JP4632578B2 - 飲料供給装置の制御方法および制御装置 - Google Patents
飲料供給装置の制御方法および制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4632578B2 JP4632578B2 JP2001184688A JP2001184688A JP4632578B2 JP 4632578 B2 JP4632578 B2 JP 4632578B2 JP 2001184688 A JP2001184688 A JP 2001184688A JP 2001184688 A JP2001184688 A JP 2001184688A JP 4632578 B2 JP4632578 B2 JP 4632578B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge amount
- beverage
- input
- control unit
- actual discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
- Devices For Dispensing Beverages (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲料供給装置の制御方法および制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
飲料供給装置(カップ式自動販売機、飲料用ディスペンサ)は、利用者が飲料選択釦を押下すると、この飲料選択釦と対応する飲料の混合比率に応じて、液体原料(シロップ)および希釈液(炭酸水、希釈水)の吐出量を制御することによって、この飲料選択釦と対応する飲料を生成するものである。
【0003】
上記の液体原料の粘度は、種類、温度に応じて異なる。そのため、飲料供給装置の管理者は、飲料供給装置の新設、飲料供給装置の飲料変更、或いは、季節変化のその都度、液体原料の一定時間当たりの実吐出量を、該当する液体原料の一定時間当たりの基準吐出量と等しくなるように調整しなければならない。
【0004】
詳述すると、飲料供給装置の管理者は、先ず、液体原料の一定時間(例えば5秒)当たりの吐出量を計測容器で計測し、次に、飲料毎の液体原料の一定時間当たりの基準吐出量が記載された対応表を参照し、次に、液体原料の一定時間当たりの実吐出量が該当する液体原料の一定時間当たりの基準吐出量と等しくなるように、液体原料の供給ライン上に設けた流量調整器(例えばフローレギュレータ、ギアポンプ)の吐出能力を調整しなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、飲料供給装置の管理者は、液体原料の一定時間当たりの実吐出量を調整するとき、対応表の中から該当する液体原料の一定時間当たりの基準吐出量を一々見つけ出さなければならないので、多くの時間を要して作業効率の低下につながるとともに、見間違えて誤調整してしまうという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、液体原料の一定時間当たりの実吐出量を調整するとき、作業効率の向上および誤調整の防止を実現できる、飲料供給装置の制御方法および制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記問題点を解決するために創作されたものであり、飲料を構成する原料および希釈液の混合比率と、入力された希釈液の一定時間当たりの実吐出量と、を記憶する記憶手段と、記憶手段から読み出される混合比率および実吐出量に基づいて、飲料の種別毎に原料の一定時間当たりの基準となる吐出量を求める演算手段と、を備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の詳細を図面に従って具体的に説明する。
【0009】
図1は、本発明を適用するカップ式自動販売機の正面図の一例である。
【0010】
図1において、前扉1は、カップ式自動販売機の右側面端を支軸として開閉するものであり、カップ飲料を調理するときに必要となる、希釈水、炭酸水、濃縮液体原料等を混合したり、砂糖、クリーム、氷等を添加したりするためのデータ設定や、販売機構のメンテナンスを行うときは開錠して開き、通常販売を行うときは施錠して閉じておくものである。パネル2は、透明な樹脂板であり、内部に陳列されている複数種類のカップ飲料サンプル3を確認するためのものである。つまり、利用者は、パネル2を通して複数種類のカップ飲料サンプル3を見渡すことにより、購入したいカップ飲料を選択できる。尚、複数種類のカップ飲料の写真または絵柄をパネル2に印刷してもよい。