JP4639507B2 - 樹脂ボトルの搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は樹脂ボトルの搬送装置に係り、より詳しくは、樹脂ボトルの首部の外周に水平方向に突出して形成されたフランジ(ネックリング)の下面側を支持して、または、フランジの上部を把持して搬送する樹脂ボトルの搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
PETボトル等の樹脂ボトルは軽量で不安定であり、通常の搬送コンベヤ上に載せて搬送することができないため、その首部に形成されたフランジ部の下面を支持手段によって支持し、または、フランジ部の上部を開閉式のグリッパにより掴んで搬送する、いわゆるネック搬送が行われている。
【0003】
このように樹脂ボトルを搬送し、洗浄、充填、キャッピング等の各処理装置内に導入して順次処理を行う容器搬送処理システムにおいては、樹脂ボトルを各処理装置およびこれら各処理装置の間に配置された中間ホイール等の間を順次受け渡して搬送を行うため、樹脂ボトルの首部の外周に形成されているフランジ部の下面側を支持する支持手段が円周方向等間隔で設けられた第1タイプの搬送ホイールと、フランジ部の上方に設けられた円筒部の下部を掴む開閉式のグリッパが円周方向等間隔で設けられた第2のタイプの搬送ホイールとを交互に配置している(特開2000−281184号公報)。
【0004】
近年、前記容器搬送処理システムでは、各種サイズ、形状の容器に兼用できる構造であることが望まれている。しかしながら、前述のように、フランジ部の下面側を支持する支持手段を備えた搬送ホイールと、フランジ部の上方の円筒部を掴む把持手段(グリッパ)を備えた搬送ホイールとを交互に配置した構成では、フランジ部の下面とフランジ部の上方の円筒部との距離が等しい容器の場合には問題がないが、図4(a)、(b)に示すように、フランジ部43A、43Bの下面とフランジ部43A、43Bの上方に設けられた円筒部42A、42Bとの距離が異なる樹脂ボトル4A、4Bの場合には、支持手段と把持手段との距離が同一のままでは確実な受け渡しができないので、フランジ部の下面を支持する支持手段とフランジ部の上方の円筒部を掴む把持手段との距離を容器の形状に合わせて変更しなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の樹脂ボトルの搬送装置では、首部の形状が異なる樹脂ボトルに対応する場合は大がかりな型替をする必要があった。例えば、すべての把持手段(グリッパ)を交換するか、あるいは、すべての把持手段それぞれに、高さを変更するためのカラーを付ける等をしなければならなかった。
【0006】
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、異なるサイズ、形状の樹脂ボトルに対応できるようにするための型替を、極めて簡単に行うことができる樹脂ボトルの搬送装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る樹脂ボトルの搬送装置は、口部にねじ山が形成され、その下方に順に円筒部とフランジ部とが形成された首部を有する樹脂ボトルの搬送装置であって、前記フランジ部の上方を把持手段によって把持して搬送する第1搬送手段と、フランジ部の下面側を支持手段によって支持して搬送する第2搬送手段とを備え、これら第1搬送手段と第2搬送手段とで樹脂ボトルを受け渡して搬送するものであって、さらに、前記第1搬送手段は、回転軸に固定された円板状の回転ホイールと、この回転ホイールの外周部上に連結され、外周に円周方向等間隔で上記把持手段を複数設けた環状のグリッパホイールと、これら回転ホイールとグリッパホイールの連結部に配置され、回転ホイールに対するグリッパホイールの高さ位置を変更する高さ調整部を備えた型替部材と、前記高さ調整部が嵌合する嵌合溝と、グリッパホイールの下方に位置して、ピストンロッドがグリッパホイールの下面に当たってグリッパホイールを上昇させるエアシリンダとを備え、前記型替部材は、グリッパホイールに対して型替部材を回転させることにより、高さ調整部が前記嵌合溝内に嵌合してグリッパホイールを低く位置させる状態と,嵌合溝から抜け出してグリッパホイールを高く位置させる状態とに切り換え可能であって、 第1搬送手段において、前記エアシリンダを作動させてグリッパホイールを持ち上げて前記型替部材を回転させた後、エアシリンダのピストンロッドを収縮させグリッパホイールを下降させて、回転ホイールに対してグリッパホイールの高さ位置を変更することによって、前記第2搬送手段の支持手段に対して、前記第1搬送手段の把持手段の高さ方向の位置を変更可能に構成したことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る樹脂ボトルの搬送装置を構成する搬送手段(第1搬送手段)2を示す縦断面図、図2はその平面図である。
【0010】
この樹脂ボトルの搬送装置の構成を説明する前に、この搬送装置によって搬送される樹脂ボトル4の形状について図4により説明する。図4(a)と(b)とは異なる形状の樹脂ボトル4の上部を示しており、対応する部分には同一の符号にそれぞれAおよびBを付して説明する。これら樹脂ボトル4A、4Bは、いずれも上端の口部の外周にねじ山41A、41Bが形成され、その下方に順に円筒部42A、42Bとフランジ部43A、43Bとが形成された首部44A、44Bを有している。そして、図(a)に示す樹脂ボトル4Aと図(b)に示す樹脂ボトル4Bとは、フランジ部43A、43Bの下面から円筒部42A、42Bまでの距離が異なっており、図(a)はその距離が大きく、図(b)その距離が小さくなっている。
【0011】
前記第1搬送手段2は、中央に直立して支持筒体6が固定され、この支持筒体6内に回転軸8が回転自在に支持されている。この回転軸8の上端に円板状の回転ホイール10が固定されて一体的に回転する。回転ホイール10の外周に環状のグリッパホイール12が連結されており、このグリッパホイール12の外周に円周方向等間隔で複数の把持手段(グリッパ)14が設けられている。なお、この図に示す第1搬送手段2の上流側と下流側またはそのいずれかに、樹脂ボトル4A、4Bの首部44A、44Bに形成されたフランジ部43A、43Bの下面を支持する支持手段16が円周方向等間隔で設けられた第2搬送手段17(図2に省略して図示する)が設置されている。
【0012】
前記各グリッパ14は、それぞれ一対のアーム14a、14bを有しており、その一方のアーム14bを揺動させて開閉できるようになっている。これら両アーム14a、14bを開閉させることにより、樹脂ボトル4A、4Bの首部44A、44Bに形成されているフランジ部43A、43Bよりも上方の円筒部42A、42Bの下側を把持し、また、解放する。
【0013】
前記両アームの一方(固定アーム)14aは支持軸14c上に固定され、他方(揺動アーム)14bは支点軸14d上に揺動可能に支持されている。上端に前記揺動アーム14bが固定された支点軸14dの下端に、レバー14eが固定され、このレバー14eをスプリング14fによって引き付けている。このレバー14eの後端にはカムフォロア14gが取付けられ、グリッパ14の内周側に配置されたカム18の外周カム面18aに弾接している。カムフォロア14gがカム18の小径部に接しているときには、揺動レバー14bが固定レバー14aに接近して樹脂ボトル4A、4Bを把持し、前記カムフォロア14gがカム18によって半径方向外方に押し出されると、揺動アーム14bが固定アーム14aから離れて樹脂ボトル4A、4Bを解放する。
【0014】
前記回転軸8上に固定された円板状の回転ホイール10とその外周側に連結された環状のグリッパホイール12との連結部の構成について、図1のA部を拡大して示す図3(a)および(b)により説明する。回転ホイール10の外周部上にグリッパホイール12の内周部を重ね合わせて、これら両ホイール10、12がロックボルト20によって固定されている。グリッパホイール12の内周側には複数の貫通穴12aが形成され、この貫通穴12aの下方から、下端に長方形または長円形の高さ調整部22aを有する筒状部材22が挿通されている。さらに、筒状部材22のグリッパホイール12の上方に突出している部分の外周にカップ状部材24が嵌合され、これら両者22、24が固定されて一体の型替部材26を構成している。
【0015】
一体に結合された前記筒状部材22とカップ状部材24から成る型替部材26は、円筒部材22下端に設けられた高さ調整部22aの上面と、カップ状部材24の下端面との間に前記グリッパホイール12を挟持した状態になっており、グリッパホイール12を上下動させるときにはこれと一体に上下動し、また、グリッパホイール12に対して回転させることができるようになっている。型替部材26には型替ハンドル26aが取り付けられておりこの型替ハンドル26aによって回転操作される。グリッパホイール12上には、90°離れた位置に二個所のストッパ12b(一方は図示せず)が固定されており、型替部材26に取り付けられた係合部材26bがこれら両ストッパ12bに係合する位置の間で回転することができる。
【0016】
前記筒状部材22とカップ状部材24から成る型替部材26の内部に、上方から前記ロックボルト20を挿通している。ロックボルト20の下端にはねじ部20aが形成され、このねじ部20aが回転ホイール10に形成された円孔10a内を間隙を隔てて貫通し、回転ホイール10の下方に突出している。このロックボルト20の下端のねじ部20aにナット28を螺合し締結することにより、型替部材26の前記高さ調整部22aを介して回転ホイール10とグリッパホイール12とを固定している。
【0017】
回転ホイール10の上面の円孔10aの周囲に、前記型替部材26に設けられている長方形または長円形の高さ調整部22aの形状よりも縦横ともにやや大きい嵌合溝10bが形成されている。前記型替部材26を回転させて、その係合部材26bが一方のストッパ12bに係合して停止する位置では、高さ調整部22aが回転ホイール10の嵌合溝10bに合致してこの嵌合溝10b内に嵌合する(図3(a)の状態)。また、型替部材26の係合部材26bが、前記ストッパ12bから90°ずれた位置に設けられている他方のストッパに係合して停止する位置では、高さ調整部22aが嵌合溝10bと直交する位置になり、回転ホイール10の面上に載った状態になる(図3(b)の状態)。従って、型替部材26を90°回転させることにより、回転ホイール10の嵌合溝10bの深さ分だけグリッパホイール12を上下に移動させることができる。なお、この実施の形態では、型替部材26を備えた、回転ホイール10とグリッパホイール12との連結部が円周上の6個所に設けられているが、この数に限定されるものではなく、両ホイール10、12を確実に連結し、また、容易に高さを調整できる数であればよい。
【0018】
前述のように第1搬送手段2の回転ホイール10とグリッパホイール12とは別体であり、ロックボルト20によって連結されるとともに、このロックボルト20を緩めることによりグリッパホイール12を回転ホイール10に対して上下動できるようになっている。第1搬送手段2の中心に直立している回転軸8の周囲に配置された固定筒体6の上部に支持プレート30が固定されている。この支持プレート30の外周寄りに、複数のエアシリンダ32が取り付けられている。これらエアシリンダ32は、グリッパホイール12の下方に位置しており、そのピストンロッド32aが上方へ向けて伸縮する。そして、これらエアシリンダ32のピストンロッド32aが上方へ伸張したときには、グリッパホイール12の下面に当たってこのグリッパホイール12を上昇させるようになっている。
【0019】
前記グリッパホイール12には、複数本の固定ロッド33が下向きに取り付けられており、これら固定ロッド33が、回転ホイール10に形成されたガイド孔10c内に嵌合している。これら固定ロッド33とガイド孔10cとによって、前記エアシリンダ32の作動によるグリッパホイール12の昇降を案内するようになっている。
【0020】
以上の構成に係る樹脂ボトルの搬送装置の作動について説明する。図1および図2に示す第1搬送手段2は、開閉して樹脂ボトル4A、4Bを把持する把持手段(グリッパ)14を備えており、樹脂ボトル4A、4Bのフランジ部43A、43Bよりも上方に設けられた円筒部42A、42Bの下側を掴んで樹脂ボトル4A、4Bを搬送する。図1に示す第1搬送手段2の上流側および下流側またはそのいずれか一方には、フランジ部43A、43Bの下面側を支持する支持手段16を有する第2搬送手段17が設けられており、これら第1搬送手段2と第2搬送手段17の間で樹脂ボトル4A、4Bの受け渡しを行う。
【0021】
例えば、図4(b)に示すように、フランジ部43Bの下面と上方の円筒部42Bとの距離が近い樹脂ボトル4Bの場合には、図3(a)に示すように、型替部材26の高さ調整部22aを回転ホイール10の嵌合溝10b内に嵌合させた状態でロックボルト20とナット28とを締結しておく。この状態では、回転ホイール10に対してグリッパホイール12は相対的に低い位置にあり、このグリッパホイール12に取り付けられているグリッパ14は、フランジ部43Bに対して近い距離にある円筒部42Bの下側を把持するようになっている。
【0022】
次に、図4(a)に示すように、フランジ部43Aの下面から離れた高い位置に円筒部42Aが形成されている樹脂ボトル4Aの場合には、前記グリッパ14の高さを円筒部42Aの下面側の高さに合致させるように型替を行う。このときには、先ず、グリッパホイール12を回転ホイール10に押さえつけている複数のロックボルト20をすべて緩める。次に、支持プレート30に取り付けられている複数のエアシリンダ32を同時に作動させて、グリッパホイール12全体を持ち上げる。その後、各型替部材26の型替ハンドル26aを操作して、型替部材26を90°回転させ、型替部材26の下端の高さ調整部22aを回転プレート10の上面に形成された嵌合溝10bから外れた位置に移動させる。嵌合溝10b内に嵌合していた高さ調整部22aが、この嵌合溝10bの外に出ることにより、グリッパ14の高さが前記位置(図3(a)参照)よりも高くなり(図3(b)参照)、グリッパ14はフランジ部43Aの下面からの距離が離れた円筒部42Aの下側を把持することが可能になる。なお、型替ハンドル26aの操作によって回転された型替部材26は、その側面に設けられた係合部材26bがグリッパホイール12上に固定されたストッパ12bにあたることにより回転位置が規制されるようになっている。
【0023】
グリッパ14が取り付けられているグリッパホイール12の高さを変更した後、エアシリンダ32のピストンロッド32aを収縮させてグリッパホイール12を下降させる。最後に、ロックボルト20を締め付けて前記状態でロックする。このように本実施例に係る樹脂ボトルの搬送装置は、極めて簡単な構造で、しかも簡単な操作で、樹脂ボトル4A、4Bのフランジ部43A、43Bの上方に形成されている円筒部42A、42Bの下側を掴むグリッパ12の高さを変更することができる。このフランジ部43A、43Bの下面を支持する支持手段16を備えた第2搬送手段17側は高さを変更しないので、グリッパ14の高さを変更することにより、支持手段16とグリッパ(把持手段)14との高さ方向の間隔を変更することができる。
【0024】
なお、グリッパ14と支持手段6との高さ方向の距離を変更する構成は、図示のものに限定されるものではなく、その他の構成とすることもできる。例えば、型替部材26の高さ調整部22aと回転ホイール10の嵌合溝10bの形状は、長方形または長円形に限るものではなく、その他の形状でもよい。いずれにしても90°またはその他の角度回転させることにより、高さ調整部22aが嵌合溝10b内に嵌合した状態と、抜け出した状態とに切り換えられるものであればよい。また、型替部材26の数は6個に限るものではなく、グリッパホイール12の高さ調整がスムーズに行えるものであればよい。エアシリンダ32の数も、グリッパホイール12を均等に上昇させることができる数であればよい。
【0025】
また、第2搬送手段17は回転ホイールに限るものではなく、エア搬送による搬送手段でも良い。この場合には、支持手段として一対の平行な棒状のガイドを配置する。さらに、前記実施の形態では、第1搬送手段2のグリッパ14を昇降させる構成にしたが、第2搬送手段17の支持手段16を昇降させる構成にすることもできる。但し、通常は第2搬送手段17がフィラ、キャッパ等の処理装置であるから、中間ホイールである第1搬送手段2の方が昇降させる機構を組み込みやすいことは明らかである。また、第2搬送手段17の支持手段16としてグリッパを用いることもできる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、口部にねじ山が形成され、その下方に順に円筒部とフランジ部とが形成された首部を有する樹脂ボトルの搬送装置であって、前記フランジ部の上方を把持手段によって把持して搬送する第1搬送手段と、フランジ部の下面側を支持手段によって支持して搬送する第2搬送手段とを備え、これら第1搬送手段と第2搬送手段とで樹脂ボトルを受け渡して搬送する樹脂ボトルの搬送装置において、前記第1搬送手段は、回転軸に固定された円板状の回転ホイールと、この回転ホイールの外周部上に連結され、外周に円周方向等間隔で上記把持手段を複数設けた環状のグリッパホイールと、これら回転ホイールとグリッパホイールの連結部に配置され、回転ホイールに対するグリッパホイールの高さ位置を変更する高さ調整部を備えた型替部材と、前記高さ調整部が嵌合する嵌合溝と、グリッパホイールの下方に位置して、ピストンロッドがグリッパホイールの下面に当たってグリッパホイールを上昇させるエアシリンダとを備え、前記型替部材は、グリッパホイールに対して型替部材を回転させることにより、高さ調整部が前記嵌合溝内に嵌合してグリッパホイールを低く位置させる状態と,嵌合溝から抜け出してグリッパホイールを高く位置させる状態とに切り換え可能であって、第1搬送手段において、前記エアシリンダを作動させてグリッパホイールを持ち上げて前記型替部材を回転させた後、エアシリンダのピストンロッドを収縮させグリッパホイールを下降させて、回転ホイールに対してグリッパホイールの高さ位置を変更することによって、前記第2搬送手段の支持手段に対して、前記第1搬送手段の把持手段の高さ方向の位置を変更可能に構成したことにより、首部の形状が異なり、フランジの下面側とフランジの上方の円筒部との距離が相違している樹脂ボトルに対して、前記円筒部を把持する把持手段の型替、つまり高さの調整が、簡単な構造で、極めて容易な操作で、かつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る樹脂ボトルの搬送装置の要部を示す縦断面図である。
【図2】前記樹脂ボトルの搬送装置の平面図である。
【図3】図1のA部を拡大して示す図であり、図(a)は、グリッパが取り付けられているグリッパホイールを下降させた状態、図(b)はグリッパホイールを上昇させた状態をそれぞれ示す。
【図4】異なる首部の形状を有する樹脂ボトルを示す図であり、図(a)はフランジ部の下面とフランジの上方の円筒部との距離が大きい樹脂ボトルを、図(b)はフランジ部の下面と円筒部との距離が小さい樹脂ボトルをそれぞれ示す正面図である。
【符号の説明】
2 第1搬送手段
4A、4B 樹脂ボトル
14 把持手段(グリッパ)
16 支持手段
17 第2搬送手段
41A、41B 樹脂ボトルのねじ山
42A、42B 樹脂ボトルの円筒部
43A、43B 樹脂ボトルのフランジ部
44A、44B 樹脂ボトルの首部
Claims (1)
- 口部にねじ山が形成され、その下方に順に円筒部とフランジ部とが形成された首部を有する樹脂ボトルの搬送装置であって、
前記フランジ部の上方を把持手段によって把持して搬送する第1搬送手段と、フランジ部の下面側を支持手段によって支持して搬送する第2搬送手段とを備え、これら第1搬送手段と第2搬送手段とで樹脂ボトルを受け渡して搬送する樹脂ボトルの搬送装置において、
前記第1搬送手段は、回転軸に固定された円板状の回転ホイールと、この回転ホイールの外周部上に連結され、外周に円周方向等間隔で上記把持手段を複数設けた環状のグリッパホイールと、これら回転ホイールとグリッパホイールの連結部に配置され、回転ホイールに対するグリッパホイールの高さ位置を変更する高さ調整部を備えた型替部材と、前記高さ調整部が嵌合する嵌合溝と、グリッパホイールの下方に位置して、ピストンロッドがグリッパホイールの下面に当たってグリッパホイールを上昇させるエアシリンダとを備え、
前記型替部材は、グリッパホイールに対して型替部材を回転させることにより、高さ調整部が前記嵌合溝内に嵌合してグリッパホイールを低く位置させる状態と,嵌合溝から抜け出してグリッパホイールを高く位置させる状態とに切り換え可能であって、
第1搬送手段において、前記エアシリンダを作動させてグリッパホイールを持ち上げて前記型替部材を回転させた後、エアシリンダのピストンロッドを収縮させグリッパホイールを下降させて、回転ホイールに対してグリッパホイールの高さ位置を変更することによって、前記第2搬送手段の支持手段に対して、前記第1搬送手段の把持手段の高さ方向の位置を変更可能に構成したことを特徴とする樹脂ボトルの搬送装置。
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