JP4641174B2 - 透水平板の製造方法 - Google Patents
透水平板の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4641174B2 JP4641174B2 JP2004318155A JP2004318155A JP4641174B2 JP 4641174 B2 JP4641174 B2 JP 4641174B2 JP 2004318155 A JP2004318155 A JP 2004318155A JP 2004318155 A JP2004318155 A JP 2004318155A JP 4641174 B2 JP4641174 B2 JP 4641174B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cement
- titanium oxide
- titanium
- horizontal plate
- aqueous solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Catalysts (AREA)
Description
[表層用ブロック材料]
つぎに、本発明に用いられる各材料について説明する。
[基部層用ブロック材料]
本発明に用いられる基部層用ブロック材料は、ポリマー増粘剤が混和されたセメントC、セメントCの総質量に対する質量割合(W/C)が0.20〜0.35の範囲内にある水(W)及び粒子径が1mm〜10mmの範囲内にあり、均等係数が4未満の基部層骨材とを含んで構成される。
[増粘剤]
本発明に用いられるポリマー増粘剤としては、セメント配合物用の増粘剤であれば、何でも用いることができる。例えば、増粘剤としては、セルロース誘導体、多糖類、ポリアクリルアミド、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルエーテル、水溶性ポリウレタン等を用いることができる。また、その形状も粉末状、ラテックス状など自由である。
[セメント]
本発明において使用されるセメントとしては、ポルトランドセメント(普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、白色ポルトランドセメント、超早強ポルトランドセメント)、混合セメント(高炉セメント、シリカセメント、フライアッシュセメント)、特殊セメント(アルミナセメント、膨張セメント)等から選ばれる1種又は2種以上の混合物を挙げることができる。
[骨材]
また、本発明に用いる骨材としては曲げ強度の大きい透水平板に適した骨材であれば、特には限定されないが、その粒子径は1mm〜10mmの範囲内にあることは本質的に重要である。この粒子径が小さすぎると、バインダの種類や量を選択しても、十分な透水性性能を発揮することが困難である。また、粒子径が大きすぎると、バインダの種類や量を調整しても、所望とする曲げ強度を得ることが困難である。
[製造方法の説明]
つぎにこのような材料を用いた透水平板の製造方法の一例について説明する。
[表層骨材]:色彩の美しい砕石。小割りして、ふるいで粒径範囲を10mm〜1.2mmに選別して用いた。
[下層骨材]:7号砕石(粒径5mm〜2.5mmを主体とし、均等係数が2以下)。
[セメント]:白色ポルトランドセメント
[増粘剤]:アクリル系(旭化成社製の商品名ポリトロンA1500)
[白華防止剤]:脂肪酸陰イオン界面活性剤(株式会社エヌエムビー社製のエフロレッセンス防止剤:商品名ルブリリス640)
振動発生装置付き成形装置:
透水係数:(社)日本道路建設業境界が透水性舗装ハンドブックに示す透水性舗装の現場透水性試験方法(案)に準拠して測定した。
曲げ強さ荷重:JIS A 5371:2004(付属書2)に準拠して測定した。
<実施例1>
骨材の80質量部、セメント20質量部をから練り後、セメント100質量部に対して25質量部30質量部の水と0.01から3質量部の増粘剤と0.5から3質量部の白華防止剤を添加し、ミキサで混合攪拌して表層用ブロック材料及び下層用ブロック材料を調整した。
<実施例2>
実施例1において、養生室に入る前に、型枠ごと表層部に光触媒として機能するNOx除去用の触媒を含むスラリーを噴霧し、その後養生を行った。
<実施例3>
下記の工程により試料1〜試料15を製造した。
(1)透水平板にアルカリ含有材料を保持させる工程
基材としての透水平板(幅10cm×長さ20cm×厚さ6cm)の表面にペースト状のアルカリ含有材料を塗布した。表2に示すように、このアルカリ含有材料として、試料1〜試料11にはセメントを、試料12及び試料13には水酸化カルシウムを、試料14及び試料15には水酸化ストロンチウムを、それぞれ用いた。
(2)透水平板にペルオクソチタン酸イオン水溶液を付着させる工程
試料1〜9及び試料12〜15にはセメントが乾燥して固化した後に、試料10、11にはセメントが乾燥する前に、ペルオクソチタン酸イオン水溶液を噴霧した。表2に示したように、ペルオクソチタン酸イオン水溶液として、試料1〜試料4には塩化チタン水溶液と過酸化水素水との混合溶液を、試料5から試料15には硫酸チタン水溶液と過酸化水素水との混合溶液を、それぞれ用いた。
(3)脱イオン水への浸漬及び乾燥工程
試料3、11、13、15は脱イオン水に浸漬させた。この工程では、対象試料を脱イオン水1.4l中に1日間浸漬させ、その後に乾燥させた。また、試料4についてはこの浸漬・乾燥工程を二回繰り返した。
<実施例4>
下記の工程により試料16及び試料17を製造した。
(1)透水平板にアルカリ含有材料を保持させる工程
実施例3と同一の透水平板の表面にペースト状のアルカリ含有材料を塗布した。表2に示すように、このアルカリ含有材料としてはセメントを用いた。
(2)透水平板の表面に可溶性チタン塩水溶液を付着させる工程
透水平板に保持されたセメントの表面に可溶性チタン塩水溶液を噴霧することにより付着させた。ここで、可溶性チタン塩水溶液として硫酸チタン水溶液を用いた。
(3)透水平板に過酸化水素水を付着させる工程
硫酸チタン水溶液が付着したセメントの表面に過酸化水素水を噴霧することにより付着させた。
(4)脱イオン水への浸漬及び乾燥工程
試料17は脱イオン水に浸漬させた。この工程では、対象試料を脱イオン水1.4l中に1日間浸漬させ、その後に乾燥させた。
<実施例5>
下記の工程により試料18を製造した。
(1)透水平板にペルオクソチタン酸イオン水溶液を付着させる工程
アルカリ含有材料にペルオクソチタン酸イオン水溶液10gを噴霧することにより付着させた。ここでは、アルカリ含有材料としてフライアッシュ25gを用いた。このフライアッシュはアルカリ性の粉体であり、その表面にアルカリを有している。また、表2に示したように、ペルオクソチタン酸イオン水溶液として硫酸チタン水溶液と過酸化水素水との混合溶液を用いた。
(2)透水平板にフライアッシュを堆積させる工程
ペルオクソチタン酸イオン水溶液を付着させたフライアッシュを、透水平板(実施例3と同様)に堆積させた。
<実施例6>
下記の工程により試料19乃至試料29を製造した。
(1)透水平板にアルカリを付着させる工程
透水平板(実施例3と同様)に、アルカリ水溶液を噴霧することによりその表面に含浸させ、これによりアルカリを付着させた。表3に示したように、アルカリ水溶液として、試料19から試料21には水酸化ナトリウム水溶液を、試料22から試料29には水酸化バリウム水溶液を、それぞれ用いた。
(2)透水平板に過酸化水素水を付着させる工程
アルカリ水溶液が付着した透水平板の表面に過酸化水素水を噴霧することにより付着させた。
(3)脱イオン水への浸漬及び乾燥工程
試料20、23、26、29は脱イオン水に浸漬させた。この工程では、対象試料を脱イオン水1.4l中に1日間浸漬させ、その後に乾燥させた。また、試料21、24、27についてはこの浸漬・乾燥工程を二回繰り返した。
<実施例7>
下記の工程により試料32乃至試料36を製造した。
(1)チタン含有過酸化水素水とアルカリ水溶液とを混合する工程
表4に示したように、硫酸チタン水溶液又は塩化チタン水溶液に過酸化水素水を添加した水溶液(Ti−H2O2水溶液)に、水酸化ナトリウム、水酸化バリウム8水和物、若しくは水酸化ストロンチウム8水和物を添加して、淡黄色若しくは白色の沈殿を生成させた。
(2)沈殿物から水溶性成分を取り除く工程
前述の混合して得た水溶液を静置し、上澄み液を除去し、水100mlを混合した。更に、この水溶液を静置し、上澄み液を除去し、水を混合する操作を数回繰り返した。そして、沈殿物を濾過することにより、水溶性成分を取り除いた。
(3)沈殿物を乾燥する工程
得られた沈殿物をシリカゲル入りのデシケータ内で乾燥した後、約107℃に保った電気乾燥機内で乾燥して試料32〜試料36を得た。
<参考例1>
参考例1として、酸化チタン含有ゲルを用いる従来の成膜方法によって試料30及び試料31を製造した。
(1)酸化チタン含有ゲルの調整工程
硫酸チタン水溶液と過酸化水素水との混合水溶液にアンモニア水溶液(NH4OH)を添加してpH7とし、これにより、黄色のゲル状物質を含有する懸濁液を得た。
(2)透水平板に懸濁液を付着させる工程
懸濁液を透水平板(実施例3と同様)に付着させた。
(3)脱イオン水への浸積及び乾燥工程
試料31は脱イオン水に浸漬させた。この工程では、対象試料を脱イオン水1.4l中に1日間浸漬させ、その後に乾燥させた。
<参考例2>
参考例2として、透水平板(実施例3と同様)にペースト状のセメントを塗布し、酸化チタン膜を備えていない試料32を製造した。
(B)各試料の光触媒能及び組成の測定実験及び結果
実施例3〜実施例7、及び参考例1及び参考例2で得られた試料1〜36について、下記の実験を行った。
(B−1)一酸化窒素吸着速度測定
(B−1−1)実験方法
(1)試料1を、上面が石英ガラスで形成された測定用容器(長さ10cm×幅20cm×厚さ8cm)にセットした。このとき、表面(酸化チタン膜が成膜された表面)が上方を向くように試料1を配設した。
(2)測定用容器の長手方向の一端から、一酸化窒素を含むガス(NO含有ガス)を0.5l/minで送気し、他端から排出した。NO含有ガスとしては、NO:4.7ppm、O2:10.5vol%、N2:89.5vol%の体積割合を有するガス(以下、「第一のNO含有ガス」という。)、NO:4.7ppm、N2:100.0vol%の体積割合を有するガス(以下、「第二のNO含有ガス」という。)、及び4.7ppmよりNO濃度を高めたガスを用いた。
(3)化学発光法のNO濃度測定装置(TN−7:柳本製作所)を用い、他端から排出されたガス(排出ガス)のNO濃度を測定した。更に、検知管法により、排出ガスの二酸化窒素濃度を測定した。
(4)試料2〜試料32のそれぞれについて、上記(1)〜(3)を行った。
(B−1−2)実験結果
(1)第一のNOガスの通気時には、試料1〜試料31の総てについて、測定用容器からの排出ガスのNO濃度は測定用容器に送気した第一のNOガスのNO濃度(4.7ppm)より低下した。
(2)このようなNO濃度の低下率より、次式によりNO吸着速度を求めた。このNO吸着速度は、各試料が紫外線を照射されていない場合のNOの減少速度に相当するものである。
これにより得た結果を表2及び表3に示した。
(3)また、試料1〜3及び試料5〜9の実験結果より、噴霧したペルオクソチタン酸イオン水溶液のH2O2/Ti(モル比、以下同じ)とNO吸着速度との関係を図7に示した。
(4)試料6、12、14、19、22の実験結果より、アルカリの種類別に比較したNO吸着速度を図9に示した。
(5)試料22、23、25、26、28、29の実験結果より、噴霧した水酸化バリウム及びペルオクソチタン酸イオン水溶液におけるBa(OH)2/Ti(モル比、以下同じ)とNO吸着速度との関係を図11に示した。
(B−2)一酸化窒素光酸化速度測定
(B−2−1)実験方法
(1)試料1を、上面が石英ガラスで形成された測定用容器(長さ10cm×幅20cm×厚さ8cm)にセットした。このとき、表面(酸化チタン膜が成膜された表面)が上方を向くように試料1を配設した。
(2)測定用容器の長手方向の一端から、第一のNO含有ガスを0.5l/minで送気し、他端から排出した。更に、このように第一のNO含有ガスを通気しつつ、石英ガラスからなる上面から0.6W/cm2で紫外線を照射した。
(3)化学発光法のNO濃度測定装置(TN−7:柳本製作所)を用い、排出ガスのNO濃度を測定した。更に、検知管法により、排出ガスの二酸化窒素濃度を測定した。
(4)試料2〜試料31のそれぞれについて、上記(1)〜(3)を行った。
(B−2−2)実験結果
(1)紫外線の照射を開始するとNO濃度が低下し始め、一定時間を経過すると排出ガス中のNO濃度が一定となった。このように定常状態となった際のNO低下率を用いて、次式によりNO光酸化速度を求め、この結果を表2及び表3に示した。
(2)また、試料1〜3及び試料5〜9の実験結果より、噴霧したペルオクソチタン酸イオン水溶液のH2O2/TiとNO光吸着速度との関係を図8に示した。
(3)更に、試料6、12、14、19、22の実験結果より、アルカリの種類によるNO光酸化速度を図10に示した。
(4)試料22、23、25、26、28、29の実験結果より、噴霧した水酸化バリウム及びペルオクソチタン酸イオン水溶液におけるBa(OH)2/TiとNO光酸化速度との関係を図12に示した。
(B−3)光触媒活性成分の同定
(B−3−1)実験方法
(1)試料32〜36のそれぞれについて、X線回折測定を行った。
(2)試料32〜36のそれぞれについて、X線光電子分光法により組成分析を行った(アルバック・ファイ株式会社社製X線光電子分光装置5000型)。
(B−3−2)実験結果
(1)試料32〜36のX線回折パターンを137に示した。
(2)X線光電子分光法の測定結果を表5に示した。
(C−2)NO吸着速度のH2O2/Ti依存性
図7に示したように、チタン塩として硫酸チタンを用いた場合には、H2O2/Tiが0.1〜1程度までは略一定であり、H2O2/Tiが1より大きくなるとNO吸着速度は大きく上昇した。一方、チタン塩として塩化チタンを用いた場合には、H2O2/Tiが0.1〜2の範囲内ではNO吸着速度が略一定となった。また、脱イオン水に一日間浸漬し乾燥させた試料3、7は、H2O2/Tiが同等(H2O2/Ti=1)で脱イオン水に浸漬させていない試料1、6よりも高い吸着速度を示した。
(C−3)アルカリの相違に基づくNO吸着速度
図9に示したように、アルカリとして水酸化カルシウムを用いた試料12や水酸化ストロンチウムを用いた試料14では高いNO吸着速度を示したが、これらを水に浸漬した試料13や試料15ではNO吸着速度は大きく低下している。
(C−4)アルカリの相違に基づくNO光酸化速度
図10に示したように、NO光酸化速度は、アルカリとしてセメントを用いた試料6、7を除き、水に浸漬していない試料12、14、19、22と比し、水に浸漬した試料13、15、20、23の方が同等或いは高い値を示した。これより、セメント以外のアルカリを用いた場合には、少なくとも水に浸漬されることによりNO光酸化速度が著しく低下するような特性の変化はないと考えられる。
(C−5)NO光酸化速度のH2O2/Ti依存性
図8に示したように、可溶性チタン塩として塩化チタンを用いた場合には、H2O2/Tiの値に関わらずNO光酸化速度は略一定となった。他方、可溶性チタン塩として硫酸チタンを用いた場合には、H2O2比率の増加(すなわち、H2O2/Tiの増大)に伴いNO光酸化速度は増加し、H2O2/Ti=2程度でその変化は微小となり略一定のNO光酸化速度となった。また、脱イオン水に一日間浸漬し乾燥させた試料3、7は、H2O2/Tiの値が同等(H2O2/Ti=1)で脱イオン水に浸漬させていない試料1、6よりNO吸着速度は低くなったものの、NO分解能は残存していることがわかった。
(C−6)NO吸着速度及びNO光酸化速度とアルカリ/Ti(モル比、以下同じ)との関係
図11に示したように、NO吸着速度はBa(OH)2/Tiの値には大きく依存せず、略一定の値となった。
(C−7)光触媒活性成分の結晶構造
図13を参照すると、Ti(SO4)2−H2O2−NaOH系では、幅広なピーク(ブロードピーク)のみが現れていることから、非結晶質成分が生成したものと考えられる。
(C−8)光触媒活性成分の同定
表5を参照すると、Ti(SO4)2−H2O2−NaOH系、TiCl4−H2O2−Ca(OH)2系、TiCl4−H2O2−Sr(OH)2系、及びTiCl4−H2O2−Ba(OH)2系では、各沈殿物に、チタン、酸素、アルカリ若しくはアルカリ土類金属が含まれており、更に、炭素が含まれていることが分かった。ここで、これらの各沈殿物のアルカリが総て炭酸塩(MCO3)として存在するとして、残りの酸素とチタンとの原子比を求めると、この比はほぼ2となった(Ti:O≒1:2)。これより、チタンは二酸化チタン(TiO2)として存在するものと推定される。
2:土器砂利
3:青玉砂利
4:多和砂利7号
10:基部層用ブロック材料充填工程
20:型締め工程
30:表層用ブロック材料充填工程
40:成形工程
50:脱型工程
60:養生工程
61:前養生工程
62:後養生工程
70:表面処理工程
71:触媒付与工程
72:表面加工工程
Claims (4)
- ポリマー増粘剤が混和されたセメントC、該セメントCの総質量に対する質量割合(W/C)が0.20〜0.35の範囲内にある水(W)、及び粒子径が1mm〜10mmの範囲内にあり、均等係数が4未満の表層用骨材、とを含む表層用ブロック材料、並びに、ポリマー増粘剤が混和されたセメントC、該セメントCの総質量に対する質量割合(W/C)が0.20〜0.35の範囲内にある水(W)、及び粒子径が1mm〜10mmの範囲内にあり、均等係数が4未満の基部層骨材、とを含む基部層用ブロック材料、を用い、
振動を与えつつ型枠内に基部層用ブロック材料を充填する基部層用ブロック材料充填工程、
該充填工程後直ちに振動を与えつつ充填物に圧縮力を作用させて締め固めする型締め工程、
該型締め工程後に直ちに振動を与えつつ型枠内に表層用ブロック材料を充填する表層用ブロック材料充填工程、
充填工程後直ちに振動を与えつつ充填物に圧縮力を作用させて成形する成形工程、
を順次行い、その後、
成形物を型枠から脱型する脱型工程、成形物を養生させる養生工程、を組み合わせて行う透水平板の製造方法であって、
前記成形工程後であって、前記養生工程前に、表面側から光触媒として機能するNOx除去用触媒としての酸化チタンを付与する酸化チタン付与工程を含み、
該酸化チタン付与工程は、(1)前記養生工程前のセメント表面にペルオクソチタン酸イオン水溶液を作用させるか、又は、(2)チタン塩水溶液を作用させたのち、過酸化水素を作用させることにより、養生工程前のセメントが保有するアルカリ性を利用して、セメント表面に光触媒として機能するNOx除去用触媒としての酸化チタン膜を成膜することにより前記表層を構成する表層用バインダの表面側に、NOx除去用触媒としての酸化チタンを固着することを特徴とする透水平板の製造方法。 - 前記ペルオクソチタン酸イオン水溶液は、チタン塩水溶液と過酸化水素水との混合水溶液であることを特徴とする請求項1に記載の透水平板の製造方法。
- 前記チタン塩は、硫酸チタン又は塩化チタンであることを特徴とする請求項1又は2に記載の透水平板の製造方法。
- 前記バインダには白華防止剤を含み、前記ポリマー増粘剤はアクリル系樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の透水平板の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004318155A JP4641174B2 (ja) | 2004-11-01 | 2004-11-01 | 透水平板の製造方法 |
CN 200510000530 CN1769593B (zh) | 2004-11-01 | 2005-01-07 | 透水平板及其制造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004318155A JP4641174B2 (ja) | 2004-11-01 | 2004-11-01 | 透水平板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006124260A JP2006124260A (ja) | 2006-05-18 |
JP4641174B2 true JP4641174B2 (ja) | 2011-03-02 |
Family
ID=36719344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004318155A Expired - Fee Related JP4641174B2 (ja) | 2004-11-01 | 2004-11-01 | 透水平板の製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4641174B2 (ja) |
CN (1) | CN1769593B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170013429A (ko) * | 2015-07-27 | 2017-02-07 | 한국건설기술연구원 | 하수관거 충진용 속경형 가소성 뒤채움재 및 이를 이용한 시공방법 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4755408B2 (ja) * | 2004-11-01 | 2011-08-24 | 東洋工業株式会社 | 壁面用化粧ブロックの製造方法 |
JP4854611B2 (ja) * | 2007-07-05 | 2012-01-18 | 宇部興産株式会社 | 白華発生抑制型即時脱型コンクリートブロック及び白華発生予測方法 |
CN102953310B (zh) * | 2011-08-26 | 2016-04-27 | 北京仁创科技集团有限公司 | 透水路面的铺装方法 |
CN115651746B (zh) * | 2022-10-27 | 2023-09-05 | 青岛理工大学 | 一种具有固碳功能的脱模剂及其制备方法和应用 |
Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0421549A (ja) * | 1990-05-11 | 1992-01-24 | Sugawara Doboku Kk | 透水性コンクリート |
JPH0597492A (ja) * | 1991-10-01 | 1993-04-20 | Hoechst Gosei Kk | セメント系透水舗装材用組成物 |
JPH10194818A (ja) * | 1997-01-13 | 1998-07-28 | Masao Sato | 高強度透水性コンクリートの製法 |
JPH10225619A (ja) * | 1997-02-14 | 1998-08-25 | Mitsubishi Materials Corp | 改良された有害物質除去部材及びその製造方法 |
JP2000027110A (ja) * | 1998-04-03 | 2000-01-25 | Daito Japan Kk | 透水性コンクリ―ト舗装方法 |
JP2000189801A (ja) * | 1998-12-25 | 2000-07-11 | Taiheiyo Cement Corp | 光触媒担持組成物 |
JP2000335919A (ja) * | 1999-05-27 | 2000-12-05 | Catalysts & Chem Ind Co Ltd | ブルッカイト型結晶を含む酸化チタン微粒子の製造方法 |
JP2002038054A (ja) * | 2000-05-16 | 2002-02-06 | Kansai Paint Co Ltd | 酸化チタン膜形成用塗布剤、酸化チタン膜形成方法及び光触媒 |