硬貨投入口4は、利用者が硬貨を投入する部分であり、投入硬貨はカップ式自動販売機内部のコインメカに供給される。紙幣挿入口5は、利用者が紙幣を挿入する部分であり、挿入紙幣はカップ式自動販売機内部のビルバリに供給される。表示部6は、投入硬貨金額、挿入紙幣金額等を表示するものである。値段ラベル7は、カップ飲料サンプル3の下部に1対1に対応して配置されるものである。商品選択釦8は、販売可ランプおよび売り切れランプを内蔵し、カップ飲料サンプル3の下部に1対1に対応して配置されるものである。販売可ランプは、利用者が少なくとも1杯のカップ飲料を購入できる硬貨投入または紙幣挿入を行うと、カップ式自動販売機内部の希釈水タンク、炭酸水タンク、濃縮液体原料タンクが中味を有する場合のみ、このカップ飲料に対応するものが点灯する。売り切れランプは、希釈水タンクが空になると、希釈水を使用するカップ飲料に対応するものが常時点灯し、炭酸水タンクが空になると、炭酸水を使用するカップ飲料に対応するものが常時点灯し、何れかの濃縮液体原料タンクが空になると、この濃縮液体原料を使用するカップ飲料に対応するものが常時点灯する。増量釦9、10、11は、1杯のコーヒー飲料を調理する際にコーヒー原料、砂糖、クリームの増量を希望するとき、商品選択釦8を押下する前に押下するものである。同様に、減量釦12、13、14は、1杯のコーヒー飲料を調理する際にコーヒー原料、砂糖、クリームの減量を希望するとき、商品選択釦8を押下する前に押下するものである。表示部15は、コーヒー原料、砂糖、クリームの増減の度合を表示するものである。氷なし釦16は、1杯のCOLD飲料を調理する際に氷の添加を希望しないとき、商品選択釦8を押下する前に押下するものである。増量釦9、10、11、減量釦12、13、14、氷なし釦16を必要に応じて押下し、その後、販売可ランプが点灯している商品選択釦8を押下すると、このカップ飲料サンプル3に対応するカップ飲料が調理され、商品取出口17から取り出し可能となる。返却レバー18は、投入硬貨を返却口19から返却したり、投入硬貨または挿入紙幣からカップ飲料購入金額を差し引いた釣銭を返却口19から返却したりするためのものである。販売中ランプ20は、カップ飲料が正常販売されるときに点灯するものである。販売中止ランプ21は、全カップ飲料が売り切れとなったとき、或いは、カップ飲料を調理するための販売機構が故障したとき、点灯するものである。釣銭切れランプ22は、コインメカ内部の釣銭用硬貨の合計金額が一定金額以下のときに点灯する。尚、販売中ランプ20、販売中止ランプ21、釣銭切れランプ22は、表示部6の基板上に配設される。
【0011】
図2は、本発明を適用するカップ式自動販売機の販売機構の一例を説明するための図である。
【0012】
図2において、希釈水タンク101(シスターン)は、水道水を貯水するものである。水電磁弁102は、水道の蛇口と希釈水タンク101の入口との間に配設され、希釈水タンク101の貯水量に応じて開放または遮断するものである。詳述すると、水電磁弁102は、希釈水タンク101の貯水量を検出するためのフロートスイッチ(図示せず)の出力に応じて開放または遮断し、希釈水タンク101の貯水量を一定容積範囲内とする。水ポンプ103は、ポンプモータ104の駆動力を用いて、希釈水タンク101の出口からの水を一定量ずつ放出するものである。水冷却コイル105は、水ポンプ103からの水を冷却するものである。水フローレギュレータ106は、水冷却コイル105からの冷却水を、流量調整した後に水電磁弁107を介して水供給ライン108に供給するものである。
【0013】
炭酸水タンク109(カーボネータ)は、炭酸水を貯水するものである。水電磁弁110は、水冷却コイル105の出口と炭酸水タンク109の入口との間に配設され、炭酸水タンク109の貯水量に応じて開放または遮断するものである。詳述すると、水電磁弁110は、炭酸水タンク109の貯水量を検出するためのフロートスイッチ(図示せず)の出力に応じて開放または遮断し、炭酸水タンク109の貯水量を一定容積範囲内とする。炭酸水タンク109内部は、水電磁弁110からの冷却水と炭酸ガスボンベ111からの炭酸ガスとが混合されて炭酸水が生成され、一定圧力(例えば0.6MPa)がかかる。炭酸水タンク109内部の炭酸水は、炭酸ガスボンベ111からのガス圧力で下流側に放出される。尚、水電磁弁110は、水電磁弁107が開放している間は、炭酸水タンク109のためのフロートスイッチの出力に関わらず遮断したままとなる。これより、水供給ライン108の供給圧力が低下するのを防止できる。炭酸水フローレギュレータ112は、炭酸水タンク109からの炭酸水を流量調整するものである。炭酸水冷却コイル113は、炭酸水フローレギュレータ112からの炭酸水を冷却した後に炭酸水電磁弁114を介して炭酸水供給ライン115に供給するものである。
【0014】
シロップタンク116は、飲料の元となる濃縮液体原料を貯蔵するものである。シロップタンク116内部の濃縮液体原料は、炭酸ガスボンベ111からのガス圧力で下流側に放出される。シロップ冷却コイル117は、シロップタンク116からの濃縮液体原料を冷却するものである。シロップフローレギュレータ118は、シロップ冷却コイル117からの冷却シロップを、流量調整した後にシロップ電磁弁119を介してシロップ供給ライン120に供給するものである。尚、シロップタンク116からシロップ供給ライン120までの経路は、カップ飲料の種類に応じた数だけ設けられる。
【0015】
希釈水供給ライン108、炭酸水供給ライン115、シロップ供給ライン120は、カップ121の開口面と対向する位置に集中して配設される。
【0016】
図3は、本発明の飲料供給装置の制御方法および制御装置を説明するためのブロック図である。
【0017】
図3において、主制御部201(演算手段)は、カップ式自動販売機の制御を統括するものであり、ROM、CPU、RAM、周辺回路(カウンタ等)から成るものである。換言すると、主制御部201は、マイクロコンピュータを中心として動作するものである。詳述すると、ROMは、後述する複数の従制御部を統括制御するためのプログラムデータが予め格納されたものであり、CPUは、ROMから読み出されたプログラムデータの解読結果に従って複数の従制御部を統括制御するものであり、RAM(記憶手段)は、CPUによる演算結果、複数の従制御部からの各種データ等の書き込みまたは読み出しを行うものである。ハードウエア面では、ROMは、データを製造工程で焼き付け固定するマスクROM、データを紫外線消去することによりデータを繰り返し書き込み読み出しできるEPROM、またはデータを電気消去することによりデータを繰り返し書き込み読み出しできるEEPROM(フラッシュROMを含む)等の不揮発性メモリである。CPUは、ROMの実行アドレスを指定するプログラムカウンタ、ROMからの読み出し内容を解読するインストラクションデコーダ、論理演算を行う演算論理ユニット、演算データを一時格納するアキュムレータ等を内蔵する。RAMは、SRAM等の不揮発性メモリであり、バックアップ電源を用いてデータを保持する。
【0018】
硬貨処理制御部202、紙幣処理制御部203、接客制御部204、販売制御部205、入出力制御部206は、複数の従制御部に相当し、ハードウエア面において、主制御部201と同様のROM、CPU、RAMとを内蔵する。硬貨挿入機構207は、釣銭切れを検出する釣銭切れセンサを備え、硬貨投入口4からの投入硬貨を受け取り、必要に応じて釣銭を返却口19から返却するものである。硬貨処理制御部202は、硬貨投入機構207を制御し、投入硬貨の金種、正偽等の判別、金種別枚数の計算、金庫への余剰硬貨の収容、釣銭払い出し等を行わせるものである。紙幣挿入機構208は、硬貨投入機構207と同様に、釣札切れを検出する釣札切れセンサを備え、紙幣挿入口5からの挿入紙幣を受け取り、必要に応じて釣札を紙幣挿入口5から返却するものである。紙幣処理制御部203は、紙幣挿入機構208を制御し、挿入紙幣の金種、正偽等の判別、金種別枚数の計算、釣札払い出し等を行わせるものである。硬貨処理制御部202および紙幣処理制御部203は、硬貨投入および紙幣挿入が行われるその都度、処理動作を実行する。尚、硬貨処理制御部202および硬貨投入機構207はコインメカを構成し、紙幣処理制御部203および紙幣挿入機構208はビルバリを構成するが、コインメカおよびビルバリの代わりに、先払いカードまたは後払いカードを挿入するカード読み取り装置(図示せず)を設けることによって、カップ飲料を販売できるようにしてもよい。接客面209は、表示部6、商品選択釦8、増量釦9、10、11、減量釦12、13、14、表示部15、氷なし釦16、販売中ランプ20、販売中止ランプ21、釣銭切れランプ22から成るものである。接客制御部204は、接客面209を制御する。つまり、接客制御部204は、主制御部201からのカップ飲料販売に関する接客指示に従って、販売中ランプ20、販売中止ランプ21、釣銭切れランプ22を点灯させたり、販売飲料別の販売可ランプまたは売り切れランプを点灯させたり、更には、複数の商品選択釦8の何れが押下されたのかを検出し、このときの検出信号を主制御部201に送信したりする。
【0019】
販売機構210は、図2に示すものである。販売制御部205は、販売機構210を制御し、接客制御部204からの前記検出信号に応答した主制御部201からの販売指示に従って、利用者が希望するカップ飲料を調理して商品取出口17で取り出し可能とするものである。
【0020】
キーボード211(第1、第2入力手段)は、テンキーおよびファンクションキーと、これらのキーの操作に関する内容を表示する有機EL、LCD等の表示部(告知手段)とを、前面に備えたものである。キーボード211は、入出力制御部206を有線で接続して内蔵するとともに、前扉1の裏面に着脱自在に配設され、カップ飲料を調理するためのデータ設定、金額設定、メンテナンス等を行う際に操作するものである。入出力制御部206は、キーボード211からの入力情報を主制御部201に送信する。主制御部201は、この入力情報に基づいて、硬貨処理制御部202、紙幣処理制御部203、接客制御部204、販売制御部205に対して、それぞれの指示を行う。
【0021】
記憶媒体212(媒体手段)は、カップ飲料を調理するためのデータを記憶する不揮発性メモリ(例えばフラッシュROM)であり、接触型または非接触型のスマートメディアの形状とすることが好ましい。主制御部201は、キーボード211からの入力内容の代わりに、記憶媒体212からの記憶内容を用いてもよい。
【0022】
尚、主制御部201と従制御部202〜206との間の通信は、主制御部201が優先的な送信権を有するポーリング方式、或いは、主制御部201および従制御部202〜206が対等な送信権を有するコンテンション方式の何れであってもよい。
【0023】
図4は、本発明に使用する記憶手段のテーブルを示す図である。
【0024】
主制御部201内のRAMは、飲料を調理するためのデータを記憶するテーブルを有する。詳述すると、主制御部201内のRAMは、飲料の識別番号を基準として、濃縮液体原料および希釈液(炭酸水、希釈水)の混合比率と、炭酸水および希釈水の混合比率と、炭酸水の一定時間(例えば5秒)当たりの実吐出量と、希釈水の一定時間(例えば5秒)当たりの実吐出量と、濃縮液体原料の一定時間(例えば5秒)当たりの基準吐出量とを、関連付けて記憶するテーブルを有する。尚、主制御部201内のRAMは、飲料の識別番号と、濃縮液体原料および希釈液の混合比率と、炭酸水および希釈水の混合比率とを、キーボード211または記憶媒体212の何れから受信して記憶してもよい。
【0025】
主制御部201内のROMは、濃縮液体原料の一定時間当たりの基準吐出量を演算するためのプログラムを有する。詳述すると、主制御部201内のROMは、
a.濃縮液体原料および希釈液の混合比率……1:A
b.炭酸水および希釈水の混合比率……B:(1−B)
c.炭酸水の一定時間当たりの実吐出量……Vc
d.希釈水の一定時間当たりの実吐出量……Vw
e.濃縮液体原料の一定時間当たりの基準吐出量……Q
とするとき、a〜dの条件より、
Q={BVc+(1−B)Vw}/Aを演算するためのプログラムを有する。
【0026】
図5は、本発明の飲料供給装置の制御方法および制御装置を説明するためのフローチャートである。
【0027】
先ず、カップ式自動販売機の管理者は、キーボード211の表示部の初期画面を確認して、飲料を構成する濃縮液体原料の一定時間当たりの吐出量を調整するためのファンクションキーを押下する。入出力制御部206は、このファンクションキーの押下に対応する吐出量調整信号を主制御部201に送信する。主制御部201は、吐出量調整信号を割り込み要求として受信することによって、以下の処理を実行開始する(S1)。
【0028】
主制御部201は、吐出量調整信号に応答して、上記飲料の識別番号を要求するための識別番号要求信号を入出力制御部206に送信する。入出力制御部206は、識別番号要求信号に応答して、識別番号を入力するための入力画面をキーボード211の表示部に出力する。カップ式自動販売機の管理者は、キーボード211の表示部の入力画面を確認して、上記飲料の識別番号を表すテンキーを入力する。入出力制御部206は、このテンキーの押下に対応する上記飲料の識別信号を主制御部201に送信する(S2)。
【0029】
主制御部201は、上記飲料の識別信号を解読して、上記飲料が炭酸飲料であるかどうかを判別する(S3)。
【0030】
主制御部201は、上記飲料が炭酸飲料であるものと判別すると(S3:YES)、炭酸水吐出確認信号を入出力制御部206に送信する。入出力制御部206は、炭酸水吐出確認信号に応答して、炭酸水を吐出するための入力画面をキーボード211の表示部に出力する。カップ式自動販売機の管理者は、キーボード211の表示部の入力画面を確認して、炭酸水を吐出するためのファンクションキーを押下する。入出力制御部206は、このファンクションキーの押下に対応する炭酸水吐出要求信号を主制御部201に送信する(S4)。
【0031】
主制御部201は、炭酸水吐出要求信号を受信すると(S5:YES)、炭酸水吐出指示信号を販売制御部205に送信する。販売制御部205は、炭酸水吐出指示信号に応答して、販売機構210の炭酸水電磁弁114を一定時間だけ開放する。カップ式自動販売機の管理者は、炭酸水供給ライン115からの炭酸水の実吐出量を計測容器で計測する(S6)。
【0032】
主制御部201は、炭酸水吐出指示信号を出力した後、炭酸水の実吐出量を入力するための炭酸水実吐出量要求信号を入出力制御部206に送信する。入出力制御部206は、炭酸水実吐出量要求信号に応答して、炭酸水の実吐出量を入力するための入力画面をキーボード211の表示部に出力する。カップ式自動販売機の管理者は、キーボード211の表示部の入力画面を確認して、炭酸水の実吐出量を表すテンキーを押下する。入出力制御部206は、このテンキーの押下に対応する炭酸水の実吐出量の信号を主制御部201に送信する(S7)。
【0033】
主制御部201は、炭酸水の実吐出量の信号を受信すると(S8:YES)、炭酸水の実吐出量の信号をRAMのVcの欄に記憶する(S9)。
【0034】
主制御部201は、希釈水吐出確認信号を入出力制御部206に送信する。入出力制御部206は、希釈水吐出確認信号に応答して、希釈水を吐出するための入力画面をキーボード211の表示部に出力する。カップ式自動販売機の管理者は、キーボード211の表示部の入力画面を確認して、希釈水を吐出するためのファンクションキーを押下する。入出力制御部206は、このファンクションキーの押下に対応する希釈水吐出要求信号を主制御部201に送信する(S10)。
【0035】
主制御部201は、希釈水吐出要求信号を受信したものと判別すると(S11:YES)、希釈水吐出指示信号を販売制御部205に送信する。販売制御部205は、希釈水吐出指示信号に応答して、販売機構210のポンプモータ104を一定時間だけ駆動し且つ水電磁弁107を一定時間だけ開放する。カップ式自動販売機の管理者は、希釈水供給ライン108からの希釈水の実吐出量を計測容器で計測する(S12)。
【0036】
主制御部201は、希釈水吐出指示信号を出力した後、希釈水の実吐出量を入力するための希釈水実吐出量要求信号を入出力制御部206に送信する。入出力制御部206は、希釈水実吐出量要求信号に応答して、希釈水の実吐出量を入力するための入力画面をキーボード211の表示部に出力する。カップ式自動販売機の管理者は、キーボード211の表示部の入力画面を確認して、希釈水の実吐出量を表すテンキーを押下する。入出力制御部206は、このテンキーの押下に対応する希釈水の実吐出量の信号を主制御部201に送信する(S13)。
【0037】
主制御部201は、希釈水の実吐出量の信号を受信すると(S14:YES)、希釈水の実吐出量の信号をRAMのVwの欄に記憶する(S15)。
【0038】
主制御部201は、濃縮液体原料の一定時間当たりの基準吐出量を上記の演算式を用いて演算し、RAMのQの欄に記憶する(S16)。
【0039】
主制御部201は、濃縮液体原料の基準吐出量Qの信号を入出力制御部206に送信する。入出力制御部206は、濃縮液体原料の基準吐出量Qをキーボード211の表示部に表示する。これより、カップ式自動販売機の管理者は、キーボード211の表示部の画面を確認して、フローレギュレータ118の吐出能力を調整可能となる(S17)。
【0040】
最後に、カップ式自動販売機の管理者は、キーボード211の表示部の画面を確認して、上記の調整を終了するためのファンクションキーを押下する。入出力制御部206は、このファンクションキーの押下に対応する吐出量調整終了信号を主制御部201に送信する。主制御部201は、吐出量調整終了信号を受信すると(S18:YES)、処理を終了する。
【0041】
以上より、種別毎の濃縮液体原料の一定時間当たりの吐出量を演算で求めて表示するので、吐出量を調整するときの作業効率を向上できるとともに誤調整をも防止できる。
【0042】
尚、本発明は、カップ式自動販売機に限定されるものではなく、店舗内の飲料用ディスペンサに適用してもよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、特定する原料の基準となる吐出量を演算で求めるので、吐出量を調整するときの作業効率を向上できるとともに誤調整を防止できる。また、原料の基準となる吐出量を表示するので、吐出量を確実に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するカップ式自動販売機の正面図の一例である。
【図2】本発明を適用するカップ式自動販売機の販売機構の一例を説明するための図である。
【図3】本発明の飲料供給装置の制御方法および制御装置を説明するためのブロック図である。
【図4】本発明に使用する記憶手段のテーブルを示す図である。
【図5】本発明の飲料供給装置の制御方法および制御装置を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
104 ポンプモータ
107 水電磁弁
114 炭酸水電磁弁
119 シロップ電磁弁
201 主制御部
205 販売制御部
206 入出力制御部
210 販売機構
211 キーボード
212 記憶媒体
Claims (7)
- 飲料を構成する原料および希釈液の混合比率と、入力された前記希釈液の一定時間当たりの実吐出量と、に基づいて、飲料の種別毎に前記原料の一定時間当たりの基準となる吐出量を求めることを特徴とする飲料供給装置の制御方法。
- 飲料を構成する原料および希釈液の混合比率と、前記希釈液を構成する炭酸水および希釈水の混合比率と、入力された前記炭酸水の一定時間当たりの実吐出量及び入力された前記希釈水の一定時間当たりの実吐出量と、に基づいて、飲料の種別毎に前記原料の一定時間当たりの基準となる吐出量を求めることを特徴とする飲料供給装置の制御方法。
- 飲料を構成する原料および希釈液の混合比率と、入力された前記希釈液の一定時間当たりの実吐出量と、を記憶する記憶手段と、前記記憶手段から読み出される前記混合比率および前記実吐出量に基づいて、飲料の種別毎に前記原料の一定時間当たりの基準となる吐出量を求める演算手段と、を備えたことを特徴とする飲料供給装置の制御装置。
- 飲料を構成する原料および希釈液の混合比率と、前記希釈液を構成する炭酸水および希釈水の混合比率と、入力された前記炭酸水の一定時間当たりの実吐出量と、入力された前記希釈水の一定時間当たりの実吐出量と、を記憶する記憶手段と、前記記憶手段から読み出される2つの前記混合比率および2つの前記実吐出量に基づいて、飲料の種別毎に前記原料の一定時間当たりの基準となる吐出量を求める演算手段と、を備えたことを特徴とする飲料供給装置の制御装置。
- 前記演算で求めた基準となる吐出量を表示する表示手段を、備えたことを特徴とする請求項3または4記載の飲料供給装置の制御装置。
- 前記実吐出量を操作入力するための入力手段を備え、前記入力手段から前記記憶手段へ前記実吐出量を供給することを特徴とする請求項3乃至5の何れかに記載の飲料供給装置の制御装置。
- 前記実吐出量を予め記憶する媒体手段を備え、前記媒体手段から前記記憶手段へ前記実吐出量を供給することを特徴とする請求項3乃至5の何れかに記載の飲料供給装置の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001184688A JP4632578B2 (ja) | 2001-06-19 | 2001-06-19 | 飲料供給装置の制御方法および制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001184688A JP4632578B2 (ja) | 2001-06-19 | 2001-06-19 | 飲料供給装置の制御方法および制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003006732A JP2003006732A (ja) | 2003-01-10 |
JP4632578B2 true JP4632578B2 (ja) | 2011-02-16 |
Family
ID=19024405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001184688A Expired - Fee Related JP4632578B2 (ja) | 2001-06-19 | 2001-06-19 | 飲料供給装置の制御方法および制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4632578B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4787115B2 (ja) * | 2006-09-27 | 2011-10-05 | トキコテクノ株式会社 | 流体供給装置 |
ES2715985T3 (es) * | 2007-09-06 | 2019-06-07 | Coca Cola Co | Sistemas y métodos para supervisar y controlar la dispensación de una pluralidad de ingredientes que constituyen una bebida |
JP2010222033A (ja) * | 2009-03-24 | 2010-10-07 | Kazumasa Ikuta | 具入りスープ類の自動販売機 |
JP6796770B2 (ja) * | 2014-10-31 | 2020-12-09 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 飲料供給装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001143137A (ja) * | 1999-11-17 | 2001-05-25 | Sanyo Electric Co Ltd | カップ式自動販売機 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5819989A (ja) * | 1981-07-28 | 1983-02-05 | 富士電機株式会社 | 自動販売機の飲料吐出量設定方法 |
JPS61282993A (ja) * | 1985-06-07 | 1986-12-13 | 松下冷機株式会社 | 自動販売機の飲料吐出量設定方式 |
JPH02100194A (ja) * | 1988-10-07 | 1990-04-12 | Fuji Electric Co Ltd | 自動販売機用制御データの設定装置 |
-
2001
- 2001-06-19 JP JP2001184688A patent/JP4632578B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001143137A (ja) * | 1999-11-17 | 2001-05-25 | Sanyo Electric Co Ltd | カップ式自動販売機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003006732A (ja) | 2003-01-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4962866A (en) | Non-attended, self-service cup vender | |
US20050029287A1 (en) | Beverage dispensing system | |
JP4632578B2 (ja) | 飲料供給装置の制御方法および制御装置 | |
JP4019974B2 (ja) | カップ式自動販売機 | |
JP4595244B2 (ja) | 自動販売機の商品販売システム、および、このシステムに用いる携帯端末装置 | |
JP2002358570A (ja) | 飲料供給装置 | |
JP2006127137A (ja) | カップ式自動販売機 | |
JP3965958B2 (ja) | カップ式自動販売機 | |
JP2002367014A (ja) | 自動販売機のデータ設定装置 | |
JP2002342819A (ja) | 自動販売機の制御装置 | |
JP3826275B2 (ja) | 自動販売機の商品検出装置 | |
JP2004259067A (ja) | カップ式自動販売機、及びカップ式自動販売機によるカップ飲料の販売方法 | |
JP4736196B2 (ja) | カップ式自動販売機 | |
JP4062861B2 (ja) | 自動販売機 | |
JP2002157635A (ja) | 自動販売機 | |
JP7119725B2 (ja) | 飲料供給装置 | |
JPH11306418A (ja) | 自動販売機のサービス装置 | |
JP3931508B2 (ja) | カップ式自動販売機 | |
KR200383255Y1 (ko) | 자동판매기 | |
JP2003141614A (ja) | 自動販売機 | |
KR102057707B1 (ko) | 알에프아이디 태그를 이용한 음료 계량 판매 시스템 | |
JP2004234075A (ja) | 自動販売機 | |
JP2002216218A (ja) | 自動販売機 | |
JP3073384U (ja) | 飲み物の供給装置 | |
JP4036162B2 (ja) | カップ式自動販売機及びカップ式自動販売機の飲料調理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20051226 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070918 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100302 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100426 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101019 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101116 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |