JP4634886B2 - 高機能性健康食品の苦味低減化方法、及び低苦味組成物 - Google Patents
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Description
また、食品としても春ウコンや秋ウコンなどを乾燥させて粉砕した粉末や、打錠製品などが提供されている。
さらに、ウコン成分の濃度をより高めた製品を提供すべく、ウコン成分を湯で煮出して飲料にしたり、各種の効能を効果的に発揮可能なウコン成分の抽出方法(特許文献1参照)などが講じられている。
現在行われているウコンの苦味低減化方法としては、例えば、有機溶媒にて苦味成分を除去する方法(特許文献2参照)や、イーストで発酵させることで苦味を除去する方法(特許文献3参照)などを挙げることができる。しかし、いずれの方法でも苦味を充分に抑制することが難しく、また苦味成分の除去や、発酵による苦味成分の分解によっては、期待される薬理効果は、十分に発揮できないと推定される。また、これらの方法では、食品に望ましくない有機溶媒を使用するという問題があることに加え、煩雑な発酵技術の必要性、製造工程の増加といった問題があり、相当の製造費用や時間が必要になってしまうのが現状である。
しかし、これらの担糸菌類を用いた機能性食品も、ウコンと同様に苦味を有しており、経口摂取に際して苦痛を伴うものであった。このため、その苦味の低減は、製剤上の大きな課題となっていた。
現在行われている担糸菌類の苦味低減化方法としては、多価アルコールや甘味剤を添加する方法(特許文献4参照)などが知られている。しかしながら、これらの方法では苦味を充分に抑えられなかったり、食品の味を変化させてしまうなどの多くの問題がある。
また、本発明者らの検討によれば、上記第一の方法にある各種の添加物を用いるような手法では、当該発明が対象とするウコンや、担子菌抽出エキスについては、依然として充分に苦味を低減化することはできない。すなわち、公知の苦味あるいは渋味の低減剤、あるいは低減効果を有する物質を、対象食品に単に添加する、あるいは対象食品成分と混在させるだけでは、期待する低減効果を得ることは困難であり、低減効果が見られた場合でも、添加物が原因となり味の変質を招く可能性がある。
すなわち、本発明者らは、上記の苦味や渋味を有する物質が有する特性を利用し、苦味物質と脂質との相互作用に着目して、鋭意研究を行った。その結果、中性リン脂質を主要な有効成分とするリン脂質と、苦味や渋味の原因となる食品成分とを混在させた後、機械的分散処理を施すことにより、両者の複合体を作製することが、その食品の生理的な効果を損じることなく、苦味や渋味を効果的に低減させることに非常に有効であり、さらにはその分散処理液を粉末化又は顆粒化することでその効果が著しいことを見い出し、本発明を完成させた。
本発明の高機能性健康食品の苦味低減化方法をこのような方法とすると、高機能性健康食品における苦味を、比較的安価で簡便、かつ安全に低減することが可能となる。
なお、本発明における苦味とは、いわゆる苦みに特に限定するものではなく、その他の不快な味、例えば、辛味、エグ味、渋み、収れんなど、服用に際して好ましくない味を含むものである。
また、本発明の高機能性健康食品の苦味低減化方法をこのような方法とすると、混合物を効果的に粉末化又は顆粒化し、あるいは微細又は超微細に粒子化することが可能となる。
本発明の高機能性健康食品の苦味低減化方法をこのような方法とすると、高機能性健康食品におけるウコン抽出物や担子菌類抽出物などの苦味を、充分に低減化することが可能となる。
本発明の高機能性健康食品の苦味低減化方法をこのような方法とすると、苦味の低減効果を、より向上させることが可能となる。
本発明の低苦味組成物をこれらのような構成とすると、比較的安価で簡便、かつ安全に苦味を低減した組成物を提供することができる。また、混合物を粉末化、顆粒化、又は微細又は超微細な粒子状とすることで、その苦味低減効果を一層高めることが可能となる。
また、この苦味の低減効果は、粉末化、顆粒化により一層顕著となる。従って、非常に服用し易いウコン抽出物及び担子菌類抽出物の加工食品を提供することができる。
さらに、その苦味を比較的安価で簡便、かつ安全に低減することが可能となる。
なお、上述のように、本発明における苦味とは、いわゆる苦みに特に限定するものではなく、その他の不快な味、例えば、辛味、エグ味、渋み、収れんなど、服用に際して好ましくない味を含むものである。
本発明で使用する生理活性を有する苦味含有物質とは、ウコン抽出物、担子菌類抽出物であり、これらのうちの一を、又はこれらを合わせて使用することができる。また、これら以外の苦味含有物質を使用することもできる。
本発明で使用するウコンは、例えば、秋ウコン,春ウコン,紫ウコン等とすることができ、特に秋ウコンとすることが好ましい。下記に秋ウコンの学名と生理活性を記載する。
[秋ウコン]
学名:Curcuma longa Linn
生理活性:蓄膿症,胆のう,黄疸,肺炎,胆石症,腎臓炎,肝炎,胃炎,関節炎,消化不良,浮腫(おきなわの薬草百科 新星図書出版 P66)
本発明に使用する担子菌類は、有用な菌種であれば特に制限されないが、例えば、アガリクス茸,メシマコブ,シイタケ,ヤマブシ茸,チョレイマイ茸,タモギ茸,オオシロアリ茸,レイシ等とすることができ、特にアガリクス茸菌糸体とすることが好ましい。下記にアガリクス茸の学名、生理活性を記載する。
[アガリクス茸]
学名:Agaricus blazei Murill
生理活性:抗腫瘍効果,制癌作用,血糖降下作用,血圧降下作用等(これでわかる薬用植物 新星図書出版 P313)
本発明で使用するリン脂質としては、例えば、卵黄リン脂質,大豆リン脂質等とすることができ、これらのうちいずれか一方を使用するほか、双方を合わせて使用することもできる。
また、本発明では、これらを所定の酵素で処理したもの、あるいはこれらの水素添加物を用いることもできる。
さらに、これらのリン脂質としては、一般に食品添加物として用いられているものが望ましい。また、その純度は30%以上が好ましく、80%以上がより好ましく、特に中性リン脂質が50%以上で構成されているものが好ましい。
次に、本発明の高機能性健康食品の苦味低減化方法について説明する。
本発明の高機能性健康食品の苦味低減化方法は、ウコン抽出物又は担子菌類抽出物より選ばれる少なくとも一種からなる苦味含有物質を含む高機能性健康食品に、中性リン脂質を主要な有効成分とする天然物由来のリン脂質を混合して、得られた混合物を機械的に分散処理することが可能で有れば、特に限定されるものではないが、例えば以下のように、抽出工程、分散処理工程、並びに粉末及び顆粒化工程を有する方法とすることが好ましい。
まず、ウコン又は担子菌類の抽出物の調整を行う。
その方法としては、ウコン抽出物又は担子菌類抽出物を得ることができるものであれば、特に限定されるものではないが、例えば、ウコン又は担子菌類を、所定の抽出溶媒に加えることにより抽出することができる。
そして、所定の温度で所定時間抽出を行った後、抽出残渣を除いて得られた抽出エキスを凍結乾燥機で処理することにより、これらの抽出物を調整することができる。
また、本発明においては、これらの抽出溶媒のなかでは、安全性の点から、特に熱水及びエタノールが、好適に使用し得るものである。
また、これらの抽出溶媒を、単独で使用するのみならず、二以上を混合して用いることも好ましい。
苦味含有物質の濃度としては、例えば、20g/100ml未満とすることができ、1〜10g/100mlとすることが好ましい。
機械的な分散処理によって、目的食品成分とリン脂質の複合体が得られる。この複合体は、使用する食品成分やリン脂質組成によっても異なるが、リポソーム,ゲル状化合物,高分子分散体,微粒子のいずれか、あるいはこれらの形態のうち、一又は二以上が混在したものである。
しかし、従来技術では、このような微小なカプセルを安価かつ簡便に、大量に供給することは困難であり、本手法を、医薬品に比べ製造価格が限られている食品の味覚改善へ適用するには大きな障壁があった。
このような方法により、リポソームが形成されれば、高効率で目的食品成分がその中に封入されるため、リポソームの膜バリアを考慮すれば、従来より一層高い苦味低減効果が発揮されることが期待される。
したがって、本発明は、酸性リン脂質、あるいはそのリゾ体を主要な成分とする苦味低減剤を利用する従来の食品の苦味改善技術とは、原理及び低減手法の点で明らかに異なるものである。
このリン脂質と上記の苦味含有物質との混合物に対して、機械的攪拌による高速回転分散処理を行う。
その処理時間としては、約10〜60分とすることができ、20〜40分とすることが好ましい。
その処理温度としては、約20〜70℃とすることができ、40〜60℃とすることが好ましい。
これによって、混合物における平均粒子サイズは、およそ200〜1000nmとなる。
この超高圧ホモジナイザーの操作条件を次に示す。
まず、圧力としては、50〜250MPaに行うことができ、50〜150MPaで行うことが好ましい。
また、そのパス回数としては、1〜15パスとすることができ、1〜5パスとすることが好ましい。
さらに、その投入温度としては、約20〜70℃とすることができ、40〜60℃とすることが好ましい。
これによって、混合物における平均粒子サイズは、およそ50〜500nmとなる。
なお、この懸濁液は、液状のまま食品として用いることができるが、さらに噴霧乾燥や凍結乾燥して粉末化することにより、さらには顆粒化することで苦味マスキング効果を高めることができる。
この添加剤としては、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、流動化剤、コーティング剤、矯味剤、マスク化剤、香料、及び抗酸化剤を挙げることができる。また、製剤工程で用いる粉末機としては、スプレードライヤーや凍結乾燥機等が、造粒機としては、プラネタリーミキサー、攪拌造粒機、高速混合造粒機、押し出し造粒機、流動層造粒機、遠心転動流動造粒機、又はローラーコンパクター等を挙げることができる。
さらに、上記分散処理工程における分散処理として、超高圧ホモジナイザーや超音波式ホモジナイザーによる精密分散を行うこともできる。また、このような精密分散を、高速回転型分散機による分散と組み合わせて使用することも好ましい。
実施例1及び2は、苦味含有物質として、ウコンのうち、秋ウコンを使用したものである。実施例3及び4は苦味含有物質として担子菌類の一種であるアガリクス菌糸体を使用したものである。試験例1〜4は、各実施例の苦味低減化方法によって調整した試料を評価するものであり、試験例1及び2は、実施例1及び2に関するもの、試験例3及び4は、実施例3及び4に関するものである。
アガリクス菌糸体抽出物としては、アガリクス菌糸体バガス培養物(株式会社沖縄発酵化学製)1kgを、市水3000mlとエタノール7000mlの混合溶媒によって、80℃で、1時間抽出を行った後に、抽出残渣を除き、減圧濃縮によってエタノールを除いたエキスを、固形率10重量%に調整したものを使用した。
秋ウコン抽出物2000g、大豆由来のリン脂質(SLP−WHITE、ツルーレシチン工業株式会社製)200g、及び市水1800mlを、10000mlステンビーカーに入れて、高速回転型分散機(T.K.ホモミキサーMARK II fmodel 特殊機化工業株式会社。以下同様。)により、常温、大気圧下(開放)、回転数13000rpmで、60℃、30分間運転した。
この処理物をさらに、超高圧ホモジナイザー(マイクロフルイダイザー)によって、分散処理し、この処理物をサンプル1とした。
超高圧ホモジナイザーの操作条件としては、圧力を100MPaとして、合計3パス行った。1〜3パスにおける投入温度・取り出し温度は、ともに35℃であった。
実施例1で調整したサンプル1を、スプレードライヤー及び流動層造粒機を用いて顆粒化し、サンプル2とした。最終的な配合比を図1に示す。ここで、表中の秋ウコンエキスとは、秋ウコン抽出物の固形分を指す。
アガリクス菌糸体抽出物2000g、大豆由来のリン脂質(SLP−WHITE、ツルーレシチン工業株式会社製)200g、及び市水1800mlを、10000mlステンビーカーに入れて、高速回転型分散機により、常温、大気圧下(開放)、回転数13000rpmで、60℃、30分間運転した。
この処理物をさらに、超高圧ホモジナイザー(マイクロフルイダイザー)によって、分散処理し、この処理物をサンプル3とした。
超高圧ホモジナイザーの操作条件としては、圧力を100MPaとして、合計3パス行った。1〜3パスにおける投入温度・取り出し温度は、ともに35℃であった。
実施例1で調整したサンプル3を、スプレードライヤー及び流動層造粒機を用いて顆粒化し、サンプル4とした。最終的な配合比を図2に示す。ここで、表中のアガリクス菌糸体エキスとはアガリクス菌糸体抽出物の固形分を指す。
秋ウコン抽出物未処理液、秋ウコン(分散)処理液、秋ウコン(分散及び顆粒化)処理顆粒液について、官能評価試験を行った。測定は、味認識測定装置法(SA402B、株式会社インテリジェントセンサーテクノロジー製)によって苦味と渋味を評価した。その結果を図4に示す。
また、秋ウコン抽出物未処理液、秋ウコン処理液、秋ウコン処理顆粒液について、正常な味覚を有する健常人男女15名を選んでパネラーとし、官能評価試験を行った。官能評価では、飲みやすさを以下の基準により数値化して、苦みの程度を評価した。その結果を図5に示す。同図においては、苦みの評価基準として、非常に飲みにくいを4点、飲みにくいを3点、少し飲みにくいを2点、飲みやすいを1点としている。
アガリクス未処理液、アガリクス処理液、アガリクス処理顆粒液について、官能評価試験を行った。測定は、試験例1と同様の味認識測定装置を用いて、苦味と渋味を評価した。その結果を図6に示す。
また、アガリクス抽出物未処理液、アガリクス処理液、アガリクス処理顆粒液について、正常な味覚を有する健常人男女15名を選んでパネラーとし、官能評価試験を行った。官能評価では、飲みやすさを以下の基準により数値化して、苦みの程度を評価した。その結果を図7に示す。同図においては、苦みの評価基準として、非常に飲みにくいを4点、飲みにくいを3点、少し飲みにくいを2点、飲みやすいを1点としている。
今回使用するウコン抽出物としては、秋ウコンを使用しているが、この秋ウコンの成分の中には性質の異なる多種類の成分が含まれており、一説には4000〜5000もの成分が含まれているとの研究もある。一般的には、健康増進に効果のあるクルクミンが約0.2〜6%、精油が0.1〜1%含まれており、その他の成分に苦味を有するものが含有されると考えられる。
ここで、ウコン抽出物には、上述のように比較的多量のクルクミンが含まれている。このため、ウコン抽出物をリポソーム化して、そのクルクミンの導入率を測定し、ウコン抽出物の苦味成分は、リポソームへのクルクミン導入率相当量がリポソームに導入されていると仮定することができる。
秋ウコン抽出物と、図8に示す組成で構成される大豆由来の中性リン脂質(SLP−PC70、ツルーレシチン工業株式会社製)、及び市水を、図9の配合比で設定し、実施例1の方法で処理した。
ここで、リン脂質名にあるPC、PE、PI、PA、LPCはそれぞれリン脂質の種類の略号であり、PC及びPEは中性リン脂質、PI及びPAは酸性リン脂質、LPCがリゾ体リン脂質に分類される。
秋ウコン抽出物と、図10に示す組成で構成される大豆由来の酸性リン脂質,リゾ体リン脂質(SLP−LPC70、ツルーレシチン工業株式会社製)、及び市水を、図11の配合比で設定し、実施例1の方法で処理した。
実地例5及び実施例6と同様に調整したサンプル(濃度1−1〜7−1及び濃度1−2〜7−2)について、リポソームへの苦味成分の導入量の指標となるリポソーム中のクルクミン量を次の方法を用いて測定した。
まず、調整した各サンプルを、分子量5000を分画する遠心膜フィルター(Vivaspin 20、VIVA SCIENCE社製)を用いて、3000rpm、16時間遠心分離した。各サンプルの残留物を回収し、10mlメスフラスコに加え、メタノールを用いて標線までメスアップした。このサンプルにつき高速液体クロマトグラフ法にてクルクミン量を測定した。そして、このクルクミン量にもとづいて、リポソームに導入されたクルクミンの導入率を次の式から算出した。
実地例5及び実施例6と同様に調整したサンプル(濃度1−1〜7−1及び濃度1−2〜7−2)について、正常な味覚を有する健常人男女15名を選んでパネラーとし、官能評価試験を行った。官能評価では、飲みやすさを以下の基準により数値化して、苦みの程度を評価した。その評価基準としては、非常に飲みにくいを4点、飲みにくいを3点、少し飲みにくいを2点、飲みやすいを1点とした。
図12(中性リン脂質を苦味低減化成分として調整した組成物におけるクルクミン導入率と苦味の評価)を参照すると、リポソームのクルクミン導入率が高くなるほど、苦味の低減効果が明確であることが示されている。
クルクミン導入率は、ウコンエキスの苦味成分の導入率の指標となり得るため、ウコンエキスの苦味成分もクルクミン導入率の相当量で導入されていると考えられる。
このことから、ウコンエキスの苦味成分をリポソームでマスキングすることにほぼ比例して、顕著に苦味が改善されていることが分かる。
すなわち、苦味の低減化効果と、脂質複合体、特に、リポソームへの苦味成分の導入には相関があり、リポソームの形成を阻害する酸性リン脂質やリゾリン脂質の使用は望ましくないことが示されている。
このように、本発明は、従来の酸性リン脂質、あるいはそのリゾ体を主要な成分とする苦味低減剤を利用した食品の苦味改善技術とは、原理及び低減手法の点で明らかに相違するものであるとともに、このような従来技術に比較して、より一層苦味成分を低減することの可能なものである。
Claims (7)
- 苦味含有物質を含む高機能性健康食品に、天然物由来の中性リン脂質を混合して、得られた混合物を機械的に分散処理する高機能性健康食品の苦味低減化方法であって、
前記機械的分散処理として、前記苦味含有物質を含む高機能性健康食品と天然物由来の中性リン脂質を混合して高速回転分散処理を行った後に、超音波分散処理又は超高圧ホモジナイザー分散処理を行う
ことを特徴とする高機能性健康食品の苦味低減化方法。 - 前記苦味含有物質が、ウコン抽出物又は担子菌類抽出物より選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1記載の高機能性健康食品の苦味低減化方法。
- 前記混合物を、粉末化又は顆粒化させることを特徴とする請求項1又は2記載の高機能性健康食品の苦味低減化方法。
- 前記混合物を、微細又は超微細な粒子にさせることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の高機能性健康食品の苦味低減化方法。
- 苦味含有物質と、天然物由来の中性リン脂質とが機械的に分散処理された混合物からなる低苦味組成物であって、
前記苦味含有物質が、ウコン抽出物又は担子菌類抽出物より選ばれる少なくとも一種であり、前記機械的分散処理として、前記苦味含有物質と天然物由来の中性リン脂質を混合して高速回転分散処理を行った後に、超音波分散処理又は超高圧ホモジナイザー分散処理を行って得られた
ことを特徴とする低苦味組成物。 - 前記混合物が、粉末化又は顆粒化されたものであることを特徴とする請求項5記載の低苦味組成物。
- 前記混合物が、微細又は超微細な粒子状であることを特徴とする請求項5又は6に記載の低苦味組成物。
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