JP2002239398A (ja) * | 2000-12-15 | 2002-08-27 | Taiheiyo Cement Corp | 大気浄化用組成物および大気浄化用物体 |
JP2002241165A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-08-28 | Tokyo Yogyo Co Ltd | コンクリートブロック及びその製造方法 |
JP2003026486A (ja) * | 2001-07-09 | 2003-01-29 | Taiyu Concrete Kogyo Kk | 浄化機能付多孔質コンクリート体 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN2271567Y (zh) * | 1996-10-25 | 1997-12-31 | 嘉兴市新景实业公司 | 彩色地砖 |
CN2534222Y (zh) * | 2001-11-15 | 2003-02-05 | 郑振明 | 水泥细碎石透水铺地砖 |
-
2004
- 2004-11-01 JP JP2004318155A patent/JP4641174B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2005
- 2005-01-07 CN CN 200510000530 patent/CN1769593B/zh not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0421549A (ja) * | 1990-05-11 | 1992-01-24 | Sugawara Doboku Kk | 透水性コンクリート |
JPH0597492A (ja) * | 1991-10-01 | 1993-04-20 | Hoechst Gosei Kk | セメント系透水舗装材用組成物 |
JPH10194818A (ja) * | 1997-01-13 | 1998-07-28 | Masao Sato | 高強度透水性コンクリートの製法 |
JPH10225619A (ja) * | 1997-02-14 | 1998-08-25 | Mitsubishi Materials Corp | 改良された有害物質除去部材及びその製造方法 |
JP2000027110A (ja) * | 1998-04-03 | 2000-01-25 | Daito Japan Kk | 透水性コンクリ―ト舗装方法 |
JP2000189801A (ja) * | 1998-12-25 | 2000-07-11 | Taiheiyo Cement Corp | 光触媒担持組成物 |
JP2000335919A (ja) * | 1999-05-27 | 2000-12-05 | Catalysts & Chem Ind Co Ltd | ブルッカイト型結晶を含む酸化チタン微粒子の製造方法 |
JP2002038054A (ja) * | 2000-05-16 | 2002-02-06 | Kansai Paint Co Ltd | 酸化チタン膜形成用塗布剤、酸化チタン膜形成方法及び光触媒 |
JP2002239398A (ja) * | 2000-12-15 | 2002-08-27 | Taiheiyo Cement Corp | 大気浄化用組成物および大気浄化用物体 |
JP2002241165A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-08-28 | Tokyo Yogyo Co Ltd | コンクリートブロック及びその製造方法 |
JP2003026486A (ja) * | 2001-07-09 | 2003-01-29 | Taiyu Concrete Kogyo Kk | 浄化機能付多孔質コンクリート体 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170013429A (ko) * | 2015-07-27 | 2017-02-07 | 한국건설기술연구원 | 하수관거 충진용 속경형 가소성 뒤채움재 및 이를 이용한 시공방법 |
KR101709125B1 (ko) | 2015-07-27 | 2017-02-23 | 한국건설기술연구원 | 하수관거 충진용 속경형 가소성 뒤채움재 및 이를 이용한 시공방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1769593B (zh) | 2012-05-16 |
JP2006124260A (ja) | 2006-05-18 |
CN1769593A (zh) | 2006-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Janczarek et al. | Progress of functionalized TiO2-based nanomaterials in the construction industry: A comprehensive review | |
EP2242806B1 (en) | Titanium dioxide based photocatalytic composites and derived products on a metakaolin support | |
RU2415989C2 (ru) | Битумное дорожное покрытие, обладающее фотокаталитическим действием | |
EP2275391B1 (en) | Air-purifying fiber reinforced cementitious building material. | |
CN101980989A (zh) | 具有光催化活性的粒料及其制备方法 | |
JP4641174B2 (ja) | 透水平板の製造方法 | |
KR102057419B1 (ko) | NOx 제거 기능을 가진 미세먼지 저감 보, 차도용 블록 및 이의 제조방법 | |
CN110845165A (zh) | 一种自清洁混凝土用光催化改性骨料及其制备方法 | |
CN112011208B (zh) | 腻子面装饰材料及其制备方法和使用方法 | |
CN106396531B (zh) | 一种用于海水珊瑚骨料混凝土的固盐剂 | |
CN109437804A (zh) | 一种防泛碱硅藻泥内墙涂料及其施工方法 | |
JP2005053078A (ja) | コンクリートブロックの製造方法およびコンクリートブロック | |
JP4680064B2 (ja) | 酸化チタンの製造方法、光触媒活性混合物、それらを利用した酸化チタン膜の成膜方法、酸化チタン被覆体の製造方法、及びそれらにより得られた酸化チタン被覆体、並びにそれに用いる酸化チタン成膜用溶液 | |
KR102286861B1 (ko) | 공기정화형 표면코팅 시멘트 조성물 | |
KR102304676B1 (ko) | 미세먼지 저감효과와 콘크리트 백화방지 기능을 가지는 나노솔루션의 제조방법, 이를 이용하여 제조된 나노솔루션, 나노솔루션을 포함하는 콘크리트 조성물 및 나노솔루션을 이용한 입상체를 포함하는 보도블록용 담체 | |
US10029236B2 (en) | Catalytic substrate surface | |
JP2005219980A (ja) | セメント系固化物の補強溶液 | |
JP5051985B2 (ja) | 吸着機能及び光触媒機能を有する建築材料の製造法 | |
KR102249025B1 (ko) | 대기 중의 전구물질 흡착과 제거가 가능한 기포 콘크리트 골재의 제조방법 | |
CN108314469B (zh) | 一种复合型纳米光催化透水陶瓷路面砖的制备方法 | |
RU2789568C1 (ru) | Состав бетонной смеси для самоочищающихся камней бетонных стеновых лицевых и самоочищающийся камень бетонный стеновой лицевой | |
CN112980233A (zh) | 一种腻子及其制备工艺 | |
JP4755408B2 (ja) | 壁面用化粧ブロックの製造方法 | |
JP5140346B2 (ja) | 装飾材 | |
CN108301582A (zh) | 一种无机合成粘接制备硅藻泥壁纸的方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071005 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100324 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100330 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100531 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101124 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101126 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4641174 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |