JP4632258B2 - リザーバタンク - Google Patents

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Description

本発明は、マスタシリンダに固定されるリザーバタンクに関する。特に、リザーバ本体の底部から下方に向けて突設された円筒部を、マスタシリンダのボス部に嵌合させた状態で固定されるリザーバタンクに関する。
従来、自動車等の車両におけるブレーキやクラッチのシステムに装備されるマスタシリンダには、シリンダ内に液体を補給するためのリザーバタンクが取り付けられている。このマスタシリンダは、シリンダ外周にボス部を有し、ボス部に対してリザーバタンクの接続口を嵌合させることにより、リザーバタンクがマスタシリンダに対して固定されている。このマスタシリンダにリザーバタンクを組付ける際には、リザーバタンクの接続口をマスタシリンダのボス部に対して位置合わせした後、押圧した状態で、マスタシリンダ及びリザーバタンクの双方に設けられた固定ピン挿入孔に固定ピンを挿通させて組付けられる。
ここで、リザーバタンクは、生産コストや成形性を考慮して、ポリプロピレン(PP)やポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂を用いて作られている。そのため、マスタシリンダに対して組付ける際に、押圧の仕方によっては変形し、いわゆる白化(乳化)したり、損傷したりする場合がある。
そこで、マスタシリンダへの組付時にリザーバ本体の外壁面が損傷することを防止することができるマスタシリンダ用リザーバが提案されている。より具体的には、図19に示すように、リザーバ本体321の下部半体322の底部には、その下部半体322の横方向の両外側において、グロメット316を介して筒部318をボス部に嵌合せしめる際に組付治具を上方より係合させてリザーバ本体321に下向きの押圧力を作用させるための少なくとも一対の係止突部324、325が、筒部318の近傍で下部半体322の底部の両外側方にそれぞれ突出して一体に連設されたマスタシリンダ用リザーバが開示されている(特許文献1参照)。
特許第3432954号公報 (特許請求の範囲 図3)
しかしながら、特許文献1に開示されたマスタシリンダ用リザーバは、組付時の外壁面の損傷を防止することができるものの、リザーバ本体に設けられた係止突部の配置位置や、リザーバ本体の底面形状が、上下左右それぞれ対称形となっているため、マスタシリンダとリザーバタンクとが誤って組み付けられるおそれがあった。すなわち、リザーバ本体の底面形状を眺めると、マスタシリンダのボス部に嵌合する筒部が、上下左右それぞれ対称に設けられており、さらに、組付時に用いられる係止突部も、マスタシリンダの軸線を中心として対称に設けられている。したがって、リザーバタンクをマスタシリンダに対して組付ける際に、リザーバタンクを誤って180°反転した状態でセットした場合であっても、気付かれないまま組み付けられてしまうおそれがあった。
そこで、本発明の発明者らは鋭意検討した結果、リザーバ本体に設ける係止部を、所定の関係を持たせて配置することにより、このような問題を解決できることを見出し、本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明は、マスタシリンダに対するリザーバタンクの誤組付を防止しつつ、組付時におけるリザーバタンクの損傷を低減することができるリザーバタンクを提供することを目的とする。
本発明によれば、マスタシリンダに固定して使用されるリザーバタンクであって、樹脂製の容器からなるリザーバ本体と、リザーバ本体の底部から下方に向けて突設され、グロメットシールが装着されるとともにマスタシリンダのボス部に嵌合される円筒部と、リザーバ本体の底部近傍における互いに対向する両横方向に、円筒部をボス部に嵌め合わせる際に用いられる組付治具のそれぞれの先端つめ部に対応するように設けられ、円筒部をボス部に嵌め合わせる際に先端つめ部が係止される係止部であって、両横方向の一方側に設けられた第1の係止部、及び両横方向の他方側に設けられた第2の係止部と、を備え、リザーバ本体のセット方向が誤っている場合に先端つめ部が第1及び第2の係止部に係止されないように、リザーバ本体を底面側から見た場合における、所定配置した状態での第1及び第2の係止部の配置位置と、所定配置に対して180°回転させて配置した状態での第1及び第2の係止部の配置位置と、を異ならせたことを特徴とするリザーバタンクが提供され、上述した問題を解決することができる。
また、本発明のリザーバタンクを構成するにあたり、第1及び第2の係止部はそれぞれ数が異なる一つ又は複数の係止部を含むことが好ましい。
また、本発明のリザーバタンクを構成するにあたり、第1及び第2の係止部の少なくとも一部を、対向する側の係止部の非存在位置に配置することが好ましい。
また、本発明のリザーバタンクを構成するにあたり、第1及び第2の係止部を千鳥状に配置することが好ましい。
また、本発明のリザーバタンクを構成するにあたり、第1及び第2の係止部を、マスタシリンダの軸線方向に対して垂直に交差する方向側に設けることが好ましい。
また、本発明のリザーバタンクを構成するにあたり、第1及び第2の係止部のうちの少なくとも一方の係止部は複数の係止部を含み、隣接する複数の係止部の間にリブを備えることが好ましい。
また、本発明のリザーバタンクを構成するにあたり、第1及び第2の係止部は、リザーバ本体から突設した突出部に設けられた貫通孔であることが好ましい。
また、本発明のリザーバタンクを構成するにあたり、第1及び第2の係止部は、円筒部から等距離の係止部を含むことが好ましい。
本発明のリザーバタンクによれば、リザーバ本体の底部近傍の両横方向に、180°回転させて眺めた場合の配置位置が異なるように第1及び第2の係止部を設けることにより、リザーバタンクをマスタシリンダに対して組付ける際に、リザーバタンクのセット位置が誤っている場合に組付治具の先端つめ部が第1及び第2の係止部に係止されないようになり、誤組付が防止されるとともに速やかに検知できる。したがって、マスタシリンダに対して方向を誤った状態でリザーバタンクの組付作業が行われることを防止することができ、リザーバタンクの損傷や、誤組付されたままの不良品の発生を低減することができる。
また、本発明のリザーバタンクを構成するにあたり、組付治具の形状に対応した係止部とすることにより、リザーバタンクのセット方向が誤っている場合には、組付治具の先端つめ部によって係止できないようになるため、セット位置の誤りをより確実に検知することができる。
また、本発明のリザーバタンクを構成するにあたり、第1及び第2の係止部の数が異なっていることにより、リザーバタンクのセット方向が誤っている場合に、容易に検知することができる。
また、本発明のリザーバタンクを構成するにあたり、第1及び第2の係止部のいずれか一方に含まれる係止部の一部を、他方の係止部の非存在位置に配置することにより、組付治具やセンサ等を用いて、リザーバタンクのセット方向の誤りを容易に検知することができる。
また、本発明のリザーバタンクを構成するにあたり、第1及び第2の係止部を千鳥状に配置することにより、円筒部に対してバランスよく係止部を配置できるとともに、180°回転させた状態での係止部の配置位置を異ならせることができる。
また、本発明のリザーバタンクを構成するにあたり、係止部を所定方向に設けることにより、組付治具の動作の邪魔になるおそれが少なく、組付作業の効率を低下させることがなくなる。
また、本発明のリザーバタンクを構成するにあたり、係止部の間をリブ状に構成することにより、リザーバタンク内部の収容量を小さくすることなく、リザーバタンクの強度を高めることができる。
また、本発明のリザーバタンクを構成するにあたり、係止部を所定箇所に設けられた貫通孔とすることにより、組付作業の際に、円筒部にグロメットシールが装着されているかを確認できる確認穴として利用することができ、グロメットシールの装着忘れを防ぐことができる。
また、本発明のリザーバタンクを構成するにあたり、第1及び第2の係止部が、円筒部から等距離の係止部を含むことにより、円筒部をマスタシリンダのボス部に嵌合させる際の押圧力を均一化することができる。
以下、本発明の実施の形態のリザーバタンクとして、ブレーキ用のリザーバタンクを例に採って、適宜図面を参照しながら具体的に説明する。ただし、かかる実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更することが可能である。
なお、各図中、同一の符号を付してあるものは同一の部材を示しており、適宜説明を省略する。
図1は、リザーバタンク10をタンデム型のマスタシリンダ1に固定した状態を示す図であり、結合部分の一部及びマスタシリンダ1を断面によって示してある。また、結合部分については、さらに断面を拡大して示してある。
マスタシリンダ1を構成するシリンダ本体2は、実質的に円筒状の部材であって、軸線方向に沿った一端側が閉塞されるとともに、他端側が開口されている。また、シリンダ本体2内には開口された端部側からピストン3が摺動可能に挿入されている。このピストン3は、第1のピストン3a及び第2のピストン3bから構成され、ブレーキ操作時において、ブレーキペダルの踏み込み等によってシリンダ本体2内を軸方向に移動する。また、シリンダ本体2内を第1のピストン3aによって区画された領域は第1の液圧室4aを構成し、シリンダ本体2内を第1のピストン3a及び第2のピストン3bによって区画された領域は第2の液圧室4bを構成し、各ピストン3a、3bがシリンダ本体2の閉塞された端部側に移動することによって、各液圧室4a、4b内の液圧が高められる。
また、第1の液圧室4aは、例えば、ブレーキ配管を通じて前輪右側及び後輪左側のブレーキ装置(図示せず)につなげられ、第2の液圧室4bは、ブレーキ配管を通じて前輪左側及び後輪右側のブレーキ装置(図示せず)につなげられている。そして、各ブレーキ装置は、ブレーキペダルの操作に応じて各液圧室からのブレーキ液圧の供給を受け、車輪に対してブレーキ力を生じさせるものである。
なお、このブレーキ配管の構成はいわゆるX配管の例であるが、これ以外にも、前輪側のブレーキ装置を第1の液圧室につなぎ、後輪側のブレーキ装置を第2の液圧室につなぐようにした、いわゆるH配管を採用することもできる。
ここで、シリンダ本体2の外周上側には、軸方向に離間して突出して配置された第1のボス部5a及び第2のボス部5bを備えている。これらのボス部5a、5bは、例えば、シリンダ本体2と一体的に形成され、底部に第1及び第2の液圧室4a、4bに連絡する連絡孔6を有し、上面でグロメットシール7のフランジ部7aを受け、内周面にグロメットシール7が押圧されてシールされる、筒状部として形成されている。そして、第1及び第2のボス部5a、5bには、後述するリザーバタンク10の円筒部11a、11bが嵌合され、リザーバタンク10内に収容されているブレーキ液が、リザーバタンク10と液圧室4a、4bとの間を行き来できるようにされている。
また、第1及び第2のボス部5a、5bの間には、上方に突出して形成されたリブ(図示せず)を備え、このリブには固定ピン挿入穴(図示せず)が設けられている。そして、固定ピン挿入穴は、リザーバタンク10の突出部13に設けられた固定ピン挿入穴15と同一直線上に位置し、すべての固定ピン挿入穴に対して固定ピン9が挿入され、リザーバタンク10とマスタシリンダ1とが固定されている。
また、シリンダ本体2と接続されるリザーバタンク10は、上面側に給液口17を有し、ブレーキ液が収容されるリザーバ本体21と、リザーバ本体21の底部から下方に向けて突設され、グロメットシール7が装着されるとともにマスタシリンダ1の第1及び第2のボス部5a、5bに嵌合される第1及び第2の円筒部11a、11bと、を備えており、合成樹脂等を用いて一体的に成形されている。
リザーバ本体21の底部から突設する第1及び第2の円筒部11a、11bは、シリンダ本体2の第1及び第2のボス部5a、5bに対応するように離間して配置されている。また、各円筒部11a、11bは、上側の大径部18と下側の小径部19とを含む段付の円筒状に形成され、大径部18は、グロメットシール7のフランジ部7a上面と当接し、小径部19は、グロメットシール7と当接するシール面となっている。そして、第1及び第2の円筒部11a、11bは、グロメットシール7を介してシリンダ本体2の第1及び第2のボス部5a、5bに嵌合される。
次に、図1中のXX断面を矢印方向から見た断面図を図2に示す。この図2に示すように、リザーバ本体21の底部には、第1及び第2の円筒部の配列方向に対して垂直方向に交差する方向に離間して配置され、底部から下方に向けて突設した第1及び第2の突出部13a、13bを備えており、各突出部13a、13bの中央には、リザーバタンク10とマスタシリンダ1とが係合した状態で、固定ピン9が挿入される固定ピン挿入穴(図示せず)がそれぞれ設けられている。
これらの固定ピン挿入穴と、シリンダ本体2の上側のリブに設けられた固定ピン挿入穴とは同一直線上にあり、一本の固定ピン9が挿入されることにより、マスタシリンダ1とリザーバタンク10とが固定されている。
また、リザーバ本体21の底部近傍における、互いに対向する両横方向には、円筒部11bをボス部5bに嵌め合わせる際に組付治具を係止するための係止部23、24であって、両横方向の一方側に設けられた第1の係止部23、及び両横方向の他方側に設けられた第2の係止部24と、が備えられている。図1及び図2に示す本実施形態のリザーバタンク10においては、第1及び第2の係止部23、24として、底部近傍から横方向に突出する突部が形成されている。
このように形成される係止部であれば、リザーバタンクが用いられる用途や、車種等によって、リザーバ本体の全体形状が異なる場合であっても、形状を共通化しやすい底部に設けてあるために、組付治具を含む組付装置を共通化させることができる。したがって、リザーバタンクの種類ごとに組付治具等を変える必要がなくなり、生産コストの上昇を抑えることができる。また、リザーバ本体の底部であれば、リザーバタンクの容量に影響を与えることなく厚肉にしたりできるため、組付時の押圧力に耐えうる設計が可能になり、当該押圧力によるリザーバタンクの損傷を防ぐことができる。
なお、係止部は、互いに対向する両横方向に少なくとも形成されていればよく、当該両横方向以外にさらに別の係止部が形成されていても構わない。
また、図1に示すグロメットシール7は、シール本体部7bとフランジ部7aとからなり、弾性変形可能であり、かつ、比較的高硬度な合成ゴム材料等を用いて形成されている。グロメットシール7のシール本体部7bは、リザーバタンク10の円筒部11aの外周と、マスタシリンダ1のボス部5aの内周との間に介在するように、リザーバタンク10及びマスタシリンダ1に固定される。また、グロメットシール7のフランジ部7aは、マスタシリンダ1のボス部5aとリザーバタンク10の底部とによって挟持され、グロメットシール7の支持部として機能する。このフランジ部7aは、ボス部5a上面とリザーバタンク10の底面との間のシールとしての機能を併せ持っている。
ここで、マスタシリンダに対するリザーバタンクの組付方法の一例を、図3〜図8を参照しながら説明する。図3(a)、図4(a)、図6(a)、図7(a)、図8(a)はそれぞれ、リザーバタンクの第1及び第2の円筒部又はマスタシリンダの第1及び第2のボス部の配列方向に対して垂直方向横側から見た図を表し、図3(b)、図4(b)、図6(b)、図7(b)、図8(b)はそれぞれ、上記配列方向に沿った方向の横側から見た図を表している。また、図5(a)及び(b)は、係止部に組付治具の先端つめ部が係止された状態を示す断面図である。
まず、図3(a)及び(b)に示すように、リザーバタンク10がマスタシリンダに対して正しい方向を向くように、リザーバタンク10を載置台41上にセットする。図3に示す例では、第1及び第2の円筒部11a、11bを下方側に向け、リザーバタンク10の底部を下側にしてセットされている。また、図3(a)に示すように、第1及び第2の円筒部11a、11bが、リザーバタンクの右側に位置している状態が正しいセット位置である。そして、図3(a)では、リザーバ本体21の底部に形成された第1の係止部23が図中手前側に、第2の係止部(図示せず)が図中奥側に位置し、図3(b)では、第1の係止部23が図中左側に、第2の係止部24が図中右側に位置している。
次いで、図4(a)及び(b)に示すように、リザーバタンク10における第1及び第2の係止部23、24が設けられた両横方向側から、組付治具33、34の先端つめ部33a、34aを第1及び第2の係止部23、24が設けられた位置まで移動させる。
次いで、組付治具によってリザーバタンクを保持するとともに、リザーバタンクを載置台上から移動する。このとき、図5(a)に示すように、各係止部23、24の上側に位置する面25、26を組付治具33、34の先端つめ部33a、34aによって係止させて保持することもでき、あるいは、図5(b)に示すように、組付治具33、34の先端つめ部33a、34aによってリザーバタンク10を両側から押圧保持することもできる。さらに、図示しないが、組付治具によってリザーバタンクを保持して、当該リザーバタンクの位置自体を移動させてもよく、あるいは、組付治具によってリザーバタンクを保持し、載置台を移動させても構わない。
次いで、図6(a)及び(b)に示すように、組付治具33、34によって保持されたリザーバタンク10を、マスタシリンダ1の上方に位置させる。この状態では、リザーバタンク10の第1及び第2の円筒部11a、11bと、マスタシリンダ1の第1及び第2のボス部5a、5bとがそれぞれ位置合わせされている。このとき、組付治具33、34によってリザーバタンク10を保持して、当該リザーバタンク10の位置自体を移動させてもよく、あるいは、組付治具33、34によってリザーバタンク10を保持し、マスタシリンダ1を移動させても構わない。
なお、図6に示す例では、この状態でグロメットシール7がリザーバタンク10の円筒部11a、11bに装着されているが、円筒部11a、11bにグロメットシール7を装着する時期、方法等については特に制限されるものではない。さらに、グロメットシールを円筒部に装着しておく以外にも、マスタシリンダ側のボス部内にあらかじめ装着しておくこともできる。
次いで、図7(a)及び(b)に示すように、組付治具33、34を下降させ、組付治具33、34の先端つめ部33a、34aを第1及び第2の係止部23、24に係止させるとともにリザーバタンク10をマスタシリンダ1側に押圧し、リザーバタンク10の円筒部11a、11bをマスタシリンダ1のボス部5a、5bに嵌合させる。このとき、グロメットシール7は、ボス部5a、5bの内周面と円筒部11a、11bの外周との間に介在して固定される。そして、図8(a)及び(b)に示すように、組付治具33、34によって、リザーバタンク10をマスタシリンダ1側に押圧した状態で、リザーバタンク10及びマスタシリンダ1それぞれに備えられた固定ピン挿入孔(図示せず)に対して、固定ピン9を挿入し、リザーバタンク10をマスタシリンダ1に対して固定する。
このようにして、リザーバタンクをマスタシリンダに対して組み付けることができる。
これらの図3〜図8に例示したような組み付け方法を行うにあたり、マスタシリンダ1に対してリザーバタンク10が誤った方向に組み付けられることがないように、図3に示すリザーバタンク10をセットする段階で、リザーバタンク10の方向を正しくセットする必要がある。
そこで、本実施形態のリザーバタンクでは、リザーバ本体を底面側から見た場合における、所定配置した状態での第1及び第2の係止部の配置位置と、所定配置に対して180°回転させて配置した状態での第1及び第2の係止部の配置位置とを異ならせている。
例えば、第1及び第2の係止部は、図9(a)に示す、リザーバ本体21を底面側から見た場合における、所定配置した状態での各係止部23、24の配置位置と、図9(b)に示す、所定配置に対して180°回転させて配置した状態での各係止部23、24の配置位置とが異なっている。
第1及び第2の係止部をこのような関係を満足するように配置して形成することにより、セット方向が誤っている場合に、例えば、センサによって係止部の存在不存在を検知したり、組付治具による係止状態を検知したりすることによって、リザーバタンクのセット方向の誤りを発見して、誤組付を防止することができる。セット方向の誤りを検知する手段としては、上述したセンサによる方法や、組付治具との関係において検知する方法に限定されるものではなく種々の手段が考えられるが、中でも、センサを備える必要がなく、生産コストの上昇を伴わずに検知できる、組付治具との関係において検知する方法に用いられるリザーバタンクの係止部の配置位置を中心に以下説明する。
所定の関係を満足するように配置された第1及び第2の係止部を備えるリザーバタンクの構成例を図9〜図16に示す。
図9〜図16は、リザーバ本体の底部における、円筒部の配列方向に対して垂直方向に交差する方向の両横方向に係止部を設けたリザーバタンクであり、図17は、円筒部の配列方向に沿った方向の両横方向に係止部を設けたリザーバタンクである。いずれの方向に沿っても第1及び第2の係止部を備えることができるが、組付治具の配置や移動の邪魔にならないようにでき、組付作業を効率化できることから、図9〜図16に示すように、円筒部の配列方向に対して垂直方向に交差する方向の両横方向に係止部を設けることが好ましい。
このうち、図9は、底面の一辺側の中央に形成された一つの突出部23´からなる第1の係止部23と、対向する辺側の両端側にそれぞれ形成された二つの突出部24´、24´´からなる第2の係止部24とを備えたリザーバタンク10Aである。かかるリザーバタンク10Aは、底面側から見た場合に、図9(a)に示す、第1の係止部23が設けられた辺側を上にした状態と、図9(b)に示す、180°回転させて第2の係止部24が設けられた辺側を上にした状態とでは、係止部23、24の配置位置が異なっている。すなわち、図9(b)に示す状態では、図9(a)に示す状態において第1の係止部23及び第2の係止部24が存在していた箇所には、係止部が存在しないことになる。
したがって、図9(a)の状態を正しいセット方向とすると、方向を誤ってセットした図9(b)の状態では、第1及び第2の係止部23、24の配置位置と対応する先端つめ部33a、34aを備えた組付治具33、34が下降しても係止部23、24に係止されないことになるため、誤って組みつけられてしまうことがなくなる。
また、図10は、底面の一辺側の中央及び両端側に形成された三つの突出部23´、23´´、23´´´からなる第1の係止部23と、対向する辺側の両端側にそれぞれ形成された二つの突出部24´、24´´からなる第2の係止部24とを備えたリザーバタンク10Bである。このリザーバタンク10Bも、底面側から見た場合に、図10(a)に示す、第1の係止部23が設けられた辺側を上にした状態と、図10(b)に示す、180°回転させて第2の係止部24が設けられた辺側を上にした状態とでは、係止部23、24の配置位置が異なっている。すなわち、図9に示すリザーバタンク同様、図10(b)に示す状態では、図10(a)に示す状態において第1の係止部23及び第2の係止部24が存在していた箇所には、係止部が存在しないことになる。
したがって、図10(a)の状態を正しいセット方向とすると、方向を誤ってセットした図10(b)の状態では、第1及び第2の係止部23、24の配置位置と対応する先端つめ部33a、34aを備えた組付治具33、34が下降しても係止部23、24に係止されないことになるため、誤って組みつけられてしまうことがなくなる。
これ以外にも、図11(a)〜(b)に示すように構成することによっても、第1及び第2の係止部が所定の関係を満たし、リザーバタンクのセット方向の誤りを検知できるため、誤組付を防止することができる。つまり、第1及び第2の係止部がそれぞれ備える係止部の数については自由に選択可能である。
ただし、係止部の数を増加させるにしたがい、一つ一つの係止部の大きさが小さくなり、組付治具によって発生する押圧力に対する耐久性が低下するおそれがあるため、一方の辺側に備える係止部の数は、多くとも5個以下にすることが好ましい。一方、リザーバタンクを押圧する際に、リザーバタンクの傾きを防止して第1及び第2の円筒部をそれぞれ均等な圧力で押圧するためには、第1及び第2の係止部それぞれにおいて、それぞれの円筒部を中心に、等距離に配置された係止部を含んでいることが好ましい。
これらの点を考慮すると、上述した図9や図10、さらには、図11に示すように、一つの円筒部11a又は11bに対する関係としては、それぞれ等距離に置かれた係止部23´、23´´、23´´´、24´、24´´、24´´´を含み、かつ、180°反転させた状態で係止部23、24の存在不存在が逆転するように、係止部23、24を千鳥状に配置して構成することが好ましい。
また、第1及び第2の係止部を複数の係止部から構成した場合には、図12に示すように、隣接する係止部23の間にリブ27を形成することができる。このようなリブ27を備えることにより、リザーバタンクの収容量を減らすことなく組付治具による押圧力が作用するリザーバ本体の底部の強度を高めることができ、リザーバタンクの損傷を低減させることができる。
このリブを形成する場合には、複数の隣接する係止部の間のすべてに形成することもでき、あるいは、樹脂材料の使用量を減らしてコスト上昇を抑えたい場合などには、複数の隣接する係止部の間の一部に形成することもできる。
また、係止部は、上述した突出部に限られるものではなく、図13〜図14に示すような凹部からなる係止部53、54や、図15に示すような孔部からなる係止部63、64とすることもできる。突出部からなる係止部は、リザーバタンクのセット方向が誤っている場合に、組付治具が係止できなくなるのに対し、凹部又は孔部からなる係止部は、リザーバタンクのセット方向が誤っている場合には、組付治具が凹部又は孔部内に入り込むことができなくなり、誤って組み付けられることを防ぐことができる。
なかでも、図15に示すように、リザーバ本体21の底部から下方に突設した突出部13に、孔部からなる係止部63、64を、所定の関係を満足させて設けることにより、リザーバタンクの誤組付を防ぐことができるとともに、グロメットシールの装着漏れや、位置ずれの有無を確認するための確認穴として機能させることもできる。
また、凹部又は孔部の大きさは、図16(a)に示すように、組付治具33の先端つめ部33aの大きさと実質的に一致させることが好ましい。このような凹部又は孔部からなる係止部53であれば、組付作業の際に、リザーバタンクが正確に位置合わせされてセットされている場合に、組付治具の先端つめ部が凹部内に進入して係止できるようにすることができる。
また、係止部を、凹部又は孔部とする場合には、図16(b)に示すように、組付治具33の進入方向に向けて断面積が小さくなるテーパ状の凹部又は孔部53´とすることが好ましい。かかるテーパ状の凹部又は孔部からなる係止部であれば、リザーバタンクの位置が少し程度横方向にずれているような場合に、組付治具の進入に伴って位置補正されるため、リザーバタンクの位置合わせとしての機能を持たせることができる。
また、図17は、第1及び第2の円筒部11a、11bの配列方向に沿った方向の対向する両横方側に、組付治具33、34が係止される係止部73、74を備えたリザーバタンク10Dである。製造ラインの構成上邪魔になったりしないのであれば、かかる方向側に係止部を設けても構わない。このように構成した場合であっても、リザーバタンクのセット方向を誤った場合には、組付治具が係止部に係止されないために、セット方向の誤りを判断でき、誤組付を防止することができる。
なお、組付装置にセンサ装置を取り付け、係止部の存在不存在を検知する場合には、センサや警報表示回路等を備える分コストが発生するものの、所望のセンシング箇所において、第1及び第2の係止部に異なる部分を設けておくだけで、容易にセット方向の誤りを発見することができる。
このようなリザーバタンクとしては、図18(a)〜(b)に示すような構成のリザーバタンク10E、10Fが挙げられる。それぞれのリザーバタンク10E、10Fが正しい位置にセットされている状態における切り欠き部83や突出部84の位置に合わせてセンサを備えることにより、セット方向が誤っている場合に速やかに検出することができる。
以上説明したように、本発明のリザーバタンクによれば、マスタシリンダに組付ける際に組付治具が係止される係止部を、リザーバ本体の底部近傍の所定位置に形成するとともに、所定の配置関係を満足するように配置することにより、リザーバタンクが方向を誤って組み付けられることを防止することができるようになる。
リザーバタンクがマスタシリンダに組み付けられた状態を示す図である。 リザーバタンクとマスタシリンダとの嵌合部分の断面図である。 リザーバタンクとマスタシリンダとの組付方法を説明するための図である(その1)。 リザーバタンクとマスタシリンダとの組付方法を説明するための図である(その2)。 組付治具によってリザーバタンクを保持した状態を説明するための図である。 リザーバタンクとマスタシリンダとの組付方法を説明するための図である(その3)。 リザーバタンクとマスタシリンダとの組付方法を説明するための図である(その4)。 リザーバタンクとマスタシリンダとの組付方法を説明するための図である(その5)。 係止部の配置位置の例を説明するための図である。 係止部の配置位置の別の例を説明するための図である。 係止部の配置位置の別の例を説明するための図である。 係止部の間に形成したリブを説明するための図である。 凹部からなる係止部を説明するための図である。 凹部からなる別の係止部を説明するための図である。 孔部からなる係止部を説明するための図である。 凹部又は孔部の形状を説明するための図である。 係止部の別の構成例を示す図である。 切り欠き部及び突出部を含む係止部を説明するための図である。 従来のリザーバタンクの構成を説明するための図である。
符号の説明
1:マスタシリンダ、2:シリンダ本体、3:ピストン、4:液圧室、5:ボス部、6:連絡孔、7:グロメットシール、8:突出部、9:固定ピン、10:リザーバタンク、11:円筒部、13:突出部、15:固定ピン挿入穴、17:給液口、18:大径部、19:小径部、21:リザーバ本体、23:係止部(第1の係止部)、24:係止部(第2の係止部)、27:リブ、33・34:組付治具、33a・34a:先端つめ部、41:載置台、53・54・63・64・73・74:係止部、83:切り欠き部、84:突出部

Claims (8)

  1. マスタシリンダに固定して使用されるリザーバタンクにおいて、
    樹脂製の容器からなるリザーバ本体と、
    前記リザーバ本体の底部から下方に向けて突設され、グロメットシールが装着されるとともに前記マスタシリンダのボス部に嵌合される円筒部と、
    前記リザーバ本体の底部近傍における互いに対向する両横方向に、前記円筒部を前記ボス部に嵌め合わせる際に用いられる組付治具のそれぞれの先端つめ部に対応するように設けられ、前記円筒部を前記ボス部に嵌め合わせる際に前記先端つめ部が係止される係止部であって、前記両横方向の一方側に設けられた第1の係止部、及び前記両横方向の他方側に設けられた第2の係止部と、を備え、
    前記リザーバ本体のセット方向が誤っている場合に前記先端つめ部が前記第1及び第2の係止部に係止されないように、前記リザーバ本体を底面側から見た場合における、所定配置した状態での前記第1及び第2の係止部の配置位置と、前記所定配置に対して180°回転させて配置した状態での前記第1及び第2の係止部の配置位置と、を異ならせたことを特徴とするリザーバタンク。
  2. 前記第1及び第2の係止部はそれぞれ数が異なる一つ又は複数の係止部を含むことを特徴とする請求項1に記載のリザーバタンク。
  3. 前記第1及び第2の係止部の少なくとも一部を、対向する側の係止部の非存在位置に配置することを特徴とする請求項1又は2に記載のリザーバタンク。
  4. 前記第1及び第2の係止部を千鳥状に配置することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のリザーバタンク。
  5. 前記第1及び第2の係止部を、前記マスタシリンダの軸線方向に対して垂直に交差する方向側に設けることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のリザーバタンク。
  6. 前記第1及び第2の係止部のうちの少なくとも一方の係止部は複数の係止部を含み、隣接する前記複数の係止部の間にリブを備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のリザーバタンク。
  7. 前記第1及び第2の係止部は、前記リザーバ本体から突設した突出部に設けられた貫通孔であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のリザーバタンク。
  8. 前記第1及び第2の係止部は、前記円筒部から等距離の係止部を含むことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のリザーバタンク。
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