JP4743876B2 - リザーバタンク - Google Patents

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Description

本発明は、マスタシリンダに固定されるリザーバタンクに関する。特に、リザーバ本体の底部から下方に向けて突設された円筒部を、マスタシリンダのボス部に嵌合させた状態で固定されるリザーバタンクに関する。
従来、自動車等の車両におけるブレーキやクラッチのシステムに装備されるマスタシリンダには、シリンダ内に液体を補給するためのリザーバタンクが取り付けられている。このマスタシリンダは、シリンダ外周にボス部を有し、ボス部に対してリザーバタンクの接続口を嵌合させることにより、リザーバタンクがマスタシリンダに対して固定されている。このマスタシリンダにリザーバタンクを組付ける際には、リザーバタンクの接続口をマスタシリンダのボス部に対して位置合わせした後、押圧した状態で、マスタシリンダ及びリザーバタンクの双方に設けられた固定ピン挿入孔に固定ピンを挿通させて組付けられる。
ここで、リザーバタンクは、生産コストや成形性を考慮して、ポリプロピレン(PP)やポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂を用いて作られている。そのため、マスタシリンダに対して組付ける際に、押圧の仕方によっては変形し、いわゆる白化(乳化)したり、損傷したりする場合がある。
そこで、マスタシリンダへの組付時にリザーバ本体の外壁面が損傷することを防止することができるマスタシリンダ用リザーバが提案されている。より具体的には、図16に示すように、リザーバ本体321の下部半体322の底部には、その下部半体322の横方向の両外側において、グロメット316を介して筒部318をボス部に嵌合せしめる際に組付治具を上方より係合させてリザーバ本体321に下向きの押圧力を作用させるための少なくとも一対の係止突部324、325が、筒部318の近傍で下部半体322の底部の両外側方にそれぞれ突出して一体に連設されたマスタシリンダ用リザーバが開示されている(特許文献1参照)。
特許第3432954号公報 (特許請求の範囲 図3)
しかしながら、特許文献1に開示されたマスタシリンダ用リザーバは、組付時の外壁面の損傷を防止することができるものの、組付治具に係止させた段階で、マスタシリンダの軸線方向に位置ずれを生じている場合であっても、気付かれないまま組付作業が行われるおそれがある。すなわち、リザーバ本体の底面形状を眺めると、組付治具が係止される係止突部は上下左右対称に設けられている。したがって、リザーバタンクを仮置き台に載置する際に、リザーバタンクの位置がマスタシリンダの軸線方向にずれている場合であっても、気付かれないまま組付治具が係止され、マスタシリンダに対して押圧するおそれがある。そうすると、リザーバタンクの筒部とマスタシリンダのボスとの位置がずれているため、組付不良を生じたり、リザーバタンクやグロメットシールを損傷したりするおそれがある。
そこで、本発明の発明者らは鋭意検討した結果、リザーバ本体に設ける係止部を凹部又は孔部として構成することにより、このような問題を解決できることを見出し、本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明は、リザーバタンクの位置ずれを容易に発見でき、マスタシリンダに対する組付不良や、リザーバタンクやグロメットシールの損傷を防止できるリザーバタンクを提供することを目的とする。
本発明によれば、マスタシリンダに固定して使用されるリザーバタンクにおいて、樹脂製の容器からなるリザーバ本体と、リザーバ本体の底部から下方に向けて突設され、グロメットシールが装着されるとともに前記マスタシリンダのボス部に嵌合される円筒部と、リザーバ本体の底部近傍における、互いに対向する両横方向に、スリットを介して横方向に突出する突部として設けられ、円筒部をボスに嵌め合わせる際に組付治具を係止するための係止部であって、両横方向の一方側に設けられた第1の係止部、及び両横方向の他方側に設けられた第2の係止部と、を備え、突部としての第1及び第2の係止部に、凹部又は孔部が設けてあり、組付治具を係止することを特徴とするリザーバタンクが提供され、上述した問題を解決することができる。
また、本発明のリザーバタンクを構成するにあたり、凹部又は孔部を、組付治具の形状に対応して配置することが好ましい。
また、本発明のリザーバタンクを構成するにあたり、第1及び第2の係止部のうちの少なくとも一方の係止部は複数の係止部を含み、隣接する複数の係止部の間にリブを備えることが好ましい。
また、本発明のリザーバタンクを構成するにあたり、第1及び第2の係止部を、マスタシリンダの軸線方向に対して垂直に交差する方向に設けることが好ましい。
また、本発明のリザーバタンクを構成するにあたり、両横方向に設けられた係止部は、円筒部を中心として両側に対称的に配置されることが好ましい。
また、本発明のリザーバタンクを構成するにあたり、第1及び第2の係止部はそれぞれ数が異なる複数の係止部を含むことが好ましい。
また、本発明のリザーバタンクを構成するにあたり、第1及び第2の係止部を、組付治具の挿入方向に向けて断面積が小さくなるテーパ状とすることが好ましい。
本発明の別の態様によれば、マスタシリンダに固定して使用されるリザーバタンクにおいて、樹脂製の容器からなるリザーバ本体と、リザーバ本体の底部から下方に向けて突設され、グロメットシールが装着されるとともに前記マスタシリンダのボス部に嵌合される円筒部と、リザーバ本体の底部近傍における、互いに対向する両横方向に設けられ、円筒部を前記ボスに嵌め合わせる際に組付治具を係止するための係止部であって、両横方向の一方側に設けられた第1の係止部、及び両横方向の他方側に設けられた第2の係止部と、を備え、第1及び第2の係止部を孔部から構成してあり、当該孔部をリザーバ本体の底部から下方に突設した突出部に設けることを特徴とするリザーバタンクが提供され、上述した問題を解決することができる。
本発明のリザーバタンクによれば、リザーバタンクをマスタシリンダに対して組付ける際に組付治具が係止される係止部を、凹部又は孔部として構成することにより、リザーバタンクが正確に位置合わせされている場合にのみ、組付治具が係止部に入り込んで係止できるようにすることができる。したがって、組付時におけるリザーバタンクの位置ずれの発見が容易になって、マスタシリンダとリザーバタンクとの組付不良や、リザーバタンクやグロメットシールの損傷を低減することができる。また、係止部が凹部又は孔部によって構成されることで係止部に隣接してリブが形成されていることにより、係止部が補強されて、組付け時に負荷される押圧力による損傷のおそれを低減することができる。
また、本発明のリザーバタンクにおいて、凹部又は孔部を、組付治具の形状に対応して配置することにより、リザーバタンクの正確な配置位置が一義的に規定されるため、リザーバタンクの位置ずれを精度良く発見することができる。
また、本発明のリザーバタンクにおいて、リザーバ本体の底部近傍の両外側方あるいは一方側の係止部が複数の係止部からなり、複数の係止部の間にリブを備えることにより、位置ずれの発見を容易にできるとともに、リザーバタンクの強度を高めることができる。
したがって、組付時におけるリザーバタンクの損傷を低減することができる。
また、本発明のリザーバタンクにおいて、係止部を所定方向の両側方に設けることにより、リザーバ本体の形状にかかわらず組付作業を効率的に行うことができる。
また、本発明のリザーバタンクにおいて、係止部を円筒部を中心として対称位置に設けることにより、円筒部に対してバランスよく押圧して、効率的に、かつ、確実に組付けることができる。
また、本発明のリザーバタンクにおいて、両横方向の係止部の数を異ならせることにより、組付治具を利用して、リザーバタンクのセット方向の誤りの発見が容易になり、位置合わせだけでなく、誤組付を防止することができる。
また、本発明のリザーバタンクにおいて、係止部を所定のテーパ状とすることにより、リザーバタンクの位置が多少ずれている場合に、リザーバタンクの位置を、組付治具との関係で相対的に移動させて位置合わせすることができる。
また、本発明のリザーバタンクにおいて、係止部を所定箇所に形成された孔部とすることにより、組付作業時におけるグロメットシールの装着確認を行うことができる。したがって、グロメットシールが装着されずに組み付けられてしまうことを防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態のリザーバタンクとして、ブレーキ用のリザーバタンクを例に採って、適宜図面を参照しながら具体的に説明する。ただし、かかる実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更することが可能である。
なお、各図中、同一の符号を付してあるものは同一の部材を示しており、適宜説明を省略する。
図1は、リザーバタンク10をタンデム型のマスタシリンダ1に固定した状態を示す図であり、結合部分の一部及びマスタシリンダ1を断面によって示してある。また、結合部分については、さらに断面を拡大して示してある。
マスタシリンダ1を構成するシリンダ本体2は、実質的に円筒状の部材であって、軸線方向に沿った一端側が閉塞されるとともに、他端側が開口されている。また、シリンダ本体2内には開口された端部側からピストン3が摺動可能に挿入されている。このピストンは、第1のピストン3a及び第2のピストン3bから構成され、ブレーキ操作時において、ブレーキペダルの踏み込み等によってシリンダ本体2内を軸方向に移動する。また、シリンダ本体2内を第1のピストン3aによって区画された領域は第1の液圧室4aを構成し、シリンダ本体2内を第1のピストン3a及び第2のピストン3bによって区画された領域は第2の液圧室4bを構成し、各ピストン3a、3bがシリンダ本体2の閉塞された端部側に移動することによって、各液圧室4a、4b内の液圧が高められる。
また、第1の液圧室4aは、例えば、ブレーキ配管を通じて前輪右側及び後輪左側のブレーキ装置(図示せず)につなげられ、第2の液圧室4bは、ブレーキ配管を通じて前輪左側及び後輪右側のブレーキ装置(図示せず)につなげられている。そして、各ブレーキ装置は、ブレーキペダルの操作に応じて各液圧室からのブレーキ液圧の供給を受け、車輪に対してブレーキ力を生じさせるものである。
なお、このブレーキ配管の構成はいわゆるX配管の例であるが、これ以外にも、前輪側のブレーキ装置を第1の液圧室につなぎ、後輪側のブレーキ装置を第2の液圧室につなぐようにした、いわゆるH配管を採用することもできる。
ここで、シリンダ本体2の外周上側には、軸方向に離間して突出して配置された第1のボス部5a及び第2のボス部5bを備えている。これらのボス部5a、5bは、例えば、シリンダ本体2と一体的に形成され、底部に第1及び第2の液圧室4a、4bに連絡する連絡孔6を有し、上面でグロメットシール7のフランジ部7aを受け、内周面にグロメットシール7が押圧されてシールされる、筒状部として形成されている。そして、第1及び第2のボス部5a、5bには、後述するリザーバタンク10の円筒部11a、11bが嵌合され、リザーバタンク10内に収容されているブレーキ液が、リザーバタンク10と液圧室4a、4bとの間を行き来できるようにされている。
また、第1及び第2のボス部5a、5bの間には、上方に突出して形成されたリブ(図示せず)を備え、このリブには固定ピン挿入穴(図示せず)が設けられている。そして、固定ピン挿入穴は、リザーバタンク10の突出部13に設けられた固定ピン挿入穴15と同一直線上に位置し、すべての固定ピン挿入穴に対して固定ピン9が挿入され、リザーバタンク10とマスタシリンダ1とが固定されている。
また、シリンダ本体2と接続されるリザーバタンク10は、上面側に給液口17を有し、ブレーキ液が収容されるリザーバ本体21と、リザーバ本体21の底部から下方に向けて突設され、グロメットシール7が装着されるとともにマスタシリンダ1の第1及び第2のボス部5a、5bに嵌合される第1及び第2の円筒部11a、11bと、を備えており、合成樹脂等を用いて一体的に成形されている。
リザーバ本体21の底部から突設する第1及び第2の円筒部11a、11bは、シリンダ本体2の第1及び第2のボス部5a、5bに対応するように離間して配置されている。また、各円筒部11a、11bは、上側の大径部18と下側の小径部19とを含む段付の円筒状に形成され、大径部18は、グロメットシール7のフランジ部7a上面と当接し、小径部19は、グロメットシール7と当接するシール面となっている。そして、第1及び第2の円筒部11a、11bは、グロメットシール7を介してシリンダ本体2の第1及び第2のボス部5a、5bに嵌合される。
次に、図1中のXX断面を矢印方向から見た断面図を図2に示す。この図2に示すように、リザーバ本体21の底部には、第1及び第2の円筒部の配列方向に対して垂直方向に交差する方向に離間して配置され、底部から下方に向けて突設した第1及び第2の突出部13a、13bを備えており、各突出部13a、13bの中央には、リザーバタンク10とマスタシリンダ1とが係合した状態で、固定ピン9が挿入される固定ピン挿入穴(図示せず)がそれぞれ設けられている。
これらの固定ピン挿入穴と、シリンダ本体2の上側のリブに設けられた固定ピン挿入穴とは同一直線上にあり、一本の固定ピン9が挿入されることにより、マスタシリンダ1とリザーバタンク10とが固定されている。
また、リザーバ本体21の底部近傍における、互いに対向する両横方向には、円筒部11をボス部5に嵌め合わせる際に組付治具を係止するための係止部23、24であって、両横方向の一方側に設けられた第1の係止部23、及び両横方向の他方側に設けられた第2の係止部24と、が備えられている。図1及び図2に示す本実施形態のリザーバタンク10においては、第1及び第2の係止部23、24として、底部近傍から横方向に突出する突部が形成されている。
このように形成される係止部であれば、リザーバタンクが用いられる用途や、車種等によって、リザーバ本体の全体形状が異なる場合であっても、形状を共通化しやすい底部に設けてあるために、組付治具を含む組付装置を共通化させることができる。したがって、リザーバタンクの種類ごとに組付治具等を変える必要がなくなり、生産コストの上昇を抑えることができる。また、リザーバ本体の底部であれば、リザーバタンクの容量に影響を与えることなく厚肉にしたりできるため、組付時の押圧力に耐えうる設計が可能になり、当該押圧力によるリザーバタンクの損傷を防ぐことができる。
なお、係止部は、互いに対向する両横方向に少なくとも形成されていればよく、当該両横方向以外にさらに別の係止部が形成されていても構わない。
また、図1に示すグロメットシール7は、シール本体部7bとフランジ部7aとからなり、弾性変形可能であり、かつ、比較的高硬度な合成ゴム材料等を用いて形成されている。グロメットシール7のシール本体部7bは、リザーバタンク10の円筒部11aの外周と、マスタシリンダ1のボス部5aの内周との間に介在するように、リザーバタンク10及びマスタシリンダ1に固定される。また、グロメットシール7のフランジ部7aは、マスタシリンダ1のボス部5aとリザーバタンク10の底部とによって挟持され、グロメットシール7の支持部として機能する。このフランジ部7aは、ボス部5a上面とリザーバタンク10の底面との間のシールとしての機能を併せ持っている。
ここで、マスタシリンダに対するリザーバタンクの組付方法の一例を、図3〜図8を参照しながら説明する。図3(a)、図4(a)、図6(a)、図7(a)、図8(a)はそれぞれ、リザーバタンクの第1及び第2の円筒部又はマスタシリンダの第1及び第2のボス部の配列方向に対して垂直方向横側から見た図を表し、図3(b)、図4(b)、図6(b)、図7(b)、図8(b)はそれぞれ、上記配列方向に沿った方向の横側から見た図を表している。また、図5(a)及び(b)は、係止部に組付治具の先端つめ部が係止された状態を示す断面図である。
まず、図3(a)及び(b)に示すように、リザーバタンク10がマスタシリンダに対して正しい方向を向くように、リザーバタンク10を載置台41上にセットする。図3に示す例では、第1及び第2の円筒部11a、11bを下方側に向け、リザーバタンク10の底部を下側にしてセットされている。また、図3(a)に示すように、第1及び第2の円筒部11a、11bが、リザーバタンクの右側に位置している状態が正しいセット位置である。そして、図3(a)では、リザーバ本体21の底部に形成された第1の係止部23が図中手前側に、第2の係止部(図示せず)が図中奥側に位置し、図3(b)では、第1の係止部23が図中左側に、第2の係止部24が図中右側に位置している。
次いで、図4(a)及び(b)に示すように、リザーバタンク10における第1及び第2の係止部23、24が設けられた両横方向側から、組付治具33、34の先端つめ部33a、34aを第1及び第2の係止部23、24が設けられた位置まで移動させる。
次いで、組付治具によってリザーバタンクを保持するとともに、リザーバタンクを載置台上から移動する。このとき、図5(a)に示すように、各係止部23、24の上側に位置する面25、26を組付治具33、34の先端つめ部33a、34aによって係止させて保持することもでき、あるいは、図5(b)に示すように、組付治具33、34の先端つめ部33a、34aによってリザーバタンク10を両側から押圧保持することもできる。さらに、図示しないが、組付治具によってリザーバタンクを保持して、当該リザーバタンクの位置自体を移動させてもよく、あるいは、組付治具によってリザーバタンクを保持し、載置台を移動させても構わない。
次いで、図6(a)及び(b)に示すように、組付治具33、34によって保持されたリザーバタンク10を、マスタシリンダ1の上方に位置させる。この状態では、リザーバタンク10の第1及び第2の円筒部11a、11bと、マスタシリンダ1の第1及び第2のボス部5a、5bとがそれぞれ位置合わせされている。このとき、組付治具33、34によってリザーバタンク10を保持して、当該リザーバタンク10の位置自体を移動させてもよく、あるいは、組付治具33、34によってリザーバタンク10を保持し、マスタシリンダ1を移動させても構わない。
なお、図6に示す例では、この状態でグロメットシール7がリザーバタンク10の円筒部11a、11bに装着されているが、円筒部11a、11bにグロメットシール7を装着する時期、方法等については特に制限されるものではない。さらに、グロメットシールを円筒部に装着しておく以外にも、マスタシリンダ側のボス部内にあらかじめ装着しておくこともできる。
次いで、図7(a)及び(b)に示すように、組付治具33、34を下降させ、組付治具33、34の先端つめ部33a、34aを第1及び第2の係止部23、24に係止させるとともにリザーバタンク10をマスタシリンダ1側に押圧し、リザーバタンク10の円筒部11a、11bをマスタシリンダ1のボス部5a、5bに嵌合させる。このとき、グロメットシール7は、ボス部5a、5bの内周面と円筒部11a、11bの外周との間に介在して固定される。そして、図8(a)及び(b)に示すように、組付治具33、34によって、リザーバタンク10をマスタシリンダ1側に押圧した状態で、リザーバタンク10及びマスタシリンダ1それぞれに備えられた固定ピン挿入孔(図示せず)に対して、固定ピン9を挿入し、リザーバタンク10をマスタシリンダ1に対して固定する。
このようにして、リザーバタンクをマスタシリンダに対して組み付けることができる。
これらの図3〜図8に例示したような組み付け方法を行うにあたり、マスタシリンダに対するリザーバタンクの位置ずれを生じないように、図6に示すように、リザーバタンクがマスタシリンダの上方に配置された段階で、リザーバタンクの配置位置精度を高める必要がある。そこで、本実施形態のリザーバタンクは、第1及び第2の係止部が凹部又は孔部から構成されている。
例えば、図9(a)〜(c)に示すリザーバタンク10Aは、リザーバ本体21の底部近傍における、第1及び第2の円筒部11a、11bが配列した方向(マスタシリンダの軸線方向)とは垂直に交差する方向の両横方向に、円筒部11aをシリンダ本体のボス部に嵌め合わせる際に用いる組付治具の先端つめ部が係止される凹部53、54を備えている。この凹部53、54の大きさは、組付治具の先端つめ部の大きさと実質的に一致しており、組付作業の際に、リザーバタンク10Aが正確に位置合わせされている場合には、組付治具の先端つめ部が凹部53、54内に進入できるようにされている。
また、リザーバタンクのセット位置が、比較的小程度にずれている場合であれば、組付治具の先端つめ部が凹部内に進入する際に、リザーバタンクの配置位置が本来の位置に補正される。
したがって、組付治具が係止される係止部を凹部又は孔部とすることにより、リザーバタンクのセット位置精度が高められるように、位置合わせ機能を合わせ持つことができる。
逆に、リザーバタンクの位置が大きくずれている場合には、組付治具の先端つめ部が凹部内に進入できず、組付治具を下降させたとしても先端つめ部によって凹部を係止して押圧することができない。そのため、位置ずれを生じたままシリンダ本体側に押圧されることがなくなる。したがって、リザーバタンクのセット位置が比較的大きくずれていた場合には、リザーバタンクが割れたり、白化したりなどの損傷を受けることを防いで、リザーバタンクの再利用が可能になる。また、リザーバタンクの位置ずれによって、マスタシリンダのボス部とリザーバタンクの円筒部との間のグロメットシールが損傷したり、シール性が低下したりすることを防ぐこともできる。
このような凹部又は孔部からなる係止部を備えるリザーバタンクの構成例を図9〜図15に示す。
図9〜図14は、リザーバ本体の底部における、円筒部の配列方向に対して垂直方向に交差する方向の両横方向に係止部を設けたリザーバタンクであり、図15は、円筒部の配列方向に沿った方向の両横方向に係止部を設けたリザーバタンクである。いずれの方向に沿っても第1及び第2の係止部を備えることができるが、組付治具の配置や移動の邪魔にならないようにでき、組付作業を効率化できることから、図9〜図14に示すように、円筒部の配列方向に対して垂直方向に交差する方向の両横方向に係止部を設けることが好ましい。
このうち、図9は、リザーバ本体21の底部の横方向両側に、それぞれ二つの凹部23´、23´´からなる第1の係止部23及び第2の係止部24が形成されたリザーバタンク10Aである。これらの凹部23、24は、組付治具の先端つめ部の形状と実質的に一致し、先端つめ部と凹部とが嵌まり合うようになっている。
また、図10は、リザーバ本体21の底部の横方向両側に、それぞれ二つの孔部53´、53´´からなる係止部53が形成されたリザーバタンク10Bである。
これらの図9及び図10では、第2の係止部の配置位置の図示を一部省略してあるが、第2の係止部は、第1の係止部23、53が設けられた側とは反対側において、第1の係止部23、53の位置と同じ位置に配置されている。
また、第1及び第2の係止部がそれぞれ備える凹部又は孔部の数については自由に選択できるものの、数を増加させるにつれ、一つ一つの係止部の大きさが小さくなり、組付治具によって発生する押圧力に対する耐久性が低下するおそれがある。一方、リザーバタンクを押圧する際に、リザーバタンクの傾きを防止して第1及び第2の円筒部をそれぞれ均等な圧力で押圧するためには、第1及び第2の係止部それぞれにおいて、それぞれの円筒部を中心に、等距離に配置された係止部を備えていることが好ましい。
これらの点を考慮すると、上述した図9や図10に示すように、一つの円筒部に対する関係としては、それぞれ等距離に置かれた凹部又は孔部と含み、それぞれの円筒部に対して一つ又は二つの凹部又は孔部を備えた構成とすることが好ましい。
また、図9や図10に示すような、底部の横方向に設けられた凹部又は孔部からなる係止部であれば、当該係止部以外の箇所がリブ状になって、リザーバタンクにおける組付治具からの押圧力が作用する部分を補強する機能を併せ持っている。したがって、リザーバタンクの収容量を減らすことなく、リザーバ本体の強度を高めることができ、リザーバタンクの損傷を低減させることができる。
また、図11(a)は、第1の係止部63及び第2の係止部64が互いに数が異なる一つ又は複数の凹部又は孔部63´・・・、64´・・・を含むように構成したリザーバタンクである。第1の係止部を構成する凹部又は孔部の数と第2の係止部を構成する凹部又は孔部の数とを異ならせることにより、リザーバタンクをセットする際に、方向を誤ってセットした場合には、図11(b)に示すように、組付治具33、34の先端つめ部33a、34aの少なくとも一方が係止部63、64に入り込むことができなくなる。したがって、方向を誤ったままマスタシリンダに対して組み付けられてしまうことを防ぐことができる。
また、図12に示すように、凹部又は孔部からなる係止部を、組付治具の進入方向に向けて断面積が小さくなるテーパ状の係止部53´とすることが好ましい。かかるテーパ状の凹部又は孔部からなる係止部であれば、リザーバタンクの位置が少し程度横方向にずれているような場合に、組付治具の進入に伴って位置補正されやすくなり、リザーバタンクの位置合わせとしての機能を効果的に発揮できる。
かかるテーパ状の凹部又は孔部は、複数の凹部又は孔部のすべてをテーパ状とすることもでき、あるいは、複数の凹部又は孔部の少なくとも一部をテーパ状としてもよい。
また、係止部を孔部とした場合には、リザーバタンクの誤組付を防ぐことができるとともに、グロメットシールの装着漏れや、位置ずれの有無を確認するための確認穴として機能させることもできる。
特に、図13に示すように、リザーバ本体21の底部から下方に突設した突出部13に孔部からなる係止部93、94を形成することにより、リザーバタンクの位置合わせ機能と併せて、グロメットシールの装着漏れや、位置ずれの有無を確認するための確認穴として機能させることもできる。
なお、上述した構成例は、すべて係止部としての凹部又は孔部の全体の大きさを、組付治具の先端つめ部の大きさと実質的に一致させた構成となっているが、これ以外の構成とすることによっても、本発明の効果を得ることができる。
例えば、図14(a)に示すように、係止部としての凹部88の大きさを、組付治具33の先端つめ部33aよりも大きくし、先端つめ部33aの先に位置合わせ用突起39を形成するとともに、係止部としての凹部88内に位置合わせ用の第2凹部又は孔部89を形成した場合であっても、リザーバタンクの位置合わせ効果を得ることができる。
また、図14(b)に示すように、係止部としての凹部98の大きさを、組付治具33の先端つめ部33aよりも大きくし、先端つめ部33aの先に位置合わせ用凹部36を形成するとともに、係止部としての凹部98内に位置合わせ用の突部99を形成した場合であっても、リザーバタンクの位置合わせ効果を得ることができる
また、図15は、第1及び第2の円筒部11a、11bの配列方向に沿った方向の対向する両横方側に、組付治具33、34が係止される係止部73、74を備えたリザーバタンク10Dである。製造ラインの構成上邪魔になったりしないのであれば、かかる方向側に係止部を設けても構わない。このように構成した場合であっても、リザーバタンクのセット位置の位置合わせ機能を発揮でき、精度よく組付作業を行うことができる。
以上説明したように、本発明のリザーバタンクによれば、マスタシリンダに組付ける際に組付治具が係止される係止部を、リザーバ本体の底部近傍の所定位置に形成するとともに、凹部又は孔部からなる係止部として構成することにより、リザーバタンクやグロメットシールの損傷を防止でき、リザーバタンクを正確に位置合わせしてマスタシリンダに組付けることができるようになる。
リザーバタンクがマスタシリンダに組み付けられた状態を示す図である。 リザーバタンクとマスタシリンダとの嵌合部分の断面図である。 リザーバタンクとマスタシリンダとの組付方法を説明するための図である(その1)。 リザーバタンクとマスタシリンダとの組付方法を説明するための図である(その2)。 組付治具によってリザーバタンクを保持した状態を説明するための図である。 リザーバタンクとマスタシリンダとの組付方法を説明するための図である(その3)。 リザーバタンクとマスタシリンダとの組付方法を説明するための図である(その4)。 リザーバタンクとマスタシリンダとの組付方法を説明するための図である(その5)。 係止部の構成例を説明するための図である。 係止部の別の構成例を説明するための図である。 係止部の配置位置の例を説明するための図である。 凹部又は孔部の形状を説明するための図である。 所定の孔部からなる係止部を説明するための図である。 係止部のさらに別の構成例を説明するための図である。 係止部のさらに別の構成例を示す図である。 従来のリザーバタンクの構成を説明するための図である。
符号の説明
1:マスタシリンダ、2:シリンダ本体、3:ピストン、4:液圧室、5:ボス部、6:連絡孔、7:グロメットシール、8:突出部、9:固定ピン、10:リザーバタンク、11:円筒部、13:突出部、15:固定ピン挿入穴、17:給液口、18:大径部、19:小径部、21:リザーバ本体、23:係止部(第1の係止部)、24:係止部(第2の係止部)、27:リブ、33・34:組付治具、33a・34a:先端つめ部、41:載置台、53・54・63・64・73・74・93・94:係止部

Claims (8)

  1. マスタシリンダに固定して使用されるリザーバタンクにおいて、
    樹脂製の容器からなるリザーバ本体と、
    前記リザーバ本体の底部から下方に向けて突設され、グロメットシールが装着されるとともに前記マスタシリンダのボス部に嵌合される円筒部と、
    前記リザーバ本体の底部近傍における、互いに対向する両横方向に、スリットを介して横方向に突出する突部として設けられ、前記円筒部を前記ボスに嵌め合わせる際に組付治具を係止するための係止部であって、前記両横方向の一方側に設けられた第1の係止部、及び前記両横方向の他方側に設けられた第2の係止部と、を備え、
    前記突部としての第1及び第2の係止部に、凹部又は孔部が設けてあり、前記組付治具を係止することを特徴とするリザーバタンク。
  2. 前記凹部又は孔部を、前記組付治具の形状に対応して配置することを特徴とする請求項1に記載のリザーバタンク。
  3. 前記第1及び第2の係止部のうちの少なくとも一方の係止部は複数の係止部を備え、隣接する前記複数の係止部の間にリブを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のリザーバタンク。
  4. 前記第1及び第2の係止部を、前記マスタシリンダの軸線方向に対して垂直に交差する方向に設けることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のリザーバタンク。
  5. 前記両横方向に設けられた係止部は、前記円筒部を中心として両側に対称的に配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のリザーバタンク。
  6. 前記第1及び第2の係止部はそれぞれ数が異なる複数の係止部を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のリザーバタンク。
  7. 前記第1及び第2の係止部を、前記組付治具の挿入方向に向けて断面積が小さくなるようなテーパ状とすることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のリザーバタンク。
  8. マスタシリンダに固定して使用されるリザーバタンクにおいて、
    樹脂製の容器からなるリザーバ本体と、
    前記リザーバ本体の底部から下方に向けて突設され、グロメットシールが装着されるとともに前記マスタシリンダのボス部に嵌合される円筒部と、
    前記リザーバ本体の底部近傍における、互いに対向する両横方向に設けられ、前記円筒部を前記ボスに嵌め合わせる際に組付治具を係止するための係止部であって、前記両横方向の一方側に設けられた第1の係止部、及び前記両横方向の他方側に設けられた第2の係止部と、を備え、
    前記第1及び第2の係止部を孔部から構成してあり、当該孔部を前記リザーバ本体の底部から下方に突設した突出部に設けることを特徴とするリザーバタンク。
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