JP2000027110A - 透水性コンクリ―ト舗装方法 - Google Patents
透水性コンクリ―ト舗装方法Info
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Abstract
クリート舗装を行なうこと。 【解決手段】 透水可能な隙間を形成し得る粒度の天然
骨材400〜425重量部とポルトランド・セメント7
5〜100重量部との配合物500重量部に水20〜3
5重量部を散布して混練した状態の生コンクリートを敷
き詰める方法である。さらに、天然骨材とセメントとの
配合比を粒度の大小に基づく天然骨材の総表面積に対応
させるとよいのである。
Description
装方法に関し、特に、合成樹脂系のバインダーなどの添
加剤を使用することなく天然骨材とポルトランド・セメ
ントのみを使用して透水性を付与した舗装方法に関す
る。
ために、透水性コンクリート・ブロックを敷き詰めた
り、透水性コンクリートで舗装したり、透水性アスファ
ルトで舗装することが従来より実施されている。
特開平5−97492号公報参照)においては、 セメント :100重量部 7号砕石(粒径が1.5〜5mm程度):430重量部 川砂 : 75重量部 の骨材を主材とし、この骨材を路盤に敷き詰めたときに
形成される隙間によって透水作用を行なわせるものであ
り、さらに路盤としてのセメントの強度を補うために、
再乳化性合成樹脂エマルジョン粉末1.0〜10重量部
を添加し、水35重量部を加えて混合している。
的特性は、路盤の空隙率が、16%であり、曲げ強度
は、2.4N/mm2であった。また、透水率は、12.
1〜14.5×10-2cm/secであった。
は、再乳化性合成樹脂エマルジョン粉末の他にアスファ
ルト・エマルジョン、水分散性合成樹脂、水分散性ゴ
ム、酢酸ビニル系またはアクリル系粉末エマルジョンな
どのバインダーが使用されている。
おいて、再乳化性合成樹脂エマルジョン粉末を添加しな
いで、 セメント :100重量部 7号砕石(粒径が1.5〜5mm程度):430重量部 川砂 : 75重量部 のみに水35重量部を加えて混合した舗装材によって実
施した透水性コンクリート舗装が例示されている。この
舗装路盤の物理的特性は、路盤の空隙率が、16%であ
り、曲げ強度は、1.9N/mm2であった。また、透水
率は、11.3×10-2cm/secであった。
ンダーは、天然骨材やポルトランド・セメントに比して
非常に高価であるので、透水性コンクリート舗装は高価
なものとならざるを得なかった。しかも、従来より使用
されている添加剤は、いずれも有機物であるので経年変
化により劣化する。
使用することなく、長期間にわたり劣化しない透水性コ
ンクリート舗装を得るために考えられたものである。
リート舗装方法は、透水可能な隙間を形成し得る粒度の
天然骨材400〜425重量部とポルトランド・セメン
ト75〜100重量部との配合物500重量部に水20
〜35重量部を散布して混練した状態の生コンクリート
を敷き詰める方法である。
方法は、透水可能な隙間を形成し得る粒度の天然骨材4
00〜425重量部とポルトランド・セメント75〜1
00重量部との配合物500重量部に水20〜35重量
部を散布して混練した状態の生コンクリートを敷き詰め
る方法であって、天然骨材とセメントとの配合比を粒度
の大小に基づく天然骨材の総表面積に対応させた方法で
ある。
トとの接着性が優れていることは周知であるが、砂を混
入することなく、粒径が5〜20mm程度の粗い天然骨
材とポルトランド・セメントのみを混練して透水性コン
クリート舗装を行なっても、充分な曲げ強度および圧縮
強度を得ることは困難であるとされ、強度を得るために
従来よりバインダーを添加していた。
ることなく、粒径が5〜20mm程度の粗い天然骨材と
ポルトランド・セメントのみで、透水性コンクリート舗
装を実施するという発想は、存在しなかった。
然骨材と、ポルトランド・セメントと、水との配合比を
変えて、天然骨材とポルトランド・セメントのみを混練
した生コンクリートを路面に敷き詰めて実験を行なった
ところ、粗い天然骨材、川砂、ポルトランド・セメント
にバインダーを添加して形成した透水性コンクリート舗
装と遜色のないデータを得ることができた。
ような知見に基づいて考えられたものであって、砂を混
入することなく、粒径が5〜20mmの天然骨材と、ポ
ルトランド・セメントと、水とを混練した状態の生コン
クリートを路面に敷き詰める舗装方法である。
天然骨材、ポルトランド・セメント、水の他に、特に混
入しなければならない物はない。
を少しづつ加えながら羽根が回転する左官用ミキサーで
3分以上混練する。そして、路面に均等に撒いたのち、
表面をプレートランマーまたは転圧機で圧すると、透水
性路盤コンクリートを形成することできる。
を少しづつ加えながら左官用ミキサーで3分以上混練す
る。そして、実施例1と同様に、路面に均等に撒いたの
ち、表面をプレートランマーまたは転圧機で圧すると、
着色された透水性路盤コンクリートを形成することでき
る。
リートの骨材間の隙間は、互いに連通しているので、表
面に落ちた水は、連通した隙間を経て地面まで到達し、
地面に浸透させる透水作用を行なうことができる。
り明らかなように、この発明の透水性コンクリート舗装
方法で使用する舗装材は、砂を混入しないことおよびセ
メントの配合比を多くしたこと(15〜20重量%)が
特徴である。このように、セメントの配合比を多くする
