力が、即ち、第2図において枠体15の下方から
上方に突き上げるような力が働いても上方から前記圧接
部材1が前記枠体15を押え付けているので2本の枠体1
1,15は分離することがない。
第3図(a),(b)は本考案の継手固定部材の具体
的な使用例を示した概略図である。
同図(a),(b)において、例えばファルトボード
の骨組17の一部分に本考案に係る圧接部材1を使用した
場合、ファルトボードの組み立てられた骨組17の固定を
保つ固定部材として用いられる。幅2cm、高さ2.5cmで任
意の長さの枠体18,19が10cmの間を空けて平行に設けら
れ、この2本の枠体18,19の間にはベニヤ板等で形成さ
れる板部20が固定されている。2本の枠体18,19の先端
は長さが揃えられており、この先端には金属製の連結部
材21,21がビス止めされている。この連結部材21,21は長
手方向に対して直角方向に切ったときの断面がU字状に
形成され、このU字状の部材の隙間に前記の枠体18,19
が嵌合される。この連結部材21,21はその長手方向の長
さが約9.5cmに形成され、この長さのうち5cm程を枠体1
8,19に嵌め込み、残る4.5cmは枠体18,19の先端から突出
する形になる。そして、この突出した連結部材21,21の
U字状の側面の上端縁から略半円の切り込み21a,21aを
設ける。この切り込み21a,21aは連結部材21,21の枠体1
8,19とは反対側の端部から1.5cm程の位置に中心があ
り、半円の直径は1cmに形成される。これらの枠体18,19
に接続される他の枠体22,23は幅2cm、高さ2.5cmの木製
の枠体であり、この枠体22,23の先端から2.5cmの側面の
位置に円形の金属からなる係止部材24,24が固定され
る。そして、前記の枠体18,19の間にある板部20には前
記圧接部材1が回動自在に固定される。この圧接部材1
は略扇形に形成されている。中心軸の回りに半円状の回
転支持部材3が形成され、この回転支持部材3に一体に
圧接部材1の本体2が形成されている。この回転支持部
材3の外周から一方側の弦に近い扇形の円弧までの距離
が6.5cmに形成され、他方側の弦に近い円弧までの距離
が7cmに形成される。つまり、回転の中心軸から扇形状
の圧接部材1の円弧までの長さは徐々に長く若しくは短
くなるように形成されている。そして、この圧接部材1
の中心軸は該中心軸を中心に回動した場合に枠体19,23
の先端に圧接部材1の本体2の円弧の一部分が当接する
位置に固定されている。この固定によってファルトボー
トの枠組み17が外れるようなことはない。
なお、本考案に係る圧接部材1はファルトボードの上
下方向の枠組みについて実施例で示したが、上下方向の
枠組以外にも水平方向の接続の固定でも回動支持部3に
ロック機構を備えることにより実現される。
また、本実施例ではファルトボードでの本考案の使用
について説明したが、ファルトボード以外にも例えばプ
レハブ住宅、建築現場の足場、折り畳み式の脚立や椅
子、臨時的な櫓、組み立て式建築資材等に使用すること
が可能である。
さらに、上記実施例に示した圧接部材1は偏心カムで
あるが、係止可能であれば偏心カム以外の係止手段でも
よい。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したように本考案によれば、多少の衝
撃を受けても安定してその接続箇所の固定を維持するこ
とができ、圧接部材を偏心カムに形成すると着脱式に連
結する枠体を迅速かつ確実に固定し、しかも一体固定す
ると簡単には外れない継手固定部材を提供することがで
きる。
また、本考案の継手固定部材は構成が単純であるため
に、製造が容易でコスト的にも有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は圧接部材を示す斜視図、 第2図は本考案の継手固定部材の使用状態を示す概略
図、 第3図(a),(b)は本考案の継手固定部材の具体的
な使用例を示した概略図、 第4図は従来のファルトボードの骨組みを示す斜視図で
ある。 1……圧接部材、2……本体部、3……回動支持部、4
……貫通穴、5……突部、6……凸部、7,8……穴、9
……リベット.

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】別体に形成された枠体のうちの一方の枠体
    の端部に固定され外部に一部を突出する連結部材を有
    し、該連結部材の前記一方の枠体の端部から突出する部
    分には切り欠き部を形成してあり、一方、前記別体に形
    成された枠体のうちの他方の枠体の端部には前記切り欠
    き部に係合する凸出部を形成することにより構成される
    連結手段と、 前記一方の枠体に固定された板体に回動自在に枢着さ
    れ、その回動に伴い、周辺を前記一方の枠体と前記他方
    の枠体との継ぎ目に圧接し得る本体部を有する圧接手段
    とを備え、 前記連結手段によって前記一方の枠体と前記他方の枠体
    とを長手方向に着脱自在に連結し、その継ぎ目を前記圧
    接手段によって圧接し、前記一方の枠体と前記他方の枠
    体との分離を拘束できるようにしたことを特徴とする継
    手固定部材。
  2. 【請求項2】上記係止手段は偏心カムであることを特徴
    とする請求項1記載の継手固定部材。
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