ことにより、砕石に砂や添加剤を使用する従来の舗装材
に遜色のない性能を得ることができた。
の重量が同じ天然骨材であっても、粒径が大きい場合に
は天然骨材の総表面積が少なく、粒径が小さい場合には
天然骨材の総表面積が多くなる傾向があるので、セメン
トの配合比を天然骨材の総表面積に対応させると良い結
果を得られることが明らかになった。セメントを必要以
上に多く配合すると、余剰のセメントがペースト状にな
って、骨材間の隙間を埋めて透水性を劣化させることに
なり、セメントが不足すると必要な強度を得ることがで
きないので、最適な配合比を選ぶことが必要である。
された路盤について、その物理的特性を調べたところ、
路盤の空隙率は、15〜25%であり、その乾燥密度
は、1.800〜2.000kg/m3であり、圧縮強度
は、20.5N/mm2以上であり、曲げ強度は、3.6
5N/mm2以上であった。また、透水率は、6.0×1
0-2〜4.6×10-1cm/secであった。
部の水を少しづつ加えて混練した舗装材を、実施例1と
同様に、路面に均等に撒いたのち、表面をプレートラン
マーまたは転圧機で圧して透水性路盤コンクリートを形
成した。
的特性は、路盤の空隙率が、16%であり、曲げ強度
は、1.9N/mm2であった。また、透水率は、11.
3×10-2cm/secであった。川砂を混入している
ので透水率が低く、曲げ強度も1.9N/mm2と低い。
社より「パーミヤコン」という名称で発売されている従
来のバインダー7重量部を添加した舗装材で舗装された
透水性路盤コンクリートの曲げ強度は、2.45N/m
m2程度であり、透水率が1.0×10-2cm/sec程
度であった。
対比して明らかなように、この発明の舗装方法で得た路
盤は、透水率および曲げ強度において遜色はない。
かなように、この発明の透水性コンクリート舗装方法に
よると、バインダーを使用することなく、天然骨材とポ
ルトランド・セメントのみを使用するので廉価に舗装す
ることができる。また、混練する装置には、従来から広
く使用されている左官用ミキサーや生コンクリートを運
搬するミキサー車をそのまま活用することができて、特
別の装置を必要としないのである。さらに、舗装面を任
意の色に着色することが容易である。
ないので、経年変化による劣化を生じることはないので
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 透水可能な隙間を形成し得る粒度の天然
骨材400〜425重量部とポルトランド・セメント7
5〜100重量部との配合物500重量部に水20〜3
5重量部を散布して混練した状態の生コンクリートを敷
き詰めることを特徴とする透水性コンクリート舗装方
法。 - 【請求項2】 天然骨材とセメントとの配合比を粒度の
大小に基づく天然骨材の総表面積に対応させたことを特
徴とする請求項1に記載の透水性コンクリート舗装方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9604799A JP3576423B2 (ja) | 1998-04-03 | 1999-04-02 | 透水性コンクリート舗装方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-107131 | 1998-04-03 | ||
JP10713198 | 1998-04-03 | ||
JP9604799A JP3576423B2 (ja) | 1998-04-03 | 1999-04-02 | 透水性コンクリート舗装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP3576423B2 JP3576423B2 (ja) | 2004-10-13 |
Family
ID=26437294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9604799A Expired - Lifetime JP3576423B2 (ja) | 1998-04-03 | 1999-04-02 | 透水性コンクリート舗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3576423B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001269920A (ja) * | 2000-03-24 | 2001-10-02 | Shikoku Res Inst Inc | 透水ブロック、その表面仕上げ方法及びそれに用いる表面処理装置 |
JP2006124260A (ja) * | 2004-11-01 | 2006-05-18 | Toyo Kogyo Kk | 透水平板及びその製造方法 |
JP2006199821A (ja) * | 2005-01-20 | 2006-08-03 | Mitsubishi Materials Corp | 速硬性地盤注入材 |
-
1999
- 1999-04-02 JP JP9604799A patent/JP3576423B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3576423B2 (ja) | 2004-10-13 |
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